説明

周辺機器の、ブラウザをベースとした操作インターフェース

【課題】それ自体は相応の操作装置を備えていない、機械に接続された周辺機器の簡単かつ確実な構成を可能にする、周辺機器を備えた機械のための操作装置を提供する。
【解決手段】印刷機1は、電子通信ネットワーク16を介して印刷機1の操作コンピュータ23と通信するために独自の制御部17,18を備える周辺機器8,11を有している。電子通信ネットワーク16を介して操作コンピュータ23に送られる周辺機器8,11の信号がネットワークアドレスを含んでおり、該ネットワークアドレスから、表示装置に表示可能な、周辺機器8、11の操作インターフェースを呼出し可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置と入力装置とを含むグラフィック産業の機械のための操作装置であって、前記機械は、電子通信ネットワークを介して前記機械の操作装置と通信するために独自の制御部を備える周辺機器を有している、操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
印刷機は、たとえば圧縮空気を準備し、出来上がった被印刷体を乾かすモジュールを含む多数の周辺機器を、運転のために必要とする。インキみぞへのインキ供給も、外部モジュールを通じて行うことができる。こうした周辺機器またはモジュールは、その最初の使用開始のときに、印刷機のそのつどの構成に合わせてなくてはならない。今日では、使用開始およびサービス利用のために、印刷機の周辺機器に独自の操作機器を設けるのが普通である。この目的のためにサービス要員は、必要なメンテナンス措置および構成措置を行えるようにするために、ディスプレイと入力キーボードとを備える操作装置をケーブルによって各周辺機器に接続しなければならない。当然ながら、各周辺機器を独自の操作装置と一緒に工場から出荷することも可能である。しかし、印刷機には比較的多くの周辺機器が存在し、そこでメンテナンス工程および構成工程が行われることは比較的稀であるので、すべての周辺機器に表示装置と操作装置を備えることはコストがきわめてかかり、そのために回避される。
【0003】
たとえばSPS制御において、いわゆるウェブサーバを利用することが自動化技術から知られている。このようなシステムは特許文献1から公知である。同文献によると、産業用制御システムにおいては、たとえばインターネットを通じて他のコンピュータと連絡をとることができ、そのようにしてデータを制御モジュールへ取り込むことができるウェブサーバが、制御モジュールに組み込まれる。そして、ウェブサーバを備えるSPS制御部が、機械の接続されている機器を制御する。ウェブサーバを介して、遠隔地にあるコンピュータからでも、SPS制御部のウェブサーバのデータにアクセスすることができる。しかしこの文献は、ウェブサーバを備えるこのような制御部を、どのようにして簡単、かつ低コストに構成できるかという点については言及していない。
【特許文献1】欧州特許明細書1354249B1
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明の目的は、それ自体は相応の操作装置を備えていない、機械に接続された周辺機器の簡単かつ確実な構成を可能にする、周辺機器を備えた機械のための操作装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、本発明によると、請求項1によって達成される。本発明の有利な実施態様は、従属請求項および図面から見てとることができる。本発明による操作装置は、グラフィック産業の機械を制御することができる表示装置と入力装置を有している。この機械は、印刷機、折り機、または印刷仕上げ処理をするその他の機械であってよい。特に印刷機は、稼動させながら定期的に保守整備しなくてはならない複数の周辺機器を有している。そのうえ、顧客への初回の発送時には標準装備に含まれていなかった他の周辺機器が、印刷機に後から装備されることも稀ではない。その場合、こうした周辺機器を、印刷機の制御部に組み込まなくてはならない。そのためには、相応の構成を行わなければならない。周辺機器は、印刷機の電子通信ネットワークへ接続するためのインターフェースを可能にする独自の電子制御部を備えている。このような電子通信ネットワークは、たとえばCANバスやプロフィバスといったバスシステムであってよい。イーサネットパワーリンクやイーサキャットなどの、イーサネットプロトコルをベースとする新しいネットワーク技術も利用することができる。周辺機器の制御部は電子ネットワークを通じて、印刷機の操作装置と連絡をとることができる。周辺機器は、コスト上の理由によって、独自のディスプレイや入力装置を備えていないので、使用開始およびメンテナンスは印刷機の操作装置を通じて行わなくてはならない。周辺機器がたとえば後から取り付けられる場合、必要な操作機能、特に印刷機の操作装置のディスプレイのための電子操作インターフェースは存在しておらず、もしくはインストールされていない。本発明によると、このようなインストールをかなり簡単に行える。新しい周辺機器が機械の電子通信ネットワークに接続されると、ただちにこの周辺機器は電源投入時に電子通信ネットワークを経て信号を出す。この信号は機械の操作装置にも届く。本発明によると、周辺機器のこの送信される信号は電子ネットワークアドレスを含んでおり、このネットワークアドレスから、機械の表示装置に表示可能な各周辺機器の操作インターフェースを呼び出すことができる。このようにして、周辺機器に付属する操作インターフェースに、判明したネットワークアドレスで機械の操作装置からアクセスすることができ、それによって、周辺機器の操作機能を機械の操作装置でも利用できるようになる。そのために機械の操作装置は、ネットワークアドレスからロードされた操作インターフェースを以後の操作プロセスのために保存することができる、コンピュータを少なくとも1つ有しているのが好都合である。操作インターフェースを仮の操作装置としてのみ保存することも可能である。操作装置を通じて、操作インターフェースのネットワークアドレスへ直接アクセスすることができるからである。
【0006】
それによって、周辺機器の操作インターフェースをブラウザアプリケーションで機械の表示装置上に表示することが可能である、本発明の特別に有利な実施態様が得られる。このようなブラウザアプリケーションは、たとえばインターネットブラウザであってよい。このようなブラウザソフトウェアは、HTML,XML、およびその他の標準化されたフォーマットを表示することができる。操作装置のコンピュータには、ブラウザアプリケーションのネットワークアドレスが使用開始時に通知されているので、このネットワークアドレスを通じて、周辺機器の操作インターフェースを、機械の操作装置のインターネットブラウザでディスプレイに表示することができる。すると周辺機器の操作インターフェースが、インターネットサイトと同じようにブラウザのウィンドに現れる。XLMのような、ブラウザアプリケーションの標準化されたフォーマットを使用することによって、新しい周辺機器の任意のブラウザアプリケーションを操作装置の操作インターフェースを通じて呼び出し、操作することが可能である。それによって、新たな周辺機器に関して機械を柔軟にいつでも拡張することが可能となる。
【0007】
本発明の他の実施態様では、操作装置はグラフィック産業の機械を制御するための機械コンピュータに接続されていることが意図される。この場合、機械の操作装置は操作員の操作要求を、印刷機のアクチュエータに対する制御命令に変換する。このことは、機械コンピュータがたとえば印刷機のアクチュエータおよび電動モータを直接制御できることを意味している。操作装置と機械コンピュータとの接続は、周辺機器がその独自の制御部によって接続されているのと同じ電子通信ネットワークを通じて行うことができる。この場合、機械全体の電子制御部が共通の電子通信ネットワークを介して相互に接続されるので、別個のネットワークは必要ない。
【0008】
本発明の他の実施態様では、通信ネットワークはインターネットへのネットワークインターフェースを有していることが意図される。このネットワークインターフェースを介して、機械の操作装置、機械制御部、周辺機器のような、機械の電子通信ネットワークに接続されている制御ユニットが、場所的に離れて設置されたコンピュータとデータを交換することができる。これは、機械の表示装置に表示可能な、周辺機器の操作インターフェースが、場所的に離れたコンピュータに保存されていてもよく、機械の表示装置での表示のために、そこから呼び出すことができるという利点がある。このことは、周辺機器の各操作インターフェースが必ずしも周辺機器そのものと一緒に発送されなくてもよく、周辺機器の制御部は、対応する操作インターフェースが場所的に離れたコンピュータに保存されているネットワークアドレスだけを含んでいて、機械の通信ネットワークへこれを送信することを意味している。こうした場所的に離れたコンピュータは、たとえば周辺機器の製造者のところにあってよい。そうすれば、この製造者は周辺機器の操作インターフェースを、この場所的に離れたコンピュータ上に、使用できるように整えておくことができる。このことは、特に操作インターフェースの更新を容易にする。操作インターフェースの更新されたバージョンをまず周辺機器に伝送しなくてよく、場所的に離れている製造者のコンピュータで更新すればよいからである。すなわち製造者は、操作インターフェースをコンピュータ上で更新するだけでよい。そして更新された操作インターフェースに、インターネットへのネットワークインターフェースを介して、機械の操作装置から直接アクセスがなされ、そのようにして、各周辺機器の相応の機能を操作することができる。
【0009】
あるいは、当然ながら、操作インターフェースをブラウザアプリケーションとして周辺機器の記憶装置に格納することも可能である。この解決策では、操作インターフェースを呼び出すために、インターネット接続を成立させなくてよい。この場合、周辺機器の使用開始を可能にするには、周辺機器を機械の通信ネットワークに接続するだけで足りる。
【0010】
本発明の他の実施態様では、表示装置に表示可能な周辺機器の操作インターフェースは、他のコンピュータ上にある、操作インターフェースの他の機能構成要素とのデータリンクを有していることが意図される。本発明のこの実施態様は、周辺機器の操作インターフェースの個々の構成要素を複数のコンピュータに用意しておくことを可能にする。このことは、たとえば操作インターフェースの主要部分が各周辺機器の制御コンピュータに保存されることを意味している。そして、特別な機能またはさらに進んだ機能のために、機械の操作装置に表示される、周辺機器の操作インターフェースには、たとえば場所的に離れたコンピュータに属するネットワークアドレスとのリンクがさらに存在している。こうしたファイルリンクは、特にインターネットリンクとして製作されていてよく、「ハイパーリンク」として構成されたこのようなインターネットリンクの背後に、周辺機器の操作インターフェースのさらに他の構成要素を隠しておくことができる。たとえば、標準機能は工場出荷時から周辺機器の記憶装置に入れて発送することができ、それに対して、追加機能はこうしたインターネットリンクを通じて可能となる。このことはひいては、周辺機器の発送時に状況によってはまだ実現されていなかったこのような追加機能を、後から周辺機器へ送らなくても、発送時にすでに存在している操作インターフェースのデータリンクを介して、自動的に提供することができるという利点がある。
【0011】
本発明の他の実施態様では、周辺機器の操作インターフェースの機能へのアクセスは、操作員のアクセス資格に応じて行われることが意図される。この場合、操作装置のブラウザを通じて周辺機器の操作インターフェースを呼び出すとき、操作インターフェースの開始前に、まず操作員の識別を必要とするウィンドがフェードインされる。操作員が識別語およびパスワードを入力した後に、周辺機器の操作インターフェースへ自由につなげるようになる。この場合、たとえばメンテナンス機能やサービス機能は周辺機器の製造者のサービス要員だけが実行できるように、一人の人間の識別語およびパスワードごとに、操作インターフェースの機能への規定されたアクセス権を割り当てることができる。印刷機の操作員が自分の識別語およびパスワードで周辺機器の操作インターフェースにログオンすると、たとえばその立場の人間は、印刷機の運転のために必要な設定だけを操作インターフェース上で行えることが規定されてもよい。その場合、メンテナンス機能やサービス機能は少なくとも部分的にロックされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1には、5つの印刷ユニット6と1つの塗工ユニット7とを備える印刷機における、本発明の操作装置が具体化されている。印刷ユニット6は、ブランケット胴13と、版胴14と、インキ装置11とをそれぞれ備えている。さらに、印刷インキを湿らせるために湿し装置12がある。それぞれの印刷ユニット6は図では同一の構成となっているが、それが絶対に必要というわけではない。図の印刷機1は、給紙装置2が給紙パイル5から搬送装置15によってシート状の被印刷体を供給する枚葉紙印刷機である。この枚葉紙に印刷ユニット6において、個々の色分解版が順次印刷される。これは、図では5色刷り機であり、次いで、塗工ユニット7で塗工がさらに行われる。出来上がった枚葉紙は排紙装置3において、まず乾燥装置8で乾かされてから、排紙パイル4に積み置かれる。個々の枚葉紙は圧胴10および搬送胴9によって、印刷機1を通過するように運ばれる。印刷機1のすべてのモータおよびアクチュエータは、中央の機械コンピュータ20によって制御、調節される。この機械コンピュータは機械制御部の心臓部を構成する。印刷機1は、図では周辺機器8、11を備えていることがわかる。この関連でインキ装置11は、印刷動作時にカートリッジからインキをインキ装置11のインキ溝へ連続的に放出するインキ供給装置がここにあるという意味において、周辺装置であるとみなされる。このインキ供給装置は、インキ供給モジュール18を通じて制御される。同様に、乾燥装置8は乾燥機制御部17によって制御される。両制御部17,18は、一方では各周辺機器を制御し、他方ではネットワークインターフェースを備えるコンピュータをそれぞれ含んでいる。このネットワークインターフェースを通じて、各制御部17,18は通信接続線16を介して機械制御部20と接続されている。通信接続線16は、CANバスまたはイーサネットをベースとするネットワークであってよい。それ以外のネットワーク技術も可能である。
【0014】
図では、機械コンピュータ20は操作コンピュータ23に接続されている。この操作コンピュータ23は、ディスプレイと、キーボードやマウス等の入力装置とを備える市販のコンピュータであるのが好ましい。操作コンピュータ23は、周辺機器8,11の制御部17,18と同じネットワーク接続部16を介して、機械コンピュータ20と通信することができる。さらに、図からわかるように、機械コンピュータ20は、インターネット21との接続を開始することができるインターフェースを備えている。このネットワークインターフェースを通じて、機械コンピュータ20は場所的に離れて配置されたコンピュータ22と、インターネット21を介して通信することができる。たとえば印刷所にある印刷機1が、印刷機の製造者のもとにある保守・管理コンピュータ22と連絡をとることが可能である。このようにして印刷機の製造者は、印刷機1の制御部20へプログラムを更新のために送ることが可能となる。
【0015】
印刷機1は操作コンピュータ23によって制御される。そして機械コンピュータ20が、操作コンピュータ23から送られる操作命令を、印刷機1のモータおよびアクチュエータに対する調節命令に変換する。しかし印刷機にある周辺機器8,11は、まず、将来の稼動のために構成されなくてはならない。このことは特に、周辺機器が後から印刷機1へ組み込まれる場合に必要である。使用開始のために、周辺機器8,11へ独自のディスプレイや操作部材を装備しなくてもよいようにするために、本発明によると、操作コンピュータ23を通じた操作プロセスによって、このような構成を行うことができる。ただし操作コンピュータ23は、組み込まれる周辺機器8,11に対する相応の操作部材を最初から用意しているわけではないので、本発明による操作システムは、周辺機器8,11が接続されて電源が投入された後、周辺機器8,11から通信ネットワーク16へ情報が送信されるように設計されている。これらのデータはネットワークアドレスをそれぞれ含んでおり、該ネットワークアドレスで各周辺機器8,11に付属する操作インターフェースが保存される。このネットワークアドレスは、たとえば乾燥機制御部17やインキ供給モジュール18の記憶装置であってよい。この場合、各周辺機器8,11の制御コンピュータに操作インターフェースが直接存在することになる。あるいは、ネットワークアドレスが、離れて配置されたコンピュータ22を指していることも可能である。この場合、操作コンピュータ23から通信ネットワーク16およびインターネット接続部21を介して、離れて配置されたコンピュータ22に保存されている操作インターフェースへアクセスが行われることになる。操作インターフェースへのアクセスは、インターネットを利用するために現在普通に用いられているインターネットブラウザを通じて、操作コンピュータ23で行われる。このようなインターネットブラウザでは、インターネットページを閲覧のために呼び出すことができる。そして操作インターフェースは、インターネットページと同じようにXMLまたはこれに類似するプログラミング言語で格納されているので、どのような標準型のインターネットブラウザによっても、操作コンピュータ23で問題なく表示することができる。こうして操作コンピュータ23に表示された操作インターフェースを通じて、操作コンピュータ23から乾燥機制御部17やインキ供給モジュール18へアクセスすることができ、これらに対応する周辺機器、すなわち乾燥装置8やインキ装置11を構成したり、メンテナンスすることができる。操作インターフェースの一部が周辺機器8,11のコンピュータ17,18に保存されており、他方他の操作モジュールが、離れたところに配置されたコンピュータ22に保存されていることも可能である。この場合、コンピュータ17,18に保存された操作インターフェースは、離れて配置されたコンピュータ22の操作インターフェースモジュールの記憶場所を指すリンク、いわゆる「インターネットリンク」を含んでいる。このようにして、周辺機器の発送時には制御モジュール17,18にまだ格納されていなかった追加機能を利用することが可能である。操作インターフェースのそれまで欠けていたソフトウェアモジュールが、場所的に離れて配置されたコンピュータ22で利用できるようになると、すぐにリンクを通じて、乾燥機制御部17およびインキ供給モジュール18の操作インターフェースでこれをアクティブにすることができる。操作インターフェースを表示するためのインターネットブラウザの使用、およびこれに伴う標準化、ならびに電子ネットワークアドレスを通じての操作インターフェースの利用可能性によって、問題のない更新と、周辺機器の簡単な使用開始およびその制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】印刷機の操作装置を介して制御可能な2つの周辺機器を備える印刷機を示す図である。
【符号の説明】
【0017】
1 印刷機
2 給紙装置
3 排紙装置
4 排紙パイル
5 給紙パイル
6 印刷ユニット
7 塗工ユニット
8 乾燥装置
9 搬送胴
10 圧胴
11 インキ装置
12 湿し装置
13 ブランケット胴
14 版胴
15 吸引ベルト台
16 通信接続線
17 乾燥機制御部
18 インキ供給制御部
20 機械コンピュータ
21 インターネット接続
22 離れて配置されたコンピュータ
23 操作コンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置と入力装置とを含む、グラフィック産業の機械(1)のための操作装置(23)であって、前記機械(1)は、電子通信ネットワーク(16)を介して前記機械(1)の操作装置(23)と通信するために独自の制御部(17,18)を備える周辺機器(8,11)を有している、操作装置において、
前記電子通信ネットワーク(16)を介して前記操作装置(23)に送られる前記周辺機器(8,11)の信号がネットワークアドレスを含んでおり、該ネットワークアドレスから、前記表示装置に表示可能な、前記周辺機器(8,11)の操作インターフェースを呼出し可能であることを特徴とする、グラフィック産業の機械のための操作装置。
【請求項2】
前記電子通信ネットワーク(16)はバスシステム、特にCANバスである、請求項1に記載の操作装置(23)。
【請求項3】
前記周辺機器(8,11)の前記操作インターフェースはブラウザアプリケーションで、前記機械(1)の前記表示装置に表示可能である、請求項1または2に記載の操作装置。
【請求項4】
前記操作装置(23)は前記グラフィック産業の前記機械(1)を制御するために前記機械(1)に接続されている、請求項1から3までのいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項5】
前記通信ネットワーク(16)はインターネット(21)へのネットワークインターフェースを有している、請求項1から4までのいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項6】
前記通信ネットワーク(16)の通信インターフェースを介して場所的に離れたコンピュータ(22)との接続をインターネット(21)を介して構築可能である、請求項5に記載の操作装置。
【請求項7】
前記機械(1)の前記表示装置に表示可能な、前記周辺機器(8,11)の前記操作インターフェースは場所的に離れた前記コンピュータ(22)に保存されており、前記機械(1)の前記表示装置に表示するためにそこから呼出し可能である、請求項6に記載の操作装置。
【請求項8】
前記表示装置に表示可能な、前記周辺機器(8,11)の前記操作インターフェースは少なくとも1つの前記周辺機器(8,11)の使用を開始するための操作機能を有している、請求項1から7までのいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項9】
前記表示装置に表示可能な、前記周辺機器(8,11)の前記操作インターフェースは、他のコンピュータ(22)にある、前記操作インターフェースの他の機能構成要素とのデータリンクを有している、請求項1から8までのいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項10】
前記周辺機器(8,11)は一義的なネットワークアドレスを有している、請求項1から9までのいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項11】
前記周辺機器(8,11)は、前記機械の前記表示装置に表示可能な、当該周辺機器(8,11)の前記操作インターフェースが保存された記憶装置を備えるコンピュータ(17,18)を有している、請求項1から10までのいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項12】
前記周辺機器(8,11)の前記操作インターフェースの機能へのアクセスは操作員のアクセス資格に応じて行われる、請求項1から11までのいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項13】
請求項1から12までのいずれか1項に記載の操作装置(23)を有している印刷機。

【図1】
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【公開番号】特開2008−159060(P2008−159060A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−332188(P2007−332188)
【出願日】平成19年12月25日(2007.12.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(390009232)ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト (347)
【氏名又は名称原語表記】Heidelberger Druckmaschinen AG
【住所又は居所原語表記】Kurfuersten−Anlage 52−60, Heidelberg, Germany
【Fターム(参考)】