説明

口臭除去剤及び口腔用組成物

【課題】口腔及び血液を介して肺から発せられる口臭成分であるメチルメルカプタンに対する即時性及び持続性消臭効果を有する口臭除去剤及び口腔用組成物を提供する。
【解決手段】ミネラルと酵母とを含有することを特徴とする口臭除去剤又は口腔組成物によって達成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔及び血液を介して肺から発せられる口臭成分メチルメルカプタンに対する即時性及び持続性消臭効果を有する口臭除去剤及び口腔用組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、口臭は、食べかす、口腔内の歯面沈着物、歯周ポケットからの浸出物、唾液の状態、舌苔の他、う蝕などの歯周疾患や口腔内細菌等の口腔内の衛生状態、内臓疾患、喫煙、胃に滞留する食品やアルコール由来の臭気等が呼気中に放出されることなどに起因して発生するといわれている。口臭の成分としては、アンモニア、アミン類、硫化物、インドール、スカトールなどがあり、特に揮発性硫化物であるメチルメルカプタンと硫化水素が主体であるといわれている。
【0003】
昨今、消費者の清潔志向が高まる中で、口臭を除去するためのさまざまな食品や素材が提案されている。例えば、食品形態としては、口中に長く滞留することで唾液を誘発し口臭を軽減したり、また食品中の香料でマスキングすることを企図したチューインガム、飴、トローチや、ゼラチンカプセル中に消臭成分を充填し、服用して胃内で溶解するようにしたカプセルなどがある。上記消臭成分としては、茶抽出物、銅クロロフィル、シャンピニオンエキス、香料、健胃漢方成分、フラボノイドなどが良く知られている。
【0004】
上記食品の形態は、洗口液や歯磨剤とは異なり、場所や時間を選ばず、また他人に気づかれずに簡便に消臭を行うことができる点で広く普及している。
【0005】
しかしながら、消臭成分は、特にチューインガムなどの粘弾性食品の場合、食品生地中に吸着されやすく、その効果が十分に発現しないという欠点がある。また、粘弾性食品以外の形態の場合も、効果が発現するまでに時間がかかったり、消臭効果の持続性が短いという欠点もある。
【0006】
また、ニンニク料理等を喫食すると、揮発性硫化物主体の食事性口臭を生じるが、この食事性は他の口臭と異なり、喫食直後に消臭しても数時間後に強い揮発性硫化物主体の口臭が再発する。このような再発性口臭は、上記消臭成分の消臭効果では不十分であり、消臭効果の持続性が求められている。すなわち、フラボノイドはメチルメルカプタンに対する消臭効果が十分とは言いがたく、また、クロロフィルに関しては、消臭効果を発揮するのに時間がかかり、いずれも即時性かつ持続性消臭効果に劣る等の問題点があった。
【0007】
従来、グルコン酸銅、クエン酸銅などの水溶性銅化合物とポリリン酸塩と炭酸水素塩を配合してなる口臭予防用口腔用組成物が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の口臭予防用口腔用組成物は、メチルメルカプタンに起因する口臭を予防することは困難である。
【0008】
そこで、メチルメルカプタンに起因する口臭の防止剤としては、キナ酸と消臭成分とを含有する口臭防止剤及び口腔用組成物が知られており、これらによれば、消臭効果が早期に発現し、該効果が持続することが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記剤及び組成物においては、メチルメルカプタン除去効果(即時性、持続性消臭効果)に更なる改良の余地があった。
【0009】
【特許文献1】特開2003−231621号公報
【特許文献2】特開2001−151654号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、口腔及び血液を介して肺から発せられる口臭成分であるメチルメルカプタンに対する即時性及び持続性消臭効果を有する口臭除去剤及び口腔用組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、ミネラルと酵母とを含有することを特徴とする口臭除去剤により上記目的を達成する。
【0012】
好ましくは、ミネラルが銅及び亜鉛の中から選ばれてなる少なくとも一種である。更に好ましくは、ミネラルと酵母とがミネラル含有酵母の状態で含有されている。また、更に消臭成分を含有すると好ましく、該消臭成分が植物乾留成分であるとより好ましい。
【0013】
また、本発明は、ミネラルと酵母とを含有することを特徴とする口腔用組成物により上記目的を達成する。
【0014】
好ましくは、ミネラルが銅及び亜鉛の中から選ばれてなる少なくとも一種である。そして、ミネラルが口腔用組成物全体重量中0.0008重量%以上含有され、酵母が口腔用組成物全体重量中0.01重量%以上含有されていることが好適である。
更に好ましくは、ミネラルと酵母とがミネラル含有酵母の状態で含有されている。そして、ミネラル含有酵母が口腔用組成物全体重量中0.01重量%以上含有されていることが好適である。
また、更に消臭成分を含有すると好ましく、該消臭成分が植物乾留成分であるとより好ましい。そして、口腔用組成物が粘弾性食品であってもよい。
【0015】
すなわち、本発明者は口腔及び血液を介して肺から発せられる口臭成分メチルメルカプタンに対する即時性及び持続性消臭効果を有する口臭除去剤及び口腔用組成物について検討した。
そこで、口腔内で発生するメチルメルカプタンだけではなく、腸内で腸内細菌により蛋白質等を分解して発生するメチルメルカプタンにも着目した。そして、体内の各部位で段階的にメチルメルカプタンを除去すれば、強力な口臭除去効果が得られるのではないかと考え鋭意研究した。その結果、口腔内と腸内とで発生するメチルメルカプタンの両方をミネラルと酵母の併用により除去することを見出し、本発明に到達した。すなわち、ミネラルと酵母の併用が口腔内のメチルメルカプタンを除去する作用機序については、酵母菌体表面の細胞壁がミネラルによりそのネットワーク構造を変化させ、メチルメルカプタンの除去効果を発揮するものと推察している。腸内でメチルメルカプタンを除去する作用機序については、酵母菌体自体が腸内善玉菌のエサとなるので、善玉菌が増殖するのを手助けし、悪玉菌の増殖を抑えることでメチルメルカプタンの発生を抑制すると同時に、酵母中の細胞壁にもともと存在するか、もしくは意図的に取り込ませたミネラルが腸内でイオン化することによりメチルメルカプタンの除去効果を発揮するものと推察している。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、口腔及び血液を介して肺から発せられる口臭成分メチルメルカプタンに対する即時性及び持続性消臭効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明を詳しく説明する。
本発明の口臭除去剤は、ミネラルと酵母とを含有するものである。
【0018】
まず、本発明に係るミネラルは、カルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、セレン、マンガン、モリブデン、クロム、コバルト、ニッケル、バナジウム等が挙げられ、単独又は複数組合わせて用いればよい。この中でも、特に銅及び亜鉛の少なくとも一種、更に好ましくは銅を用いることは、消臭効果の点で好適である。
【0019】
また、本発明に係る酵母は、食用酵母であれば特に限定するものではなく、例えば、パン酵母、ビール酵母、ぶどう酒酵母、清酒酵母、アルコール酵母、甘酒酵母、味噌醤油酵母、飼料酵母、餌料酵母等が挙げられ、単独又は複数組合わせて用いればよい。この中でも、特にパン酵母は、基盤の培養技術を駆使することによって、菌体中のミネラルの総量や比率を変化させたり、即時性及び持続性消臭効果を高めたりすることができる点で好適である。
【0020】
本発明においては、上記ミネラルと酵母とが、ミネラル含有酵母の状態で含有されていることが、即時性及び持続性消臭効果の点で特に望ましい。
上記ミネラル含有酵母とは、各種ミネラルを酵母菌体内に取り込ませ、その生命活動を経て、活性で人体が利用しやすい形態に変化させたミネラルを含有する酵母のことで、現在のところ、乾燥菌体当りミネラルを最大10重量%程度含有しているものである。具体的には、上記製品としては、例えばオリエンタル酵母工業(株)製の「ミネラル酵母−Zn」、「ミネラル酵母−Cu」、「ミネラル酵母Cu−F」等が挙げられる。
【0021】
本発明の口臭除去剤は、上記ミネラルと酵母とを有効成分として含有する。有効成分とは目的とする機能が発揮される程度に上記成分を含有することを示す。本発明の口臭除去剤は、ミネラルと酵母のみから構成されていてもよい。
具体的には、上記ミネラルと酵母との合計含有量が、口臭除去剤全体重量中50重量%以上、更に好ましくは80重量%以上であることが消臭効果の点で好適である。
また、その比率は、重量比でミネラル1に対し、酵母が好ましくは1〜1000、更に好ましくは10〜500であることが消臭効果の点で好適である。
【0022】
本発明の口臭除去剤には、上記ミネラル及び酵母の他に、消臭成分を更に含有させると即効性消臭効果の点で好適である。
上記消臭成分としては、例えば、茶抽出物、銅クロロフィル、シャンピニオンエキス、健胃漢方成分、パセリシードオイル、ハーブ、植物抽出物、とうがらし、植物乾留成分、オレガノ粉砕物、マメ科植物由来香気成分等が挙げられる。これらは単独でも数種組み合わせてもよい。
【0023】
上記消臭成分の中でも、植物乾留成分は、消臭効果強化の点で好適である。植物乾留成分とは、木材や竹などの植物を乾留して得られる液体生成物の一つである。例えば、木酢液、竹酢液や、コーヒー豆粕や茶などの植物体を燃焼した際に生じる成分を水などの溶媒に吸着させて得られる燻液、もしくはこれらを粉末化したものなどが挙げられる。植物乾留成分には、酢酸、フェノール類、カルボニル化合物、フルフラール等が含まれていることが知られている。
上記植物乾留成分としては、具体的には、例えば(株)ファイン・ツウ製の「F−118」や、燻製様香料等が挙げられる。
【0024】
上記消臭成分の含有量は、特に限定するものではなく、本発明の目的を損なわない範囲で適宜設定して含有させればよい。
【0025】
本発明の口臭除去剤には、上記成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で、賦形剤、糖質、甘味料、色素、調味料、香料、乳化剤、安定剤、酸成分及びアルカリ成分等の副
原料を適宜選択して、単独もしくは複数組合せて添加してもよい。
【0026】
本発明の口臭除去剤の形態は、液体、粉体、錠剤、ゲル類、クリーム類、スプレー等が挙げられる。
【0027】
本発明の口臭除去剤は、例えば、次のようにして製造される。
すなわち、まず、上記ミネラルと酵母と、必要に応じて消臭成分と副原料とを準備する。そして、これらをミキサー等を適宜用いて混合すれば、本発明の口臭除去剤が得られる。
【0028】
かくして得られた口臭除去剤は、口腔用組成物等に含有することにより、メチルメルカプタンに対する即時性及び持続性消臭効果を有するものである。
【0029】
次に、本発明の口腔用組成物について説明する。
本発明の口腔用組成物は、ミネラルと酵母とを含有するものである。
【0030】
本発明の口腔用組成物に含有するミネラル、酵母は、本発明の口臭除去剤に用いるものと同様のものである。
【0031】
上記ミネラルの含有量は、口腔用組成物全体重量中、好ましくは0.0008重量%以上、更に好ましくは0.0026重量%以上であることが消臭効果の点で好適である。
ミネラル含有量の測定方法は、原子吸光法あるいはICP発光分析法で測定することができる。
【0032】
上記酵母の含有量は、ミネラルを意図的に酵母に取り込ませたミネラル含有酵母ではなく、酵母単体を用いる場合、該酵母の含有量は、口腔用組成物全体重量中0.01重量%以上であることが消臭効果の点で好適である。
【0033】
また、本発明の口腔用組成物においても、上記ミネラル、酵母は、ミネラル含有酵母の状態で含有されていることが、即時性及び持続性消臭効果の点で好適である。
ミネラル含有酵母を用いる場合は、口腔用組成物全体重量中のミネラル含有量が上記範囲になるようにミネラル含有酵母の含有量を調整することが好適である。具体的には、ミネラル含有酵母の含有量は、口腔用組成物全体重量中、好ましくは0.01重量%以上、更に好ましくは0.25重量%以上であることが消臭効果の点で好適である。
【0034】
また、本発明の口腔用組成物には、更に消臭成分を含有することが口臭除去の点で好適である。上記消臭成分は、本発明の口臭除去剤に用いるものと同様のものである。
上記消臭成分の含有量は、口腔用組成物全体重量中、好ましくは0.01〜10重量%、更に好ましくは0.1〜10重量%であることが、即効性消臭効果の点で望ましい。
【0035】
口腔用組成物とは、口腔内の抗菌効果、口臭除去効果、歯垢形成阻止効果等の少なくとも一つの口腔内の衛生効果を有する組成物を指し、本発明の口腔用組成物は、上記効果の中でも、口臭除去効果を顕著に奏するものである。
本発明の口腔用組成物としては、特に限定するものではなく、各種のものが挙げられるが、例えば、洗口剤、噴霧液、歯磨剤、錠薬、錠菓、粘弾性食品、飲料等が挙げられる。この中でも、特に口腔用組成物自体が人間の腸内まで達する形態の錠薬、錠菓、粘弾性食品、飲料等が消臭効果の点で好適である。
【0036】
更に好適には、上記口腔用組成物の中でも、特に粘弾性食品に用いた場合には、粘弾性食品生地中に吸着されにくく、口臭除去効果が早期に発現するとともに該効果の持続性に
優れる点で好適に用いられる。
上記粘弾性食品とは、粘性もしくは弾性の少なくとも一方を有する固形食品生地を用いたものであり、具体的には、例えばチューインガム、及びソフトキャンディ、キャラメル、グミ、マシュマロ、ヌガー、タフィー、フォンダン、ファッジ、チューイングキャンディ等のキャンディ類などが挙げられる。
【0037】
本発明の口腔用組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、上記副原料を適宜選択して単独もしくは複数組合せて用いてもよい。
【0038】
次に、本発明の口腔用組成物の一例として、粘弾性食品であるチューインガムは、例えば、次のようにして製造される。
【0039】
まず、チューインガムの各成分、ミネラル、酵母、消臭成分、副原料とを準備する。上記チューインガムは、ガムベースと必要に応じて副原料とからなるものである。
ガムベースは例えば、弾性体、ワックス、無機質等が適宜選択して使用される。弾性体としては、例えば天然ゴム、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、酢酸ビニル樹脂、合成ゴム、合成弾性体、天然弾性体等が挙げられ、これらの中から適宜選択し単独もしくは複数組み合わせて用いればよい。
ワックスとしては、ライスワックス、カルナバワックス、及びマイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。これらは単独でも複数組み合わせてもよい。無機質としては、炭酸カルシウム、タルク等が挙げられ、これらは単独でも複数組み合わせてもよい。
【0040】
また、上記ガムベースは酢酸ビニル樹脂を主体とする風船ガムタイプ、天然樹脂(チクル、グッタ、ソルバ、ジェルトン等)を主体とするレギュラーガムタイプ等の各種に分類されるが、本発明の場合は特に限定するものではなく、適宜選択すればよい。
【0041】
上記副原料としては、糖類、色素、乳化剤、安定剤、酸味料、軟化剤等を適宜組み合わせて用いればよい。例えば、乳化剤としては、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられ、これらは単独でも複数組み合わせてもよい。
【0042】
次に、常法により、上記ガムベースの各成分を混練してガムベースを形成する。次いで、得られたガムベースに、ミネラル、酵母、消臭成分、及び必要に応じて副原料を添加して混合した後、適宜成形することにより、本発明のチューインガムが得られる。
【0043】
かくして得られたチューインガムは、メチルメルカプタンに対する即時性及び持続性消臭効果を有するものである。
【実施例】
【0044】
以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
【0045】
<実施例1〜13、比較例1〜2>
表1に示す組成にて口臭除去剤を配合し、下記のようにして口腔用組成物であるチューインガムを調製した。
《チューインガムの調製》
表1に示すチューインガム組成物をチューインガム混合機に投入し、15分間均質混合した後、圧延、裁断し、1個0.16gの大きさの粒状チューインガムを得た。それに糖衣を施し、最終製品として1個0.25g、大きさ7mm×7mm×5mmの糖衣チューインガムを得た。
なお、ミネラル含有量の測定は、原子吸光法によって測定したものである。
【0046】
上記のようにして得られたチューインガムにおける即時性、持続性消臭効果試験を行った。
被験者は、歯疾患治療を済ませた成人3名によって次のように行った。まず、測定12時間前から飲食の制限を行い、カプセルに封入したニンニクパウダー2.0gを100mlの水で接取し、その後ニンニク溶液(ニンニクパウダー0.5gに水10mlを加えたもの)で1分間口腔内をすすいだ後、ニンニク溶液を飲み込み、上記チューインガムを3分間喫食した後、その直後と2時間後の呼気をテドラーバッグに採集した。
採集した呼気は、予め官能評価訓練を行った専門パネラー10名が臭いを嗅いで、表1の*5の評価基準で判定した。その結果を表1に併せて示す。
【0047】
【表1】

【0048】
表1の結果から、実施例のチューインガムはニンニク喫食直後、2時間後においても消臭効果を発揮した。
これに対し、比較例のチューインガムは消臭効果を殆ど得ることができなかった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミネラルと酵母とを含有することを特徴とする口臭除去剤。
【請求項2】
ミネラルが銅及び亜鉛の中から選ばれてなる少なくとも一種である請求項1記載の口臭除去剤。
【請求項3】
ミネラルと酵母とがミネラル含有酵母の状態で含有されている請求項1又は2記載の口臭除去剤。
【請求項4】
更に消臭成分を含有する請求項1乃至3の何れか一項に記載の口臭除去剤。
【請求項5】
消臭成分が植物乾留成分である請求項4記載の口臭除去剤。
【請求項6】
ミネラルと酵母とを含有することを特徴とする口腔用組成物。
【請求項7】
ミネラルが銅及び亜鉛の中から選ばれてなる少なくとも一種である請求項6記載の口腔用組成物。
【請求項8】
ミネラルが口腔用組成物全体重量中0.0008重量%以上含有されている請求項6又は7記載の口腔用組成物。
【請求項9】
酵母が口腔用組成物全体重量中0.01重量%以上含有されている請求項6又は7記載の何れか一項に記載の口腔用組成物。
【請求項10】
ミネラルと酵母とがミネラル含有酵母の状態で含有されている請求項6乃至8の何れか一項に記載の口腔用組成物。
【請求項11】
ミネラル含有酵母が口腔用組成物全体重量中0.01重量%以上含有されている請求項10記載の口腔用組成物。
【請求項12】
更に消臭成分を含有する請求項6乃至11の何れか一項に記載の口腔用組成物。
【請求項13】
消臭成分が植物乾留成分である請求項12記載の口腔用組成物。
【請求項14】
口腔用組成物が粘弾性食品である請求項6乃至13の何れか一項に記載の口腔用組成物。

【公開番号】特開2006−69989(P2006−69989A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−257700(P2004−257700)
【出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【出願人】(000000952)カネボウ株式会社 (120)
【出願人】(393029974)カネボウフーズ株式会社 (64)
【Fターム(参考)】