説明

口腔内カメラ

【課題】 撮影対象者に痛みを感じさせることなく、口腔内の撮影対象物に焦点の合ったきれいな画像を容易に撮影できるようにする。
【解決手段】 先端部分が軟質材料にて形成された筒状のガイド部2を筐体1の先端部1aに設け、固有の焦点距離を持ち撮影対象物の光を集光するレンズ部3aをガイド部2の筒内に設け、ガイド部2の先端部分がレンズ部3aに固有の被写界深度の範囲内となるようにすることにより、ガイド部2の先端部分を撮影対象物に接触するだけで撮影対象物がレンズ部3aの被写界深度の範囲内に入るようにし、焦点の合ったきれいな画像を容易に撮影することができるようにすると共に、ガイド部2の先端部分を軟質材料により形成することで、ガイド部2の先端部分が口腔内の歯茎などに接触しても、撮影対象者に痛みを感じさせることがなくなるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影対象物を撮影して画像を出力するカメラに関し、特に口腔内の状況を把握するための口腔内カメラに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、口腔内の状態を観察するための装置として、口腔内に挿入可能な大きさの棒状の挿入部の先端に、口腔内を照明する照明系と、口腔内の撮影を行う撮像系とを備えたビデオスコープが知られていた(例えば特許文献1など)。
【特許文献1】特開平10−179516号公報
【0003】
しかしながら、撮像系に自動焦点機能が搭載されていない場合には、その撮像系には固有の焦点距離が設定されている。従って、前述した特許文献1に記載のビデオスコープでは、その撮像系が自動焦点機能を搭載していない場合には、撮影対象物に対して焦点の合う位置にビデオスコープを保持する必要がある。ところが、ビデオスコープは手で持たれるため、撮影対象物に対して焦点の合う位置にビデオスコープを保持することが困難となり、撮影対象物に焦点を合わせることができなくなってしまうという問題があった。
【0004】
また、口腔内を撮影するためのテレビカメラとしては、テレビカメラを内蔵する透明な筒状体に合焦点位置を保持するための支持突起を形成したものが知られている(例えば特許文献2など)。
【特許文献2】特開2001−8893号公報
【0005】
しかしながら、特許文献2に記載のテレビカメラでは、支持突起が筒状体と同一の透明アクリル樹脂のような硬質のプラスチックにより形成されているので、支持突起が口腔内の歯茎などに接触した場合に、撮影対象者に痛みを感じさせてしまうという問題があった。
【0006】
また、支持突起を円柱状とした場合には、円柱状の透明な支持突起を介して撮影対象物を撮影しているので、円柱状の支持突起の透明度が高くないと撮影対象物をきれいに撮影することができないという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前述した問題を解決するために成されたものであり、撮影対象者に痛みを感じさせることなく、口腔内の撮影対象物に焦点の合ったきれいな画像を撮影できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決するために、本発明では、口腔内に挿入可能な大きさの先端部に少なくとも先端部分が軟質材料にて形成された筒状のガイド部を形成し、ガイド部の筒内に設けられ固有の焦点距離を持ちガイド部の先端部分の光を集光するレンズ部と、レンズ部にて集光した光を結像して画像データを生成する撮像部とを備えたカメラ部を備え、レンズ部の被写界深度の範囲内にガイド部の先端部分を配置するようにしている。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成した口腔内カメラによれば、撮影対象物がガイド部に接触すると、レンズ部と撮影対象物との距離がレンズ部の被写界深度の範囲内となるため、撮影対象物に容易に焦点を合わせることができる。しかも、撮影対象物がガイド部の筒内の空間を介して撮影されるので、撮影対象物に焦点の合ったきれいな画像を撮影できる。これにより、ユーザは、口腔内の状態を詳細に観察することができる。また、ガイド部の先端部分が口腔内の歯茎などに接触しても、ガイド部の先端部分が軟質材料により形成されているので、撮影対象者は痛みを感じることがなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は、本実施形態による口腔内カメラの構成例を示す正面図であり、図1(b)は本実施形態による口腔内カメラのA−A´間の断面図である。
【0011】
図1において、1は筐体であり、他の部分より径が太く、ユーザの手により握られる棒状の把持部1aと、把持部1aの先端部分に設けられ、把持部1aよりも径が細い棒状の先端部1bとにより構成されている。ここで、先端部1bの径は、口腔内に挿入可能な大きさである。
【0012】
2はガイド部であり、楕円筒状に形成され、筐体1の先端部1bの正面に取り付けられている。図2に示すように、ガイド部2は、硬質材料にて形成された硬質部2aと軟質材料にて形成された軟質部2bとにより構成されている。また、硬質部2aは、筐体1の先端部1bに近い方に配置されており、軟質部2bは、筐体1の先端部1bから遠い方に配置されている。ここで、硬質部2aに使用される硬質材料は、例えば透明なプラスチックなどであり、軟質部2bに使用される軟質材料は、例えば透明なビニールなどである。
【0013】
3はカメラ部であり、撮影対象物(カメラにより撮影される歯など)を撮影するためのものである。カメラ部3は、ガイド部2(特に軟質部2b)の先端方向にある撮影対象物からの光を集光するためのレンズ部3aを筐体1の先端部1bに設けている。また、カメラ部3は、レンズ部3aにより集光した光を結像して画像データを得るためのCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)ユニット3b(特許請求の範囲の撮像部に該当する)を筐体1の先端部1b内に設けている。また、カメラ部3は、CCDユニット3bにより得られた画像データを出力する画像データ出力線3cを筐体1内に設けている。
【0014】
ここで、レンズ部3aは、固有の焦点距離を有している。カメラ部3が撮影する撮影対象物は、近距離にある場合が多いので、焦点距離が長いと、焦点が合っているように見える範囲を示す被写界深度が相対的に浅くなってしまう。そのため、レンズ部3aとしては、焦点距離が短く被写界深度が深い広角レンズを使用する。また、ガイド部2の高さ(図1(a)上の正面方向の長さに該当する)は、レンズ部3aの固有の被写界深度の範囲内にガイド部2の先端部分が入るような高さとする。好ましくは、レンズ部3aの表面からレンズ部3aの焦点距離で決まる合焦点位置までの長さとガイド部2の高さとが略等しくなるようにする。
【0015】
4は発光部であり、発送素子4a、光ファイバー4b、4箇所の光出力部4cを備える。発光素子4aからの光を光ファイバー4bを介してレンズ部3aの周囲に設けた4箇所の光出力部4cから照射する。ここで、光出力部4cより照射された光は、撮影対象物に向けられている。また、レンズ部3a及び4箇所の光出力部4cは、ガイド部2の円筒内の底部(先端部1bの表面)に配置されている。
【0016】
5は出力端子(特許請求の範囲の画像データ出力部に該当する)であり、USB(Universal Serial Bus)などのケーブルを用いて外部の機器(パーソナルコンピュータなど)と接続することにより、画像データ出力線3cから出力される画像データを外部の機器に出力する。また、出力端子5は、USBなどのケーブルにより外部の機器からCCDユニット3bや発光素子4aに電源を供給する。
【0017】
6は電源供給線であり、出力端子5を介して供給された外部の機器からの電源をCCDユニット3bや発光素子4aに供給する。
【0018】
次に、本実施形態による口腔内カメラの使用方法を説明する。ユーザは、筐体1の把持部1aを持ち、先端部1bを口腔内に挿入する。また、ユーザは、筐体1の先端部1bに形成されたガイド部2の先端部分が撮影対象物に接触するように筐体1を動かす。ガイド部2の先端部分が撮影対象物に接触すると、ガイド部2の高さとレンズ部3aの表面からレンズ部3aの焦点距離で決まる合焦点位置までの長さとが略等しいので、レンズ部3aの被写界深度の範囲内に撮影対象物が入るようになる。
【0019】
発光部4は、ガイド部2の先端方向を照明しており、カメラ部3はガイド部2の先端方向を撮影している。カメラ部3により撮影された画像データは、出力端子5に接続されたUSBケーブルによって外部の機器に出力される。外部の機器では、入力した画像データを画像処理してディスプレイに表示する。そして、ユーザは、ディスプレイに表示される画像に基づいて、口腔内の状態を観察する。
【0020】
以上、詳しく説明したように、本実施形態の口腔内カメラは、先端部分が軟質材料にて形成され筐体1の先端部1bに設けられた楕円筒状のガイド部2と、ガイド部2の先端部分を撮影するカメラ部3とを備え、レンズ部3aの被写界深度の範囲内にガイド部2の先端部分を配置するようにしている。これにより、ガイド部2を撮影対象物に接触させるだけで、レンズ部3aから撮影対象物までの距離がレンズ部3aの被写界深度の範囲内となり、撮影対象物に容易に焦点を合わせることができる。従って、カメラ部3は、撮影対象物に焦点の合った画像を撮影することができる。
【0021】
また、撮影対象物がガイド部2の楕円筒内の空間を介して撮影されるので、ガイド部2の透明度に関係なく撮影対象物をきれいに撮影することができる。また、カメラ部3により撮影される場所を照明する発光部4を備えているので、カメラ部3による撮影のための照度を確保することができ、カメラ部3は口腔内の暗所を撮影することができる。従って、ユーザは、口腔内の状態を詳細に観察することができる。
【0022】
また、ガイド部2の先端部分に軟質部2bを形成しているので、軟質部2bが口腔内の歯や歯茎などの撮影対象物に接触しても、撮影対象者に痛みを感じさせることがなくなる。
【0023】
なお、本実施形態では、ガイド部2を楕円筒状としているが、これに限定されない。例えば、図3に示すように、四角い筒状のガイド部7としても良い。また、ガイド部は、筒状であればどのような形状であっても良い。また、ガイド部は、筐体の先端部側よりも撮影対象物側の方が大きい筒状(ラッパ状)であっても良い。
【0024】
また、本実施形態では、ガイド部2は、先端部1bと一体的に形成されているが、これに限定されない。例えば図4に示すように、筐体11の先端部11aにレンズ部3a及び4つの光出力部4cを設け、ガイド部2を形成したガイド部付き装着部12とブラシ部13を形成した歯ブラシ付き装着部14とを先端部11aに交換可能に装着するようにしても良い。
【0025】
具体的には、先端部11aに装着されるガイド部付き装着部12及び歯ブラシ付き装着部14は、先端部11aに被せられるように一端を開口し、中空としている。また、ガイド部付き装着部12は、先端部11aに装着されたときにレンズ部3aに対向する位置に、第1の貫通孔12aを設け、4つの光出力部4cに対向する位置に、4つの第2の貫通孔12bを設けている。また、ガイド部付き装着部12は、第1の貫通孔12a及び第2の貫通孔12bの周囲に先端部分を軟質材料にて形成した筒状のガイド部2を備えるようにしている。また、歯ブラシ付き装着部14は、先端部11aに装着されたときにレンズ部3aに対向する位置に、第1の貫通孔14aを設け、4つの光出力部4cに対向する位置に、4つの第2の貫通孔14bを設けている。また、歯ブラシ付き装着部14は、第1の貫通孔14a及び第2の貫通孔14bの周囲に複数の毛を形成したブラシ部13を備えるようにしている。
【0026】
そして、口腔内の状態を詳細に観察するときには、ガイド部付き装着部12を先端部11aに取り付け、口腔内の状態を確認しながら歯を磨くときには、歯ブラシ付き装着部14を先端部11aに取り付けるようにしている。ここで、レンズ部3aは、第1の貫通孔12a,14aを介して撮影対象物からの光を集光する。また、光出力部4cは、第2の貫通孔12b,14bを介して撮影対象物を照明する。
【0027】
なお、歯ブラシ付き装着部14を先端部11aに取り付けて、口腔内の状態を確認しながら歯を磨く場合には、ブラシ部13の毛が撮影対象物に押し付けられたときに、レンズ部3aと撮影対象物との距離が近くなるので、レンズ部3aの被写界深度の範囲内から外れてしまうことがある。また、ブラシ部13を撮影対象物に擦り付けたときに、ブラシ部13の毛がレンズ部3aや4つの光出力部4cを覆ってしまうことがある。
【0028】
一方、ガイド部付き装着部12を先端部11aに取り付けて、口腔内の状態を確認しながら歯を磨く場合には、レンズ部3aと撮影対象物との距離がガイド部2により被写界深度の範囲内に保持される。また、撮影対象物は、円筒のガイド部2の中の空間を介して撮影される。そのため、焦点の合ったきれいな画像を常に撮影することができる。これにより、ユーザは、ガイド部付き装着部12を先端部11aに取り付けると、口腔内の状態を詳細に観察できる。また、歯ブラシ付き装着部14を先端部11aに取り付けると、口腔内の状態を観察しながら歯を磨くことができる。
【0029】
このような場合に、レンズ部3aに対向する第1の貫通孔12a,14a及び光出力部4cに対向する第2の貫通孔12b,14bを別々に設けているが、これに限定されない。例えば、ガイド部付き装着部及び歯ブラシ付き装着部は、レンズ部3a及び光出力部4cに対向する部分を全て含むような一つの貫通孔を設けても良い。
【0030】
また、本実施形態では、ガイド部2は、筐体1の先端部1b側に硬質部2aを形成し、硬質部2aの先端方向に向かって軟質部2bを形成しているが、これに限定されない。例えば、図5に示すように、硬質部2aを軟質部2bで覆うようにしても良い。図5(a)は、本実施形態による口腔内カメラのガイド部2の変形例を示す正面図であり、図5(b)は本実施形態による口腔内カメラのガイド部2のB−B´間の断面図である。図5において、筐体1の先端部1bに立設した硬質部2aを覆うように軟質部2bを形成している。これにより、ガイド部2の側面が口腔内の歯や歯茎などの撮影対象物に接触しても、撮影対象者に痛みを感じさせることがなくなる。
【0031】
また、本実施形態では、CCDユニット3bを筐体1の先端部1b内に設けているが、これに限定されない。例えば、レンズ部3aとCCDユニット3bとの間に、レンズ部3aにより集光した光をCCDユニット3bに送る複数の光ファイバーを束ねた光伝送路を設け、CCDユニット3bを筐体1の把持部1a内に設けるようにしても良い。これにより、筐体1の先端部1bを小型化することができるので、ユーザは、先端部1bを口腔内に入れやすくなる。
【0032】
また、本実施形態では、画像データを出力するための出力端子5に接続されたUSBなどのケーブルを用いてCCDユニット3bや発光素子4aに電源を供給しているが、これに限定されない。例えば、別途電源ケーブルを用いて電源を供給しても良いし、筐体1内に電池などの電源を内蔵するようにしても良い。
【0033】
また、本実施形態では、ガイド部2を形成する材料は、透明な材料を使用しているが、これに限定されない。例えば、ガイド部2を形成する材料に不透明な材料を使用しても良い。このような場合に、カメラ部3により撮影される場所を照明する発光部4がガイド部2の円筒内に形成されているので、撮影対象物の照明に支障が出ることはない。
【0034】
また、本実施形態では、出力端子5と外部の機器とをUSBなどのケーブルによって接続し、画像データを外部のパーソナルコンピュータなどの機器に出力しているが、これに限定されない。例えば、筐体内に画像データをアナログの映像信号に変換する画像変換部を設け、出力端子と外部のテレビとを、映像ケーブルなどにより接続することで、テレビに映像を出力するようにしても良い。これにより、テレビなどの機器にも映像を表示することができる。
【0035】
以上、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したが、本実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、口腔内の歯や歯茎などを撮影するための口腔内カメラに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本実施形態による口腔内カメラの構成例を示す図である。
【図2】本実施形態による口腔内カメラのガイド部の構成例を示す図である。
【図3】本実施形態による口腔内カメラの変形例を示す図である。
【図4】本実施形態による口腔内カメラの第2の変形例を示す図である。
【図5】本実施形態による口腔内カメラのガイド部の変形例を示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1,11 筐体
1a 把持部
1b 先端部
2,7 ガイド部
2a 硬質部
2b 軟質部
3 カメラ部
3a レンズ部
3b CCDユニット
3c 画像データ出力線
4 発光部
4a 発光素子
4b 光ファイバー
4c 光出力部
5 出力端子
6 電源供給線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによって把持される把持部と前記把持部の先端部分に設けられ口腔内に挿入可能な大きさの先端部とを有する筐体と、
少なくとも先端部分が軟質材料にて形成され、前記筐体の先端部に設けられた筒状のガイド部と、
前記ガイド部の筒内に設けられ固有の焦点距離を持ち前記ガイド部の先端方向にある撮影対象物からの光を集光するレンズ部と、前記レンズ部にて集光した光を結像して画像データを生成する撮像部とを備えたカメラ部と、
前記撮像部により生成された画像データを出力する画像データ出力部とを備え、
前記レンズ部の被写界深度の範囲内に前記ガイド部の先端部分を配置したことを特徴とする口腔内カメラ。
【請求項2】
前記レンズ部の近傍に配置され、前記レンズ部により集光される部分を照明する光出力部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の口腔内カメラ。
【請求項3】
ユーザによって把持される把持部と前記把持部の先端部分に設けられ口腔内に挿入可能な大きさの先端部とを有する筐体と、
前記先端部に設けられ固有の焦点距離を持ち撮影対象物からの光を集光するレンズ部と、前記レンズ部にて集光した光を結像して画像データを生成する撮像部とを備えたカメラ部と、
前記撮像部により生成された画像データを出力する画像データ出力部と、
前記筐体の先端部に交換可能に装着されるガイド部付き装着部と、
前記筐体の先端部に交換可能に装着される歯ブラシ付き装着部とを備え、
前記ガイド部付き装着部は、前記筐体の先端部に装着された状態のときに前記レンズ部に対向する位置に、貫通孔を設け、前記貫通孔の周囲に少なくとも先端部分を軟質材料にて形成した筒状のガイド部を備え、
前記歯ブラシ付き装着部は、前記筐体の先端部に装着された状態のときに前記レンズ部に対向する位置に、貫通孔を設け、前記貫通孔の周囲に複数の毛を形成したブラシ部を備え、
前記レンズ部の被写界深度の範囲内に前記ガイド部の先端部分を配置したことを特徴とする口腔内カメラ。
【請求項4】
前記レンズ部の近傍に配置され、前記レンズ部により集光される部分を照明する光出力部を備え、
前記ガイド部付き装着部及び前記歯ブラシ付き装着部は、前記筐体の先端部に装着された状態のときに前記光出力部に対向する位置に、貫通孔を設けたことを特徴とする請求項3に記載の口腔内カメラ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−187433(P2006−187433A)
【公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−1142(P2005−1142)
【出願日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(503072573)株式会社ティーエムエー (1)
【Fターム(参考)】