説明

包装機におけるフィルム終端検出装置

【課題】フィルムをローラに巻き掛ける際の作業性を向上させることができるとともに、フィルムの終端検出の信頼性を高めることができる包装機におけるフィルム終端検出装置を提供する。
【解決手段】帯状のフィルムFが巻き掛けられる2つの回転体19A,19Bを同一軸線上に隙間20を挟んで配設する。隙間20の位置には光電センサの投光部26a及び受光部27aを回転体19A,19Bの外周面より内方の位置に支持する支持部材23を設ける。両回転体19A,19B上を巻き掛けられるフィルムFを光電センサの投光部26a及び受光部27aにより検出するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原反ロールから引き出された帯状のフィルムの終端を検出するようにした包装機におけるフィルム終端検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、原反ロールから引き出された帯状のフィルムを、複数のガイドローラに巻き掛けて案内する包装機において、フィルムの終端をフィルムの移送経路で検出するフィルム終端検出装置としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されるような構成が提案されている。
【0003】
特許文献1に記載の従来構成では、複数のローラに巻き掛けて案内される帯状のフィルムの移送経路において、該ローラから離間した位置に案内板が配設されている。案内板のフィルム移送経路と反対側の面には終端検出スイッチが取着され、該スイッチの検出レバーが案内板の長孔を介してフィルム移送経路に突出されている。そして、検出レバーがフィルムに押圧された状態で、終端検出スイッチによりフィルムの有無が検出されるようになっている。
【0004】
また、特許文献2に記載の従来構成では、複数のローラに巻き掛けて案内される帯状のフィルムの移送経路において、ローラから離間した位置に光電センサ等からなる非接触型の終端検出センサが配設されている。そして、この終端検出センサによりフィルムの有無が検出されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実公平2−8922号公報
【特許文献2】特開2006−219187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、これらの従来のフィルム終端検出装置には、次のような問題があった。
特許文献1に記載の従来構成では、終端検出スイッチ及び該検出スイッチを支持する案内板がローラに対向するとともに、近接した位置に配設されている為、帯状のフィルムをローラに巻き掛ける際に、案内板とローラとの隙間にフィルムを通さなければならない。この場合、終端検出スイッチの検出レバーや案内板がフィルムを通す作業の妨げになるばかりでなく、フィルムが垂れ下がって、周辺の部材に接触しないように、できる限り両手でフィルムを広げた状態で隙間に通す必要がある為、面倒な作業を強いられ、しかも、隙間を通すために片手をフィルムから放すと、フィルムが重なり合ったり折れたりしてしまう。また、終端検出スイッチの検出レバーがフィルムに押圧接触されている為、フィルムの材質によっては、その表面が傷付けられるおそれがあった。
【0007】
これに対して、特許文献2に記載の従来構造では、非接触型の終端検出センサとして光電センサが設けられている為、フィルムの表面が傷付けられるおそれはない。しかしながら、光電センサを採用する場合、光電センサをフィルムから遠ざけて配設する程、例えば、外乱光がノイズとして入ったり、検出対象外の物体が光を遮ったり、その他、様々な要因で光電センサの検出信頼性を損ねることから、光電センサをフィルムに近接した位置に配設することが好ましいが、フィルムの近くに光電センサやそのセンサを支持する部材を配設すると、特許文献1と同様にその部材がフィルムを通す作業の妨げになるという問題があった。
【0008】
本発明は、包装機の原反ロールから引き出された帯状のフィルムをローラに巻き掛ける際の作業性を向上させ、また、フィルムの終端検出の信頼性を損ねることがないフィルム終端検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成する為に、本発明では、原反ロールから引き出された帯状のフィルムを巻き掛け案内する2つの回転体を同一軸線上に隙間を挟んで自由回転可能に配設するとともに、該隙間内には光電センサの投光部及び受光部を備えた検出体を回転体の外周面より内方の位置に収容し、両回転体上に巻き掛けられたフィルムを該光電センサの検出体がフィルムに放った光の反射光により検出するようにしたことを特徴としている。
【0010】
従って、本発明においては、回転体の外側のフィルムが巻き掛けられる領域から外方に対向するように離間させた位置などに光電センサの検出体を支持する為の部材を設ける必要がない。よって、フィルムの巻き掛けに際して、フィルムを帯状に広げた状態で、光電センサの検出体を支持する部材と回転体との隙間に通すという面倒な作業を行う必要がなく、作業性を向上させることができる。また、本発明では、光電センサの検出体が2つの回転体間の隙間に、回転体の外周面より内方の位置に支持されている為、例えば、光電センサが外乱光等のノイズに影響され難く、従って、光電センサの検出信頼性を向上できる。よって、フィルムの終端検出の信頼性を高めることができる。更に、本発明では、光電センサの検出体がフィルムに接触しない為、フィルムが傷付けられるおそれもない。
【0011】
前記構成において、両回転体の隙間における支持シャフトに支持部材を装着し、該支持部材に形成された支持孔内に前記検出体を設けるとよい。
前記構成において、前記原反ロールとは異なる位置に予備の原反ロールが支持されており、いずれの原反ロールから引き出されるフィルムにおいても、下流側に向けて搬送される際のフィルムが、前記回転体に巻き掛けられる状態を維持し得る領域に対して、前記検出体の検出光が指向されるように、前記光電センサの検出体が配設されていることが好ましい。
【0012】
前記構成において、支持部材が一対のリングを備え、両リングに形成された挟持用凹部の間に、前記検出体を挟んで支持するとよい。
前記包装機におけるフィルム終端検出装置の構成において、両回転体間の隙間を、フィルムが入り込まない幅に形成するとよい。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明によれば、フィルムをローラに巻き掛ける際の作業性を向上させることができるとともに、フィルムの終端検出の信頼性を損ねることがない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】横形製袋充填機のフィルム供給部の略示図。
【図2】ガイドローラ15Aを示す側面図。
【図3】図2のA−A線における拡大断面図。
【図4】支持部材を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(実施形態)
図1に示すように、フィルム終端検出装置を適用した本実施形態の包装機は、フィルム供給部30の原反ロール12A,12Bのうちの一方から引き出されて搬送された帯状フィルムFを製袋手段14で筒状に成形し、該筒状のフィルムF中にコンベア13から所定間隔毎に物品Mを供給し、該フィルムFに所定のシールを施し、フィルムFを切断して包装製品を得る横形製袋充填機である。フィルム供給部30は、両原反ロール12A,12Bのうちの他方は予備であって、一方の原反ロール12A,12BのフィルムFが消費された際に、引き続いてフィルム供給に供される。フレーム11の前面に複数のガイドローラ15A〜15Fを備え、これらのガイドローラ15A〜15Fのうちで、最上流のガイドローラ15Aの位置で、原反ロール12A,12Bから引き出されるフィルムFの終端が検出される。
【0016】
図2及び図3に示すように、ガイドローラ15Aは、フレーム11の前面に円筒状の支持シャフト17を有し、該支持シャフト17がブラケット18を介してフレーム11に取り付けられている。支持シャフト17上には、2つの同一外径の円筒状の回転体19A,19Bが回転中心を一致させるように同一軸線上に隙間20を挟んだ状態で、各一対のベアリング21を介して自由回転可能に支持されている。そして、フィルムFが両回転体19A,19B上に巻き掛けられることにより、フィルムFの搬送が案内される。この場合、両回転体19A,19B間の隙間20は、フィルムFの搬送域の幅方向中間部に配置されるとともに、後述する投光部26a及び受光部27aを備えた検出体28の透光及び受光の障害にならない広さであり、両回転体19A,19B上を巻き掛けられるフィルムFが入り込まない程度の狭い幅に形成されている。包装に使用されるフィルムの材質や厚さ等の種類は様々であり、フィルムFが入り込まない幅が一概に決められないが、多くの種類のフィルムでは10mm以内であるのが好ましい。
【0017】
支持シャフト17の両端部には一対のカラー22が固定されている。両回転体19A,19B間の隙間20の位置における支持シャフト17の外周には支持部材23が外嵌状態で装着されている。そして、各カラー22及び支持部材23により両回転体19A,19Bの軸線方向への移動が規制される。
【0018】
図3及び図4に示すように、支持部材23は、一対のリング23a,23bを接合した状態で複数のネジ24よって固定することにより構成されている。リング23a,23bの接合面には、互いに合致可能な半円形状の挟持用凹部25が形成されている。両挟持用凹部25により支持孔が構成される。支持シャフト17内には、反射型光電センサにおける投光側及び受光側の光ファイバケーブル26,27が挿通されている。光ファイバケーブル26,27の先端は、投光部26a及び受光部27aを備えた検出体28となっている。また、光ファイバケーブル26,27の他端は、フレーム11に配設された不図示の光電センサの本体に接続されている。本実施形態の光電センサは、製品名FX−100(サンクス株式会社製)の光電センサである。この光電センサは、近距離での検出時や、透明体・微小物体の検出時など、受光レベルが飽和する場合、センサの投光量を減光して検出を安定させることができ、また、任意の周期で入光量を確認し、しきい値の再設定を自動で行い、長期的な環境変化(埃など)による投光量の変化に追従させることができる。この為、特に難しいとされる透明のフィルムでも、検出光がフィルムを透過することなく、検出体28への反射光によってフィルムの終端を検出することができた。
【0019】
図3に示すように、光ファイバケーブル26,27の投光部26a及び受光部27aを備えた検出体28は、支持シャフト17に形成された透孔29を通して外側に突出されて、支持部材23の両リング23a,23bの挟持用凹部25間に挟持されている。従って、該検出体28は、挟持用凹部25よりなる支持孔内に支持されている。この状態で、検出体28が、両回転体19A,19B間の隙間20内に、回転体19A,19Bの外周面より内方の位置に(検出体28が回転体の外周面より外方に突出しないように)収容されている。この場合、図3に示すように、いずれの原反ロール12A,12Bにおいても、フィルムFを下流側に向けて搬送する際に、フィルムの搬送・停止切り替えなどにより、フィルムFが弛んで回転体19A,19Bの下方から離れて垂れ下がった場合(フィルムFの弛んだ部分Faを図1に2点鎖線で示す)でも、検出体28は、両回転体19A,19BからフィルムFが離れない位置に配設されている。
【0020】
つまり、搬送される際のフィルムFが両回転体19A,19Bに巻き掛けられる状態を維持し得る領域に対して、検出体28の検出光が指向されるように、検出体28が配設されており、フィルムFの終端を検出し得るようにされている。
【0021】
横形製袋充填機の運転に伴い、一方の原反ロール12A,12Bから引き出された帯状のフィルムFが自由回転可能に配設された回転体19A,19Bによって巻き掛け案内されて搬送されることにより、物品Mが順次包装される。
【0022】
このとき、2つの回転体19A,19Bの隙間内であって、回転体19A,19Bの外周面より内方の位置に収容された投光部26a及び受光部27aを備えた検出体28の投光部26aから、フィルムFに放った光の反射光を受光部27aが受光して、フィルムFが検出される。
【0023】
なお、本実施形態の横形製袋充填機では、いずれの原反ロールから引き出されるフィルムFにおいても、下流側に向けて搬送される際のフィルムFが回転体19A,19Bに巻き掛けられる状態を維持し得る領域に対して検出体28の検出光が指向されるように、検出体28が支持シャフト17に装着された支持部材23の挟持用凹部25,25に配設されている。
【0024】
そして、引き出されていた一方の原反ロール12A,12BのフィルムFが消費されて、そのフィルムFの終端が回転体19A,19Bの外周面を通過すると、その終端通過を示す信号が包装機の制御部(不図示)に送られ、物品MやフィルムFの供給動作の停止や、表示パネル(不図示)などによる異常報知など種々な対応処理の中から、いずれかの処理が行われる。従って、作業者はそれを知ることができ、包装に供される原反ロール12A,12Bを切り換えることができる。
【0025】
そして、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 2つの回転体19A,19B間の隙間20内には光電センサの検出体28が支持されている。この為、回転体19A,19Bの外側のフィルムFが巻き掛けられる領域から外方に対向するように離間させた位置などに光電センサの検出体28を支持する為の部材を設ける必要がない。よって、フィルムFの巻き掛けに際して、フィルムFを帯状に広げた状態で、光電センサの検出体28と回転体19A,19Bとの間の隙間に通すという面倒な作業を行う必要がなく、作業性を向上させることができる。
【0026】
(2) 光電センサの検出体28が2つの回転体19A,19B間の隙間20内で、回転体19A,19Bの外周面より内方の位置に支持されている。この為、包装機の機械振動や室内空調等の風力の影響で、フィルムFなどが揺れても、光電センサの検出体28とフィルムFとの間の間隔が変化し難い。よって、フィルムFの終端検出の信頼性を高めることができる。また、該検出体28がフィルムFに接触しない為、フィルムFを傷付けるおそれもない。
【0027】
更に、光電センサの検出体28がフィルムFに接触することなく、フィルムFが回転体19A,19Bによって巻き掛け案内される為、フィルムFを安定して搬送することができる。
【0028】
(3) 光電センサの検出体28をフィルムFの搬送域の幅方向中央に配設するとともに、該検出体28の両側に回転体19A,19Bを配設した為、包装する物品の種類などの変更に伴い、フィルムのサイズが変わっても、フィルムFの幅の相違に関わらず、各種のフィルムの終端を適切に検出できる。
【0029】
(4) 支持シャフト17が2つの回転体19A,19Bを同一軸線上に所定幅の隙間20をおいて自由回転可能に支持するとともに、両回転体19A,19B間の隙間20内で検出体28を挟持する一対のリング23a,23bからなる支持部材23を装置していることから、2つの回転体19A,19Bと支持部材23を適切な位置に配設することができ、例えば、フレーム11に支持されたロッドなどの部材に検出体28を取着し、該ロッドなどの部材及び検出体28を支持シャフト17内に挿通させて、検出体28を隙間20内に配設する構成などより、構成をコンパクト化できる。
【0030】
また、両リング23a,23bに形成された挟持用凹部25,25の間に検出体28を挟んで支持しているため、支持部材23内において検出体28の位置を調節することにより、検出体28とフィルムFとの距離を可変に設定することができる。
【0031】
また、支持シャフト17が中空であれば、検出体28までのファイバを中空を介して邪魔にならないように取り廻すことができる。
(5) いずれの原反ロール12A,12Bにおいても、フィルムFを下流側に向けて搬送する際に、フィルムの搬送・停止切り替えなどにより、フィルムFが弛んで回転体19A,19Bから離れて垂れ下がった場合でも、両回転体19A,19BからフィルムFが離れない位置、即ち搬送される際のフィルムFが両回転体19A,19Bに巻き掛けられる状態を維持し得る領域に対して、検出体28の検出光が指向されるように検出体28が配設されていることから、該検出体28とフィルムFとの間の間隔が変化するおそれがなく、フィルムFの終端検出の信頼性を損ねることがない。
【0032】
(6) 両回転体19A,19B間の隙間20が、検出体28による投受光の障害のない広さでフィルムFの入り込まない10mm以上幅となるように形成されている。よって、フィルムFが回転体19A,19B上に巻き掛け案内される際に、フィルムFが蛇行したり傷付いたりするのを防止することができる。
【0033】
(7) 原反ロール12A,12Bから引き出されたフィルムFを巻き掛け案内する複数のガイドローラ15A〜15Fのうちで、最上流のガイドローラ15Aでフィルムの終端を検出するようにしたことから、フィルムFの終端をただちに検出でき、時間的余裕を得ることができる。このため、原反ロール12A,12Bの交換や包装機への物品供給停止の切り替えなど、種々な対応処理において早期対応が可能になる。
【0034】
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態においては、フィルム終端検出装置が複数のガイドローラ15A〜15Fのうちで、最上流のガイドローラ15Aに設けられているが、他のガイドローラ15B〜15Fに設けること。
【0035】
・ 前記実施形態においては、本発明が横形製袋充填機に具体化されているが、縦形製袋充填機やストレッチ包装機、その他の各種のフィルム包装機に具体化すること。
・ 支持シャフト17に支持孔を設け、その支持孔に投光部26a及び受光部27aを支持すること。
【0036】
・ 支持シャフト17に配設された支持部材23によって、光電センサの検出体28を支持したが、支持部材23としてはフレーム11に支持されていても良く、例えばフレーム11から、支持シャフト17内に挿通されたロッドあるいはバーの先端に光電センサの検出体28を支持しても良い。
【0037】
・ 2つの回転体19A,19Bの隙間20を挟んで対向される端部外周縁に円弧部や面取り部を形成すること。このようにすれば、回転体19A,19B上をフィルムFが搬送される際に、回転体19A,19Bの端部外周縁によってフィルムFに傷が付くおそれが防止される。
【0038】
・ リング23a,23bは、検出体28と共に回転体19A,19Bの外周面より内方の位置に収容され得る大きさであれば、円形状や多角形状など種々な形状のリングが採用できる。
【0039】
・ 各リング23a,23bに挟持用凹部25を形成して検出体28を支持したが、例えば一方のリング23a,23bのみに挟持用凹部、あるいは孔を形成して、検出体28を固定するなど種々な方式で検出体28を支持することが可能である。
【符号の説明】
【0040】
12A,12B…原反ロール、14…製包器、15A〜15F…ガイドローラ、17…支持シャフト、19A,19B…回転体、20…隙間、23…支持部材、23a,23b…リング、25…挟持用凹部、26,27…光電センサのケーブル、26a…投光部、27a…受光部、28…検出体、M…物品、F…フィルム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原反ロールから引き出された帯状のフィルムを巻き掛け案内する2つの回転体を同一軸線上に隙間を挟んで自由回転可能に配設するとともに、該隙間内には光電センサの投光部及び受光部を備えた検出体を回転体の外周面より内方の位置に収容し、両回転体上に巻き掛けられたフィルムを該光電センサの検出体が、フィルムに放った光の反射光により検出するようにしたことを特徴とする包装機におけるフィルム終端検出装置。
【請求項2】
両回転体の隙間における支持シャフトに支持部材を装着し、該支持部材に形成された支持孔内に前記検出体を設けたことを特徴とする請求項1に記載の包装機におけるフィルム終端検出装置。
【請求項3】
前記原反ロールとは異なる位置に予備の原反ロールが支持されており、いずれの原反ロールから引き出されるフィルムにおいても、下流側に向けて搬送される際のフィルムが、前記回転体に巻き掛けられる状態を維持し得る領域に対して、前記検出体の検出光が指向されるように、前記光電センサの検出体が配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルム終端検出装置。
【請求項4】
前記支持部材が一対のリングを備え、両リングに形成された挟持用凹部の間に前記検出体を挟んで支持したことを特徴とする請求項2に記載の包装機におけるフィルム終端検出装置。
【請求項5】
前記両回転体間の隙間を、フィルムが入り込まない幅に形成したことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の包装機におけるフィルム終端検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−157154(P2011−157154A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−18556(P2010−18556)
【出願日】平成22年1月29日(2010.1.29)
【出願人】(000136387)株式会社フジキカイ (129)
【Fターム(参考)】