説明

同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法および装置

多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法および装置を提供する。少なくとも一つの使用者インタフェース画面のうち、編集対象になる編集対象使用者インタフェース画面を選択する編集対象画面選択段階と、編集対象使用者インタフェース画面の適用対象になる少なくとも一つのプラットフォームを選択する編集対象プラットフォーム選択段階と、少なくとも一つのプラットフォームのうち、直接編集の対象になる標準プラットフォームを選択する標準プラットフォーム選択段階と、標準プラットフォームに対応して編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を配置するレイアウト編集段階と、前記レイアウト編集段階で配置された前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置に対応して前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームに対応する使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を同期的に配置するレイアウト同期化段階を含む。よって、同時に複数のプラットフォームに対して一つの標準プラットフォームに対する使用者インタフェース画面をWYSIWYG方式で作成することによって、残りのプラットフォームに対する使用者インタフェース画面を自動に作成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法および装置に関わり、より詳細には、同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
使用者インタフェース(user interface)は、使用者とコンピュータとの間に情報を交換するための手段あるいはインタフェースを意味し、使用者とコンピュータとのコミュニケーションを円滑にするための重要な窓口の役割を果たすため応用ソフトウェアの開発分野で非常に重要な考慮事項として台頭している。
【0003】
使用者インタフェースにおいて、メニュー、ツールバー、ボタンなどの構成などを考慮するレイアウト(layout)は多くの部分を占める。応用ソフトウェア開発会社は、フローレイアウト(flow layout)、グリッドレイアウト(grid layout)なお使用者インタフェースの画面を定義する基本的なレイアウトのガイドラインを提示しているものの、これは前記のように使用者が応用ソフトウェアを使うことにおいて最適のコミュニケーションを提供するためである。このようなレイアウトは、特定画面を応用ソフトウェア開発者が指定するスタイルで空間を配列することができるようにするが、このような空間にはプッシュボタン(push button)、ラジオボタン(radio button)、絵、音、動画像、靜的テキスト(static text)などのアイテム(item)が配置される。この場合、アイテムが画面に配置されるためには、アイテムを含みうるコンテナ(container)がなければならない。コンテナは、レイアウトスタイル、大きさ以外に様々な制限属性などの固有属性を有することができる。
【0004】
一方、使用者インタフェース設計において、レイヤー(layer)という概念を導入できるが、レイヤーの一つ一つは透明な紙だと思うことができる。それぞれのレイヤーに絵を描いて多数枚を重ねると、まるで一つの絵のように表れるようになるものの、レイヤーが多ければ複雑になることがあるが修正が必要な場合、一部のレイヤーのみを修正すれば良いため、使用者インタフェース開発作業を簡便に行うことができる。
【0005】
一般的にプラットフォームは、ソフトウェア応用プログラムを駆動するのに使われるハードウェアとソフトウェアとの結合であり、一つの運営体制または、コンピュータアーキテクチャーを意味するが、より拡張された意味からはモバイル端末機のような装置のハードウェアとソフトウェアとの結合を意味する。応用アプリケーションは、特定のハードウェアプラットフォームまたは、ソフトウェア プラットフォームの機能に合わせるためにプログラミングされる。特に、数多くの製品が存在するモバイル端末機などの多重プラットフォーム(platform)環境で、多くの場合、各モバイル端末機の使用者インタフェースは細部的な面から多少差があるだけだが、開発の側面からはそれぞれのプラットフォームごとに使用者インタフェースを再定義するかあるいは既存のことを変更する作業を必ず経るべきであり、なおそれぞれのプラットフォーム別使用者インタフェース情報を維持管理する負担も相当する。
【0006】
モバイル端末機は、多様な画面のサイズを有していて、この画面サイズを大小によって多数個の画面サイズ郡に分類することができる。従来のモバイル端末機分野では一つのグラフィック使用者インタフェース(graphic user interface、GUI)を開発するために、モバイル端末機の多様な画面サイズ郡のうち、代表的な画面サイズ郡を最小3個以上に選定した後、選ばれた代表画面サイズ郡のうち、また一つを選択して開発者がいちいちグラフィック使用者インタフェースに使われる画像ピクセルの座標を計算し、計算された座標を直接プラットフォーム従属的なソース コードに入力する方式で開発が行われてきた。このような手作業は、支援されなければならない画面サイズ郡に対する数だけ反復的におこなわなければならないため、モバイル応用アプリケーションの開発過程で多くの部分を占めていて、対象プラットフォームが変更される場合、プラットフォーム従属的なソースコードに座標をまた入力しなければならない重複の問題がある。
【0007】
前記のような問題に対して特定ウィジェット(widget)を利用して画面を危地WYSIWYG(what you see is what you get、WYSIWYG)方式で作成するか、ルックアンドフィール(look and feel)を適用して画面を開発する開発道具は現在、モバイル業者やモバイル応用アプリケーション開発業者から開発が進行されていくつかの道具が発売されている。しかし、編集過程で多様な画面サイズを同時に編集しうる機能を支援することなく、ウィジェットを使うことによってグラフィック使用者インタフェースが特定プラットフォームやフレームワークに従属する場合が多いため、このような問題点を解決しうる方案が要請されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明の目的は、前記のような問題点を解決するための多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法および装置を提供することにあり、より詳細には、同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法および装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した本発明の目的を達成するための本発明の一側面による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法は、少なくとも一つの資源で構成された少なくとも一つの使用者インタフェース画面を含む使用者インタフェースの設計方法であって、前記使用者インタフェース画面を構成する資源のレイアウトを多様なプラットフォームに対応して編集する使用者インタフェース画面編集方法において、前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面のうち、編集対象になる編集対象使用者インタフェース画面を選択する編集対象画面選択段階と、前記編集対象使用者インタフェース画面の適用対象になる少なくとも一つのプラットフォームを選択する編集対象プラットフォーム選択段階と、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、直接編集の対象になる標準プラットフォームを選択する標準プラットフォーム選択段階と、前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を配置するレイアウト編集段階と、前記レイアウト編集段階で配置された前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置に対応して、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームに対応する使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を同期的に配置するレイアウト同期化段階と、を含む。
【0010】
前記レイアウト同期化段階の同期化は、前記標準プラットフォームに対する前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームの画面の大きさ割合および/または、画面の解像度差を反映する。
【0011】
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面は、固有のコンテナレイアウト識別子および含まれる資源に関わる情報を含む少なくとも一つのコンテナレイアウトを順次に上下オーバーラップさせた形態に構成され、前記レイアウト編集段階は、前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する少なくとも一つのコンテナレイアウトに含まれた資源の位置を配置するレイアウト編集段階であってもよい。
【0012】
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面は、前記含まれる資源の類型を指定する属性を有することができる。この場合、前記資源の類型を指定する属性は、プッシュボタン、ラジオボタン、絵、音、動画像または、靜的テキストのうち、少なくとも一つを指定することができる。
【0013】
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面は、前記含まれる資源の位置を指定する属性を有することができる。
また、前述した本発明の目的を達成するための本発明の一側面による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集装置は、少なくとも一つの資源で構成された少なくとも一つの使用者インタフェース画面を含む使用者インタフェースにおいて、前記使用者インタフェース画面を構成する資源のレイアウトを多様なプラットフォームに対応して編集する使用者インタフェース画面編集装置において、前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面に対する使用者インタフェース画面情報および前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面に対応する少なくとも一つのプラットフォームに対するプラットフォーム情報を保存するプラットフォーム情報データベースと、前記プラットフォーム情報データベースに保存された前記使用者インタフェース画面情報および前記プラットフォーム情報から、編集対象になる編集対象使用者インタフェース画面、前記編集対象使用者インタフェース画面の適用対象になる少なくとも一つのプラットフォームおよび前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、直接編集の対象になる標準プラットフォームを選択する編集作業管理機と、前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を配置し、前記配置された前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置に対応して、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームに対応する使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を同期的に配置する使用者インタフェース画面編集機と、を具備する。
【0014】
前記使用者インタフェース画面編集機における前記同期的配置は、前記標準プラットフォームに対する前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームの画面の大きさ割合および/または、画面の解像度差を反映することができる。
【0015】
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面は、固有のコンテナレイアウト識別子および含まれる資源に関わる情報を含む少なくとも一つのコンテナレイアウトを順次に上下オーバーラップさせた形態に構成され、前記使用者インタフェース画面編集機は、前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する少なくとも一つのコンテナレイアウトに含まれた資源の位置を配置することができる。
【0016】
また、前述した本発明の目的を達成するための本発明の一側面による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法をコンピュータ実行可能命令語で記録したコンピュータ判読可能媒体は、少なくとも一つの資源で構成された少なくとも一つの使用者インタフェース画面を含む使用者インタフェースの設計方法として、前記使用者インタフェース画面を構成する資源のレイアウトを多様なプラットフォームに対応して編集する使用者インタフェース画面編集方法において、前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面のうち、編集対象になる編集対象使用者インタフェース画面を選択する編集対象画面選択段階と、前記編集対象使用者インタフェース画面の適用対象になる少なくとも一つのプラットフォームを選択する編集対象プラットフォーム選択段階と、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、直接編集の対象になる標準プラットフォームを選択する標準プラットフォーム選択段階と、前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を配置するレイアウト編集段階と、前記レイアウト編集段階で配置された前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置に対応して、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームに対応する使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を同期的に配置するレイアウト同期化段階と、を含む同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法をコンピュータ実行可能命令語で記録したコンピュータ判読可能媒体である。
【発明の効果】
【0017】
上述した多重プラットフォーム基盤使用者インタフェース画面の編集方法は、同時に複数のプラットフォームに対して一つの標準プラットフォームに対する使用者インタフェース画面をWYSIWYG方式で作成することによって、残りのプラットフォームに対する使用者インタフェース画面を自動に作成することができる。
【0018】
また、同一のプラットフォームに対応する使用者インタフェース画面に対して重複作業を防止することができ、作業の効率性を高めることができる。
延いては、作成の完了した使用者インタフェース画面は、画面サイズ別にXMI形式のファイルで保存されるため、使用者インタフェース画面を特定のプラットフォームや特定フレームワークに独立的に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施例による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法の全体的な過程を示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法において、標準プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面と非標準プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面との同期化過程を示す概念図である。
【図3】本発明の一実施例による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法に利用される多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース生成方法において、コンテナレイアウトのオーバーラップから最終使用者インタフェースを生成する過程を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施例による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明は多様に変更することができ、多様な形態を有することができるが、ここでは、特定の実施形態を図面に例示して詳細に説明する。但し、ここでの記載は、本発明を特定の開示形態に限定するものではなく、本発明の権利範囲は、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物、乃至代替物を含むことを理解すべきである。以下の記載では、各図面を説明しながら類似の参照符号を類似の構成要素に対して付与した。
【0021】
また、第1、第2、等の用語は、多様な構成要素を説明するために使用することができるが、構成要素は用語によって限定されない。用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲から逸脱することなしに、第1構成要素は第2構成要素と称されてもよく、同様に第2構成要素も第1構成要素に称されてもよい。この他、「及び/または」という用語は、複数関連記載の項目の組合せまたは複数関連記載の項目のうちのいずれかを含む用語である。
【0022】
また、いかなる構成要素についても、当該構成要素が他の構成要素に「連結」されている、或いは、「接続」されていると言及する時には、他の構成要素に直接的に連結されているか或いは接続されていることもあるが、それらの中間に更に他の構成要素が存在することもあることを理解すべきである。
【0023】
反面、いかなる構成要素についても、当該構成要素が他の構成要素に「直接連結」されている、或いは、「直接接続」されていると言及するときには、中間に更に他の構成要素が存在しないことと理解すべきである。
【0024】
また、本出願において用いた用語は、ただ特定の実施例を説明するためのものであって、本発明を限定するものではない。単数の表現は、文脈上、明白に相違が示されない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」等の用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを意図するものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたもの等の存在または付加の可能性を予め排除しないことを理解しなければならない。
【0025】
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施例をより詳細に説明する。以下、図面上の同一の構成要素に対しては同じ参照符号を使用し、同一の構成要素に対して重複した説明は省略する。
【0026】
図1は、本発明の一実施例による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法の全体的な過程を示すフローチャートである。
図1を参照すると、同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法は大きく、編集対象画面選択段階110、編集対象プラットフォーム選択段階120、標準プラットフォーム選択段階13、レイアウト編集段階140、およびレイアウト同期化段階150を含む。
【0027】
具体的に編集対象画面選択段階110は、編集対象になる編集対象使用者インタフェース画面を選択する段階である。
資源(resource)とは、プッシュボタン(push button)、ラジオボタン(radio button)、絵、音、動画像または、靜的テキスト(static text)等の使用者インタフェース画面上のアイテムを示す。
【0028】
前記使用者インタフェース画面とは、前記少なくとも一つの資源で構成された視覚的な使用者インタフェースを示し、前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面は、少なくとも一つのプラットフォームに対応する。
【0029】
前記使用者インタフェース画面に関する情報は、使用者インタフェースを構成する少なくとも一つの使用者インタフェース画面と前記使用者インタフェース画面を構成する少なくとも一つの資源をツリー形態に定義するオーガニゼーション(organization)編集機と、使用者インタフェースを構成する前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面間の移転条件を定義して前記使用者インタフェース画面および前記使用者インタフェース画面を構成する少なくとも一つの資源間の関係を定義するフロー(flow)編集機によって項目が生成されることが可能である。
【0030】
前記編集対象使用者インタフェース画面とは、開発者が編集対象として選択した使用者インタフェース画面であって、多重プラットフォームに対して共通で利用される画面を示す。
【0031】
前記編集対象プラットフォーム選択段階120は、前記編集対象使用者インタフェース画面の適用対象になる少なくとも一つのプラットフォームを選択する段階である。
前記プラットフォームとは、ソフトウェア応用プログラムを駆動するのに使われるハードウェアとソフトウェアとの結合であり、一つの運営体制または、コンピュータアーキテクチャーを意味するが、より拡張された意味からはモバイル端末機のような装置のハードウェアとソフトウェアとの結合を意味することもある。
【0032】
前記標準プラットフォーム選択段階130、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、直接編集の対象になる標準プラットフォームを選択する段階である。
前記編集対象画面選択段階110で選択された前記編集対象使用者インタフェース画面は、前記編集対象プラットフォーム選択段階120で選択されたプラットフォームで使われることを予定とする。前記標準プラットフォームは、前記編集対象プラットフォーム選択段階120で選択されたプラットフォームのうち、レイアウト編集の基準になるプラットフォームを意味し、前記標準プラットフォームでない非標準プラットフォームは下記することのように前記標準プラットフォーム上のレイアウト編集と自身のレイアウト編集が同期される。
【0033】
前記レイアウト編集段階140は、前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を配置する段階である。
前記レイアウト編集段階140で開発者は、前記標準プラットフォームに対してのみ前記編集対象使用者インタフェース画面上に前記資源のレイアウトを編集する。
【0034】
前記レイアウト同期化段階150は、前記レイアウト編集段階140で配置された前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置に対応して、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、前記標準プラットフォームを除いた前記非標準プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を同期的に配置する段階である。
【0035】
前記レイアウト同期化段階150を通じて前記標準プラットフォームと前記非標準プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面の同時編集が行われる。
図2は、本発明の一実施例による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法において、標準プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面と非標準プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面間の同期化過程を示す概念図である。
【0036】
図2を参照すると、前記レイアウト同期化段階140の同期化過程は、前記編集対象プラットフォーム選択段階120で選択されたN個のプラットフォームに対応するN個の使用者インタフェース画面(210−1、210−N)を含む。説明の便宜上、1番プラットフォームが前記標準プラットフォームであると仮定する。
【0037】
前記標準プラットフォームの1番プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面(210−1)は、固有の画面解像度に対する情報としてx1(211−1)およびy1(213−1)を有し、前記非標準プラットフォームのN番プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面(210−N)は、固有の画面解像度に対する情報としてxN(211−N)およびyN(213−N)を有する。
【0038】
すなわち、前記1番プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面(210−1)上におけるレイアウトが座標値(X1,Y1)に対して編集されるとする時、前記N番プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面(210−N)上におけるレイアウトは座標値(X1×(xN/x1)、Y1×(yN/y1))に対して編集されることに同期が行われる。
【0039】
図3は、本発明の一実施例による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法に利用される多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース生成方法においてコンテナレイアウトのオーバーラップから最終使用者インタフェースを生成する過程を示す概念図である。
【0040】
図3を参照すると、最終使用者インタフェース340の生成過程は、少なくとも一つのコンテナレイアウト(310、320、330)と前記コンテナレイアウトの上下オーバーラップ位置情報に依存する。
【0041】
具体的にコンテナレイアウト#1(310)は、1というコンテナレイアウト識別子を付与されて、Head Imageプッシュ ボタン、Leftプッシュボタン、Rightプッシュボタンをアイテムに有し、Head Imageプッシュボタンは最上団に配置され、Leftプッシュボタンは左辺に配置され、Rightプッシュボタンは右辺に配置されるというレイアウト情報を保有している。コンテナレイアウト#2(320)は、2というコンテナレイアウト識別子を付与され、Navi01プッシュボタン、Navi02プッシュボタン、Navi03プッシュボタンを有し、Navi01プッシュボタンは最下団の左辺に配置され、Navi02プッシュボタンは最下団の中央に配置され、Navi03プッシュ ボタンは最下団の右辺に配置されるというレイアウト情報を保有している。コンテナレイアウト#3(330)は、3というコンテナレイアウト識別子を付与され、Menu01プッシュボタン、Menu02プッシュボタン、Menu03プッシュボタン、Menu04プッシュボタンを有し、中央部の上段から下段への順にMenu01プッシュボタン、Menu02プッシュボタン、Menu03プッシュボタン、Menu04プッシュボタンが配置されるというレイアウト情報を保有している。
【0042】
対象プラットフォームに対応する使用者インタフェースを生成するためにコンテナレイアウト#1、#2、#3が順次選択され、前記コンテナレイアウトの上下オーバーラップ位置は先に選択されたものが後で選択されたものの下に置かれると予め決めたとすると、レイヤー最上層からレイヤー最下層への順序は順番どおりコンテナレイアウト#3、コンテナレイアウト#2、コンテナレイアウト#1になる。
【0043】
前記コンテナレイアウトは、レイヤーとして機能するため、上層レイヤーの特定位置にアイテムが配置されない以上、下層レイヤーの前記特定位置に配置されたアイテムが最終使用者インタフェース上に現れる。
【0044】
最終的にコンテナレイアウト#1(310)、コンテナレイアウト#2(320)、コンテナレイアウト#3(330)が上下オーバーラップされて使用者インタフェース(340)を生成する。
【0045】
図4は、本発明の一実施例による同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集装置の構成を示すブロック図である。
図4を参照すると、同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集装置は大きく、プラットフォーム情報データベース410、編集作業管理機420、および使用者インタフェース画面編集機430を含む。
【0046】
具体的に前記プラットフォーム情報データベース410は、前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面に対する使用者インタフェース画面情報および前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面に対応する少なくとも一つのプラットフォームに対するプラットフォーム情報を保存する装置である。前記プラットフォーム情報データベース410は、前記使用者インタフェース画面情報および前記プラットフォーム情報を記録したコンピュータ判読可能媒体などでありうる。
【0047】
前記プラットフォーム情報データベース410に保存される前記使用者インタフェース画面情報は、使用者インタフェース画面識別子、使用者インタフェース画面サイズ、使用者インタフェースに含まれる前記資源の識別子、前記資源の大きさ、前記資源の位置に関わるものであることがある。
【0048】
前記編集作業管理機420は、前記プラットフォーム情報データベースに保存された前記使用者インタフェース画面情報および前記プラットフォーム情報から、編集対象になる編集対象使用者インタフェース画面、前記編集対象使用者インタフェース画面の適用対象になる少なくとも一つのプラットフォームおよび前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、直接編集の対象になる標準プラットフォームを選択する装置である。前記編集作業管理機420は、前記機能を遂行するコンピュータ実行可能命令語で記録したコンピュータ判読可能媒体などであってもよい。
【0049】
前記編集作業管理機420は、前記編集対象使用者インタフェース画面を選択することにおいて、レイヤーとして動作するコンテナレイアウト機能を有する使用者インタフェース画面であるか否かを設定しうるものであってもよい。
【0050】
前記使用者インタフェース画面編集機430は、前記編集作業管理機420が選択した前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を配置し、配置された前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置に対応して、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、前記標準プラットフォームを除いた非標準プラットフォームに対応する使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を同期的に配置する装置である。前記編集作業管理機420は、前記機能を遂行するコンピュータ実行可能命令語で記録したコンピュータ判読可能媒体などであってもよい。
【0051】
前記使用者インタフェース画面編集機430は、使用者インタフェース画面の編集において、レイヤーとして動作するコンテナレイアウト機能を有する使用者インタフェース画面を編集できるものであってもよい。
【0052】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの資源で構成された少なくとも一つの使用者インタフェース画面を含む使用者インタフェースの設計方法であって、前記使用者インタフェース画面を構成する資源のレイアウトを多様なプラットフォームに対応して編集する使用者インタフェース画面編集方法において、
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面のうち、編集対象になる編集対象使用者インタフェース画面を選択する編集対象画面選択段階と、
前記編集対象使用者インタフェース画面の適用対象になる少なくとも一つのプラットフォームを選択する編集対象プラットフォーム選択段階と、
前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、直接編集の対象になる標準プラットフォームを選択する標準プラットフォーム選択段階と、
前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を配置するレイアウト編集段階と、
前記レイアウト編集段階で配置された前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置に対応して、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームに対応する使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を同期的に配置するレイアウト同期化段階と、を含むことを特徴とする同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法。
【請求項2】
前記レイアウト同期化段階の同期化は、前記標準プラットフォームに対する前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームの画面の大きさ割合および/または、画面の解像度差を反映することを特徴とする請求項1に記載の同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法。
【請求項3】
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面は、
固有のコンテナレイアウト識別子および含まれる資源に関わる情報を含む少なくとも一つのコンテナレイアウトを順次に上下オーバーラップさせた形態に構成され、
前記レイアウト編集段階は、
前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する少なくとも一つのコンテナレイアウトに含まれた資源の位置を配置するレイアウト編集段階であることを特徴とする請求項1に記載の同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法。
【請求項4】
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面は、前記含まれる資源の類型を指定する属性を有することを特徴とする請求項1に記載の同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法。
【請求項5】
前記資源の類型を指定する属性は、プッシュボタン、ラジオボタン、絵、音、動画像または、靜的テキストのうち、少なくとも一つを指定することを特徴とする請求項4に記載の同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法。
【請求項6】
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面は、前記含まれる資源の位置を指定する属性を有することを特徴とする請求項1に記載の同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法。
【請求項7】
少なくとも一つの資源で構成された少なくとも一つの使用者インタフェース画面を含む使用者インタフェースにおいて、前記使用者インタフェース画面を構成する資源のレイアウトを多様なプラットフォームに対応して編集する使用者インタフェース画面編集装置において、
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面に対する使用者インタフェース画面情報および前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面に対応する少なくとも一つのプラットフォームに対するプラットフォーム情報を保存するプラットフォーム情報データベースと、
前記プラットフォーム情報データベースに保存された前記使用者インタフェース画面情報および前記プラットフォーム情報から、編集対象になる編集対象使用者インタフェース画面、前記編集対象使用者インタフェース画面の適用対象になる少なくとも一つのプラットフォームおよび前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、直接編集の対象になる標準プラットフォームを選択する編集作業管理機と、
前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を配置し、前記配置された前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置に対応して、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームに対応する使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を同期的に配置する使用者インタフェース画面編集機と、を具備することを特徴とする同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集装置。
【請求項8】
前記使用者インタフェース画面編集機における前記同期的配置は、前記標準プラットフォームに対する前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームの画面の大きさ割合および/または、画面の解像度差を反映することを特徴とする請求項7に記載の同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集装置。
【請求項9】
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面は、
固有のコンテナレイアウト識別子および含まれる資源に関わる情報を含む少なくとも一つのコンテナレイアウトを順次に上下オーバーラップさせた形態に構成され、
前記使用者インタフェース画面編集機は、
前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する少なくとも一つのコンテナレイアウトに含まれた資源の位置を配置することを特徴とする請求項7に記載の同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集装置。
【請求項10】
少なくとも一つの資源で構成された少なくとも一つの使用者インタフェース画面を含む使用者インタフェースの設計方法として、前記使用者インタフェース画面を構成する資源のレイアウトを多様なプラットフォームに対応して編集する使用者インタフェース画面編集方法において、
前記少なくとも一つの使用者インタフェース画面のうち、編集対象になる編集対象使用者インタフェース画面を選択する編集対象画面選択段階と、
前記編集対象使用者インタフェース画面の適用対象になる少なくとも一つのプラットフォームを選択する編集対象プラットフォーム選択段階と、
前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、直接編集の対象になる標準プラットフォームを選択する標準プラットフォーム選択段階と、
前記標準プラットフォームに対応して、前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を配置するレイアウト編集段階と、
前記レイアウト編集段階で配置された前記編集対象使用者インタフェース画面を構成する資源の位置に対応して、前記少なくとも一つのプラットフォームのうち、前記標準プラットフォームを除いたプラットフォームに対応する使用者インタフェース画面を構成する資源の位置を同期的に配置するレイアウト同期化段階と、を含む同時編集を支援する多重プラットフォーム基盤の使用者インタフェース画面編集方法をコンピュータ実行可能命令語で記録したコンピュータ判読可能媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2011−510393(P2011−510393A)
【公表日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−543036(P2010−543036)
【出願日】平成20年1月15日(2008.1.15)
【国際出願番号】PCT/KR2008/000259
【国際公開番号】WO2009/091089
【国際公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【出願人】(509242794)ポステック アカデミー‐インダストリー ファウンデーション (9)
【Fターム(参考)】