説明

回動支持装置

【課題】ディスプレイ装置を移動体の振動下において視認位置で保持できるとともに、人が衝突したときの衝撃力を低減できる回動支持装置を提供する。
【解決手段】回動支持装置は、ディスプレイ装置120を収納位置121と視認位置122との間で回動自在に支持する回動機構110と、使用位置122において少なくとも2段階の保持力でディスプレイ装置120を保持するディスプレイ保持機構130と、人または物体を検出する物体検出センサ160と、物体検出センサ160の検知結果に基いて、保持力を切り替えるようディスプレイ保持機構130を制御する制御装置180と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ここに開示される技術は、航空機や列車等の移動体に設置され、収納位置と視認位置(使用位置)との間で開閉動作するディスプレイ装置の開閉システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、移動体、特に航空機では、機内エンターテイメントサービスとして乗客席の背もたれ背面や乗客席上方に設置されたディスプレイ装置において、映画などのコンテンツや現在位置などの飛行情報が放映されている。
【0003】
乗客席の背もたれ背面に搭載されるディスプレイ装置は、個人用のディスプレイ装置であり、乗客席上方に設置されるディスプレイ装置は、ディスプレイ装置の画面を視認できる数人の乗客用のディスプレイ装置である。
【0004】
図4は、航空機内におけるディスプレイ装置の一般的な配置を示す概略図である。図4において、乗客席410の上方に設置されるタイプのディスプレイ装置420は、乗客席410上方の空間の確保と乗客430の安全のために、未使用時は天井部440に近接する収納位置421に格納され、使用時には視認位置422まで開く。
【0005】
ここで、上記ディスプレイ装置としては液晶ディスプレイが採用されることが多い。液晶ディスプレイでは、視野角の特性を考慮し、視認位置422は、収納位置421から90度以上展開した位置に保持する必要がある。そこで、移動体の振動の影響下においてもディスプレイ装置を視認位置422で保持するために、例えばクラッチやブレーキなどの保持機構を駆動軸に設置する手法が提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
また、視認位置に位置するディスプレイ装置の背面側(すなわち、画面の反対側)に人が衝突することによって閾値以上の力が加わった場合には、人の安全を考慮して、ディスプレイ装置を収納位置に閉じる手法も提案されている(特許文献2参照)。
【0007】
さらに、人がディスプレイ装置に衝突することを抑制するために、センサによって物体の接近が検出されるたびに、ディスプレイ装置を収納位置に閉じる手法も提案されている(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2007−161041号公報
【特許文献2】特開平5−97098号公報
【特許文献3】特開2008−13063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、特許文献1の手法では、移動体自体の振動のみを検出し、ディスプレイ装置への衝撃は検出していない。そのため、振動下での正常動作を確保できても、ディスプレイ装置に人が衝突することは抑制できない。
【0010】
また、特許文献2の手法では、人が衝突することを考慮して閾値を小さくすれば、移動体の振動によってディスプレイ装置が収納されてしまうおそれがある。一方で、移動体の振動程度では収納されないように閾値を大きくすれば、人が衝突したときの衝撃が大きくてもディスプレイ装置が収納されなくなってしまう。
【0011】
また、特許文献3の手法では、人が衝突するおそれがない場合にまでディスプレイ装置が収納される場合があり、不要に収納される頻度が高くなってしまう。
そこで、ここに開示される技術は、ディスプレイ装置を移動体の振動下において視認位置で保持できるとともに、人が衝突したときの衝撃力を低減できる回動支持装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
ここに開示される回動支持装置は、移動体に設けられる対象物を使用位置と収納位置との間で回動自在に支持する回動機構と、前記使用位置において少なくとも2段階の保持力で前記対象物を保持する保持機構と、前記対象物の近傍に設置され、人または物体を検出する物体検出部と、前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記保持力を切り替えるよう前記保持機構を制御する制御部と、を備えている。
【発明の効果】
【0013】
ここに開示される技術によれば、ディスプレイ装置を移動体の振動下において視認位置で保持できるとともに、人が衝突したときの衝撃力を低減できる回動支持装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】ディスプレイ装置開閉システムの構成を示すブロック図
【図2】ディスプレイ装置開閉システムの開閉動作を説明するための側面図
【図3】ディスプレイ装置開閉システムの動作フローチャート
【図4】航空機内におけるディスプレイ装置の配置を示す概略図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
1.回動支持装置の構成
図1は、実施の形態に係る回動支持装置を適用したディスプレイ装置開閉システムの構成を示すブロック図である。図2は、ディスプレイ装置の開閉動作図を説明するための側面図である。図3は、ディスプレイ装置の動作フローチャートである。なお、図2に示すディスプレイ装置は、図4に示されるディスプレイ装置(対象物の一例)と同様、航空機(移動体の一例)内において乗客席の上方に設置されるタイプである。
【0016】
なお、対象物はディスプレイ装置に限定されないし、移動体も航空機に限定されない。
図1、図2において、回動機構110は、ディスプレイ装置120の開閉(回動)動作を行う。回動機構110は、回動軸と、モータと、バネと、によって構成される。回動軸は、ディスプレイ装置120の一端部に固定され、ディスプレイ装置120を支持している。モータは、ディスプレイ装置120が収納位置121から視認位置122まで開動作するように、回動軸に回転力を与える。バネは、ディスプレイ装置120が視認位置122から収納位置121まで閉動作するように、回動軸に付勢力を与えている。モータの回転力は、バネの付勢力よりも大きい。モータの回転力は、ディスプレイ装置120が収納位置121から視認位置122まで回動した時点で停止される。
【0017】
なお、収納位置121とは、ディスプレイ装置120が天井部190に近接する位置、又は、ディスプレイ装置120が天井部190内に格納される位置である。視認位置122は、ディスプレイ装置120の画面を乗客が視認できる位置である。視認位置122は、収納位置121から回動軸周りに90度以上離れていてもよい。
【0018】
ディスプレイ装置120は、回動機構110によって収納位置121と視認位置122との間で回動される。ディスプレイ装置120は、回動機構110によって収納位置121から視認位置122まで回動されると、ディスプレイ保持機構130によって固定される。また、図2に示すように、ディスプレイ装置120は、天井部190に設けられた止め分195によって、視認位置122を超える回動が規制されている。
【0019】
ディスプレイ保持機構130(保持機構の一例)は、ディスプレイ装置120を視認位置122で保持する。ディスプレイ保持機構130としては、ワンウェイクラッチやパウダークラッチなどを用いることができる。ディスプレイ保持機構130は、電源回路140からの供給電圧に応じて、強弱2段階の保持力でディスプレイ装置120を保持できる。強い方の保持力は、航空機の振動下においてもディスプレイ装置120が視認位置122からずれないように保持できる程度であればよい。このような強い方の保持力は、ディスプレイ装置120のサイズ及び重量や航空機の振動の大きさなどに応じて設定可能である。一方で、弱い方の保持力は、ディスプレイ装置120に人が衝突したときに人に与える衝撃力が小さくなる程度であればよい。
【0020】
電源回路140は、ディスプレイ装置120の電力源である。電圧可変回路150は、電源回路140からディスプレイ保持機構130への供給電圧を、少なくとも高低2段階に切り替えることができる。高い電圧は、ディスプレイ保持機構130に強い保持力を発生させるための電圧であり、低い電圧は、ディスプレイ保持機構130に弱い保持力を発生させるための電圧である。
【0021】
物体検出センサ160(物体検出部の一例)は、天井部190においてディスプレイ装置120の近傍に取り付けられている。物体検出センサ160は、赤外線により、ディスプレイ装置120の背面側(すなわち、画面の裏側)から物体が近付くことを検出する。物体検出センサ160は、物体を検出した場合、その旨を制御装置180に通知する。
【0022】
この物体検出センサ160は、赤外線に限らず、例えば人の体温を検出する温度センサや、カメラを用いた画像認識によるようなものでもよい。
また、物体検出センサ160の取り付け場所は、ディスプレイ装置120の近傍で、かつ、人の接近を検知可能な場所であればよく、例えば座席上などでもよい。
【0023】
ディスプレイ位置検出機構170(位置検出機構の一例)は、ディスプレイ装置120に取り付けられ、ディスプレイ装置120の開閉位置を検出する。具体的に、ディスプレイ位置検出機構170は、ディスプレイ装置120が視認位置122に到達した場合、その旨を制御装置180に通知する。また、ディスプレイ位置検出機構170は、ディスプレイ装置120が視認位置122から収納位置121に向かって、所定の閾値以上回動した場合、その旨を制御装置180に通知する。
【0024】
制御装置180(制御部の一例)は、回動機構110とディスプレイ保持機構130への電圧供給の制御とディスプレイ装置120への映像配信を行う。制御装置180は、ディスプレイ装置120への映像配信を行う際、電源回路140から回動機構110に電力を供給させることによって、ディスプレイ装置120を収納位置121から視認位置122に向かって開動作させる。制御装置180は、ディスプレイ装置120が視認位置122に到達した旨の通知をディスプレイ位置検出機構170から取得すると、電源回路140から回動機構110への電力供給を停止させるとともに、電源回路140からディスプレイ保持機構130に電圧を供給させる。制御装置180は、物体が検出された旨の通知を物体検出センサ160から取得すると、高い電圧をディスプレイ保持機構130に供給するよう電圧可変回路150を制御する。一方、制御装置180は、物体が検出された旨の通知を物体検出センサ160から取得しない間は、低い電圧をディスプレイ保持機構130に供給するよう電圧可変回路150を制御する。また、制御装置180は、ディスプレイ装置120が視認位置122から収納位置121に向かって所定の閾値以上回動した旨の通知をディスプレイ位置検出機構170から取得すると、ディスプレイ保持機構130への電圧供給を停止させて、バネの付勢力でディスプレイ装置120を閉動作させる。
【0025】
なお、ディスプレイ保持機構130は、ディスプレイ装置120の閉動作方向に対しては保持力を発揮するが、開動作方向には作用しない。
【0026】
2.回動支持装置の動作
回動支持装置の動作について、図3の動作フローチャートを参照しながら説明する。
ディスプレイ装置120で映像を放映するサービスを開始する際、回動機構110に電圧を供給する命令を、制御装置180から電源回路140に出力する。これによって、収納位置121に収納されているディスプレイ装置120が開動作する(S1)。
【0027】
ディスプレイ装置120が視認位置122に到達したことをディスプレイ位置検出機構170が検出すると、制御装置180から電源回路140へ回動機構110への電圧供給を停止する命令を出力する。これによって、電源回路140から回動機構110への電圧供給が断たれる。このとき、ディスプレイ装置120が固定された天井部190に取り付けられた物体検出センサ160の出力を、制御装置180が読み取り、物体検出センサ160の出力に応じた電圧値を、制御装置180が選択する(S2)。制御装置180は、選択された電圧値を供給するよう電圧可変回路150に命令を出力する。そして、ディスプレイ保持機構130への供給電圧を電圧可変回路150から出力し、ディスプレイ保持機構130は供給電圧に基づいた保持力でディスプレイ装置120を視認位置122に保持する(S3)。
【0028】
次に、映像を放映するサービスを開始する。その後、制御装置180が、物体検出センサ160の出力を読み取り、物体検出センサ160がディスプレイ装置120近傍に障害物を検出したか否かを判定する(S4)。障害物が検出されない場合(S4のNoの場合)は、制御装置180は、ディスプレイ装置120を視認位置122に保持するために、ディスプレイ保持機構130へ高い電圧を供給する命令を電圧可変回路150に出力する(S5)。
【0029】
制御装置180からの命令により、電圧可変回路150からディスプレイ保持機構130へ高い電圧が供給され、ディスプレイ保持機構130に強い保持力が発生する。つまり、2段階の保持力のうち、強い方が選択される。
【0030】
一方、ディスプレイ装置120近傍に障害物が検出された場合(S3のYesの場合)は、制御装置180は、物体がディスプレイ装置120に衝突した場合の衝撃を緩和するために、ディスプレイ保持機構130へ低い電圧を供給する命令を電圧可変回路150に出力する(S6)。
【0031】
制御装置180からの命令により、電圧可変回路150からディスプレイ保持機構130へ低い電圧が供給され、ディスプレイ保持機構130に弱い保持力が発生する。つまり、2段階の保持力のうち、低い方に切り替える。
【0032】
そして、制御装置180は、ディスプレイ装置120に取り付けられたディスプレイ位置検出機構170の出力に基づいて、ディスプレイ装置120が所定の閾値以上回動させられたか否かを判定する(S7)。所定の閾値以上回動させられた場合(S7のYESの場合)は、制御装置180が、人または物体がディスプレイ装置120に衝突したと判断し、電源回路140にディスプレイ保持機構130への電圧供給を停止する命令を出力する。これによって、電源回路140からディスプレイ保持機構130への電圧供給が断たれ、回動機構110のバネによる付勢力によってディスプレイ装置120を収納位置121に閉動作させる(S8)。
【0033】
一方で、所定の閾値以上回動させられていない場合(S7のNOの場合)は、制御装置180が、ディスプレイ保持機構130への電圧供給を継続する命令を電源回路140に出力する。これによって、電源回路140からディスプレイ保持機構130への電圧供給が維持され、S5又はS6で選択された電圧がディスプレイ保持機構130に供給される。
【0034】
ただし、必ずしもディスプレイ装置120を収納位置121に閉動作させる必要はなく、衝突時にディスプレイ装置120の開閉位置が移動した後、再びディスプレイ装置120を視認位置122に戻しても、ディスプレイ装置120の保持力が低いため、怪我をすることを抑制できる。
【0035】
3.作用及び効果
以上のように、本発明の実施の形態によれば、回動支持装置は、ディスプレイ装置120を視認位置122で保持するディスプレイ保持機構130と、ディスプレイ装置120の近傍に取り付けられた物体検出センサ160と、ディスプレイ装置120に固定されたディスプレイ位置検出機構170と、物体検出センサ160の出力とディスプレイ位置検出機構170の出力からディスプレイ装置120の状態を判定する制御装置180と、制御装置180の判定結果よりディスプレイ保持機構130の保持力を可変にする電圧可変回路150とを備える。
【0036】
従って、ディスプレイ装置120に接近した人または物体を検出することにより、物体が検出されない場合には移動体の振動下でディスプレイ装置120を強固に保持し、物体が検出された場合には物体がディスプレイ装置に衝突しても大丈夫なようにディスプレイ装置120の保持力を弱めることができる。
【0037】
例えば、移動体の振動が大きい場合は、乗客は座席から動くことが少なく、また、周囲にも気を配ることが多いため、不注意で開状態のディスプレイ装置に衝突する恐れは少ないため、ディスプレイ装置の保持力を大きくしても特段の問題はない。
【0038】
一方、移動体の振動が小さい場合は、乗客は座席を立ったり、油断していることが多いため、開状態のディスプレイ装置に衝突する可能性は高いが、ディスプレイ装置の保持力を小さくすることにより、衝突してもダメージを軽減することができる。また、ディスプレイ装置が損傷することも抑制できる。
【0039】
さらに、ディスプレイ装置120に背面から力が加えられることによってディスプレイ装置120が所定の閾値以上回動させられた場合には、安全を考慮して、ディスプレイ装置が収納位置に閉動作させることができる。
【0040】
4.その他の実施形態
(A)本実施の形態では、ディスプレイ装置の視認位置での保持力を2段階に切り替えるようにしたが、さらに段階を増やしてもよい。この場合、ディスプレイに乗客が近づくに合わせて段階的に保持力を弱めていくなど細かく制御することができる。具体的には、物体検出センサ160は、物体とディスプレイ装置120との距離を検出し、制御装置180は、距離が小さいほど低い電圧を供給するよう電圧可変回路150に命令を出力すればよい。
【0041】
(B)上記実施形態では特に触れていないが、回動機構110は、回動軸とディスプレイ装置120とを連結するアームを有していてもよい。この場合には、アームの形状や長さを変更することによって、ディスプレイ装置120の開閉位置を微調整することができる。
【0042】
(C)上記実施形態では、物体検出センサ160の取り付け場所は、ディスプレイ装置120の近傍であればよいこととしたが、これに限られるものではない。物体検出センサ160は、ディスプレイ装置120自体に取り付けられていてもよい。この場合、物体検出センサ160が物体とディスプレイ装置120との距離を精度良く検出することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
ここに開示される回動支持装置によれば、ディスプレイ装置を移動体の振動下において視認位置で保持できるとともに、人が衝突したときの衝撃力を低減できるため、航空機等の移動体に設置するディスプレイ装置の回動支持装置として有用である。
【符号の説明】
【0044】
110 回動機構
120 ディスプレイ装置
121 収納位置
122 視認位置
130 ディスプレイ保持機構
140 電源回路
150 電圧可変回路
160 物体検出センサ
170 ディスプレイ位置検出機構
180 制御装置
190 天井部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体に設けられる対象物を使用位置と収納位置との間で回動自在に支持する回動機構と、
前記使用位置において少なくとも2段階の保持力で前記対象物を保持する保持機構と、
前記対象物の近傍に設置され、人または物体を検出する物体検出部と、
前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記保持力を切り替えるよう前記保持機構を制御する制御部と、
を含む、回動支持装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記物体検出部が人または物体を検知したとき、前記保持力のうちの低い保持力で前記対象物を保持するよう前記保持機構を制御する、
請求項1に記載の回動支持装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記物体検出部が人または物体を検知していないとき、前記2段階の保持力のうちの高い保持力で前記対象物を保持するよう前記保持機構を制御する、
請求項1に記載の回動支持装置。
【請求項4】
前記物体検出部は、人または物体と前記対象物との距離を検出し、
前記制御部は、前記距離が小さいほど、前記保持力が小さくなるように前記保持機構を制御する、
請求項1に記載の回動支持装置。
【請求項5】
前記保持機構に供給する電圧の大きさを切り替え可能な電圧可変回路を備え、
前記保持機構は、供給される電圧によって保持力を切り替え可能であり、
前記電圧可変回路は、前記物体検出部の検知結果に基づき、前記保持機構に供給する電圧の大きさを変更する、
請求項1に記載の回動支持装置。
【請求項6】
前記回動機構は、電力が供給された場合は前記対象物を前記収納位置から前記使用位置に回動させ、電力の供給が遮断された場合は前記対象物を前記収納位置に向かって回動させる、
請求項1に記載の回動支持装置。
【請求項7】
前記対象物は、前記移動体の天井部に設けられるディスプレイ装置である、
請求項1に記載の回動支持装置。
【請求項8】
前記対象物の位置を検出する位置検出機構を有し、
前記対象物が前記使用位置から所定の閾値以上回動させられたことが前記位置検出機構によって検出された場合、前記回動機構は、前記対象物を前記収納位置に向かって回動させる、
請求項1に記載の回動支持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−28331(P2013−28331A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−115075(P2012−115075)
【出願日】平成24年5月18日(2012.5.18)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】