説明

医療従事者に警告するパッケージングシステムおよび方法

【課題】医療従事者に警告を与えるパッケージングシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】パッケージングシステムは、クローズドエンドと、オープンエンドと、該クローズドエンドと該オープンエンドとを通って走る長手方向軸と、外面とを有する容器と、該容器の該オープンエンドに嵌合され、アクセスポートを有するクロージャアセンブリと、該アクセスポートを覆うように配置される着脱式キャップと、該容器の周囲に配置されるラベルとを備える。該ラベルは、該長手方向軸に対して角度の付けられている第1の領域を有し、該第1の領域は、実質的に製品の名称からなる。方法は、上記パッケージングシステムを使用することによる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許出願は、パッケージングシステムおよび使用方法に関し、特に情報的特徴を有するパッケージングシステムおよび使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
医薬製品を投薬する1つの一般的な方法は、液体の形態で製品を注射することによる。多くの場合に、液体の製品は、投薬の準備をされた状態で水薬びんの中にパッケージされている。水薬びんは一端にストッパを有し、注射器の針は該ストッパを通過され得、水薬びんから医薬製品を吸い出す。
【0003】
ラベルは水薬びんの外面に付着され、その結果、医療の専門家は水薬びんの内容を決定し得る。製品に関する文章による記述は、水薬びんの周囲に向けられるか、または水薬びんの軸方向に並べられる。時には、ラベルの一部分または一領域が、製品を投薬する専門家のために、異なる製品および/または用量を区別するために色分けされる。
【0004】
ラベルは投薬する専門家に製品および用量の識別を正確に伝えるということが重要である。特定の医薬品(例えば、モルヒネ)はあまりにも強力であるために、可能な限りはいつでも、指示された場所を除いて、その医薬品の投薬は避けられるべきである。他の医薬品は同じ活性物質を含み得るが、しかし濃度は異なり、従って、完全に異なる目的に対して用いられる(ヘパリンとHep−Lock製品とを比較されたい)。いずれの例においても、意図されていない(または禁忌されている)場合の製品の投薬は、深刻な結果を有し得、患者の死さえも導き得る。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
一局面において、パッケージングシステムは、クローズドエンドと、オープンエンドと、クローズドエンドおよびオープンエンドを通って走る長手方向軸と、外面を有する容器と、容器のオープンエンドに嵌合され、アクセスポートを有するクロージャアセンブリと、アクセスポートを覆うように配置される着脱式キャップと、容器の周囲に配置されるラベルとを含む。システムはまた、容器の周囲に配置されるラベルを含み、該ラベルは、長手方向軸に対して角度の付けられている第1の領域を有し、該第1の領域は、実質的に製品の名称からなる。
【0006】
別の局面に従って、容器の内容に関して医療従事者に警告する方法が提供される。該方法は、クローズドエンドと、オープンエンドと、クローズドエンドおよびオープンエンドを通って走る長手方向軸と、外面とを有する容器とを提供することと、容器の周囲にラベルを配置することとを含み、該ラベルは、長手方向軸に対して角度の付けられている第1の領域を有し、該第1の領域は、実質的に製品の名称から。
【0007】
本開示のさらなる局面は、本特許出願の特許請求の範囲によって定義される。
【0008】
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
【0009】
(項目1)
クローズドエンドと、オープンエンドと、該クローズドエンドと該オープンエンドとを通って走る長手方向軸と、外面とを有する容器と、
該容器の該オープンエンドに嵌合され、アクセスポートを有するクロージャアセンブリと、
該アクセスポートを覆うように配置される着脱式キャップと、
該容器の周囲に配置されるラベルと
を備えるパッケージングシステムであって、
該ラベルは、該長手方向軸に対して角度の付けられている第1の領域を有し、該第1の領域は、実質的に製品の名称からなる、パッケージングシステム。
【0010】
(項目2)
上記ラベルは、上記長手方向軸に対して角度の付けられている第2の領域を有し、該第2の領域は、実質的に製品の濃度からなる、項目1に記載のパッケージングシステム。
【0011】
(項目3)
上記ラベルの上記第1の領域は、該ラベルの残部と対照となる背景色を有する、項目1に記載のパッケージングシステム。
【0012】
(項目4)
上記ラベルの上記第1の領域と上記第2の領域とは、該ラベルの上記残部と対照となる背景色を有する、項目2に記載のパッケージングシステム。
【0013】
(項目5)
上記クロージャアセンブリは、上記オープンエンドを覆うように配置されるバルブと、該バルブの一部分を覆うように配置される第1の端を有し、上記アクセスポートと第2の端とを定義するクリンプリングとを含む、項目1に記載のパッケージングシステム。
【0014】
(項目6)
上記容器は、上記クローズドエンドと上記オープンエンドとを定義する壁を含む円筒ガラス水薬びんを備え、該壁は、外面と、レセプタクルを定義する内面と、該オープンエンドの周囲に配置されるフランジ状のリムとを有し、
上記クリンプリングの上記第2の端は、該フランジ状のリムの一部分を覆うように配置される、
項目5に記載のパッケージングシステム。
【0015】
(項目7)
上記クリンプリングは、上記ラベルの上記第1のセクションと対照となる色である、項目5に記載のパッケージングシステム。
【0016】
(項目8)
警告メッセージは、上記クリンプリングの上記第1の端と上記第2の端との間の該クリンプリング上に定義される、項目5に記載のパッケージングシステム。
【0017】
(項目9)
警告メッセージは、上記アクセスポートの周囲の上記クリンプリング上に定義される、項目5に記載のパッケージングシステム。
【0018】
(項目10)
上記キャップは、上面を有し、該上面の上に定義される警告メッセージを備える、項目1に記載のパッケージングシステム。
【0019】
(項目11)
容器の内容に関して医療従事者に警告する方法であって、該方法は、
クローズドエンドと、オープンエンドと、該クローズドエンドと該オープンエンドとを通って走る長手方向軸と、外面とを有する容器を提供することと、
該容器の周囲にラベルを配置することであって、該ラベルは、該長手方向軸に対して角度の付けられている第1の領域を有し、該第1の領域は、実質的に製品の名称からなる、配置することと、
を包含する、方法。
【0020】
(項目12)
上記容器の周囲にラベルを配置することは、該容器の周囲にラベルを配置することを包含し、該ラベルは、第1の領域と第2の領域とを有し、該第1の領域と該第2の領域とは上記長手方向軸に対して角度を付けられ、該第1の領域は実質的に製品の名称からなり、該第2の領域は実質的に製品の濃度からなる、項目11に記載の方法。
【0021】
(項目13)
上記ラベルの上記第1の領域と上記第2の領域とは、該ラベルの残部と対照となる背景色を有する、項目12に記載の方法。
【0022】
(項目14)
容器を提供することは、上記クローズドエンドと上記オープンエンドとを定義する壁を含む円筒ガラス水薬びんを提供することを包含し、該壁は、外面と、レセプタクルを定義する内面と、該オープンエンドの周囲に配置されるフランジ状のリムとを有する、項目11に記載の方法。
【0023】
(摘要)
パッケージングシステムは、クローズドエンドと、オープンエンドと、クローズドエンドおよびオープンエンドを通って走る長手方向軸と、外面とを有する容器と、容器のオープンエンドに嵌合され、アクセスポートを有するクロージャアセンブリと、アクセスポートを覆うように配置される着脱式キャップを含む。システムはまた、容器の周囲に配置されるラベルを含み、該ラベルは、長手方向軸に対して角度の付けられている第1の領域を有し、該第1の領域は、実質的に製品の名称からなる。容器の内容に関して医療従事者に警告する方法がまた提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下の文章は、本発明の異なる実施形態の詳細な記述を示すが、本発明の法的範囲は本特許出願の中で示される特許請求の範囲の記述によって定義されるということを理解されたい。詳細な記述は、例示のみとして解釈されるべきであり、本発明の可能な全実施形態を記述していない。なぜならば、可能な全実施形態を記述することは、不可能ではないにしても現実的ではないからである。多数の代替的実施形態が、従来技術または本特許の出願日の後に開発される技術のいずれかを使用して実装され得、該代替的実施形態はやはり本発明を定義する特許請求の範囲の範囲内にある。
【0025】
ある用語が、センテンス「本明細書において使用されるように、用語「 」は、「…」を意味するように定義されている」または同様なセンテンスを使用して、本特許出願において明らかに定義されていない場合には、明示的にもまたは暗示的にも、その用語の意味を平易な通常の意味を超えて、限定することを意図せず、そのような用語は、(特許請求の範囲の記述を除いて)本特許出願の任意のセクションにおいてなされる任意の記述に基づく範囲にも限定されるように解釈されるべきではないということをまた理解されたい。本特許出願の中の特許請求の範囲において列挙されている任意の用語は、本特許出願において、1つの意味と一致するように呼ばれている限り、それは読者を混乱させないための明確化の目的のみのために行われており、そのような特許請求の範囲の用語は、暗示的にまたはその他の方法でその1つの意味に限定されることを意図されていない。最後に、特許請求の範囲の要素が、単語「意味する」を列挙することと、任意の構造を詳述することのない機能とによって定義されない場合には、任意の特許請求の範囲の要素の範囲が、35U.S.C.§112の第6パラグラフに基づいて解釈されるということは、意図されていない。
【0026】
図1〜図5は、本開示に従ったパッケージングシステム50とその使用とに関する実施形態を図示している。パッケージングシステム50は、医薬製品、例えばヘパリンまたはモルヒネに対して使用され得る。代替的に、パッケージングシステム50は、他の製品に関して使用され得る。システム50で使用され得る注射可能な薬物の例は、限定するわけではないが、アバレリクス、アブキシマブ、アセトアゾルアミド、アセトニド、アセチルシステイン、アシクロビル、アダリムマブ、アデノシン、アジピオドン、アガルシダーゼβ、アルブミン、アルデルロイキン、アルデルロイキン、アルファセプト、アレムツズマブ(alemtuzumab)、アルフェンタニル、アルグルコシダーゼ、アルプリノール、α1−プロテアーゼ阻害剤、アルファコン−1、アルプロスタジル、アルテプラーゼ、アミフォスチン、アミカシン、アミノカプロン酸、アミノフィリン、アミオダロン、アモバルビタール、アンフォテリシンb、アンピシリン、アムリノン、アナキンラ、アンチトロンビンiii、解毒剤血清、アポモルヒネ、アプロチニン、アレディア、アルガトロバン、アルギニン、アリピプラゾール、アスパラギナーゼ、アテノノル、アトラクリウム、アトロピン、アウロチオグルコース、アキセチル、アザシチジン、アザチオプリン、アジスロマイシン、アズトレオナム、バチルス、カルメット−ゲラン(calmette−guerin)、バシトラシン、バシリキシマブ、安息香酸、ベンズトロピン、ベタメゾン、ベバシツマブ、ビバリルジン、ブレオマイシン、ボルテゾミブ、ボツリヌスaトキシン、ブレチリウム、ブメタニド、ブピバカイン、ブプレノフィル、ブスルファン、ブトルファノール、カフェイン、カルシトニン(鮭)、カルサトリオール、カプレオマイシン、カルボプロスト、カルミン、カルムスチン、カルニチン、カスポファンジン、セファゾリン、セフェピム、セフォタキシム、セフォテタン、セフォキシチン、セフタジジム、セフチゾキシム、セフトリアキソン、セフロキシム、セフロキシム、セテュキマブ、クロラムフェニコール、クロロプロカイン、クロロサイアジド、クロロプロマジン、コンドロイチン、絨毛性ゴナドトロピンα、シドフォビル、シラスタチン、シメチジン、シナカルセット、シプロフロキサシン、シスアトラクリウム、シスプラチン、クラドリビン、クラブラン酸、クリンダマイシン、クロファラビン、クロニジン、コデイン、コルヒチン、コリスチン、コニバプタン、コルチコレリン、コルチコトロフィン、コシントロピン、シアノコバラミン、シクロホスファミド、シクロスポリン、システイン、シタラビン、ダカバジン、ダクリズマブ、ダウチノマイシン、ダルホプリスチン、ダルテパリン、ダントロレン、ダプトマイシン、ダーベポエチンα、ダウノルビジン、ddavp、デシタビン、デフェロキサミン、デニロイキンディフチトクス、デスモプレシン、デキサメタゾン、デキスメデトミジン、デクスパンテノール、デクスラゾキサン(dexrazoxane)、デキスタソン(dextasone)、ジアトリゾ酸、ジアゼパム、ジアゾキシド、ジシクロミン、ジジビンド(digibind)、ジオキシン、ジヒドロエルゴタミン、ジルチアゼム、ジメンヒドリナート、ジフェンヒドラミン、ジピリダモール、ドブタミン、ドセタキセル、ドラセトロン、ドーパミン、ドルナーゼ、ドキサクリウム、ドキサプラム、ドキセルカルシフェロール、ドキソルビシン、ドキサイクリン、ドロペリドール、ドロトレコジン(drotrecogin)α、ダイフィリン、エクリズマブ、エデト酸、エドロホニウム、エファリズマブ、エナラプリラート、エノキサパリン、エドフェリン、エピネフリン、エピルビシン、エポエチンα、エポプロステロール、エプタコグα、エプチフィバタイド、エルゴカルシフェロール、エルゴカルシフェロール、エルタペネム、エリスロマイシン、エリトロポエチンα、エスモロール、エソメプラゾール、エストラジオール、エストロゲン、エタネルセプト、エタクリン酸、エタノールアミン、エチオダイズド油(ethiodized oil)、エチドロン酸、エトミデート、エトポシド、エキセナチド、因子ii、因子ix、因子vii、因子viii、因子x、ファモチジン、フェノルドパム、フェンタニール、フィルグラスチム、フロクスウリジン、フルコナゾル、フルダラビン、フルマゼニル、フルオロセイン、フルフェナジン、卵胞刺激ホルモン、ホリトロピン、フォメピゾール、フォンダパリヌクス、フォスカルネット、フォスフェニトイン、フルベストラント、フロセミド、ガドベン酸、ガドジアミド、ガドペンテト酸、ガドテリドール、ガドベルスタミド、ガリウム、ガルスルファーゼ、ガンシクロビル、ガニレレクス(ganirelex)、ガチフロキサン、ゲムシダビン、ゲムツズマブ、ゲンダマイシン、ガラティラメル、グルカゴン、グリコピロレート、gm−csf、金チオリゴ酸ナトリウム、ゴナドレリン、ゴナドトロピン、ゴセレリン、グラニセトロン、ヘモフィルスb多糖、ハロペリドール、ヘミン、ヘパリン、ヘタスターチ、ヘキサセトニド、ヒスタミン、ヒアルロン酸、ヒアルロニダーゼ、ヒドララジン、ヒドロコルチゾン、ヒドロホルモン、ヒドロキソコバラミン、ヒドロキシジン、ヒラン、ヒヨスチアミン、ヒプロメロース、イブプロフェン、イブチリド、イダルビシン、イデュルスルファーゼ、イホスファミド、イマチニブメシレート、イミグルセラーゼ、イミペネム、免疫グロブリン、インジゴ、インドメタシン、インフリキシマブ、インスリン、インターフェロン、ヨウ素、イオジキサノール、イオヘキソール、イオパミドール、イオプロミド、イオタラム酸、イオベルソール、イオキサグル酸、イオキシラン、イリノテカン、鉄デキストランイソニアジド、イソフェン、イソプロテレノール、カナマイシン、ケタミン、ケトロラク、ラベタロール、ランソプラゾール、ラロニダーゼ、レピルジン、ロイコボリン、ロイプロリド、レバチラセタム、レボブピバカイン、レボフロキサシン、レボチロキシン、リドカイン、リンコマイシン、リネゾリド、リオチロニン、リスプロ、ロラゼパム、黄体形成ホルモン、メクロレタミン、メドロキシ、プロゲスチロン、メルファラン、メペリジン、メペリジン、メピバカイン、メロペネム、メスナ、メラタミノール、メタドン、メトカルバモン、メトヘキシタル、メトトキサート、メトキサミン、メチルドペート、メチレンブルー、メチルエルゴノビン、メチルプレドニゾロン、メトクロプラミド、メトプロロール、メトロニダゾール、ミカファギン、ミダゾラム、ミルリノン、ミノサイクリン、マイトマイシン、ミトキサントロン、ミバクリウム、モフェチル、モリブデン、モルヒネ、モルルイック酸(morrhuic acid)、モキシフロキザン、ムロモナブ−cd3、ミコフェノール、ナフシリン、ナルブフィン、ナルメフェン、ナロキソン、ナンドロロン、ナタリズマブ、ネララビン、ネオスチグミン、ネシリチド、ニカルジピン、ニトログリセリン、ニトロプルシド、ノルエピネフリン、オクトレオチド、オランザピン、オマリツマブ、オンダンセトロン、オプレルベキン、オルフェナドリン、オバイン(ovine)、オキサシリン、オキサリプラチン、オキシホルモン、オキシテトラサイクリン、オキシトシン、オゾガマイシン、パクリタキセル、パリフェルミン、パリミツマブ、パロノセトロン、パミドロン酸、パンクロニウム、パニツマブ、パントプラゾール、パパベリン、ペガレーテッド(pegalated)インターフェロンα−2b、ペガプタニブ、ペグアスパルガーゼ、ペルフィルグラスチム、ペグヒソマント、ペグ化リポソーマルドキソルビシン、ペメトレキセド、ペニシリンg、ペンタミジン、ペンタゾシン、ペントバルビタール、ペントスタチン、フェノバルビタール、フェントラミン、フェニル酢酸、フェニレフリン、フェニトイン、フィゾスチグミン、フィトナジオン、ピペラシリン、ポリミキシンb、ポルフィマー、プラリドキシム、プラムリンチド、プリロカイン、プロカインアミド、プロカイン、プロクロルペラジン、プロゲステロン、プロメタジン、プロポフォール、プロパラノール、プロタミン、ピリドスチグミンヒドロキシド、ピリドキシン、キニジン、キヌプリスチン、ラニチジン、ラスプリケース、レミフェンタニル、抗d免疫グロブリン、リファンピン、リツキシマブ、ロクロニウム、ロピバカイン、スコポラミン、セクレチン、サーモレリン、シンカリド、ソマトレム、ソマトロピン、スペクチノマイシン、ストレプトキナーゼ、ストレプトマイシン、ストレプトゾシン、サクシニルコリン、スフェンタニル、スルバクタム、スルファメトキサゾール、スルファンブルー、スマトリプタン、タクロリムス、タゾバクタム、テニポシド、テルブタリン、テリパラチド、テストステロン、テトラカイン、テトラデシルサルフェート、テオフィリン、チアミン、チオペンタール、チオテパ、甲状腺刺激ホルモン、チロトロピン、チカルシリン、チゲサイクリン、チンザパリン、チロフィバン、トブラマイシン、トポテカン、トルセミド、トラネキサム酸、トラスツズマブ、トレプロスチニル、トリアムシノロン、トリフルテート、トリメトベンズアミド、トリメトプリム、トリメトレキサート、トリプトレリン、トロメタミン、ツベルクリン、腸チフスワクチン、尿性卵胞性刺激ホルモン、ユーロキナーゼ、バルプロ酸、バンコマイシン、水痘ワクチン(varicella)、バソプレシン、ベクロニウム、ベラパミル、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ボリコナゾール、ワルファリン、ジコノタイド、ジドブジン、ジプラシドおよびゾレドロン酸を含み得る。様々な実施形態において、システム50はまた、ワクチン、ビタミン、および他の栄養物質の供給に有益であり得る。
【0027】
図1および図2を参照すると、パッケージングシステム50は、容器60と、クロージャアセンブリ70と、キャップ80と、ラベル90とを含む。クロージャアセンブリ70は、容器60のオープンエンドに嵌合され、アクセスポートを含む。クロージャアセンブリ70は、再密閉可能であり得る。キャップ80は、アクセスポートを覆うように嵌合され、ラベル90は、容器60の周囲に配置される。
【0028】
ラベル90は、ミシン目の入った境界96によって分離された第1のセクション92と第2のセクション94とを有する。ラベル90の第1のセクション92は、少なくとも部分的には、容器60の外面に付着される。ラベル90は容器60の周囲を部分的にまたは完全に覆い得る。ラベル90の第1のセクション92は、ミシン目の入った境界96まで容器60を覆う。第2のセクション94は、少なくともミシン目の入った境界96とキャップ80との間に伸びる。
【0029】
ラベル90の第1のセクション92は第1の領域100を有し、任意的に第2の領域102を有する。第1の領域100と第2の領域102とは、ミシン目の入った境界96から第1の領域92の反対側の縁に伸びる。第1の領域100と第2の領域102とは、システム50の長手方向軸104に対して角度を付けられている(図5を参照)。第1の領域100は、実質的に容器60内にパッケージされている製品の名称からなる。任意の第2の領域102は、実質的に製品の濃度または製品に関する他の記述からなる。ラベル90の第2のセクション94は、情報または警告メッセージ110を含み得る。
【0030】
パッケージングシステム50の使用方法が図3に図示されている。第1に、ユーザは、容器60をつかむ(ブロック112)。次に、ユーザは、ミシン目の入った境界96に沿ってラベル90を壊し、それにより、第2のセクション94からラベル90の第1のセクション92を分離する(ブロック114)。境界96は、好適には、軸104に対して直角に、第2のセクション94の縁をつかみ、第1のセクション92とキャップ80とから第2のセクション94を裂いて緩めるによって壊され得る。この動作はまた、セクション94の除去をもたらし得る(ブロック116)。最後に、キャップ80は容器60から取り外され得る(118)。好適ではないが任意的に、最初にキャップ80を取り外し、次に境界96を壊すことか可能である。また、セクション92とキャップ80との取り外しは、1つのステップで達成され得る。
【0031】
パッケージングシステム50は概して、かつ、ラベル90は特に、ユーザが容器60内にパッケージされた製品を投薬することを助ける多数の情報特徴を含む。例えば、ラベル90は、名称を強調し、任意的に、製品の濃度または製品に関する他の記述を強調するように設計されている。名称と濃度とが強調されている1つの方法は、ラベル90の領域100および102の従来とは異なる方向づけによりなされ、該領域100および102は軸104に対して平行でもなく、直角でもない。さらに、領域100および102に対して名称および濃度のみを実質的に分けることによって、ラベル90は、従来の使用に伴い得る情報「クラッタ」を低減する。システム50はまた、システム50の使用の間に、ラベル90のアクティブな操作、すなわち、ミシン目の入った境界96に沿ったラベル90の分離を必要とする。ラベル90のアクティブな操作は、ラベル90の内容情報に関するユーザの理解を高めるということが考えられている。これらの特徴のそれぞれは、システム50によって提供される改善に貢献し得る。
【0032】
図1および図2において、一般的な用語で示されたシステム50の実施形態は、ここで、図4を参照してさらに詳細に記述される。
【0033】
システム50の本実施形態に従って、容器60は水薬びんの形体であり得る。水薬びん60は、円筒形状であり得、例えばガラスまたはプラスチックのような材料で作られ得る。水薬びんは、最初にクローズドエンド122を定義し、次にオープンエンド124を定義する壁120を有し得る。壁120は、外面126と内面128とを有し得、それにより該内面はレセプタクル130を定義する。壁120はまた、オープンエンド124付近に配置されるフランジ状のリム132を定義し得る。水薬びん60の円筒形状を考えると、リム132は、最外縁134と対向する面136および138とを有する環状形状を有し得る。
【0034】
上記のように、システム50は長手方向軸104を有する。図1および図5に最良に図示されているように、水薬びん60のクローズドエンド122とオープンエンド124とは、実質的に、中心を有する円形形状を有し得、該中心のうちの1つ(142)が示されている。水薬びん60の少なくとも図示された実施形体に従って、長手方向軸104はクローズドエンド122とオープンエンド124との中心を通過し得る。
【0035】
水薬びん60のオープンエンド124に、クロージャアセンブリ70は嵌合される。図示された実施形態に従って、クロージャアセンブリ70はバルブ150とクリンプリング152とを含み得る。バルブ150は、水薬びん60のオープンエンド124へのアクセスを制御し、クリンプリング152は、オープンエンド124にバルブ150の位置を維持する。
【0036】
バルブ150はテフロン(登録商標)コーティングされたゴム層によって定義され得、該層は、対向する第1の面162および第2の面164と外縁166とを有する。水薬びん60の円筒状の形状を考えると、バルブ150の外縁166は円形形状であり得る。使用される材料を考えると、例えば、層は針によって繰り返し穴を開けられ得るが、オープンエンド124を通る、レセプタクル130内に配置された製品の動きを制限するように、その後に再密閉され得る。
【0037】
クリンプリング152は、円筒形状を有する円筒金属スリーブ170によって定義され得る。スリーブ170は、円形開口176を定義する環状金属バンド174を有する第1の端172を有する。スリーブ170はまた、中間管状部分178と第2の端180とを有する。
【0038】
組み立てられると、バルブ150は、第2の面が面136に接して、水薬びん60のオープンエンド124を覆うように配置され得る。バルブ150の縁166は、必ずしも必要ではないが、リム132の最外縁134に伸び得る。クリンプリング152は、バルブ150と水薬びん60とのアセンブリを覆うように配置され得、その結果、第1の端172はバルブ150の第1の面162に接する。その結果開口176はクロージャアセンブリ70に対するアクセスポート182を定義する。第1の面162に接する第1の端172と共に、第2の端180はリム132を覆いかつその周りに配置され、その結果、第2の端180は面138に接する。
【0039】
アクセスポート182を覆うように、キャップ80は配置される。キャップ80はプラスチックまたは金属の材料で作られ得る。キャップ80は、対向する面190および面192と下向きに曲がる縁194とを有し得る。キャップ80はクリンプリング152を覆うように配置され、その結果、面192はリング152の第1の端172に接する。さらに、キャップ80は、例えば、剥離可能な接着剤を用いて、または摩擦嵌合によって、クロージャアセンブリ70に、特に、アクセスポート182を定義するクロージャアセンブリ70の一部分に取り付けられ得る。
【0040】
ラベル90に戻ると、ラベル90は、少なくとも部分的には接着剤を用いて裏打ちされている、印刷に適した紙または他の材料で作られ得る。ラベル90と共に用いられる接着剤は、ラベル90が付着されている面からラベル90を取り外すために、ラベル90が裂かれることを必要とし得る。ラベル90の第1のセクション92は、少なくとも部分的には水薬びん60の外面126に取り付けられ得る。ラベル90の第2のセクション94は、少なくとも部分的にはキャップ80、特に縁194に取り付けられ得る。
【0041】
第1のセクション92は、水薬びん60のクローズドエンド122に概ね並べられている第1の縁200からミシン目の入った境界96に伸び得る。従って、第1のセクション92の第1の領域100は、実質的に、水薬びん60のクローズドエンド122からミシン目の入った境界96に伸び得る。同様に、第1のセクション92の第2の領域102はまた、実質的に、クローズドエンド122からミシン目の入った境界96まで伸び得る。
【0042】
上記のように、第1の領域100と第2の領域102とは、長手方向軸104に対して角度を付けられ得る。この関係の特質は詳細に図5に示されている。気付かれるとおり、長手方向軸に対して角度を付けることは、領域100および102は軸104と同じ方向(軸104と平行)に向かず、また、領域100および102は、長手方向軸104に直角であるか、または実質的に直角である平面内にも存在しないということを意味する。むしろ、領域100および102は、長手方向軸104に対してゼロでなく、直角でもない角度θをなす平面内に存在する。対照的に、第1のセクション92の残部202における文章は、軸104に沿ってか、または軸104に直角、もしくは実質的に直角にかのいずれかで並べられ得る。
【0043】
特定の実施形態に従って、軸104に対する領域100および102の角度は、20度〜80度の間の範囲、さらに好適には30度〜60度の間の範囲にあり得る。図示されているように、角度は45度であり得る。特定の実施形態において、より浅い角度およびより急な角度が可能であり得る。
【0044】
しかしながら、領域100および102の角度を選択する際に、容器60の周囲の半分を超えて領域100および102を広げるほど、浅い角度は選択されるべきではないということが現在考えられている。つまり、領域100および102が、容器60の周囲において約180度を超えて伸びる場合には、ユーザは、領域100および102に含まれている情報の全てを一回で視覚化することができない。所定の領域100および102における情報の全てを一回でユーザに読み取られ得る可能性を最大化するために、領域100および102の傾斜角度は限定され得る。
【0045】
第1の領域100と第2の領域102とは、ラベル90の第1のセクション92の残部202に関して対照的な背景色を有する。つまり、例えば、ラベル90の残部202が黄褐色の背景色を有する場合には、領域100および102は、背景色に対して無彩色または白色を有し得る。対照的な背景色は、領域100および102の角度の付いた特質と組み合わせて、領域100および102をさらに区別し得る。
【0046】
領域100および102のまたさらなる区別、特に領域100および102において使用される文章が、対照的なフォントタイプまたはフォントサイズの使用を通じて提供され得る。例えば、ラベルの第1のセクション92の残部202における文章は、6ポイントのフォントサイズを有し得、領域100および102における文章は、10ポイントのフォントサイズを有し得る。実際に、領域100および102を軸104に対して角度を付けることによって、領域100および102は、軸104に対して平行または直角に向けられた領域よりも多くのエリアを含み得、その結果、より大きいフォントサイズの使用を可能にするということが認識され得る。対照的な背景色と同様に、対照的な背景のフォントは、領域100および102をさらに区別し得る。任意のフォントサイズが、製品、他の記述および製品のユーザに対する警告を識別する限り、領域100および102とセクション92および94との上に印刷され得る。
【0047】
図示された実施形態は、対照的な色およびフォントサイズと共に角度の付いた領域100および102を使用するが、3つ全ての特徴が組み合わされて使用されるということが、本開示の必要条件ではないということが認識される。例えば、角度の付いた領域100および102は、対照的な色および対照的なフォントサイズのうちのいずれとも組み合わされず使用され得るか、いずれか1つと組み合わされて使用され得るか、または両方と組み合わされて使用され得る。
【0048】
第2のセクション94はミシン目の入った境界96から第2の縁210にまで伸び得る。第2の縁210は、キャップ80の縁194の上に配置され得る。図示されたような特定の実施形態に従って、第2の縁210は、概ね、キャップ80の第1の表面190と並べられ得る。
【0049】
第2のセクション94は、ラベル90の第1のセクション92に対する対照的な背景色を有し得る。特に、例えば、第1のセクション92は黄褐色および白色の背景色を特徴とし得るときに、第2のセクション94は、赤色のような背景色を特徴とし得る。好適には、赤色、橙色、および蛍光黄色のような色が、セクション94の背景色に使用され得る。任意の色の組み合わせがセクション92および94において使用され得るが、好適には、そのようなセクションの色は、医療従事者がシステム50を使用することを補助するように対照をなす。上記のように、そのような色の使用は、第2のセクション94に表示される警告メッセージ110をラベル90の他の部分から区別することを助け得るが、本システム50の全ての実施形態が必ずしもそのような色を使用することを必要としない。
【0050】
警告メッセージ110は、例えば、英数字の形態における文章であり得る。しかしながら、警告メッセージ110は英数字に限定されない。例えば、図形または記号が、英数字メッセージ110と組み合わせて、またはそれに代わって使用され得る。その点に関して、メッセージ110は、どのような図形、記号、または文字も使用せずに、セクション94の色のみによって伝えられ得る。文章メッセージが警告メッセージ110に組み込まれる場合には、文章のフォントサイズは、区別を行うために、ラベル90の第1のセクション92のうちの1つ以上の領域100、102、202において使用されるフォントサイズに対して変化され得る。
【0051】
既に述べられた構造に対してのみではなく、既に記述された特徴と組み合わせられ得るか、またはそれと代替えされ得るさらなる特徴に対して、多数のバリエーションが可能であるということがさらに認識され得る。
【0052】
例えば、ラベル90の第2のセクション92は、任意的であり得、本開示に従ったシステム50の全実施形態に従って、含まれないこともあり得る。そのような実施形態の例示が、同じ部分は同じ数字を付されて、図6に図示されている。ラベル220は水薬びん60の周りに配置される。ラベル220は、第1の領域222を有する1つのセクションを有し、任意的に第2の領域224を有する。ラベル220の残部は226として示されている。領域222および224は、領域100および102と同様に、水薬びん60の長手方向軸に対してゼロではなく、直角でもない角度をなす平面内にある。概して、ラベル220は1つのセクションしか有していないという事実を除いて、領域100および102と残部202に対して行われた説明は、領域222および領域224と残部226とに対しても効力をもって適用し得る。実際に、角度の付いた領域を有するラベルは、示されたような水薬びん以外の容器にも使用され得る。ラベルはアンプル、注射器、および他のデバイスに使用され得る。ミシン目の入った境界は、ラベルの第1のセクションに角度の付いた領域がなくても、ラベル内で使用され得るということがまた認識され得る。
【0053】
代替的な実施形態の別の例として、クリンプリング152は、ラベル90の第1のセクション92の領域100、102、202のうちの1つ以上と対照をなす色を有し得る。この点に関して、クリンプリング152の色は、好適には、ラベル90の第2のセクション94の色と同じ赤色、橙色または蛍光黄色であり得る。
【0054】
さらに、クリンプリング152は、リング152のエリア上の一部分上に表示される警告メッセージを有し得る。例えば、リング152は、第1の端172と第2の端180との間の中間領域178上に定義または表示される警告メッセージを有し得る。代替的に、警告メッセージは、部分的にアクセスポート182を定義する開口176の周囲に配置されるバンド174上に定義または表示され得る。警告メッセージ110に対して上記で行われた説明と同じ説明が、クリンプリング152上に表示される警告メッセージに関して行われ得る。
【0055】
さらに、または代替的に、警告メッセージ240は、キャップ80の一部分またはエリア上に表示または定義され得る。例えば、メッセージはキャップ80の面190上に表示または定義され得る。特に、図7に図示されているように、メッセージ240はキャップ80の面190の周囲に配置され得る。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】図1は、2つの部分からなるラベルが完全な状態である、本開示に従ったパッケージングシステムの透視図である。
【図2】図2は、ラベルのセクションが分離され、キャップが取り外されたときの、図1のパッケージングシステムの透視図である。
【図3】図3は、図1のパッケージングシステムの使用方法を示す流れ図である。
【図4】図4は、図1のように、ラベルが完全な状態であるパッケージングシステムの透視図である。
【図5】図5は、ラベルの第1のセクションの第1の領域と第2の領域との、長手方向軸に対して取られた角度を示す、パッケージングシステムの透視図である。
【図6】図6は、1つの部分からなるラベルを有する、本開示に従ったパッケージングシステムの代替的な実施形態の透視図である。
【図7】図7は、図1のパッケージングシステムでの使用のためのキャップの代替的な実施形態の平面図である。
【符号の説明】
【0057】
50 パッケージングシステム
60 容器
70 クロージャアセンブリ
80 キャップ
90 ラベル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クローズドエンドと、オープンエンドと、該クローズドエンドと該オープンエンドとを通って走る長手方向軸と、外面とを有する容器と、
該容器の該オープンエンドに嵌合され、アクセスポートを有するクロージャアセンブリと、
該アクセスポートを覆うように配置される着脱式キャップと、
該容器の周囲に配置されるラベルと
を備えるパッケージングシステムであって、
該ラベルは、該長手方向軸に対して角度の付けられている第1の領域を有し、該第1の領域は、実質的に製品の名称からなる、パッケージングシステム。
【請求項2】
前記ラベルは、前記長手方向軸に対して角度の付けられている第2の領域を有し、該第2の領域は、実質的に製品の濃度からなる、請求項1に記載のパッケージングシステム。
【請求項3】
前記ラベルの前記第1の領域は、該ラベルの残部と対照となる背景色を有する、請求項1に記載のパッケージングシステム。
【請求項4】
前記ラベルの前記第1の領域と前記第2の領域とは、該ラベルの前記残部と対照となる背景色を有する、請求項2に記載のパッケージングシステム。
【請求項5】
前記クロージャアセンブリは、前記オープンエンドを覆うように配置されるバルブと、該バルブの一部分を覆うように配置される第1の端を有し、前記アクセスポートと第2の端とを定義するクリンプリングとを含む、請求項1に記載のパッケージングシステム。
【請求項6】
前記容器は、前記クローズドエンドと前記オープンエンドとを定義する壁を含む円筒ガラス水薬びんを備え、該壁は、外面と、レセプタクルを定義する内面と、該オープンエンドの周囲に配置されるフランジ状のリムとを有し、
前記クリンプリングの前記第2の端は、該フランジ状のリムの一部分を覆うように配置される、
請求項5に記載のパッケージングシステム。
【請求項7】
前記クリンプリングは、前記ラベルの前記第1のセクションと対照となる色である、請求項5に記載のパッケージングシステム。
【請求項8】
警告メッセージは、前記クリンプリングの前記第1の端と前記第2の端との間の該クリンプリング上に定義される、請求項5に記載のパッケージングシステム。
【請求項9】
警告メッセージは、前記アクセスポートの周囲の前記クリンプリング上に定義される、請求項5に記載のパッケージングシステム。
【請求項10】
前記キャップは、上面を有し、該上面の上に定義される警告メッセージを備える、請求項1に記載のパッケージングシステム。
【請求項11】
容器の内容に関して医療従事者に警告する方法であって、該方法は、
クローズドエンドと、オープンエンドと、該クローズドエンドと該オープンエンドとを通って走る長手方向軸と、外面とを有する容器を提供することと、
該容器の周囲にラベルを配置することであって、該ラベルは、該長手方向軸に対して角度の付けられている第1の領域を有し、該第1の領域は、実質的に製品の名称からなる、配置することと、
を包含する、方法。
【請求項12】
前記容器の周囲にラベルを配置することは、該容器の周囲にラベルを配置することを包含し、該ラベルは、第1の領域と第2の領域とを有し、該第1の領域と該第2の領域とは前記長手方向軸に対して角度を付けられ、該第1の領域は実質的に製品の名称からなり、該第2の領域は実質的に製品の濃度からなる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ラベルの前記第1の領域と前記第2の領域とは、該ラベルの残部と対照となる背景色を有する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
容器を提供することは、前記クローズドエンドと前記オープンエンドとを定義する壁を含む円筒ガラス水薬びんを提供することを包含し、該壁は、外面と、レセプタクルを定義する内面と、該オープンエンドの周囲に配置されるフランジ状のリムとを有する、請求項11に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−307361(P2008−307361A)
【公開日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−270715(P2007−270715)
【出願日】平成19年10月17日(2007.10.17)
【出願人】(591013229)バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッド (448)
【氏名又は名称原語表記】BAXTER INTERNATIONAL INCORP0RATED
【出願人】(501453189)バクスター・ヘルスケヤー・ソシエテ・アノニム (289)
【氏名又は名称原語表記】BAXTER HEALTHCARE S.A.
【Fターム(参考)】