説明

吊持構造

【課題】吊持対象を1本のワイヤーで吊持する構造でありながら、吊持対象を大きな前傾姿勢になることもなく、かつ安定した状態で体裁良く吊持できる吊持構造を提供する。
【解決手段】ワイヤー1で吊持される吊具体2と、吊持対象Fに固定されるフック枠3と、吊持対象Fに装着されて吊持対象Fと壁面との間隔を規定する複数個の規制体4とからなる。吊具体2は、ボールチャック7と、ボールチャック7に固定されるフック8とからなる。フック枠3には、フック8を掛止するための掛止部28を設ける。以て、吊持対象Fを吊具体2で吊持した状態において、壁面に接当する複数個の規制体4で吊持対象Fの揺れ動きを規制する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、額装された絵画や装飾用のパネルなどの吊持対象を壁面等に沿って吊持するための吊持構造に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の吊持構造は例えば特許文献1に公知である。そこでは、ワイヤーおよびボールチャックと、ボールチャックのケースにねじ込まれる釣針形のフックとで吊持構造を構成しており、例えば吊持対象の裏面に固定した吊紐をフックに直接掛止して、吊持対象を吊持する。同様の吊持構造は特許文献2にもみることができる。
【0003】
【特許文献1】実公平7−52404号公報(第2頁右欄5〜14行、第3図)
【特許文献2】実開平7−28469号公報(段落番号0011、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように従来の吊持構造においては、吊持対象の裏面に固定した吊紐の中央位置をフックで吊持するが、吊持状態における吊位置が吊持対象の重心位置より上後方となるため、吊持された吊持対象が前傾姿勢になるのを避けられない。詳しくは、吊持対象の下縁が壁面で受け止められた状態で、上縁が壁面から大きく離れた姿勢になる。また、1本のワイヤーで複数個の吊持対象を多段状に吊持する場合には、下端の吊持対象が先のような前傾姿勢となり、重量にもよるが残る上段側の吊持対象の下縁中央がワイヤーで受け止められるため、複数個の吊持対象の吊持姿勢や向きが不揃いになるのを避けられない。
【0005】
上記のように、吊持対象の下縁中央が1本のワイヤーで支持される状態では、他物が当るなど外力が作用すると吊持対象が揺れ動き、あるいは吊持対象が前傾姿勢のまま左右いずれかへ傾くなど、吊持対象を安定した状態で吊持できない。2本のワイヤーで吊持対象の側面上部を吊持すると、吊持対象を壁面とほぼ平行に吊持できるが、2組の吊持構造が必要となる分だけコストが嵩む。さらに、吊持部分を中心にして吊持対象が前後に揺れ動く。
【0006】
本発明の目的は、吊持対象を1本のワイヤーで吊持する吊持構造でありながら、吊持対象を大きな前傾姿勢になることもなく、しかも安定した状態で体裁良く吊持できる吊持構造を提供することにある。本発明の目的は、吊持対象を1本のワイヤーで吊持する吊持構造でありながら、吊持対象を壁面と平行に、しかも安定した状態で体裁良く吊持できる吊持構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の吊持構造は、壁面に沿ってワイヤー1で吊持される吊具体2と、吊持対象Fに固定されるフック枠3と、吊持対象Fに着脱可能に装着されて吊持対象Fと壁面との間隔を規定する複数個の規制体4とからなる。吊具体2は、ワイヤー1の上下方向の任意位置に固定できるボールチャック7と、ボールチャック7の下部に固定されるフック8とからなる。フック枠3には、フック8を掛止するための掛止部28を設ける。以て、吊持対象Fを吊具体2で吊持した状態において、壁面に接当する複数個の規制体4で吊持対象Fの揺れ動きを規制する。
【0008】
規制体4は、吊持対象Fに固定される磁気吸着可能な吸着ベース33と、吸着ベース33に着脱される磁石34と、磁石34に固定されて壁面に接当する規制軸35とで構成する。
【0009】
規制軸35は、磁石34に固定されるねじ軸36と、ねじ軸36にねじ込み連結される接当体38とを含んで構成する。以て、接当体38のねじ軸36に対するねじ込み量を調整することにより、吊持対象Fと壁面との間隔寸法を変更できるようにする。
【0010】
フック枠3の掛止部28とフック8との接合面に、互いに係合して横方向の吊持位置を変更調整する調整機構を設ける。調整機構は突起30と調整溝23とで構成する。
【発明の効果】
【0011】
本発明においては、ワイヤー1および吊具体2と、吊持対象Fに固定されるフック枠3と、吊持対象Fに装着される複数個の規制体4などで吊持構造を構成し、フック枠3の掛止部28に吊具体2のフック8を掛止することにより吊持対象Fを吊持できるようにした。さらに、吊持対象Fを吊具体2で吊持した状態において、壁面と接当する規制体4によって吊持対象Fが揺れ動くのを規制できるようにするので、1本のワイヤー1で吊持しているにもかかわらず、吊持対象Fを常に安定した状態で体裁良く吊持できる。2本のワイヤーで吊持対象Fを支持する場合に比べて、吊持構造の全体構成を簡素化して、吊持対象Fをより低コストで安定的に支持できる。図5に示すように、複数個の吊持対象Fを1本のワイヤーで多段状に吊持する場合でも、各吊持対象Fを安定した姿勢でしかも体裁良く吊持できる。
【0012】
吸着ベース33と、吸着ベース33に着脱される磁石34と、磁石34に固定される規制軸35とで構成した規制体4によれば、吊持対象Fの大きさや重さなどに応じて、吸着ベース33および規制体4の装着位置を自由に変更して、吊持対象Fの吊持姿勢を使用者の好みに応じて種々に変更でき、しかも安定した状態で吊持対象Fを支持できる。吊持対象Fは、必要に応じて壁面と平行に、あるいは僅かに前傾する姿勢で支持できる。また、季節の変化に応じて吊持対象Fを交換使用するような場合に、磁石34および規制軸35を吸着ベース33から取り外しておくことにより、次の使用機会がくるまで吊持対象Fを収納保存するのに必要な収納スペースを最小限化できる。
【0013】
磁石34に固定したねじ軸36と、ねじ軸36にねじ込み連結される接当体38などで規制軸35を構成すると、接当体38のねじ軸36に対するねじ込み量を調整することにより、規制軸35の全長寸法を大小に変更して、吊持対象Fと壁面との間隔寸法を変更でき、吊持対象Fの大きさや重さに応じて吊持対象Fの吊持姿勢を使用者の好みに応じて種々に変更できる。
【0014】
フック枠3の掛止部28とフック8との接合面に、突起30と調整溝23とからなる調整機構を設けた吊持構造によれば、横方向の吊持位置を変更調整することにより吊持対象Fの左右方向の傾きを修正して、吊持対象Fを常に体裁良く吊持できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(実施例) 図1ないし図6は本発明に係る吊持構造の実施例を示す。図1および図2において吊持構造は、壁面に沿って1本のワイヤー1で吊持される吊具体2と、吊持対象Fに固定されるフック枠3と、吊持対象Fに着脱可能に装着される規制体4とで構成する。
【0016】
吊具体2は、ワイヤー1の上下方向の任意位置に固定できるボールチャック7と、ボールチャック7の下部に固定されるフック8とで構成する。図1に示すようにボールチャック7は、ステンレス製のケース10と、ケース10内に収容されるホルダー11と、ホルダー11で位置保持される3個のボール12と、ホルダー11を押し上げ付勢するばね13と、ケース10の下面開口にねじ込み装着されてばね13の下端を受け止めるキャップ14などで構成する。
【0017】
ケース10は上下端が開口する筒体からなり、その内面に上すぼまり状のテーパー壁16と、テーパー壁16の大径端に連続する筒穴と、テーパー壁16の小径端に連通する操作穴を備えている。ホルダー11には、その軸心に沿うワイヤー1用の挿通穴17と、ボール12を保持する3個のボール穴18とが互いに直交する状態で形成してある。ボール穴18にボール12を装填した状態で、ホルダー11をケース10に装填し、ばね13を組み込んだ後、キャップ14をケース10にねじ込むことにより、ボールチャック7を完成できる。
【0018】
上記の組み付け状態において、ホルダー11の上端の操作部19はケース10の操作穴から上部外面に突出している。また、ホルダー11全体がばね13で押し上げられる結果、各ボール12はテーパー壁16でホルダー11中心へ向かって押し付けられて、ワイヤー1を挟持固定している。操作部19をばね13の付勢力に抗してケース10内方へ押し込むと、ボール12による挟持作用が解除されるので、ボールチャック7をワイヤー1の上下方向の任意位置に移動させて固定できる。
【0019】
図3に示すように、フック8は横長長方形状の掛止壁21と、掛止壁21の下端に連続して横向きに折り曲げられる三角形状のベース壁22とを一体に備えた、ステンレス板材を素材とする断面L字状のプレス金具からなる。掛止壁21には、その上縁を開口始端とする逆T字状の調整溝23が形成され、掛止壁21の下端寄りの左右に一対の突起24が膨出形成してある。この突起24は、吊持対象Fに固定したフック枠3がフック8に対して傾斜するのを規制するために設けてある。調整溝23は縦溝23aと横溝23bとで構成してあり、縦溝23aの開口端には後述する突起30を係合案内する四分円状の導入案内面23cが形成してある。
【0020】
図1に示すように、ベース壁21を筒形リベット25でキャップ14の底壁に固定することにより、フック8をボールチャック7と一体化できる。ワイヤー1は筒形リベット25の筒穴を貫通して下方へ垂下される。この組付け状態において、掛止壁21はケース10の周面と僅かな隙間を介して対向しており、突起24はケース10の側へ向かって膨出している。掛止壁21の上端は、ケース10の上端より上方に位置している。
【0021】
フック枠3は、左右両側の装着座27と、両装着座27の間に膨出形成される掛止部28とを一体に備えた横一文字状のプレス金具からなり、磁気吸着可能な鋼板を素材にして形成する。図2に示すように、各装着座27の掛止部28寄りの面壁を、吊持対象Fの背面壁にビス(ねじ)29で締結固定することにより、フック枠3が吊持対象Fと一体化される。この固定状態において掛止部28と吊持対象Fの背面壁との間に、先の掛止壁21を差し込み掛止するための隙間Eが形成される。
【0022】
ビス29の締結個所より側端側に位置する装着座27の面壁は、吸着ベース33として利用される。掛止部28を形成する面壁の中央には、先に説明した調整溝23と係合する突起30が吊持対象Fの側へ向かって膨出形成してある。調整溝23と突起30との両者によって、吊持対象Fの横方向の吊持位置を変更調整する調整機構を構成している。
【0023】
図2に示すように規制体4は、吊持対象Fに固定される磁気吸着可能な吸着ベース33と、吸着ベース33に対して着脱されるリング状の磁石34と、磁石34に固定される規制軸35とで構成する。規制軸35は、磁石34のリング穴に挿通される皿ビス(ねじ軸)36と、磁石34を間に挟んで皿ビス36にねじ込まれるナット体37と、皿ビス36にねじ込み連結される接当体38と、ナット体37と接当体38との間に配置される圧縮コイル形のばね39とで構成する。
【0024】
接当体38は、軸部42と、軸部42より大径の操作部43とを一体に備えた旋削金具からなり、その内部には皿ビス36にねじ込まれるねじ穴44が貫通状に形成してある。ばね39は、接当体38を任意のねじ込み位置で回転不能に固定保持するために設けられており、その両端はナット体37および軸部42に形成したばね受穴で受け止められている。
【0025】
吊持構造を使用する場合には、予め吊持対象Fの裏面上部にフック枠3をビス29で固定し、さらに吸着ベース33に磁石34を吸着させて規制軸35を後向きに突出させておく。ワイヤー1は、例えば図5に示すようにスライドレール46に装填したランナー47から垂下しておく。このワイヤー1の下端をボールチャック7に挿通して、ボールチャック7の位置を上下方向へスライド調整することにより、吊持対象Fの吊り高さを調整する。この状態でフック8をフック枠3の掛止部28に下方から差し込み、突起30を調整溝23に係合させて吊持対象Fを吊具体2で吊り下げ支持する。
【0026】
上記の吊持状態において、ワイヤー1の吊持中心は吊持対象Fの重心位置より寸法L分だけ壁面側に位置している(図2参照)。そのため、吊持対象Fの全体は、その下縁が壁面に受け止められ、さらに、図1に示すように左右の規制軸35の突端が壁面に接当する状態で支持される。つまり、吊持対象Fは、その上縁が規制軸35の突出寸法分だけ僅かに前傾した状態で壁面に受け止められ、その重量はフック枠3とフック8とボールチャック7を介してワイヤー1で支持される。
【0027】
吊持対象Fの姿勢を調整する場合には、規制軸35を吸着ベース33から取り外し、接当体38の皿ビス36に対するねじ込み量を調整する。これにより、規制軸35の突出寸法を大小に変更でき、磁石34を吸着ベース33に再吸着することにより吊持対象Fと壁面との間隔寸法を変更できる。もちろん、規制軸35の突出寸法は予め調整しておいてもよい。
【0028】
吊持状態においては図4に示すように、フック枠3に設けた突起30がフック8の調整溝23と係合して、その横溝23bの溝下縁で受け止められている。多くの場合は、横溝23bの左右中央で突起30を支持することにより、吊持対象Fを左右に傾くことなく水平に支持できる。しかし、横溝23bの左右中央で突起30を支持しているにもかかわらず、吊持対象Fが左右いずれかへ傾いている場合には、吊持対象Fの位置を左右いずれかへずらすことにより、吊持対象Fを水平姿勢に修正できる。調整機構による左右調整は、横溝23bの左右長さの範囲内で変更調整できる。
【0029】
上記のように、比較的小形の吊持対象Fを吊持する場合には、先のフック枠3に設けた装着座27の面壁の端部を吸着ベース33として利用するが、大形の吊持対象Fや幅寸法が大きな吊持対象Fなどを吊持する場合には、吸着ベース33を独立部品として形成し、必要な個所に規制体4を吸着固定することができる。
【0030】
例えば、図5の最上段の吊持対象Fにおいては、吸着ベース33を吊持対象Fの上端両側の裏面に配置して、規制体4を吸着ベース33に固定している。この場合には、吊持対象Fを僅かに前傾した状態で支持して、吊持対象Fがワイヤー1の回りに揺動くのを確実に防止できる。また、図5の最下段の吊持対象Fにおいては、吸着ベース33を吊持対象Fの下端両側の裏面に配置して、規制体4を吸着ベース33に固定している。この場合には、吊持対象Fを壁面と平行に支持できる。吸着ベース33は、磁気吸着可能な鋼板を円形に打ち抜いて形成し、図6に示すように両面テープ49を用いて吊持対象Fに貼付固定してある。必要があれば、3個以上の規制体4で吊持対象Fを壁面と平行に支持することができる。
【0031】
図7は吊持構造の別実施例を示す。そこでは、フック8における調整溝23、突起24、およびフック枠3における突起30をそれぞれ省略して、フック枠3をフック8に掛止した状態において、掛止部28の下縁をベース壁22で受け止めるようにした。この実施例では、フック枠3とフック8を相対移動操作することにより、吊持対象Fの左右方向の傾きを修正できる。また、調整溝23や突起24などを省略する分だけ、吊持構造を簡素化してコストを削減できる。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
【0032】
上記の実施例では、規制体4を吸着ベース33、磁石34、規制軸35の三者で構成したがその必要はなく、吸着ベース33および磁石34は省略することができる。その場合には、規制軸35を吊持対象Fに対してねじで固定し、あるいは規制軸35を吊持対象Fに予め形成しておいた穴や溝などに圧嵌係合して固定することができる。規制軸35は長さ調整できる構造であることが好ましいが、一定長さの軸体で構成することができる。規制軸35は必要に応じてプラスチック成形品で形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】吊持構造を示す縦断側面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】吊持構造の分解斜視図である。
【図4】図1におけるB−B線断面図である。
【図5】吊持構造の使用例を示す正面図である。
【図6】図5におけるC−C線断面図である。
【図7】吊持構造の別実施例を示す背面図である。
【符号の説明】
【0034】
1 ワイヤー
2 吊具体
3 フック枠
4 規制体
7 ボールチャック
8 フック
28 掛止具
F 吊持対象

【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁面に沿ってワイヤー(1)で吊持される吊具体(2)と、吊持対象(F)に固定されるフック枠(3)と、吊持対象(F)に着脱可能に装着されて吊持対象(F)と壁面との間隔を規定する複数個の規制体(4)とからなり、
吊具体(2)は、ワイヤー(1)の上下方向の任意位置に固定できるボールチャック(7)と、ボールチャック(7)の下部に固定されるフック(8)とからなり、
フック枠(3)には、フック(8)を掛止するための掛止部(28)が設けられており、
吊持対象(F)を吊具体(2)で吊持した状態において、壁面に接当する複数個の規制体(4)で吊持対象(F)の揺れ動きを規制できる吊持構造。
【請求項2】
規制体(4)が、吊持対象(F)に固定される磁気吸着可能な吸着ベース(33)と、吸着ベース(33)に着脱される磁石(34)と、磁石(34)に固定されて壁面に接当する規制軸(35)とで構成してある請求項1記載の吊持構造。
【請求項3】
規制軸(35)が、磁石(34)に固定されるねじ軸(36)と、ねじ軸(36)にねじ込み連結される接当体(38)とを含んで構成されており、
接当体(38)のねじ軸(36)に対するねじ込み量を調整することにより、吊持対象(F)と壁面との間隔寸法を変更できる請求項2記載の吊持構造。
【請求項4】
フック枠(3)の掛止部(28)とフック(8)との接合面に、互いに係合して横方向の吊持位置を変更調整する調整機構が設けられており、
調整機構が突起(30)と調整溝(23)とで構成してある請求項1、2または3記載の吊持構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−57753(P2008−57753A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−238837(P2006−238837)
【出願日】平成18年9月4日(2006.9.4)
【出願人】(506300327)株式会社マツダ金属製作所 (3)
【Fターム(参考)】