説明

化学反応用カートリッジ

【課題】試薬類等を適切に取り扱うことができる化学処理用カートリッジを提供する。
【解決手段】化学処理用カートリッジは、内容物の移動領域からZ方向にずれた位置においてカプセルを収容する収容部3と、収容部3とウェル2bとの間を結ぶ貫通孔31と、を備える。カプセルは内容物の移動領域を外部から密閉する材質よりも気密性の高い材質で構成され、カプセルを押し潰すことでカプセルに収容された物質が放出され、貫通孔31を介して前記物質が前記移動領域に供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部から与えられた力に基づく変形により内容物を移動させて化学処理を行わせる化学処理用カートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
外部から与えられた力に基づく変形により内容物を移動させて化学処理を行わせる化学処理用カートリッジが知られている。この化学処理用カートリッジには、所望の化学処理の手順に即した形状、配置でウェルや流路が形成されており、カートリッジに押し付けたローラをスライドさせるなどして内容物を移動させることで、容易に上記手順に従った化学処理を実行できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−37368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
化学処理用カートリッジにおける化学処理に必要な試薬類は、カートリッジのウェル内に予め充填しておく必要がある。しかし、化学処理用カートリッジを構成している材質はシリコンゴム等の弾性樹脂であり気体透過性が大きい。また、アルコール等の溶剤は弾性樹脂内に浸透、拡散しやすい。このため、試薬の種類によってはカートリッジ内に長期保存することができないという問題がある。
【0005】
また、カートリッジ内に充填させた一定容量の試薬類を再現性よく次のウェルに導入することは非常に困難であり、試薬類の無駄を排除することや、安定した反応を得ることが難しいという問題がある。
【0006】
さらに、試薬類を溜めるためのウェルに、外部から注射器やピペットなどを用いて試薬を充填する際に、ウェル内の空気が排除しきれずに残留し、あるいは、充填時や充填後にウェル内に気泡が混入するおそれがある。このような気泡はその後の反応等に悪影響を与えるため、気泡の混入を確実に防止する必要がある。
【0007】
本発明の目的は、試薬類等を適切に取り扱うことができる化学処理用カートリッジを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の化学処理用カートリッジは、外部から与えられた力に基づく変形により内容物をXY方向に移動させて化学処理を行わせる化学処理用カートリッジにおいて、前記内容物の移動領域からZ方向にずれた位置においてカプセルを収容する収容部と、前記収容部と前記移動領域との間を結ぶ流路と、を備え、前記カプセルは前記内容物の移動領域を外部から密閉する材質よりも気密性の高い材質で構成され、前記カプセルを押し潰すことで前記カプセルに収容された物質が放出され、前記流路を介して前記物質が前記移動領域に供給されることを特徴とする。
この化学処理用カートリッジによれば、内容物の移動領域を外部から密閉する材質よりも気密性の高い材質で構成されるので、試薬類等の保存性が向上し、適切に取り扱うことができる。
【0009】
前記カプセルは前記化学処理用カートリッジの外側からの力により押し潰されてもよい。
【0010】
前記流路を塞ぐ弁を備え、前記弁は前記カプセルを押し潰した際の前記物質の圧力により開くことで前記物質が前記流路を介して前記移動領域に供給され、前記物質の前記移動領域への供給後に閉じてもよい。
【0011】
前記カプセルを押し潰した際に前記カプセルを突き破る突起を備えてもよい。
【0012】
前記化学処理用カートリッジは前記収容部を構成するシートを用いて構成され、前記カプセルを押し潰すに際して、前記シートを前記化学処理用カートリッジに密着させることにより前記収容部が構成されてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の化学処理用カートリッジによれば、カプセルが、内容物の移動領域を外部から密閉する材質よりも気密性の高い材質で構成されるので、試薬類等の保存性が向上し、適切に取り扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】一実施形態の化学処理用カートリッジの構成を示す図であり、(a)は化学処理用カートリッジの平面図、(b)および(c)は(a)のB−B線断面図。
【図2】カプセルの構成を示す図であり、(a)、(c)、(d)はカプセルの斜視図、(b)、(e)はカプセルの断面図、(f)は接着領域Rの状態を示す平面図、(g)は内容物が放出される様子を示す斜視図。
【図3】貫通孔に弁を設けた構成を示す図であり、(a)および(b)はカートリッジの断面図、(c)は弁の構成を示す斜視図。
【図4】貫通孔に弁を設けた構成を示す図であり、(a)および(b)はカートリッジの断面図、(c)、(d)および(e)は弁の種々の形状を示す平面図。
【図5】カプセルの構成を示す図であり、(a)はカプセルの断面図、(b)はカプセルを収容したカートリッジの断面図。
【図6】カプセルを収容する収容部の別の構成例を示す図であり、(a)、(b)および(c)はカートリッジの断面図。
【図7】カプセルおよびシートをカートリッジから分離可能とした構成を示す図であり、カプセルを内包したシートを粘着層を介してプレートに取り付け可能とした例を示す図である。(a)および(b)はカートリッジの断面図。
【図8】カプセルおよびシートをカートリッジから分離可能とした構成を示す図であり、カプセルの周囲に圧力を印加することによって、シートの密着性を高め、内容物が外部に漏れないようにしている例である。(a)および(b)はカートリッジの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明による化学処理用カートリッジの実施形態について説明する。
【0016】
図1(a)は、本実施形態の化学処理用カートリッジの平面図、図1(b)および図1(c)は図1(a)のB−B線断面図である。
【0017】
図1(a)〜(c)に示すように、本実施形態の化学処理用カートリッジ2は、比較的硬質な樹脂からなるプレート21と、プレート21の表側(図2(b)において上側)に積層されたベース22と、ベース22の表側に積層された、シリコンゴム等の弾性部材からなるシート23と、プレート21の裏側に順次、積層されたシート24およびシート25と、からなる。
【0018】
図1(a)に示すように、化学処理用カートリッジ2には所定の化学処理の手順に応じた配置および形状でウェル2a、ウェル2b、ウェル2c、流路2e、流路2fおよび流路2gが形成されている。これらのウェルおよび流路はベース22およびシート23の非接着領域として形成される。これらのウェルおよび流路を取り囲む他の領域においてベース22およびシート23が互いに接着されることで、化学処理用カートリッジ2内部の密閉性が確保される。
【0019】
カートリッジ2に内容物が導入されると、その圧力によりシート23が弾性変形し、そのウェルまたは流路の領域においてシート23がベース22から引き離され、その隙間の空間に内容物が閉じ込められた状態となる。内容物がなくなれば、シート23の形状が復元しシート23がベース22に密着する。
【0020】
図1(a)に示すように、カートリッジ2に押し付けたローラ51,52を移動させることにより、カートリッジ2の内容物は流路を介してウェルからウェルへと移動する。
【0021】
図1(a)および図1(b)に示すように、シート24およびシート25の間には、カプセル1を収容する収容部3が形成される。プレート21には収容部3を収容する凹部が形成されている。収容部3はプレート21を挟んでウェル2bと正対する位置にあり、シート24、プレート21およびベース22を貫通する貫通孔31を介して、収容部3とウェル2bとが接続されている。
【0022】
図2はカプセル1の構成を示す図であり、図2(a)、図2(c)、図2(d)はカプセル1の斜視図、図2(b)、図2(e)はカプセル1の断面図である。
【0023】
図2(a)および図2(b)に示すように、カプセル1はドーム状の2つのフィルム11,12をその周囲で互いに貼り合わせることにより形成されている。フィルム11,12は、アルミ蒸着が施されたヒートシール可能なフィルムをしぼり成形加工することにより形成される。2つのフィルム11,12は加熱温度によってシール強度を変えられる材料(イージーピール材料)で構成され、周辺の接着領域Rで互いに熱溶着される。その後、カプセル1の内部に充填材13を介して試薬等の内容物が充填される。
【0024】
図2(f)は接着領域Rの状態を示す平面図、図2(g)は内容物が放出される様子を示す斜視図である。
【0025】
図2(f)に示すように、接着領域Rは充填部13の中心領域を避けてカプセル1の外縁に沿って設けられる。充填部13の中心領域は内容物の充填時に使用される充填口13aとして使用される。
【0026】
また、接着領域Rは接着力の強い領域R1と、接着力の弱い領域R2とからなる。カプセル1を製造する際には、まず、領域Rを低温で熱溶着することで領域R2に対応する接着力で全体を貼り合わせる。次に、領域R1を高温で熱溶着し接着力を増大させる。このように、2段階でのシールを行う。
【0027】
カプセル1に内容物を充填する際には、充填部13の充填口13aから注射針等を差し込んで内容物を注入する。次いで点線で示す封止部13bを高温で熱溶着し、内容物を密封する。なお、カプセル1への内容物の充填時に気泡が混入した場合には、そのカプセルを不良品として廃棄すれば良い。
【0028】
図2(g)に示すように、カプセル1を押し潰すと、接着力の弱い領域R2においてフィルム11,12が離れ、その隙間から内容物が放出される。
【0029】
次に、カートリッジ2の使用方法について説明する。
【0030】
図2(c)に示すように、カートリッジ2の外側から治具41を押し当てることにより、シート25を変形させて収容部3を押し潰すことができる。このとき、カプセル1も同時に押し潰され、カプセル1に充填されていた内容物は貫通孔31を通ってウェル2bに移動する。ウェル2bに移動した内容物は、ウェル2bに内容物が注入され、あるいは他のウェルから内容物が移動されてきた場合と同様、ローラ51,52などによりカートリッジ2のウェルおよび流路内で移動可能となる。
【0031】
なお、カプセル1から放出された内容物のうち、貫通孔31に残る内容物の分量を減らすため、貫通孔31の径は極力小さくすることが望ましい。
【0032】
本実施形態のカートリッジ2においては、耐溶剤性、ガス遮断性に優れるアルミ積層フィルム等で形成したカプセル1内に内容物を密封できるため、用時調製用試薬等を長期間安定に保存できる。なお、カプセルの材質は任意であるが、少なくともシート23よりも気密性の高い材質が用いられる。
【0033】
また、カプセル1内の内容物を一定量に規定することは容易であるとともに、カプセル1を押し潰す際のアクチュエータの動作条件により内容物の全量の排出を容易に制御できる。さらに、カプセル1は上下の面が対称形のため、上面のフィルム12が反転して下面のフィルム11に密着しデッドスペースが生じないため、カプセル1内に内容物が残留しない。以上の理由から、カートリッジ内に再現性良く一定量の内容物を放出可能となる。
【0034】
また、気泡のない状態で内容物をカプセルに充填することで、放出される内容物への気泡の混入を防止できる。
【0035】
さらに、ウェル2bに正対する位置に収容部3を形成し、ウェル2bおよび収容部3をカートリッジ2の厚み方向(図1(b)のZ方向)に並べて配置しているので、カートリッジ2のXY平面内の面積(図1(a)に示されるカートリッジ2の大きさ)を増大させることなく、カプセル1をカートリッジ2に収容することができる。
【0036】
図3は貫通孔に弁を設けた構成を示す図であり、図3(a)および図3(b)はカートリッジの断面図、図3(c)は弁の構成を示す斜視図である。図3において、図1の要素と対応する要素には同一符合を付している。
【0037】
図3(a)、図3(b)および図3(c)に示すように、このカートリッジでは、弁を構成するためのシート26がベース22およびシート23の間に設けられている。シート26はベース22に接着されており、ウェルおよび流路はシート26およびシート23の非接着領域として形成される。これらのウェルおよび流路を取り囲む他の領域においてベース26およびシート23が互いに接着されることで、化学処理用カートリッジ2内部の密閉性が確保される。
【0038】
また、シート26には切り込み26aが形成されるとともに、シート26は貫通孔31の周囲ではベース22に接着されておらず、シート26の変形が許容されている。
【0039】
図3(b)に示すように、治具41により収容部3を押し潰すと、カプセル1も押し潰される。このとき、カプセル1の内容物は貫通孔31を通り、その圧力によりシート26により形成された弁の先端部26bを押し上げて切り込み26aの部分からウェル2bに入り込む。内容物がウェル2bにすべて注入されると、シート26は原形に復元し、貫通孔31が密封される。したがって、ウェル2b内の内容物が貫通孔31の方向に逆流することが防止される。
【0040】
図4は貫通孔に弁を設けた別の構成を示す図であり、図4(a)および図4(b)はカートリッジの断面図、図4(c)、図4(d)および図4(e)は弁の種々の形状を示す平面図である。図4において、図3の要素と対応する要素には同一符合を付している。
【0041】
この構成では、4(a)および図4(b)に示すように、シート26には貫通孔31に正対する位置に切り込み26cが形成されており、図3の場合と同様、カプセル1を押し潰すとカプセル1の内容物が貫通孔31を通り、その圧力により切り込み26cの部分が押し上げられる。内容物がウェル2bにすべて注入されると、シート26は原形に復元し、貫通孔31が密封される。したがって、ウェル2b内の内容物が貫通孔31の方向に逆流することが防止される。
【0042】
シート26に形成される切り込みの形状は任意であるが、図4(c)に示すような1本の直線形状、図4(d)に示すような2本の直線を交差させた形状、あるいは図4(e)に示すような4本の直線を放射状に交差させた形状などを選択してもよい。
【0043】
図5(a)は異なる形状のカプセルの例を示す断面図、図5(b)はこのカプセルを収容したカートリッジの断面図である。
【0044】
図5(a)および図5(b)に示すように、カプセル1Aは他の部分よりも薄く形成され、破れ易い部位15を備える。この部位15を貫通孔31に対向するようにカプセルを収容部3に収容することにより、カプセル1Aが押し潰された際に内容物が貫通孔31に向けて放出され、効率よく内容物がウェル2bに注入される。
【0045】
図6はカプセルを収容する収容部の別の構成例を示す図であり、図6(a)および図6(b)はカートリッジの断面図である。
【0046】
図6に示すカートリッジでは、プレート21Aを、収容部3Aを構成する平面状の壁面として利用しており、シート24を省略した構成とされている。収容部3Aとウェル2bを結ぶ貫通孔31Aはプレート21Aおよびベース22を貫通している。また、シート25の機能はプレート21Aに接着されたシート27が代替している。治具42を用いて収容部3Aを押し潰すことで、貫通孔31Aを介してカプセル1A内の内容物をウェル2bに導入することができる。
【0047】
このような構成において、図6(c)に示すように、貫通孔31Aの周囲にプレート21Aの突起21aを設けてもよい。この場合には、カプセル1Aを押し潰した際に、突起21aの先端(図6(c)において下端)がカプセル1Aに突き刺さるため、カプセル1Aの部位15を確実に突き破ることができる。また、この場合、突起21aによりカプセルが破れ易くなるため、カプセルに部位15のような工夫を施す必要がなくなり、カプセルの構成を単純化することができる。
【0048】
図7は、シート27(図6)を、粘着層27aを介してプレート21Aに取り付け可能とした例を示す図であり、図7(a)および図7(b)はカートリッジの断面図である。
【0049】
この場合には、ユーザが自らカプセル1Aを内包したシート27を貼り付けるようにすることで、カートリッジに装着するカプセルをユーザが選択することが可能となる。
【0050】
図8は、カプセル1Aおよびシート27をカートリッジから分離可能とした構成を示す図であり、図8(a)および図8(b)はカートリッジの断面図である。
【0051】
この場合には、図7の場合と同様、使用するカプセルをユーザが選択することが可能となる。
【0052】
図8(b)に示すように、カプセルからの内容物が外部に漏れないよう、ローラ51,52およびカプセル1Aを取り囲む円筒状の治具43を用いて、シート27をカプセルの周囲で固定してもよい。ローラ51,52と治具43とによりカートリッジを挟み込むことで、シート27をプレート21Aに密着させつつ、治具42によりカプセル1Aを押し潰すことで、カプセル1Aの内容物が外部に漏れることを防止できる。
【0053】
以上説明したように、本発明の化学処理用カートリッジによれば、カプセルが、内容物の移動領域を外部から密閉する材質よりも気密性の高い材質で構成されるので、試薬類等を適切に取り扱うことができる。
【0054】
本発明の適用範囲は上記実施形態に限定されることはない。本発明は、外部から与えられた力に基づく変形により内容物を移動させて化学処理を行わせる化学処理用カートリッジに対し、広く適用することができる。
【符号の説明】
【0055】
1 カプセル
1A カプセル
2b ウェル(移動領域)
3 収容部
21a 突起
27 シート
31 貫通孔(流路)
31A 貫通孔(流路)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から与えられた力に基づく変形により内容物をXY方向に移動させて化学処理を行わせる化学処理用カートリッジにおいて、
前記内容物の移動領域からZ方向にずれた位置においてカプセルを収容する収容部と、
前記収容部と前記移動領域との間を結ぶ流路と、
を備え、
前記カプセルは前記内容物の移動領域を外部から密閉する材質よりも気密性の高い材質で構成され、前記カプセルを押し潰すことで前記カプセルに収容された物質が放出され、前記流路を介して前記物質が前記移動領域に供給されることを特徴とする化学処理用カートリッジ。
【請求項2】
前記カプセルは前記化学処理用カートリッジの外側からの力により押し潰されることを特徴とする請求項1に記載の化学処理用カートリッジ。
【請求項3】
前記流路を塞ぐ弁を備え、
前記弁は前記カプセルを押し潰した際の前記物質の圧力により開くことで前記物質が前記流路を介して前記移動領域に供給され、前記物質の前記移動領域への供給後に閉じることを特徴とする請求項1または2に記載の化学処理用カートリッジ。
【請求項4】
前記カプセルを押し潰した際に前記カプセルを突き破る突起を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の化学処理用カートリッジ。
【請求項5】
前記化学処理用カートリッジは前記収容部を構成するシートを用いて構成され、
前記カプセルを押し潰すに際して、前記シートを前記化学処理用カートリッジに密着させることにより前記収容部が構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の化学処理用カートリッジ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−149801(P2011−149801A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−11083(P2010−11083)
【出願日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(000006507)横河電機株式会社 (4,443)
【Fターム(参考)】