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受信装置、テレビジョン受像機、制御方法、プログラム、および記録媒体
説明

受信装置、テレビジョン受像機、制御方法、プログラム、および記録媒体

【課題】緊急放送の通知動作による電力使用量の急激な上昇を防ぐこと。
【解決手段】テレビジョン受像機10は、AC電源により駆動されているときに、緊急地震速報が受信された場合、バッテリーユニット302による駆動に切り替える電源制御部308と、バッテリーユニット302による駆動に切り替えられた後、緊急警報放送が受信された場合、バッテリーユニット302による駆動により、緊急警報放送をユーザに通知する緊急放送通知部264とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受信装置、テレビジョン受像機、制御方法、プログラム、および記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、緊急地震速報や緊急警報放送等の緊急放送を、放送事業者によって地上デジタル放送やBS/CSデジタル放送等の放送網に送出することで、これらの緊急放送を不特定多数の受信装置に対して一斉に伝送することができる伝送システムが利用されている。
【0003】
これに応じて、テレビジョン受像機、携帯電話機、スマートフォン等、多くの受信装置において、受信した緊急放送を、映像、音、振動などによって迅速にユーザに通知することができるようになっている。特に、これら受信装置の中には、待機中に緊急放送を受信した場合、自動的に起動して、この緊急放送をユーザに通知することが可能なものもある。
【0004】
このような伝送システムによれば、不特定多数のユーザに対して一斉に緊急放送を通知して、避難等の災害対応を促すことができる一方、膨大な数の受信装置が一斉に起動および通知動作を行うために、電力事業者から供給された電力の使用量(以下、「電力使用量」と示す。)が急激に上昇し、電力不足や停電が生じる恐れがある。災害時における電力不足や停電は、交通機関や情報網に多大なる悪影響を及ぼし、災害対応の遅延により被害が拡大する要因ともなる。
【0005】
そこで、このような問題を解決すべく、下記特許文献1には、緊急警報放送が受信されたとき、表示パネルのバックライトの輝度を低下させたり、表示パネルの表示の明るさを低減させたりすることにより、通常使用時よりも低い消費電力で、この緊急警報放送を出力する電子機器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−81985号公報(2007年3月29日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、各々の電子機器の消費電力を減らすことができたとしても、膨大な数の電子機器が一斉に通知動作を行うことには変わりがない。このため、上記特許文献1の技術を用いたとしても、電子機器の数が日々増加する今日では、依然として、上記通知動作時に電力使用量が急激に上昇して電力不足や停電が生じる恐れがある。特に、災害時には、電源設備に障害が発生する場合もあることから、電力不足や停電がより生じ易くなる。
【0008】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、緊急放送の通知動作による電力使用量の急激な上昇を防ぐことにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した課題を解決するため、本発明に係る受信装置は、外部電源および二次電池の双方による駆動が可能な受信装置であって、第1の緊急放送および第2の緊急放送を受信する受信手段と、前記外部電源により駆動されているときに、前記第1の緊急放送が受信された場合、前記二次電池による駆動に切り替える電源制御手段と、前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記第2の緊急放送が受信された場合、前記二次電池による駆動により、前記第2の緊急放送をユーザに通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、二次電池による駆動に切り替えて第2の緊急放送をユーザに通知するため、この通知動作を行う際に外部電源からの電力を消費しない。このため、外部電源の電力使用量を上昇させることなく、この通知動作を行うことができる。したがって、多数の受信装置が一斉に通知動作を行うこととなった場合であっても、電力使用量が急激に上昇することがないため、電力不足が生じてしまうことを防ぐことができる。また、例えば第2の緊急放送を受信した後に二次電池による駆動に切り替える構成を採用した場合、この切り替えによって第2の緊急放送が消失してしまう等といった不具合が生じる可能性があるが、本発明は、第2の緊急放送が受信される前に予め二次電池による駆動に切り替えておくため、このような不具合が生じることもない。
【0011】
上記受信装置において、前記電源制御手段は、前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記第2の緊急放送が受信された場合、当該受信装置を起動し、前記通知手段は、当該受信装置が起動されると、前記二次電池による駆動により、前記第2の緊急放送をユーザに通知することが好ましい。
【0012】
本発明によれば、二次電池による駆動に切り替えて当該受信装置を起動するため、電力使用量を上昇させることなく、この起動を行うことができる。したがって、多数の受信装置が一斉に起動することとなった場合であっても、電力使用量が急激に上昇することがないため、電力不足が生じてしまうことを防ぐことができる。
【0013】
上記受信装置において、当該受信装置周辺における人物を検出する検出手段をさらに備え、前記電源制御手段は、前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記第2の緊急放送が受信され、かつ前記検出手段によって前記人物が検出された場合、当該受信装置を起動することが好ましい。
【0014】
本発明によれば、周辺に人物が存在しないにも関わらず通知動作を行う、というような電力の無駄な消費を省くことができるため、二次電池による駆動時間をより長時間化することができる。
【0015】
上記受信装置において、前記電源制御手段は、前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記第2の緊急放送が受信されずに所定時間が経過した場合、前記外部電源による駆動に切り替えることが好ましい。
【0016】
第1の緊急放送から有る程度の時間が経過した後には、第2の緊急放送が発信されない可能性が高い。これにも関わらず二次電池による駆動を続けることは、二次電池の充電残量が無駄に減り続けてしまうこととなる。そこで、本発明によれば、このような場合に、外部電源による駆動に切り替えることで、二次電池の充電残量が無駄に減り続けることを防ぐことができるだけでなく、外部電源によって長期間の駆動が可能となり、さらに、外部電源によって二次電池を充電することもできるようになる。このため、後に停電などによって二次電池による駆動に切り替えられた場合であっても、その駆動時間をより長時間化することができる。
【0017】
上記受信装置において、前記電源制御手段は、前記外部電源により駆動されているときに、前記第1の緊急放送が受信された場合、前記二次電池による低消費電力モードでの駆動に切り替えることが好ましい。
【0018】
本発明によれば、二次電池による駆動時間をより長時間化することができる。
【0019】
上記受信装置において、前記電源制御手段は、前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記二次電池の充電残量が閾値以下となった場合、前記二次電池による低消費電力モードでの駆動に切り替えることが好ましい。
【0020】
本発明によれば、二次電池による駆動時間をより長時間化することができる。
【0021】
上記受信装置において、前記電源制御手段は、前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記外部電源からの電力の供給が途絶えた場合、前記二次電池による低消費電力モードでの駆動に切り替えることが好ましい。
【0022】
本発明によれば、二次電池による駆動時間をより長時間化することができる。
【0023】
上記受信装置において、前記二次電池の充電を行う充電手段をさらに備え、前記電源制御手段は、前記二次電池による駆動に切り替えられた後、所定時間経過後、前記二次電池の充電をランダムに行うように前記充電手段を制御することが好ましい。
【0024】
本発明によれば、他の受信装置との充電時間の重複を回避しつつ二次電池を充電することができるため、電力使用量の局所的な急上昇を回避しつつ、二次電池による駆動時間をより長時間化することができる。
【0025】
上記受信装置において、前記第1の緊急放送は緊急地震速報であり、前記第2の緊急放送は緊急警報放送であることが好ましい。
【0026】
緊急地震速報および緊急警報放送は、放送網や通信網等を介して、非常に多くの受信装置に伝送されるものである。すなわち、緊急地震速報および緊急警報放送は、非常に多くの受信装置によって一斉に通知されるものである。本発明によれば、このような電力使用量が急激に上昇する要因となり得る緊急地震速報および緊急警報放送に適用されることで、より高い効果を得られるものとなる。
【0027】
本発明に係るテレビジョン受像機は、上記受信装置を備えたことを特徴とする。
【0028】
本発明によれば、上記受信装置と同様の効果を奏するテレビジョン受像機を提供することができる。
【0029】
本発明に係る制御方法は、外部電源および二次電池の双方による駆動が可能な受信装置による制御方法であって、第1の緊急放送および第2の緊急放送を受信する受信工程と、前記受信装置が前記外部電源により駆動されているときに、前記第1の緊急放送が受信された場合、前記受信装置を前記二次電池による駆動に切り替える電源制御工程と、前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記第2の緊急放送が受信された場合、前記二次電池による駆動により、前記第2の緊急放送をユーザに通知する通知工程とを含むことを特徴とする。
【0030】
本発明によれば、当該制御方法を受信装置が実行することにより、この受信装置は、上記受信装置と同様の効果を奏することができる。
【0031】
本発明に係るプログラムは、コンピュータを上記受信装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記受信装置が備える前記各手段として機能させるプログラムである。
【0032】
本発明によれば、コンピュータが当該プログラムを実行することにより、このコンピュータは、上記受信装置と同様の効果を奏することができる。
【0033】
本発明に係る記録媒体は、上記プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0034】
本発明によれば、上記受信装置と同様の効果を奏することができる上記プログラムを当該記録媒体により提供することができる。
【発明の効果】
【0035】
本発明に係る受信装置、テレビジョン受像機、制御方法、プログラム、および記録媒体によれば、電力使用量に影響を及ぼさないバッテリー駆動によって第2の緊急放送をユーザに通知するため、複数の受信装置が上記第2の緊急放送の通知動作を一斉に行うこととなった場合であっても、電力使用量の上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】実施形態に係るテレビジョン受像機の外観を示す図である。
【図2】実施形態に係るテレビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
【図3】実施形態に係るテレビジョン受像機が備える電源制御機能の構成を示すブロック図である。
【図4】実施形態に係るテレビジョン受像機による電源制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】実施形態に係るテレビジョン受像機における状態遷移の一例を示す図である。
【図6】実施形態に係るテレビジョン受像機による電源制御処理の他の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
【0038】
(実施形態)
(テレビジョン受像機10の概要)
まず、図1を参照して、実施形態に係るテレビジョン受像機10の概要について説明する。図1は、実施形態に係るテレビジョン受像機10の外観を示す図である。
【0039】
図1に示すテレビジョン受像機10は、地上デジタル放送やBS/CSデジタル放送等の各種放送番組を、対応するアンテナおよびチューナによって受信し、受信した放送番組を再生することによって、これら各種放送番組を視聴者に視聴させることができる装置である。
【0040】
テレビジョン受像機10は、本体102およびリモコン104を備えて構成されている。本体102は、同軸ケーブルによって外部アンテナ110に接続されており、これにより、上記各種放送番組の放送波を受信することが可能となっている。リモコン104は、本体102とは別体に設けられており、テレビジョン受像機10に対して、選局操作を含む各種操作を行うためのものである。
【0041】
(緊急放送通知機能)
本実施形態のテレビジョン受像機10は、緊急放送通知機能を有している。緊急放送通知機能とは、緊急地震速報(第1の緊急放送)および緊急警報放送(第2の緊急放送)を受信し、受信した緊急地震速報および緊急警報放送を、ディスプレイに表示したり音声出力したりすることによってユーザに通知する機能である。
【0042】
緊急地震速報とは、地震が発生したときに放送事業者によって放送されることで、その地震発生を不特定多数のユーザに対して報知するものである。例えば、この緊急地震速報には、震源地、地震の規模、各地の震度等が示されている。
【0043】
緊急警報放送とは、地震や津波等を警戒する旨の警報が発令されたとき放送事業者によって放送されることで、その警報を不特定多数のユーザに対して報知するものである。例えば、この緊急警報放送には、各地における津波の高さや到達予定時刻等が示されている。
【0044】
(テレビジョン受像機10の構成)
次に、図2を参照して、テレビジョン受像機10の構成について説明する。図2は、実施形態に係るテレビジョン受像機10(本体102)の構成を示すブロック図である。
【0045】
図2に示すように、テレビジョン受像機10は、チューナユニット200、ディスプレイ駆動回路208、ディスプレイ210、音声出力回路212、スピーカ214、制御回路250、操作ボタン252、リモコン受光部254、外部機器I/F256、通信I/F258、電源部260、センサ262、および緊急放送通知部264を備えている。
【0046】
(チューナユニット)
チューナユニット200は、チューナ202、デモジュレータ204、デマルチプレクサ206を有している。
【0047】
チューナ202は、地上デジタル放送やBS/CSデジタル放送等の各種放送番組の放送波を外部アンテナ110を介して受信する。デモジュレータ204は、チューナ202によって受信された放送波を復調することによってTS(Transport Stream)を得る。デマルチプレクサ206は、デモジュレータ204によって得られたTSから映像信号および音声信号を分離する。
【0048】
デマルチプレクサ206によってTSから分離された映像信号(圧縮ビデオデータ)は、図示を省略するビデオデコーダによってデコードされ、デジタルビデオデータとなって、ディスプレイ駆動回路208へ供給される。
【0049】
一方、デマルチプレクサ206によってTSから分離された音声信号(圧縮音声データ)は、図示を省略するオーディオデコーダによってデコードされ、デジタルオーディオデータとなって、音声出力回路212へ供給される。
【0050】
(ディスプレイ駆動回路、ディスプレイ)
ディスプレイ駆動回路208は、供給された映像信号に応じてディスプレイ210を駆動する。これにより、ディスプレイ210は、放送番組を構成する映像を表示する。
【0051】
本実施形態のテレビジョン受像機10は、ディスプレイ210として、液晶ディスプレイを採用しているが、これ以外にも、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ等が採用され得る。
【0052】
なお、本実施形態のテレビジョン受像機10は、制御回路250等の制御により、放送番組だけでなく、文字放送データや、電子番組表、各種設定画面等を表示することが可能となっている。
【0053】
(音声出力回路、スピーカ)
音声出力回路212は、供給された音声信号に応じてスピーカ214を駆動する。これにより、スピーカ214は、放送番組を構成する音声を出力する。
【0054】
(制御回路)
制御回路250は、CPU、ROM、RAM等によって構成されており、ROM、RAM等に記録されているプログラムをCPUが実行することにより、テレビジョン受像機10の各部を制御する。
【0055】
(操作ボタン、リモコン受光部)
操作ボタン252は、テレビジョン受像機10の本体102に設けられており、テレビジョン受像機10に対する各種操作を行うためのものである。
【0056】
リモコン受光部254は、リモコン104により発せられた赤外光を受光することにより、リモコン104によるテレビジョン受像機10に対する各種遠操作を受け付けるためのものである。
【0057】
テレビジョン受像機10は、リモコン104による操作と、操作ボタン252による操作との双方を行うことが可能となっている。ユーザは、リモコン104または操作ボタン252を操作することによって、テレビジョン受像機10に対して、電源のオン/オフ、選局、音量調整、入力切り替え、各種設定、録画、再生等の操作を行うことができる。
【0058】
(外部機器I/F)
外部機器I/F256は、外部機器へのアクセスを制御する。例えば、テレビジョン受像機10は、BDレコーダやHDDレコーダ等のレコーダを接続することにより、このレコーダに放送番組を録画したり、このレコーダに録画されている放送番組を再生したりすることができる。その際、レコーダへのアクセスは、外部機器I/F256によって制御されることとなる。
【0059】
(通信I/F)
通信I/F258は、LANやインターネット等の通信ネットワークへのアクセスを制御する。例えば、テレビジョン受像機10は、インターネットに接続することにより、インターネットから放送番組をダウンロードして再生したり、インターネットからテレビ番組情報等の各種情報を取得して表示したり、インターネットに対して懸賞の応募情報等の各種情報を送信したりすることができる。その際、インターネットへのアクセスは、通信I/F258によって制御されることとなる。
【0060】
(電源部)
電源部260は、当該テレビジョン受像機10の各部に対して電力を供給する。本実施形態のテレビジョン受像機10は、電源ケーブルによって、AC電源(外部電源)と電気的に接続されている。また、本実施形態のテレビジョン受像機10は、バッテリーユニット302(二次電池)を内蔵している。これにより、本実施形態のテレビジョン受像機10は、AC電源から供給された電力およびバッテリーユニット302から供給された電力の双方による駆動が可能となっている。電源部260は、AC電源から供給された電力およびバッテリーユニット302から供給された電力を、当該テレビジョン受像機10の各部に対して供給する。
【0061】
(センサ262)
センサ262は、当該テレビジョン受像機10の周辺(特に、ディスプレイ210の前面や側面でセンサが人物を検出可能な範囲や位置)に存在する人物を検知する。例えば、センサ262としては、赤外線センサや、イメージセンサ、超音波センサ等が採用され得る。例えば、テレビジョン受像機10は、センサ262によって視聴者の離席を検知し、視聴者の離席中には表示パネルを消灯する等、センサ262による検知結果に応じた制御を行うことが可能となっている。テレビジョン受像機10による人物の検知は、センサ262の検出結果に加え、制御回路等による人物認識処理を伴うものであってもよい。
【0062】
(緊急放送通知部264)
緊急放送通知部264は、緊急地震速報および緊急警報放送を通知する。緊急地震速報および緊急警報放送は放送波として放送事業者から送信されてくる。これらの伝送方法には、複数の方法があるが、ここでは、緊急地震速報については、AC(Auxiliary Channel)信号を用いた方式で伝送され、緊急警報放送については、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号を用いた方式で伝送される例を説明する。
【0063】
この場合、チューナユニット200は、常時、AC信号およびTMCC信号を監視する。そして、チューナユニット200は、緊急地震速報または緊急警報放送が発報され、この緊急地震速報(AC信号)または緊急警報放送(TMCC信号)を受信すると、直ぐにその旨を緊急放送通知部264へ通知する。
【0064】
この通知に応じて、緊急放送通知部264は、チューナユニット200によって受信された緊急地震速報および緊急警報放送を、ディスプレイ210に表示したり、スピーカ214から音声出力したりすることにより、この緊急警報放送や緊急警報放送をユーザに通知する。
【0065】
(電源制御機能)
本実施形態のテレビジョン受像機10が有する電源制御機能について説明する。この電源制御機能は、テレビジョン受像機10の各部を駆動するための電力の供給経路の切り替えや、テレビジョン受像機10の各部を駆動する際に適用する電力モードの切り替え等を制御する機能である。
【0066】
特に、本実施形態のテレビジョン受像機10は、緊急地震速報および緊急警報放送を受信したことに応じて、上記供給経路を切り替えたり、上記電力モードを切り替えたりすることが可能となっている。この電源制御機能は、図2に示した電源部260によって実現される。以下、この電源制御機能について、具体的に説明する。
【0067】
(電源制御機能の構成)
まず、図3を参照して、テレビジョン受像機10が備える電源制御機能の構成について説明する。図3は、実施形態に係るテレビジョン受像機10(電源部260)が備える電源制御機能の構成を示すブロック図である。
【0068】
図3において、実線で示された接続線は、電源(AC電源回路304またはバッテリーユニット302)から供給される電力の供給経路を示す。一方、点線矢印で示された接続線は、各種制御信号の伝送経路を示す。
【0069】
図3に示すように、テレビジョン受像機10の電源部260は、バッテリーユニット302、AC電源回路304、充電回路306、および電源制御部308を有している。
【0070】
(バッテリーユニット)
バッテリーユニット302は、テレビジョン受像機10の各部を駆動するための電力を供給する。例えば、バッテリーユニット302には、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池等が用いられる。
【0071】
(AC電源回路)
AC電源回路304は、電源ケーブルによってAC電源に接続され、テレビジョン受像機10の各部を駆動するための電力、およびバッテリーユニット302を充電するための電力を供給する。例えば、AC電源回路304は、AC電源から供給された電力(交流)から、上記駆動用および上記充電用の電力(直流)を生成するA/Dコンバータ等によって構成されている。
【0072】
(充電回路)
充電回路306は、AC電源回路304から供給された電力を用いて、バッテリーユニット302を充電する。
【0073】
(電源制御部)
電源制御部308は、テレビジョン受像機10の電源に関する各種制御を行う。電源制御部308が有する電源制御機能は、電源切り替え機能、電力モード切り替え機能、および充電制御機能を含んでいる。
【0074】
(電源切り替え機能)
電源切り替え機能は、テレビジョン受像機10の各部を駆動するための電力(以下、「駆動電力」と示す。)の供給経路の切り替えを制御する機能である。
【0075】
具体的には、電源制御部308は、上記駆動電力の供給経路を、AC電源回路304からの電力の供給経路と、バッテリーユニット302からの電力の供給経路とで、切り替える。
【0076】
すなわち、電源制御部308は、当該テレビジョン受像機10の駆動方式を、AC電源回路304から供給された電力による駆動(以下、「AC駆動」と示す。)とバッテリーユニット302から供給された電力による駆動(以下、「バッテリー駆動と示す。」とで切り替える。
【0077】
基本的に、電源制御部308は、AC電源回路304から電力が供給されている場合、上記駆動電力の供給経路を、AC電源回路304からの電力の供給経路に切り替える。
【0078】
そして、電源制御部308は、AC電源回路304から電力が供給されなくなると、上記駆動電力の供給経路を、バッテリーユニット302からの電力の供給経路に切り替える。
【0079】
(電力モード切り替え機能)
電力モード切り替え機能は、電力モードの切り替えを制御する機能である。
【0080】
当該テレビジョン受像機10には、複数の電力モードが設けられている。これに応じて、電源制御部308は、電力モードを、複数の電力モードのいずれかに切り替えることができる。
【0081】
例えば、電力モードとしては、「オン」、「オフ」、および「スタンバイ」がある。「オン」は、テレビジョン受像機10が駆動され、放送番組の視聴が可能な状態である。「オフ」および「スタンバイ」は、テレビジョン受像機10の駆動が停止され、コンテンツの視聴が不可能な状態である。
【0082】
また、電力モード「オン」には、「低消費電力モード」が含まれる。「低消費電力モード」は、「通常モード」よりも消費電力が低くなるように、例えば、ディスプレイ駆動回路208が備えるバックライトの輝度を低くしたり、映像の明るさ設定や音量レベル設定を低くしたり、動作機能を制限したりして、より低い消費電力でテレビジョン受像機10を動作させる電力モードである。
【0083】
特に、当該テレビジョン受像機10には、「低消費電力モード」として、「第1の低消費電力モード」と「第2の低消費電力モード」とが設けられている。「第2の低消費電力モード」は、「第1の低消費電力モード」よりも消費電力が低くなる電力モードである。
【0084】
ユーザは、リモコン104または操作ボタン252を操作することにより、テレビジョン受像機10に対し、「低消費電力モード」を使用するか否か、どの「低消費電力モード」を使用するかを設定することができる。電源制御部308は、この設定に応じた電力モードで動作するように、当該テレビジョン受像機10の各部を制御する。
【0085】
なお、テレビジョン受像機10は、「スタンバイ」状態のときであっても、緊急地震速報や緊急警報放送等の緊急速報を受信することが可能となっている。これにより、テレビジョン受像機10は、「スタンバイ」状態のときに、緊急放送を受信した場合、自動的に電源を「オン」に切り替え、受信した緊急速報をユーザに通知することが可能となっている。
【0086】
(充電制御機能)
充電制御機能は、バッテリーユニット302の充電を制御する機能である。例えば、電源制御部308は、バッテリーユニット302の充電の開始タイミングや、終了タイミング、充電時間等を制御する。
【0087】
(電源制御処理の具体例)
電源制御部308は、緊急放送の受信に応じて、上記した電源の切り替え、電力モードの切り替え、およびバッテリーユニット302の充電制御を含む、電源制御処理を行うことが可能となっている。以下、電源制御部308による電源制御処理の具体例について説明する。
【0088】
(電源制御処理の手順)
まず、図4を参照して、テレビジョン受像機10による電源制御処理の手順について説明する。図4は、実施形態に係るテレビジョン受像機10による電源制御処理の手順を示すフローチャートである。特に、図4は、テレビジョン受像機10が起動されるまでの電源制御処理の手順の一例を示すものである。
【0089】
以下に示す手順では、前提として、テレビジョン受像機10が以下(1)〜(3)の状態になっていることとする。(1)AC電源回路304から供給された電力によって駆動されている。(2)「スタンバイ」状態となっている。(3)緊急地震速報および緊急警報放送の受信を待機している。
【0090】
まず、電源制御部308は、緊急放送通知部264によって緊急地震速報の受信が検知されたか否かを判断する(ステップS402)。ステップS402において、“緊急地震速報の受信が検知されていない”と判断された場合(ステップS402:No)、電源制御部308は、ステップS402の判断処理を再び行う。
【0091】
一方、ステップS402において、“緊急地震速報の受信が検知された”と判断された場合(ステップS402:Yes)、電源制御部308は、当該テレビジョン受像機10の駆動方式を、バッテリー駆動に切り替える(ステップS404)。
【0092】
その後、電源制御部308は、緊急放送通知部264によって緊急警報放送の受信が検知されたか否かを判断する(ステップS406)。
【0093】
ステップS406において、“緊急警報放送の受信が検知されていない”と判断された場合(ステップS406:No)、電源制御部308は、処理をステップS408へ進める。
【0094】
一方、ステップS406において、“緊急警報放送の受信が検知された”と判断された場合(ステップS406:Yes)、電源制御部308は、処理をステップS412へ進める。
【0095】
(ステップS408以降の処理)
ステップS408では、電源制御部308は、所定時間が経過したか否かを判断する。
【0096】
ステップS408において、“所定時間が経過した”と判断された場合(ステップS408:Yes)、電源制御部308は、当該テレビジョン受像機10の駆動方式を、AC駆動に切り替える(ステップS410)。そして、電源制御部308は、処理をステップS402へ戻す。
【0097】
一方、ステップS408において、“所定時間が経過していない”と判断された場合(ステップS408:No)、電源制御部308は、ステップS406の判断処理を再び行う。
【0098】
(ステップS412以降の処理)
ステップS412では、電源制御部308は、センサ262によってテレビジョン受像機10周辺の人物が検出されたか否かを判断する(ステップS412)。
【0099】
ステップS412において、“人物が検出されていない”と判断された場合(ステップS412:No)、電源制御部308は、ステップS412の判断処理を再び行う。
【0100】
一方、ステップS412において、“人物が検出された”と判断された場合(ステップS412:Yes)、電源制御部308は、電力モードを「低消費電力モード」に切り替え(ステップS414)、当該テレビジョン受像機10を起動する(ステップS416)。すなわち、電源制御部308は、当該テレビジョン受像機10の電源を「オン」に切り替える。そして、電源制御部308は、電源制御処理を終了する。
【0101】
テレビジョン受像機10は、このように電源制御処理によって起動された後、バッテリー駆動により、緊急放送通知部264が緊急警報放送を通知することとなる。
【0102】
次に、図5を参照して、実施形態に係るテレビジョン受像機10における状態遷移の一例について説明する。図5は、実施形態に係るテレビジョン受像機10における状態遷移の一例を示す図である。
【0103】
図5に示す例では、まず、テレビジョン受像機10の駆動方式は、AC駆動となっており、電力モードが「スタンバイ」となっている。このとき、テレビジョン受像機10は、緊急地震速報および緊急警報放送の受信を待機している。
【0104】
その後、テレビジョン受像機10は、緊急地震速報を受信すると(タイミングt1)、バッテリー駆動に切り替わる。この時点では、テレビジョン受像機10は起動されず、電力モードは「スタンバイ」のままである。上記切り替えにより、AC電源から供給された電力の消費量は、待機動作のために消費していた電力量から、概ねゼロとなる。
【0105】
さらにその後、テレビジョン受像機10は、緊急警報放送を受信するが(タイミングt2)、この時点では、テレビジョン受像機10は起動されず、電力モードは「スタンバイ」のままである。このとき、テレビジョン受像機10は、依然としてバッテリー駆動となっているため、AC電源から供給された電力の消費量は、概ねゼロのままである。
【0106】
さらにその後、周辺の人物が検出されると(タイミングt3)、テレビジョン受像機10は、電力モードが「オン(省電力モード)」に切り替わり、起動する。そして、テレビジョン受像機10は、緊急警報放送をユーザに通知する。このときも、テレビジョン受像機10は、依然としてバッテリー駆動となっているため、AC電源から供給された電力の消費量は、概ねゼロのままである。したがって、この起動および通知動作によって電力使用量が上昇することはない。
【0107】
なお、図5では、(a)バッテリー駆動(低消費電力モード)により起動したときの消費電力(実線で示す)に加え、比較用に、(b)AC駆動(通常モード)により起動したときの消費電力(破線で示す)、および、(c)AC駆動(低消費電力モード)により起動したときの消費電力(一点鎖線で示す)を示している。(b)および(c)は、あくまでも比較用であり、本実施形態のテレビジョン受像機10がこのように動作することを示すものではない。
【0108】
この図5からもわかるように、本実施形態のテレビジョン受像機10によれば、バッテリー駆動により、起動および緊急警報放送の通知動作を行っており、そのためのAC電源から供給された電力を必要としない。このため、起動および通知動作が、電力使用量に影響を及ぼすことはない。
【0109】
(効果)
以上のように、本実施形態のテレビジョン受像機10によれば、電源が「スタンバイ」状態であっても、緊急警報放送を受信したタイミングで当該テレビジョン受像機10を自動的に起動し、この緊急警報放送をユーザに通知することで、避難等の災害対応を遅滞なくユーザに促すことができる。
【0110】
特に、AC電源に接続されている場合であっても、このAC電源から供給された電力を消費することなく、バッテリー駆動によって起動および通知動作を行うため、当該テレビジョン受像機10の起動および通知動作が電力使用量に影響を及ぼすことは無い。
【0111】
したがって、より多数の受信装置が本実施形態のテレビジョン受像機10と同様の電源切り替え制御を行うことにより、多数の受信装置が一斉に起動および通知動作を行うこととなった場合であっても、これら多数の受信装置の起動および通知動作が電力使用量に影響を及ぼすことは無いため、電力使用量の局所的な急上昇を回避することができる。
【0112】
また、消費電力がより少ない「低消費電力モード」で起動および通知動作を行うため、バッテリー駆動による駆動時間をより長時間化することができ、停電等の不測の事態に備えておくことができる。
【0113】
また、人物が検出されるまで自動起動しないため、周辺に人物が存在しないにも関わらず通知動作を行う、というような電力の無駄な消費を省くことができる。これにより、バッテリー駆動による駆動時間をより長時間化することができる。
【0114】
また、緊急地震速報の通知後、所定時間が経過した後には、AC駆動に切り替えることで、バッテリーユニット302の充電残量が無駄に減り続けることを防ぐことができるだけでなく、AC電源から供給された電力によって長期間の駆動が可能となり、さらに、AC電源から供給された電力によってバッテリーユニット302を充電することもできるようになる。このため、後に停電などによってバッテリー駆動に切り替えられた場合であっても、その駆動時間をより長時間化することができる。
【0115】
(電源制御処理の他の手順)
次に、図6を参照して、テレビジョン受像機10による電源制御処理の他の手順について説明する。図6は、実施形態に係るテレビジョン受像機10による電源制御処理の他の手順を示すフローチャートである。
【0116】
特に、図6は、図4で説明したように、テレビジョン受像機10がバッテリー駆動および「低消費電力モード」によって起動された後の電源制御処理の手順の一例を示すものである。したがって、以下に示す手順では、前提として、当該テレビジョン受像機10がバッテリー駆動および「低消費電力モード」で起動されていることとする。
【0117】
まず、電源制御部308は、緊急警報放送を受信してからの経過時間が、予め定められた第1の閾値に達したか否かを判断する(ステップS602)。ここで、電源制御部308は、当該テレビジョン受像機10が起動される以前に、緊急警報放送を受信したタイミングで、上記経過時間の計測を開始する。また、テレビジョン受像機10には、上記第1の閾値が予め設定されている。よって、電源制御部308は、上記経過時間と上記第1の閾値とを比較することにより、上記経過時間が上記第1の閾値に達したか否かを判断する。
【0118】
ステップS602において、“上記経過時間が上記第1の閾値に達した”と判断された場合(ステップS602:Yes)、電源制御部308は、ステップS604以降の処理を行う。
【0119】
一方、ステップS602において、“上記経過時間が上記第1の閾値に達していない”と判断された場合(ステップS602:No)、電源制御部308は、ステップS612以降の処理を行う。
【0120】
(ステップS604以降の処理)
ステップS604では、電源制御部308は、停電中であるか否かを判断する。例えば、電源制御部308は、AC電源回路304から電力が供給されていない場合、“停電中である”と判断する。
【0121】
ステップS604において、“停電中である”と判断された場合(ステップS604:Yes)、電源制御部308は、電力モードを「第2の低消費電力モード」に切り替え(ステップS606)、当該電源制御処理を終了する。電源制御部308は、電力モードを「第2の低消費電力モード」に切り替える際に、その旨をユーザに通知してもよい。
【0122】
一方、ステップS604において、“停電中でない”と判断された場合(ステップS604:No)、電源制御部308は、バッテリーユニット302に対するランダム充電を開始して(ステップS608)、当該電源制御処理を終了する。
【0123】
ここでいうランダム充電とは、開始時間、終了時間、充電時間、充電回数を不規則なものとする充電を意味する。例えば、電源制御部308は、乱数を発生させるランダム関数を用いることにより、上記の少なくともいずれか一つを不規則に決定し、充電を行う。
【0124】
(ステップS612以降の処理)
ステップS612では、電源制御部308は、バッテリーユニット302の充電残量が予め定められた第2の閾値よりも少ないか否かを判断する。例えば、電源制御部308は、バッテリーユニット302から供給された電力の電圧値によって、上記充電残量を特定する。また、テレビジョン受像機10には、上記第2の閾値が予め設定されている。よって、電源制御部308は、上記充電残量と上記第2の閾値とを比較することにより、上記充電残量が上記第2の閾値よりも少ないか否かを判断する。
【0125】
ステップS612において、“上記充電残量が上記第2の閾値よりも多い”と判断された場合(ステップS612:No)、電源制御部308は、処理をステップS602へ戻す。
【0126】
一方、ステップS612において、“上記充電残量が上記第2の閾値よりも少ない”と判断された場合(ステップS612:Yes)、電源制御部308は、電力モードを「第2の低消費電力モード」に切り替え(ステップS606)、当該電源制御処理を終了する。
【0127】
以上のように、本実施形態のテレビジョン受像機10は、バッテリーの充電残量が少なくなる適切なタイミングで、電力モードをより消費電力の少ない「第2の低消費電力モード」に切り替えたり、バッテリーユニット302を充電したりすることとした。これにより、バッテリー駆動による駆動時間を長時間化することができ、さらなる緊急放送や災害情報の受信に備えておくことができる。
【0128】
特に、本実施形態のテレビジョン受像機10によれば、バッテリーユニット302の充電の際にランダムに充電を行うため、他の受信装置の充電と時間的に重複することを回避することができる。したがって、より多数の受信装置が本実施形態のテレビジョン受像機10と同様の充電制御を行うことにより、これらの受信装置の各々が充電動作を行うこととなった場合であっても、充電時間の重複を互いに回避することができるため、電力使用量の局所的な急上昇を回避することができる。
【0129】
(プログラム、記憶媒体)
実施形態で説明したテレビジョン受像機10の各機能は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
【0130】
例えば、テレビジョン受像機10は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の各種記憶装置(記録媒体)を備えている。そして、上記CPUが、上記各種記憶装置に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することによって、テレビジョン受像機10の各機能を実現することができる。
【0131】
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類等を用いることができる。
【0132】
なお、上記プログラムは、通信ネットワークを介してテレビジョン受像機10に供給されてもよい。この通信ネットワークは、少なくとも上記プログラムをテレビジョン受像機10に伝送可能であればよく、その種類はどのようなものであっても良い。例えば、通信ネットワークとしては、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。
【0133】
また、上記プログラムをテレビジョン受像機10に供給するための伝送媒体としても、どのような種類のものを利用しても良い。例えば、伝送媒体として、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線によるものを利用しても良い。また、伝送媒体として、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE80211無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線によるものを利用しても良い。
【0134】
(補足説明)
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、また、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0135】
(本発明の適用対象)
実施形態では、本発明をテレビジョン受像機に適用した例を説明したが、これに限らず、少なくとも外部電源と二次電池との双方による駆動が可能であり、かつ緊急放送を受信および通知することができる機能を備えているものであれば、これ以外の装置にも、本発明を適用することができる。例えば、チューナ装置単体、レコーダ、PC、スマートフォン、携帯電話機、PDA、カーナビゲーション装置等にも、本発明を適用することができる。
【0136】
(緊急放送)
実施形態では、地上デジタル放送やBS/CSデジタル放送等の放送網から緊急放送を受信する例を説明したが、これに限らず、インターネット回線や携帯電話網から、緊急速報を受信するようにしてもよい。
【0137】
また、実施形態では、本発明に係る第1の緊急放送の一例として、緊急地震速報を用い、本発明に係る第2の緊急放送の一例として、緊急警報放送を用いたが、これに限らず、少なくとも“第1の緊急放送の発信後に第2の緊急放送が発信される“という関係を互いに有するものであれば、第1の緊急放送および第2の緊急放送としてどのようなものを採用してもよい。例えば、第1の緊急放送および第2の緊急放送の双方に緊急警報放送を用いてもよい。
【0138】
(切り替えタイミング)
実施形態では、AC駆動によるスタンバイ中に緊急地震速報を受信すると、バッテリー駆動に切り替える例を説明したが、これに限らず、例えばAC駆動による起動中に緊急地震速報を受信した場合にも同様に、バッテリー駆動に切り替えるようにしてもよい。この場合も、バッテリー駆動によって緊急警報放送を通知することができるので、“外部電源の電力使用量を上昇させることなく通知動作を行うことができる”という効果を得ることができる。
【0139】
(緊急地震速報の通知)
実施形態(特に図4および図5)では、緊急地震速報を通知することについて説明していないが、緊急地震速報を受信した場合、バッテリー駆動によって緊急地震速報を通知するようにしてもよい。
【0140】
この場合、さらなる低消費電力化のため、一時的な起動や、低消費電力モードでの起動により、緊急地震速報を通知することが好ましい。さらに、センサによって人物が検出されている場合にのみ、緊急地震速報を通知することが好ましい。
【0141】
(ユーザによる電源の切り替え)
なお、実施形態において、電源制御部308による電源切り替え制御とは別に、ユーザが任意に電源を切り替えることができるようにしてもよい。例えば、バッテリー駆動に切り替えられた後であっても、電源切り替えボタン等によって電源のオン/オフ操作がなされた場合、これに応じてAC駆動に切り替えるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0142】
本発明は、緊急放送を受信してこれをユーザに通知することが可能な各種受信装置に利用可能であり、特に、このような受信装置としての機能を備えるテレビジョン受像機等への利用に適している。
【符号の説明】
【0143】
10 テレビジョン受像機(受信装置)
102 本体
104 リモコン
110 外部アンテナ
200 チューナユニット(受信手段)
252 操作ボタン
260 電源部
262 センサ(検出手段)
264 緊急放送通知部(通知手段)
302 バッテリーユニット(二次電池)
304 AC電源回路
306 充電回路(充電手段)
308 電源制御部(電源制御手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部電源および二次電池の双方による駆動が可能な受信装置であって、
第1の緊急放送および第2の緊急放送を受信する受信手段と、
前記外部電源により駆動されているときに、前記第1の緊急放送が受信された場合、前記二次電池による駆動に切り替える電源制御手段と、
前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記第2の緊急放送が受信された場合、前記二次電池による駆動により、前記第2の緊急放送をユーザに通知する通知手段と
を備えることを特徴とする受信装置。
【請求項2】
前記電源制御手段は、
前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記第2の緊急放送が受信された場合、当該受信装置を起動し、
前記通知手段は、
当該受信装置が起動されると、前記二次電池による駆動により、前記第2の緊急放送をユーザに通知する
ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
当該受信装置周辺における人物を検出する検出手段をさらに備え、
前記電源制御手段は、
前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記第2の緊急放送が受信され、かつ前記検出手段によって前記人物が検出された場合、当該受信装置を起動する
ことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
【請求項4】
前記電源制御手段は、
前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記第2の緊急放送が受信されずに所定時間が経過した場合、前記外部電源による駆動に切り替える
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の受信装置。
【請求項5】
前記電源制御手段は、
前記外部電源により駆動されているときに、前記第1の緊急放送が受信された場合、前記二次電池による低消費電力モードでの駆動に切り替える
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の受信装置。
【請求項6】
前記電源制御手段は、
前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記二次電池の充電残量が閾値以下となった場合、前記二次電池による低消費電力モードでの駆動に切り替える
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の受信装置。
【請求項7】
前記電源制御手段は、
前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記外部電源からの電力の供給が途絶えた場合、前記二次電池による低消費電力モードでの駆動に切り替える
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の受信装置。
【請求項8】
前記二次電池の充電を行う充電手段をさらに備え、
前記電源制御手段は、
前記二次電池による駆動に切り替えられた後、所定時間経過後、前記二次電池の充電をランダムに行うように前記充電手段を制御する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の受信装置。
【請求項9】
前記第1の緊急放送は緊急地震速報であり、前記第2の緊急放送は緊急警報放送である
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の受信装置。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載の受信装置を備えたことを特徴とするテレビジョン受像機。
【請求項11】
外部電源および二次電池の双方による駆動が可能な受信装置による制御方法であって、
第1の緊急放送および第2の緊急放送を受信する受信工程と、
前記受信装置が前記外部電源により駆動されているときに、前記第1の緊急放送が受信された場合、前記受信装置を前記二次電池による駆動に切り替える電源制御工程と、
前記二次電池による駆動に切り替えられた後、前記第2の緊急放送が受信された場合、前記二次電池による駆動により、前記第2の緊急放送をユーザに通知する通知工程と
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項12】
コンピュータを請求項1から9のいずれか一項に記載の受信装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記受信装置が備える前記各手段として機能させるプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−115662(P2013−115662A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260934(P2011−260934)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】