説明

印刷設定方法及び制御プログラム

【課題】ファイルの種類に応じた印刷設定を行うことができる印刷設定方法及び制御プログラムの提供。
【解決手段】複数種類のファイルに対して印刷設定を行うための制御プログラムであって、コンピュータを、印刷設定項目が共通するグループを特定するグループ名称が表示される第1のタブ(印刷設定グルーピングタブボタン(2))と、前記第1のタブで選択されたグループに属するファイルの種類を特定するファイル種類名称が表示される第2のタブ(印刷設定サブグルーピングタブボタン(3))と、前記第1のタブで選択されたグループに対して予め設定された印刷設定項目及び設定内容が表示される印刷設定確認欄(印刷設定内容表示エリア(5))と、を含む第1の画面(印刷設定確認画面40)を表示部に表示させる制御部、として機能させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷設定方法及び制御プログラムに関し、特に、複数種類のファイルに対して印刷設定を行う印刷設定方法及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
複写機や複合機(MFP:Multi Function Peripheral)などの画像処理装置が普及している。この画像形成装置をネットワークプリンタとして利用して印刷を実行する場合、まず、ネットワークに接続されているコンピュータ端末にインストールされているアプリケーションを用いて文書や画像のファイルを作成した後、画像形成装置を制御するためのソフトウェア(プリンタドライバ)を用いてページ記述言語(PDL:Page Description Language)形式の印刷データに変換して画像形成装置に送信し、画像形成装置では、印刷データを解析して中間データを生成した後、ビットマップデータに変換して紙媒体に出力する。
【0003】
ここで、文書や画像のファイルを作成するアプリケーションは様々であり、複数の文書や画像を組み合わせて出力する場合がある。そこで、近年の画像形成装置では、様々なアプリケーションで作成した複数種類のファイルを一括して出力する機能(いわゆるまとめ印刷機能)が設けられている。このまとめ印刷では、ファイル毎に印刷設定を行うのは煩雑であることから、印刷設定の操作性を改善する様々な技術が提案されている。
【0004】
例えば、下記特許文献1には、複数の設定シートを用いて印刷データを生成する際の印刷設定を行う際に、複数の設定シートに分かれている複数の設定項目を組み合わせて一つの複合設定を複合設定リストに登録できるようにし、複合設定リストに登録されている複合設定の1つを選択したときに、該複合設定の全ての項目を複数の設定シートに設定して表示する方法が開示されている。
【0005】
また、下記特許文献2には、まとめ印刷の際に、全体設定データに基づいて印刷出力するファイルの作成元のアプリケーションプログラムを起動し、個別設定データの印刷設定条件を適用して、アプリケーションプログラムからの印刷装置への印刷指示を行う方法が開示されている。
【0006】
図18は、まとめ印刷の際に、画像形成装置やプリンタサーバの表示部に表示される画面の一例であり、図の左側の印刷ファイルの中から印刷するファイルを選択し、選択したファイルに対して図の右側で印刷設定の確認、変更を行い、印刷ボタンを押下することによって印刷を実行することができる。
【0007】
【特許文献1】特開2000−222159号公報
【特許文献2】特開2007−42023号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ここで、図18のような画面を用いて、Word/Excel/PowerPointなどの文書ファイルとjpeg、ビットマップなどの画像ファイルのような複数種類のファイルを選択して印刷設定を行う場合、ファイルを選択した後に「変更」ボタンを押して印刷設定画面に遷移し、その画面で一括して印刷設定を行うことになるが、文書ファイルと画像ファイルとでは設定可能な印刷設定項目が異なるため、以下のような問題が生じる。
【0009】
例えば、印刷する画像を用紙に合わせて拡大/縮小/移動するフィットページという項目があるが、このフィットページは画像ファイルに対して有効な印刷設定項目であるため、フィットページを「する」に設定しても文書ファイルはフィットページされずに出力される。また、印刷物を綴じ止めするステープルという項目もあるが、このステープルは複数の文書に対して有効な設定であるため、ステープルを「あり」に設定しても画像や1枚ものの文書はステープルされずに出力される。その結果、図18の画面の右側に表示される印刷設定項目の設定内容と実際に出力される印刷物の形態とが一致せず、ユーザにとって不本意な印刷結果となる場合があった。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、ファイルの種類に応じた印刷設定を行うことができる印刷設定方法及び制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の印刷設定方法は、複数種類のファイルを印刷設定項目が共通するグループに分類し、グループ毎に、グループを特定するグループ名称と表示する印刷設定項目を規定する情報とを含む第1のテーブルを生成すると共に、各グループに属するファイルの種類毎に、ファイルの種類を特定するファイル種類名称と当該ファイルの拡張子とを含む第2のテーブルを生成するテーブル生成処理と、前記グループ名称が表示される第1のタブと、前記ファイル種類名称が表示される第2のタブと、印刷設定項目及び設定内容が表示される印刷設定確認欄と、を含む第1の画面を表示する際に、前記第2にタブに、前記第1のタブで選択されたグループに属するファイルに対応する前記ファイル種類名称を表示し、前記印刷設定確認欄に、前記第1のタブで選択されたグループに対応する前記第1のテーブルで表示すると規定された印刷設定項目のみを表示する画面表示処理と、を少なくとも実行するものである。
【0012】
また、本発明は、複数種類のファイルに対して印刷設定を行うための制御プログラムであって、コンピュータを、印刷設定項目が共通するグループを特定するグループ名称が表示される第1のタブと、前記第1のタブで選択されたグループに属するファイルの種類を特定するファイル種類名称が表示される第2のタブと、前記第1のタブで選択されたグループに対して予め設定された印刷設定項目及び設定内容が表示される印刷設定確認欄と、を含む第1の画面を表示部に表示させる制御部、として機能させるものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の印刷設定方法及び制御プログラムによれば、ファイルの種類に応じた印刷設定を行うことができる。
【0014】
その理由は、制御部では、印刷設定確認画面を表示する際に、印刷設定項目が共通するグループを特定するグループ名称が表示される第1のタブと、第1のタブで選択されたグループに属するファイルの種類を特定するファイル種類名称が表示される第2のタブと、第1のタブで選択されたグループに対して予め設定された印刷設定項目及び設定内容が表示される印刷設定確認欄とを表示する制御を行うため、対象とするファイルに対応した印刷設定項目を簡単に確認/設定することができると共に、対象とするファイルに対応していない印刷設定項目の設定を禁止することができるからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
背景技術で示したように、複数種類のファイルをまとめ印刷する場合、従来は全てのファイルの印刷設定を一括して行っていたため、特定のファイルに対して設定できない項目があたかも設定されたように表示されてしまい、印刷設定内容と実際の印刷物の形態とが一致しない場合が生じていた。
【0016】
また、複数種類のファイルに対して一括して印刷設定を行った後に、ファイル毎に詳細な印刷設定を行うことができるものもあるが、一括で行える印刷設定は、開始ページや終了ページ、部数、紙サイズだけであり、また、ステープルの必要のない画像ファイル等に対してステープルの項目が表示されるなどの問題があった。
【0017】
そこで、本発明の一実施形態では、画像形成装置や画像形成装置を制御するプリンタサーバなどの装置の制御部に、印刷設定確認画面に、印刷設定項目が共通するグループを特定するグループ名称が表示される第1のタブと、第1のタブで選択されたグループに属するファイルの種類を特定するファイル種類名称が表示される第2のタブと、第1のタブで選択されたグループに対して予め設定された印刷設定項目及び設定内容が表示される印刷設定確認欄とを表示する機能を設ける。
【0018】
このように、対象とするファイルに応じて必要かつ詳細な印刷設定を可能とすることにより、ユーザは戸惑うことなくファイルに適した印刷設定を行うことができ、同時に不必要な印刷設定を防止することができる。また、印刷設定項目が共通するファイルに対して一括で詳細な印刷設定ができるようにすることにより、少ない手順で印刷設定を実行することができる。
【実施例1】
【0019】
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係る印刷設定方法及び制御プログラムについて、図1乃至図14を参照して説明する。図1は、本実施例の印刷システムの構成を示すブロック図である。また、図2乃至図11は、本実施例の印刷設定手順を示すフローチャート図であり、図12乃至図14は、本実施例の印刷システムで表示される画面の一例を示す図である。
【0020】
図1に示すように、本実施例の印刷システムは、図示しないユーザのコンピュータ端末から送信されたファイルを保存する外部ストレージサーバ10と、外部ストレージサーバ10からファイルを取得して印刷を指示するプリンタサーバ20と、印刷を実行するプリンタやデジタル複合機等の画像形成装置30とを含み、これらはLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続されている。以下、個々の機器の構成について詳細に説明する。
【0021】
[外部ストレージサーバ]
外部ストレージサーバ10は、制御部11、プログラム記憶部12、データ記憶部13、通信部14などで構成される。
【0022】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリとで構成され、外部ストレージサーバ10全体の動作を制御する。
【0023】
プログラム記憶部12は、ROMやRAM、HDD(Hard Disk Drive)などで構成され、ユーザを認証するユーザ認証管理プログラムなどを記憶する。
【0024】
データ記憶部13は、ROMやRAM、HDDなどで構成され、図示しないユーザのコンピュータ端末から送信された文書ファイルや画像ファイルなどを記憶するファイル記憶部と、ユーザ認証のためのデータ(ユーザIDやパスワード)などを記憶するユーザデータ記憶部などを含む。
【0025】
通信部14は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、プリンタサーバ20や画像形成装置30、図示しないユーザのコンピュータ端末との通信を可能とする。
【0026】
[プリンタサーバ]
プリンタサーバ20は、制御部21、プログラム記憶部22、データ記憶部23、印刷指示部24、通信部25、表示操作部26などで構成される。
【0027】
制御部21は、CPUやROM、RAMなどで構成され、所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの入出力を行うことで、プリンタサーバ20を統括的に制御する。
【0028】
プログラム記憶部22は、ROMやRAM、HDDなどで構成され、各種アプリケーションプログラムや要求制御プログラムなどを記憶する。
【0029】
各種アプリケーションプログラムは、Word/Excel/PowerPointなどの文書作成アプリケーション、画像編集アプリケーションなどのユーザのコンピュータ端末に記憶された各種アプリケーションプログラムと同等のプログラムである。
【0030】
要求制御プログラムは、要求に応じてサブルーチンを読み出して各業務処理を行う要求制御機能を実現するためのプログラムである。要求制御プログラムのサブルーチンとしては、印刷管理プログラム、表示画面制御プログラム、ユーザ認証管理プログラム、アプリケーション制御プログラムなどがある。
【0031】
印刷管理プログラムは、外部ストレージサーバ10から送信された各種ファイルのデータ記憶部23(ファイル記憶部)への記憶、ファイル毎の印刷設定等を管理するためのプログラムである。表示画面制御プログラムは、表示操作部26に表示させる画面の制御を行うためのプログラムである。ユーザ認証管理プログラムは、ユーザのアクセス権の管理や認証を行うためのプログラムである。アプリケーション制御プログラムは、ユーザのコンピュータ端末で作成された各種ファイルに対応するアプリケーションを自動制御するためのプログラムである。
【0032】
データ記憶部23は、ROMやRAM、HDDなどで構成され、ファイル記憶部と、印刷設定テーブル記憶部と、ユーザデータ記憶部などを備える。
【0033】
ファイル記憶部は、外部ストレージサーバ10から取得した各種ファイルを記憶する。印刷設定テーブル記憶部は、まとめ印刷の印刷設定内容を記憶するためのデータ領域であり、印刷設定グルーピングテーブル、印刷設定グルーピングサブテーブル、共通印刷設定項目設定テーブルなどを記憶する。ユーザデータ記憶部は、ユーザを認証するためのデータ(ユーザIDやパスワード)などを記憶する。
【0034】
印刷指示部24は、制御部21がプログラム記憶部22のアプリケーションプログラムを起動して、ファイル記憶部から読み出したファイルの印刷実行の指示を画像形成装置30に対して行う。
【0035】
通信部25は、NICやモデムなどで構成され、外部ストレージサーバ10や画像形成装置30との通信を可能とする。
【0036】
表示操作部26は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示部と表示部を覆うタッチパネルなどの操作部から構成され、制御部21からの表示信号に従って、後述する印刷設定確認画面や印刷設定画面などをLCD等に表示すると共に、タッチパネル等から入力される操作信号を制御部21に出力する。
【0037】
[画像形成装置]
画像形成装置30は、制御部31、記憶部32、描画処理部33、印刷部34、通信部35などで構成される。
【0038】
制御部31は、CPUやROM、RAMなどで構成され、所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの入出力を行うことで、画像形成装置30を統括的に制御する。
【0039】
記憶部32は、ROMやRAM、HDDなどで構成され、印刷データ等を格納するデータ記憶部と、印刷機能を実現するプログラムを格納するプログラム記憶部などを備える。
【0040】
描画処理部33は、プリンタサーバ20などから受信した印刷データを解析し、印刷データをラスタライズして印刷可能なビットマップデータを作成すると共に、必要に応じて、作成したビットマップデータに色変換、濃度調整等の画像処理を施す。
【0041】
印刷部34は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用した画像形成のために必要な要素、すなわち、帯電装置、感光体ドラム、露光装置、転写ローラ、転写ベルト、定着装置などで構成される。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置からビットマップデータに応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を一次転写ローラ、二次転写ベルトを介して紙媒体に転写して定着装置で定着させる処理を行う。
【0042】
通信部35は、NICやモデムなどで構成され、外部ストレージサーバ10やプリンタサーバ20との通信を可能とする。
【0043】
なお、図1は本実施例の印刷システムの一例であり、本実施例の制御が可能な限りにおいてその構成は適宜変更可能である。例えば、図1では、印刷対象となるファイルを外部ストレージサーバ10に記憶する構成としたが、ユーザのコンピュータ端末やプリンタサーバ20にファイルを保存してもよい。また、図1では、プリンタサーバ20で画像形成装置30を制御する構成としたが、プリンタサーバ20を省略し、外部ストレージサーバ10やユーザのコンピュータ端末から画像形成装置30にファイルを送信する構成としてもよい。その場合は、画像形成装置30の記憶部32に、プリンタサーバ20のプログラム記憶部22やデータ記憶部23に記憶されるプログラムやデータを記憶させると共に、画像形成装置30に表示操作部を設け、制御部31に、印刷設定確認画面や印刷設定画面などの表示を制御する機能を持たせればよい。
【0044】
以下、図2を参照して、まとめ印刷の全体フローを説明した後、図3乃至図6を参照して印刷設定テーブル生成処置、図7乃至図9を参照して印刷設定確認画面Load処理、図10及び図11を参照して印刷設定画面Load処理を説明する。
【0045】
[全体フロー]
まず、ステップS100で、プリンタサーバ20の制御部21は、プログラム記憶部22に記憶されている各種アプリケーションプログラム(Officeアプリケーションや画像アプリケーション、その他アプリケーション)を読み出して起動する。
【0046】
次に、ステップS200で、制御部21(印刷管理プログラム)は、印刷設定を行う際に参照するテーブル(印刷設定グルーピングテーブルと印刷設定グルーピングサブテーブル、共通印刷設定項目設定テーブル)を生成する。
【0047】
上記印刷設定グルーピングテーブルには、表1に示すように、印刷設定グルーピングテーブルを特定するテーブルID、後述する印刷設定確認画面のグルーピングタブに表示されるファイルのグループを表すグルーピングタブ名称、ファイルのグループを特定するグルーピングID、部数設定やカラー設定、両面設定、ページ割付、用紙サイズ設定、ページ指定設定、フィットページ設定、ステープル設定、パンチ設定などの設定項目を表示するか否か、印刷設定グルーピングサブテーブルIDなどが記述される。また、印刷設定グルーピングサブテーブルには、表2に示すように、印刷設定グルーピングサブテーブルを特定するサブテーブルID、後述する印刷設定確認画面のサブグルーピングタブに表示されるアプリケーション又はファイルを表すアプリケーション名称(ファイル名称)、アプリケーションの拡張子名を表す拡張子文字配列などが記述される。また、共通印刷設定項目設定テーブルには、表3に示すように、部数設定やカラー設定、両面設定、ページ割付、用紙サイズ設定、ページ指定設定、フィットページ設定、ステープル設定、パンチ設定などの設定項目の表示形態(個別表示/共通表示)などが記述される。なお、これらの印刷設定テーブル生成処理の具体的手順に関しては後述する。
【0048】
【表1】

【0049】
【表2】

【0050】
【表3】

【0051】
次に、ステップS300で、制御部21(表示画面制御プログラム)は、表示操作部26に、印刷設定を行うユーザを認証するためのログイン画面を表示し、ステップS400で、制御部21(ユーザ認証管理プログラム)は、ログイン画面で入力された情報とデータ記憶部23のユーザデータ記憶部に予め記憶されたユーザデータとを比較して、ログインしたユーザが登録ユーザであるかを判断する。
【0052】
次に、ステップS500で、制御部21(表示画面制御プログラム)は、表示操作部26に、実行する処理を選択させるためのメニュー画面を表示する(図12参照)。
【0053】
次に、ステップS600で、メニュー画面でプリント機能が選択されると、ステップS700で、制御部21は、通信部25を用いて外部ストレージサーバ10にアクセスし、データ記憶部13のファイル記憶部から印刷を行うファイルを取得し、制御部21(表示画面制御プログラム)は、表示操作部26に文書一覧画面を表示する(図12参照)。
【0054】
次に、ステップS800で、ユーザが印刷するファイルを選択して印刷ボタンを押下すると、ステップS900で、制御部21(表示画面制御プログラム)は、表示操作部26に図13に示すような印刷設定確認画面40を表示させる。この印刷設定確認画面40は、例えば、図13及び下表4に示すように、(1)のファイル選択ボタン、(2)の印刷設定グルーピングタブボタン、(3)の印刷設定サブグルーピングタブボタン、(4)の変更ボタン、(5)の印刷設定内容表示エリア(印刷設定確認欄)、(6)のページ遷移ボタン、(7)の戻るボタン、(8)の印刷ボタンなどで構成される。(2)の印刷設定グルーピングタブボタンには、表1の印刷設定グルーピングテーブル内のグルーピングタブ名称(グループを特定するグループ名称)に基づいて名称が表示される。また、(3)の印刷設定サブグルーピングタブボタンには、表2の印刷設定グルーピングサブテーブル内のアプリケーション名称(ファイルの種類を特定するファイル種類名称)に基づいて名称が表示される。また、(5)の印刷設定内容表示エリアには、印刷設定グルーピングタブボタンで選択されたグループに対応する印刷項目(画像ファイルの場合は(b)参照)が表示され、印刷設定のうち、表3の共通印刷設定項目設定テーブルで共通と設定された項目に関しては(共通)と表示される。この印刷設定確認画面のLoad処理の具体的手順に関しては後述する。
【0055】
【表4】

【0056】
次に、ステップS1000で、ユーザが印刷設定を行うファイルを選択し、ステップS1100で、変更ボタンを押下すると、ステップS1200で、制御部21(表示画面制御プログラム)は、表示操作部26に図14に示すような印刷設定画面41を表示する。この印刷設定画面41は、選択したファイルに対応する印刷設定グルーピングテーブルの内容を反映しており、各印刷設定項目は、画面初期起動時に表1の印刷設定グルーピングテーブルで指定されている各設定表示項目を参照して、各印刷設定項目の表示/非表示が判断される。
【0057】
次に、ステップS1300で、印刷設定画面41で印刷設定を行い、[OK]ボタンを押下することで図13の印刷設定確認画面40に戻り、設定された印刷設定の内容が(5)の印刷設定表示エリアに反映される。そして、ステップS1400で、印刷設定確認画面40内の(6)の[印刷]ボタンを押下することにより、ステップS1500で、印刷指示部24は画像形成装置30に対して指定された印刷設定での印刷を指示する。
【0058】
[印刷設定テーブル生成処理]
次に、図2のステップS200の印刷設定テーブル生成処理について詳細に説明する。なお、この印刷設定テーブル生成処理は、制御部21(印刷管理プログラム)によって実行される。
【0059】
まず、図3のステップS210で、拡張子情報が保存されたレジストリを検索し、ステップS220で、拡張子情報に関連づけられたContentTypeを判別する。
【0060】
ContentTypeが”application/msword”(S230)又は”application/vnd.ms〜”(S240)の場合は、ステップS250で、Officeアプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルの生成処理を行う。
【0061】
具体的には、図4のステップS251で、データ記憶部23の印刷設定テーブル記憶部にOfficeアプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルが登録されているかを調べる。登録されていない場合は、ステップS252で、予めデフォルトとして設定された情報を参照してOfficeアプリケーション用印刷設定グルーピングテーブル(表1参照)を生成する。次に、ステップS253で、予めデフォルトとして設定された情報を参照してグルーピングサブテーブル(表2参照)を生成し、関連づける拡張子、アプリケーション名を登録した後、ステップS254で、グルーピングサブテーブルをOfficeアプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルに登録する。一方、Officeアプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルが登録済み(ステップS251のY)であり、グルーピングサブテーブルが登録されていない(ステップS255のN)場合は、ステップS253、254の処理を行い、グルーピングサブテーブルが登録済み(ステップS255のY)の場合は、ステップS256で、関連のあるアプリケーションが登録されたグルーピングサブテーブルに拡張子を追加する。
【0062】
図3のフローに戻って、ContentTypeが”application/〜”(S260)の場合は、ステップS270で、その他アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルの生成処理を行う。
【0063】
具体的には、図4のフロート同様に、図5のステップS271で、データ記憶部23の印刷設定テーブル記憶部にその他アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルが登録されているかを調べ、登録されていない場合は、ステップS272で、その他アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブル(表1参照)を生成する。次に、ステップS273で、グルーピングサブテーブル(表2参照)を生成し、関連づける拡張子、アプリケーション名を登録した後、ステップS274で、グルーピングサブテーブルをその他アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルに登録する。一方、その他アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルが登録済み(ステップS271のY)であり、グルーピングサブテーブルが登録されていない(ステップS275のN)場合は、ステップS273、274の処理を行い、グルーピングサブテーブルが登録済み(ステップS275のY)の場合は、ステップS276で、関連のあるアプリケーションが登録されたグルーピングサブテーブルに拡張子を追加する。
【0064】
図3のフローに戻って、ContentTypeが”image/〜”(S280)の場合は、ステップS290で、画像アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルの生成処理を行う。
【0065】
具体的には、図4及び図5のフロート同様に、図6のステップS291で、データ記憶部23の印刷設定テーブル記憶部に画像アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルが登録されているかを調べ、登録されていない場合は、ステップS292で、画像アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブル(表1参照)を生成する。次に、ステップS293で、グルーピングサブテーブル(表2参照)を生成し、関連づける拡張子、アプリケーション名を登録した後、ステップS294で、グルーピングサブテーブルを画像アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルに登録する。一方、画像アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブルが登録済み(ステップS291のY)であり、グルーピングサブテーブルが登録されていない(ステップS295のN)場合は、ステップS293、294の処理を行い、グルーピングサブテーブルが登録済み(ステップS295のY)の場合は、ステップS296で、関連のあるアプリケーションが登録されたグルーピングサブテーブルに拡張子を追加する。
【0066】
なお、図3乃至図6では、アプリケーションをOfficeアプリケーションとその他アプリケーションと画像アプリケーションに分類したが、アプリケーションを印刷設定項目が共通するグループに分類できればよい。
【0067】
[印刷設定確認画面Load処理]
次に、図2のステップS900の印刷設定確認画面Load処理について詳細に説明する。なお、この印刷設定確認画面Load処理は、制御部21(表示画面制御プログラム)によって実行される。
【0068】
まず、図7のステップS910で、文書一覧画面で選択されたファイルを、図13の印刷設定確認画面40の(1)のファイル選択ボタンに表示する。
【0069】
次に、ステップS920で、Iに1を代入し、ステップS930で、Iが印刷設定グルーピングテーブルのIDとして取り得る値の最大値(ここでは16)より大きいかを判断する。I>16の場合は処理を終了し、I≦16の場合は、ステップS940で、印刷設定グルーピングテーブルのIDとIの値が等しいかを判断する。IDとIの値が等しくない場合は、ステップS991で、Iに1を加算してステップS930に戻り、IDとIの値が等しい場合は、ステップS950で、その印刷設定グルーピングテーブルのグルーピングタブ名称を読み込み、印刷設定確認画面40の(2)の印刷設定グルーピングタブボタンにセットする。
【0070】
次に、ステップS960で、印刷設定確認画面40の作成が初回であるかを初回フラグ(初回フラグはデフォルトでOFFに設定されているとする。)で判断する。初回フラグがONの場合は、ステップS991で、Iに1を加算してステップS930に戻り、初回フラグがOFFの場合は、ステップS970で、印刷設定サブグルーピングボタンの表示制御を行う。具体的には、図8のステップS971で、Jに1を代入し、ステップS972で、Jが印刷設定グルーピングサブテーブルのSUBIDとして取り得る値の最大値(ここで64)より大きいかを判断する。J>64の場合は処理を終了し、J≦64の場合は、ステップS973で、印刷設定グルーピングテーブルのSUBID格納配列の「J」より印刷設定グルーピングサブテーブルのSUBIDを取得し、ステップS974で、取得したSUBIDに該当する印刷設定グルーピングサブテーブルのアプリケーション名称(ファイル名称)を読み込む。そして、ステップS975で、読み込んだアプリケーション名称(ファイル名称)を印刷設定確認画面40の(3)の印刷設定サブグルーピングタブボタンにセットし、ステップS976でJに1を加算してステップS972に戻る。
【0071】
図7のフローに戻って、ステップS980で、各設定項目の表示制御を行う。具体的には、図9のステップS981で、ID=Iとなった印刷設定グルーピングテーブルの各設定項目(例えば、カラー設定表示)を読み込む。次に、ステップS982で、その設定項目に対する値が1であるかを判断し、1でなければ、ステップS983で、印刷設定確認画面40の(5)の印刷設定内容表示エリアのその項目に対応する位置に、その項目名(例えば、カラー)と表示する。次に、ステップS984で、共通印刷設定項目設定テーブルの各設定項目(ここでは、カラー設定表示)を読み込む。次に、ステップS985で、その設定項目に対する値が1であるかを判断し、1でなければ、ステップS986で、印刷設定確認画面40の(5)の印刷設定内容表示エリアのその項目に対応する位置に、その項目名(例えば、カラー(共通))と表示する。なお、図9では、カラー設定表示を例にして説明したが、部数設定や両面設定、ページ割付、用紙サイズ設定、ページ指定設定、フィットページ設定、ステープル設定、パンチ設定など他の設定項目に関しても同様の処理を行う。
【0072】
再び図7のフローに戻って、ステップS990で、初回フラグをONに設定し、ステップS991で、Iに1を加算してステップS930に戻る。
【0073】
なお、上記フローでは、印刷設定確認画面40に、印刷設定グルーピングタブボタンと印刷設定サブグルーピングタブボタンとを表示したが、同じグループに属するファイルの設定項目が同じであれば、印刷設定サブグルーピングタブボタンを省略して、印刷設定グルーピングタブボタンのみを表示する構成とすることもできる。
【0074】
[印刷設定画面Load処理]
次に、図2のステップS1200の印刷設定画面Load処理について詳細に説明する。なお、この印刷設定画面Load処理は、制御部21(表示画面制御プログラム)によって実行される。
【0075】
まず、ステップS1210で、文書一覧画面で選択されているファイルの拡張子を取得する。
【0076】
次に、ステップS1220で、Iに1を代入し、ステップS1230で、Iが印刷設定グルーピングテーブルのIDとして取り得る値の最大値(ここでは16)より大きいかを判断する。I>16の場合は、ステップS1292で、デフォルト画面を表示し、印刷設定確認画面のLoad処理を終了する。
【0077】
一方、I≦16の場合は、ステップS1240で、Jに1を代入し、ステップS1250で、Jが印刷設定グルーピングサブテーブルのSUBIDとして取り得る値の最大値(ここでは64)より大きいかを判断する。J>64の場合は、ステップS1291で、Iに1を加算してステップS1230に戻り、J≦64の場合は、ステップS1260で、ID=1となった印刷設定グルーピングテーブルのSUBID格納配列の「J」より印刷設定グルーピングサブテーブルのSUBIDを取得する。
【0078】
次に、ステップS1270で、拡張子文字列配列より拡張子を取得し、選択されているファイルの拡張子と同一であるかを判断する。同一であれば、ステップSS1280で、印刷設定内容表示処理を行う。
【0079】
具体的には、図11において、ステップS1281で、ID=1となった印刷設定グルーピングテーブルの各設定項目(例えば、カラー設定表示)を読み込む。次に、ステップS1282で、その設定項目に対する値が1であるかを判断し、1でなければ、ステップS1283で、印刷設定画面41のその項目に対応する位置に、その項目名(例えば、カラー)と表示する。次に、ステップS1284で、共通印刷設定項目設定テーブルの各設定項目(ここでは、カラー設定表示)を読み込む。次に、ステップS1285で、その設定項目に対する値が1であるかを判断し、1でなければ、ステップS1286で、印刷設定画面41のその項目に対応する位置に、その項目名(例えば、カラー(共通))と表示する。なお、図11では、カラー設定表示を例にして説明したが、部数設定や両面設定、ページ割付、用紙サイズ設定、ページ指定設定、フィットページ設定、ステープル設定、パンチ設定など他の設定項目に関しても同様の処理を行う。なお、選択されたファイルのページ数が1ページであるか複数ページであるかに基づいて、設定項目を表示するか否かを判断してもよい。
【0080】
以上説明したように、印刷設定確認画面40に、印刷設定グルーピングテーブルを参照してファイルのグループを表示する印刷設定グルーピングタブボタンと、印刷設定グルーピングサブテーブルを参照してそのグループに属するファイルの種類(アプリケーションの種類)を示す印刷設定サブグルーピングタブボタンと、印刷設定内容を示す印刷設定内容表示エリアと、が表示され、印刷設定内容表示エリアには、印刷設定グルーピングタブボタンで選択されたグループに対して設定可能な項目のみが表示されるため、対象となるファイルの印刷設定項目の設定内容を容易に確認/設定することができると共に、対象となるファイルに対応していない項目の設定を禁止することができ、印刷設定通りに印刷を実行することができる。
【実施例2】
【0081】
次に、本発明の第2の実施例に係る印刷設定方法及び制御プログラムについて、図15乃至図17を参照して説明する。図15は、XPSファイルの構成を示す図であり、図16は、複数のファイルを統合してXPSファイルを作成する様子を示す図である。また、図17は、本実施例の印刷システムで表示される画面の一例を示す図である。
【0082】
前記した第1の実施例では、印刷を前提にして複数のファイルの印刷設定を行う場合を示したが、印刷設定は必ずしも印刷を前提とする必要はなく、XML(Extensible Markup Language)形式で文書を記述するXPS(XML Paper Specification)ファイルの作成を前提にして印刷設定を行うこともできる。
【0083】
このXPSファイルは、図15のような構造であり、無地部分は必須な要素、網掛け部分はオプションで追加可能な要素である。必須要素は、文書全体の情報を格納するFixed Document Sequenceと、ページ全体の情報を格納するFixed Documentと、各ページの情報を格納するFixed Pageと、フォントを格納するFontと、画像を格納するImageなどで構成される。オプション要素は、job-level、Document-level、Page-levelの印刷設定情報を格納するPrint Ticketなどで構成される。そして、Fixed Document SequenceパートからFixed Documentパートが参照され、Fixed DocumentパートからFixed Pageパートが参照される。
【0084】
そこで、本実施例では、図16に示すように、印刷設定確認画面40の(8)にXPSファイルの作成を指示するXPSファイル作成ボタンを設ける。そして、第1の実施例で示した方法で、複数のファイルに対して印刷設定を行った後、XPSファイル作成ボタンを押下すると、制御部21は、図17に示すように、各々のファイルをFixed Documentに対応付け、印刷設定項目の設定内容を各々のFixed Document下のDocument-level Print TicketにPJL(Printer Job Language)等で記述してXPSファイルを作成する。
【0085】
このように、XPSファイルを作成する場合においても、図16に示すような印刷設定確認画面40を表示することによって、XPSファイルを構成する複数のファイルに対して印刷設定を簡単且つ適切に実行することができる。
【0086】
なお、上記各実施例では、プリンタサーバ20で印刷設定を行う場合を示したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、画像形成装置30やユーザのコンピュータ端末、RIP(Raster Image Processor)コントローラなどで印刷設定を行う場合に対しても同様に適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0087】
本発明は、複数種類のファイルに対して印刷設定を行う方法及びその方法を実現するためのプログラムに利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】本発明の第1の実施例に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る印刷設定手順(全体処理)を示すフローチャート図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る印刷設定手順(印刷設定テーブル生成処理)を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る印刷設定手順(Officeアプリケーション用印刷設定グルーピングテーブル生成処理)を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る印刷設定手順(その他アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブル生成処理)を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る印刷設定手順(画像アプリケーション用印刷設定グルーピングテーブル生成処理)を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る印刷設定確認手順(印刷設定確認画面Load処理)を示すフローチャート図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係る印刷設定確認手順(印刷設定サブグルーピングタブボタン表示処理)を示すフローチャート図である。
【図9】本発明の第1の実施例に係る印刷設定確認手順(印刷設定内容表示エリア表示処理)を示すフローチャート図である。
【図10】本発明の第1の実施例に係る印刷設定手順(印刷設定画面Load処理フロー)を示すフローチャート図である。
【図11】本発明の第1の実施例に係る印刷設定手順(印刷設定内容表示処理)を示すフローチャート図である。
【図12】本発明の第1の実施例に係る印刷システムにおける表示画面の遷移を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施例に係る印刷システムにおける表示画面(印刷設定確認画面)を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施例に係る印刷システムにおける表示画面(印刷設定画面)を示す図である。
【図15】XPSファイルの構成を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施例に係る印刷システムにおける表示画面(印刷設定確認画面)を示す図である。
【図17】複数ファイルを統合してXPSファイルを作成する様子を示す図である。
【図18】従来の印刷システムにおける表示画面(印刷設定確認画面)を示す図である。
【符号の説明】
【0089】
10 外部ストレージサーバ
11 制御部
12 プログラム記憶部
13 データ記憶部
14 通信部
20 プリンタサーバ
21 制御部
22 プログラム記憶部
23 データ記憶部
24 印刷指示部
25 通信部
26 表示操作部
30 画像形成装置
31 制御部
32 記憶部
33 描画処理部
34 印刷部
35 通信部
40 印刷設定確認画面
41 印刷設定画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類のファイルを印刷設定項目が共通するグループに分類し、グループ毎に、グループを特定するグループ名称と表示する印刷設定項目を規定する情報とを含む第1のテーブルを生成すると共に、各グループに属するファイルの種類毎に、ファイルの種類を特定するファイル種類名称と当該ファイルの拡張子とを含む第2のテーブルを生成するテーブル生成処理と、
前記グループ名称が表示される第1のタブと、前記ファイル種類名称が表示される第2のタブと、印刷設定項目及び設定内容が表示される印刷設定確認欄と、を含む第1の画面を表示する際に、前記第2にタブに、前記第1のタブで選択されたグループに属するファイルに対応する前記ファイル種類名称を表示し、前記印刷設定確認欄に、前記第1のタブで選択されたグループに対応する前記第1のテーブルで表示すると規定された印刷設定項目のみを表示する画面表示処理と、を少なくとも実行することを特徴とする印刷設定方法。
【請求項2】
前記テーブル生成処理では、全グループ共通で表示する印刷設定項目を規定する情報を含む第3のテーブルを生成し、
前記画面表示処理では、前記印刷設定確認欄に表示される印刷設定項目の中に、前記第3のテーブルで表示すると規定された印刷設定項目がある場合に、当該印刷設定項目に対して共通の項目であることを示す情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の印刷設定方法。
【請求項3】
前記画面表示処理では、前記第1の画面に、印刷設定の対象とするファイルを選択可能に表示するファイル選択欄と、印刷設定を変更する第2の画面に遷移する遷移ボタンと、を表示し、前記遷移ボタンが押下された場合に、前記ファイル選択欄で選択されたファイルと同じ拡張子が登録されている前記第2のテーブルを特定し、前記第2の画面に、特定した前記第2のテーブルに対応付けられた前記第1のテーブルで表示すると規定された印刷設定項目のみを表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷設定方法。
【請求項4】
複数種類のファイルに対して印刷設定を行うための制御プログラムであって、
コンピュータを、
印刷設定項目が共通するグループを特定するグループ名称が表示される第1のタブと、前記第1のタブで選択されたグループに属するファイルの種類を特定するファイル種類名称が表示される第2のタブと、前記第1のタブで選択されたグループに対して予め設定された印刷設定項目及び設定内容が表示される印刷設定確認欄と、を含む第1の画面を表示部に表示させる制御部、として機能させることを特徴とする制御プログラム。
【請求項5】
前記制御部は、前記印刷設定確認欄に表示される印刷設定項目の中に、予め全グループ共通で表示すると規定された印刷設定項目がある場合に、当該印刷設定項目に対して共通の項目であることを示す情報を表示させることを特徴とする請求項4に記載の制御プログラム。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1の画面に、印刷設定の対象とするファイルを選択可能に表示するファイル選択欄と、印刷設定を変更する第2の画面に遷移する遷移ボタンと、を表示させ、前記遷移ボタンが押下された場合に、前記第2の画面に、前記ファイル選択欄で選択されたファイルが属するグループに対して予め設定された印刷設定項目のみを表示させることを特徴とする請求項4又は5に記載の制御プログラム。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1の画面に、印刷設定の対象とするファイルを選択可能に表示するファイル選択欄と、XPSファイルの作成を指示する指示ボタンと、を表示させ、前記指示ボタンが押下された場合に、前記ファイル選択欄で選択された各ファイルの印刷設定項目の設定内容を、各ファイルに対応するプリントチケットに記述してXPSファイルを作成することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一に記載の制御プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate


【公開番号】特開2010−97531(P2010−97531A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−269490(P2008−269490)
【出願日】平成20年10月20日(2008.10.20)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】