説明

吸収性衛生物品を輸送するためのユニットロード

生理用ナプキンなどの吸収性衛生物品(34)を輸送するためのユニットロード(10)。ユニットロードは、パレット(12)と、上方に折り曲げられた1つ以上の側部フラップ(24)を有する下部トレイ(18)と、パレット上に積載されスタック(14)を形成する複数の二次包装(16)と、スタックの上部にあり下方に折り曲げられた1つ以上の側部フラップ(26)を有する上部キャップ(20)と、それぞれが二次包装のスタックの異なる垂直角部(143)に対して設置された複数の隅柱(22)と、を有する。ユニットロード(10)で使用されることができ、女性用衛生物品、詳細には生理用ナプキンを輸送するために、柔軟材料、好ましくはプラスチックフィルムで作製された二次包装(16)が提供される。下部トレイ(18)及び上部キャップ(20)は、中央部分(44)と前記中央部分(44)から外方に延在する1つ以上の側部フラップ(24、26)とを含む折り曲げ可能な材料の片で作製されてよい。側部フラップ(24、26)は、複数の折り曲げ形状を画定する複数の折り目(47)を含むことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性衛生物品、詳細には生理用ナプキンなどの女性用生理用品を輸送するためのユニットロードに関する。本発明は、このタイプの製品を、従来のパレット及びコンテナシステムを使用するが現在のユニットロードよりも低コストかつ改善された操作性で、例えば生産工場から小売業者の配送センターまで長距離輸送することを可能にする。
【背景技術】
【0002】
工業生産の集中の世界的傾向は、製品がその消費者に届くまでに更に長い距離輸送されなければならないことを意味する。各国間の貿易障壁の除去が進み、長距離輸送コストが低くなったことにより、これまであまりにもかさばってコストがかかり長距離輸送できないと見なされていた製品が、現在では他の国々あるいは他の大陸から消費国に日常的に輸出されている。
【0003】
ほとんどの製品は、現在では、パレット/コンテナシステムを使用して、その製造拠点から配送センター又はスーパーマーケットに輸送されている。パレットは、例えば船、列車又はトラックによって輸送されるコンテナ内で、品物を安定した方法で支持し、フォークリフト、パレットジャッキ又は他のジャッキ装置によって容易に持ち上げる上げられることができる平坦な輸送構造物である。品物が積載されたパレットは、ユニットロードと呼ばれることがあり、製品の性質によって許容される場合は、積み重ねることもでき、それにより倉庫内で必要とされる面積を少なくすることができる。
【0004】
隅柱は、通常は90度の角度に曲げられた細長い剛性材料の片であり、輸送中にユニットロードの縁を引っ掻き傷や他の衝撃から保護するために使用されることがある。家具ユニットなどのかさばって重い物体を保護するためにより精巧に作られた隅柱システムがこれまで提案されており、例えば、米国特許第6,357,587B1号を参照されたい。米国特許第5,161,692号は、機器の角部の衝撃を和らげるための下部端壁を備えた隅柱を収容するためのポケットを構成する内部仕切り壁を有するキャップ部材を含む片開コンテナ装置を開示する。米国特許第5,307,928号は、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機などの家電製品を輸送するための、上部キャップ、別個の下部支持体、及び4つの別個の隅柱を含むコンテナを開示する。
【0005】
衛生ナプキンと呼ばれる生理用ナプキンは、通常、8〜20個の特定量のパッドを含む一次包装で消費者に販売される。この一次包装は、通常、プラスチックフィルムで作製される。一次包装は、通常、製造拠点で、通常10〜20個の一次包装を含む二次包装に束ねられる。二次包装は、通常、段ボール箱で作製される。二次包装を使用する利益は複数ある。例えば、二次包装は、スーパーマーケットのスタッフが、普通なら生理用ナプキンの個々のパックを倉庫から棚まで運ばなければならない場合よりも迅速かつ効率的に棚に補充することを可能にする。また、生理用ナプキンは、比較的脆弱で圧力に弱く、また輸送中の過度の圧力から保護する必要があり、そうでないと一次包装及びそれに収容された生理用ナプキンが、販売場所に潰れた状態で到着することがある。剛性の二次包装は、輸送及び保管中に、圧力に弱い一次包装及びその内容物を破損から守る。
【0006】
これまで、生理用ナプキンの二次包装として段ボールでできた箱を使用することが標準的な方法であった。段ボール箱を使用する1つの理由は、このタイプのパッケージが比較的剛性であり(輸送と保管中に受ける通常の負荷で変形しない)、したがってパレット積みに使用できるということである。段ボール箱は、幾つかの他の箱の重量を支持することができ、また必要に応じて第1のパレット積みユニットの上に保管され得る別の積載パレットの重量を容易に支持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第6,357,587B1号
【特許文献2】米国特許第5,161,692号
【特許文献3】米国特許第5,307,928号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
生理用ナプキン用の現在の梱包システムには不都合もある。第1に、段ボール箱を作製するために使用される材料は、比較的かさばり、製造業者及び小売業者の輸送及び廃棄コストを高める。第2に、段ボール箱の開封は、スーパーマーケットのスタッフにとって時間のかかる作業となることがある。第3に、使用される段ボール材料は湿度に弱く、その物理的特性が、湿度などの環境条件による影響を受ける可能性がある。第4に、段ボール材料にはほこりが入ることがある。第5に、段ボールの価格が上昇している。したがって、ボール箱として輸送する際に物品に対して同じか又はより優れた保護を提供するが、そのような物品を取り扱うスタッフにとってより低コストでより便利な、生理用ナプキンや他の吸収性衛生物品の輸送システムを見つけることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の態様では、本発明は、請求項1に定義されるように、吸収性衛生物品、詳細には生理用ナプキンなどの女性用衛生物品用のユニットロードに関する。詳細には、このユニットロードは、パレットと、上方に折り曲げられた1つ以上の側部フラップを有する下部トレイと、パレットに積載されかつスタックを形成する複数の二次包装と、下方に折り曲げられた1つ以上の側部フラップを有するスタックの上部の上部キャップと、それぞれが二次包装のスタックの異なる垂直角部に設置された複数の垂直隅柱と、を含む。各二次包装は、輸送される複数の一次包装を収容する。隅柱は、二次包装のスタックの少なくとも下縁から上縁まで垂直方向に延在し、下部トレイ及び上部キャップの折り曲げられたフラップの少なくとも一部分に対して設置される。二次包装は、柔軟材料、好ましくはプラスチックフィルムで作製される。
【0010】
第2の態様では、本発明は、請求項に示すように、女性用生理用ナプキンなどの吸収性衛生製品を輸送するためのユニットロードを作製する方法に関し、この工程は、特に断らない限り、任意の順序で実行されることができる。
【0011】
更なる態様では、本発明は、請求項に示すように、柔軟材料、好ましくはプラスチックフィルムで作製される女性用衛生物品、詳細には生理用ナプキンを輸送するための二次包装に関する。この二次包装は、本発明によるユニットロードと共に使用され得る。
【0012】
更なる態様では、本発明は、請求項に示すように、折り曲げ可能な材料の片に関する。この折り曲げ可能な材料の片は、本発明によるユニットロード内の下部トレイ又は上部キャップとして使用されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本明細書は、本発明を特に指摘し明確に請求する特許請求の範囲で完結するが、添付図面と共になされる好ましい実施形態についての次の説明により、本発明がよりよく理解されると考えられ、添付図面では、同質の要素は同様の参照番号によって識別される。
【図1】本発明のユニットロードの一実施形態の斜視図。
【図2】図1に示す輸送システムで使用することができる二次包装の斜視図。
【図3】女性用生理用ナプキン及びその包装材料の正面図。
【図4】包装材料が開いた状態の図3の女性用生理用ナプキンの正面図。
【図5】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図6a】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図6b】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図7】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図8】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図9】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図10】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図11】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図12a】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図12b】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図13a】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図13b】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図14】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図15】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図16a】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図16b】図1の実施形態の構築の段階を示す斜視図。
【図17】保管領域で見ることができるような、積み重ねられた本発明の2つのユニットロードの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、本発明によるユニットロード10の一実施形態を示す。図1に示すようなユニットロード10は、パレット12と、パレット12に積載された二次包装16のスタック14と、パレット12とスタック14との間に設置された下部トレイ18と、スタック14の上部に配置された上部キャップ20と、スタックの垂直角部に沿って設置された隅柱22と、を含む。下部トレイ18は、上方に折り曲げられたフラップ24を含み、上部キャップ20は、下方に折り曲げられたフラップ26を含む。表わされるように、隅柱22は、ストレッチ包装又はシュリンク包装28によってスタックの角部に対して適切な位置に維持されてもよい。次に、図1の特定の実施形態について更に詳細に説明する。
【0015】
例えば図5に表わされるように、本発明のユニットロード10は、パレット12を含むが、パレット12は、品物を輸送するために通常使用される任意の標準パレットでよい。パレットは、通常、木又はプラスチック材料、一般に目的用途に十分に耐性がありかつ安価な材料で作製される。パレットのサイズ及び特性は、通常、所定の地域内で規格化される。例えば、ヨーロッパでは、標準パレットは、面積約800mm×1200mm及び高さ150mmを有する。しかしながら、本発明は、特定タイプのパレットに限定されず、広範囲のパレットタイプに適用可能である。パレットは、通常、フォークリフトによるユニットロードの操作を可能にするための溝を含む。本明細書で使用されるとき、用語「ユニットロード」は、個別のパレットとその積荷を指す。
【0016】
例えば図1及び図10に示すように、二次包装16のスタック14が、パレット12に積載される。スタックは、最初の最下層の二次包装の周囲によって画定された下縁141と、最後の最上層の二次包装の周囲によって画定された上縁142とを含む。スタックは、下縁と上縁との間に複数の垂直角部143を含む。通常は、スタックは、水平面に略一定の矩形断面を有し、スタックの下縁141及び上縁142は、4つの側部及び4つの垂直角部143を有する。
【0017】
二次包装16は、図2により詳細に示される。二次包装16は、吸収性衛生物品を含む複数の一次包装32を含む。二次包装16は、柔軟材料で作製される。ここで、「柔軟」とは、段ボールで作製された標準の箱形二次包装と違って、二次包装が、通常の保管及び輸送状態でその内容物が潰れないように保護しないことを意味する。本発明の二次包装は、軽量で安価で再利用可能だと好都合であり得、プラスチックフィルム(例えば、ポリエチレンフィルム)や紙シートなどの梱包分野で一般的な任意の柔軟材料で作製されることができ、また袋詰め分野における従来通りの任意の製造方法によって作製されてもよい。例えば、二次包装として紙袋が使用されてもよい。プラスチックフィルムで作製された二次包装は、流れ包装プロセスで作製されると好都合であり得る、シュリンクフィルムやフィルムスリーブプロセスなどの他のプロセスが使用されてもよい。
【0018】
二次包装16の開封を容易にするために、事前破断線30などの開封手段があってもよい。事前破断線30は、二次包装16の除去可能な面31を画定してもよい。面31は、二次包装の表面全体の約10%〜約45%、又は約20%〜約35%になってもよい。二次包装16は、例えば、面31が除去された状態で小売業者の棚に直接置かれてもよい。この場合、二次包装の残りの部分は、一次包装32をまとめて保持すると同時に、除去された面31は、例えば見込み客がよりそこに収容された一次包装を取り出すのを容易にする。事前破断線30は、二次包装の4つの側部にわたって延在してもよい。一実施形態では、複数の一次包装を安定状態で維持するのに十分な材料が残るようにするために、事前破断線がある二次包装の各側部に関して、その側部の除去可能な面31が、その側部の面の4分の3より多くてはならない。
【0019】
一次包装32は、消費単位、即ち通常消費者に個々に販売される個別単位でよい。例えば、生理用ナプキンなどの女性用生理用品の場合、一次包装は、通常、4〜60個の吸収性パッドを収容し、ほとんどの製品は、8〜28個のパッドの数で販売され得る。一次包装は、任意の適切な形状を有することができる。女性用生理用品の場合、一次包装は、通常、ほぼ立方体形状を有するか、いわゆる2倍パックでは、2つの立方体を並置したものとほぼ等しいサイズを有する。一次包装は、取引で普通であるプラスチックフィルムで作製されてよい。
【0020】
一次包装32は、複数の吸収性衛生物品34を収容する。用語「吸収性衛生物品」は、身体滲出物を吸収するために使用される種類の個人用物品を指す。吸収性衛生物品は、例えば、生理用ナプキンのような女性用衛生物品、おりものシート、少量失禁用製品又は幼児用おむつなどであり得る。これらの物品は、通常、比較的柔軟で圧縮性であり、適切に保護されない場合には輸送及び保管中に破損する可能性がある。
【0021】
図3及び図4に表わされるように、吸収性衛生物品は、例えば、生理用ナプキン34であり得る。生理用ナプキン(ナプキンとも呼ばれる)は、女性陰部からの経血などの女性滲出液を吸収するように設計された製品である。「超」薄形パッドは、中に分散された超吸水性ポリマー材料を含む綿毛材料から通常なる吸収性コアを含む比較的薄いパッドである。いわゆる「厚形」パッドは、比較的もっと厚く、通常、コアに超吸水性ポリマーを含まない。本発明は、例えばおむつよりも潰れ易い女性用吸収性衛生物品、詳細には生理用ナプキンに好都合に使用される。
【0022】
多くの生理用ナプキンは、図3に示すような折り曲げられた形態で販売される。折り曲げられたパッド34は、更に、使用前の汚れを防ぎかつ使用済みパッドを衛生的に破棄するための個別のプラスチックフィルム36で包装されてもよいが、パッドは、コストの理由で個別のプラスチックフィルムなしに販売されることもある。図4は、広がった形状の典型的なパッド34を示す。パッド34などの吸収性衛生物品(折り曲げられて販売される場合は広がった形状)は、図4に示すように、長さ部分38と幅部分40と少なくとも1つの折り目42を有し得る。
【0023】
吸収性衛生物品34が、図3に例示的に表わされるように1つ以上の折り目42に沿って折り曲げられたときは、図2に表されるように、折り目が水平面に向けられた状態でユニットロード内で吸収性物品を垂直方向(即ち、水平ではない)に向けると有利な場合がある。換言すると、物品(例えば、パッド)が、その長さ方向に折り曲げられた(通常そうであるように)場合、折り曲げられたパッドの長さは、垂直方向に向けられる。折り曲げられた吸収性物品34が、この方向で安定性が高く、したがって重なった包装の圧力をより適切に支持できることが分かった。折り曲げられた物品が、ユニットロード内で水平に向けられた場合は、スタックの一番下にある折り曲げられた物品は、過度に圧縮される場合がある。折り曲げられた物品が、折り曲げられたパッドの長さが水平方向に向けられた状態で向けられた場合は、物品の安定性、したがってスタックの安定性は損なわれる場合があり、その結果、物品の望ましくない変形が生じる可能性がある。しかしながら、この向きは、多くの場合重大な問題ではなく、その結果、この有利な向きは、本発明を実施するのに必要ではない。
【0024】
衛生吸収性物品が折り曲げられていない実施形態では、物品の幅方向の変形しにくさは、広げられた物品の長さ方向よりも一般に高いので、物品の幅を垂直方向に向けると好都合であり得る。
【0025】
パレット12に積載された複数の二次包装16は、スタック14を形成し、スタック14は、図10に示すような略立方体形状のものでよい。スタック14は幾つかの層43で構成されてもよい。スタック14の寸法及びスタック内の二次包装16の数は、経済的な理由で、所定のパレットに二次包装の最大数を積載できるように選択されることができる。二次包装の層数は決定的でなく、例えば2〜12層と異なってもよい。ユニットロードが、トラック又は列車で輸送される場合は、通常、例えば4〜6層が使用されてよい。船による海外輸送では、スタックは、更に高い層数を有することができる。また、1層当たりの二次包装16の数も決定的ではなく、その数は、例えば1つの層43当たり4〜30個の二次包装など、二次包装のサイズ及びパレットの寸法などの状況に適応されてよい。
【0026】
スタック14は、通常、4つの垂直方向に向けられた角部143を有する。本発明によれば、隅柱22は、これらの垂直方向に向けられた角部のうちの少なくとも1つに設置される。スタック14の垂直角部143はそれぞれ、図14に示すように、垂直角部143に沿って設置された対応する隅柱22を有すると有利である。隅柱22の機能の1つは、ユニットロードの上部に印加される場合がある任意の圧力又は重量を支持することであり、その結果、ユニットロード内の吸収性物品が、保管又は輸送中に過大な圧力を受けず変形しない。隅柱は、図17に表されるように、ユニットロードの上部にずらして配置された類似又は同じ重量の少なくとももう1つのユニットロードを支持するのに十分に剛性であると好都合である。支持できるとは、隅柱が、通常の条件下で保管及び輸送中に著しく変形しないことを意味する。隅柱は、著しい変形なしに少なくとも300kgの重量負荷を一度に支持できると有利である。
【0027】
隅柱22は、ボール紙若しくはプラスチック、又は表面印刷を可能にするボール紙仕上げを有する押し出しプラスチック材料の合成物など、任意の十分に剛性の高い材料で作製することができる。
【0028】
隅柱は、スタックの少なくとも下縁から上縁まで垂直に延在する。スタックが隅柱の上部に達しない場合は、隅柱は、スタックの上部より上に垂直に延出してもよい。これは、製造拠点内で隅柱を単一長さにすることが経済的であると分かった場合であり、その結果、隅柱を様々なユニットロードに適応させなくてもよい。当然ながら、隅柱が二次包装のスタック14より高い場合は、スタックの上部と隅柱の上部との隙間は、通常、二次包装の1層の高さより少ない距離になる場合があり、そうでない場合は、容積を最適に利用するためにスタックに二次包装のもう1つの層が追加されてもよい。
【0029】
より詳細に以下で述べるように、ユニットロード10は、下部トレイ18と上部キャップ20とを含む。下部トレイ18は、パレット12と二次包装16のスタック14との間に設置され、スタック14の下縁141の1つ以上の側部のまわりで上方に折り曲げられた1つ以上の側部フラップ24を含む。スタック14上に上部キャップ20が設置される。上部キャップ20は、スタックの上縁142の1つ以上の側部のまわりで下方に折り曲げられた1つ以上の側部フラップ26を含む。下部トレイ18及び上部キャップ20は、任意の適切な材料で作製されることができる。段ボールは、軽量であるが十分な剛性を有し、また側部フラップ24及び26が中央部分44から延在する状態で平坦な形状で切断することができ、側部フラップを二次包装のスタックのまわりで容易に折り曲げることができるので、特に有用であることが分かった。下部トレイ18及び上部キャップ20が、ユニットロードの安定性を高め、詳細には折り曲げられた側部フラップ24及び26が、隅柱22の固定点を提供し、隅柱22を垂直状態に維持するのに役立つことが分かった。中央部分は、少なくとも1平方メートルの表面積を有することができる。
【0030】
次に、本発明の更なる態様及び第1の態様に関する更なる詳細が、図5〜図16を参照して説明され、これらは、本発明によるユニットロードを作製する方法の例示的実施形態を開示する。
【0031】
図5は、例示的なパレット12を示す。本発明では、標準パレットを含む任意のパレットを使用することができる。
【0032】
図6aは、下部トレイ18がパレット12上に設置される、ユニットロード構築の例示的な第1段階を示す。下部トレイ18は、例えば、段ボール又はボール紙で作製され得る。下部トレイ18は、側部フラップ24が下部トレイ18の中央部分44から水平外方に延在した状態で、平坦形状でパレット12上に設置されてもよい。
【0033】
下部トレイ18は、図6aに例示的に表わされるように、中央部分44の各辺から延在する4つのフラップ24を有すると好都合である。例えばフラップが1つのみ、中央部分の両側にフラップが2つのみ、又は中央部分の1辺の長さに連続的に延在する単一フラップの代わりに、間隙によって分離された2つのもっと小さいフラップが提供されるなど、他の構成が可能である。フラップの外方向の長さは異なってもよく、一般に約5〜25cmの長さ、例えば15cmが適切になると予想される。
【0034】
下部トレイ18の中央部分44は、図6aに示すように、パレットの表面とほぼ隣接してもよい。スタックの下縁のまわりで側部フラップを折り曲げ易くするために、各側部フラップと下部トレイの中央部分との間に折り目47が設けられてもよい。図6aに示す実施形態では、スタックの占有面積(即ち、二次包装の第1の層の表面)が、パレット12の表面、並びに下部トレイ18及び上部キャップ20の中央部分44の表面とほぼ一致する。
【0035】
しかしながら、他の実施形態では、スタックの占有面積は、パレットの表面よりかなり小さくもよい。そのような他の実施形態では、スタック14と、折り曲げトレイ18、キャップ20及び隅柱22によって形成されたフレームとの間に比較的大きな隙間(数cm以上)があってもよく、この隙間は、ユニットロードの構造をある程度不安定にする場合がある。
【0036】
この問題の1つの解決策は、異なる占有面積を有する様々なスタックにそれぞれが適応された様々なサイズの下部トレイ及び上部キャップを備えることである。しかしながら、製造拠点で様々なサイズの下部トレイ及び上部キャップを有することは実用的でも経済的でもない可能性がある。
【0037】
より正確に言うと、発明者は、異なる占有面積を有する様々なスタックに適合できる融通性のある下部トレイ及び融通性のある上部キャップを有することが有益であり得ることを発見した。図6bに、そのようなトレイ又はキャップが表わされる。図6bの実施形態では、中央部分44の表面は、それが使用されるパレットの表面よりも、例えばパレットの表面の約5%未満又は約10%未満小さい。
【0038】
図6bの実施形態では、各側部フラップ24の一部分は、パレットの表面によって画定された領域内にある。パレットの表面によって画定された領域内のフラップのこの部分は、幾つかの折り目47を備える。折り目47は平行でありかつ各フラップ24の幅を横切って延在してもよい。折り目は、一定の隙間、例えば各折り目間で1cmだけ離されてもよい。パレットの外側に延在するフラップの部分は、図6aに表わされる実施形態と同じサイズを有してもよい。パレットの表面内のフラップの部分は、例えば、約2〜約10cm、例えば5cmの長さを有してもよく、各フラップは、例えば全体的に、フラップ1枚当たり約2〜約10、又は約3〜約6の折り目を含んでもよい。折り目は、フラップの折り曲げを容易にし、任意の従来手段、例えば下部トレイ/上部キャップを作製する材料の局部的圧縮によって作製されることができる。この複数の折り目は、複数の折り曲げられた形状を画定し、したがって異なる占有面積を有するスタックに適応することができる。
【0039】
側部フラップ24は、特に1つ以上の折り目47が設けられると、上方に容易に折り曲げることができる。また、下部トレイを最初に完全に平らな形状にする代わりに、既に側部フラップが折り曲げられた下部トレイが提供されてもよいことが想起される。その場合、モールド成形硬質プラスチック又は発泡ポリスチレンなど、折り曲げ可能な材料以外の材料が下部トレイに使用されてもよい。しかしながら、例えば段ボールで作製された折り曲げ可能なフラップを有する下部トレイを使用することは、コスト的な理由、並びに下部トレイを各スタックの占有面積に適応させることができるときの融通性のために有利であることが分かった。また、最初に平らな下部トレイを使用することは、そのような下部トレイがあまり保管場所を取らずまた事前形成されたトレイより輸送し易いので、好都合である。
【0040】
図7に示すように、二次包装16の第1の層43は、側部フラップ24がその水平形状になった下部トレイ18の中央部分上に設置されてもよい。図8〜図10は、層43の上に層43を積み重ねることによって二次包装16のスタック14が段階的に構成される様子を示す。これは、手動で行われても機械手段で行われてもよい。また、機械が能力を備えている場合には、スタック14を下部トレイの上に単一工程で設置してもよい。所望により、二次包装の1つの層、幾つかの層、又は全ての層の中間、及び第1の層と下部トレイとの間に、1つ以上の滑り止めシート46が設置されてもよい。そのような滑り止めシートは、滑り止め特性を提供することができ所望によりゴム製被覆を有する任意の材料、例えば紙シートで作製されてもよく、二次包装の水平方向の動きを制限するのに役立ち得る。
【0041】
図11に示すように、上部キャップ20は、二次包装のスタック14のすぐ上に設置されてもよい。上部キャップ20は、全体的構造が前述のような下部トレイ18と同じものでもよい。下部トレイ18及び上部キャップ20は、ほぼ同一でもよく、したがって交換可能に使用されてもよく、それにより、ユニットロードの構築に必要な様々な部品の数が減少し、したがってコスト及び複雑さが削減される。
【0042】
次に、図12aに示すように、側部フラップ24及び26は、二次包装16のスタック14の下縁141及び上縁142の側部のうちの1つ又はそれ以上、有利には4つ全てのまわりで折り曲げられてもよい。下部トレイ18の側部フラップ24は、一般に、下部トレイ18の中央部分44に対して上方に、通常は約90°の角度で折り曲げられる。上部キャップ20の側部フラップ26は、一般に、上部キャップの中央部分に対して下方に、通常は約90°の角度で折り曲げられる。フラップの折り曲げは、手動で行われても機械によって行われてもよい。図12bは、図6bに表わされるような下部トレイ18が使用されパレットの表面よりも小さい占有面積を有するスタックが使用される一実施形態を示す。前述のように、フラップの折り目47は有用であり得るが、これは必須ではない。
【0043】
図13a及び図13bはそれぞれ、図12a及び図12bのユニットロードの上側角部の拡大図を示す。折り曲げられたフラップは、スタック14の各角部上の上部キャップの残りの部分と共に、その角部を形成する各フラップの部分26a及び26bを含む比較的剛性の角部を形成すると有利である。図13bに示すように、この比較的剛性の角部は、各フラップの部分26aと26bとの間に隙間があってもよい。この角部(下部トレイ上か上部キャップ上かに関係なく)は比較的剛性でよいが、その理由は、下部トレイ及び上部キャップの材料(例えば、段ボール)が、一般に、二次包装及び吸収性物品より剛性だからである。下部トレイ及び上部キャップの折り曲げられたフラップ24及び26によって形成された角部24a、24b、26a、26bは、後述するように、垂直隅柱22の上及び下の固定点として機能することができる。
【0044】
図14は、垂直隅柱22を二次包装16のスタック14の垂直角部143に沿って設置する工程を示す。スタック14の4つの角部143のそれぞれに1つの隅柱22が提供されると有利である。しかしながら、例えばコスト削減のためにもっと少ない数の隅柱が使用されてもよいが、これはユニットロードの安定性を低下させる可能性がある。前述のように、隅柱22は、任意の適切な材料で作製されてよい。
【0045】
隅柱は、下部トレイ18の折り曲げフラップ24及び上部キャップ20の折り曲げフラップ26それぞれの少なくとも部分24a、24b、26a及び26bに対して設置される。隅柱22は、下部トレイ及び上部キャップの側部フラップ24及び26が折り曲げられた後で設置されると有利であり、したがって、隅柱22の内側が、折り曲げフラップ24、26の外側に対して重なった状態で設置される。これは安定性を高め、隅柱が最初に二次包装のスタックの垂直角部に沿って設置され次に側部フラップを折り曲げる場合よりも隅柱を設置し易いが、これも可能である。隅柱22は、手又は機械によってスタックの垂直角部に沿って、同時又は順次設置されてもよい。
【0046】
隅柱22をスタックの垂直角部143に沿って設置した後で隅柱22を適切な位置に維持するために種々の手段を使用することができる。例えば、図15に表わされるように、ストレッチ包装又はシュリンク包装28が、ユニットロード構造に巻き付けられてもよく、それにより保管及び輸送中のユニットロードの完全性が維持される。シュリンクフードを使用してもよい。隅柱22は、ストレッチ包装又はシュリンク包装28によってスタック14の垂直角部に対して適切な位置に維持されてもよい。ストレッチ包装フィルムが使用されるのが有利であり得る。
【0047】
隅柱22が、ストレッチ包装フィルム又はシュリンク包装28によってのみ適所に維持され、その結果、ストレッチ包装又はシュリンク包装が除去されると、隅柱をすぐにスタックの角部から除去できるか、又は隅柱が自然に落下できるのが有利であり得る。しかしながら、隅柱が設置された折り曲げフラップの部分24a、24b、26a、26bに隅柱を接着したりホチキス留めするなど、他又は追加の手段によって隅柱を適切な位置に維持してもよい。
【0048】
図16aは、ストレッチ包装28が適所にあるユニットロードの上側角部のうちの1つの拡大図を示す。図16bは、図13bの実施形態の類似の図を示し、ここで、スタックの占有面積14は、パレット12の表面より小さく、図6bに示す融通性のある下部トレイ及び上部キャップが、下部トレイと上部キャップとスタックとの間をよりよく適合させるために使用される。
【0049】
図17は、第2のユニットロードが第2のユニットロードの上に設置された本発明による2つのユニットロードを示す。本発明のシステムのおかげで、第2のユニットロードの重量が、主に第1のユニットロードの隅柱によって、また有利には隅柱だけによって支持され、第1のユニットロードの柔軟な二次包装内の吸収性衛生物品が、第2のユニットロードの重量によって過度に潰れることがない。
【0050】
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸収性衛生物品(34)を輸送するためのユニットロード(10)であって、
−パレット(12)と、
−前記パレット(12)に積載された複数の二次包装(16)であって、前記二次包装(16)がそれぞれ、複数の吸収性衛生物品(34)をそれぞれ収容する複数の一次包装(32)を収容し、前記二次包装(16)が、柔軟材料、好ましくはプラスチックフィルムで作製され、前記複数の二次包装がスタック(14)を形成し、前記スタック(14)が、下縁(141)、上縁(142)及び複数の垂直角部(143)を有する、複数の二次包装(16)と、
−前記パレット(12)と前記スタック(14)の間の下部トレイ(18)であって、前記下部トレイ(18)が、前記スタック(14)の前記下縁(141)の1つ以上の側部のまわりで上方に折り曲げられた1つ以上の側部フラップ(24)を含み、好ましくは前記下部トレイ(18)が、前記スタック(14)の前記下縁(141)の各側部ごとに上方に折り曲げられた1つの側部フラップ(24)を含む、下部トレイ(18)と、
−前記スタック(14)の上に配置された上部キャップ(20)であって、前記上部キャップ(20)が、前記スタック(14)の前記上縁(142)の1つ以上の側部のまわりで下方に折り曲げられた1つ以上の側部フラップ(26)を含み、好ましくは前記上部キャップ(20)が、前記スタック(14)の前記上縁(142)の各側部ごとに下方に折り曲げられた1つの側部フラップ(26)を含む、上部キャップ(20)と、
−それぞれが前記スタック(14)の異なる垂直角部(143)に沿って設置され、前記スタック(14)の少なくとも底部から上部まで垂直方向に延在する複数の垂直隅柱(22)であって、各隅柱(22)が、前記上部キャップ(20)の前記折り曲げフラップ(26)の少なくとも一部分(26a、26b)、及び前記下部トレイ(18)の前記折り曲げフラップ(24)の少なくとも一部分(24a、24b)に対して設置される、複数の垂直隅柱(22)と、
を含む、ユニットロード(10)。
【請求項2】
前記吸収性衛生物品(34)がそれぞれ、長さ部分(38)と幅部分(40)とを有し、前記衛生物品が折り曲げられたときは、前記折り曲げられた吸収性衛生物品の長さ(38)が垂直方向に向けられ、前記衛生物品(34)が折り曲げられないときは、前記幅(40)が垂直方向に向けられる、請求項1に記載のユニットロード。
【請求項3】
前記隅柱(22)の内側が、前記折り曲げフラップ(24、26)の外側に重なって設置され、前記隅柱が、ストレッチ包装又はシュリンク包装(28)によって前記スタックに対して適切な位置に維持される、請求項1又は2に記載のユニットロード。
【請求項4】
前記隅柱(22)が、前記ストレッチ包装フィルム又はシュリンク包装(28)によってのみ適所に維持される、請求項3に記載のユニットロード。
【請求項5】
前記スタック(14)が、二次包装(16)の数層(43)で作製され、滑り止めシート(46)が、これらの層(43)のうちの少なくとも2つの間に設置される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のユニットロード。
【請求項6】
前記一次包装(32)が、プラスチックフィルムで作製される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のユニットロード。
【請求項7】
複数の女性用衛生物品(34)をそれぞれ収容する複数の一次包装(32)を収容する二次包装(16)であって、前記二次包装(32)が、柔軟材料、好ましくはプラスチックフィルムで作製されることを特徴とする、二次包装(16)。
【請求項8】
前記二次包装が、事前破断線(30)を含み、好ましくは前記事前破断線が、前記二次包装の除去可能な部分(31)を画定する、請求項7に記載の二次包装。
【請求項9】
吸収性衛生物品(34)を輸送するためのユニットロード(10)を作製する方法であって、
−パレット(12)を提供する工程と、
−下部トレイ(18)を前記パレット(12)上に平坦形状で設置する工程であって、前記下部トレイ(18)が、外方に延在する1つ以上の側部フラップ(24)を有する、工程と、
−前記下部トレイ(18)に複数の二次包装(16)を積載する工程であって、前記二次包装(16)がそれぞれ、複数の吸収性衛生物品(34)をそれぞれ収容する複数の一次包装(32)を収容し、前記二次包装(16)が、柔軟材料、好ましくはプラスチックフィルムで作製され、前記複数の二次包装が、スタック(14)を形成し、前記スタック(14)が、下縁(141)、上縁(142)及び複数の垂直角部(143)を有する、工程と、
−上部キャップ(20)を前記スタック(14)の上に平坦形状で設置する工程であって、前記上部キャップ(20)が、外方に延在する1つ以上の側部フラップ(26)を含む、工程と、
−前記下部トレイの前記側部フラップ(24)を、前記スタック(14)の前記下縁(141)の1つ以上の側部のまわりで上方に折り曲げる工程と、
−前記上部キャップの前記側部フラップ(26)を、前記スタック(14)の前記上縁(142)の1つ以上の側部のまわりで下方に折り曲げる工程と、
−複数の垂直隅柱(22)を、それぞれ前記スタック(14)の異なる垂直角部(143)に沿って設置する工程であって、各隅柱が、スタック(14)の少なくとも前記下縁から前記上縁まで垂直に延在し、前記隅柱(22)が、前記上部キャップ(20)の前記折り曲げフラップ(26)の少なくとも一部分(26a、26b)、及び前記下部トレイ(18)の前記折り曲げフラップ(24)の少なくとも一部分(24a、24b)に対して設置される、工程と、
−前記垂直隅柱(22)を前記スタックの前記垂直角部(143)に沿った適切な位置に維持する工程と、
を含む、方法。
【請求項10】
前記下部トレイ(18)が、前記スタック(14)の前記下縁(141)の各側部に対して上方に折り曲げられた1つの側部フラップ(24)を含み、前記上部キャップ(20)が、前記スタック(14)の前記上縁(142)の各側部のまわりで下方に折り曲げられた1つの側部フラップ(26)を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記隅柱(22)が、ストレッチ包装又はシュリンク包装(28)によって前記スタック(14)の前記垂直角部(143)に対して適切な位置に維持される、請求項9〜10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
ユニットロードの上部キャップ又は下部トレイとして使用するための折り曲げ可能な材料の片(18、20)であって、
−中央部分(44)と、
−前記中央部分(44)から外方に延在する1つ以上の側部フラップ(24、26)と、
を含み、
前記前記側部フラップ(24、26)がそれぞれ、複数の折り目(47)を含み、前記側部フラップ(24、26)が、前記折り目(47)に沿って折り曲げ可能であり、前記複数の折り目(47)が、複数の折り曲げ形状を画定する、折り曲げ可能な材料の片(18、20)。
【請求項13】
前記中央部分(44)が、矩形形状を有し、少なくとも1つの側部フラップ(24、26)が、前記中央部分の各側部から外方に延在する、請求項12に記載の折り曲げ可能な材料の片(18、20)。
【請求項14】
前記材料が、段ボール又はボール紙である、請求項12〜13のいずれか一項に記載の折り曲げ可能な材料の片(18、20)。
【請求項15】
請求項1〜8のいずれか一項に記載のユニットロード(10)の下部トレイ(18)又は上部キャップ(20)としての、請求項12〜14のいずれか一項に記載の折り曲げ可能な材料の片の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12a】
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【図12b】
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【図13a】
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【図13b】
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【図14】
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【図15】
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【図16a】
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【図16b】
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【図17】
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【公表番号】特表2011−519792(P2011−519792A)
【公表日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−508556(P2011−508556)
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際出願番号】PCT/US2009/042197
【国際公開番号】WO2009/137312
【国際公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】