説明

包被食品の製造方法及び装置

【課題】外皮材の内側に備えた内包材内に固形物を備えた構成の包被食品の製造方法及び装置を提供する。
【解決手段】貫通孔19Hを備えた外皮材支持部材19上に、偏平状の外皮材3を載置する工程、内包材5を供給するための内包材供給ノズル27を相対的に下降して、当該内包材供給ノズル27の外周側に備えた生地押え部材51によって前記外皮材3の周縁部を前記外皮材支持部材19に押圧固定する工程、前記内包材供給ノズル27から前記外皮材3の中央部に形成された凹状部に内包材5を供給する工程、前記内包材供給ノズル27内に上下動可能に備えた凹部形成部材55を、前記外皮材3における前記内包材5内へ没入して、当該内包材5に凹部5Cを形成する工程、前記凹部形成部材55を上昇した後に、内包材5の前記凹部5C内に固形物7を落下供給する工程、前記内包材供給ノズル27を相対的に上昇して外皮材3の押圧固定を解放した後に、シャッター装置21によって外皮材3の周縁部を中央部に収束して閉止する工程、の各工程を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外皮材の内側に内包材を備え、この内包材内に、例えば栗、苺、ミカンなどの菓物、又は茹で卵、例えば団子状等の適宜の塊に形成した適宜食品材などの固形物(塊)を備えた包被食品の製造方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
包被食品を製造する方法として、外皮材でもって内包材の外周を被覆した棒状の食品を重合ノズルから吐出し、この棒状の食品を包被切断することにより、外皮材の内側に内包材を備えた包被食品を製造することが行われている。また、予め偏平状に形成した外皮材上に内包材を載置供給し、その後に、外皮材でもって内包材を包み込むことによって包被食品を製造することが行われている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ところで、前記内包材内に固形物を備えると、全体として三重構造となるものである。そこで、重合ノズル内に、固形物を落下供給するためのパイプを備えて、重合ノズルから吐出される棒状の食品を中空状に形成し、この食品の中空部内へ前記パイプから固形物を落下供給した後に、棒状の食品を包被切断することが行われている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−178391号公報
【特許文献2】特許第3698668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
予め偏平状に形成された外皮材上に内包材を供給し、この内包材内に固形物を備えた包被食品を自動的に製造しようとする場合、前記特許文献2に記載の発明は、重合ノズルから吐出される棒状食品を包被切断する構成であるから、そのまま適用することは難しいものである。
【0006】
そこで、前記特許文献1に記載の発明に適用して、内包材内に固形物を備えた構成の包被食品を製造しようとする場合、内包材を供給するためのノズルを偏平状な外皮材の上方から退避した後に、内包材上に固形物を載置し、適宜の押圧手段によって上記固形物を前記内包材内に没入することも考えられる。しかし、この場合、固形物の外形を崩すことなく内包材内へ深く没入することが難しく、また、場合によっては固形物が内包材によって包み込まれないことがある等の問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、外皮材の内側に内包材を備え、この内包材内に固形物を備えた包被食品の製造方法であって、上下方向の貫通孔を備えた外皮材支持部材上に、偏平状の外皮材を載置する(a)工程と、内包材を供給するための内包材供給ノズルを相対的に下降して、当該内包材供給ノズルの外周側に一体的に又は別個に上下動可能に備えた生地押え部材によって前記外皮材の周縁部を前記外皮材支持部材に押圧固定する(b)工程と、前記外皮材の中央部を、自重により又は前記内包材供給ノズル内に上下動自在に備えた凹部形成部材によって、前記貫通孔内に没入して凹状部を形成する(c)工程と、前記内包材供給ノズルから前記外皮材の前記凹状部に内包材を供給する(d)工程と、前記内包材供給ノズル内に上下動可能に備えた凹部形成部材を、前記外皮材における前記凹状部内の内包材内へ没入して、当該内包材に凹部を形成する(e)工程と、前記凹部形成部材を上昇した後に、内包材の前記凹部内に固形物を落下供給する(f)工程と、前記内包材供給ノズル及び生地押え部材を相対的に上昇して外皮材の押圧固定を解放した後に、前記外皮材支持部材の上側又は下側に備えたシャッター装置によって外皮材の周縁部を中央部に収束して閉止する(g)工程の各工程を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
また、前記包被食品の製造方法において、前記内包材の前記凹部内に落下供給された前記固形物を、前記凹部形成部材によって前記内包材内へ押圧する工程を備えていることを特徴とするものである。
【0009】
また、前記包被食品の製造方法において、前記内包材の前記凹部内に落下供給された前記固形物の上部に、内包材を再度供給する工程を備えていることを特徴とするものである。
【0010】
また、外皮材の内側に内包材を備え、この内包材内に固形物を備えた包被食品を製造するための包被食品製造装置であって、偏平状に形成された外皮材を、上下方向の貫通孔を備えた外皮材支持部材上へ搬送する外皮材搬送手段と、前記外皮材の周縁部を前記外皮材支持部材に押圧固定する生地押え部材と、前記外皮材支持部材に対して相対的に上下動自在かつ前記外皮材支持部材に載置支持された前記外皮材の中央部へ内包材を供給するための内包材供給ノズルと、前記内包材供給ノズル内へ内包材を供給するための内包材送給手段と、前記内包材供給ノズル内を上下動自在で当該内包材供給ノズルの出口を閉鎖自在かつ前記内包材供給ノズルから下方向へ突出して、前記外皮材支持部材上の前記外皮材に供給された前記内包材に凹部を形成するための凹部形成部材と、前記凹部形成部材によって形成された内包材の前記凹部内へ固形物を落下供給する固形物供給手段と、前記外皮材支持部材の上側又は下側に備えられ、前記外皮材の周縁部を中央部に収束して閉止可能なシャッター装置と、を備えていることを特徴とするものである。
【0011】
また、前記包被食品の製造装置において、前記凹部形成部材の下端面に凹部を備え、この凹部内へエアーを噴出するためのエアー噴出口を前記凹部形成部材に備えていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、内包材に凹部を形成して、この凹部内に固形物を落下供給した後に、外皮材の周縁部を中央部に収束して閉止するものであるから、内包材でもって固形物を包み込むことが容易である。また、固形物が軟らかい塊りの場合であっても、外形を崩すことなく内包材内に包み込むことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係る包被食品製造装置の正断面説明図である。
【図2】本発明の実施形態に係る包被食品製造装置の平面説明図である。
【図3】内包材供給ノズル及び固形物供給手段の正面説明図である。
【図4】内包材供給ノズル及び固形物供給手段の側断面説明図である。
【図5】内包材供給手段の断面説明図である。
【図6】包被食品の製造方法の工程を示す工程説明図である。
【図7】包被食品の製造方法の工程を示す工程説明図である。
【図8】着脱交換される別個の内包材供給ノズルの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1を参照するに、本発明の実施形態に係る包被食品製造装置1は、図6,7に示すように、外皮材3の内側に内包材5を備え、この内包材5内に、例えば栗、苺、ミカンなどの菓物、茹で卵、例えば団子形状などの適宜の形状に形成した固形物(塊)7などの適宜の食品を備えた包被食品9を製造するための装置である。この包被食品製造装置1には、複数のキャスター11を備えたベースフレーム13が備えられており、このベースフレーム13上には、箱状のフレーム本体15が備えられている。そして、このフレーム本体15には、包被食品製造装置1の全体の動作を制御するための制御装置17が備えられている。
【0015】
前記フレーム本体15の前面(図1において手前側の面、図2において下側の面)には、中央部に上下方向の貫通孔(開口部)19Hを備えた外皮材支持部材(載置プレート)19が上下動自在に備えられている。そして、この載置プレート(外皮材支持部材)19の上側には、シャッター装置21が備えられている。このシャッター装置21は、複数のシャッター片を開閉自在に備えた構成であって、上記複数のシャッター片の開閉動作を制御することにより、前記載置プレート19上に載置された偏平状で円盤状の、例えばパン生地などのごとき外皮材3の外周縁を中央側(内方向)へ押圧して、当該外皮材3の中央部を前記開口部(貫通孔)19Hの中心に整合することができる。また、シャッター装置21は、前記外皮材3の中央部が前記載置プレート19の開口部19Hから次第に降下することに対応して、前記複数のシャッター片を閉動作することにより、前記外皮材3の周縁部を中央部に収束して(寄せ集めて)閉止(結着、封着)することができるものである。
【0016】
なお、前記載置プレート19の構成及び前記シャッター装置21の構成は、例えば前記特許文献1に記載されているように、既によく知られた構成であり、また、上下動するための構成も公知であるから、載置プレート19、シャッター装置21の構成についてのより詳細な説明は省略する。
【0017】
予め偏平な円盤状に形成された外皮材3を前記載置プレート19上へ搬送載置するために、前記フレーム本体15の前面には、前記載置プレート19の上方位置へ伸縮自在な外皮材搬送手段(搬送コンベア)23が備えられている。なお、外皮材搬送手段23の構成は、前記特許文献1に記載されているように公知であるから、外皮材搬送手段23の構成についてのより詳細な説明は省略する。
【0018】
また、前記フレーム本体15の前面で前記外皮材搬送手段23の基端部側に隣接した位置には、モータ(図示省略)によって駆動されるストックコンベア25が備えられている。このストックコンベア25上には、予め偏平な円盤状に形成した複数の外皮材3を搬送方向に整列して載置しておくことができるものである。そして、このストックコンベア25の搬送先端に対応した位置には、外皮材3を検出するための光学センサ(図示省略)が備えられており、この光学センサが外皮材3を検出したときに、前記制御装置17の制御の下にストックコンベア25の駆動を停止して待機状態になるものである。すなわち、前記ストックコンベア25上の先行する外皮材3は、前記外皮材搬送手段23の基端部に近接した状態において待機されるものである。
【0019】
そして、前記外皮材搬送手段23から前記載置プレート19上へ外皮材3が搬送載置された後、次の外皮材3を外皮材搬送手段23上へ載置するときに、前記制御装置17の制御の下に前記ストックコンベア25が駆動されて、当該ストックコンベア25上の先行した外皮材3が前記外皮材搬送手段23上へ移載されるものである。
【0020】
既に理解されるように、外皮材搬送手段23に隣接してストックコンベア25が備えられていることにより、外皮材搬送手段23に対する外皮材3の搬入供給を能率よく行うことができ、生産性の向上を図ることができるものである。
【0021】
前記載置プレート19上に載置された外皮材3に対して、例えばあん等のごとき内包材5を供給するために、前記載置プレート19の上方位置には内包材供給ノズル27が備えられており、かつ前記外皮材搬送手段23の上方位置には、前記内包材供給ノズル27に対して内包材5を送給するための内包材送給手段29が備えられている。
【0022】
前記内包材供給ノズル27は、図1、3、4に示すように、前記固形物7を落下供給するための固形物供給手段31とユニット化して備えられている。より詳細には、前記内包材供給ノズル27は、前記フレーム本体15の前面に取付けたブラケット33に、例えばボルト等のごとき適宜の取付具34によって着脱可能に水平に備えた支持ベース35の下面に装着してある。そして、前記支持ベース35の上下面に、前記固形物供給手段31の各構成部材が備えられている。
【0023】
前記固形物供給手段31の構成は、前記特許文献2によって既に公知であるが、簡単に説明すると、次のごとき構成である。すなわち、前記支持ベース35の上面には深さが浅い円盤容器37が備えられており、この円盤容器37の底部において前記内包材供給ノズル27に対応した位置には落下孔39が形成してある。そして、前記円盤容器37内には円盤41が回転自在に備えられており、この円盤41において前記落下孔39上を通過する同一円上には、前記固形物7を収容する複数の収容穴43が等ピッチに備えられている。なお、上記円盤41は、前記支持ベース35の下面に備えたモータや流体圧シリンダなどのごとき駆動装置45によって間欠的に回転されるものである。
【0024】
したがって、前記円盤41が回転することによって前記落下孔39に収容穴43が整合すると、当該収容穴43に予め収容されていた固形物7が前記内包材供給ノズル27内へ落下供給されるものである。
【0025】
前記内包材供給ノズル27は、図4に示すように、前記支持ベース35の下面に垂直にかつ一体的に備えた外筒47を備えている。この外筒47の中間高さ位置には、前記内包材送給手段29と接続可能な接続パイプ47P(図3参照)が水平に備えられている。そして、前記外筒47の下端部にはテーパ状のノズル49が備えられていると共に、下端部外周面には、前記載置プレート19上に載置された外皮材3の周縁付近を載置プレート19へ押圧固定するための環状の生地押え部材51が上下位置調節可能に螺着してある。
【0026】
前記外筒47の内部には、前記円盤容器37における落下孔39に上端開口部が連通した内筒53が一体的に備えられている。外筒47内に内筒53を備えたことにより、外筒47の内周面と内筒53の外周面との間に環状の内包材通路が形成してある。上記内筒53の下端部は、前記ノズル49に近接して設けてあり、この下端部の内径は前記ノズル49における開口部49Hの内径にほぼ等しく形成してある。
【0027】
そして、前記内筒53内には、当該内筒53の下端部から前記ノズル49の開口部49Hを貫通してノズル49から下方向へ突出自在な凹部形成部材(プッシャー)55が上下動自在に備えられている。このプッシャー(凹部形成部材)55は、前記ノズル49の開口部49H及び内筒53の下端部を開閉可能な開閉弁の機能を有すると共に、前記載置プレート19上の外皮材3に供給された内包材5内へ没入することにより、内包材5に凹部5c(図6参照)を形成する機能を有するものである。また、上記プッシャー55は、内包材5の上記凹部5c内に落下供給された固形物7を内包材5に没入するように押圧する機能を有するものである。
【0028】
前記プッシャー55は前記円盤容器37の落下孔39及び前記円盤41の収容穴43を上下に貫通して上下動自在なパイプ状の昇降ロッド57の下端部に一体的に取付けてある。そして、前記プッシャー55の下面には、平面部の面積を小さくするために半球状などのごとき適宜形状の凹部59が形成してあり、この凹部59の頂部には、エアー噴出口59Hが形成してある。
【0029】
なお、エアー噴出口59Hは1個に限ることなく、複数設けることも可能である。この場合、複数のエアー噴出口59Hは凹部59内に連通してあればよいものであるが、複数のエアー噴出口59Hは、同一円上に等ピッチに設けてあることが望ましいものである。
【0030】
したがって、前述したごとく、プッシャー55によって内包材5に凹部を形成した後、プッシャー55を上方に抜くときに、エアー噴出口59Hからエアーを噴出することができ、凹部59が形成してあることと相俟って、プッシャー55の下面に内包材5が付着することを防止できるものである。
【0031】
前記支持ベース35の上面には、支柱61が立設してある。この支柱61には、前記昇降ロッド57を上下動するために、例えばロッドレスシリンダなどのごとき上下動用アクチュエータ63が備えられている。そして、上記上下動用アクチュエータ63に上下動自在に備えたスライダのごとき昇降部材65には、前記昇降ロッド57の上部を上下調節可能に挟持したロッドクランプ67が相対的に上下動自在に備えられている。上記ロッドクランプ67を前記昇降部材65に対して上下動するために、前記昇降部材65には、例えばエアーシリンダなどのごとき上下動用アクチュエータ69が備えられている。
【0032】
したがって、前記昇降ロッド57、プッシャー55は、上下動用アクチュエータ63の作動によって大きく上下動されるものである。また上下動用アクチュエータ69の作動によって前記昇降部材65に対して小さく上下動されるものである。なお、上下動用アクチュエータ63をさらに大きく上下動可能なアクチュエータに置き換え、その昇降部材の上下動位置を制御する構成とすることにより、前記上下動用アクチュエータ69を省略することも可能である。
【0033】
上述のごとき構成より理解されるように、前記プッシャー55が、図3に示すように、円盤容器37の上方に位置するときに、前記円盤41の回転が行われるものである。
【0034】
前記内包材送給手段29は、前記フレーム本体15の前面に一体的に備えた支持フレーム71上に着脱可能に備えられている。より詳細には、前記内包材送給手段29は、前記支持フレーム71に装着したモータ73によって回転される一対のスクリューコンベア75を内包材ホッパー77の底部に回転自在に備えている。そして、前記スクリューコンベア75とともに前記内包材ホッパー77を前記支持フレーム71に着脱可能に取付けている。上記内包材ホッパー77の先端部(図1,2において左端部)には、定量ポンプ79が着脱可能に取付けてある。
【0035】
上記定量ポンプ79は、定量の内包材5を前記内包材供給ノズル27へ送給する作用をなすもので、前記内包材ホッパー77に対して着脱可能なケーシング81を備えている。このケーシング81の側部には、図5に示すように、前記内包材ホッパー77と連通した開口部81Aが水平方向に備えられている。また、上記ケーシング81の上部には垂直方向の開口部81Bが備えられている。さらに、前記ケーシング81の前記開口部81Aの反対側には吐出口81Cが備えられており、この吐出口81Cには、前記内包材供給ノズル27における前記接続パイプ47Pと接続可能な接続パイプ83が備えられている。
【0036】
そして、前記ケーシング81内にはロータ85が往復回動可能に内装してある。このロータ85は、モータあるいはリンク機構などのごとき適宜のアクチュエータ(図示省略)によって正逆回転されるもので、このロータ85の外周面には、溝状の連通路85Aと外周面そのままの遮断面85Bとを備えている。上記連通路85Aは、ロータ85を回動することにより、図5に示すように、開口部81Aと開口部81Bとを連通した状態と、開口部81Bと吐出口81Cとを連通した状態とに切り替るものである。そして、前記遮断面85Bは、開口部81Aと開口部81Bとが連通した状態にあるときには、図5に示すように、吐出口81Cの連通を遮断し、開口部81Bと吐出口81Cとが連通した状態にあるときには開口部81Aの連通を遮断するものである。
【0037】
前記ケーシング81の上部には、前記開口部81Bに連通したシリンダ87が立設してあり、このシリンダ87内にはピストン87Pが上下動自在に嵌入してある。このピストン87Pは、前記フレーム本体15の前面に装着した、例えば流体圧シリンダやボールネジ機構などのごとき適宜の上下動用アクチュエータ89(図1参照)によって上下動されるものである。
【0038】
上記構成により、前記開口部81A,81Bが連通した状態にあるとき、スクリューコンベア75を回転して内包材ホッパー77内の内包材5を定量ポンプ79へ送給すると共に、シリンダ87内のピストン87Pを上昇すると、前記ケーシング81の開口部81A,81B,ロータ85の連通路85A及びシリンダ87内のピストン87Pの下側に、例えばあん等のごとき可塑性の内包材5が充填された状態にある。その後、スクリューコンベア75の回転を停止すると共に、ロータ85を回動して開口部81Bと吐出口81Cとを連通する。そして、前記ピストン87Pを下降すると、前記連通路85Aに充填された状態の内包材5がシリンダ87内の内包材5によって吐出口81Cへ押し出され、内包材供給ノズル27へ送給されることになる。
【0039】
この際、前記内包材供給ノズル27へ送給される内包材5の送給量は、前記ピストン87Pの上昇位置からの下降量(下降位置)によって規定されるものである。したがって、前記ピストン87Pの上昇位置と下降位置とを常に一定に保持することにより、常に一定の量の内包材5を内包材供給ノズル27へ送給することができるものである。また、前記ピストン87Pの下降位置及び/又はピストン87Pの上昇位置を制御することにより、内包材5の送給量を制御することができるものである。
【0040】
また、前記構成においては、シリンダ87内のピストン87Pを上昇することにより内包材5をシリンダ87内に吸入し、ピストン87Pを下降することによってシリンダ87内から内包材5を吐出するものであるから、大きな一定量の内包材5の吐出(送給)を行うとき、高速にかつ正確な量の内包材5の吐出を行うことができる。したがって、包被食品9の製造に当り、生産能率の向上と製品の安定化を図ることができるものである。
【0041】
前記載置プレート19の下方位置には、包被食品9を製造する際に、上記載置プレート19の開口部19Hから下降する包被食品9を下側から支持する昇降支持手段91が上下動自在に備えられている。そして、この昇降支持手段91に隣接して、包被食品9を次工程へ搬出する搬出コンベア93が備えられている。なお、上記昇降支持手段91及び前記搬出コンベア93の構成は、例えば前記特許文献1に記載されているように、公知であるから、前記昇降支持手段91及び搬出コンベア93についてのより詳細な説明は省略する。
【0042】
以上のごとき構成において、走行されているストックコンベア25上に、偏平な円盤状に形成した外皮材3を載置すると、搬送コンベア23方向へ移送され、光学センサによって外皮材3が検出される。しかし、初期においては、搬送コンベア23上に外皮材3が存在しないので、そのまま搬送コンベア23上に移載される。そして、搬送コンベア23上の外皮材3は、載置プレート19上に載置される。
【0043】
載置プレート19上に外皮材3が載置されると、シャッター装置21における複数のシャッター片21S(図6参照)が閉動作されて、前記載置プレート19の開口部19Hの中心に外皮材3の中央部を整合すべく中心合せが行われる。この際、外皮材3の中央部は前記開口部19Hに入り込み、凹状に没入することにより凹部3Aが形成され、前記外皮材3の中央部の底部が上昇している昇降支持手段91に下側から支持される(図6の(1),(2)参照)。なお、次の外皮材3がストックコンベア25上に載置され、この外皮材3が光学センサによって検出されると、ストックコンベア25の走行が停止されて待機状態になる。また、図6の(1)に示される前記プッシャー55は、最も下降した位置に停止した状態にある。つまり、前記上下動用アクチュエータ63の前記昇降部材65が下端まで下降し、さらに、前記上下動用アクチュエータ69に備えられた前記ロッドクランプ67が下端まで下降した状態にある。
【0044】
前述のごとく、載置プレート19の開口部19Hに対する外皮材3の中心合せが行われると、前記載置プレート19、シャッター装置21及び昇降支持手段91が内包材供給ノズル27に対して相対的に上昇される。そして、内包材供給ノズル27に備えた生地押え部材51(図6には模擬的に図示してある)によって、外皮材3の周縁部3Bが載置プレート19に押圧固定される(図6の(3)参照)。上述のように、外皮材3の外周縁3Bを押圧固定した後、前記上下動用アクチュエータ69を作動させ、前記ロッドクランプ67を前記昇降部材65に対して上昇させることにより、内包材供給ノズル27内に上下動自在に備えたプッシャー55を上昇し、ノズル49の開口部49Hを開き、内包材5を外皮材3の前記凹部3Aへ供給する(図6の(3)参照)。この際、内包材5の供給によって外皮材3が次第に膨張するに従って、前記昇降支持手段91を次第に下降する(図6の(3),(4)参照)。
【0045】
そして、定量ポンプ79におけるピストン87Pを下降して、予め規定した所定量の内包材5の送給を行った後、前記プッシャー55を下降して、ノズル49の開口部49Hを閉鎖する(図6の(4)参照)。また、同時に定量ポンプ79におけるロータ85を逆回転して内包材5の送給を停止する。そして、定量ポンプ79におけるシリンダ87内に再び内包材5を充填する。上述のごとく、プッシャー55によってノズル49の開口部49Hが閉鎖され、かつ定量ポンプ79から内包材供給ノズル27への内包材5の送給が停止された状態において、上下動用アクチュエータ69の作動によってプッシャー55が最下降するまで僅かに下降されて内包材5内へ没入される(図6の(4)参照)。
【0046】
その後、上下動用アクチュエータ63及び上下動用アクチュエータ69を作動して、前記プッシャー55を固形物供給手段31における円盤41よりも高い位置に上昇させると、前記内包材5に凹部5Cが形成される(図6の(5)参照)。この際、プッシャー55の下面に凹部59が形成されていること、及びエアー噴出口59Hからエアーを噴出することによりプッシャー55の下面に対する内包材5の付着を防止することができるものである。そして、前記固形物供給手段31における円盤41を回動すると、円盤41における収容穴43が内包材供給ノズル27の上方に位置決めされるので、当該収容穴43内に収容されていた固形物7が前記内包材5の凹部5C内に落下供給される(図6の(5)参照)。
【0047】
上述のように、前記凹部5C内に固形物7を落下供給した後、前記上下動用アクチュエータ63及び上下動用アクチュエータ69を作動してプッシャー55を下降すると、プッシャー55は、固形物7を落下した前記収容穴43を貫通して内包材供給ノズル27内に挿入される。そして、内包材供給ノズル27に備えたノズル49の開口部49Hから再び下方向へ突出されて、前記凹部5C内の前記固形物7を内包材5内に押圧没入する(図6の(6)参照)。
【0048】
上述のように、固形物7をプッシャー55によって内包材5内に押圧した後、載置プレート19,シャッター装置21及び昇降支持手段91は、これらの上下の間隔を維持した状態で下降し、生地押え部材51が外包材3の外周縁3Bから、そして、プッシャー55が内包材5から離れる(図6の(7)参照)。さらに、載置プレート19,シャッター装置21及び昇降支持手段91の下降が行われると共に、シャッター装置21における各シャッター片21Sの閉動作が行われ、外皮材3の周縁部3Bが中央部に収束されて封着(閉止)され、包被食品9が製造される(図6の(8)参照)。
【0049】
ところで、前記プッシャー55によって内包材5に凹部5Cを形成するとき、上記凹部5Cの深さが充分に深く、固形物7を内包材5でもって包み込める状態のときには、プッシャー55でもって固形物7を内包材5内へ押圧没入することを省略することも可能である。また、外皮材3の周縁部3Bの封着を行うためのシャッター片21Sを、前記特許文献1の図12に示されているように、前記載置プレート19の下側に備えた構成とすることも可能である。
【0050】
また、前述のごとく、内包材5の凹部5C内の固形物7をプッシャー55によって内包材5内に押圧没入したにも拘わらず、外皮材3の周縁部3Bを封着するときに、固形物7が内包材5によって充分に包み込まれないようなときには、次のようにすることが望ましいものである。
【0051】
すなわち、図6の(6)に至るまでの工程を同じにする。そして、プッシャー55によって固形物7を内包材5内へ押圧没入して(図7の(1)参照、図6の(6)と同一の工程)、プッシャー55を上昇するとき、内包材供給ノズル27から再び内包材5を吐出供給することにより、固形物7は内包材5内に確実に埋設されることになる(図7の(2)参照)。その後、プッシャー55を僅かに下降してノズル49の開口部を閉鎖する(図7の(3)参照)。
【0052】
そして、載置プレート19,シャッター装置21及び昇降支持手段91を下降すると共に(図7の(4)参照)、シャッター装置21における各シャッター片21Sを閉動作することにより、外皮材3の周縁部3Bが中央部に寄せ集められて閉止(封着)されることになる(図7の(5)参照)。なお、この場合には、2回に分けて内包材5の供給を行うものであるから、1回目、2回目の内包材5の供給量を少なめに抑制し、全体として内包材5の量が定量になるように制御することが望ましいものである。
【0053】
以上のごとき説明より理解されるように、内包材5に形成した凹部5C内に固形物7を落下供給して固形物7を内包材5でもって包み込むものであるから、固形物7が例えばマシュマロなどのごとく比較的軟らかい塊りの場合であっても、固形物7の外形を崩すことなく内包材5でもって包み込むことができるものである。
【0054】
また、前記凹部5C内の固形物7をプッシャー55でもって内包材5内へ押圧没入するものであるから、固形物7を内包材5内に確実に埋没することができ、内包材5でもって固形物7を容易に包み込むことができるものである。
【0055】
さらに、内包材5の凹部5C内に固形物7を落下供給した後に、当該固形物7の上側に内包材5をさらに供給補充するので、内包材5でもって固形物7をより確実に包み込むことができるものである。
【0056】
ところで、本発明は、前述したごとき実施形態に限ることなく、適宜の変更を行うことにより、その他の形態でもって実施可能である。すなわち、前記実施形態においては、内包材供給ノズル27の上端部から固形物7を供給落下する場合について説明した。しかし、図6の(5)に想像線で示すように、内包材供給ノズル27における内筒53内の下端部付近に連通した連通パイプ95を備え、この連通パイプ95を介して固形物7を落下供給する構成とすることも可能である。
【0057】
上述のように構成することにより、プッシャー55を内包材供給ノズル27から上方向へ抜くことなく、前記連通パイプ95との接続部よりも高位置にプッシャー55を上昇させればよいものであり、全体的構成を低くすることができるものである。
【0058】
また、前記説明においては、外皮材支持部材(載置プレート)19上に外皮材3を載置すると、外皮材3の中央部に自重によって凹部3Aが形成される旨説明した。しかし、ノズル49の開口部49Hからプッシャー55が突出した状態に保持し、この状態でもって外皮材3を押圧して、外皮材3の中央部に凹部3Aを形成することも可能である。
【0059】
また、前記説明においては、内包材供給ノズル27の外周側に生地押え部材51を一体的に備えた場合について例示したが、例えば特開2009−278936に示されているように、内包材供給ノズル27に対して生地押え部材51が別個に上下動する構成とすることも可能である。
【0060】
実施形態に係る包被食品製造装置1は、内包材供給ノズル27を別個の内包材供給ノズル27A(図8参照)と着脱交換することにより、前記特許文献1と同様に、外皮材3でもって内包材5を包み込んだ構成の包被食品を製造することができるものである。
【0061】
前記内包材供給ノズル27と別個の内包材供給ノズル27Aとを着脱交換するために、前記内包材供給ノズル27における前記外筒47の下端部付近には周溝47G(図3、4参照)が形成してある。そして、前記支持フレーム71には、上記周溝47Gに係合する半円状の凹部(図示省略)を先端部に備えた支持ブラケット97(図1参照)が一体的に取付けてある。また、この支持ブラケット97の先端部には、当該支持ブラケット97の前記凹部に対応した半円状の凹部(図示省略)を備えたクランプ99がボルト等のごとき取付具(図示省略)によって取付けてある。
【0062】
したがって、前記外筒47の周溝47Gを前記支持ブラケット97の凹部に係合し、かつ前記クランプ99の凹部を上記周溝47Gに係合した状態において、当該クランプ99を取付具によって前記支持ブラケット97の先端部に締付け固定することにより、前記内包材供給ノズル27の外筒47は前記支持ブラケット97に支持されているものである。よって、前記取付具34を前記ブラケット33から取り外すことにより、前記固形物供給手段31をブラケット33及び内包材供給ノズル27から取り外すことができ、さらに、前記クランプ99の締付けを緩めて前記クランプ99を取り外すことにより、内包材供給ノズル27を支持ブラケット97から取り外すことができるので、ユニット化してある固形物供給手段31と内包材供給ノズル27とを前記フレーム本体15から順次あるいは、一体的に取り外すことができるものである。
【0063】
別個の前記内包材供給ノズル27Aは、前記外筒47に相当する外筒47Aを備えており、この外筒47Aには、図8に示すように、前記周溝47Gに相当する周溝47GAを備えると共に、前記接続パイプ47Pに相当する接続パイプ47PAを備えている。そして、外筒47Aの下部にはノズル49Aを備えると共に、生地押え部材51を備えている。
【0064】
さらに、前記外筒47A内には、上部に備えた栓部材101を上下動自在に貫通したパイプ状の上部昇降ロッド57Uと一体の下部昇降ロッド57Lが内装されており、この下部昇降ロッド57Lの下端部には、前記プッシャー55に相当する弁部材103が備えられている。この弁部材103は、前記ノズル49Aにおける開口部49AHの開閉を行うものであって、この弁部材103には、下方向へエアーを噴出するエアー噴出口103Hが備えられている。
【0065】
前記昇降ロッド57U,57Lを上下動するために、前記外筒47Aの上部には流体圧シリンダ等のごとき上下動用アクチュエータ105が備えられており、この上下動用アクチュエータ105において上下動されるピストンロッドのごとき上下作動子107と前記昇降ロッド57Uがアリ溝構造で連結されている。したがって、上下動用アクチュエータ105によって弁部材103を上下動することにより、前記ノズル49Aにおける開口部49AHの開閉動作が行われるものである。
【0066】
前記内包材供給ノズル27に代えて、別個の内包材供給ノズル27Aにおける外筒47Aの周溝47GAを前記支持ブラケット97の凹部に係合し、かつクランプ99の凹部を上記周溝47GAに係合する。そして、取付具によって前記クランプ99を支持ブラケット97に締付け固定することにより、別個の前記内包材供給ノズル27Aを支持ブラケット97によって支持することができるものである。したがって、接続パイプ47PAを前記定量ポンプ79と接続することにより、内包材供給ノズル27Aに対して定量ポンプ79から内包材5を送給することができるものである。
【0067】
上記説明より理解されるように、包被食品製造装置1は、固形物7を備えた形態の三重構造の包被食品9と固形物7を有しない二重構造の包被食品を製造することができるものである。
【0068】
なお、固形物を有しない二重構造の包被食品を製造する場合には、前記固形物供給手段31を休止状態(停止状態)に保持して、前記プッシャー55をノズル49の開閉を行う開閉弁として使用し、内包材供給ノズル27を、内包材5のみを供給する構成として使用することも可能である。
【符号の説明】
【0069】
1 包被食品製造装置
3 外皮材
5 内包材
5C 凹部
7 固形物(塊)
9 包被食品
15 フレーム本体
19 外皮材支持部材(載置プレート)
19H 貫通孔(開口部)
21 シャッター装置
23 外皮材搬送手段(搬送コンベア)
25 ストックコンベア
27 内包材供給ノズル
29 内包材送給手段
31 固形物供給手段
37 円盤容器
41 円盤
43 収容穴
47 外筒
49 ノズル
51 生地押え部材
53 円筒
55 凹部形成部材(プッシャー)
57 昇降ロッド
77 内包材ホッパー
79 定量ポンプ
81 ケーシング
81A,81B 開口部
81C 吐出口
83 接続パイプ
85 ロータ
85A 連通路
85B 遮断面
87 シリンダ
87P ピストン
89 上下動用アクチュエータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外皮材の内側に内包材を備え、この内包材内に固形物を備えた包被食品の製造方法であって、
(a)上下方向の貫通孔を備えた外皮材支持部材上に、偏平状の外皮材を載置する工程、
(b)内包材を供給するための内包材供給ノズルを相対的に下降して、当該内包材供給ノズルの外周側に一体的に又は別個に上下動可能に備えた生地押え部材によって前記外皮材の周縁部を前記外皮材支持部材に押圧固定する工程、
(c)前記外皮材の中央部を、自重により又は前記内包材供給ノズル内に上下動自在に備えた凹部形成部材によって、前記貫通孔内に没入して凹状部を形成する工程、
(d)前記内包材供給ノズルから前記外皮材の前記凹状部に内包材を供給する工程、
(e)前記内包材供給ノズル内に上下動可能に備えた凹部形成部材を、前記外皮材における前記凹状部内の内包材内へ没入して、当該内包材に凹部を形成する工程、
(f)前記凹部形成部材を上昇した後に、内包材の前記凹部内に固形物を落下供給する工程、
(g)前記内包材供給ノズル及び生地押え部材を相対的に上昇して外皮材の押圧固定を解放した後に、前記外皮材支持部材の上側又は下側に備えたシャッター装置によって外皮材の周縁部を中央部に収束して閉止する工程、
の各工程を備えていることを特徴とする包被食品の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の包被食品の製造方法において、前記内包材の前記凹部内に落下供給された前記固形物を、前記凹部形成部材によって前記内包材内へ押圧する工程を備えていることを特徴とする包被食品の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の包被食品の製造方法において、前記内包材の前記凹部内に落下供給された前記固形物の上部に、内包材を再度供給する工程を備えていることを特徴とする包被食品の製造方法。
【請求項4】
外皮材の内側に内包材を備え、この内包材内に固形物を備えた包被食品を製造するための包被食品製造装置であって、偏平状に形成された外皮材を、上下方向の貫通孔を備えた外皮材支持部材上へ搬送する外皮材搬送手段と、前記外皮材の周縁部を前記外皮材支持部材に押圧固定する生地押え部材と、前記外皮材支持部材に対して相対的に上下動自在かつ前記外皮材支持部材に載置支持された前記外皮材の中央部へ内包材を供給するための内包材供給ノズルと、上記内包材供給ノズル内へ内包材を供給するための内包材送給手段と、前記内包材供給ノズル内を上下動自在で当該内包材供給ノズルの出口を閉鎖自在かつ前記内包材供給ノズルから下方向へ突出して、前記外皮材支持部材上の前記外皮材に供給された前記内包材に凹部を形成するための凹部形成部材と、前記凹部形成部材によって形成された内包材の前記凹部内へ固形物を落下供給する固形物供給手段と、前記外皮材支持部材の上側又は下側に備えられ、前記外皮材の周縁部を中央部に収束して閉止可能なシャッター装置と、を備えていることを特徴とする包被食品製造装置。
【請求項5】
請求項4に記載の包被食品の製造装置において、前記凹部形成部材の下端面に凹部を備え、この凹部内へエアーを噴出するためのエアー噴出口を前記凹部形成部材に備えていることを特徴とする包被食品製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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