説明

口に入れる水、他用途水も造る光触媒浄水装置

【課題】酸化チタンの活性酸素が有機化合物の分子結合を切断する光触媒作用を利用した浄化装置を提供する。
【解決手段】糸状のカーボン繊維に酸化チタンを100〜300本まとめ、縒り、たばねて太糸にし、さらに、3〜9本使用し、中心孔0.2〜0.8φmmの角孔付紐を造り、用途別長さ50〜500mm長さに切断した光触媒本体。本体は、気体、液体の浄化装置の心臓部に入れ使用し、水などと反応すると活性酸素の高い有機化合物の分解作用を利用した光触媒反応をし、水中の極小不純物、病原菌となる細胞を留め置き、水中浮遊物を分解させ、不純物、塩素などを元水の1/3以下に低下させることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地下水、水道水などを浄水し、人の口に入れ、元気を保つ水、他、の水を造るのに光触媒作用の利用をしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来の浄水器は、水を吸い込んで、フィルターで濾す方式が当り前であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上の通り、従来の浄水器とは逆の発想で「酸化チタンの活性酸素が有機化合物の分子結合を切断する光触媒作用」を使い、水中の病源菌、不純物などを留めたり除いたり、分解したり、することができる水ができれば、飲み水、その他多用途の水を得ることができ、水道じゃぐち周辺の水路の中に、光触媒装置を入れ、じゃぐち操作で人の口にはいる水を得、さらに、他用途水も造ることができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、糸状のカーボン繊維に酸化チタンを加え、活性酸素を生成した紐を造り、この紐を隙間のある丸型の容器に入れた光触媒装置を、水道のじゃぐち近くの、透明で光のはいる材質に改造した新水管内に入れ、じゃぐちに少量でゆっくり出る水の(約100CC/10秒)量マークを付し、飲み水専用とし、これを越える多量の水は、皿洗い、食材洗浄、顔洗い、植物、脱臭用とし、別じゃぐちを設け光触媒水に無関係水用途とする。又、光触媒装置入れの水管に陽光など光がなしでは、水の流れる時のみ、センサー作動でUV 灯、LED灯などを追加し、光触媒充光とする。
【発明の効果】
【0005】
以下本発明の効果を図1〜図8に基づいて説明する。
【0006】
図1は、カーボン繊維細糸に酸化チタン活性酸素成生糸の太糸3〜9本を縒り、外


mm以上にし、湾曲水管にも楽に操入できるようにする。又袋の場合は目の粗い樹脂袋とし、Aの中心部をゆっくりと流れる水を、口に入れる飲み水とし、流量ステージマークを付し、流量100CC/10秒以下の水とする。1方飲み水以外の用途に使用する水は、120CC/10秒以上の多量流出水を使用する。
飲み水は、ゆっくり流れる水で造り「元水中の超小不純物で分解可能なものは、分解分子片と共に1時留め置き、流出しないで、次の飲み水ステージマーク以上の水を流す時に放出する」。従って口に入れる飲み水。歯みがき水。酒などの水割水。お茶。コーヒ。そして煮炊き水などに使用する水はすべて、ステージマーク以下の水を口に入れる水とする。

物なども分解するため、含有量は元水の1/3以下となり、120CC/10秒以上の水量放水の水は、他の多くの用途に使用する。
【0007】
そして、本発明の光触媒を樹脂の袋に入れたものは、わきが体質の人の肌着の脇部分に小型ピンセットで落ちないようにとめておくと、脱臭剤効果で他人に迷惑をかけないで済み。エヤコンの除菌室に入れると、殺菌、脱臭の効果で空気清浄機を設ける必要がない。
【0008】
又、蓄産業の蓄舎内作業、下水道工事、トイレ工事などで働く人々は、マスクの鼻口に本水を少量しみこませるか、Aの小紐を当ることにより脱臭となり作業能率の向上をはかることができる。
【0009】
さらに、光のある場所の水管を1部透明管に改造し、Aをを入れると、次の通り、多くの用途水として大量に使用でき、大きな効果を得る。
【0010】
病院の消毒手洗水。食料加工場。鮮魚料理場。などの水使用に採用すると、消毒になる他、手がすべすべになる。
【0011】
植物の、木。花木。米。野菜のニンニク、ダイコン等の根に本水を多く与えると、根が強く、大きくなり、赤松では松茸が増え。花木では、茎も強くなり花の大きさが揃い、果物の場合粒が揃う。水、の米は、田に入れる水の水路の流れる水の水面にAの長さ500mm以上の紐に網カバーをかけ10〜30の紐を並べ、(いかだのように)上流のいかりにロープでつなぎ、平面状に浮かせる方式で入れておくと、常に太陽光充光で、稲の根が強くなるので株数が増大し、米は1.2〜1.3倍とれる。野菜では、根菜品のみなら

【0012】
農業用肥料となる堆肥製作場に放て、本水を多く堆肥に与えると、脱臭効果に加え、植物が根強い、大きい植物となる。又、メロンなどの果物では数が増える。
【0013】
生花店などで使用する水を本水にすると、生花の耐久性が1.5倍ぐらいになり、果物、野菜なども本水を与えると鮮度保持時間が延長する
【0014】
蓄産業の豚、牛、鳥などの口に入る水に本水を使い、蓄舎の中に本水を入れた水入り容器を置くと、動物も元気になり、脱臭効果もある。
【0015】

昔の海になるため、魚介類が増える。
【0016】
水産業に於て、貝の養殖に使用する網をAの紐にする前の太糸で造り、海中に使用すると、プランクトンを含め多く集まるため大きな貝が育つ。
【0017】
魚業において、わかめ、こんぶ、ひじき等の養殖用網又は、糸に、種付けして海に入れると、海草の育ちが早い。
【0018】
魚業に於て、魚礁を造るための貝殻の置場に本水を多く与えておくと、魚礁に集る魚がさらに増え、地上では脱臭となる。
【0019】
人の足臭の強い家の玄関、及び箱の中に、本水をコップに入れて置くと、脱臭となる。
【0020】
化学工場などで、工場の煙突からでる悪臭で近所の住宅に迷惑をかけてる会社では、煙突の上から本水を噴霧するノズルを入れ、何回かまくと脱臭となる。臭気濃度1/200。
【0021】
図2、図3は、歯みがき水など、口に入れる水を洗面所のじゃぐちから得る例を示すもの。洗面所台、内部に光を取入れる方法と、放水管の改造による2種を説明する
1) じゃぐち(1)の台下の水管(B)に光が当たるよう、箱内の奥壁に(図7)の如き孔をあけ、外側にガラス透明板を張りとめるもの。又紫外線灯及びLED灯を設け、水の流れセンサーを設け、電気を流し照射する方法を採用し、光触媒装置(A)を入れ、じゃぐち(1)を第1ステージマーク位置(9)迄開くと、飲める水(温水の場合は(2)の操作)を放出し、飲める水以外の場合は、第2ステージマークを越える位置に合わせ水を出す
2) 従来の水放出口(12)にふたをして、ガラス又は樹脂の透明放出湾曲型管を設け、その中に(A)を入れ出口で止める。この場合、1)のじゃぐち下部工事不要で、双方共飲める水と他方併せ2種の水を得る。第1ステージマークは上記水量判定による。
【0022】
図4、図5は、家庭、オフィスなどの台所に設けられたじゃぐちの例を示す。
上記と同じく、水管に光を当てる方法に3種あって、選択できる。
1) 図2と同じく台所台下の箱内の水管改造工事によるもの。
2) じゃぐち器具上面にカギ型孔(8)を開け、光入れ方法。
3) 放水管(7)をガラス又はプラスチックに替え、中に(A)を入れたもの。
飲める水は、流量調整レバー(4)を第1ステージ迄持ち上げるとゆるやかに最高品質の水が放出され、さらに上に上げると大量の飲めな洗濯水が放出されもうひとつ全く(A)に無関係の水を必要とする場合は、上記1)、2)不採用とし、追加新じゃぐち(10)の水を使う。
【0023】
図6は、オフィスのコーヒー造り場などの水道じゃぐちの例を示す。
本発明のじゃぐちで温水なしの場合、料理もなく、お茶、コーヒー、及び水飲みなどの水量が小量であるが、光触媒水は、消臭効果の他に生花、野菜の鮮度保持に実績があるので、トイレなどにも使用でき、ガラスの表面洗浄にも良い。
流量調整レバー(4)には、第1ステージ板(13)にマークが有り、光に無関係水用は、別じゃぐち(10)を使用。
【0024】
図7は、トイレの脱臭をするため水管の1部にAを設け、水タンクに光触媒水を貯め、便器内も汚れを減少させるトイレ。
【0025】
図8は、植物増殖用など、大量の光触媒浄水を得る場合の(A)の構成方法を示すもので、本水を使用するハウス、果樹園の場所の近くに設け、(太陽光の多い場所が良い)容器内に多数のAを入れ、表面をガラス、プラスチックなどのふたをしたものを、平面か南向きに、たてかけ、元水が入りAの中を通る水を、手許の野菜、イチゴ、メロンなどの畠、及び、リンゴ、柿、ぶどうなどの果樹園で、

なり。増収となる。
【0026】
図9は、従来、屋根の上に設けていた、太陽熱温水機を止め、光触媒入りの浄水装置を入れ、ベランダ上、窓の上、雨戸袋上などの雨よけ屋根を兼ねたもにし、晝以外も昇温水するよう、台所の脱臭、排熱気体、及び風水力発電のゼネレーター排熱も利用し、省エネをはかり、高洗浄温水を造り、肌もすべすべで快適な温水を造る浄水兼温水機。そして、45℃以下の水には、センサー作動で、水管内の電気ヒーターで、補うこともできるもの。
【0027】
図10は、A入り湾曲放水管(11)が、ガラス、プラスチックなどの材質に変更が不可の場合の、光の取入窓孔(14)を2種示したもので、金属管の強度により、孔形状を選択できるもの。そして窓から水洩れ防止の軟質ビニールチューブを管との隙間がでないよう、はめ込み完成する。
【産業上の利用可能性】
【0028】
上述の通り、本発明の浄水装置は光触媒効果で、飲める水。飲む以外の水。光触媒無関係の水。などの3種を手許で得ることができ、信頼性、安心性が高いため、水道、建設、医療、薬品、食堂、農業、魚業及び水産業など非常に多くの産業に利用できるのは、本発明が▲1▼口にはいる水造りで無病息災を実現できる見通しがたち、大きな経済効果を狙えること。▲2▼アジヤ35億人の飲み水確保ができる夢がかなえそうである。▲3▼農業など日本の食糧自給率向上の柱のひとつとなりそうだと云える。
【0029】
以上の通り、上述の、エヤコン、空気清浄装置、及び気体の脱臭効果の他、水道管内に入れた本発明の浄水装置で得た水の多くの用途水を自分の手許で得ることができるため、病院の手洗水関係の衛生産業。無病息災に関係する、水道。医療。薬品。食物。食堂。外食。ペットボトル飲み水、お茶、コーヒ。など多くの産業で利用可能である。
【0030】
そして、植物に本水を多く与えると、肥料とは別の効果として、根強い植物になり、根がしっかりしている影響から茎も丈夫になり、根野菜を含む野菜のニンニク、大根なども大きく、実のなるトマト、メロンなども増量し、キノコも早く大きくなる。生花。美術的なバラ。プランクトンの増量になる竹。種苗育て用植物。及び砂漠緑化産業などに関する多くの産業に利用可能である。
【0031】
又、病院。オフィス。工場。家庭。洗濯クリーニング店。トイレ。食堂の洗

プランクトン含みの多くの水が流れ込み、河口周辺を含む海の汚れが減り。うに。さざえ。あわび。そして、えびなどの魚介類が40年の昔に戻り、増量となるので建設。下水道産業。水産業などで利用可能である。
【0032】
さらに、のり。わかめ。こんぶなどの養殖用網、及び道具などに本光触媒カーボン繊維を取付け又は、混入したものに種付けしておくと水中の養分を多く吸収し、早く、増量し。又、いか、たこ、他の魚集めの魚礁に本水を多く、しみこませた貝殻魚礁にしておくと、縄張り競いで勝った魚が大量に集まる魚業産業。水産業。製網業。などの利用が可能である。
【0033】
さいごに、豚、牛、及び乳牛などの蓄産動物の元気保持のため、食物に入れる水、その儘飲ませる水、及び脱臭のための置水、などに本水を利用し、早く大きくなるよう与える水に関連する衛生産業。畜産業。食物産業等の利用が可能となり、上記を含め大きな経済効果を生むと同時に国の食糧自給率の向上にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の光触媒内臓、容器スプリングの平面図。
【図2】光触媒装置内臓の洗面所じゃぐち正面図。
【図3】上記じゃぐちの平面図。
【図4】光触媒装置内臓の台所 水道じゃぐちの正面図。
【図5】上記じゃぐちの平面図。
【図6】光触媒装置内臓のオフィス 飲み水 水道じゃぐちの側面図。
【図7】トイレの水管にA、Bを設けた正面図
【図8】野菜ハウス、果樹園などの手許で多くの光触媒浄水を得る場合の装置平面図。
【図9】住宅の窓の庇を光触媒付太陽熱温水機にした斜視図。
【図10】金属放水管に光取入れ窓孔をあけた具体例を示す平面図。
【符号の説明】
【0036】
A、光触媒装置 B、透明水道管 ガラス又はアクリルなど
1、回転型じゃぐちつまみ 2、温水側じゃぐち
3、UV、又はLEDランプ 4、流量調整レバー
5、1般水流量固定ねじ 6、温水流量固定ねじ
7、放水管 8、光 取り入れ透明板ふた
9、第1ステージマーク 10、別じゃぐち
11、(A)入り湾曲放水管 12、旧放水出口
13、第1ステージマーク板 14、光取入れ窓孔
15、軟質透明プラスチックチューブ(水のシール)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カーボン繊維に酸化チタンを結合した極細の糸100〜300本をまとめ、縒り、たばねて太糸にしたものを、さらに、3〜9本使い、中心孔0.2〜0.8φmmの角孔付紐を造り、用途別長さ50〜500mm長さに切断した光触媒本体。本、本体は、気体、液体の浄化装置、他多くの用途別装置器具の心臓部に入れ使用するもので、水などと反応すると活性酸素の高い有機化合物の分解作用を利用した光触媒反応をし、水中の極小不純物、病原菌となる細胞を1時留め置き、水中浮遊物を分解する特長を持ち、本体の長さにもよるが、「不純物、塩素などを元水の1/3以下に低下に低下する。
【請求項2】
地下水、水道水水道じゃぐち前後何れかの管水路中に、ピッチ巻きスプリングなどの容器に入れた、光触媒本体、請求項1(A)を入れ、じゃぐちレバーに、放出水量の100CC/10秒以下の水を超水と称し、人の口に入れる水とし、飲み水、煮炊き水、歯みがき水、などに使い、120CC/10秒以上の水は良水と称し、飲み水以外の用途に使用する光触媒浄水装置。
既存の水道じゃぐちの改造に於て、中の(A)に光の投下ができるよう、管を透明にするが、周囲の光不足の場合は、UV、LED灯を追加し、光触媒の充光を補うもの。
【請求項3】
空気清浄化のためには、エヤコンの内部、フィルター部分に(A)を入れ、下水道工事、畜産舎内作業など、脱臭が必要では、(A)入りマスクを採用し、人の体臭のあるワキガなどの対策として(A)を下着の肌側にピンとめする方法をとることのできる請求項1の光触媒、気体対処装置。水のないトイレ等には、(A)を室内に吊る。
【請求項4】
熱伝達が良く、太陽光をよく通す透明のガラス、又はプラスチック管の中に多数の(A)を並べ入れた箱(図の通り)を、陽当りの良い住宅などの、南側ベランダの屋根のかわり。窓、雨戸部の雨よけ屋根。及び壁、雨戸袋などの外側などに取付けた請求項1の浄水装置付きの太陽熱温水機。
衣類などの洗濯温水。風呂用温水。台所皿洗い温水などに使用すると光触媒効果で、高洗浄性、脱臭性、肌をすべすべにする。又、台所の臭入り排気部フィルター部にAをまるめて入れ脱臭をし、さらに熱入り排気を本浄水部を管で導き。さらに、垂直軸風水力発電のゼネレーター排熱気体も管で導びき、省エネ浄水温水機とする。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−161433(P2011−161433A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−61507(P2010−61507)
【出願日】平成22年2月6日(2010.2.6)
【出願人】(504102633)
【出願人】(505253721)
【Fターム(参考)】