説明

包装箱

【課題】外観や剛性を損なうことなく、確実に2つの壁面に亘って開封する。
【解決手段】表ライナと裏ライナ3の間に中しん4を配設した段ボール紙からなる包装箱であって、第1壁(側壁)11Aに、切断部32と非切断部33とが交互に設けられ、折曲線14と交差する端部を非切断部33とした第1破断線(第1片ジッパー26)を有する第1破断手段を設けるとともに、第2壁(天壁)13に、第1破断線26と連続するように切断部32と非切断部33とが交互に設けられ、第1破断手段に沿って第1壁11Aを構成する段ボール紙を破断した後、引き続いて第2壁13を構成する段ボール紙1を破断可能とする第2破断線(第2片ジッパー27)を有する第2破断手段を設け、かつ、折曲線14の第1破断線26と交差する端部に、裏ライナ3を切断したハーフカット線35を設けた構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、隣接する2つの壁面に亘って破断可能とした段ボール紙製の包装箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
包装箱には、収容した商品の展示効果を高めたり、商品の取出作業性を向上するために、外周壁を構成する壁部に第1破断手段を設けるとともに、連続した天壁に第2破断手段を設け、2つの壁を破断した開封状態とするものがある。
【0003】
第1破断手段は、天壁との境界線にかけて延びる第1片ジッパーで構成され、第2破断手段は、第1片ジッパーと連続するように設けた第2片ジッパーで構成される。これら片ジッパーは、所定間隔をもって切断部と非切断部とが交互に設けられたものである。また、切断部の破断方向手前には、破断方向を補正するためのガイド用切断部が設けられている。
【0004】
第1片ジッパーは、天壁との境界部分である折曲線と交差する端部を切断部によって構成すると、包装箱を積み重ねた際などに加わる垂直方向の力に対抗する圧縮強度が低下する。しかも、包装箱が落下した際には、その衝撃で第1片ジッパーの端部から破れ(破断)が生じる。そのため、折曲線と交差する端部は非切断部によって構成されている。
【0005】
しかし、段ボール紙製の包装箱は、第1破断手段に沿って壁部を破断した後、引き続いて天壁を破断すると、第1破断手段の端部である非切断部の部分から裏ライナだけが破れ、破断縁に連続した状態で残る。これは、開封時の操作によって裏ライナが引っ張られ、更に破断方向にズレが生じることにより生じるものと考えられる。そして、最悪の場合には、天壁の第2破断縁全体に亘って裏ライナの破れ残りが生じるため、商品の展示効果(外観)が低下するばかりか、商品の取出作業性も悪くなる。
【0006】
これに対して特許文献1には、壁部と天壁との境界部分に片ジッパーからなる第3破断手段を設けた包装箱が記載されている。この包装箱は、側面に位置する壁部から天壁に亘って分離した第1開封状態と、天壁だけを分離した第2開封状態とが可能である。また、第3破断手段は、第1および第2破断手段と交差する端部を切断線により構成しているため、第1開封状態とする際に、前述した裏ライナだけが破断縁に残ることを防止できる。
【0007】
しかしながら、特許文献1の包装箱は、第1および第2破断手段の交差点に、更に第3破断手段の切断部が位置しているため、その角部の表ライナが引っ掛かって捲れ、外観が悪くなるという不都合がある。また、角部に多数の切断部が設けられるため、剛性が低下するという不都合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2000−185733号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、外観や剛性を損なうことなく、確実に2つの壁面に亘って開封することが可能な包装箱を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため、本発明の包装箱は、外側に位置する表ライナと内側に位置する裏ライナの間に波状に連続する中しんを配設した段ボール紙からなり、3以上の壁部を有する外周壁と、この外周壁の天面および底面を閉塞する天壁および底壁とを備えた包装箱であって、前記各壁のうち、折曲線を介して連続する第1壁および第2壁において、前記第1壁に、切断部と非切断部とが交互に設けられ、前記折曲線と交差する端部を前記非切断部とした第1破断線を有する第1破断手段を設けるとともに、前記第2壁に、前記第1破断線と連続するように切断部と非切断部とが交互に設けられ、前記第1破断手段に沿って前記第1壁を構成する段ボール紙を破断した後、引き続いて前記第2壁を構成する段ボール紙を破断可能とする第2破断線を有する第2破断手段を設け、かつ、前記折曲線の前記第1破断線と交差する端部に、前記裏ライナを切断したハーフカット線を設けた構成としている。
この包装箱では、前記第2破断手段は、前記第1壁および前記第2壁の両方に隣接する第3壁との境界部分に設けられることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の包装箱では、折曲線と交差する第1破断線の端部を非切断部により構成しているため、圧縮強度が低下することを防止できる。また、この非切断部により、第1壁に続いて第2破断線に沿って第2壁を破断する際には裏ライナの破れ残りが生じる可能性があるが、折曲線の端部に、裏ライナを切断したハーフカット線を設けているため、破れ残りを最小限に抑えることができる。よって、裏ライナが第2破断手段の破断縁全体に残り、外観が悪くなって商品の展示効果を低下させたり、取出作業性を損なうことを防止できる。また、ハーフカット線は、裏ライナを切断したものであるため、剛性の低下を最小限に抑えることができるうえ、封緘状態での外観が損なわれることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る実施形態の包装箱を示す斜視図である。
【図2】開封する際の第1状態を示す斜視図である。
【図3】開封する際の第2状態を示し、(A)は上方斜視図、(B)は要部下方斜視図である。
【図4】包装箱の開封状態を示す斜視図である。
【図5】(A)は包装箱のブランクを示す背面図、(B)は(A)のB部分を示す拡大図である。
【図6】(A),(B),(C),(D)はブランクの各要部を示す拡大断面図である。
【図7】包装箱の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0014】
図1乃至図6は、本発明に係る実施形態の包装箱を示す。この包装箱は、外周壁を構成する壁部である側壁11A,11Bおよび端壁17A,17Bの上下端を、一体的に設けた天壁13および底壁10によって閉塞したものである。そして、本実施形態では、側壁11Aに第1破断手段を設けるとともに、上側に連続する天壁13に第2破断手段を設け、これら2つの壁面に亘って開封可能としたものである。
【0015】
この包装箱は、段ボール紙1を周知の紙器打抜装置によって、図5(A)に示す一枚のブランクとして打ち抜き、所定部位を貼着することにより形成される。段ボール紙1は、図6(A)に示すように、一対の表ライナ2および裏ライナ3の間に、波状に連続する中しん4を配設した周知のものである。そのうち、表ライナ2は包装箱の外側に位置し、裏ライナ3は包装箱の内側に位置するように構成される。なお、図5(A)に示す包装箱のブランクは、裏ライナ3の側から見た状態を示している。
【0016】
包装箱のブランクは、横長の矩形状をなす底壁10を備えている。この底壁10の上下縁には、矩形状をなす第1および第2の側壁11A,11Bが連設されている。これら底壁10および側壁11A,11Bの各境界部分には第1折曲線12が設けられている。この第1折曲線12は、図6(B)に示すように、段ボール紙1の肉厚を圧縮するように裏ライナ3の側から罫を入れて形成した窪みからなる。
【0017】
上側に位置する第1の側壁11Aの上側縁には、底壁10と略同一の矩形状の天壁13が連設され、その境界部分に第2折曲線14が設けられている。また、この天壁13の上端には更に台形状の糊付片15が連設され、その境界部分に第3折曲線16が設けられている。この糊付片15は、封緘状態で第2の側壁11Bの外面に貼着される。これら底壁10、側壁11A,11B、天壁13および糊付片15は、上下方向に延びる段ボール紙1の中しん4の延び方向に沿って連続するように打ち抜かれている。
【0018】
また、第1の側壁11Aの両端縁には、端壁17A,17Bを構成する長方形状の第1内フラップ18A,18Bが連設されている。第2の側壁11Bの両端縁には、同様の第2内フラップ19A,19Bが連設されている。さらに、底壁10の両端縁には、内フラップ18A,18B,19A,19Bの外面側下部に重畳して貼着され、これらと一緒に端壁17A,17Bを構成する長方形状の第1外フラップ20A,20Bが連設されている。天壁13の両端縁には、同様の第2外フラップ21A,21Bが連設されている。
【0019】
そのうち、底壁10と第1外フラップ20A,20Bとの境界部分には第4折曲線22が設けられ、第2の側壁11Bと第2内フラップ19A,19Bの境界部分には第5折曲線23が設けられている。また、第1の側壁11Aと第1内フラップ18A,18Bの境界部分には、第6折曲線24と第1破断手段を構成する第1片ジッパー26が設けられ、天壁13と第2外フラップ21A,21Bの境界部分には、第2破断手段を構成する第2片ジッパー27が設けられている。
【0020】
そして、第1の側壁(第1壁)11Aには、側壁11Aを構成する段ボール紙1を破断するための第1破断手段として、横方向に延びるカットテープ25と、第2折曲線14にかけて縦方向に延びる第1破断線である前述の第1片ジッパー26が設けられている。また、天壁(第2壁)13には、天壁13を構成する段ボール紙1を破断するための第2破断手段として、第1片ジッパー26と連続する第2破断線である前述の第2片ジッパー27が縦方向に延びるように設けられている。
【0021】
カットテープ25は、一面に接着剤が塗布された樹脂(ポリプリピレン)製のテープからなる。このカットテープ25は、一対の第1内フラップ18A,18Bの両端間にかけて裏ライナ3の表面に貼着されている。即ち、このカットテープ25は、段ボール紙1を構成する中しん4と直交するように貼着されている。また、カットテープ25は、段ボール紙1を打ち抜く前の連続シートの状態で貼着され、この状態で紙器打抜装置によって打ち抜かれる。
【0022】
また、第1の側壁11Aの両端には、カットテープ25上に位置するように破断始点となる把持部28A,28Bが設けられている。これら把持部28A,28Bは、カットテープ25を横断するように延びる略C字形状の第1切断部29と、この第1切断部29の両端から所定間隔をあけた位置からカットテープ25へ近づくように内向きに傾斜して延びる一対の第2切断部30とからなる。なお、外フラップ20A,20B,21A,21Bには、これら把持部28A,28Bが位置する部分に、把持操作を阻害しないようにするための打抜部31が設けられている。
【0023】
第1片ジッパー26は、側壁11Aと第1内フラップ18A,18Bとの境界部分において、第1切断部29の上側から第2折曲線14にかけて設けられている。なお、第6折曲線24は、側壁11Aと第1内フラップ18A,18Bとの境界部分において、第1切断部29の下側から第1折曲線12にかけて設けられている。第2片ジッパー27は、天壁13と第2外フラップ21A,21Bとの境界部分において、第2折曲線14から第3折曲線16にかけて設けられている。即ち、第2片ジッパー27は、側壁11Aおよび天壁13の両方に隣接する端壁(第3壁)17A,17Bとの境界部分に設けられている。
【0024】
第1および第2破断線である各片ジッパー26,27は、直線上に位置するように切断部32と非切断部33とを交互に設け、更に切断部32の破断方向手前に破断方向を補正するためのガイド用切断部34を設けた従来と同様のものである。切断部32は、図6(C)に示すように、中しん4を含む裏ライナ3から表ライナ2にかけて刃を入れて切断したものである。なお、前述の第1および第2切断部29,30も同様である。そして、図5(B)に示すように、第1片ジッパー26は、第2折曲線14と交差する端部を、非切断部33により構成している。また、第2片ジッパー27も同様に、第2折曲線14と交差する端部を非切断部33により構成している。但し、天壁13の側に位置する第2片ジッパー27は、圧縮強度には殆ど影響しないため、第2折曲線14の側に位置する端部を切断部32により構成してもよい。
【0025】
そして、本実施形態では、各片ジッパー26,27が交差する第2折曲線14の端部に、裏ライナ3が大きく破れ残ることを防止するためのハーフカット線35が設けられている。このハーフカット線35は、図6(D)に示すように、裏ライナ3の側から刃を入れて裏ライナ3を切断し、表ライナ2は切断していない非切断部としたものである。中しん4は、途中まで切断した状態を図示しているが、延び方向と刃の方向が同一である場合には、切断されないことがある。また、図示のように中しん4と刃の方向が交差している場合でも、中しん4が弾性的に変形することにより切断されないことがある。
【0026】
このように構成したブランクは、底壁10に対して側壁11A,11Bを折り曲げ、側壁11Aに対して天壁13を折り曲げた後、天壁13に対して糊付片15を折り曲げて、この糊付片15を側壁11Bの上端外面に重畳させて貼着する。また、側壁11A,11Bに対して内フラップ18A,18B,19A,19Bを折り曲げた後、底壁10に対して第1外フラップ20A,20Bを折り曲げるとともに、天壁13に対して第2外フラップ21A,21Bを折り曲げて、これら外フラップ20A,20B,21A,21Bを内フラップ18A,18B,19A,19Bの外面に重畳させて貼着する。これにより、図1に示す封緘状態とすることができる。
【0027】
この封緘状態の包装箱は、第2折曲線14と交差する第1片ジッパー26の端部を非切断部33により構成しているため、圧縮強度が低下することを防止できる。また、包装箱の表面には、破断用の把持部28A,28Bおよび片ジッパー26,27を除いて、何ら破断された部分が現れないため、外観が損なわれることを防止できる。
【0028】
そして、この包装箱を用いて商品が納入された販売店などでは、側壁11Aの一部および天壁13を破断して取り除いた開封状態とする。具体的には、まず、一方の把持部28Aを把持して他方の把持部28Bへ向けて引っ張る。これにより、図2に示すように、側壁11Aをカットテープ25によって引き裂くようにして破断する。なお、把持部28Bを把持して把持部28Aの側へ引っ張って破断することもできる。
【0029】
ついで、カットテープ25による破断空間に手を差し込み、側壁11Aの内側に手を当てて上向きに引き上げる。これにより、図3(A)に示すように、第1片ジッパー26に沿って側壁11Aの上方を破断することができる。そして、この第1片ジッパー26に沿った側壁11A上方の破断に引き続いて、第2折曲線14を逆折りさせながら更に上向きに引き上げることにより、第2片ジッパー27に沿って天壁13を破断する。
【0030】
この際、本実施形態の第1片ジッパー26は、第2折曲線14の側の端部を非切断部33により構成しているため、図3(B)に示すように、この部分で従来と同様に裏ライナ3の破れ残りが生じることがある。しかし、本発明では、第2折曲線14の端部に裏ライナ3を切断したハーフカット線35を設けているため、このハーフカット線35に達した際に裏ライナ3の破れ残りが停止される。
【0031】
そのため、図4に示すように、第2片ジッパー27に沿って天壁13を破断した状態では、各破断縁に裏ライナ3の破れ残りが生じることを最小限に抑えることができる。即ち、図示のように、購入者が目にし易い第2片ジッパー27の破断縁には、裏ライナ3の破れ残りが無い状態とすることができる。よって、この開封状態での外観が悪くなって商品の展示効果を低下させたり、取出作業性を損なうことを防止できる。また、ハーフカット線35は、裏ライナ3を切断したものであるため、封緘状態での剛性の低下を最小限に抑えることができる。
【0032】
なお、本発明の包装箱は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【0033】
例えば、前記実施形態では、第1破断手段を構成する第1片ジッパー26を側壁11Aと第1内フラップ18A,18Bの境界部分に設け、第2破断手段を構成する第2片ジッパー27を天壁13と第2外フラップ21A,21Bの境界部分に設けたが、図7に示すように、中間部分に設ける構成としてもよい。
【0034】
また、前記実施形態では、ハーフカット線35の端を、第1および第2片ジッパー26,27の端(第1内フラップ18A,18Bおよび第2外フラップ21A,21Bとの間のスリット)と交差するように設けが、ハーフカット線35は、裏ライナ3の破れ残りを発生させない目的を達成できる範囲で、所定間隔(例えば1mm以下)をあけて設ける構成としてもよい。
【0035】
さらに、前記実施形態では、第1破断手段をカットテープ25と第1片ジッパー26により構成したが、カットテープ25の代わりに片ジッパーを所定間隔をもって対称に設けたジッパーにより構成してもよい。または、第1片ジッパー26を略半円形状をなすように設けることにより、第1破断手段を第1片ジッパー26だけで構成してもよい。さらにまた、第2破断手段は、第2方ジッパーだけで構成したが、一対の第2片ジッパー27を連続するように更に第3の破断線を設ける構成としてもよい。
【0036】
また、前記実施形態では、側壁11Aに第1破断手段を設け、天壁13に第2破断手段を設けたが、折曲線を介して連続する壁であれば同様に適用可能であり、同様の作用および効果を得ることができる。そして、前記実施形態では、平面視矩形状をなす包装箱としたが、側壁11A,11Bと端壁17A,17Bの境界部分に面取壁を設けた平面視八角形状や平面視六角形状の包装箱としてもよい。即ち、3以上の壁部を有する外周壁と、この外周壁の天面および底面を閉塞する天壁13および底壁10とを備えた包装箱であれば同様に適用可能であり、同様の作用および効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0037】
1…段ボール紙
2…表ライナ
3…裏ライナ
4…中しん
10…底壁
11A…側壁(第1壁)
11B…側壁
13…天壁(第2壁)
14…第2折曲線
15…糊付片
17A,17B…端壁
18A,18B…第1内フラップ
19A,19B…第2内フラップ
20A,20B…第1外フラップ
21A,21B…第2外フラップ
25…カットテープ(第1破断手段)
26…第1片ジッパー(第1破断線)
27…第2片ジッパー(第2破断線)
32…切断部
33…非切断部
34…ガイド用切断部
35…ハーフカット線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外側に位置する表ライナと内側に位置する裏ライナの間に波状に連続する中しんを配設した段ボール紙からなり、3以上の壁部を有する外周壁と、この外周壁の天面および底面を閉塞する天壁および底壁とを備えた包装箱であって、
前記各壁のうち、折曲線を介して連続する第1壁および第2壁において、
前記第1壁に、切断部と非切断部とが交互に設けられ、前記折曲線と交差する端部を前記非切断部とした第1破断線を有する第1破断手段を設けるとともに、
前記第2壁に、前記第1破断線と連続するように切断部と非切断部とが交互に設けられ、前記第1破断手段に沿って前記第1壁を構成する段ボール紙を破断した後、引き続いて前記第2壁を構成する段ボール紙を破断可能とする第2破断線を有する第2破断手段を設け、かつ、
前記折曲線の前記第1破断線と交差する端部に、前記裏ライナを切断したハーフカット線を設けたことを特徴とする包装箱。
【請求項2】
前記第2破断手段は、前記第1壁および前記第2壁の両方に隣接する第3壁との境界部分に設けられることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−240736(P2012−240736A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−114993(P2011−114993)
【出願日】平成23年5月23日(2011.5.23)
【出願人】(000115980)レンゴー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】