説明

包装ユニット

本発明は、折り畳み式ブランク(2)及び少なくとも1つのブリスターカード(22)を有する包装ユニット(1)に関し、ブリスターカードは、特に縦方向ミシン目及び/又は横方向ミシン目によって個々のキャビティ(23)に分割可能であり、キャビティは、充填物(31)、特に医薬有効物質含有製剤の受入れチャンバ(24)を形成するよう周囲が互いに接合された2枚の箔(25,26)を備えており、折り畳み式ブランク(2)は、種々の領域を有し、これら折り畳み式ブランク(2)の領域は、ブリスターカード(22)全体を受け入れる機能領域及び/又はブリスターカード(22)の少なくとも一部分を受け入れる機能領域を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折り畳み式ブランク及び少なくとも1つのブリスターカードを有する包装ユニットであって、ブリスターカードは、特に縦方向ミシン目及び/又は横方向ミシン目によって個々のキャビティに分割可能であり、キャビティは、充填物、特に医薬有効物質含有製剤の受入れチャンバを形成するよう周囲が互いに接合された2枚の箔を備えており、折り畳み式ブランクが種々の領域を有しているような包装ユニットに関する。
【0002】
本発明は更に、かかる包装ユニットに類似した包装ユニットに関する。
【0003】
本発明は又、ブリスターカードと関連した上述の包装ユニットであって、ブリスターカードは、特に、縦方向及び/又は横方向ミシン目によって個々のキャビティに分離可能であり、キャビティは、充填物、特に医薬有効物質含有製剤の受入れチャンバを形成するよう円周方向に互いに接合された2枚の箔を備え、各キャビティについて、箔が互いに接合されておらず、開放補助部として役立つ少なくとも1つの領域が提供されている包装ユニットに関する。
【背景技術】
【0004】
ブリスターのキャビティは、特に、医薬有効物質含有製剤(例えば、フリバンセリン(flibanserin))を、或る特定の状況においては有効物質含有製剤の薬剤としての品質に悪影響を及ぼす恐れのある外部環境の作用から保護するのに役立つ。
【0005】
ブリスターパックは、一般に、覆い箔及びベース箔から成っており、キャビティは、ベース箔に形成される。覆い箔及びベース泊は、異種又は同種の材料の1つ又は2つ以上の層で構成されている場合がある。覆い箔は、例えば接着、溶接又は封着によりベース箔に密封的に取り付けられる。覆い箔及び/又はキャリヤ箔は、一般に、金属及び/又はプラスチック及び/又はペーパーフォイル(paperfoil)又はフィルムの形態をしている。これら材料は、数層をなして存在する場合がある。典型的な金属箔は、例えば、アルミニウム箔並びに例えばアルミニウム及びプラスチック材料で作られたアルミニウム複合材箔を含む。プラスチック箔に用いられる材料は、ポリ塩化ビニル(PVC)、シクロオレフィン‐コポリマー(COC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCFE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエステル(UP)、ポリアクリレート、ポリアミド(PA)又は別のプラスチック材料である場合がある。多くの場合、ブリスターは、アルミニウムで作られていて、医薬品又は有効物質に対応するようベース箔を密封する覆い箔を有する。この熱成形ベース箔は、水が医薬品を収納するキャビティに入り込むのを阻止するためのアルミニウム箔を更に有する場合がある。しかしながら、別の拡散バリヤを形成し又はブリスターの機械的安定性を高めるために、ベース箔のアルミニウム箔及び更に覆い箔は、オプションとして、片面又は両面がプラスチック及び/又は紙の追加のフィルムで覆われる場合がある。
【0006】
幾つかの国では、医薬品について子供にとって安全な包装に関する規則の制定が検討中、又は既に存在しており、その意図は、特に、子供が毒作用を持ち又は不適切に用いられると比較的に深刻な健康上の危害をもたらす薬剤にアクセスすることを困難にすることにある。
【0007】
独国実用新案第202004003781(U1)号明細書は、互いに接合された2枚の箔から成り、平らな密封領域が充填物を受け入れる少なくとも1つのチャンバを包囲し、子供にとって安全な長方形のパッケージを開示している。
【0008】
薬剤用包装材を設計する際、利便性がますます前面に出てきており、これに応答して、いわゆるウォレットパックが開発された。ブリスターパックと折り畳み箱の組み合わせが存在する。この種のウォレットパックは、ウォレット又は財布のように折り畳まれて開かれたり再び閉じられたりすることが可能である。ウォレットパックは、例えば折り畳み厚紙で作られた二次パッケージに固定的に取り付けられた1つ又は2つ以上のブリスターカードから成る。ブリスターカードは、例えば接着、封着、かしめ留め又はラベルの使用により二次パッケージに固定される場合がある。ウォレットは、種々の数の厚紙層(パネル)に細分される場合がある。パンフレット(ブックレット)の形態の情報が、ウォレット内に収納され又はこれに取り付けられる場合がある(例えば、接着、封着又は粘着性ラベルの使用によって)。
【0009】
独国実用新案第202006007553(U1)号明細書は、厚紙又はこれに類似した材料で作られていて、錠剤の入ったブリスターが埋め込まれた折り畳みブランクを有する錠剤用の子供にとって安全な包装材を記載しており、他方、少なくとも1つの取り外し可能なタブ部分が、錠剤の入ったブリスター部分を少なくとも覆う折り畳みブランクの位置に設けられる。個々のブリスター部分は各々、少なくとも1つの錠剤を収容し、各ブリスター部分は、ブリスターの残部にその第1の円周方向領域に設けられた脆弱な線及びその第2の円周方向領域に設けられた欠け部分によって取り外し可能に連結され、欠け部分は、タブ部分を取り外したときに、ブリスター部分を掴んでこれをブリスターから取り外すことができるように形作られている。
【0010】
折り畳み箱及び錠剤又は小さなアイテムのためのブリスターパックを有する別の包装ユニットが、独国実用新案第202005010281(U1)号明細書に見受けられる。
【0011】
この種の包装ユニットに設けられるブリスターカードは、法定の要件に適合しなければならない。欧州におけるブリスターカードと米国におけるブリスターカードは、特に子供にとって安全な品質及び老人に優しい品質の観点において互いに異なっている。
【0012】
例えば欧州市場に関し、構造がDIN55559に言及したBfArmリストに記載されたブリスターカードが用いられる。ブリスターカードは、不透明な異形PVCフィルム及びアルミニウム覆い箔からブリスター機械で作られる。ブリスターカードは、横方向ミシン目及び縦方向ミシン目によって個々のキャビティに細分又は分割可能である。錠剤を取り出すため、錠剤を押してブリスターの覆い箔を突き破る。BfArmリストに記載されている材料と特定の交差ミシン目の組み合わせに鑑みて、ブリスターカードは、子供にとって安全であると考えられる。さらに、DIN14375規格に従って試験され、それにより子供にとって安全であるとみなされたブリスターカードも又使用可能である。
【0013】
米国市場に関し、好ましくは、透明な異形PVCフィルム及びいわゆるピール‐プッシュ(peel-push)覆い箔を有するブリスターカードが用いられており、かかる覆い箔は、数個の層、例えばアルミニウム/PET/紙(内側から外に向かって)で構成されている。このブリスターカードも又、縦方向ミシン目及び横方向ミシン目によって交差状態にミシン目が入れられており、かかるブリスターカードは、特定の箇所に非密封領域を有している。錠剤を取り出すため、一般に、紙/PETの層を引き剥がすグリッパタブ(非密封領域)にアクセスするために、先ず最初に、キャビティを切り離す。横方向ミシン目は、ブリスターキャビティを引き裂く際にこれを覆った状態で無傷のままでいるようにするために必要である。特に、このミシン目は、引き裂き方向に直角に施されるのが良い。次に、錠剤を押してアルミニウム層を突き破る。材料と交差ミシン目又は非密封領域の形態の組み合わせの結果として、ブリスターカードは、CFR16パート1700により子供にとって安全であると共に/或いは老人に優しいと見なされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】独国実用新案第202004003781(U1)号明細書
【特許文献2】独国実用新案第202006007553(U1)号明細書
【特許文献3】独国実用新案第202005010281(U1)号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明の目的は、既に引き裂かれたブリスターカードの部分を包装ユニット内に収納し又はこの中に固定することができ、他方、これらブリスターカードが特に、子供にとって安全であり且つ/或いは老人に優しいものであるようにすることができる包装ユニット(ウォレット)を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明によれば、この目的は、包装ユニットに関し、折り畳み式ブランクの領域が、ブリスターカード全体を収納する機能領域及び/又はブリスターカードの少なくとも一部分を受け入れる機能領域を含むことによって達成される。
【0017】
この手段により、例えば上述した意味において子供にとって安全であり且つ/或いは老人に優しいと見なされ、或いは、例えば開く前にキャビティを分離しなければならない特別と言って良いブリスターカードを包装ユニットに用いることができる。例えば、キャビティを切り離した後、ブリスターカードの残部、即ち、ブリスターカードの一部分を包装ユニット中の対応の機能領域によって受け取ることができる。
【0018】
好ましくは、ブリスターカードは、折り畳み式ブランクの後壁及び/又は壁に互いに異なる箇所で接着される。この部分取り付けにより、キャビティをこれらの反対側が錠剤で突き破る目的で露出された状態で包装ユニットに配置できる。
【0019】
一特徴によれば、ブリスターカードは、折り畳み式ブランクの少なくとも1つのウェブ部分にくっつけられ、かしめ留めされ、或いは封着される。ブリスターカードが二部品構成形ブリスターカードとして具体化される場合、2つの部分相互間に接着面として役立つ部分を形成する可能性が存在する。
【0020】
好ましくは、ブリスターカードの複数の部分のための受け口は、折り畳み式ブランクの壁に互いに対応関係をなして設けられた少なくとも2つの挿入スロットの形態をしている。対応関係にある挿入スロットを少なくとも1つの第1のタブ及びこれと鏡像対称関係をなして配置された合わせタブの形態に構成することが想定されており、タブは、ブリスターカードの最も小さな分離可能な部分に従って、最も小さな分離可能な部分に対応した第1の間隔を有する。これは、米国市場で販売されているブリスターカードに特に有利である。というのは、例えばブリスターカードから錠剤を取り出すために、先ず最初に、キャビティを個々に切り離さなければならないからである。ブリスターカードの残部は、包装ユニット内に確実に入れ直すことができる。
【0021】
別の特徴によれば、対応関係にある挿入スロットは、全てが同一の向きを有する複数個のタブ及びこれらタブと鏡像対称関係をなして配置された合わせタブとして形成され、タブは、互いに第2の間隔を置いて位置し、合わせタブと正反対に位置するタブは、合わせタブから第1の間隔を置いて位置している。
【0022】
第2の間隔は、ブリスターカードの横方向ミシン目の間隔に一致しているのが有利である。この結果、ブリスターカードの横方向ミシン目の間隔に従って任意所望の程度に短くされたブリスターカードの部分を使用後、包装ユニット内に再び収納固定することができる。
【0023】
別の実施形態では、対応関係にある挿入スロットは、2つの縦方向スロットの形態をしており、スロットの中間領域は、ブリスターカードの少なくとも一部分を受け入れるのに役立つ。このように、受入れチャンバを備えたキャビティ又は箔容器が列をなして配置されている単一ストリップ形又はマルチストリップ形ブリスターカードでは、キャビティをミシン目に沿って所望に応じて分割し、ブリスターカードの残りの部分を包装ユニット内に再び収納固定することが可能である。
【0024】
挿入スロットは、好都合には、壁に設けられた弱め領域又はあらかじめ型打ちされた(予備型打ち)脆弱な箇所により形成される。予備型打ちは、特に、製造プロセスの一部として非常に安価に実施できる。これにより、挿入スロットを容易に分離してブリスター部分を挿入するために必要とされるタブ又は合わせタブが形成される。
【0025】
さらに別の特徴によれば、例えば、カートンを予備型打ちミシン目のところで押し出すことができ、ブリスターカード又はキャビティを有するその残りの部分片を開口部中に押し込み、ウォレット内に再び収納固定することができる。
【0026】
別の変形実施形態によれば、折り畳み式ブランクは、折り畳み線により互いに分離されている第1の壁及び第2の壁により形成された折り畳み可能な部分を有する。第1の壁は、円形であり又は長円形の穴の形態をしたあらかじめ型打ちされたミシン目又は開口部を有し、これらミシン目又は開口部の幾何学的形状、配置状態及び間隔は、ブリスターカードに設けられているキャビティの受入れチャンバの幾何学的形状、配置状態及び間隔に一致する。第2の壁は、折り畳み線に沿う折り畳み後、壁のあらかじめ型打ちされたミシン目上に実質的に合同的に位置するようになった凹部を有する。ブリスターカード全体又はブリスターカードの部分をキャビティの受入れチャンバが凹部を通って突き出るよう第2の壁に配置するのが良い。折り畳み線に沿って折り畳まれると、ブリスターカード又はその対応の部分は、第1の壁と第2の壁との間に配置され、滑り出ないようになる。
【0027】
ミシン目又は開口部が、キャビティを定位置にクランプするよう適切に配置されると共にそのような寸法のものである場合、ブリスターカード又はブリスターカードの部分の確実な固定を保証することができる。
【0028】
別の変形実施形態によれば、折り畳み式ブランクは、折り畳み線により互いに分離されている壁及び第2の壁により形成された折り畳み可能な部分を有し、第2の壁は、その側部に設けられた外側異形部分及び外側異形部分の上下に設けられた接着剤部分を有し、外側異形部分は、ブリスターカードのキャビティの受入れチャンバを少なくとも部分的に包囲している。第2の壁を隣りの第1の壁上に折り畳み、次にこれを押さえ付けて接着剤部分の付近にくっつけると、ブリスターカード全体又はブリスターカードの部分の収納パウチが提供される。外側異形部分がキャビティの受入れチャンバの幾何学的形状に合わせて構成されているので、特にブリスターカードの部分は、収納パウチ内で滑って動くのが阻止される。情報リーフレット又は付属品用の収納パウチも又、キャビティに合わせた外側輪郭を持たないで形成できる。
【0029】
折り畳み式ブランクは、好都合には、厚紙及び/又はプラスチックで作られる。その結果、折り畳み式ブランクは、工業規模で安価且つ容易に製造でき、これにユーザ情報をあらかじめ印刷することができる。また、他の材料、例えば紙又は厚紙、アルミニウム及び/又はプラスチック箔の組み合わせの積層品を用いることが可能であり、それにより、包装ユニットは、例えば湿気に対して特に耐性があるようになる。
【0030】
好都合には、折り畳み式ブランクの寸法は、ブリスターカードの寸法に従って選択される。
【0031】
包装ユニットの別の好ましい変形実施形態によれば、包装ユニットは、少なくとも1つのブリスターカード及び/又はブリスターカードの一部分の少なくとも1つの収納パウチを有する。収納パウチは、有利には、折り畳み式ブランクを折り畳むことにより折り畳み式ブランクの領域に形成される。
【0032】
一特徴によれば、収納パウチは、追加のウェブ部分及びこれに隣接した接着剤部分を用いて又は追加のウェブ部分及びこれとは別個の接着剤部分を用いて形成でき、ウェブ部分又は接着剤部分は、折り畳み式ブランクの一部として、それぞれ折り畳み線により分離された後壁及び/又は壁に取り付けられている。この種の収納パウチを折り畳み式ブランクのこの種の型打ちによる裁断中において多くの無駄なしに安価且つ容易に製造できる。接着は、折り畳み後、通常は速硬性接着剤を用いて実施される。
【0033】
壁が少なくとも1つの外側異形部分を有する場合、実際の使用にあたり、ブリスターカード又はブリスターカードの部分を収納パウチから一層容易に取り出すことができる。
【0034】
この変形実施形態は、ブリスターと関連して用いられるだけでなく、他の充填物質と関連して使用できる。
【0035】
収納パウチは、追加の接着剤部分により形成でき、追加の接着剤部分は、ミシン目によって分離可能な状態で折り畳み式ブランクの壁に取り付けられ、追加の接着剤部分は、少なくとも1つのブリスターカードの挿入後、ウェブ部分にくっつけられるのがよい。このように、ブリスターカードを収納する最初に密封された収納パウチを形成することができる。この収納パウチを開くためには、ミシン目を切り離さなければならず、これは、開かれたという証拠となる。
【0036】
上述すると共に以下に説明する包装ユニットは、当業者に知られている方法及び先行技術で見受けられるプロセスステップを用いて製造できる。例えば、本願において開示されている包装ユニットを製造するために用いられるプロセスは、以下のプロセスステップ、
折り畳み式ブランクを搬送システム中に積み込むステップ、
情報リーフレットを挿入し又はくっつけるステップ、
折り畳み式ブランクを1つ又は2つ以上のステップで折り畳むステップ、
ラベルをクロージャタブに貼り付けて折り畳み式ブランクを回転させるステップ、
ブリスターカード及び/又は情報リーフレットを挿入するステップ、及び
折り畳み式ブランクの接着剤部分をホットメルト接着剤でくっつけるステップを有するのが良い。
【0037】
プロセスのこのシーケンスを用いて、本発明の包装ユニットを短いサイクル時間で、それ故に非常に安価に完全自動的に製造することができる。このプロセスは、特に有利には、対応の自動的に動作する包装機械に導入することができるホットメルト接着は、接着剤が非常に迅速に硬化し、接着剤スポットが冷却後の機械的荷重に迅速に耐えるという利点を有している。
【0038】
個々の特徴把握のため、可変の個々のデータをディジタル印刷プロセスの使用により数値又は文字のコード及び/又はバーコード及び/又は二次元ピクセルコードの形態で折り畳み式ブランクに印刷することが可能である。このように、例えば、バッチマークを作ることができ、それにより、アイテムを特に追跡することができる。インクジェット又は電子写真印刷法が特に適している。
【0039】
このプロセスの変形実施形態では、クロージャタブへのラベルの貼付は、センサによりモニタされる。このように、例えば、クロージャタブの正確な配置に着目して品質管理を実施することができる。
【0040】
折り畳み式ブランクのコード認識を積み込み後に実施する場合、折り畳み式ブランクのバッチモニタを最初から実施することができる。この結果、他のプロセスステップからの他のモニタデータと共に、包装ユニットの製造のための完全な品質保証システムを提供することができる。
【0041】
さらに、別のホットメルト接着剤及びリーフレットの配置の仕方を用いて折り畳みリーフレットを折り畳み式ブランクに貼り付けることができる。別のコード認識を用いると、正確な位置決め及び/又は正確な内容について折り畳みリーフレットをモニタすることができる。
【0042】
上述の特徴及び更に以下に説明する特徴は、特定の組み合わせだけでなく他の組み合わせでも利用できることは理解されよう。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載にのみ基づいて定められる。
【0043】
以下において、添付の図面を参照して本発明を多くの例示の実施形態により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の折り畳みリーフレット及びブリスターカードを有する本発明の包装ユニットの概略平面図である。
【図2】図1のブリスターカードの概略平面図である。
【図3】図1の開き状態の折り畳みリーフレットの概略平面図である。
【図4】包装ユニットの第2の実施形態の概略平面図である。
【図5】包装ユニットの第3の実施形態の概略平面図である。
【図6】包装ユニットの第4の実施形態の概略平面図である。
【図7】包装ユニットの第5の実施形態の概略平面図である。
【図8】折り畳みリーフレットなしの場合における折り畳み状態にある図1の包装ユニットの概略断面図である。
【図9】折り畳みリーフレットなしの場合における折り畳み状態にある本発明の包装ユニットの変形実施形態の概略断面図である。
【図10】包装ユニットのクロージャ器具の拡大詳細図である。
【図11】図9の包装ユニットの概略平面図である。
【図12】包装ユニットの第7の実施形態の概略平面図である。
【図13】包装ユニットの第8の実施形態の概略平面図である。
【図14】包装ユニットの第9の実施形態の概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
図1の包装ユニット1は、折り畳み式ブランク2及び少なくとも1つのブリスターカード22を有し、このブリスターカードは、縦方向及び/又は横方向ミシン目27,28によって個々のキャビティ23に分離可能であり、これらキャビティは、充填物31、特に医薬有効物質含有製剤の受入れチャンバ24を形成するよう円周方向に互いに接合された2枚の箔25,26を備えている。図示のブリスターカード22は、切り離して開くための補助具25としての役目を果たす非密封領域を有している。ブリスターカード22に施された縦方向ミシン目27及び横方向ミシン目28は、特に精巧に入れられている。
【0046】
ブリスターカード22上においては、横方向ミシン目30が、引き裂き開放補助部29として設けられた領域とキャビティ23の受入れチャンバ24との間にそれぞれ設けられている。引き裂き開放補助部29として設けられた領域は、縦方向及び/又は横方向ミシン目27,28の遮断箇所のところに配置されており、これら領域は、実質的にダイヤモンドの形の輪郭を有している。この結果、掴みタップを形成することができ、他方、開放特性に合うよう非密封領域の寸法を定めることができ、それ故、子供にとって安全であり又は老人には優しく定めることができる。
【0047】
折り畳み式ブランク2は、先ず最初に、左側から始まって、覆い領域3を有し、この覆い領域は、折り畳み状態では、包装ユニット1の蓋を形成する。この次に、ウェブ部分4及び後壁5の形態をした部分が設けられ、これらの部分は、折り畳み線12により互いに分離される。これらに隣接して別のウェブ部分6が設けられ、この別のウェブ部分は、第1のウェブ部分4よりも幅が狭く、この別のウェブ部分の次に壁8の形態をした部分が設けられ、これらも又、折り畳み線12により互いに分離される。
【0048】
折り畳み式ブランク2は、ブリスターカード22全体を受け入れる種々の機能領域を有すると共に更にブリスターカード22の部分片のための少なくとも1つの受け口を有している。
【0049】
図示の実施形態では、ブリスターカード22全体は、折りたたみ式ブランク2のウェブ部分6にくっつけられている。この目的のため、ブリスターカード22は、少なくとも或る特定の領域に接着面44を備えた一部分を有している。
【0050】
互いに対応した少なくとも2つの挿入スロット13が、ブリスターカード22の部分片を受け入れるために壁8に設けられている。対応の挿入スロット13は、少なくとも1つの第1のタブ14及びこれと鏡像対称関係をなして配置された合わせタブ15の形態をしており、これらタブは、ブリスターカード22の最も小さな取り出し可能な部分に対応した第1の間隔16を有している。ブリスターカード22の他の種々の長さの部分を受け入れることができるようにするため、概略的に示されているように、互いに対応した挿入スロット13は、全てが同一の向きを有する複数個のタブ14及びこれと鏡像対称関係をなして配置された合わせタブ15の形態で構成され、これらタブ14は、互いに第2の間隔17を置いて位置し、合わせタブ15と正反対に位置するタブ14は、合わせタブ15から第1の間隔16を置いて位置している。第2の間隔17は、ブリスターカード22の横方向ミシン目28の間隔に一致している。さらに、折り畳みリーフレット32が、折りたたみ式ブランク2の覆い領域3にくっつけられている。
【0051】
図2に示されているブリスターカード22は、欧州の国々で用いられており、これらブリスターカードは、長手方向ミシン目27及び横方向ミシン目28により個々のキャビティ23に分割可能であり、キャビティ23は、充填物31の受入れチャンバ24を形成するよう周囲に沿って互いに接合された2枚の箔25,26を備えている。
【0052】
図3の折り畳みリーフレット32は、その広げ又は開き状態で示されている。個々の内側側部を包囲した外側包囲体は、折り畳み線36によりフロントページ33、背34及びバックページ35に分割されている。
【0053】
図1に示されている折りたたみ式ブランク2の実施形態とは対照的に、図4は、包装ユニット1の第2の実施形態を示している。この実施形態では、対応の挿入スロット13は、長円形のタブ14及び対応の合わせタブ15を生じさせるよう後壁5及び壁8に設けられた2つの縦方向スロットとして形成されており、これらタブ14,15の中間領域45は、ブリスターカード22の一部分を受け入れることができる。
【0054】
さらに、折りたたみ式ブランク2の覆い領域3は、その外部に、プラスチック箔又はクロージャステッカを備えたクロージャ領域18及びこのすぐ隣りに位置した型押し領域37を有している。クロージャ領域18は、後壁5に取り付けられたクロージャタブ38と一緒になって、解除可能であると共に再密封可能な接着部を形成する。
【0055】
図5に示されている包装ユニット1の第3の実施形態では、折り畳みブランク2の壁8は、各々が長円形の穴の形態をしたあらかじめ型打ちされた(予備型打ち)ミシン目11を有している。
【0056】
図6に示されている包装ユニット1の第4の実施形態は、折り畳み式ブランク2を有し、この折り畳み式ブランクは、折り畳み可能な部分7を更に有し、この折り畳み可能な部分は、折り畳み線12により互いに分離された壁8と第2の壁10で形成されている。壁8は、長円形の穴の形態をした予備型打ちミシン目11を有し、その幾何学的形状、配置状態及び間隔は、ブリスターカード22のキャビティ23の受入れチャンバ24の幾何学的形状、配置状態及び間隔に一致している。壁10は、折り畳み線12に沿う折り畳み後に、壁8の予備型打ちミシン目11上に実質的に合同的に又は合致して位置するようになった凹部9を有し、ブリスターカード22全体を又はその部分をこれら相互間に配置することができるようになっている。
【0057】
さらに、図7に示されている包装ユニット1の第5の実施形態では、折り畳み式ブランク2は、折り畳み線12により互いに分離された壁8と第2の壁10で形成されている折り畳み可能な部分7を有し、壁10は、片側に外側異形部分20を有すると共にこの外側異形部分20の上下に位置した接着部分21を有している。外側異形部分20は、ブリスターカード22のキャビティ23の受入れチャンバ24の幾何学的形状及び配置状態に従って形作られており、その結果、この部分は、受入れチャンバ24を少なくとも部分的に包囲するようになっている。折り畳み線12に沿う折り畳み及び接着部分21の領域における接着後、ブリスターカード全体及びその部分の両方のための収納パウチが形成される。
【0058】
図8の包装ユニット1は、図示の実施形態では、折り畳み式ブランク2を有し、この折り畳み式ブランクは、覆い領域3、ウェブ部分4、後壁5及び壁8を備えた別のウェブ部分6を有している。キャビティ23を備えたブリスターカード22は、ブリスターカード22の接着面44の付近でウェブ部分6にくっつけられ、封着され又はかしめ留めされる。例えば耐引き裂き性プラスチックフィルムで作られたクロージャタブ38が、例えば接着により後壁5の外側に取り付けられており、このクロージャタブは、プラスチックフィルム又はアルミニウム箔を備えたクロージャ領域18までウェブ部分6周りに突き出ている。覆い領域3は、クロージャ領域18のすぐ近くに型押し箇所37を備えており、この型押し箇所は、覆い領域3に対して隆起すると共に少なくとも一部がクロージャタブ38によって覆われている。
【0059】
図9は、図8に示されている実施形態に類似した変形実施形態を示している。図8の場合と同様、包装ユニット1は、2つのブリスターカード22を収納している。ブリスターカード22のキャビティ23は、包装ユニット1を開いた後、この実施形態では同じ向きになる。
【0060】
図10は、包装ユニット1の覆い領域3上のプラスチックフィルム又はアルミニウム箔付きのクロージャ領域18を拡大平面図で示しており、このクロージャ領域18は、クロージャタブ38と一緒になって、解除可能な接着部を有しており、この接着部により、包装ユニット1を繰り返し開閉することができ、このクロージャ領域18は、接着部を最初に破る前においては少なくとも部分的に密封面39を形成している。この密封面39は、例えば、この密封面を最初に開いた後、1つ又は2つ以上の図柄又はロゴが見えるようになって包装ユニット1が開けられたことがはっきりと分かるように設計されているのが良い。
【0061】
包装ユニット1の覆い領域3は、プラスチックフィルム又はアルミニウム箔を備えたクロージャ領域18のすぐ近くに、隆起型押し箇所37を有し、この隆起型押し箇所は、少なくとも一部がクロージャタブ38によって覆われている。このように、クロージャタブ38を型押し箇所37により包装ユニット1の覆い領域3から間隔を置いたところで収納することが可能であり、その結果、包装ユニットを開くためにクロージャタブを指で容易に掴むことができるようになっている。
【0062】
図11に記載された包装ユニット1の第6の変形実施形態では、折り畳み式ブランク2は、その後壁5上に2つの互いに反対側に位置する接着剤部分40を有し、これら接着剤部分は、速硬性接着剤、例えばホットメルト接着剤を用いて包装ユニット1の製造中、2つの対応関係にある追加のウェブ部分41と共に壁8にくっつけられる。接着剤部分40は、好ましくは、台形の形に僅かに面取りされている。この結果、キャビティ23を備えたブリスターカード22のための収納パウチ19を形成することができる。収納パウチ19からのブリスターカード22の取り出しを容易にするために、図示の実施形態では、外側異形部分20が壁8に追加的に設けられている。
【0063】
図12に示されている包装ユニット1では、壁8は、別の接着剤部分43を有し、他方、接着剤部分43と壁8との間にはミシン目42が設けられている。組み立てのため、図10を参照して上述したように、後壁5の接着剤部分40を壁8のウェブ部分41にくっつけて1つ又は2つ以上のブリスターカード22のための収納パウチ19を形成するようにする。さらに、ブリスターカード22を収納した後、追加の接着剤部分43をウェブ部分4の内側にくっつける。
【0064】
図13に示されている包装ユニット1の第8の変形実施形態では、追加のウェブ部分41が、後壁5と反対側に形成され、これらウェブ部分に隣接して、接着剤部分40が設けられている。包装ユニット1の組み立てのため、この場合も又、接着剤部分40を壁8にくっつけて収納パウチ19を形成する。明らかなこととして、隣接の接着剤部分40を備えた追加のウェブ部分41が壁8にも形成される変形例の採用が可能であり、接着剤部分40は、収納パウチ19を形成するよう後壁5の内側にくっつけられる。変形例として、接着剤部分40を後壁5の外側にくっつけても良い。
【0065】
最後に、図14は、図11〜図13に示されている折り畳み式ブランク2の実施形態と比較して、別のブランクが示されている包装ユニット1の第9の変形実施形態を示している。収納パウチ19を形成するため、この場合も又、壁8の接着剤部分40を折り畳み式ブランク2の後壁5の対応のウェブ部分41にくっつける。
【符号の説明】
【0066】
1 包装ユニット
2 折り畳み式ブランク
3 覆い領域
4 ウェブ部分
5 後壁
6 ウェブ部分
7 折り畳み可能部分
8 壁
9 凹部
10 壁
11 ミシン目
12 折り畳み線
13 挿入スロット
14 タブ
15 合わせタブ
16 第1の間隔
17 第2の間隔
18 クロージャ領域
19 収納パウチ
20 外側異形部分
21 接着剤部分
22 ブリスターカード
23 キャビティ
24 受入れチャンバ
25 箔
26 箔
27 縦方向ミシン目
28 横方向ミシン目
29 引き裂き開放補助部
30 ミシン目
31 充填物
32 折り畳みリーフレット
33 フロントページ
34 背
35 バックページ
36 折り畳み線
37 型押し箇所
38 クロージャタブ
39 密封面
40 接着剤部分
41 ウェブ部分
42 ミシン目
43 接着剤部分
44 接着面
45 中間領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳み式ブランク(2)及び少なくとも1つのブリスターカード(22)を有する包装ユニット(1)であって、前記ブリスターカードは、特に縦方向ミシン目及び/又は横方向ミシン目によって個々のキャビティ(23)に分割可能であり、前記キャビティは、充填物(31)、特に医薬有効物質含有製剤の受入れチャンバ(24)を形成するよう周囲が互いに接合された2枚の箔(25,26)を備え、前記折り畳み式ブランク(2)が種々の領域を有する包装ユニットにおいて、
前記折り畳み式ブランク(2)の前記領域は、前記ブリスターカード(22)全体を収納する機能領域及び/又は前記ブリスターカード(22)の少なくとも一部分を受け入れる機能領域を含む、
ことを特徴とする包装ユニット。
【請求項2】
前記ブリスターカード(22)は、前記折り畳み式ブランク(2)の後壁(5)及び/又は前記壁(8)に互いに異なる箇所で接着される、
請求項1記載の包装ユニット。
【請求項3】
前記ブリスターカード(22)は、前記折り畳み式ブランク(2)の少なくとも1つのウェブ部分(4,6)にくっつけられ、かしめ留めされ、或いは封着される、
請求項1又は2記載の包装ユニット。
【請求項4】
前記ブリスターカード(22)は、2枚のパネル付きのブリスターカード(22)として具体化される、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項5】
前記ブリスターカード(22)は、そのパネル相互間に、接着面(44)として役立つ部分を有する、
請求項3記載の包装ユニット。
【請求項6】
前記ブリスターカード(22)の複数の部分のための前記受け口は、前記折り畳み式ブランク(2)の前記壁(8)に互いに対応関係をなして設けられた少なくとも2つの挿入スロット(13)の形態で具体化される、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項7】
前記対応関係にある挿入スロット(13)は、少なくとも1つの第1のタブ(14)及びこれと鏡像対称関係をなして配置された合わせタブ(15)の形態に構成されており、前記タブは、前記ブリスターカード(22)の最も小さな分離可能な部分に従って、前記最も小さな分離可能な部分に対応した第1の間隔(16)を有する、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項8】
前記対応関係にある挿入スロット(13)は、全てが同一の向きを有する複数個のタブ(14)及びこれらタブと鏡像対称関係をなして配置された合わせタブ(15)として形成され、前記タブ(14)は、互いに第2の間隔(17)を置いて位置し、前記合わせタブ(15)と正反対に位置する前記タブ(14)は、前記合わせタブ(15)から前記第1の間隔(16)を置いて位置している、
請求項6又は7記載の包装ユニット。
【請求項9】
前記第2の間隔(17)は、前記ブリスターカード(22)の前記横方向ミシン目(28)の間隔に一致している、
請求項8記載の包装ユニット。
【請求項10】
前記対応関係にある挿入スロット(13)は、2つの縦方向スロットの形態をしており、前記スロットの中間領域(45)は、前記ブリスターカード(22)の少なくとも一部分を受け入れるのに役立つ、
請求項6〜9のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項11】
前記挿入スロット(13)は、前記壁(8)に設けられた弱め領域又はあらかじめ型打ちされた脆弱な箇所により形成されている、
請求項6〜10のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項12】
前記折り畳み式ブランク(2)の前記壁(8)は、円形であり又は長円形の穴の形態をしたあらかじめ型打ちされたミシン目(11)又は開口部を有し、前記ミシン目又は開口部の幾何学的形状、配置状態及び間隔は、前記ブリスターカード(22)に設けられている前記キャビティ(23)の前記受入れチャンバ(24)の幾何学的形状、配置状態及び間隔に一致している、
請求項1〜11のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項13】
前記折り畳み式ブランク(2)は、折り畳み線(12)により互いに分離されている前記壁(8)及び第2の壁(10)により形成された折り畳み可能な部分(7)を有し、前記壁(8)は、円形であり又は長円形の穴の形態をしたあらかじめ型打ちされたミシン目(11)又は開口部を有し、前記ミシン目又は開口部の幾何学的形状、配置状態及び間隔は、前記ブリスターカード(22)に設けられている前記キャビティ(23)の前記受入れチャンバ(24)の幾何学的形状、配置状態及び間隔に一致しており、前記壁(10)は、前記折り畳み線(12)に沿う折り畳み後、前記壁(8)の前記あらかじめ型打ちされたミシン目(11)上に実質的に合同的に位置するようになった凹部(9)を有する、
請求項1〜12のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項14】
前記ミシン目(11)又は開口部は、前記キャビティを定位置にクランプするように配置されると共に寸法決めされている、
請求項12又は13記載の包装ユニット。
【請求項15】
前記折り畳み式ブランク(2)は、折り畳み線(12)により互いに分離されている前記壁(8)及び第2の壁(10)により形成された折り畳み可能な部分(7)を有し、前記第2の壁(10)は、その側部に設けられた外側異形部分(20)及び前記外側異形部分(20)の上下に設けられた接着剤部分(21)を有し、前記外側異形部分(20)は、前記ブリスターカード(22)の前記キャビティ(23)の前記受入れチャンバ(24)を少なくとも部分的に包囲している、
請求項1〜14のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項16】
前記折り畳み式ブランク(2)は、厚紙及び/又はプラスチックで作られている、
請求項1〜15のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項17】
前記折り畳み式ブランク(2)の寸法は、前記ブリスターカード(22)の寸法に一致するよう選択されている、
請求項1〜16のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項18】
折り畳み式ブランク(2)を有する包装ユニットであって、前記包装ユニット(1)は、少なくとも1つのブリスターカード(22)及び/又は前記ブリスターカード(22)の一部分又は別の充填物のための少なくとも1つの収納パウチ(19)を有する、
包装ユニット。
【請求項19】
少なくとも1つブリスターカード(22)を有する、
請求項18記載の包装ユニット。
【請求項20】
前記ブリスターカード(22)は、縦方向ミシン目及び/又は横方向ミシン目によって個々のキャビティ(23)に分割可能であり、前記キャビティは、充填物(31)、特に医薬有効物質含有製剤の受入れチャンバ(24)を形成するよう周囲が互いに接合された2枚の箔(25,26)を備えている、
請求項19記載の包装ユニット。
【請求項21】
前記収納パウチ(19)は、前記折り畳み式ブランク(2)を折り畳むことにより、前記折り畳み式ブランク(2)の領域に形成される、
請求項18〜20のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項22】
前記収納パウチ(19)は、追加のウェブ部分(41)及びこれに隣接した接着剤部分(40)を用いて又は追加のウェブ部分(41)及びこれとは別個の接着剤部分(40)を用いて形成でき、前記ウェブ部分(41)又は前記接着剤部分(40)は、前記折り畳み式ブランク(2)の一部として、それぞれ折り畳み線(12)により分離された後壁(5)及び/又は壁(8)に取り付けられている、
請求項18〜21のいずれか1項に記載の包装ユニット。
【請求項23】
前記壁(8)は、少なくとも1つの外側異形部分(20)を有する、
請求項22記載の包装ユニット。
【請求項24】
前記収納パウチ(19)は、追加の接着剤部分(43)により形成でき、前記追加の接着剤部分(43)は、ミシン目(42)によって分離可能な状態で前記折り畳み式ブランク(2)の壁(8)に取り付けられ、前記追加の接着剤部分(43)は、少なくとも1つのブリスターカード(22)を挿入した後、前記ウェブ部分(4)にくっつけられる、
請求項18〜23のいずれか1項に記載の包装ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2011−502083(P2011−502083A)
【公表日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−531509(P2010−531509)
【出願日】平成20年10月28日(2008.10.28)
【国際出願番号】PCT/EP2008/064572
【国際公開番号】WO2009/056531
【国際公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【出願人】(503385923)ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (976)
【Fターム(参考)】