説明

印刷制御装置、印刷制御システム、及び、プログラム

【課題】 具体的な個々の元データに起因するエラーに関する診断も受けることのできる印刷制御装置、並びに、その印刷制御装置を備えた印刷制御システム、及び、その印刷制御装置を構成するためのプログラムの提供。
【解決手段】 領域910に印刷ドキュメントのアイコンをドラッグアンドドロップすると、印刷ドキュメントのファイルとその印刷ドキュメントのスプールファイルとがサーバ側へ送信される。これに対して、サーバ側からは、IDとパスワードとが送信され、それらがID表示エリア931とパスワード表示エリア932とに表示される。これらのID及びパスワードを用いて領域930に表示されたURLアドレス933にアクセスすれば、不具合の解消方法を参照することができる。印刷ドキュメントのファイルもサーバ側に送信されるので、そのドキュメントに起因するバグ等も診断することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷データを印刷装置に出力する印刷制御装置に関し、詳しくは、その印刷データに関連するデータを外部装置に送信して診断を受けることのできる印刷制御装置、並びに、その印刷制御装置を備えた印刷制御システム、及び、その印刷制御装置を構成するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、印刷データをプリンタ等の印刷装置に出力するパーソナルコンピュータ等の印刷制御装置では、印刷に不具合があった場合、サポートセンタ等に電子メールを送信して診断を受けることが考えられている。例えば、システム条件と印刷条件とをサポートセンタに送信して、リモート診断を受けることのできる印刷制御装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平11−305978号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、従来の印刷制御装置では、診断を受ける際にその不具合の発生した元データを送信することまではなされていないので、具体的な個々の元データに起因するエラー(例えば、いわゆるプリンタドライバのバグ等)までは診断することができなかった。
【0004】
そこで、本発明は、具体的な個々の元データに起因するエラーに関する診断も受けることのできる印刷制御装置、並びに、その印刷制御装置を備えた印刷制御システム、及び、その印刷制御装置を構成するためのプログラムを提供することを目的としてなされた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達するためになされた本発明の印刷制御装置は、元データから生成された中間データを印刷データに変換して印刷装置に出力する印刷データ出力手段と、上記中間データを上記元データと共に外部装置に送信する送信手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】
このように構成された本発明の印刷制御装置では、元データから生成された中間データを、印刷データ出力手段が印刷データに変換して印刷装置に出力することにより、その印刷装置に印刷を実行させることができる。また、送信手段は、上記中間データを上記元データと共に外部装置に送信する。このため、外部装置では、その中間データ及び元データを解析することにより、具体的な個々の元データに起因するエラー(例えば、当該印刷制御装置における元データ固有のバグ等)も良好に診断することができる。
【0007】
なお、本発明は以下の構成に限定されるものではないが、使用者の操作により上記元データが指定されたとき、その元データのファイル名を抽出するファイル名抽出手段を、更に備え、上記送信手段は、上記ファイル名も上記元データ及び上記中間データと共に上記外部装置に送信してもよい。
【0008】
この場合、ファイル名抽出手段により抽出された上記元データのファイル名も、上記元データ及び上記中間データと共に上記外部装置に送信されるので、一層精密な診断が可能となる。
【0009】
また、使用者の操作により上記元データが指定されたとき、その元データから生成された中間データを検索する中間データ検索手段と、該中間データ検索手段により上記中間データが検索できなかった場合、上記元データから中間データを再度生成する中間データ生成手段と、を更に備え、上記送信手段は、上記中間データ検索手段が検索した中間データ、または、上記中間データ生成手段が生成した中間データを、上記元データと共に上記外部装置に送信してもよい。
【0010】
この場合、中間データが印刷制御装置としてのパーソナルコンピュータ等のメモリに残っている場合は、中間データ検索手段によってその中間データを検索して、上記元データと共に上記外部装置に送信することができる。このため、処理を迅速化することができる。一方、上記中間データがメモリから消去されるなどして検索できない場合でも、中間データ生成手段により同様の中間データを再度生成して、上記元データと共に上記外部装置に送信することができる。このため、処理を確実に実行することができる。
【0011】
また、上記送信手段は、上記元データ及び上記中間データと共に上記中間データに対応する設定データを上記外部装置に送信してもよい。この場合、中間データに対応する設定データも外部装置に送信されるので、一層精密な診断が可能となる。
【0012】
また、本発明の印刷制御システムは、上記いずれかに記載の印刷制御装置と、該印刷制御装置と通信網を介して接続された上記外部装置としてのパーソナルコンピュータと、を備えたことを特徴としている。
【0013】
このように構成された本発明の印刷制御システムでは、上記印刷制御装置から、上記元データ及び上記中間データが通信網を介して外部装置としてのパーソナルコンピュータに送信される。このため、そのパーソナルコンピュータによって、上記中間データ及び上記元データを解析することにより、具体的な個々の元データに起因するエラー(例えば、当該印刷制御装置のバグ等)も良好に診断することができる。
【0014】
更に、本発明のプログラムは、コンピュータを、上記いずれかに記載の印刷制御装置を構成する各手段として動作させることを特徴としている。このため、本発明のプログラムをコンピュータに実行させれば、上記いずれかに記載の印刷制御装置を容易に構成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
[実施の形態の構成]
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用された印刷制御システムの構成を表す外観図である。図1に示すように、本実施の形態の印刷制御システムは、印刷装置としてのカラーレーザプリンタ(以下、単にプリンタという)1と、そのプリンタ1にケーブル200を介して接続された印刷制御装置の一例としてのパーソナルコンピュータ(以下、単にパソコンという)300と、そのパソコン300に通信網の一例としてのインターネット等のネットワークWを介して接続された外部装置の一例としてのパソコン500と、を備えている。なお、パソコン500にも、プリンタ1と同様に構成された同一機種のプリンタ700がケーブル600を介して接続されている。
【0016】
また、プリンタ1とパソコン300とからなるシステムは一般ユーザ等の使用者側のシステムであり、プリンタ700とパソコン500とからなるシステムはサポートセンタ等のサーバ側のシステムである。なお、プリンタ1,700とパソコン300,500とは、LANなどのネットワークや、赤外線通信などを介して接続されてもよい。
【0017】
プリンタ1,700は、イエロー,マゼンタ,シアン,及びブラックのトナーにて電子写真方式によって画像を形成する周知のプリンタエンジン2(図2参照)を内部に備え、このプリンタエンジン2は、収容トレイ3に収容された被記録媒体の一例としての用紙(図示省略)に、1枚ずつ画像を形成してスタッカ4へ排出する。また、プリンタ1,700の表面には、各種設定や指示を行うための操作パネル5が設けられている。
【0018】
図2は、上記使用者側のシステムにおける制御系の構成を表すブロック図である。なお、サーバ側のシステムも同様に構成されている。図2に示すように、パソコン300のパソコン本体310は、CPU311、ROM312、RAM313、及び、ハードディスク装置(HDD)314を備えている。そして、このパソコン本体310には、CRT等のディスプレイ320、キーボード330、マウス340が接続されている(いずれも図1参照)。更に、パソコン本体310には、図示しないLANと接続するためのLANインタフェース(LANI/F)350、ケーブル200を介してプリンタ1と接続するためのプリンタポートインタフェース(プリンタポートI/F)360、及び、ネットワークWと接続するためのネットワークポートインタフェース(ネットワークポートI/F)370も接続されている。
【0019】
プリンタ1には、前述のプリンタエンジン2等を制御する制御部10が設けられ、この制御部10は、CPU10A,ROM10B,RAM10Cを備えたマイクロコンピュータとして構成されている。また、制御部10は、電源スイッチが切られても記憶内容が消えないようにされたNVRAM10Dも備えている。更に、この制御部10には、前述のプリンタエンジン2,操作パネル5の他、ケーブル200を介してパソコン300と接続するためのプリンタポートインタフェース(プリンタポートI/F)11、及び、図示しないLANと接続するためのLANインタフェース(LANI/F)12などが接続されている。なお、プリンタ1とパソコン300とは、前述のように、LANインタフェース12,350を介してLANなどのネットワークによって接続されてもよい。
【0020】
[実施の形態における制御]
次に、この制御系で実行される処理について説明する。パソコン300において各種アプリケーションにより画像データとしての印刷データが作成され、印刷のためにプリンタドライバがコールされてそのプリンタドライバ上でその印刷が指示されると、パソコン300のCPU311は、ハードディスク装置314に記憶されたプログラムに基いて次のような印刷処理を実行する。
【0021】
図3は、この印刷処理の動作を概略的に表す機能ブロック図である。アプリケーションP1では、キーボード330,マウス340等の操作に応じて、元データの一例としてのファイル名で特定される印刷ドキュメントが作成される。そして、印刷が指示されると、アプリケーションP1は、OSが備えた変換モジュールP2を利用して印刷ドキュメントのファイルを例えばEMF(Enhanced Meta File)等の中間データの一例としてのスプールファイルに変換し、ハードディスク装置314の一部に画定されたスプーラP3に書き込む。すると、印刷データ出力手段の一例としてのプリンタドライバP4は、スプーラP3に書き込まれたスプールファイルを読み出し、PDL(page description language )等の印刷データに変換してプリンタ1へ送信する。なお、本実施の形態では、上記スプールファイルは、プリンタ名,プリンタドライバP4のバージョン等が書き込まれた設定データとしてのSHD(shadow)ファイルと、印刷ドキュメントに対応する実データとしてのSPL(spool )ファイルとを備えるものとする。
【0022】
また、パソコン300には、プリンタ1による印刷結果等に不具合が生じた場合に、サーバ側へ情報を送信して上記不具合の解消方法等を要求するための診断ツールがインストールされている。図4は、CPU311がハードディスク装置314に記憶されたプログラムに基づいて実行する上記診断ツールの処理を表すフローチャートである。
【0023】
図4に示すように、この処理では、先ず、S1(Sはステップを表す:以下同様)にて、診断ツールの起動処理がなされる。この起動処理によって、ディスプレイ320には、図5に例示するようなユーザインタフェース900が表示される。図5に例示するように、このユーザインタフェース900は、フェーズ1に対応する領域910、フェーズ2に対応する領域920、フェーズ3に対応する領域930、フェーズ4に対応する領域940に分かれている。以下、各領域910〜940の詳細な構成については、図4のフローチャートの説明と並行して説明する。
【0024】
S1に続くS2では、領域910をハイライト表示することにより、その領域910へ印刷ドキュメントのアイコンをマウス340によりドラッグアンドドロップすることが要求される。すなわち、図5に示すように、領域910にはそこにドキュメントをドラッグアンドドロップすべき旨のコメントが表示され、この領域910がハイライト表示されると、使用者は、ディスプレイ320のユーザインタフェース900が表示された領域以外の領域部分に開いた印刷ドキュメントのアイコンを領域910へドラッグアンドドロップする。そこで、S2ではそのドラッグアンドドロップがなされるまで待機し、ドラッグアンドドロップがなされると、上記ハイライト表示が中止されて処理は続くS3へ移行する。
【0025】
中間データ検索手段の一例としてのS3では、上記ドラッグアンドドロップされた印刷ドキュメントのスプールファイルがスプーラP3の中からファイル名に基づいて検索され、続くS4にて、スプーラP3にスプールファイルが残っているか否かが判断される。スプールファイルが残っていない場合は(S4:N)、中間データ生成手段の一例としてのS5にて、上記印刷ドキュメントからスプールファイルが再度生成される。続くS6では、上記印刷ドキュメントのファイル(ファイル名の情報も含む)とS5にて生成されたスプールファイルとがサーバ側のパソコン500へ送信される。すなわち、S6は、ファイル名抽出手段及び送信手段に相当する。一方、スプールファイルが残っていた場合は(S4:Y)、S4からS6へ直接移行し、S3にて検索されたスプールファイルが上記印刷ドキュメントのファイルと共にパソコン500へ送信される。
【0026】
なお、S6では、上記印刷ドキュメント及びスプールファイルを送信した後、パソコン500から後述のID及びパスワードが返信されるまで待機する。また、S6の処理における待機中には、フェーズ2に対応する領域920がハイライト表示される。図5に例示するように、領域920には、データをサーバ側へ送信中である旨のコメントが表示される。
【0027】
次に、上記印刷ドキュメントのファイル及びスプールファイルの送信(S6)に応じてサーバ側のパソコン500で実行されるサーバ処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。この処理では、先ず、S21にて、上記診断ツールからのデータ、すなわち、S6の処理により送信された印刷ドキュメントのファイル及びスプールファイルの受信がなされる。続くS22では、一意なIDとそのIDに対応するパスワードとが周知の乱数発生等の処理を介して生成され、S21にて受信されたデータと関連付けられる。
【0028】
続くS23では、上記ID及びパスワードによりアクセス可能なWebページが生成され、S24にて、上記ID及びパスワードが使用者側のパソコン300(診断ツール)へ送信される。続くS25では、診断ツールからEメールアドレスが送信されてきたか否かを判断し、送信されてきた場合(S25:Y)には、S26において、送信されてきたEメールアドレスをIDと関連付けた後、S27へ移行し、送信されてこなかった場合(S25:N)には、直接S27へ移行する。更に続くS27では、問題が登録されたことがプリンタ1またはプリンタドライバP4の設計者に通知され、処理が終了する。
【0029】
すると、その設計者は、上記印刷ドキュメントのファイル(ファイル本体及びファイル名)並びにスプールファイル(SHDファイル及びSPLファイル)を解析し、上記不具合の解消方法等を上記Webページに書き込む。すなわち、プリンタドライバP4には、インストールの診断ツールが添付されており、パソコン300にはプリンタドライバP4が正常にインストールされていると仮定することができる。そこで、設計者は、同一のプリンタドライバP4及びプリンタ1と同一機種のプリンタ700を使用して上記解析を行い、不具合の解消方法等を調査して上記Webページに書き込むのである。なお、S26にてIDとEメールアドレスとが関連付けられている場合は、設計者は解決方法をEメールで使用者に送信する。
【0030】
そこで、前述のS24の処理によりID及びパスワードが送信されると、使用者側のパソコン300の処理は、図4に示すS6からS41へ移行する。S41では、フェーズ3に対応する領域930がハイライト表示され、サーバ側のパソコン500から受信したID及びパスワードが表示される。すなわち、図5に示すように領域930には、上記IDを表示するためのID表示エリア931と、上記パスワードを表示するためのパスワード表示エリア932とが設けられており、ここに上記ID及びパスワードが表示されるのである。また、図5に示すように、領域930には、上記WebページのURLアドレス933も表示される。
【0031】
更に、フェーズ4に対応する領域940には、使用者のEメールアドレスを入力するためのEメールアドレス入力エリア941と、送信ボタン942と、終了ボタン943とが設けられている。領域930に上記のようにID,パスワード,URLアドレス933が表示されると、使用者は上記Webページにアクセスして不具合の解消方法を参照することが可能になるが、サーバ側のパソコン500に自身のEメールアドレスを告知してEメールで上記解消方法を送信してもらうこともできる。後者を希望の場合、使用者はEメールアドレス入力エリア941に自身のEメールアドレスを入力して、送信ボタン942をマウス340でクリックする。また、自身で上記Webページにアクセスする場合は、診断ツールを終了するため終了ボタン943をマウス340でクリックする。
【0032】
そこで、図4のS41では、前述のようにID及びパスワードを表示したまま送信ボタン942または終了ボタン943のいずれかがクリックされるまで処理は待機する。そして、送信ボタン942または終了ボタン943のいずれかがクリックされると、S42にて、送信ボタン942がクリックされてEメールアドレスの送信が指示されたか否かが判断される。Eメールアドレスの送信が指示された場合は(S42:Y)、S43にて、Eメールアドレス入力エリア941に入力されたEメールアドレスがパソコン500に送信された後、S44にてユーザインタフェース900を閉じる診断ツール終了処理が実行され、この診断ツールの処理が終了する。一方、Eメールアドレスの送信が指示されなかった場合(S42:N)、すなわち、終了ボタン943がクリックされた場合は、処理はS42からS44へ直接移行して診断ツールの処理が終了する。
【0033】
[実施の形態の効果及び変形例]
このように、本実施の形態では、印刷ドキュメントのファイルとスプールファイルとをユーザ側のパソコン300からサーバ側のパソコン500へ送信しているので、サーバ側では、印刷ドキュメントに起因するエラーも良好に診断することができる。例えば、上記印刷ドキュメントのファイル及びスプールファイルを解析することにより、特定の印刷ドキュメントに対するプリンタドライバP4のバグ等も診断可能となる。しかも、上記印刷ドキュメント及びスプールファイルには、印刷ドキュメントのファイル名やスプールファイルの設定データとしてのSHDファイルも添付されるので、一層精密な診断が可能となる。
【0034】
また、本実施の形態では、パソコン300からスプールファイルを送信するに当り、スプーラP3にスプールファイルが残っている場合はそのファイルを(S4:Y)、残っていない場合は再度生成したスプールファイルを(S5)、それぞれ送信している。このため、本実施の形態では、処理を迅速化すると共に処理を確実に実行することができる。
【0035】
更に、本実施の形態では、使用者の所望に応じて、不具合の解消方法をEメールで送信してもらうことも(S43)、Webページにアクセスして上記解消方法を参照することもできるので(S42:N)、一層利便性が向上する。
【0036】
なお、本発明は上記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、上記実施の形態では、サーバ側の設計者が不具合の解消方法をWebページに書き込み、またはEメールで返信しているが、パソコン500にて自動的に解消方法を演算可能な場合は、上記ID及びパスワードの代わりに解消方法を表すテキストデータ等をパソコン300に送信してもよい。また、外部装置は、社内LANなどで接続されたシステム管理者のパソコン等とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明が適用された印刷制御システムの構成を表す外観図である。
【図2】その印刷制御システムにおける使用者側の制御系の構成を表すブロック図である。
【図3】使用者側のパソコンの印刷処理動作を概略的に表す機能ブロック図である。
【図4】そのパソコンで実行される診断ツールの処理を表すフローチャートである。
【図5】その処理で使用されるユーザインタフェースの構成を表す説明図である。
【図6】サーバ側のパソコンで実行されるサーバ処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
【0038】
1,700…カラーレーザプリンタ 2…プリンタエンジン
10…制御部 300,500…パソコン
310,510…パソコン本体 311…CPU
314…ハードディスク装置 320,520…ディスプレイ
330,530…キーボード 340,540…マウス
900…ユーザインタフェース 931…ID表示エリア
932…パスワード表示エリア 933…URLアドレス
941…Eメールアドレス入力エリア 942…送信ボタン
943…終了ボタン P1…アプリケーション
P2…変換モジュール P3…スプーラ
P4…プリンタドライバ W…ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
元データから生成された中間データを印刷データに変換して印刷装置に出力する印刷データ出力手段と、
上記中間データを上記元データと共に外部装置に送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
【請求項2】
使用者の操作により上記元データが指定されたとき、その元データのファイル名を抽出するファイル名抽出手段を、更に備え、
上記送信手段は、上記ファイル名も上記元データ及び上記中間データと共に上記外部装置に送信することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
【請求項3】
使用者の操作により上記元データが指定されたとき、その元データから生成された中間データを検索する中間データ検索手段と、
該中間データ検索手段により上記中間データが検索できなかった場合、上記元データから中間データを再度生成する中間データ生成手段と、
を更に備え、
上記送信手段は、上記中間データ検索手段が検索した中間データ、または、上記中間データ生成手段が生成した中間データを、上記元データと共に上記外部装置に送信することを特徴とする請求項1または2記載の印刷制御装置。
【請求項4】
上記送信手段は、上記元データ及び上記中間データと共に上記中間データに対応する設定データを上記外部装置に送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷制御装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の印刷制御装置と、
該印刷制御装置と通信網を介して接続された上記外部装置としてのパーソナルコンピュータと、
を備えたことを印刷制御システム。
【請求項6】
コンピュータを、請求項1〜4のいずれかに記載の印刷制御装置を構成する各手段として動作させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図5】
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