説明

卓上電子機器

【課題】卓上電子機器を縦向き設置に設置する場合に、見栄えを損ねることなく、設置安定性を高める。
【解決手段】ブースタ本体11の角部11Adに、円弧状の係合溝部13を形成する。スタンド12が、左右側部12A,12Bと、それらを結合する連結部12Cとを備え、前記左右側部の間に機器ケース11Aの角部を挟んだ状態で取り付けられる。スタンド12の左右側部12A,12Bの内側面に、係合溝部13にスライド係合可能である円弧形状の突条部31が、連結部12Cに、機器ケース11Aの角部11Adに対応する形状の係合凹部12Caがそれぞれ形成され、連結部12Cの係合凹部12Caに機器ケース11Aの角部12Adを接触させた状態で、突条部31の一端部が係合溝部13の開口部分に一致する構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、増幅回路等の電子回路が収納されている機器ケースの側壁面から複数本のケーブルが導出される卓上電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、CATV施設のセンター側から伝送されるテレビジョン放送信号が所望レベルより小さい時には、このテレビジョン放送信号を増幅するブースタが用いられている。
【0003】
このブースタは、テレビジョン放送信号を増幅する電子回路が機器ケース内に内蔵され、前記機器ケースの側壁面に、前記電子回路にテレビジョン放送信号を供給する入力端子と、電子回路により増幅されたテレビジョン放送信号を出力する出力端子が設けられ、この入力端子および出力端子にはそれぞれ同軸ケーブルの先端に設けられたF型コネクタが接続される。
【0004】
このようなブースタのうち、テレビ等の上に設置される卓上ブースタは、近年、コンパクト化されてきており、直方体形状の機器ケースを備えている。このような形状の卓上ブースタは、テレビ等の上に横長状態で設置されたり、縦長状態で設置されたりする。
【0005】
そこで、ケーブルによる引っ張り荷重が印加された際の支点を機器ケースの外側へ移動させる保持具を、機器ケースにおける複数本のケーブルが導出される側壁面に脱着可能に取り付けられるようにして、ケーブルの自重を保持具が支えるようになり機器ケースの前部が浮き上がってしまうことを防止した卓上電子機器が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−217257号公報(段落0019〜021及び図25〜図29)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1記載のスタンドは、機器ケースの係合突起部と保持具のくさび状突部(直立片)との係合関係で取り付ける構造で、くさび状突部(直立片)が撓むと外れてしまい、係合強度が十分とはいえない。また、それらの係合部分が外観に露出されるため、見栄えを損なう。
【0007】
この発明は、着脱可能なスタンドを用いて縦向きに設置する場合に、見栄えを損ねることなく、設置安定性を高めることができる卓上電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、互いに平行に延びる2つの矩形状の側面部と、その側面部の全周縁を連接する周回面部とを有する直方体形状の機器ケースを備え、前記2つの側面部を設置面上に前記設置面と平行になるように置く横向き設置と、前記2つの側面部を設置面上に前記設置面に直交するようにスタンドを前記機器ケースに着脱可能に取り付けて置く縦向き設置とが可能で、前記機器ケース内に電子回路を収納している卓上電子機器であって、前記機器ケースの側面部の、少なくとも1つの角部付近に前記角部付近を中心とする円弧状の係合溝部又は係合凸部が形成される一方、前記スタンドは、内側面が前記2つの側面部の間隔に対応する間隔を挟んで平行に延び前記機器ケースへの取り付け状態で前記両内側面の間に前記機器ケースの角部を挟む左右側部と、それら左右側部の一端部を連結する連結部とを備えるとともに、前記内側面に、前記係合溝部又は前記係合凸部に対応する円弧形状を有しそれらにスライド可能に係合する係合凸部又は係合溝部が形成されていることを特徴とする。ここで、前記円弧状の係合溝部又は係合凸部は、機器ケースの少なくとも一方の側面部に形成すればよく、両側面部に形成する必要がないのはいうまでもない。
【0009】
このようにすれば、機器ケースの側面部の、少なくとも1つの角部付近に前記角部付近を中心とする円弧状の係合溝部又は係合凸部に、スタンドの内側面の係合凸部又は係合溝部を係合させることで、スタンドが機器ケースに着脱可能に取り付けられるようにしているので、機器ケースへのスタンドの取付構造が外観からははっきりと分からないようにすることができる。よって、見栄えを損ねることなく、スタンドを着脱可能に取り付けることができ、そのスタンドによって、安定した縦向き設置を実現することができる。
【0010】
また、機器ケースにスタンドを取り付けた状態で、機器ケースからスタンドへの荷重の作用方向が、係合凸部と係合溝部との係合方向と同じ方向になるので、スタンドが外れないようにしっかりと固定する必要がなく、抜け止め構造を簡単な構造にすることができ、構造の簡素化の点で有利である。
【0011】
請求項2に記載のように、前記機器ケースの2つの側面部のうち少なくとも一方の側面部の四隅にゴム支持脚が設けられ、前記ゴム支持脚が設けられた側面部に対応する、前記スタンドの内側面に、前記機器ケースへの前記スタンドの取り付けの際に前記ゴム支持脚が相対移動可能でかつ前記ゴム支持脚を収納可能である支持脚用凹部が形成されている構成とすることができる。
【0012】
このようにすれば、横向き設置の場合の安定設置のためのゴム支持脚が、側面部の四隅の角部付近に表面より突出するように設けられていても、そのゴム支持脚はスタンドの収納凹部内に収納されるので、ゴム支持脚がスタンドの取り付けを妨げるおそれがない。
【0013】
請求項3に記載のように、前記支持脚用凹部は、取り付け状態で下面側に開口する凹部であり、前記側面部に形成される前記係合溝部または係合凸部は、前記支持脚用凹部を囲むように湾曲して延びていることが望ましい。
【0014】
このようにすれば、収納凹部は、取り付け状態で下面側に開口するので、外観からは見えず、見栄え(デザイン)を損なうことがない。また、係合凸部は、前記凹部を囲むように前記連結部付近から下面側に湾曲して延びているので、それらをスタンド(側部)にて隠すように無理なく配置することができる。
【0015】
ところで、係合凸部及び係合凹部を直線形状として、縦向き設置時に機器ケースの後面や底面からスタンドを差し込む構造とすることも可能であるが、この場合、ゴム脚との干渉を回避する収納凹部の開口が、機器ケースとスタンドとの間の隙間として現れ、外観を損ねることになる。また、その開口を底面側に位置させるには、機器ケースの後方斜め上から下に向けて差し込む構造とすることも考えられるが、この場合には、後面への突起物(例えば電源ケーブル)をかなり離れた位置に配置しなければならず、また、設置時の荷重作用方向がスタンドの取り外し方向に近くなるため、強固な抜け止め構造が必要となるなどのデメリットがある。
【0016】
請求項4に記載のように、前記スタンドの連結部は、前記機器ケースの角部が係合する湾曲形状の係合凹部が形成され、前記連結部の係合凹部に前記機器ケースの角部を接触させた状態で、前記係合凸部が前記係合溝部の開口部分に係合可能な位置になる構成とされていることが望ましい。
【0017】
このようにすれば、前記連結部の係合凹部に前記機器ケースの角部を接触させた状態で、前記係合凸部の一端部が前記係合溝部の開口部分に一致する構成とされているので、前記接触部分を回転中心として、係合凸部と係合溝部とを相対回転させることで、前記機器ケースにスタンドが着脱可能に取り付けられ、その取付作業が容易になる。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、機器ケースの側面部の、少なくとも1つの角部付近に前記角部付近を中心とする円弧状の係合溝部又は係合凸部に、スタンドの内側面の係合凸部又は係合溝部を係合させることで、前記スタンドを機器ケースに着脱可能に取り付けるようにしているので、機器ケースへのスタンドの取付構造を、外観からは、はっきりと分からないようにすることができる。よって、見栄えを損ねることなく、スタンドを着脱可能に取り付けることができ、そのスタンドによって、安定した縦向き設置を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0020】
図1が本発明に係る卓上ブースタ(卓上電子機器)の縦向き設置状態を示す側面図、図2は卓上ブースタの横向き設置状態を示す側面図、図3はブースタ本体の斜視図、図4は図3に示すブースタ本体を反転させた状態を示す斜視図である。
【0021】
図1及び図2に示すように、卓上ブースタ1は、CATV施設から伝送されてきたテレビジョン放送信号を増幅する電子回路(図示せず)がほぼ直方体形状の機器ケース11A内に収納されたブースタ本体11と、このブースタ本体11の下部を支持するスタンド12とを備え、機器ケース11A及びスタンド12は、ともに合成樹脂材料にて成形されたものである。ブースタ本体11の背面部には同軸ケーブル21,22の先端に設けられたF型コネクタが接続されるF型接栓14A,14B及び電源ケーブル15を上側から順に備える。スタンド12は、図1に示すように、縦向きに設置する場合に用いられるもので、横向きに設置される場合には、図2に示すように、ブースタ本体11から取り外され、スタンド12が取り外された状態で設置される。
【0022】
機器ケース11Aは、互いに平行に延びる2つの矩形状の側面部11Aa,11Abと、その側面部11Aa,11Abの全周縁を連接する周回面部11Acとを有する直方体形状である。周回面部11Acは、4つの面部つまり側面部11Aa,11Abの長辺側に対応する長さの長い2つの面部11Acaと、短辺側に対応する長さの短い2つの面部11Acbとを有し、それらの面部11Aca,11Acbの連接部分である4つの角部11Adは、外方に凸の湾曲面となっている。そして、最も面積が大きな2つの側面部11Aa,11Abのうち一方の側面部11Ab(横向きに設置する場合に底面となる面)には、ブースタ本体11を横向きに設置した場合の滑り止めとなる横向き設置用のゴム支持脚16が、側面部11Abの四隅に取り付けられている。
【0023】
また、両側面部11Aa,11Abには、縦向きに設置した場合に下端となる2つの角部うち一方の角部11Ad(電源コード15が設けられている側の角部)に、一端が背面側に開放される円弧形状の係合溝部13,13が相互に対応して形成されており、この係合溝部13,13には、比較的高さの低い突起13a,13aが突出して設けられている(図7参照)。側面部11Abにおいては、係合溝部13は、ゴム支持脚16の周囲を囲むように、角部11Ad付近を中心とする円弧状に形成されている。
【0024】
スタンド12は、下面が開放された中空成形体で、図5及び図6に示すように、側面視でほぼ三角形状の左右側部12A,12Bと、それら左右側部12A,12Bの一端部を連結する連結部12Cとを備える。左右側部12A,12Bは、2つの側面部11Aa,11Abの間隔に対応する間隔を挟んで平行に延びる内側面12Aa,12Baを有し、左右側部12A,12Bの間にブースタ本体11(機器ケース11A)の角部11Adを挟んだ状態になるように着脱可能に取り付けられる。
【0025】
左右側部12A,12Bの、対向する各内側面12Aa,12Baには、係合溝部13,13に対応する円弧形状の突条部31,31(係合凸部)が設けられ、この突条部31,31上に、比較的高さの低い突起31a,31aが突出して設けられている。
【0026】
また、内側面12Aa,12Baのうち一方の内側面12Aaには、スタンド12を取り付ける際にゴム支持脚16との接触を回避するための収納凹部32が、取り付け状態でスタンド2の下面側に開口するように設けられている。この収納凹部32の周囲を囲むように突条部31が連結部12Cから収納凹部32の周囲に延びるように形成されている。収納凹部32は、スタンド取り付けの際に、ゴム支持脚16の回転軌跡を含む大きさとされている。
【0027】
連結部12Cの下面側には、ブースタ本体11の角部11Adに対応する湾曲形状の係合凹部12Caがそれぞれ形成され、連結部12Cの係合凹部12Caにブースタ本体11の角部11Adを接触させた状態で、突条部31の一端部が係合溝部13の開口部分に合致し、それらが簡単に係合可能な位置になる構成とされている(図7(b)参照)。また、連結部12Cの上側には、電源コード15との干渉を避けるために、ケース11Aへの電源コード15の接続部分に対応する切り欠き部11Cbが形成されている。連結部12Cの内部には、取り付け状態で下面側となる方向に突出する1対のボス部11Cdが形成され、そのボス部11Cdの先端に、縦向き設置用のゴム支持脚33が設けられている。
(横向きに設置する場合)
横向きに設置する場合には、スタンド12をブースタ本体1に取り付けることなく、ゴム支持脚16を設けた側面部11Abが下側に、もう一つの側面部11Aaが上側になるように水平な場所(設置面)、例えば机上に設置することになる。これにより、2つの側面部11Aa,11Abを前記設置面上に前記設置面と平行になるように置く横向き設置状態となる。ここで、F型接栓14A,14Bには同軸ケーブル21,22の先端に設けたF型コネクタが接続され、電源ケーブル15の端部のプラグは、図示しないコンセントに差し込まれる。
(縦向きに設置する場合)
縦向きに設置する場合には、図1に示すように、スタンド12をブースタ本体11に取り付けて、2つの側面部11Aa,11Abを設置面上に前記設置面に直交するように、スタンド12を利用して縦向きに安定設置することになる。
【0028】
具体的には、図7(a)に示すように、まずブースタ本体11の所定のゴム支持脚16に収納凹部32が、係合溝部13の開放端に突条部31の先端がそれぞれ対向するように配置する。その状態で、図7(b)に示すように、ブースタ本体11の角部11Adを連結部12Cの係合凹部12Caに接触させれば、収納凹部32内にゴム支持脚16が、係合溝部13の開放端付近に突条部31の先端部分がそれぞれ進入する。それから、係合溝部13および突条部31の円弧の中心を回転中心として、図7(c)に示すように、突条部31を係合溝部13内に押し込むようにブースタ本体11とスタンド12とを相対回転すると、スタンド12がブースタ本体11に取り付けられる。スタンド12の回転は、係合溝部13の奥に突条部31の先端が衝突することで停止し、その位置がスタンド固定の位置となる。この停止直前に突条部31上の突起31a,31aが係合溝部13内の突起13a,13aを乗り越え、これらの突起13a,31aの関係が、取り外し方向への不用意な抜け止め機能を発揮することになる。これは、スタンド12を合成樹脂材料で成形していることから、樹脂弾性により左右側部12A,12Bの間隔が広がり、突起31a,31aが突起13a,13aを乗り越えることができるという樹脂弾性を利用したものである。
【0029】
ここで、係合溝部13と突条部31は同一の大きさ(半径)の円弧をなすように予め形成されているので、スタンド12はブースタ本体11に対してスムーズに回転移動することとなり、ゴム支持脚16は下面側開口から収納凹部32内に進入するのでスタンド12と干渉することなく、前記回転移動をスムーズに行うことができる。また、電源コード15の、機器ケース11Aへの接続部分が設けられている部分に対応して、連結部12Cには切り欠き12Cbが形成されているので、前記接続部分とスタンド12とが、取り付け状態ではもちろん、取り付け作業の際にも干渉しない構成とされている。
【0030】
このスタンド取り付け状態では、収納凹部32の開放端は下面側に位置し、係合溝部13及び突条部31はスタンド12によって隠蔽されるので(図7(c)参照)、外観上どのように着脱可能に取り付けられるか定かでなく見栄えに優れる。よって、見栄えを損ねることなく、スタンド12を取り付けることができ、そのスタンド12によって、安定した縦向き設置状態を実現することができる。
【0031】
前記実施の形態では、機器ケース11A側に円弧状の係合溝部13を、スタンド12側に突条部31をそれぞれ設けているが、本発明はそれに限定されるものではなく、機器ケース側に円弧状の突条部を、スタンド側に係合溝部をそれぞれ設ける構成とすることができるのはもちろんである。そして、このように円弧状の突条部を機器ケース側に設ける場合には、ゴム支持脚により横向きに安定設置できるように、突条部の高さがゴム支持脚の高さと同一であるかそれ以下であることが必要である。
【0032】
前記実施の形態は、卓上ブースタに適用した例であるが、本発明はそれに限定されるものではなく、他の卓上電子機器に適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係る卓上電子機器である卓上ブースタの縦向き設置状態を示す側面図である。
【図2】前記卓上ブースタの横向き設置状態を示す側面図である。
【図3】ブースタ本体の斜視図である。
【図4】図3に示すブースタ本体を反転させた状態を示す斜視図である。
【図5】上側から見たスタンドの斜視図である。
【図6】下側から見たスタンドの斜視図である。
【図7】(a)〜(c)はそれぞれスタンドの装着動作の説明図である。
【符号の説明】
【0034】
1 卓上ブースタ
11 ブースタ本体
11A 機器ケース
11Aa,11Ab 側面部
11Ac 周回面部
11Aca,11Acb 面部
11Ad 角部
12 スタンド
12A,12B 側部
12Aa,12Ba 内側面
12C 連結部
12Ca 係合凹部
13 係合溝部
13a 突起
16 ゴム支持脚
31 突条部
31a 突起
32 収納凹部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに平行に延びる2つの矩形状の側面部と、その側面部の全周縁を連接する周回面部とを有する直方体形状の機器ケースを備え、
前記2つの側面部を設置面上に前記設置面と平行になるように置く横向き設置と、前記2つの側面部を設置面上に前記設置面に直交するようにスタンドを前記機器ケースに着脱可能に取り付けて置く縦向き設置とが可能で、前記機器ケース内に電子回路を収納している卓上電子機器であって、
前記機器ケースの側面部の、少なくとも1つの角部付近に前記角部付近を中心とする円弧状の係合溝部又は係合凸部が形成される一方、
前記スタンドは、内側面が前記2つの側面部の間隔に対応する間隔を挟んで平行に延び前記機器ケースへの取り付け状態で前記両内側面の間に前記機器ケースの角部を挟む左右側部と、それら左右側部の一端部を連結する連結部とを備えるとともに、前記内側面に、前記係合溝部又は前記係合凸部に対応する円弧形状を有しそれらにスライド可能に係合する係合凸部又は係合溝部が形成されていることを特徴とする卓上電子機器。
【請求項2】
前記機器ケースの2つの側面部のうち少なくとも一方の側面部の四隅にゴム支持脚が設けられ、
前記ゴム支持脚が設けられた側面部に対応する、前記スタンドの内側面に、前記機器ケースへの前記スタンドの取り付けの際に前記ゴム支持脚が相対移動可能でかつ前記ゴム支持脚を収納可能である支持脚用凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の卓上電子機器。
【請求項3】
前記支持脚用凹部は、取り付け状態で下面側に開口する凹部であり、
前記側面部に形成される前記係合溝部または係合凸部は、前記支持脚用凹部を囲むように湾曲して延びていることを特徴とする請求項1または2記載の卓上電子機器。
【請求項4】
前記スタンドの連結部は、前記機器ケースの角部が係合する湾曲形状の係合凹部が形成され、
前記連結部の係合凹部に前記機器ケースの角部を接触させた状態で、前記係合凸部が前記係合溝部の開口部分に係合可能な位置になる構成とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の卓上電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−324868(P2007−324868A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−152072(P2006−152072)
【出願日】平成18年5月31日(2006.5.31)
【出願人】(000109668)DXアンテナ株式会社 (394)
【Fターム(参考)】