説明

包装体

【課題】段ボール製上箱を取り除くだけで、段ボール製底箱に収納された内容物を容易にディスプレイすることができる包装体を提供する。
【解決手段】上端が開口し内容物を受ける底箱2と、下端が開口し底箱2に被さる上箱3とからなり、底箱2は、少なくとも1組の対向側板4,5または6,7の上端に舌片15,15とを備え、上箱3は、底箱2に重なる2組の対向側板21,22および23,24と、この2組の対向側板21,22および23,24の上端に連設される上蓋形成用フラップ25,26および27,28とを備え、1組の対向側板23,24の上端に連設され先に折り曲げられる上蓋形成用フラップ27,28と、他の組の対向側板21,22の上端に連設され後から折り曲げられる上蓋形成用フラップ25,26との間で底箱2の舌片15,15が挟まれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物を収納した状態でディスプレイすることができる包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
内容物を店頭などでディスプレイする場合に、内容物が収納された包装箱の上半分を取り除いて、内容物を包装箱に収納したままディスプレイすることができれば便利である。特許文献1には、段ボール製包装箱を上下に分割して、上箱部分を取り除く技術が記載されている。特許文献1の包装箱では、側板の高さ方向中間部に2本の平行なミシン目状カット線が形成されており、この2本の平行なミシン目状カット線間の帯片を切り破ることによって包装箱が下側部分と上側部分とに分割される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3026340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の包装箱では、側板に形成した2本の平行なミシン目状カット線間に設けられた帯片を取り除いて包装箱の上側部分を取り除き、内容物を下側部分の包装箱に収容された状態でディスプレイする場合があるが、取り除いた帯片は廃棄しなければならない。
【0005】
本発明の目的は、帯片を用いて包装箱の上側部分を切り離すことなく、包装箱の上側部分を形成する上箱を取り除いて、内容物を包装箱の下側部分を形成する底箱に収容された状態で容易にディスプレイすることができる包装体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決するために請求項1の発明は、平面形状が矩形で上端が開口し内容物を受ける段ボール製底箱と、平面形状が矩形で下端が開口し前記底箱に被さる段ボール製上箱とからなり、前記底箱は、2組の対向側板と、この対向側板の下端に連設される底板形成用フラップと、前記2組の対向側板のうち少なくとも1組の対向側板の上端に連設された舌片とを備え、前記上箱は、前記底箱の2組の対向側板の外面に重なる2組の対向側板と、この2組の対向側板の上端に連設される上蓋形成用フラップとを備え、1組の対向側板の上端に連設され先に折り曲げられる上蓋形成用フラップと、他の組の対向側板の上端に連設され後から折り曲げられる上蓋形成用フラップとの間で前記底箱の舌片を挟むように構成し、前記後から折り曲げられる上蓋形成用フラップの突き合わせ部を封緘手段で閉じるようにしたものである。
【0007】
また請求項2の発明は、後から折り曲げられる上蓋形成用フラップには、舌片が先に折り曲げられる上蓋形成用フラップと後から折り曲げられる上蓋形成用フラップとの間に挟み込まれていることを確認するための開口窓が形成されるものである。
【0008】
また請求項3の発明は、舌片を備える対向側板において、舌片を含む範囲で板部を切除するためのカット線が形成されるものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、帯片を用いて包装箱の上側部分を切り離すことなく、包装箱の上側部分を形成する上箱を取り除いて、内容物を包装箱の下側部分を形成する底箱に収容された状態で容易にディスプレイすることができる。また、作業者は、開口窓を通して、舌片が先に折り曲げられる上蓋形成用フラップと後から折り曲げられる上蓋形成用フラップとの間に挟み込まれていることを確認することができる。また、舌片を切り取った状態で内容物を展示して美観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る包装体の段ボール製底箱の展開図である。
【図2】同包装体の段ボール製上箱の展開図である。
【図3】同包装体の分解斜視図である。
【図4】同底箱に内容物を収納した状態を示す斜視図である。
【図5】同底箱に上箱を被せて上蓋形成用フラップを閉じる途中の状態を示す斜視図である。
【図6】同封緘された包装体を示す斜視図である。
【図7】図6のX−X断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る包装体の段ボール製底箱の展開図である。
【図9】同包装体の段ボール製上箱の展開図である。
【図10】同包装体の分解斜視図である。
【図11】同底箱に内容物を収納した状態を示す斜視図である。
【図12】同底箱に上箱を被せて上蓋形成用フラップを閉じる途中の状態を示す斜視図である。
【図13】同封緘された包装体を示す斜視図である。
【図14】同底箱を使った内容物のディスプレイ状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る包装体の段ボール製底箱の展開図である。
【図16】同包装体の段ボール製上箱の展開図である。
【図17】同包装体の分解斜視図である。
【図18】同底箱に上箱を被せて上蓋形成用フラップを閉じる途中の状態を示す斜視図である。
【図19】同封緘された包装体を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の第1の実施の形態について図1〜図7に基づいて説明する。段ボール製包装体1は、平面形状が長方形で上端が開口し内容物33が収納される段ボール製底箱2と、平面形状が長方形で下端が開口し段ボール製底箱2に被さる段ボール製上箱3とを備える。段ボール製底箱2は、2組の対向側板4,5,6,7と、これら対向側板4,5,6,7の下端に連設される底蓋形成用フラップ8,9,10,11を備える。長辺側の側板4の遊端部には糊代片12が連設されており、この糊代片12が短辺側側板7の遊端部に接着されて角筒体を形成する。底蓋形成用フラップ8,9には、夫々角部近傍に折り曲げ線13,14が設けられており、この折り曲げ線13,14より外側角部に位置する底蓋形成用フラップ8a,9aの内面に、底蓋形成用フラップ10,11が各々接着される。これによって折り畳み可能な底蓋が形成される。底蓋形成用フラップ10,11は底蓋形成用フラップ8a,9aの内面に接着されているが、これに限定されるものではなく接着されていないものでもよい。
【0012】
長辺側の対向側板4,5は、前方に向かうに従って高さが低くなるように形成され、後部上端には、舌片15,15が設けられる。舌片15,15によって底箱2は上箱3に係止され、底箱2が上箱3から抜け落ちることが防止される。舌片15,15は平板状に形成され、対向側板4,5の上端に設けられた折り曲げ線16,16によって内側に折り曲げ可能とされる。前後方向に位置する対向側板6,7のうち前側に位置する側板6は、対向側板4,5の前端部に合わされ低く形成され、中央部は上端が切り欠かれてさらに低く形成される。後側に位置する側板7は、対向側板4,5の折り曲げ線16,16の後部の高さに合わせて高く形成され、上端近傍の中央に長孔17が形成されている。
【0013】
一方、上箱3は、2組の対向側板21,22,23,24と、これらの対向側板21,22,23,24の上端に連設される上蓋形成用フラップ25,26,27,28とからなる。長辺側の側板21の遊端部には糊代片29が連設されており、この糊代片29が短辺側の側板24の遊端部内面に接着されて、下端が開口する角筒状が形成される。上箱3は、上箱3を底箱2に被せたとき、対向側板21,22,23,24の上端が、底箱2の対向側板4,5の最上端の位置に揃うように形成される。
【0014】
上蓋形成用フラップ27は、舌片15,15よりも先に閉じられる。上蓋形成用フラップ28を閉じるとき、上蓋形成用フラップ28が舌片15,15に接触することを防止するために、上蓋形成用フラップ28は幅狭に形成されている。上蓋形成用フラップ25,26の後端近傍には開口窓30,30が設けられており、作業者は、開口窓30,30を通して、底箱2の舌片15,15が、上箱3の上蓋形成用フラップ28と上蓋形成用フラップ25,26との間に挟み込まれていることを確認することができる。つまり、上蓋形成用フラップ27,28が折り曲げられた後に舌片15,15が折り曲げられ、舌片15,15を覆うように上蓋形成用フラップ25,26が折り曲げられる。そして、上蓋形成用フラップ25,26の突き合わせ部が封緘手段である封緘テープ32で閉じられるものである。
【0015】
このとき舌片15,15の外面を着色すると、一層確認し易くなる。なお、対向側板23,24には、幅方向の中央部であって上端近傍にU字状の押し込み片31,31が設けられており、上蓋形成用フラップ25と26との突き合わせ部に貼られた封緘テープ32を剥がすときに、封緘テープ32の端部に位置する押し込み片31,31を押し込んで、封緘テープ32の端部を容易に掴むことができる。なお、底箱2の側板7に形成された長孔17は、押し込み片31,31が側板7に当接することを防止するためのものである。
【0016】
ここで内容物33の梱包手順について説明する。内容物33が収納された底箱2には上箱3が被せられる。上箱3は、上箱3の2組の対向側板21,22と23,24とが底箱2の2組の対向側板4,5と6,7との外面に重なるように被せられる。上箱3が底箱2に被せられたとき、底箱2の舌片15,15は、上箱3の対向側板21,22の内面に沿うように、対向側板21,22上端から突出する。この状態で上箱3の上蓋形成用フラップ27,28が閉じられる。
【0017】
図5に示すように、上蓋形成用フラップ27,28が閉じられた後に、舌片15,15が上蓋形成用フラップ28に重なるように内側に折り曲げられる。この状態で上蓋形成用フラップ25,26が閉じられる。上蓋形成用フラップ25,26が閉じられると、舌片15,15は、上箱3の上蓋形成用フラップ28と上蓋形成用フラップ25,26との間に挟み込まれた状態となる。作業者は、図6に示すように上蓋形成用フラップ25,26を閉じた状態で、開口窓30,30を通して、舌片15,15が上蓋形成用フラップ28と上蓋形成用フラップ25,26との間に挟み込まれていることを容易に確認することができる。
【0018】
上蓋形成用フラップ25,26を閉じた後に、上蓋形成用フラップ25と26との突き合わせ部に封緘テープ32が貼られて、上蓋形成用フラップ25,26が固定される。本実施の形態では、上蓋形成用フラップ25,26が封緘テープ32を用いて固定されているが、これに限定されるものではなく、上蓋形成用フラップ25,26が、たとえばステープルを用いて固定されるものでも良い。舌片15,15が上蓋形成用フラップ28と上蓋形成用フラップ25,26との間に挟み込まれているので、作業者が上箱3を持ち上げた場合に、底箱2が上箱3から不用意に抜け落ちることを防止することができる。また、底箱2の側板4,5,6,7の外面を覆うように上箱3の側板21,22,23,24が配置されるので、耐圧強度を向上させることができる。
【0019】
次に、梱包した内容物33を店頭などでディスプレイする手順について説明する。まず段ボール製包装体1の封緘テープ32が剥がされる。このとき作業者は、封緘テープ32の端部に位置するU字状の押し込み片31,31を押し込んで、封緘テープ32の端部を容易に掴むことができる。封緘テープ32が剥がされた後に、上箱3の上蓋形成用フラップ25,26が開けられ、内側に折り曲げられた舌片15,15が鉛直方向に折り返される。その後、上蓋形成用フラップ27,28が開けられて、上箱3を引き上げることができる。上箱3が引き上げられると、底箱2と上箱3とが分離され、底箱2に収納した内容物33をこの状態でディスプレイすることができる。
【0020】
底箱2の対向側板4,5は前方に向かうに従って高さが低くなるように形成されており、対向側板6は、対向側板4,5の前端部の高さに合わせて形成されているので、内容物33を人目に付きやすい状態でディスプレイすることができる。作業者は、段ボール製包装体1の封緘テープ32を剥がし、上箱3を引き上げるだけで、内容物33を底箱2に収納したままディスプレイすることができる。
【0021】
次に、本発明の第2の実施の形態について図8〜図14に基づいて説明する。第1の実施の形態の説明と重複する部分については説明を省略し、同一の参照符を用いる。本実施の形態に係る段ボール製包装体36において、底箱37の対向側板4,5の上端には前端部と後端部とに舌片41,41,15,15が設けられる。対向側板4,5の前端部に設けられる舌片41,41は、後端部に設けられる舌片15,15と同様に平板状に形成され、対向側板4,5の上端に連設された脚板44,44の上端に設けられる。舌片41,41は、折り曲げ線42,42によって内側に折り曲げ可能とされる。なお、対向側板4,5と脚板44,44との接続部にはカット線45が設けられており、内容物33をディスプレイするときには、舌片41,41が脚板44,44とともに取り除かれる。
【0022】
上箱3の上蓋形成用フラップ27,28を閉じるときに、上蓋形成用フラップ27,28が底箱37の舌片41,41,15,15に接触することを防止するために、上蓋形成用フラップ27,28は幅狭に形成される。さらに上蓋形成用フラップ25,26の前部および後部には、確認窓43,43,30,30が設けられる。
【0023】
舌片41,41,15,15が対向側板4,5の前端部と後端部との両方に設けられるので、底箱37が上箱3から不用意に抜け落ちることをより確実に防止することができる。
【0024】
さらに、本発明の第3の実施の形態について図15〜図19に基づいて説明する。本発明の第1の実施の形態または第2の実施の形態の説明と重複する部分については説明を省略し、同一の参照符を用いる。本実施の形態に係る段ボール製包装体50においては、底箱51の舌片53,54は、前方および後方に位置する対向側板6,7に設けられる。上箱52の短辺側に位置する上蓋形成用フラップ27,28には、舌片53,54が挿通するスリット55,56が形成されるとともに、長辺側の一方の上蓋形成用フラップ26の両端に開口窓57,58が設けられる。
【0025】
なお、前端側の側板6に設けられる舌片53は、側板6に連設された脚板59の上端に設けられる。側板6と脚板59との接続部にはカット線60が形成されており、内容物33をディスプレイするときには、カット線60を用いて舌片53が脚板59とともに取り除かれる。
【0026】
内容物33を梱包する場合には、底箱51に内容物33を収納した後に上箱52を被せるが、このとき上蓋形成用フラップ27,28が閉じられた状態で、舌片53,54をスリット55,56に挿通させる。スリット55,56の下方から上方に向かって挿通された舌片53,54は、図18に示すように内側に折り曲げられる。上蓋形成用フラップ25,26を閉じた後、上蓋形成用フラップ26に設けられた開口窓57,58によって、舌片53,54が、上蓋形成用フラップ27,28と上蓋形成用フラップ25,26との間に挟み込まれていることを確認することができる。
【0027】
本実施の形態では、開口窓57,58を上蓋形成用フラップ26に設けているが、これに限定されるものではなく、上蓋形成用フラップ25に設けることもできる。開口窓57,58は、封緘テープ32が貼られる位置を避けて設けられる。内容物33をディスプレイする場合には、前端側に設けられた脚板59および舌片53がカット線60で切り取られるとともに、対向側板4,5には舌片53,54が設けられていないので、内容物33が人目に付きやすく、すっきりとした外観で美観に優れたディスプレイをすることができる。
【0028】
このように、平面形状が矩形で上端が開口し内容物33を受ける段ボール製底箱である底箱2と、平面形状が矩形で下端が開口し底箱2に被さる段ボール製上箱である上箱3とからなり、底箱2は、2組の対向側板4,5および6,7と、この対向側板4,5および6,7の下端に連設される底板形成用フラップ8,9および10,11と、2組の対向側板4,5および6,7のうち少なくとも1組の対向側板の上端に連設された舌片15,15とを備え、上箱3は、底箱2の2組の対向側板4,5および6,7の外面に重なる2組の対向側板21,22および23,24と、この2組の対向側板21,22および23,24の上端に連設される上蓋形成用フラップ25,26および27,28とを備え、1組の対向側板23,24の上端に連設され先に折り曲げられる上蓋形成用フラップ27,28と、他の組の対向側板21,22の上端に連設され後から折り曲げられる上蓋形成用フラップ25,26との間で底箱2の舌片15,15を挟むように構成し、後から折り曲げられる上蓋形成用フラップ25,26の突き合わせ部を封緘テープ32で閉じるようにしたので、帯片を用いて包装箱の上側部分を切り離すことなく、包装箱の上側部分を形成する上箱を取り除いて、内容物を包装箱の下側部分を形成する底箱に収容された状態で容易にディスプレイすることができる。
【0029】
さらに、後から折り曲げられる上蓋形成用フラップ25,26には、舌片15,15が先に折り曲げられる上蓋形成用フラップ27,28と後から折り曲げられる上蓋形成用フラップ25,26との間に挟み込まれていることを確認するための開口窓30,30が形成されるので、作業者は、開口窓30,30を通して、底箱2の舌片15,15が、上箱3の上蓋形成用フラップ28と上蓋形成用フラップ25,26との間に挟み込まれていることを確認することができる。
【0030】
さらに、舌片41,41を備える対向側板4,5において、舌片41,41を含む範囲で板部を切除するためのカット線45,45が形成されているので、舌片41,41を切り取った状態で内容物33をディスプレイすることができ美観を向上させることができる。
【符号の説明】
【0031】
1,36,50 段ボール製包装体
2,37,51 底箱
3,52 上箱
4,5,6,7,21,22,23,24 側板
8,8a,9,9a,10,11 底蓋形成用フラップ
12,29 糊代片
13,14,16,42 折り曲げ線
15,41,53,54 舌片
17 長孔
25,26,27,28 上蓋形成用フラップ
30,43,57,58 開口窓
31 押し込み片
32 封緘テープ
33 内容物
44,59 脚板
45,60 カット線
55,56 スリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面形状が矩形で上端が開口し内容物を受ける段ボール製底箱と、
平面形状が矩形で下端が開口し前記底箱に被さる段ボール製上箱とからなり、
前記底箱は、2組の対向側板と、この対向側板の下端に連設される底板形成用フラップと、前記2組の対向側板のうち少なくとも1組の対向側板の上端に連設された舌片とを備え、
前記上箱は、前記底箱の2組の対向側板の外面に重なる2組の対向側板と、この2組の対向側板の上端に連設される上蓋形成用フラップとを備え、1組の対向側板の上端に連設され先に折り曲げられる上蓋形成用フラップと、他の組の対向側板の上端に連設され後から折り曲げられる上蓋形成用フラップとの間で前記底箱の舌片を挟むように構成し、前記後から折り曲げられる上蓋形成用フラップの突き合わせ部を封緘手段で閉じるようにしたことを特徴とする包装体。
【請求項2】
後から折り曲げられる上蓋形成用フラップには、舌片が先に折り曲げられる上蓋形成用フラップと後から折り曲げられる上蓋形成用フラップとの間に挟み込まれていることを確認するための開口窓が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装体。
【請求項3】
舌片を備える対向側板において、舌片を含む範囲で板部を切除するためのカット線が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装体。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2012−197111(P2012−197111A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−63440(P2011−63440)
【出願日】平成23年3月23日(2011.3.23)
【出願人】(000112853)フマキラー株式会社 (155)
【出願人】(502356517)王子チヨダコンテナー株式会社 (66)
【Fターム(参考)】