説明

印刷制御装置および補給スケジュール作成プログラム

【課題】印刷時の用紙補給における利便性の向上を図る。
【解決手段】端末装置2は、複数の給紙台を有する印刷装置で複数の種別の用紙を用いた印刷を行うための印刷データに対して、複数の給紙台のうち印刷データに対応した各種別の用紙の給紙に用いる使用給紙台、使用給紙台に対する印刷開始時の用紙のセット枚数、印刷データによる印刷開始後の使用給紙台に対する用紙の補給タイミングおよび補給枚数を示す補給スケジュールを作成するスケジュール作成部11と、表示部12と、補給スケジュールを表示部12に表示するよう制御する表示制御部13とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷データを出力する印刷制御装置および補給スケジュール作成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、印刷装置における用紙等のユーザによる補給作業に関する支援を行うための技術が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、用紙等の消耗品の残量から、指定の印刷枚数での印刷動作において必要量が確保されているか否かを判定し、不足している場合、ユーザに警告する技術が開示されている。これにより、ユーザが用紙等を事前に補給することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−18497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
印刷装置において、1ジョブで大量の印刷を行うことがある。この場合、当該ジョブにおける印刷開始から印刷終了までの間にユーザが用紙を印刷装置に補給する作業を行う必要が生じることがある。
【0006】
また、複数の給紙台を有する印刷装置において、1ジョブで複数種類の用紙を用いて印刷を行うことがある。例えば、印刷装置に後処理装置として、封書を作製する封入封緘装置が接続されている場合、印刷装置は、封筒用紙と内容物用の用紙(内容物用紙)とに印刷を行う。ここで、1ジョブで作成する封書数が大量の場合において、封筒用紙と内容物用紙とで、異なるタイミングで印刷装置に補給を行う必要が生じて補給の回数が多くなることがある。
【0007】
通常、ユーザは、印刷装置から離れた場所にいる。用紙補給のために印刷装置の設置場所まで移動することは、ユーザにとって手間と時間を要することである。また、いつ用紙補給が必要になるかが不明のため、ユーザの他の業務の効率を低下させるおそれがあり、不便が生じていた。
【0008】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、印刷時の用紙補給における利便性を向上できる印刷制御装置および補給スケジュール作成プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷制御装置の第1の特徴は、複数の給紙台を有する印刷装置で複数の種別の用紙を用いた印刷を行うための印刷データに対して、前記複数の給紙台のうち前記印刷データに対応した各種別の用紙の給紙に用いる使用給紙台、前記使用給紙台に対する印刷開始時の用紙のセット枚数、前記印刷データによる印刷開始後の前記使用給紙台に対する用紙の補給タイミングおよび補給枚数を示す補給スケジュールを作成するスケジュール作成部と、表示部と、前記補給スケジュールを前記表示部に表示するよう制御する表示制御部とを備えることにある。
【0010】
本発明に係る印刷制御装置の第2の特徴は、前記スケジュール作成部は、複数の前記補給スケジュールを作成し、前記表示制御部は、複数の前記補給スケジュールからいずれかをユーザに選択させるための選択画面を前記表示部に表示するよう制御することにある。
【0011】
本発明に係る印刷制御装置の第3の特徴は、前記表示制御部は、前記補給スケジュールに応じた前記使用給紙台に対する作業のガイド情報を前記表示部に表示するよう制御することにある。
【0012】
本発明に係る印刷制御装置の第4の特徴は、前記表示制御部は、前記印刷データによる印刷終了後に前記使用給紙台の用紙積載状態を、印刷開始時の用紙のセットが行われる前の状態に戻すことを推奨するための復元推奨情報を前記表示部に表示するよう制御することにある。
【0013】
本発明に係る補給スケジュール作成プログラムの特徴は、複数の給紙台を有する印刷装置で複数の種別の用紙を用いた印刷を行うための印刷データに対して、前記複数の給紙台のうち前記印刷データに対応した各種別の用紙の給紙に用いる使用給紙台、前記使用給紙台に対する印刷開始時の用紙のセット枚数、前記印刷データによる印刷開始後の前記使用給紙台に対する用紙の補給タイミングおよび補給枚数を示す補給スケジュールを作成するステップと、前記補給スケジュールを表示部に表示するステップとをコンピュータに実行させることにある。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る印刷制御装置の第1の特徴によれば、スケジュール作成部が補給スケジュールを作成し、表示部に補給スケジュールを表示する。これにより、ユーザは、事前に補給スケジュールを確認でき、用紙補給および他の業務等の作業の予定を立てやすくなる。したがって、印刷時の用紙補給における利便性を向上できる。
【0015】
本発明に係る印刷制御装置の第2の特徴によれば、複数の補給スケジュールからいずれかをユーザに選択させることで、ユーザが希望に応じた補給スケジュールを選択でき、より利便性が向上する。
【0016】
本発明に係る印刷制御装置の第3の特徴によれば、補給スケジュールに応じた使用給紙台に対する作業のガイド情報を表示部に表示することで、ユーザの作業効率を向上させることができる。
【0017】
本発明に係る印刷制御装置の第4の特徴によれば、使用給紙台の用紙積載状態を印刷開始時の用紙のセットが行われる前の状態に戻すことを推奨するための復元推奨情報を表示部に表示することで、印刷装置の給紙台の用紙積載状態が変化してしまうことを抑えることができる。
【0018】
本発明に係る補給スケジュール作成プログラムの特徴によれば、用紙の補給スケジュールを作成し、表示部に補給スケジュールを表示する。これにより、ユーザは、事前に補給スケジュールを確認でき、用紙補給および他の業務等の作業の予定を立てやすくなる。したがって、印刷時の用紙補給における利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】実施の形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図2】端末装置の構成を示すブロック図である。
【図3】印刷装置の概略構成図である。
【図4】印刷装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図5】封入封緘装置の概略構成図である。
【図6】封入作業情報入力画面の一例を示す図である。
【図7】詳細設定画面の一例を示す図である。
【図8】用紙積載情報表示画面の一例を示す図である。
【図9】選択画面の一例を示す図である。
【図10】選択画面の一例を示す図である。
【図11】スケジュール画面の一例を示す図である。
【図12】スケジュール画面の他の例を示す図である。
【図13】モード確認画面の一例を示す図である。
【図14】確認画面の一例を示す図である。
【図15】用紙セット指示画面の一例を示す図である。
【図16】事前通知画面の一例を示す図である。
【図17】本体側補給指示画面の一例を示す図である。
【図18】端末側補給指示画面の一例を示す図である。
【図19】印刷終了後作業指示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
【0021】
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
【0022】
図1は、本実施の形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る印刷システム1は、端末装置2と、印刷装置3と、封入封緘装置4とを備える。
【0023】
端末装置2は、印刷対象のドキュメント等を印刷するための印刷データを印刷装置3に出力する。端末装置2は、LAN等のネットワーク5を介して印刷装置3と通信可能である。端末装置2は、請求項の印刷制御装置に相当する。
【0024】
図2は、端末装置2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置2は、スケジュール作成部11と、表示部12と、表示制御部13と、入力部14と、通信部15とを備える。
【0025】
スケジュール作成部11は、封入封緘装置4を用いる封書作製用の印刷を行うための印刷データに対して、用紙の補給スケジュールを作成する。補給スケジュールは、印刷装置3が有する複数の給紙台(後述する外部給紙台35および第1〜第3内部給紙トレイ40A〜40C)のうち印刷時に印刷データに対応した各種別の用紙の給紙に用いる給紙台(使用給紙台)、使用給紙台に対する印刷開始時の用紙のセット枚数、印刷開始後の使用給紙台に対する用紙の補給タイミングおよび補給枚数を示すものである。
【0026】
表示部12は、封書作製用の印刷時における上記補給スケジュール等の各種情報等を表示する。
【0027】
表示制御部13は、表示部12の表示制御を行う。
【0028】
入力部14は、ユーザによる各種入力操作を受け付け、操作に応じた操作信号を出力する。
【0029】
通信部15は、端末装置2をネットワーク5に接続する。これにより、端末装置2が印刷装置3と通信可能となっている。
【0030】
端末装置2は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を有するパーソナルコンピュータを備えて構成される。CPUがハードディスクに格納された補給スケジュール作成プログラムを実行することにより、スケジュール作成部11、表示制御部13の機能が実現される。スケジュール作成部11、表示制御部13の機能は、例えば、印刷装置3に対応したプリンタドライバの機能の一部として構成してもよい。また、表示部12は、例えば、液晶表示装置からなる。入力部14は、キーボード、マウス等からなる。
【0031】
印刷装置3は、複数の給紙台を有している。図3は、印刷装置3の概略構成図、図4は、印刷装置3の制御系の構成を示すブロック図である。以下の説明における上下方向、左右方向は、図3において示す上下方向、左右方向を示すものとする。
【0032】
図3、図4に示すように、印刷装置3は、給紙部21と、印刷部22と、連絡部23と、上面搬送部24と、排紙部25と、反転部26と、通信部27と、操作パネル部28と、制御部29と、各部を収納または保持する筐体30とを備える。
【0033】
図3の印刷装置3において太線で示す経路が、用紙が搬送される搬送経路である。印刷装置3の搬送経路のうち、実線で示す経路が通常経路RC、一点鎖線で示す経路が反転経路RR、長破線で示す経路が排紙経路RD、短破線で示す経路が連絡経路RO、二点鎖線で示す経路が給紙経路RSである。以下の説明における上流、下流は、搬送経路における上流、下流を意味する。
【0034】
給紙部21は、印刷部22に給紙する。給紙部21は、搬送経路の最も上流側に設けられる。給紙部21は、外部給紙部31と、内部給紙部32とを備える。
【0035】
外部給紙部31は、大量の用紙を積載可能に構成され、印刷部22に給紙を行う。外部給紙部31は、印刷装置3本体の筐体30の左側に接続されている。外部給紙部31は、外部給紙台35と、外部給紙ローラ36と、複数対の外部給紙搬送ローラ37と、各部を収納または保持する外部給紙部筐体38とを備える。
【0036】
外部給紙台35は、大量の用紙が積載可能なものである。外部給紙台35は、一部が外部給紙部筐体38の外部に露出して設置されている。外部給紙台35は、上下動可能に構成されている。外部給紙台35は、用紙の位置を規制するためのフェンス(図示せず)を有する。外部給紙台35は、請求項の給紙台に該当する。
【0037】
外部給紙ローラ36は、外部給紙台35から用紙を1枚ずつ取り出して外部給紙搬送ローラ37に向けて搬送する。外部給紙ローラ36は、外部給紙台35の上側に配置されている。外部給紙ローラ36は、用紙の厚さ等に応じて給紙圧を変更可能に構成されている。
【0038】
外部給紙搬送ローラ37は、外部給紙台35から取り出された用紙を後述のレジストローラ45に向けて搬送する。複数対の外部給紙搬送ローラ37は、給紙経路RSに沿って配置されている。
【0039】
また、外部給紙部31は、外部給紙台35を上下動させるモータと、外部給紙ローラ36を回転駆動させるモータと、外部給紙搬送ローラ37を回転駆動させるモータ(いずれも図示せず)とを備える。
【0040】
なお、外部給紙部31を取り外し、標準的な積載可能枚数の給紙台を有する給紙ユニットを印刷装置3に取り付けることも可能である。
【0041】
内部給紙部32は、印刷装置3本体の筐体30の内部に設けられ、印刷部22に給紙を行う。内部給紙部32は、第1〜第3内部給紙トレイ40A〜40Cと、第1〜第3内部給紙ローラ41A〜41Cと、複数対の縦搬送ローラ42とを備える。
【0042】
第1〜第3内部給紙トレイ40A〜40Cは、用紙が積載されるものである。第1〜第3内部給紙トレイ40A〜40Cは、用紙の位置を規制するためのフェンス(図示せず)を有する。第1〜第3内部給紙トレイ40A〜40Cは、請求項の給紙台に該当する。
【0043】
第1〜第3内部給紙ローラ41A〜41Cは、それぞれ第1〜第3内部給紙トレイ40A〜40Cから用紙を1枚ずつ取り出して給紙経路RSに送り出す。第1〜第3内部給紙ローラ41A〜41Cは、それぞれ第1〜第3内部給紙トレイ40A〜40Cの上側に配置されている。第1〜第3内部給紙ローラ41A〜41Cは、用紙の厚さ等に応じて給紙圧を変更可能に構成されている。
【0044】
縦搬送ローラ42は、第1〜第3内部給紙トレイ40A〜40Cから取り出された用紙を後述のレジストローラ45に向けて搬送する。複数対の縦搬送ローラ42は、給紙経路RSに沿って配置されている。
【0045】
また、内部給紙部32は、第1〜第3内部給紙ローラ41A〜41C、縦搬送ローラ42を回転駆動させるモータ(図示せず)を備える。
【0046】
印刷部22は、用紙を搬送しつつ、用紙に印刷を行う。印刷部22は、給紙部21の下流側に配置されている。印刷部22は、レジストローラ45と、ベルト搬送部46と、インクジェットヘッド部47とを備える。
【0047】
レジストローラ45は、給紙部21または反転部26から搬送されてきた用紙を一旦止めた後、所定のタイミングでベルト搬送部46へと送り出す。レジストローラ45は、印刷部22の上流部の通常経路RC上に配置されている。換言すると、レジストローラ45は、給紙経路RSと反転経路RRとの合流地点の近傍に配置されている。
【0048】
ベルト搬送部46は、インクジェットヘッド部47の下方において、レジストローラ45から搬送されてきた用紙を保持して搬送する。ベルト搬送部46は、レジストローラ45の下流側に設けられている。ベルト搬送部46は、インクジェットヘッド部47の下方に対向して設けられた環状の搬送ベルト50と、搬送ベルト50を周回駆動させるベルト駆動ローラ51と、ベルト駆動ローラ51に従動する従動ローラ52〜54とを備える。搬送ベルト50は、多数の穴が空けられた無端ベルトからなり、吸引ファン(図示せず)により穴から空気が吸引されることにより発生する負圧で用紙を吸着保持して搬送する。
【0049】
インクジェットヘッド部47は、ベルト搬送部46の上方に配置され、用紙の搬送方向と略直交する方向に複数のノズルが配列されたラインタイプの複数のインクジェットヘッド(図示せず)を有する。インクジェットヘッド部47は、ベルト搬送部46により搬送される用紙にインクジェットヘッドからインクを吐出して画像を印刷する。
【0050】
また、印刷部22は、レジストローラ45を回転駆動させるモータと、ベルト駆動ローラ51を回転駆動させるモータ(いずれも図示せず)とを備える。
【0051】
連絡部23は、封書作製用の印刷時において、印刷済みの用紙を封入封緘装置4へと送り出す。連絡部23は、切替部56と、連絡搬送ローラ57とを備える。
【0052】
切替部56は、通常経路RCと連絡経路ROとの分岐点に配置され、用紙の搬送経路を通常経路RCと連絡経路ROとの間で切り替える。連絡経路ROは、印刷部22と上面搬送部24との境界から封入封緘装置4に向けて延びる経路である。連絡経路ROの下流側の端部は、後述する封入封緘装置4の導入経路RIの上流側の端部に接続されている。
【0053】
連絡搬送ローラ57は、ベルト搬送部46から搬送されてきた用紙を搬送して封入封緘装置4へと送り出す。連絡搬送ローラ57は、連絡経路ROに沿って切替部56の下流側に配置されている。
【0054】
また、連絡部23は、切替部56を駆動させるソレノイドと、連絡搬送ローラ57を回転駆動させるモータ(いずれも図示せず)とを備える。
【0055】
上面搬送部24は、ベルト搬送部46によって搬送されてきた用紙を右方向から左方向にUターンするように搬送する。上面搬送部24は、複数対の上面搬送ローラ58を備える。
【0056】
上面搬送ローラ58は、用紙をニップして搬送する。複数対の上面搬送ローラ58は、印刷部22と排紙部25との間の通常経路RCに沿って配置されている。1対の上面搬送ローラ58は、反転経路RRの上流部に配置されている。
【0057】
また、上面搬送部24は、複数対の上面搬送ローラ58を回転駆動させる複数のモータ(図示せず)を備える。
【0058】
排紙部25は、印刷済みの用紙を排紙して積載する。排紙部25は、切替部61と、排紙ローラ62と、排紙台63とを備える。
【0059】
切替部61は、用紙の搬送経路を排紙経路RDと反転経路RRとの間で切り替える。切替部61は、排紙経路RDと反転経路RRとの分岐点に配置されている。排紙経路RDは、通常経路RCの下流側の端部から排紙台63に向けて延びる経路である。
【0060】
排紙ローラ62は、切替部61と排紙台63との間に配置され、上面搬送部24により搬送されてきた用紙を排紙経路RDに沿って搬送して排紙台63へと排出する。
【0061】
排紙台63は、印刷装置3の左側に筐体30から突出したトレイ形状を有し、傾斜して設置されている。排紙台63は、排紙ローラ62により搬送されてきた用紙を積載するものであり、傾斜の下位置に形成された壁により、傾斜に沿って滑落する用紙が自然に整えられて重なっていくようになっている。
【0062】
また、排紙部25は、切替部61を駆動させるソレノイドと、排紙ローラ62を回転駆動させるモータ(いずれも図示せず)とを備える。
【0063】
反転部26は、両面印刷の際に、片面印刷済みの用紙を印刷部22に再供給するために、片面印刷済みの用紙を反転させてレジストローラ45に搬送するものである。反転部26は、反転ローラ65と、スイッチバック部66と、再給紙ローラ67と、切替ゲート68
とを備える。
【0064】
反転ローラ65は、上面搬送部24により搬送されてきた用紙をスイッチバック部66に一時的に搬入した後に搬出して、再給紙ローラ67へと搬送する。反転ローラ65は、反転経路RR上において、上面搬送ローラ58とスイッチバック部66の搬入口との間に配置されている。
【0065】
スイッチバック部66は、反転ローラ65が用紙を一時的に搬入するための空間である。スイッチバック部66は、排紙台63の下部に形成された空間からなる。スイッチバック部66は、反転ローラ65の近傍が用紙を搬入するために開口されている。
【0066】
再給紙ローラ67は、反転ローラ65により搬送されてきた用紙をレジストローラ45へと搬送する。再給紙ローラ67は、反転ローラ65とレジストローラ45との間の反転経路RR上に配置されている。
【0067】
切替ゲート68は、上面搬送ローラ58によって搬送されてきた用紙を反転ローラ65へとガイドする。また、切替ゲート68は、反転ローラ65によってスイッチバック部66から搬出される用紙を再給紙ローラ67へとガイドする。切替ゲート68は、最も下流側の上面搬送ローラ58、反転ローラ65、および再給紙ローラ67の3個所の重心近傍に配置されている。
【0068】
また、反転部26は、反転ローラ65を回転駆動させるモータと、再給紙ローラ67を回転駆動させるモータ(いずれも図示せず)とを備える。
【0069】
通信部27は、印刷装置3をネットワーク5に接続する。これにより、印刷装置3が端末装置2と通信可能となっており、印刷データ等を受信する。
【0070】
操作パネル部28は、ユーザの入力操作を受け付けるとともに、各種の情報等を表示するものである。操作パネル部28は、入力部71と、表示部72とを備える。
【0071】
入力部71は、ユーザによる入力操作を受け付け、操作に応じた操作信号を出力する。入力部71は、操作ボタン、タッチパネル等を有する。
【0072】
表示部72は、封書作製用の印刷時における使用給紙台に対する作業のガイド情報等の各種の情報等を表示するものである。表示部72は、液晶表示パネル等からなる。
【0073】
制御部29は、印刷装置3の各部の動作を制御するものである。制御部29は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。また、制御部29は、後述する封入封緘装置4の各部の動作を制御する。
【0074】
封入封緘装置4は、印刷装置3で印刷された封筒用紙および内容物用紙を取り込み、封筒用紙から封筒を形成しつつ、封筒に内容物用紙を封入した封書を作製する装置である。封入封緘装置4は、印刷装置3の右側に接続されている。封筒用紙は、封入封緘装置4での封書作製に専用の用紙であり、加圧接触により接着する感圧接着剤、および水が付着することで接着可能となる再湿糊が予め所定の位置に塗布されている。内容物用紙としては、普通紙等が用いられる。
【0075】
図5は、封入封緘装置4の概略構成図である。図5の封入封緘装置4において太線で示す経路が、用紙が搬送される搬送経路である。封入封緘装置4の搬送経路のうち、実線で示す経路が内容物経路RB、一点鎖線で示す経路が封筒用紙経路RE、破線で示す経路が封緘経路RP、二点鎖線で示す経路が導入経路RIである。
【0076】
図5に示すように、封入封緘装置4は、導入部81と、内容物用紙搬送部82と、内容物折り畳み部83と、内容物待機部84と、封筒用紙搬送部85と、前折り部86と、封筒形成部87と、封緘部88と、各部を収納する筐体89とを備える。
【0077】
導入部81は、印刷装置3で印刷された封筒用紙および内容物用紙を封入封緘装置4に導入する。導入部81は、導入搬送ローラ91と、切替部92と、導入搬送ローラ91を回転駆動させるモータ(図示せず)と、切替部92を駆動させるソレノイド(図示せず)とを備える。導入搬送ローラ91は、印刷装置3の連絡部23から用紙を取り込み、導入経路RIに沿って搬送する。導入経路RIの上流側の端部は、印刷装置3の連絡経路ROの下流側の端部に接続されている。切替部92は、導入搬送ローラ91により搬送されてきた内容物用紙を内容物経路RBへと導き、封筒用紙を封筒用紙経路REへと導く。
【0078】
内容物用紙搬送部82は、内容物用紙を導入部81から内容物折り畳み部83へと搬送する。内容物用紙搬送部82は、内容物用紙搬送ローラ95と、整合ゲート96と、内容物用紙搬送ローラ95を回転駆動させるモータ(図示せず)と、整合ゲート96を駆動させるモータ(図示せず)とを備える。内容物用紙搬送ローラ95は、切替部92により内容物経路RBへと導かれた内容物用紙を搬送する。整合ゲート96は、内容物経路RBを開状態と閉状態との間で切り替える。整合ゲート96は、内容物経路RBを閉状態とすることにより、一通の封書に封入される複数枚の内容物用紙を集積して整合する。
【0079】
内容物折り畳み部83は、内容物用紙を封筒に封入するために折り畳む。内容物折り畳み部83は、主折りローラ101と、導入ローラ102と、中間ローラ103と、導出ローラ104と、それぞれ突き当て部材105a,106aを有するガイド板105,106と、主折りローラ101を回転駆動させるモータ(図示せず)とを備える。主折りローラ101は、時計回りに回転可能に構成され、中間ローラ103との間、および導出ローラ104との間で内容物用紙を折り曲げる。導入ローラ102は、主折りローラ101と協働して、内容物用紙搬送部82により搬送されてきた内容物用紙を、ガイド板105の突き当て部材105aに突き当て、内容物用紙にたるみを生じさせる。中間ローラ103は、たるみが生じた内容物用紙を、たるみ部分から主折りローラ101との間に引き込んで折り曲げる。折り曲げられた内容物用紙は、ガイド板106の突き当て部材106aに突き当てられ、たるみを生じる。導出ローラ104は、たるみが生じた内容物用紙を、たるみ部分から主折りローラ101との間に引き込んで折り曲げつつ、内容物待機部84側(右上側)へと送り出す。
【0080】
内容物待機部84は、内容物折り畳み部83で折り畳まれた内容物用紙を一時的に待機させた後、封筒形成部87へと送り出す。内容物待機部84は、内容物折り畳み部83と封筒形成部87との間の内容物経路RBに沿って配置された複数対の送出ローラ108と、送出ローラ108を回転駆動させるモータ(図示せず)とを備える。待機中は、送出ローラ108は、折り畳まれた内容物用紙をニップした状態で停止させている。
【0081】
封筒用紙搬送部85は、封筒用紙を導入部81から前折り部86へと搬送する。封筒用紙搬送部85は、導入部81と前折り部86との間の封筒用紙経路REに沿って配置され、封筒用紙を搬送する封筒用紙搬送ローラ109と、封筒用紙搬送ローラ109を回転駆動させるモータ(図示せず)とを備える。
【0082】
前折り部86は、封筒用紙から封筒を形成する際の1段階目の折り曲げ作業である前折を行う。前折り部86は、主折りローラ110と、導入ローラ111と、導出ローラ112と、突き当て部材113aを有するガイド板113と、主折りローラ110を回転駆動させるモータ(図示せず)とを備える。主折りローラ110は、反時計回りに回転可能に構成され、導出ローラ112との間で封筒用紙の前折りを行う。導入ローラ111は、主折りローラ110と協働して、封筒用紙搬送部85により搬送されてきた封筒用紙を、ガイド板113の突き当て部材113aに突き当て、封筒用紙にたるみを生じさせる。導出ローラ112は、たるみが生じた封筒用紙を、たるみ部分から主折りローラ110との間に引き込んで折り曲げつつ、封筒形成部87側(右側)へと送り出す。
【0083】
封筒形成部87は、前折り部86で前折りされた封筒用紙を折り曲げて封筒を形成しつつ、内容物用紙を封筒に収容する。封筒形成部87は、主折りローラ115と、導入ローラ116と、中間ローラ117と、導出ローラ118と、それぞれ突き当て部材119a,120aを有するガイド板119,120と、主折りローラ115を回転駆動させるモータ(図示せず)とを備える。主折りローラ115は、反時計回りに回転可能に構成され、中間ローラ117との間、および導出ローラ118との間で封筒用紙を折り曲げる。導入ローラ116は、主折りローラ115と協働して、前折り部86から搬送されてきた封筒用紙を、ガイド板119の突き当て部材119aに突き当て、封筒用紙にたるみを生じさせる。中間ローラ117は、たるみが生じた封筒用紙を、たるみ部分から主折りローラ115との間に引き込んで折り曲げる。このとき、折り畳まれた内容物用紙が、内容物待機部84から主折りローラ115と中間ローラ117との間に向けて送り出され、折り曲げられる封筒用紙に挿入される。折り曲げられた封筒用紙は、ガイド板120の突き当て部材120aに突き当てられ、たるみを生じる。この際、水タンクを有する水塗布部(図示せず)により、予め封筒用紙の所定位置に設けられた再湿糊に水が塗布される。導出ローラ118は、突き当て部材120aに突き当てられてたるみが生じた封筒用紙を、たるみ部分から主折りローラ115との間に引き込んで折り曲げつつ、封緘部88側(上側)へと送り出す。この際、再湿糊が対向面に接着し、内容物用紙を収容した封筒が形成される。
【0084】
封緘部88は、封筒形成部87で形成された封筒を封緘して封書を完成させる。封緘部88は、複数対の封筒搬送ローラ121と、封緘ローラ122と、封筒搬送ローラ121を回転駆動させるモータ(図示せず)と、封緘ローラ122を回転駆動させるモータ(図示せず)とを備える。封筒搬送ローラ121は、封筒形成部87で形成された封筒を、封緘経路RPに沿って封緘ローラ122へと搬送する。封緘ローラ122は、封筒を搬送しつつ、封筒の両端部に相当する位置に予め設けられた感圧接着剤同士を圧着することで封緘する。これにより、折り畳まれた内容物用紙が封入された封書が完成する。完成した封書は、図示しない封書排出部により排出される。
【0085】
次に、印刷システム1の動作について説明する。
【0086】
ユーザ操作により封入封緘装置4を用いる封書作製用の印刷が指示されると、スケジュール作成部11は、表示制御部13により表示部12に封入作業情報入力画面を表示させる。
【0087】
封入作業情報入力画面の一例を図6に示す。図6に示すように、封入作業情報入力画面130には、印刷部数欄131と、印刷条件欄132と、内容物用紙指定欄133と、給紙設定条件欄134と、用紙積載情報ボタン135と、OKボタン136とが表示される。
【0088】
印刷部数欄131は、今回の印刷により作製される封書の数量の入力欄である封書数量入力欄141と、封書1通あたりに封入される内容物用紙の枚数の入力欄である内容物枚数入力欄142とを有する。
【0089】
印刷条件欄132は、内容物用紙の出力用紙サイズの入力欄である用紙サイズ入力欄143と、指定ページの片面印刷を指示するための片面印刷指示ボックス144と、片面印刷の指定ページの入力欄である片面印刷ページ入力欄145と、指定ページの両面印刷を指示するための両面印刷指示ボックス146と、両面印刷の指定ページの入力欄である両面印刷ページ入力欄147とを有する。また、印刷条件欄132は、ユーザが、封筒用紙が片面印刷か両面印刷かを指示するための封筒用紙印刷条件欄148を有する。
【0090】
内容物用紙指定欄133は、ユーザが内容物用紙として使用する用紙種類の指定があるか否かを指示するための用紙指定有無欄149と、指定される用紙種類の数の入力欄である用紙種類数入力欄150と、内容物用紙指定の詳細設定画面を表示させる指示を受け付けるための詳細ボタン151とを有する。
【0091】
詳細ボタン151が押下されると、図7に示すような詳細設定画面160が表示部12に表示される。図7に示すように、詳細設定画面160には、指定される用紙種類の入力欄である用紙種類入力欄161と、指定される用紙種類の用紙で印刷されるページの入力欄である用紙指定ページ入力欄162とが表示される。なお、図7は、指定される用紙種類が1種類の場合の例であるが、複数種類が指定される場合、用紙種類入力欄161および用紙指定ページ入力欄162が、指定される種類の数と同じだけ表示される。
【0092】
給紙設定条件欄134は、印刷装置3に対するユーザの作業に関する優先条件をユーザに選択させるための入力欄である。給紙設定条件欄134には、印刷装置3の各給紙台(外部給紙台35および第1〜第3内部給紙トレイ40A〜40C)における現在の用紙をなるべく載せ換えないこと、および、現在の用紙の載せ換えは考慮せず補給回数を重視すること(補給回数が少ないこと)、が優先条件として表示されている。
【0093】
ここで、「用紙を載せ換える」とは、給紙台に積載されている用紙の種別、および用紙のセット方向の少なくともいずれか一方を変更して用紙をセットすることを意味する。用紙の種別とは、用紙種類(普通紙、インクジェット用紙、封筒用紙等)および用紙サイズにより分類される用紙の区分とする。例えば、用紙種類が同じでもサイズの異なる用紙は、種別が異なるものとする。用紙のセット方向は、短辺給紙または長辺給紙の方向である。短辺給紙とは、用紙の短辺が搬送方向に直交する方向で搬送されるように給紙する方法である。長辺給紙とは、用紙の長辺が搬送方向に直交する方向で搬送されるように給紙する方法である。なお、本実施の形態では、封入封緘装置4および封筒用紙の仕様上、内容物用紙は、A4サイズまたはB5サイズで、印刷装置3において短辺給紙でなければならないものとする。また、封筒用紙も短辺給紙でなければならないものとする。
【0094】
給紙台の用紙を載せ換えることは、ユーザにとって手間を要することである。また、封入封緘装置4を用いる封書作製用の印刷終了後は、各給紙台の用紙積載状態が、印刷開始時の用紙のセットが行われる前の状態に復元されることが好ましい。そこで、各給紙台の用紙をなるべく載せ換えないことを優先条件の1つとしている。なお、用紙の載せ換え作業が必要な給紙台の数が同じであれば、その載せ換え作業を行ったときに補給回数がなるべく少なくなるような補給スケジュールが作成される。以下では、優先条件が図6の給紙設定条件欄134に示した2つである場合について説明するが、これに限らず、他の条件を用いてもよい。
【0095】
用紙積載情報ボタン135は、現状の印刷装置3の各給紙台における用紙積載情報を表示させる指示を受け付けるためのボタンである。用紙積載情報ボタン135が押下されると、図8に示すような用紙積載情報表示画面170が表示部12に表示される。図8に示すように、用紙積載情報は、用紙サイズ、用紙種類、セット方向、封書作製用の印刷での使用可否の情報を含む。端末装置2は、用紙積載情報ボタン135が押下されると、用紙積載情報を印刷装置3から取得する。なお、端末装置2は、用紙積載情報として、各給紙台の現在の用紙積載枚数も取得可能である。印刷装置3は、ソフトカウンタ等により各給紙台の現在の用紙積載枚数を把握している。
【0096】
OKボタン136は、現在の各欄の入力内容で決定とする指示を受け付けるためのボタンである。
【0097】
スケジュール作成部11は、封入作業情報入力画面130の各欄に入力すべき情報のうち、封入封緘装置4を用いる封書作製用の印刷データから取得可能な情報を取得し、これを各欄に予め入力して表示させるようにしてもよい。印刷データは、端末装置2においてアプリケーションで作成された印刷対象のドキュメント等の内容と、各種の設定内容とを含む。設定内容としては、封書の作製数量、封書1通あたりに封入される内容物用紙の枚数、内容物用紙の出力用紙サイズ等の情報が含まれる。
【0098】
封入作業情報入力画面130のOKボタン136が押下されると、スケジュール作成部11は、封入作業情報入力画面130の各欄の入力内容、各給紙台の最大積載可能枚数、および印刷装置3から取得した用紙積載情報を用いて、補給スケジュールを作成する。スケジュール作成部11は、封入作業情報入力画面130の給紙設定条件欄134に示されている2つの優先条件のそれぞれに応じた補給スケジュールを作成する。スケジュール作成部11は、このうち、給紙設定条件欄134で選択された優先条件に応じた補給スケジュールをユーザに推奨する。なお、給紙設定条件欄134の2つの優先条件それぞれに対応する補給スケジュールにおける補給回数が同じである場合、スケジュール作成部11は、「現在の用紙をなるべく載せ換えない」に応じた補給スケジュールをユーザに推奨する。
【0099】
補給スケジュールを作成すると、スケジュール作成部11は、表示制御部13により表示部12に選択画面を表示させる。選択画面は、複数の補給スケジュールからいずれかをユーザに選択させるためのものである。
【0100】
選択画面の一例を図9に示す。図9に示すように、選択画面180には、表示内容を切り替えるためのタブ181A,181Bが設けられている。タブ181A,181Bは、それぞれ第1スケジュール、第2スケジュールに対応する。図9は、タブ181Aの第1スケジュールが選択された選択画面180の一例を示す。
【0101】
選択画面180には、印刷にかかる正味の所要時間が表示されている。これには、用紙補給時の印刷が停止している時間は含まれない。印刷の所要時間は、封筒用紙および内容物用紙の印刷枚数、片面印刷枚数および両面印刷枚数等に基づいて算出される。
【0102】
また、選択画面180には、印刷開始時セット枚数欄182と、セット方向表示欄183と、スケジュール詳細ボタン184と、OKボタン185とが表示される。
【0103】
印刷開始時セット枚数欄182は、印刷開始時における各使用給紙台に対する用紙のセット枚数を示す欄である。図9の例では、外部給紙台35、第1内部給紙トレイ40A、第2内部給紙トレイ40Bが使用給紙台であり、第3内部給紙トレイ40Cは使用されない。外部給紙台35はA4の普通紙、第1内部給紙トレイ40AはA4のインクジェット用紙、第2内部給紙トレイ40Bは封筒用紙の給紙に使用される。また、外部給紙台35には元からA4の普通紙が短辺給紙の方向でセットされていて、今回の印刷にあたってA4の普通紙を追加することを示している。
【0104】
セット方向表示欄183は、各使用給紙台に対する用紙のセット方向を、イラストを用いて示す欄である。ここで、封筒用紙には表裏および前後の方向の区別があるので、これが分かるような表示とされる。
【0105】
印刷開始時セット枚数欄182およびセット方向表示欄183の表示内容は、請求項における、使用給紙台に対する作業のガイド情報に該当する。
【0106】
スケジュール詳細ボタン184は、補給スケジュールの全体を表示させる指示を受け付けるためのボタンである。
【0107】
OKボタン185は、タブ181A,181Bのうち選択されたタブに対応する補給スケジュールで決定とする指示を受け付けるためのボタンである。
【0108】
タブ181Bの第2スケジュールが選択された選択画面180の一例を図10に示す。図10の例では、外部給紙台35は封筒用紙、第1内部給紙トレイ40AはA4の普通紙、第2内部給紙トレイ40BはA4のインクジェット用紙の給紙に使用される。
【0109】
図9、図10の選択画面180において、スケジュール詳細ボタン184が押下されると、スケジュール作成部11は、補給スケジュールを示すスケジュール画面を表示する。
【0110】
図11は、図9のスケジュール詳細ボタン184が押下されたときに表示されるスケジュール画面の一例、図12は、図10のスケジュール詳細ボタン184が押下されたときに表示されるスケジュール画面の一例を示す図である。図11は、第1スケジュールに対応し、図12は、第2スケジュールに対応する。
【0111】
図11、図12に示すように、スケジュール画面190A,190Bには、補給スケジュールにおける印刷中の補給回数、各補給タイミングにおける各使用給紙台への補給枚数、補給タイミングの時間間隔が表示される。ここで、スケジュール画面190A,190Bでは、用紙500枚を1包みとして表示しているが、1包みの枚数は、端末装置2および印刷装置3において予め設定可能である。
【0112】
また、スケジュール画面190A,190Bには、印刷終了後作業指示欄191が設けられている。印刷終了後作業指示欄191は、印刷終了後に、各給紙台の用紙積載状態を印刷開始時の用紙のセットが行われる前の状態に戻すことをユーザに推奨するためのものである。印刷終了後作業指示欄191には、印刷開始時の用紙のセットが行われる前の状態において各給紙台にセットされていた用紙の用紙サイズ、用紙種類、セット方向が表示される。印刷終了後作業指示欄191の表示内容は、請求項の復元推奨情報に相当する。
【0113】
図11、図12に示した第1スケジュール、第2スケジュールは、各給紙台の用紙積載状態が、印刷終了後作業指示欄191に表示された状態であるときに作成されたものである。そして、図11の第1スケジュールは、現在の用紙をなるべく載せ換えないように作成されたものである。図12の第2スケジュールは、用紙の載せ換えを考慮せず補給回数が最も少なくなるように作成された補給スケジュールである。図11、図12に示すように、第1スケジュールの補給回数と第2スケジュールの補給回数は同じ9回である。前述のように、補給回数が同じである場合、スケジュール作成部11は、「現在の用紙をなるべく載せ換えない」に応じた補給スケジュールをユーザに推奨する。したがって、図9、図10のタブ181Aに示すように、第1スケジュールが推奨されている。
【0114】
なお、図11における8回目の給紙において、外部給紙台35に1000枚を補給し、印刷終了時に外部給紙台35に用紙が残らないようになっているが、もともと外部給紙台35には、A4サイズの普通紙が短辺給紙の方向でセットされている。このため、印刷終了時に外部給紙台35に用紙が残っていても、用紙の載せ換えを行う必要はないので、図11では、8回目の補給において、外部給紙台35には1000枚より多く補給しても構わない旨を表示している。
【0115】
また、図11、図12の補給スケジュールは、印刷開始時において各使用給紙台に対して用紙の載せ換えまたは追加を行うものであるが、これらを行わずにそのまま印刷開始する使用給紙台がある補給スケジュールも作成可能である。
【0116】
ユーザ操作により選択画面180のOKボタン185が押下されると、スケジュール作成部11は、タブ181Aおよびタブ181Bのうち選択されている一方に対応する補給スケジュールを示す情報と印刷データとを対応させて、通信部15を介して印刷装置3へと送信する。
【0117】
印刷装置3は、端末装置2から送信された印刷データおよびこれに対応する補給スケジュールを示す情報を通信部27により受信する。
【0118】
印刷装置3は、待機時においては、モード選択画面を操作パネル部28の表示部72に表示している。モード確認画面の一例を図13に示す。図13に示すように、モード選択画面200には、ユーザのログインを受け付けるためのログインボタン201と、印刷装置3のプリンタ機能を使用する選択を受け付けるためのプリンタモード選択ボタン202と、印刷装置3のコピー機能を使用する選択を受け付けるためのコピーモード選択ボタン203と、印刷装置3のスキャナ機能を使用する選択を受け付けるためのスキャナモード選択ボタン204とが表示されている。なお、印刷装置3は、図示しない画像読取部を備え、コピー機能およびスキャナ機能を有するものとする。
【0119】
端末装置2において選択画面180のOKボタン185を押下する操作を行ったユーザは、印刷装置3の設置場所まで移動する。そして、ユーザは、ログインボタン201を押下する操作を行う。
【0120】
ログインボタン201が押下されると、印刷装置3の制御部29は、表示部72にユーザ名選択画面(図示せず)を表示させる。ユーザ名選択画面においてユーザ操作によりユーザ名が選択されると、制御部29は、表示部72にパスワード入力画面(図示せず)を表示させる。パスワード入力画面においてユーザ操作によりパスワードが入力されると、制御部29は、入力されたパスワードと、予め記憶している当該ユーザのパスワードとを照合し、パスワードが一致すればログインを許可する。
【0121】
ログインを許可すると、制御部29は、封入封緘装置4を用いる封書作製用の印刷を実行するための用紙のセット等の準備を行うか否かをユーザに確認するための確認画面を表示部72に表示させる。この確認画面の一例を図14に示す。図14に示すように、確認画面210には、封書作製用の印刷の準備を行う選択を受け付けるための「する」ボタン211と、封書作製用の印刷の準備を行わない選択を受け付けるための「しない」ボタン212とが表示される。
【0122】
なお、制御部29は、端末装置2から印刷データを受信した際に、送信したユーザを判断できる。ログインしたユーザにより送信された封書作製用の印刷データを受信している場合に、制御部29は、確認画面210を表示部72に表示させる。
【0123】
確認画面210の「しない」ボタン212が押下された場合、制御部29は、表示部72の表示をモード選択画面200に戻す。この場合、ユーザがプリンタモード以外のモードを使用することが考えられるからである。
【0124】
確認画面210の「する」ボタン211が押下された場合、制御部29は、受信した印刷データおよびこれに対応する補給スケジュールによる印刷開始時の用紙のセット内容を指示するための用紙セット指示画面を表示部72に表示させる。用紙セット指示画面の一例を図15に示す。図15に示すように、用紙セット指示画面220には、端末装置2で表示された選択画面180の印刷開始時セット枚数欄182およびセット方向表示欄183と同様の内容が表示される。用紙セット指示画面220の表示内容は、請求項における、使用給紙台に対する作業のガイド情報に該当する。
【0125】
また、用紙セット指示画面220には、印刷開始のための用紙のセットが終了したことの確認を受け付けるためのセット終了ボタン221が表示されている。ユーザは、用紙セット指示画面220に従って用紙をセットして印刷開始の準備が完了すると、セット終了ボタン221を押下する操作を行う。
【0126】
セット終了ボタン221が押下されると、制御部29は、必要に応じて使用給紙台における給紙圧等の設定を変更させる。使用給紙台に積載される用紙の厚さ等が変わった場合、給紙圧等の設定を変更する必要が生じることがある。給紙圧は、例えば、第1内部給紙ローラ41Aによる第1内部給紙トレイ40A上の用紙に対する押圧力である。
【0127】
また、セット終了ボタン221が押下されると、制御部29は、印刷開始のために入力部71のスタートボタン(図示せず)をユーザに押下させるためのメッセージを表示部72に表示させる。入力部71のスタートボタンが押下されると、制御部29は、受信した印刷データおよびこれに対応する補給スケジュールによる印刷動作および封入封緘装置4による封書作製動作を開始させる。
【0128】
印刷装置3における封書作製用の印刷について、片面印刷、両面印刷に分けて説明する。
【0129】
片面印刷では、給紙部21から印刷部22へと給紙された用紙は、レジストローラ45によりベルト搬送部46へと送り出される。この後、用紙は、ベルト搬送部46により搬送されつつ、インクジェットヘッド部47により印刷される。印刷された用紙は、ベルト搬送部46によって搬送されつつ、連絡部23の切替部56により連絡経路ROへと導かれ、連絡搬送ローラ57により封入封緘装置4へと送り出される。
【0130】
ここで、給紙部21において、外部給紙部31から給紙される用紙は、外部給紙台35から外部給紙ローラ36により取り出され、外部給紙搬送ローラ37により印刷部22へと搬送される。内部給紙部32から給紙される用紙は、第1〜第3内部給紙トレイ40A〜40Cのいずれかから、対応する第1〜第3内部給紙ローラ41A〜41Cのいずれかにより取り出され、縦搬送ローラ42により印刷部22へと搬送される。
【0131】
両面印刷では、給紙部21から印刷部22へと給紙された用紙は、片面印刷と同様に、ベルト搬送部46により搬送されつつ、インクジェットヘッド部47により一方の面に印刷される。その後、片面印刷済みの用紙は、ベルト搬送部46によって搬送されつつ、連絡部23の切替部56により上面搬送部24へと導かれる。用紙は、上面搬送部24により排紙部25の切替部61まで搬送される。この後、用紙は、上面搬送部24により搬送されつつ、切替部61により反転部26へと導かれる。反転部26では、用紙は、切替ゲート68により反転ローラ65へと導かれ、反転ローラ65によりスイッチバック部66へと搬入される。その後、用紙は、反転ローラ65によりスイッチバック部66から搬出されるとともに、切替ゲート68により再給紙ローラ67へと導かれる。次いで、用紙は、再給紙ローラ67により印刷部22へと再給紙される。印刷部22では、用紙は、レジストローラ45によりベルト搬送部46へと送り出される。ここで、用紙は、反転部26によって反転されているので、未印刷面(他方の面)がインクジェットヘッド部47に向けられている。インクジェットヘッド部47により用紙の他方の面に印刷された後、両面印刷済みの用紙は、ベルト搬送部46によって搬送されつつ、連絡部23の切替部56により連絡経路ROへと導かれ、連絡搬送ローラ57により封入封緘装置4へと送り出される。
【0132】
印刷装置3は、封書1通分ごとに内容物用紙および封筒用紙を印刷して封入封緘装置4に送り出す動作を、作製される封書の数量分だけ繰り返す。例えば、印刷装置3は、封書1通あたりの内容物用紙が2枚である場合において、内容物用紙2枚に印刷した後、1枚の封筒用紙に印刷し、これらを順次封入封緘装置4に送り出す動作を、作製される封書の数量分だけ繰り返す。
【0133】
次に、封入封緘装置4における封書作製について説明する。
【0134】
印刷装置3から送り出された印刷済みの内容物用紙は、導入部81により内容物用紙搬送部82へと導かれる。内容物用紙搬送部82では、内容物用紙は、内容物用紙搬送ローラ95により閉状態の整合ゲート96へと搬送される。以上が繰り返され、封書1通あたりの内容物用紙が整合ゲート96により整合されると、整合ゲート96が開状態となり、内容物用紙は、内容物折り畳み部83へと搬送される。そして、内容物用紙は、内容物折り畳み部83で折り畳まれて内容物待機部84へと搬送され、内容物待機部84で一時的に待機させられる。
【0135】
一方、印刷装置3から送り出された印刷済みの封筒用紙は、導入部81により封筒用紙搬送部85へと導かれる。封筒用紙は、封筒用紙搬送部85により前折り部86へと搬送され、前折り部86で前折りされつつ、封筒形成部87へと送り出される。封筒形成部87では、封筒用紙は、折り曲げられつつ、内容物待機部84から送り出される内容物用紙を挟み込む。また、水塗布部(図示せず)により封筒用紙の再湿糊に水が塗布され、封筒用紙が折り曲げられる際に、水が塗布された再湿糊が対向面に接着し、内容物用紙を収容した封筒が形成される。
【0136】
封筒形成部87で形成された封筒は、封緘部88へと送り出され、封緘ローラ122により封筒の両端部が圧着されて封緘される。これにより封書が完成し、この封書は、図示しない封書排出部により排出される。
【0137】
印刷開始後、作製する封書の数量に応じて、印刷装置3による印刷および封入封緘装置4による封書作製の動作が繰り返される。
【0138】
印刷装置3は、印刷開始後、用紙の補給タイミングが近づくと、端末装置2に、事前通知指示信号を送信する。例えば、印刷装置3の制御部29は、補給スケジュールにおける補給タイミングの1分前になると、通信部27を介して端末装置2に事前通知指示信号を送信する。なお、制御部29は、印刷枚数をカウントし、使用給紙台の用紙の残り枚数が所定数以下になったときに、事前通知指示信号を端末装置2に送信するようにしてもよい。
【0139】
印刷装置3から事前通知信号を受信すると、端末装置2のスケジュール作成部11は、表示制御部13により表示部12に事前通知画面を表示させる。事前通知画面の一例を図16に示す。図16に示すように、事前通知画面230には、ユーザに用紙の補給タイミングが近いことを通知するためのメッセージが表示される。
【0140】
その後、用紙の補給タイミングになると、印刷装置3の制御部29は、本体側補給指示画面を操作パネル部28の表示部72に表示させるとともに、通信部27を介して端末装置2に補給指示信号を送信する。制御部29は、例えば、使用給紙台のセンサ(図示せず)により用紙がなくなったことが検知されたとき、補給タイミングになったと判断する。
【0141】
本体側補給指示画面の一例を図17に示す。図17に示すように、本体側補給指示画面240には、今回の補給タイミングで補給が必要な給紙台における補給枚数等が表示される。
【0142】
印刷装置3から補給指示信号を受信すると、端末装置2のスケジュール作成部11は、表示制御部13により表示部12に端末側補給指示画面を表示させる。端末側補給指示画面の一例を図18に示す。図18に示すように、端末側補給指示画面250には、本体側補給指示画面240と同様の内容が表示される。本体側補給指示画面240および端末側補給指示画面250の表示内容は、請求項における、使用給紙台に対する作業のガイド情報に該当する。
【0143】
ユーザは、端末装置2において端末側補給指示画面250を見て、用紙補給が必要であること、および補給作業の内容を確認できる。そして、ユーザは、印刷装置3の設置場所へと移動し、操作パネル部28の表示部72を見て、補給作業の内容を確認しつつ、補給作業を行うことができる。
【0144】
すべての印刷が終了すると、印刷装置3の制御部29は、印刷終了後作業指示画面を表示部72に表示させる。印刷終了後作業指示画面の一例を図19に示す。図19に示すように、印刷終了後作業指示画面260は、図11、図12に示したスケジュール画面190A,190Bの印刷終了後作業指示欄191と同様の内容を表示する。印刷終了後作業指示画面260は、印刷終了後に、各給紙台の用紙積載状態を、印刷開始時の用紙のセットが行われる前の状態に戻すことをユーザに推奨し、その作業の内容を確認させるためのものである。印刷終了後作業指示画面260の表示内容は、請求項の復元推奨情報に相当する。
【0145】
以上説明したように、本実施の形態の端末装置2では、スケジュール作成部11が、用紙の補給スケジュールを作成し、表示部12に補給スケジュールを表示させる。これにより、ユーザは、事前に補給スケジュールを確認でき、用紙補給および他の業務等の作業の予定を立てやすくなる。このように、端末装置2は、印刷時の用紙補給における利便性を向上できる。
【0146】
また、端末装置2では、複数の補給スケジュールから、選択画面180によりいずれかの補給スケジュールをユーザに選択させる。これにより、ユーザが希望に応じた補給スケジュールを選択でき、より利便性が向上する。
【0147】
また、端末装置2では、端末側補給指示画面250等により、補給スケジュールに応じた使用給紙台に対する作業のガイド情報を表示することで、ユーザの作業効率を向上させることができる。
【0148】
また、端末装置2では、スケジュール画面190A,190Bの印刷終了後作業指示欄191により、復元推奨情報を表示する。これにより、封書作製用の印刷の前後で印刷装置3の給紙台の用紙積載状態が変化してしまうことを抑えることができる。
【0149】
また、印刷装置3においても、本体側補給指示画面240等により、補給スケジュールに応じた使用給紙台に対する作業のガイド情報を表示することで、ユーザの作業効率を向上できる。
【0150】
また、印刷装置3においても、印刷終了後作業指示画面260により、復元推奨情報を表示することで、印刷装置3の用紙積載状態が変化してしまうことを抑えることができる。
【0151】
なお、本実施の形態では、複数の種別の用紙を用いる印刷として、封入封緘装置4を用いる封書作製用の印刷について説明したが、これに限らない。例えば、表紙用の用紙と本文用の用紙とを用いる製本印刷の場合にも本発明は適用可能である。
【0152】
また、スケジュール作成部11は、用紙以外の消耗品の補給タイミングを求め、これを用紙の補給スケジュールとともに表示部12に表示させてもよい。また、用紙以外の消耗品の補給タイミングになったことをユーザに通知する画面を表示部12および表示部72に表示させてもよい。ここで、用紙以外の消耗品としては、印刷装置3で用いるインク、封入封緘装置4で再湿糊に塗布する水等がある。例えば、印刷装置3で用いるインクであれば、スケジュール作成部11は、印刷装置3からインク残量情報を取得するとともに、印刷データからインク消費量を算出し、インク残量情報およびインク消費量により補給タイミングを算出できる。
【0153】
また、本実施の形態では、印刷装置3がインクジェット方式の印刷装置であるとして説明したが、他の方式の印刷装置でもよい。
【0154】
また、本実施の形態では、ユーザが印刷装置3にログインして印刷を開始させる設定の場合について説明したが、ログインしない設定の場合でも本発明は適用可能である。
【0155】
また、印刷装置3の表示部72に選択画面180およびスケジュール画面190A,190Bと同様の内容を表示可能としてもよい。
【0156】
また、端末装置2のスケジュール作成部11および表示制御部13の機能を印刷装置3の制御部29で実現させ、印刷装置3の表示部72に補給スケジュール等を表示させるようにしてもよい。すなわち、請求項の印刷制御装置としての処理を印刷装置3で行うようにしてもよい。
【0157】
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【符号の説明】
【0158】
1 印刷システム
2 端末装置
3 印刷装置
4 封入封緘装置
11 スケジュール作成部
12 表示部
13 表示制御部
14 入力部
15 通信部
21 給紙部
22 印刷部
23 連絡部
24 上面搬送部
25 排紙部
26 反転部
27 通信部
28 操作パネル部
29 制御部
31 外部給紙部
32 内部給紙部
35 外部給紙台
40A 第1内部給紙トレイ
40B 第2内部給紙トレイ
40C 第3内部給紙トレイ
72 表示部
81 導入部
82 内容物用紙搬送部
83 内容物折り畳み部
84 内容物待機部
85 封筒用紙搬送部
86 前折り部
87 封筒形成部
88 封緘部
130 封入作業情報入力画面
180 選択画面
190A,190B スケジュール画面
220 用紙セット指示画面
230 事前通知画面
240 本体側補給指示画面
250 端末側補給指示画面
260 印刷終了後作業指示画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の給紙台を有する印刷装置で複数の種別の用紙を用いた印刷を行うための印刷データに対して、前記複数の給紙台のうち前記印刷データに対応した各種別の用紙の給紙に用いる使用給紙台、前記使用給紙台に対する印刷開始時の用紙のセット枚数、前記印刷データによる印刷開始後の前記使用給紙台に対する用紙の補給タイミングおよび補給枚数を示す補給スケジュールを作成するスケジュール作成部と、
表示部と、
前記補給スケジュールを前記表示部に表示するよう制御する表示制御部と
を備えることを特徴とする印刷制御装置。
【請求項2】
前記スケジュール作成部は、複数の前記補給スケジュールを作成し、
前記表示制御部は、複数の前記補給スケジュールからいずれかをユーザに選択させるための選択画面を前記表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記補給スケジュールに応じた前記使用給紙台に対する作業のガイド情報を前記表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記印刷データによる印刷終了後に前記使用給紙台の用紙積載状態を、印刷開始時の用紙のセットが行われる前の状態に戻すことを推奨するための復元推奨情報を前記表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
【請求項5】
複数の給紙台を有する印刷装置で複数の種別の用紙を用いた印刷を行うための印刷データに対して、前記複数の給紙台のうち前記印刷データに対応した各種別の用紙の給紙に用いる使用給紙台、前記使用給紙台に対する印刷開始時の用紙のセット枚数、前記印刷データによる印刷開始後の前記使用給紙台に対する用紙の補給タイミングおよび補給枚数を示す補給スケジュールを作成するステップと、
前記補給スケジュールを表示部に表示するステップと
をコンピュータに実行させるための補給スケジュール作成プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2013−30084(P2013−30084A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−167089(P2011−167089)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(000250502)理想科学工業株式会社 (1,191)
【Fターム(参考)】