説明

反転移動可能な足揉みマッサージ機

【課題】足揉みマッサージ機を使用する利用者が足揉み及び足置きという2種類の使用状態を変更する際に、操作の煩雑さを回避可能とする。
【解決手段】支持枠1と、支持枠1上に枢軸接続する足揉み装置2とを含む反転移動可能な足揉みマッサージ機であって、支持枠1は2枚の側面板3を含み、足揉み装置2は両側面板3の間に位置し、両側面板3上には長手溝4が設けられ、足揉み装置2両側の枢軸接続軸5上には歯車6が固定され、歯車6は転動自在で長手溝4内に配設されているとともに支持枠1上に固定されているラックギア7と噛み合っている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は反転移動可能な足揉みマッサージ機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来からの技術において、マッサージ椅子は、人体の背部及び臀部にマッサージを施すことができるばかりではなく、人体の下肢にマッサージを施すことができる足揉み装置を備えるものとなっている(特許文献1参照)。
かかる足揉み装置は一般にマッサージ椅子の前部に配置されており、背部や臀部のマッサージを実施する利用者は、同時に脚部やふくらはぎを足揉み装置内まで伸ばしてマッサージを実施することができる。足揉み装置を足置きとして利用することができるよう、業者は足揉み装置を枢軸接続で支持枠上に配設しており、利用者が足揉みを必要としていない場合には、足揉み装置を反転させて、足揉み装置の背面を足置きとして利用可能となっている。しかし、足揉みの際、利用者の脚部やふくらはぎのすべてを足揉み装置内まで伸出しなければならないため、足揉み装置のマッサージ椅子からの距離は比較的遠くなっているが、足置きとして利用する場合、利用者がふくらはぎを足揉み装置の背面に載置しようとする際には、足揉み装置のマッサージ椅子からの距離は比較的近接していることが要求される。
【0003】
そのため、利用者は支持枠を移動するなどして、足揉み装置をより近くに引き寄せなければ、快適に足置きとして利用することができず、使用面で煩雑である。
【特許文献1】特開2002−248150号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、足揉み装置が反転するとともに、足揉み装置を遠端または近端まで移動させて利用者が足揉み及び足置きという2種類の使用状態を変更する際に、支持枠を移動させなければならないという煩雑さを回避することができる反転移動可能な足揉みマッサージ機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明の技術案は次の通りである。支持枠と、支持枠上に枢軸接続する足揉み装置とを含む反転移動可能な足揉みマッサージ機であり、前記支持枠は2枚の側面板を含み、足揉み装置は両側面板の間に位置し、両側面板上には長手溝が設けられ、足揉み装置両側の枢軸接続軸上には歯車が固定され、歯車は転動自在で長手溝内に配設されているとともに支持枠上に固定されているラックギアと噛み合っており、歯車が長手溝の遠端まで転動すると、足揉み装置は足揉み状態に位置し、歯車が長手溝の近端まで転動すると、足揉み装置は足置き状態に位置し、支持枠と歯車との間にはロック機構が設けられており、歯車が遠端及び近端の両位置に位置する際に支持枠とロックすることが可能となる。
【0006】
本発明の更なる技術案は次の通りである。支持枠と、支持枠上に枢軸接続する足揉み装置とを含む反転移動可能な足揉みマッサージ機であり、前記支持枠は2枚の側面板を含み、足揉み装置は両側面板の間に位置し、両側面板上には長手溝が設けられ、足揉み装置両側の枢軸接続軸上には歯車が固定され、歯車は転動自在で長手溝内に配設されているとともに支持枠上に固定されているラックギアと噛み合っており、歯車が長手溝の遠端まで転動すると、足揉み装置は足揉み状態に位置し、歯車が長手溝の近端まで転動すると、足揉み装置は足置き状態に位置し、支持枠と歯車との間にはロック機構が設けられており、歯車が遠端及び近端の両位置に位置する際に支持枠とロックすることが可能となる。前記歯車の内側には同軸設置の円盤が固定され、円盤は長手溝内に嵌入しているとともに長手溝と転動嵌合しており、歯車は側面板の外側に位置して側面板の外側面に固定されているラックギアと噛み合っている。前記ラックギアは長手溝の上部に位置し、歯車の歯は半円部分だけ設けられているとともに歯車の上半周に位置しており、ロック機構には歯車の下半周に設けられている2か所のロック溝が含まれ、側面板上にはそれぞれ上向きでロック溝内に挿入される2個のロック片が設けられ、ロック片にはロック解除機構が接続しており、ロック解除機構はロック片をロック溝から退出させることが可能である。
【0007】
本発明の更に詳細な技術案は次の通りである。支持枠と、支持枠上に枢軸接続する足揉み装置とを含む反転移動可能な足揉みマッサージ機であり、前記支持枠は2枚の側面板を含み、足揉み装置は両側面板の間に位置し、両側面板上には長手溝が設けられ、足揉み装置両側の枢軸接続軸上には歯車が固定され、歯車は転動自在で長手溝内に配設されているとともに支持枠上に固定されているラックギアと噛み合っており、歯車が長手溝の遠端まで転動すると、足揉み装置は足揉み状態に位置し、歯車が長手溝の近端まで転動すると、足揉み装置は足置き状態に位置し、支持枠と歯車との間にはロック機構が設けられており、歯車が遠端及び近端の両位置に位置する際に支持枠とロックすることが可能となる。前記歯車の内側には同軸設置の円盤が固定され、円盤は長手溝内に嵌入しているとともに長手溝と転動嵌合しており、歯車は側面板の外側に位置して側面板の外側面に固定されているラックギアと噛み合っている。前記ラックギアは長手溝の上部に位置し、歯車の歯は半円部分だけ設けられているとともに歯車の上半周に位置しており、ロック機構には歯車の下半周に設けられている2か所のロック溝が含まれ、側面板上にはそれぞれ上向きでロック溝内に挿入される2個のロック片が設けられ、ロック片にはロック解除機構が接続しており、ロック解除機構はロック片をロック溝から退出させることが可能である。前記ロック解除機構には側面板上に固定されている取付け板が含まれ、ロック片は取付け板内側の縦方向溝内に位置し、ロック片の底部にはバネが設けられており、バネはロック片を常に上方向でロック溝内に挿入させており、両ロック片の間の取付け板上には十字ロック解除枠が設けられ、十字ロック解除枠とロック片との間にはそれぞれロック解除レバーが設けられ、ロック解除レバーの中間部は取付け板上にピン接続し、ロック解除レバーの外側先端はロック片内側面のロック解除溝内に嵌入し、ロック解除レバーの内側先端は十字ロック解除枠の両側端上部に載置されており、十字ロック解除枠にはスライド機構が接続しており、スライド機構が十字ロック解除枠をスライドさせると、ロック解除レバーを介してロック片をロック溝から退出させることが可能である。前記スライド機構には中間部が側面板上にピン接続しているスライドレバーが含まれ、スライドレバーの一端は十字ロック解除枠底端のロック解除孔内に挿入され、スライドレバーの別の一端はスライドブロックのスライド孔内に挿入されており、側面板上にはカバー板が固定され、スライドブロックはカバー板の内部空間内に保持されており、スライドブロックの底部にはバネが設けられ、バネはスライドブロックを上方向に支持しており、スライドブロック上には凸ブロックが設けられ、凸ブロックはカバー板上の開口部を介して露出しており、凸ブロック上には押しブロックが接触し、押しブロックはハンドル機構上に配設され、ハンドル機構が引き動かされると、押しブロックはスライドブロックを下向きに押圧する。前記両ロック溝の間の歯車上には2か所の扇形溝が設けられ、扇形溝内には押しレバーがピン接続し、両押しレバーの間にはバネが設けられ、取付け板外側面の上部両側には上向きに開口した扇形溝が設けられ、扇形溝内にはフォークがピン接続し、フォークの内側面にはロックブロックが設けられ、ロック片の外側面にはロック溝が設けられ、フォークと扇形溝との間にはバネが設けられ、ロック片が下降してロックが解除されると、バネがロックブロックを押し動かせてロック溝内に嵌入させ、歯車が転動すると押しレバーの先端がフォークを外方向に押し動かせて、ロックブロックをロック溝から退出させることが可能となる。前記側面板の外部にはケーシングが設けられ、ケーシングの下部には切欠きが設けられ、ハンドル機構には切欠き箇所に設置されているハンドルが含まれ、ハンドルの上端にはピン軸が固定され、ピン軸は切欠き上部のケーシングの内壁にピン接続し、押しブロックはピン軸上に固定されている。
【0008】
なお、好ましくは、前記歯車の外側面には蓋板が固定されていて、前記長手溝の周縁にはライニングリングが設けられおり、前記取付け板上の扇形溝上には蓋板が設けられており、フォークを被覆しているとよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の利点は下記の通りである。
1.本発明では、足揉み装置が反転するとともに、足揉み装置を遠端または近端まで移動させることにより、利用者が足揉み及び足置きという2種類の使用状態を変更する際に支持枠を移動させなければならないという煩雑さを回避することが可能である。
2.本発明では、足揉み状態及び足置き状態の際、その歯車はロック機構によりロックされ、ロック機構はロック解除機構によりロックを解除することができ、ロック解除機構はスライド機構によりスライドされてロックが解除され、スライド機構はハンドル機構により引き動かされるとともに、ロック解除時のロック機構もロック解除状態にロックされるため、確実性は非常に良好であり、利用者の使用面でも非常に便利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7に示されている通り、反転移動可能な足揉みマッサージ機は、支持枠1と、支持枠1上に枢軸接続する足揉み装置2とを含み、前記支持枠1は2枚の側面板3を含み、足揉み装置2は両側面板3の間に位置し、両側面板3上には長手溝4が設けられ、長手溝4の周縁にはライニングリング43が設けられ、長手溝4上方の側面板3の外側面上にはラックギア7が固定されており、足揉み装置2両側の枢軸接続軸5上には歯車6が固定され、歯車6の内側には同軸設置の円盤9が固定され、円盤9は長手溝4内に嵌入しているとともに長手溝4と転動嵌合しており、歯車6は側面板3の外側に位置してラックギア7と噛み合っており、歯車6の歯10は半円部分だけ設けられているとともに歯車6の上半周に位置しており、歯車6が長手溝4の遠端まで転動すると、足揉み装置2は足揉み状態に位置し、歯車6が長手溝4の近端まで転動すると、足揉み装置2は足置き状態に位置し、支持枠1と歯車6との間にはロック機構8が設けられており、歯車6が遠端及び近端の両位置に位置する際に支持枠1とロックすることが可能となる。
【0011】
前記ロック機構8には歯車6の下半周に設けられている2か所のロック溝11が含まれ、側面板3上にはそれぞれ上向きでロック溝11内に挿入される2個のロック片12(ロックタング、ロック舌)が設けられ、ロック片12にはロック解除機構13が接続しており、ロック解除機構13はロック片12をロック溝11から退出させることが可能である。
前記ロック解除機構13には側面板3上に固定されている取付け板14が含まれ、ロック片12は取付け板14内側の縦方向溝15内に位置し、ロック片12の底部にはバネ16が設けられており、バネ16はロック片12を常に上方向でロック溝11内に挿入させており、両ロック片12の間の取付け板14上には十字ロック解除枠17が設けられ、十字ロック解除枠17とロック片12との間にはそれぞれロック解除レバー18が設けられ、ロック解除レバー18の中間部は取付け板14上にピン接続し、ロック解除レバー18の外側先端はロック片12内側面のロック解除溝19内に嵌入し、ロック解除レバー18の内側先端は十字ロック解除枠17の両側端上部に載置されており、十字ロック解除枠17にはスライド機構20が接続しており、スライド機構20が十字ロック解除枠17をスライドさせると、ロック解除レバー18を介してロック片12をロック溝11から退出させることが可能である。
【0012】
前記スライド機構20には中間部が側面板3上にピン接続しているスライドレバー21が含まれ、スライドレバー21の一端は十字ロック解除枠17底端のロック解除孔22内に挿入され、スライドレバー21の別の一端はスライドブロック23のスライド孔24内に挿入されており、側面板3上にはカバー板25が固定され、スライドブロック23はカバー板25の内部空間内に保持されており、スライドブロック23の底部にはバネ26が設けられ、バネ26はスライドブロック23を上方向に支持しており、スライドブロック23上には凸ブロック27が設けられ、凸ブロック27はカバー板25上の開口部45を介して露出しており、凸ブロック27上には押しブロック28が接触し、押しブロック28はハンドル機構41上に配設され、ハンドル機構41が引き動かされると、押しブロック28はスライドブロック27を下向きに押圧する。
【0013】
前記側面板3の外部にはケーシング37が設けられ、ケーシング37の下部には切欠き38が設けられ、ハンドル機構41には切欠き38箇所に設置されているハンドル39が含まれ、ハンドル39の上端にはピン軸40が固定され、ピン軸40は切欠き38上部のケーシング37の内壁にピン接続し、押しブロック28はピン軸40上に固定されている。
前記両ロック溝11の間の歯車6上には2か所の扇形溝29が設けられ、扇形溝29内には押しレバー30がピン接続し、両押しレバー30の間にはバネ31が設けられ、歯車6の外側面には蓋板42が固定されており、取付け板14外側面の上部両側には上向きに開口した扇形溝32が設けられ、扇形溝32上には蓋板44が設けられ、扇形溝32内にはフォーク33がピン接続し、フォーク33の内側面にはロックブロック34が設けられ、ロック片12の外側面にはロック溝35が設けられ、フォーク33と扇形溝32との間にはバネ36が設けられ、ロック片12が下降してロックが解除されると、バネ36がロックブロック34を押し動かせてロック溝35内に嵌入させ、歯車6が転動すると押しレバー30の先端がフォーク33を外方向に押し動かせて、ロックブロック34をロック溝35から退出させることが可能である。
【0014】
図8、図9、図10、図11は足揉みマッサージ機の構造見取図(側面断面図)であり、足揉み状態を示している。その際、歯車6は遠端に位置しており、右側のロック片12がバネ16の作用下で上方向に歯車6上の左側に位置するロック溝11内に挿入されて、歯車6を転動不能とさせている。利用者が足揉み装置2を足置き状態まで反転させようとする場合には、先ずハンドル39を引いて、ピン軸40上の押しブロック28をスライドさせるとともに凸ブロック27を下方向に押圧し、スライドブロック23をバネ26の弾力に抗して下降させる。スライドブロック23が下降すると、スライドレバー21が押し動かされ、スライドレバー21の別の一端が十字ロック解除枠17を上に持ち上げ、十字ロック解除枠17の両側端がロック解除レバー18の内側先端を持ち上げ、ロック解除レバー18の外側先端が更にロック片12をスライドさせて、右側のロック片12をバネ16の弾力を克服して下降させると、歯車6左側のロック溝11内から退出する。ロック片12が下降すると、取付け板14上のフォーク33がバネ36に押し動かされて、フォーク33内側面のロックブロック34をロック片12外側面のロック溝35内に嵌入させ、ロック解除状態のロック片12がロックされ、利用者がハンドル39を緩めても、ロック片12は動作不能となり、その際、利用者が時計回りに足揉み装置2を反転させると、足揉み装置2の反転に際して、歯車6もラックギア7の噛み合い作用下で同時に近端に向けて移動する。
【0015】
歯車6が転動して近端に接近すると、歯車6上で右側に位置する押しレバー30が取付け板14上の左側のフォーク33を押し動かせて、フォーク33上のロックブロック34を左側ロック片12上のロック溝35内から退出させ、その際、左側のロック片12がバネ16の作用下で上方向に歯車6上の右側に位置するロック溝11内に挿入され、再度歯車6をロックして、足揉み装置2を足置き状態にロックする。
図12、図13、図14、図15は足置き状態の構造見取図であり、同様に、利用者がハンドル39を引くと、ロック機構8を解除させることができるとともに、逆時計回りに足揉み装置2を反転させると、歯車6は遠端まで転動する。
【0016】
歯車6が転動して遠端に接近すると、歯車6上で左側に位置する押しレバー30が取付け板14上の右側のフォーク33を押し動かせて、フォーク33上のロックブロック34を右側ロック片12上のロック溝35内から退出させ、その際、右側のロック片12がバネ16の作用下で上方向に歯車6上の左側に位置するロック溝11内に挿入され、再度、歯車6をロックして、足揉み装置2を足揉み状態にロックする。
本発明では、足揉み装置2が反転すると同時に、足揉み装置2を遠端または近端まで移動させることにより、利用者が足揉み(マッサージ)及び足置き(フットレスト)という2種類の使用状態を変更する際に支持枠1を移動させなければならないという煩雑さを回避することが可能である。
【0017】
本発明では、足揉み状態及び足置き状態の際、その歯車6はロック機構8によりロックされ、ロック機構8はロック解除機構13によりロックを解除することができ、ロック解除機構13はスライド機構20によりスライドされてロックが解除され、スライド機構20はハンドル機構41により引き動かされるとともに、ロック解除時のロック機構8もロック解除状態に固定されるため、確実性は非常に良好であり、利用者の使用面でも非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の正面図である。
【図2】本発明の側面図である(足揉み状態)。
【図3】本発明の側面図である(足置き状態)。
【図4】本発明における組立て斜視図である。
【図5】図4の局部拡大図である。
【図6】図4の局部拡大図である。
【図7】歯車の斜視図である。
【図8】本発明の側面断面図である(足揉み状態)。
【図9】本発明の側面断面図である(足揉み状態)。
【図10】本発明の側面断面図である(足揉み状態)。
【図11】本発明の側面断面図である(足揉み状態)。
【図12】本発明の側面断面図である(足置き状態)。
【図13】本発明の側面断面図である(足置き状態)。
【図14】本発明の側面断面図である(足置き状態)。
【図15】本発明の側面断面図である(足置き状態)。
【符号の説明】
【0019】
1 支持枠
2 足揉み装置
3 側面板
4 長手溝
5 枢軸接続軸
6 歯車
7 ラックギア
8 ロック機構
9 円盤
10 歯
11 ロック溝
12 ロック片
13 ロック解除機構
14 取付け板
15 縦方向溝
16 バネ
17 十字ロック解除枠
18 ロック解除レバー
19 ロック解除溝
20 スライド機構
21 スライドレバー
22 ロック解除孔
23 スライドブロック
24 スライド孔
25 カバー板
26 バネ
27 凸ブロック
28 押しブロック
29 扇形溝
30 押しレバー
31 バネ
32 扇形溝
33 フォーク
34 ロックブロック
35 ロック溝
36 バネ
37 ケーシング
38 切欠き
39 ハンドル
40 ピン軸
41 ハンドル機構
42 蓋板
43 ライニングリング
44 蓋板
45 開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持枠(1)と、支持枠(1)上に枢軸接続する足揉み装置(2)とを含む反転移動可能な足揉みマッサージ機であって、
前記支持枠(1)は2枚の側面板(3)を含み、足揉み装置(2)は両側面板(3)の間に位置し、両側面板(3)上には長手溝(4)が設けられ、足揉み装置(2)両側の枢軸接続軸(5)上には歯車(6)が固定され、歯車(6)は転動自在で長手溝(4)内に配設されているとともに支持枠(1)上に固定されているラックギア(7)と噛み合っており、前記歯車(6)が長手溝(4)の遠端まで転動すると、足揉み装置(2)は足揉み状態に位置し、歯車(6)が長手溝(4)の近端まで転動すると、足揉み装置(2)は足置き状態に位置し、支持枠(1)と歯車(6)との間にはロック機構(8)が設けられており、歯車(6)が遠端及び近端の両位置に位置する際に支持枠(1)とロックすることができることを特徴とする反転移動可能な足揉みマッサージ機。
【請求項2】
前記歯車(6)の内側には同軸状に設置された円盤(9)が固定され、円盤(9)は長手溝(4)内に嵌入しているとともに長手溝(4)に転動嵌合しており、歯車(6)は側面板(3)の外側に位置して側面板(3)の外側面に固定されているラックギア(7)と噛み合っていることを特徴とする請求項1記載の反転移動可能な足揉みマッサージ機。
【請求項3】
前記ラックギア(7)は長手溝(4)の上部に位置し、歯車(6)の歯(10)は半円部分だけ設けられているとともに歯車(6)の上半周に位置しており、ロック機構(8)には歯車(6)の下半周に設けられている2か所のロック溝(11)が含まれ、側面板(3)上にはそれぞれ上向きでロック溝(11)内に挿入される2個のロック片(12)が設けられ、ロック片(12)にはロック解除機構(13)が接続しており、ロック解除機構(13)はロック片(12)をロック溝(11)から退出させることができることを特徴とする請求項2記載の反転移動可能な足揉みマッサージ機。
【請求項4】
前記ロック解除機構(13)には、側面板(3)上に固定されている取付け板(14)が含まれ、ロック片(12)は取付け板(14)内側の縦方向溝(15)内に位置し、ロック片(12)の底部にはバネ(16)が設けられており、バネ(16)はロック片(12)を常に上方向でロック溝(11)内に挿入させており、両ロック片(12)の間の取付け板(14)上には十字ロック解除枠(17)が設けられ、十字ロック解除枠(17)とロック片(12)との間にはそれぞれロック解除レバー(18)が設けられ、ロック解除レバー(18)の中間部は取付け板(14)上にピン接続し、ロック解除レバー(18)の外側先端はロック片(12)内側面のロック解除溝(19)内に嵌入し、ロック解除レバー(18)の内側先端は十字ロック解除枠(17)の両側端上部に載置されており、十字ロック解除枠(17)にはスライド機構(20)が接続しており、スライド機構(20)が十字ロック解除枠(17)をスライドさせると、ロック解除レバー(18)を介してロック片(12)をロック溝(11)から退出させることができることを特徴とする請求項3記載の反転移動可能な足揉みマッサージ機。
【請求項5】
前記スライド機構(20)には中間部が側面板(3)上にピン接続しているスライドレバー(21)が含まれ、スライドレバー(21)の一端は十字ロック解除枠(17)底端のロック解除孔(22)内に挿入され、スライドレバー(21)の別の一端はスライドブロック(23)のスライド孔(24)内に挿入されており、側面板(3)上にはカバー板(25)が固定され、スライドブロック(23)はカバー板(25)の内部空間内に保持されており、スライドブロック(23)の底部にはバネ(26)が設けられ、バネ(26)はスライドブロック(23)を上方向に支持しており、スライドブロック(23)上には凸ブロック(27)が設けられ、凸ブロック(27)はカバー板(25)上の開口部(45)を介して露出しており、凸ブロック(27)上には押しブロック(28)が接触し、押しブロック(28)はハンドル機構(41)上に配設され、ハンドル機構(41)が引き動かされると、押しブロック(28)はスライドブロック(27)を下向きに押圧することを特徴とする請求項4記載の反転移動可能な足揉みマッサージ機。
【請求項6】
前記両ロック溝(11)の間の歯車(6)上には2か所の扇形溝(29)が設けられ、扇形溝(29)内には押しレバー(30)がピン接続し、両押しレバー(30)の間にはバネ(31)が設けられ、取付け板(14)外側面の上部両側には上向きに開口した扇形溝(32)が設けられ、扇形溝(32)内にはフォーク(33)がピン接続し、フォーク(33)の内側面にはロックブロック(34)が設けられ、ロック片(12)の外側面にはロック溝(35)が設けられ、フォーク(33)と扇形溝(32)との間にはバネ(36)が設けられ、ロック片(12)が下降してロックが解除されると、バネ(36)がロックブロック(34)を押し動かせてロック溝(35)内に嵌入させ、歯車(6)が転動すると押しレバー(30)の先端がフォーク(33)を外方向に押し動かせて、ロックブロック(34)をロック溝(35)から退出させることができることを特徴とする請求項2、3、4または5記載の反転移動可能な足揉みマッサージ機。
【請求項7】
前記側面板(3)の外部にはケーシング(37)が設けられ、ケーシング(37)の下部には切欠き(38)が設けられ、ハンドル機構(41)には切欠き(38)箇所に設置されているハンドル(39)が含まれ、ハンドル(39)の上端にはピン軸(40)が固定され、ピン軸(40)は切欠き(38)上部のケーシング(37)の内壁にピン接続し、押しブロック(28)はピン軸(40)上に固定されていることを特徴とする請求項2、3、4または5記載の反転移動可能な足揉みマッサージ機。
【請求項8】
前記歯車(6)の外側面には蓋板(42)が固定されていることを特徴とする請求項6記載の反転移動可能な足揉みマッサージ機。
【請求項9】
前記長手溝(4)の周縁にはライニングリング(43)が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の反転移動可能な足揉みマッサージ機。
【請求項10】
前記取付け板(14)上の扇形溝(32)上には蓋板(44)が設けられており、フォーク(33)を被覆していることを特徴とする請求項6記載の反転移動可能な足揉みマッサージ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2007−75594(P2007−75594A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−188627(P2006−188627)
【出願日】平成18年7月7日(2006.7.7)
【出願人】(592009214)大東電機工業株式会社 (106)
【Fターム(参考)】