説明

可動ユニットおよびそれを備えたロボット

【課題】ベース部と可動ユニットとの間、あるいは可動ユニット間での配線が不要で、可動ユニットの動きが制限されず、可動ユニットの交換が容易で、大電力を伝送できる可動ユニットおよびそれを用いたロボットを提供すること。
【解決手段】可動アーム20を駆動する駆動力を利用して、可動アーム20で必要な電力の発電を行うので、可動アーム20への配線を不要にできる。また、配線がないので、可動アーム20の交換を容易にできる。さらに、駆動力を利用して機械的に発電を行うので大電力を伝送できる。したがって、可動アーム20の動きが制限されず、可動アーム20の交換が容易で、ベース部10と可動アーム20間で大電力を伝送できる可動アーム20を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部からの駆動力を受けて動作する可動ユニットおよびそれを備えたロボットに関する。
【背景技術】
【0002】
ロボットは、人の代わりになんらかの作業を行う装置であり、可動ユニットを備えている。可動ユニットは、例えば、駆動ユニットとしてのベース部に設けられた動力源からの駆動力を受けて動作し作業を行う。
また、可動ユニットに、別の可動ユニットを接続して、多関節ロボットが構成される。
この場合、可動ユニットに別の可動ユニットを動作させるための動力源が設けられる。
可動ユニットには、作業用ユニット、例えばレーザユニット、溶接ユニット、作業用ハンド等が取り付けられる。
ここで、可動ユニットに設けられた動力源、作業用ユニット等への電力の供給が必要となる。電力を供給するための配線は、ベース部と可動ユニットとの間、あるいは可動ユニット間に設けられ、外部に露出されて設けられたり、ベース部としての固定ベースと可動ユニットとしてのアームとの間、あるいはアーム間をつなぐ連結軸の中を通されたりする(例えば、特許文献1参照)。
また、高周波電磁誘導により無接触で電力供給を行う構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2007−136658号公報(9頁、段落番号[0041]、図2)
【特許文献2】特開平6−6993号公報(4頁〜5頁、段落番号[0026]、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ベース部と可動ユニットとの間、あるいは可動ユニット間に配線を設けた場合、可動ユニットの回転運動の回転範囲が制限されたり、可動ユニットの動作により配線に繰り返し力がかかり、経年変化によって配線が劣化したりする。
また、配線をベース部と可動ユニットとの間、あるいは可動ユニット間をつなぐ連結軸の中に配線を通した場合、可動ユニットの交換が容易でなくなる。
さらに、無接触で電力供給を行う場合、伝送損失が大きいため、大電力を伝送することが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
【0006】
[適用例1]
外部からの駆動力を受けて動作する可動ユニットであって、発電手段と、前記可動ユニットを動作する可動手段と、前記駆動力の伝達先を、前記発電手段または前記可動手段のうち少なくとも一方に切り替える切替手段と、前記切替手段の制御を行う制御手段と、前記発電手段によって発電された電力を蓄える蓄電手段とを備えたことを特徴とする可動ユニット。
【0007】
この適用例によれば、可動ユニットを駆動する駆動力を利用して、可動ユニットで必要な電力の発電を行うので、可動ユニットへの配線が不要となる。また、配線がないので、可動ユニットの交換が容易になる。さらに、駆動力を利用して機械的に発電を行うので大電力が伝送される。したがって、可動ユニットの動きが制限されず、可動ユニットの交換が容易で、ベース部と可動ユニットとの間、あるいは可動ユニット間で大電力を伝送できる可動ユニットが得られる。
【0008】
[適用例2]
上記可動ユニットであって、接続された別の可動ユニットを動作させるための動力源を備えたことを特徴とする可動ユニット。
この適用例では、可動ユニットが動力源を備えているので、接続された別の可動ユニットを動作でき、複数の可動ユニットを組み合わせた可動ユニットが得られる。したがって、可動ユニットの複雑な動きが可能になる。
【0009】
[適用例3]
上記可動ユニットであって、前記動力源は、前記発電手段若しくは前記蓄電手段から電力を供給されて駆動されるまたは前記駆動力によって機械的に駆動されることを特徴とする可動ユニット。
この適用例では、動力源が発電手段若しくは蓄電手段から電力を供給されて駆動されるか、駆動力によって機械的に駆動されるので、可動ユニット外部から動力源への配線等が不要になる。
【0010】
[適用例4]
上記可動ユニットであって、通信手段を備えていることを特徴とする可動ユニット。
この適用例では、通信手段によって可動ユニットの制御が行える可動ユニットが得られる。
【0011】
[適用例5]
上記可動ユニットであって、前記通信手段は、無線通信であることを特徴とする可動ユニット。
この適用例では、無線通信手段によって可動ユニットの制御が行えるので、可動ユニットの動きがより制限されない可動ユニットが得られる。
【0012】
[適用例6]
駆動力を発生する動力源を備えた駆動ユニットと、上記可動ユニットを1つまたは複数備えたことを特徴とするロボット。
【0013】
この適用例によれば、前述の効果を達成できるロボットが得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態におけるロボット100を示す概略図である。
図1において、ロボット100は、ベース部10と可動ユニットとしての可動アーム20と作業ユニット30とを備えている。
ベース部10は、基台1に固定されている。可動アーム20の一端は、ベース部10に取り付けられ、実線矢印で示した回転方向に可動可能となっている。一方、可動アーム20の他端には、作業ユニット30が取り付けられている。
【0015】
図2に、本実施形態におけるロボット100のブロック図を示した。
図2において、ベース部10は、動力源11を備えている。動力源11は、ベース部10に固定部111によって固定されている。
動力源11には、モータ等を用いることができる。モータは、回転運動をするものであってもよいし、直線運動をするものであってもよい。本実施形態では、駆動回転軸12によって回転運動をしている。
【0016】
可動アーム20は、発電手段21と可動手段22と切替手段23と変速機24と制御手段25と蓄電手段26と電源27とを備えている。
動力源11による駆動力は、駆動回転軸12によって可動アーム20の切替手段23に伝えられ、切替手段23によって発電手段21または可動手段22のうち少なくとも一方に伝達されている。以下、本実施形態も含め他の実施形態のおいても、駆動力の伝達経路を斜線で示した。駆動力は、回転軸等によって機械的に伝達されている。
本実施形態では、発電手段21に伝達された駆動力は、発電手段21に直接伝達されず変速機24を介して発電手段21に伝達されている。変速機24は、発電手段21の回転数を調節するためのもので、回転数を上げるとより大きな電力が取り出せる。
【0017】
変速機24は、動力源11と発電手段21との間であれば、どの位置に設けられていてもよい。例えば、切替手段23と変速機24の繋がり方については、切替手段23の前に変速機24があってもよい。また、動力源11自体が変速機機能を内蔵していてもよい。
【0018】
可動手段22に伝達された駆動力は、可動アーム20を動作させる。可動手段22は、可動アーム20に固定部221によって固定されている。
【0019】
以下に、可動手段22および切替手段23について図2および図3を用いて詳しく説明する。
図3に、可動手段22および切替手段23の一例を概略図で示した。
図3(a)は、駆動力が図2に示した変速機24を介して発電手段21に伝達されている場合を、図3(b)は、駆動力が可動手段22および図2に示した発電手段21に伝達されている場合を示している。
【0020】
図3において、切替手段23は、回転板211と可動クラッチ212とを備えている。可動クラッチ212は、図中に示した実線矢印方向に可動可能となっている。
回転板211は、駆動回転軸12に固定され、駆動回転軸12とともに回転する。
可動クラッチ212は、可動手段22と連結しており、可動手段22は、可動アーム20に固定部221によって固定されている。
【0021】
図3(a)において、回転板211と可動クラッチ212とは接触していない状態である。したがって、可動クラッチ212は動作せず、駆動回転軸12による駆動力は、変速機24を介して発電手段21に伝達されている。
図3(b)において、回転板211と可動クラッチ212とは接触した状態である。したがって、駆動回転軸12による駆動力は、発電手段21の他、可動手段22にも伝達されている。可動手段22と可動アーム20とは固定されているので、可動手段22が駆動力を受けることにより、可動アーム20が動作する。
駆動回転軸12による駆動力の伝達先は、可動クラッチ212を実線矢印方向に可動することによって切り替えることができる。
【0022】
図2において、切替手段23および変速機24の制御は、制御手段25によって行う。制御を行う関係は、破線矢印で示した。
可動クラッチ212の動きは、制御手段25によって制御されている。
図3において、可動アーム20を動作させたい時には、可動クラッチ212を回転板211に向かって移動させ、回転板211と可動クラッチ212とを接触させる。それ以外の時には、回転板211と可動クラッチ212とを接触させないでおく。
例えば、可動アーム20を所定の角度回転させたいときは、所定の角度回転させる時だけ回転板211と可動クラッチ212とを接触させればよい。
また、可動アーム20を制止させておく場合は、例えば、切替手段23と連動して、ベース部10(図1および図2参照)と可動アーム20とを固定する図示しないストッパーを、可動アーム20の外表面に設定することも可能である。即ち、切替手段23が図3(a)の時は、ストッパーは、ベース部10に可動アーム20を固定し、切替手段23が図3(b)の時は、ストッパーは、ベース部10から可動アーム20を開放させる。
基本的には、回転板211と可動クラッチ212との接触にかかわらず、動力源11は連続して動作していて、常に駆動回転軸12は回転しており、発電手段21は常時発電している。
【0023】
図2において、発電手段21で得られた電力は、蓄電手段26に蓄えられ、蓄電手段26から電源27に供給されている。蓄電手段26としては、コンデンサ、バッテリ等を用いることができる。
可動アーム20内の発電手段21で生じた電力は、一旦蓄電手段26で蓄電されると共に、電源回路により必要とする電圧レベルに変換して可動アーム20内の電源27として使用する。電源27から、制御手段25および作業ユニット30に必要な電力が供給される。
作業ユニット30としては、レーザユニット、溶接ユニット等を用いることができる。
【0024】
このような本実施形態によれば、以下の効果がある。
(1)可動アーム20を駆動する駆動力を利用して、可動アーム20で必要な電力の発電を行うので、可動アーム20への配線を不要にできる。また、配線がないので、可動アーム20の交換を容易にできる。さらに、駆動力を利用して機械的に発電を行うので大電力を伝送できる。したがって、可動アーム20の動きが制限されず、可動アーム20の交換が容易で、ベース部10と可動アーム20間で大電力を伝送できる可動アーム20を得ることができる。
【0025】
(2)前述の効果を達成できるロボット100が得られる。
【0026】
(第2実施形態)
図4に、本実施形態におけるロボット100のブロック図を示した。外形は、図1に示した第1実施形態と同様である。第1実施形態と同じ構成要素には、第1実施形態と同じ符号を付した。
本実施形態は、第1実施形態と同様にベース部10と可動ユニットとしての可動アーム20と作業ユニット30とを備えている。
第1実施形態と比較して、ベース部10と可動アーム20とに、それぞれ無線I/O13,28を有している点が主に異なる。
【0027】
図4において、ベース部10内には第1の電源14があり、これは蓄電型の電源であっても、外部から供給される電源であってもよい。この第1の電源14により、ベース部10内の動力源11となるモータを回転させる。
また、第1の電源14はベース部10内の第1の制御手段15と無線I/O13を動作させる。第1の制御手段15は、動力源11の動作に関する制御を行うととともに、第1の制御手段15のコマンド及びデータを外部とやり取りするための無線I/O13に必要とするデータを送受する。
【0028】
ベース部10から伝達された駆動力は、第1実施形態と同様に、可動アーム20内の切替手段23によって可動手段22に伝達されて可動アーム20を回転させる。また、変速機24を介して、可動アーム20の発電手段21に伝達されている。
発電手段21で生じた電力は、一旦蓄電手段26で蓄電されると共に、電源回路により必要とする電圧レベルに変換して可動アーム20内の第2の制御手段25、および、無線I/O28の第2の電源27として使用される。第2の制御手段25により、切替手段23および変速機24の制御を行う。
【0029】
可動アーム20に設けられた無線I/O28は、外部とのデータ及びコマンドの授受を行い、ベース部10の無線I/O13と通信を行う。したがって、第1の制御手段15により、第2の制御手段25を操作することができ、結果として、第1の制御手段15により可動アーム20内の切替手段23、変速機24および作業ユニット30を制御することができる。
【0030】
図5に、無線I/O13,28付近のブロック図を示した。
無線I/O13,28は、基本的にはBluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等で知られている近距離無線システム用のIC部品であるrf回路131,281とセラミック等で構成されるチップアンテナ132,282などで構成すればよい。
第1の制御手段15および第2の制御手段25は、それぞれコントローラ151,251およびデータI/O152,252を備えている。データI/O152,252から、それぞれ無線I/O13,28にデータが送られる。
【0031】
本実施形態によれば、前述の効果に加え以下の効果がある。
(3)無線I/O13,28によって可動アーム20の制御が行える可動アーム20を得ることができる。
【0032】
(4)無線I/O13,28によって可動アーム20の制御が行えるので、配線をより少なくでき、可動アーム20の動きがより制限されない可動アーム20を得ることができる。
【0033】
(第3実施形態)
図6は、本実施形態におけるロボット200を示す概略図である。
第3実施形態は、第2実施形態にさらに第2の可動アーム40を加えた形態である。
図6において、ロボット200は、ベース部10と可動ユニットとしての可動アーム20と第2の可動アーム40と作業用ハンド50とを備えている。第1実施形態と同じ構成要素には第1実施形態と同じ符号を付した。
第2の可動アーム40の一端は、可動アーム20に対して図中矢印で示す方向に回転可能に設けられている。
第2の可動アーム40の他端には、作業用ハンド50が設けられている。
【0034】
図7に、本実施形態におけるロボット200のブロック図を示した。
可動アーム20内には第2の動力源29が装着され、可動アーム20内の第2の電源27から供給された電力により駆動する。その駆動については、第2の制御手段25により制御される。
【0035】
第2の可動アーム40は、第2実施形態に示した可動アーム20と同様に、第2の可動手段42と第2の切替手段43と第2の変速機44と第2の発電手段41と第3の制御手段45と第2の蓄電手段46と第3の電源47と無線I/O48とを備えている。
可動アーム20内の第2の動力源29により第2の可動アーム40へ動力が伝達され、第2の可動アーム40の動作、さらには第2の可動アーム40で使用する電力が第2の発電手段41で発電される。第2の発電手段41で生じた電力は、一旦第2の蓄電手段46で蓄電されると共に、電源回路により必要とする電圧レベルに変換して第2の可動アーム40内の第3の制御手段45、無線I/O48の第3の電源47として使用される。
無線I/O48は、可動アーム20の無線I/O28またはベース部10の無線I/O13と通信することにより、第1の制御手段15または第2の制御手段25により、第2の可動アーム40の動作を制御することが可能となる。
【0036】
本実施形態によれば、前述の効果に加え以下の効果がある。
(5)可動アーム20が第2の動力源29を備えているので、第2の可動アーム40を駆動でき、可動アーム20と第2の可動アーム40とを組み合わせた可動ユニットを得ることができる。したがって、可動ユニットの複雑な動きを可能にできる。
【0037】
(6)第2の動力源29が発電手段21若しくは蓄電手段26から電力を供給されて駆動するので、可動アーム20外部から第2の動力源29への配線等を不要にできる。
【0038】
(第4実施形態)
図8に、本実施形態におけるロボット200のブロック図を示した。
第4実施形態は、第3実施形態における可動アーム20内で、動力源11から伝達された駆動力を変速機24を介して第2の動力源29に機械的に伝達する形態である。
例えば、回転軸241によって変速機24から第2の動力源29に機械的に駆動力を伝達することができる。
【0039】
本実施形態によれば、前述の効果に加え以下の効果がある。
(7)第2の動力源29が駆動力によって機械的に駆動されるので、可動アーム20外部から第2の動力源29への配線等を不要にできる。
【0040】
(第5実施形態)
図9は、本実施形態におけるロボット300を示す概略図である。
第5実施形態は、第2実施形態にさらに第3の可動アーム60を付加した形態である。
図9において、ロボット300は、ベース部10と可動ユニットとしての可動アーム20と第2の可動アーム40と第3の可動アーム60と作業ユニット30とを備えている。第2実施形態と同じ構成要素には第2実施形態と同じ符号を付した。
第3の可動アーム60の一端は、第2の可動アーム40に対して図中矢印で示す方向に回転可能に設けられている。第3の可動アーム60の他端には、作業ユニット30が設けられている。
本実施形態の第2の可動アーム40は、第3実施形態および第4実施形態に示した可動アーム20と同様に動力源を備えており、第3の可動アーム60に駆動力を伝達している。
本実施形態の第3の可動アーム60は、第3実施形態および第4実施形態に示した第2の可動アーム40と同様の構成要素を備えている。
【0041】
本実施形態によれば、前述の効果に加え以下の効果がある。
(8)作業ユニット30の動きをより複雑にできる。
【0042】
以上述べた実施形態以外にも、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上述の実施形態において、組み合わせる可動アームの数は4以上であってもよい。
また、上述した実施形態では、切替手段23として、回転板211と可動クラッチ212とを備えているものを説明したが、ギアが切り替わるギアボックスであってもよい。
さらに、実施形態では、駆動力として回転運動を用いたものを説明したが、直線運動を用いたものであってもよい。この場合、直線運動を利用して発電すればよい。
【0043】
上述した実施形態においては、ロボットの一例として多関節ロボットとして垂直多関節ロボットを説明したが、ロボットの基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】第1実施形態におけるロボットを示す概略図。
【図2】ロボットのブロック図。
【図3】可動手段および切替手段の一例を示す概略図。
【図4】第2実施形態におけるロボットのブロック図。
【図5】無線I/O付近のブロック図。
【図6】第3実施形態におけるロボットを示す概略図。
【図7】ロボットのブロック図。
【図8】第4実施形態におけるロボットのブロック図。
【図9】第5実施形態におけるロボットを示す概略図。
【符号の説明】
【0045】
11…動力源、13,28,48…通信手段としての無線I/O、15…第1の制御手段、20…可動ユニットとしての可動アーム、21…発電手段、22…可動手段、23…切替手段、25…制御手段および第2の制御手段、26…蓄電手段、29…第2の動力源、40…可動ユニットとしての第2の可動アーム、41…第2の発電手段、42…第2の可動手段、43…第2の切替手段、45…第3の制御手段、46…第2の蓄電手段、60…可動ユニットとしての第3の可動アーム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部からの駆動力を受けて動作する可動ユニットであって、
発電手段と、
前記可動ユニットを動作する可動手段と、
前記駆動力の伝達先を、前記発電手段または前記可動手段のうち少なくとも一方に切り替える切替手段と、
前記切替手段の制御を行う制御手段と、
前記発電手段によって発電された電力を蓄える蓄電手段とを備えた
ことを特徴とする可動ユニット。
【請求項2】
請求項1に記載の可動ユニットにおいて、
接続された別の可動ユニットを動作させるための動力源を備えた
ことを特徴とする可動ユニット。
【請求項3】
請求項2に記載の可動ユニットにおいて、
前記動力源は、前記発電手段若しくは前記蓄電手段から電力を供給されて駆動されるまたは前記駆動力によって機械的に駆動される
ことを特徴とする可動ユニット。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の可動ユニットにおいて、
通信手段を備えている
ことを特徴とする可動ユニット。
【請求項5】
請求項4に記載の可動ユニットにおいて、
前記通信手段は、無線通信である
ことを特徴とする可動ユニット。
【請求項6】
駆動力を発生する動力源を備えた駆動ユニットと、
請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の可動ユニットを1つまたは複数備えた
ことを特徴とするロボット。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate