説明

吐出機能付きパッケージ及びその使用方法

【課題】商品としてのコストを大幅に上昇させることなく吐出容器から内容物を良好に吐出させやすくすることのできる吐出機能付きパッケージを提供する。
【解決手段】吐出機能付きパッケージ100は、2つのパウチ10,20を収容可能な器状の容器本体30と、容器本体30よりも浅底の器状であってその凹側に2つのパウチ10,20を載置可能な蓋体40とを備えている。そして、蓋体40の凸側を容器本体30の凹側に挿入することでその凹側の開放面が塞がれて2つのパウチ10,20を閉じ込める収容室が形成される一方、蓋体40の凹側に載置された状態の2つのパウチ10,20を容器本体30の凸側で押圧可能となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部からの押圧により内容物を吐出する吐出容器を収容するためのパッケージに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば染毛剤等の毛髪化粧料は、パウチやチューブ容器など、外部からの押圧により内容物を吐出する吐出容器に収容され、ブラシなどとともにパッケージ(外箱等の包装容器)に収容された状態で流通することが一般的である。
【0003】
こうした吐出容器から内容物を吐出させるには、吐出容器を指で直接押圧する以外に、押圧操作を補助する吐出具を用いることもできる(特許文献1,2参照)。こうした吐出具を用いれば、吐出容器を指で局所的に押圧する場合に比べて内容物を良好に吐出させやすくなるといったメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭52−147648号公報
【特許文献2】特開平9−207952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述したような吐出具は、例えば吐出容器とともにパッケージに収容して提供することなどが考えられるが、吐出容器を別途用意することにより商品としてのコストが大幅に上昇してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、商品としてのコストを大幅に上昇させることなく吐出容器から内容物を良好に吐出させやすくすることのできる吐出機能付きパッケージを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の吐出機能付きパッケージは、外部からの押圧により内容物を吐出する吐出容器を収容可能な器状の容器本体と、容器本体よりも浅底の器状であってその凹側に吐出容器を載置可能な蓋体とを備える。そして、この吐出機能付きパッケージは、蓋体を容器本体の凹側に挿入することでその凹側の開放面が塞がれて吐出容器を閉じ込める収容室が形成される一方、蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器を容器本体の凸側で押圧可能となっている。
【0008】
このような吐出機能付きパッケージによれば、蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器を容器本体の凸側で押圧することで吐出容器から内容物を吐出させることができる。つまり、本発明の吐出機能付きパッケージは、吐出容器を収容するパッケージとして機能するだけでなく、吐出具としても機能する。したがって、商品としてのコストを大幅に上昇させることなく吐出容器から内容物を良好に吐出させやすくすることができる。
【0009】
ここで、吐出具としての性能を高めるためには、例えば請求項2のように構成するとよい。
すなわち、請求項2に記載の吐出機能付きパッケージは、容器本体の縁部と蓋体の縁部とを連結する帯状の連結片を備える。そして、この吐出機能付きパッケージは、蓋体の凸側が容器本体の凹側に挿入可能に構成され、蓋体の凸側を容器本体の凹側に挿入することで収容室が形成される一方、容器本体を蓋体に対して連結片の幅方向を軸に回転移動させることにより容器本体の凸側が蓋体の凹側に挿入可能に構成され、蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器を容器本体の凸側で押圧可能となっている。
【0010】
このような吐出機能付きパッケージによれば、容器本体と蓋体との位置関係の自由度が連結片によって制限される分、蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器を容器本体の凸側で安定して押圧することができる。
【0011】
そして、このように連結片を備える構成では、例えば請求項3に記載のように、連結片が、容器本体の深さ方向の長さから蓋体の深さを差し引いた長さに形成されていることが好ましい。このような吐出機能付きパッケージによれば、連結片の長さが、容器本体の凸側を蓋体の凹側に完全に挿入した状態に合致するため、吐出容器を最後まで安定して押圧することができる。
【0012】
ところで、蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器を容器本体の凸側で押圧する際には、吐出容器の位置が固定されていることが好ましい。
そこで、例えば請求項4に記載の吐出機能付きパッケージでは、蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器をその吐出口が外部に露出するように挿入可能な貫通穴が蓋体に形成されている。このような吐出機能付きパッケージによれば、蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器の位置を簡易的に固定することができる。
【0013】
一方、例えば請求項5に記載の吐出機能付きパッケージでは、容器本体及び蓋体の各凹側が、開放側に向かって広がった形状となっているため、蓋体の凸側を容器本体の凹側にスムーズに挿入可能としつつ、容器本体の凸側を蓋体の凹側にスムーズに挿入可能とすることができる。
【0014】
次に、例えば請求項6に記載の吐出機能付きパッケージの使用方法は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の吐出機能付きパッケージの使用方法であって、収容室が形成されている状態で蓋体を容器本体の凹側から取り外して吐出容器を取り出し、吐出容器を蓋体の凹側に載置し、蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器を容器本体の凸側で押圧して内容物を吐出させるというものである。このような吐出機能付きパッケージの使用方法によれば、吐出具を別途用意することなく吐出容器から内容物を良好に吐出させやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】実施形態の吐出機能付きパッケージの斜視図である。
【図2】容器本体から蓋体を取り外す過程を示す説明図であり、(a)は蓋体をその貫通穴が外部に露出する程度に引き出した状態を示す斜視図、(b)は蓋体を取り外してパウチを取り出した状態を示す斜視図である。
【図3】容器本体の凸側を蓋体の凹側に挿入した状態を示す説明図であり、(a)はパウチを載置していない状態で容器本体の凸側を蓋体の凹側に完全に挿入した状態を示す断面図、(b)は蓋体の凹側にパウチを載置した状態を示す断面図、(c)は蓋体の凹側に載置した状態のパウチを容器本体の凸側で押圧している状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、実施形態の吐出機能付きパッケージ100の斜視図である。また、図2は、容器本体30から蓋体40を取り外す過程を示す説明図であり、(a)は蓋体40をその貫通穴41が外部に露出する程度に引き出した状態を示す斜視図、(b)は蓋体40を取り外してパウチ10,20を取り出した状態を示す斜視図である。また、図3は、容器本体30の凸側を蓋体40の凹側に挿入した状態を示す説明図であり、(a)はパウチ10,20を載置していない状態で容器本体30の凸側を蓋体40の凹側に完全に挿入した状態を示す断面図、(b)は蓋体40の凹側にパウチ10,20を載置した状態を示す断面図、(c)は蓋体40の凹側に載置した状態のパウチ10,20を容器本体30の凸側で押圧している状態を示す断面図である。
【0017】
本実施形態の吐出機能付きパッケージ100は、ヘアカラーの第1剤及び第2剤が別々に収容された2つのパウチ10,20を収容するためのものであり、これら2つのパウチ10,20は、この吐出機能付きパッケージ100に収容された状態(図1に示す状態)で商品として流通する。
【0018】
そして、この吐出機能付きパッケージ100は、2つのパウチ10,20を収容する収容容器として機能する容器本体30と、この容器本体30の開放面を塞ぐ蓋として機能する蓋体40と、これら容器本体30と蓋体40とを下端縁部において連結する連結片50と、蓋体40の上部(連結片50が設けられる側と対向する側)から上方に延びるつり下げ片60とを備えている。なお、本実施形態の吐出機能付きパッケージ100は、展開形状に型抜きされた1枚の透明のプラスチックシートが立体的に折り曲げされて形成されたもの(いわゆるクリアケース)である。
【0019】
各パウチ10,20は、外部からの押圧により内容物(本実施形態ではヘアカラーの第1剤及び第2剤)を吐出する吐出容器である。具体的には、内容物を吐出する際に先端部が切り取られて吐出口が形成される突出片11,21が形成されており、吐出口が形成された状態で外部から押圧されることにより内容物が吐出口から吐出される。
【0020】
容器本体30は、概略直方体の箱形六面体の1面を開放した器状のものである。具体的には、開放面及びその対向面が長方形であり、開放面の方が一回り大きく形成されている。このため、残りの4面は開放面側にやや広がった台形となっている。そして、容器本体30は、その凹側(開放面側)の空間に2つのパウチ10,20を収容可能となっている(図1参照)。なお、後述するように、容器本体30の凸側(凹側と表裏関係にある側)は、2つのパウチ10,20を同時に押圧するための押圧面として機能する(図3(b),(c)参照)。
【0021】
蓋体40は、容器本体30と同様、概略直方体の箱形六面体の1面を開放した器状のものであり、容器本体30に比べて浅底に形成されている。具体的には、容器本体30と同様、開放面及びその対向面が長方形であって、開放面の方が一回り大きく形成されており、残りの4面は開放面側にやや広がった台形となっている。
【0022】
ここで、蓋体40の開放面は、容器本体30の開放面と形状及び寸法がほぼ同一に設計されている。また、蓋体40の開放面からその対向面への傾斜度合いは、容器本体30の開放面からその対向面への傾斜度合いとほぼ同一に設計されている。そして、前述したように、蓋体40は容器本体30に比べて浅底に(深さ方向の長さが短く)設計されている。このため、蓋体40の凸側を容器本体30の凹側に挿入することで、容器本体30と蓋体40との間に2つのパウチ10,20を収容する空間を残しつつ、容器本体30の開放面を塞ぐことができる(図1参照)。なお、後述するように、蓋体40の凹側は、2つのパウチ10,20を載置するトレイとして利用される(図3(b),(c)参照)。
【0023】
連結片50は、容器本体30及び蓋体40の各下端縁部(短手方向の一辺)同士を連結する帯状(長方形状)のものであり、容器本体30に蓋体40が挿入されている状態(図1に示す状態)では半分に折り曲げられている。また、連結片50は、容器本体30における連結片50が設けられた側の深さ方向の長さ(深さ方向の外形寸法であり、換言すれば深さ+シートの厚み)から、蓋体40における連結片50が設けられた側の深さを差し引いた長さに形成されている(図3(a)参照)。つまり、容器本体30の凸側を蓋体40の凹側に完全に挿入した状態における各下端縁部間の距離に合致する長さとなっている。このため、容器本体30を蓋体40に対して連結片50の幅方向を軸に回転移動させることにより、容器本体30の凸側を蓋体40の凹側に完全に挿入することができ、蓋体40の凹側の内面に容器本体30の凸側の外面全域を当接させることができる。
【0024】
つり下げ片60は、蓋体40の上端縁部(連結片50側と対向する側の短手方向の一辺)から上方へ延びる長方形状のものであり、販売時に商品をつり下げて陳列可能とする貫通穴61が形成されている。また、つり下げ片60は、蓋体40におけるつり下げ片60が設けられた側の深さ方向の長さよりも長く形成されており、蓋体40の凹側をトレイとして利用する際には、つり下げ片60を蓋体40の凸側に折り曲げることにより、つり下げ片60側を高くして載置することができる(図3(b),(c)参照)。
【0025】
また、蓋体40におけるつり下げ片60が連結された側の面には、当該蓋体40の凹側に2つのパウチ10,20を載置した状態で、これらの突出片11,21を挿入して外部に露出させるための貫通穴41が形成されている。この貫通穴41は、パウチ10,20の断面形状に合わせて横長のスリット状に形成されており、内容物の吐出を妨げないようにスリット中央部の幅が大きく形成されている(図2(a)参照)。また、この貫通穴41は、つり下げ片60を蓋体40の凸側に折り曲げた状態でつり下げ片60の貫通穴61と連通する位置に設けられており、各貫通穴41,61の左右両端には、パウチ10,20を通しやすくするための切り込みが設けられている。なお、商品陳列時の状態(図1に示す状態)では貫通穴41が外部に露出しないため、外観が損なわれにくい。
【0026】
次に、本実施形態の吐出機能付きパッケージ100の使用方法について説明する。
まず、図1に示すように容器本体30の開放面が蓋体40により塞がれた状態から、図2(a)→図2(b)に示すように蓋体40を取り外して、2つのパウチ10,20を取り出す。
【0027】
次に、つり下げ片60を蓋体40の凸側に折り曲げることにより蓋体40の貫通穴41とつり下げ片60の貫通穴61とを連通させ、この状態で各パウチ10,20を蓋体40の凹側に上下に重ねて載置しつつ、それらの突出片11,21を貫通穴41,61を通して外部に露出させる。なお、つり下げ片60は、パウチ10,20の突出片11,21が引っかかることにより折り曲げられた状態が維持される。
【0028】
そして、この状態で、図3(b)→図3(c)に示すように、容器本体30を蓋体40に対して連結片50の幅方向を軸に回転移動させ、蓋体40の凹側に載置された状態の2つのパウチ10,20を容器本体30の凸側で押圧する。これにより、2つのパウチ10,20から内容物である第1剤及び第2剤が同時にほぼ同量吐出される。ここで、容器本体30の凸側は、パウチ10,20をその裾部側から押圧するため、内容物が残存しにくい。また、つり下げ片60が脚として機能することにより、パウチ10,20の吐出口の位置が高くなるため、吐出された第1剤及び第2剤をブラシ等の塗布具の上に載せやすくなる。
【0029】
以上説明したように、本実施形態の吐出機能付きパッケージ100によれば、蓋体40の凹側に載置された状態の2つのパウチ10,20を容器本体30の凸側で押圧することで2つのパウチ10,20から内容物を同時にほぼ同量吐出させることができる。特に、容器本体30の凸側を蓋体40の凹側に完全に挿入した状態に合致する長さの連結片50が設けられており、しかも、蓋体40における貫通穴41が形成される側とは反対側に設けられているため、2つのパウチ10,20を裾部側から吐出口側へ内容物が残存しにくいように最後まで安定して(ばらつきの生じにくい状態で)押圧することができる。
【0030】
また、この吐出機能付きパッケージ100では、蓋体40の凹側に載置した2つのパウチ10,20の位置を、蓋体40及びつり下げ片60の貫通穴41,61により簡易的に固定することができる。さらに、つり下げ片60を脚として機能させることでパウチ10,20の吐出口の位置を高くしているため、吐出された第1剤及び第2剤をブラシ等の塗布具の上に載せやすくすることができる。
【0031】
加えて、この吐出機能付きパッケージ100では、容器本体30及び蓋体40の各凹側が開放側に向かって広がった形状となっているため、容器本体30及び蓋体40を相互にスムーズに挿入可能とすることができる。
【0032】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、つり下げ片60を備える構成を例示したが、これに限定されるものではなく、つり下げ片60を有しない構成とすることも可能である。
【0033】
また、上記実施形態では、2つのパウチ10,20を蓋体40の凹側に上下に重ねて載置する構成を例示したが、これに限定されるものではなく、横に並べて載置可能な構成とすることも可能である。
【0034】
さらに、上記実施形態では、蓋体40に貫通穴41が形成された構成を例示したが、これに限定されるものではなく、貫通穴41を有しない構成とすることも可能である。
一方、上記実施形態では、吐出容器として2つのパウチ10,20を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばチューブ容器を用いてもよい。なお、この場合、蓋体40に形成する貫通穴41は、チューブ容器の先端形状に合わせて例えば2つの円形の穴にすることが考えられる。
【0035】
そして、上記実施形態では、吐出容器に収容される内容物としてヘアカラーの第1剤及び第2剤を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば他の毛髪化粧料であってもよい。また、2種類の薬剤を混合して使用する毛髪化粧料に限定されるものではなく、3種類以上の薬剤を混合して使用するものや、1種類の薬剤をそのまま使用するものであってもよい。したがって、吐出機能付きパッケージ100に収容される吐出容器の数も2つに限定されない。なお、毛髪化粧料以外の内容物であっても本発明を適用することは可能である。
【0036】
また、上記実施形態では、概略直方体の箱形六面体の1面を開放した器状の容器本体30及び蓋体40を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、開放面の対向面が長方形以外(円形、三角形、五角形等)の器状とすることも可能である。
【0037】
さらに、上記実施形態では、展開形状に型抜きされた1枚の透明のプラスチックシートを立体的に折り曲げて形成された吐出機能付きパッケージ100を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、金型などによりあらかじめ立体的に形成された透明のプラスチックケース(展開不能な形状)であってもよく、また、紙箱であってもよい。
【0038】
一方、上記実施形態では、容器本体30と蓋体40とが下端縁部において連結片50により連結された構成を例示したが、これに限定されるものではなく、下端縁部以外において連結することも可能である。また、連結片50を有しない構成としてもよく、この場合には、例えば蓋体40の凹側を容器本体30の凹側に挿入することで収容空間を形成する構成とすることも可能である。
【符号の説明】
【0039】
10,20…パウチ、11,21…突出片、30…容器本体、40…蓋体、41…貫通穴、50…連結片、60…つり下げ片、61…貫通穴、100…吐出機能付きパッケージ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部からの押圧により内容物を吐出する吐出容器を収容可能な器状の容器本体と、
前記容器本体よりも浅底の器状であってその凹側に前記吐出容器を載置可能な蓋体と、
を備え、
前記蓋体を前記容器本体の凹側に挿入することでその凹側の開放面が塞がれて前記吐出容器を閉じ込める収容室が形成される一方、
前記蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器を前記容器本体の凸側で押圧可能であること
を特徴とする吐出機能付きパッケージ。
【請求項2】
前記容器本体の縁部と前記蓋体の縁部とを連結する帯状の連結片を備え、
前記蓋体の凸側が前記容器本体の凹側に挿入可能に構成され、前記蓋体の凸側を前記容器本体の凹側に挿入することで前記収容室が形成される一方、
前記容器本体を前記蓋体に対して前記連結片の幅方向を軸に回転移動させることにより前記容器本体の凸側が前記蓋体の凹側に挿入可能に構成され、前記蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器を前記容器本体の凸側で押圧可能であること
を特徴とする請求項1に記載の吐出機能付きパッケージ。
【請求項3】
前記連結片は、前記容器本体の深さ方向の長さから前記蓋体の深さを差し引いた長さに形成されていること
を特徴とする請求項2に記載の吐出機能付きパッケージ。
【請求項4】
前記蓋体には、その凹側に載置された状態の吐出容器をその吐出口が外部に露出するように挿入可能な貫通穴が形成されていること
を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の吐出機能付きパッケージ。
【請求項5】
前記容器本体及び前記蓋体の各凹側は、開放側に向かって広がった形状であること
を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の吐出機能付きパッケージ。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の吐出機能付きパッケージの使用方法であって、
前記収容室が形成されている状態で前記蓋体を前記容器本体の凹側から取り外して前記吐出容器を取り出し、
前記吐出容器を前記蓋体の凹側に載置し、
前記蓋体の凹側に載置された状態の吐出容器を前記容器本体の凸側で押圧して内容物を吐出させること
を特徴とする吐出機能付きパッケージの使用方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−162196(P2011−162196A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−23147(P2010−23147)
【出願日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(000113274)ホーユー株式会社 (278)
【Fターム(参考)】