説明

図形表示装置およびプログラム

【課題】図形表示装置において、ユーザ任意の図形を描画できるだけでなく、複数の図形を対象にした解析処理を非常に簡単に行うこと。
【解決手段】ユーザ所望の複数の図形(円BとD)をユーザ指定の色(赤色)で表示させた状態で、選択したい図形(円BとD)をその色(赤色)を指定することで一括して選択し選択マークmを付加することができる。そして、一括選択された複数の図形(円BとD)のそれぞれについて、ユーザ指定の色(黄色)で一括して塗り潰し表示させることができ、さらに、同一括選択された複数の図形(円BとD)の面積[Area]などのデータを一括して測定し、当該測定データを各図形に貼り付けて表示させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の図形を描画して解析するための図形表示装置およびその制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザによる入力装置からの入力操作に従って作図を実行して任意の図形を表示させ、また、面積計算キーの入力操作に従って、直前に表示された図形の面積を計算して表示する機能を備えた面積演算装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−285249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の面積演算装置では、任意の図形を表示させたり、直前に表示された図形の面積を計算して表示させたりすることはできる。
【0005】
しかしながら、任意の複数の図形を表示させ、そのうち何れか1組(2つ以上)の図形について簡単に選択したり、選択された1組の複数の図形について共に同じ解析をしたりすることはできず、複数の図形を対象にした処理が面倒な問題がある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、ユーザ任意の図形を描画できるだけでなく、複数の図形を対象にした解析処理を非常に簡単に行うことが可能になる図形表示装置およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の図形表示装置は、ユーザ操作に応じた複数の図形を表示する図形表示手段と、この図形表示手段により表示された複数の図形に対し、ユーザ操作に応じた色を付けて表示する色付け表示手段と、ユーザ操作に応じた色を指定する色指定手段と、この色指定手段により指定された色で表示されている前記図形またはその図形の部分を選択対象として表示する選択表示手段と、この選択表示手段により選択対象として表示された図形または図形部分に関する数値情報を、同図形または図形部分に付加して表示する情報付加表示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載の図形表示装置は、前記請求項1に記載の図形表示装置において、前記色付け表示手段は、ユーザ操作に応じて、前記図形表示手段により表示された複数の図形の各辺に対し、各図形における辺の長さ順に所定の異なる色を付けて表示する長さ順色付け表示手段を有することを特徴としている。
【0009】
請求項3に記載の図形表示装置は、前記請求項2に記載の図形表示装置において、前記色指定手段は、前記長さ順色付け表示手段により色付け表示された所定の異なる色のうち、ユーザ操作に応じた複数の色を指定する複数色指定手段を有し、前記選択表示手段は、前記複数色指定手段により指定された複数の色でそれぞれ表示されている各図形の複数の辺を選択対象として一括表示する、ことを特徴としている。
【0010】
請求項4に記載の図形表示装置は、前記請求項2または請求項3に記載の図形表示装置において、前記複数の図形は、相似または合同の三角形であることを特徴としている。
【0011】
請求項5に記載のプログラムは、電子式計算機のコンピュータを、ユーザ操作に応じた複数の図形を表示部に表示させる図形表示手段、この図形表示手段により表示された複数の図形に対し、ユーザ操作に応じた色を付けて表示させる色付け表示手段、ユーザ操作に応じた色を指定する色指定手段、この色指定手段により指定された色で表示されている前記図形またはその図形の部分を選択対象として表示させる選択表示手段、この選択表示手段により選択対象として表示された図形または図形部分に関する数値情報を、同図形または図形部分に付加して表示させる情報付加表示手段、として機能させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ユーザ任意の図形を描画できるだけでなく、複数の図形を対象にした解析処理を非常に簡単に行うことが可能になる図形表示装置およびその制御プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の図形表示装置の実施形態に係るグラフ関数電卓10の外観構成を示す図。
【図2】前記グラフ関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図3】前記グラフ関数電卓10による図形表示処理(その1)を示すフローチャート。
【図4】前記グラフ関数電卓10による図形表示処理(その2)を示すフローチャート。
【図5】前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第1実施形態の表示動作(その1)を示す図。
【図6】前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第1実施形態の表示動作(その2)を示す図。
【図7】前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第1実施形態の表示動作(その3)を示す図。
【図8】前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第2実施形態の表示動作(その1)を示す図。
【図9】前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第2実施形態の表示動作(その2)を示す図。
【図10】前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第2実施形態の表示動作(その3)を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
図1は、本発明の図形表示装置の実施形態に係るグラフ関数電卓10の外観構成を示す図である。
【0016】
このグラフ関数電卓10は、その携帯性の必要からユーザが片手で十分把持し片手で操作可能な小型サイズからなり、このグラフ関数電卓10の本体正面にはキー入力部11およびカラー表示部16が設けられる。
【0017】
キー入力部11には、数字や数式を入力したり計算の実行を指示したりするための数字・演算記号キー群12、各種の関数を入力するための関数機能キー群13、各種動作モードのメニュー画面を表示させたり動作モードの設定を指示したりするためのモード設定キー群14、カラー表示部16に表示されたカーソルの移動操作やデータ項目の選択操作などを行うためのカーソルキー15、キーパネル上にプリントされているかカラー表示部16の下端に沿ってメニュー表示される各種の機能を選択的に指定するためのファンクションキーF1〜F6が備えられる。
【0018】
前記数字・演算記号キー群12としては、「0」〜「9」(数字)キーおよび「+」「−」「×」「÷」(演算記号)キー12a、「EXE」(実行)キー12b、「AC」(クリア)キー12cなどが配列される。
【0019】
前記関数機能キー群13としては、「log」(対数)キー、「sin」(サイン)キー、「ab/c」(分数)キーなどが配列される。
【0020】
前記モード設定キー群14としては、「Menu」(メニュー)キー、「VARS」(測定)キー、「OPTN」(オプション)キー、「SHIFT」(シフト)キー、「EXIT」(終了)キーなどが配列される。
【0021】
なお、前記各キーの上縁に沿ったキーパネル上には、入力可能な文字、記号、関数、機能がプリントされており、モード設定キー群14にある「SHIFT」(シフト)キーと該当する各キーとの組合せにより入力できる。
【0022】
例えば「F2」(ファンクション)キーは、「SHIFT」(シフト)キーとの組合せにより「Zoom」キーとして機能し、図形表示画面Gにて表示された図形の拡大表示を指示できる。
【0023】
前記カラー表示部16は、ドットマトリクス型のカラー液晶表示ユニットからなり、その表示画面上には、当該画面のタッチ位置を検出するための透明タブレットのタッチパネル16Tが重ねて設けられる。
【0024】
このグラフ関数電卓10は、ユーザ所望の図形をその図形の線や領域を所望の色で描画して表示させる機能、表示されている図形をその描画色を指定して選択する機能、選択された図形に関するデータを測定して表示させる機能などを有する。
【0025】
そして、選択された図形の線に色を付ける場合に、線(辺)の長い順に異なる色(例えば、青色→赤色→緑色→紫色→水色→黄色→…)を付けるマルチカラー機能を有する。
【0026】
なお、図形の線や領域の描画色を指定して図形を選択する際に、複数の図形が指定された描画色で表示されている場合は、当該複数の図形が一括して選択される。
【0027】
また、図形に関するデータを測定して表示させる際に、複数の図形が一括して選択されている場合は、当該複数の図形の各々に関するデータが共に測定されて表示される。
【0028】
図2は、前記グラフ関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0029】
このグラフ関数電卓10は、コンピュータであるプロセッサ(CPU)21を備えている。
【0030】
プロセッサ(CPU)21は、メモリ(フラッシュROM)22に予め記憶されているシステムプログラム、あるいはメモリカードなどの外部記録媒体23から記録媒体読み取り部24を介してメモリ22に読み込まれた電卓制御プログラム、あるいはインターネットなど、通信ネットワーク上のWebサーバ(プログラムサーバ)から外部PCを経由してダウンロードされ前記メモリ22に読み込まれた電卓制御プログラムに従い回路各部の動作を制御する。そして、前記メモリ22に予め記憶されたシステムプログラムや電卓制御プログラムは、キー入力部11からのキー入力信号やタッチパネル16Tからのタッチ位置検出信号に応じて起動される。
【0031】
前記プロセッサ(CPU)21には、前記メモリ22、記録媒体読み取り部24、キー入力部11、タッチパネル16Tが接続される他に、カラー表示部(LCD)16が接続される。
【0032】
前記メモリ(フラッシュROM)22に記憶される電卓制御プログラムとしては、ユーザ所望の図形を、指定の色で描画したり、描画色を指定して選択したり、選択された図形に関するデータを測定したりするための図形全般の処理を司る図形表示処理プログラム22a、キー入力部11によりユーザ入力される任意の演算式に応じた各種の演算処理を実行するための演算処理プログラム22bなどが記憶される。
【0033】
そして、前記メモリ22のワークエリアには、図形描画データメモリ22c、各測定値データメモリ22dなどが備えられる。
【0034】
図形描画データメモリ22cには、前記図形表示処理プログラム22aに従った図形の描画データがその描画色データや選択データと共に記憶される。
【0035】
各測定値データメモリ22dには、前記図形描画データメモリ22cに記憶された図形の描画データのうちで、当該図形に関するデータの測定処理が実行された場合に、その測定データが測定対象の図形に対応付けられて記憶される。
【0036】
次に、前記構成のグラフ関数電卓10による図形表示機能について説明する。
【0037】
図3は、前記グラフ関数電卓10による図形表示処理(その1)を示すフローチャートである。
【0038】
図4は、前記グラフ関数電卓10による図形表示処理(その2)を示すフローチャートである。
【0039】
(第1実施形態)
図5は、前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第1実施形態の表示動作(その1)を示す図である。
【0040】
図6は、前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第1実施形態の表示動作(その2)を示す図である。
【0041】
図7は、前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第1実施形態の表示動作(その3)を示す図である。
【0042】
ユーザ操作に応じて図形表示モードに設定され、図形表示処理プログラム22aが起動されると、図形表示機能のメニュー選択画面がカラー表示部16に表示され、ユーザ任意の機能を指定するための待機状態になる(ステップS1)。
【0043】
ここで、図形描画機能が指定されると(ステップS2(Yes))、図形の種類および描画色を指定する処理(ステップS3)と、指定された図形の位置と大きさを指定する処理(ステップS4)とに従い、ユーザ所望の図形が図形描画データメモリ22cに描画され、図形表示画面Gとしてカラー表示部16に表示される(ステップS5)。
【0044】
例えば、図5(A)に示すように、図形の種類として「円」、描画色として「赤」が指定され(ステップS3)、カーソルキー15によるポインタPの移動操作により円の中心Aと同円の半径Bが指定されると(ステップS4)、中心A,半径A−Bの円Bが赤色で描画表示され(ステップS5)、同様にして中心C,半径C−Dの円Dが赤色で表示される(ステップS1〜S5)。
【0045】
また、図形の種類として「三角形」、描画色として「緑」が指定され(ステップS3)、三角形の3頂点E,F,Gが指定されると(ステップS4)、同3頂点を順番に結ぶ三角形EFGが緑色で描画表示され(ステップS5)、同様にして三角形HIJが緑色で表示される(ステップS1〜S5)。
【0046】
さらに、図形の種類として「四角形」、描画色として「紫」が指定され(ステップS3)、四角形の4頂点K,L,M,Nが指定されると(ステップS4)、同4頂点を順番に結ぶ四角形KLMNが紫色で描画表示される(ステップS5)。
【0047】
前記図形表示画面Gにおいて、カーソルでの図形/線の選択機能が指定されると(ステップS6(Yes))、カーソルキー15の操作に応じてポインタPにより選択された図形または線に対して、選択マークm(図5(D)参照)が付加されて表示される(ステップS7,S8)。
【0048】
前記図5(A)で示した2つの赤色の円BとD、2つの緑色の三角形EFGとHIJ、1つの紫色の四角形KLMNの表示状態において、表示されている図形や線をその色を指定して選択するために、図5(B)に示すように、[SHIFT]キー+[6]キーの操作に応じて色での図形/線の選択機能(Style Select)が指定されると、対象選択ウインドウW1が表示される(ステップS13(Yes))。
【0049】
この対象選択ウインドウW1において、反転カーソルCuの移動操作により、線の色を指定して図形や線を選択するための“3:Line Color”が選択されると、図5(C)に示すように、色指定ウインドウW2が表示される(ステップS14(Yes))。
【0050】
この色指定ウインドウW2において、反転カーソルCuの移動操作により、“3:Red”が指定されると(ステップS15)、複数の色が指定された否か判断される(ステップS16)。
【0051】
ここで、前記“3:Red”単色の指定により、複数の色の指定ではないと判断されると(ステップS16(No))、図5(D)に示すように、当該指定の赤色により表示されている2つの円BとDが一括して選択され、同円BとDを描画している線に選択マークmが付加される(ステップS17)。
【0052】
なお、前記色指定ウインドウW2において、複数の色が指定された場合には(ステップS16(Yes))、当該指定された複数の色によりそれぞれ表示されている複数の線が一括して選択され、各線に選択マークmが付加される(ステップS54)。
【0053】
一方、前記対象選択ウインドウW1において、色で塗り潰された領域を指定して図形を選択するための“4:Area Color”が選択された場合には(ステップS55(Yes))、前記色指定ウインドウW2において指定された色により塗り潰されて表示されている1つまたは複数の図形が一括して選択され、当該図形に選択マークmが付加される(ステップS56,S57)。
【0054】
そして、前記図5(D)で示したように、ユーザ指定の赤色により表示されている2つの円BとDに選択マークmが付加された図形表示画面Gにおいて、選択されている図形の領域または線(辺)をユーザ所望の色にして表示させるために、図6(E)に示すように、[SHIFT]キー+[7]キーの操作に応じて色塗り機能(Format)が指定されると、対象選択ウインドウW1が表示される(ステップS9(Yes))。
【0055】
この対象選択ウインドウW1において、反転カーソルCuの移動操作により、選択されている図形の領域を色塗りするための“4:Area Color”が選択されると、図6(F)に示すように、色指定ウインドウW2が表示される(ステップS18(Yes))。
【0056】
この色指定ウインドウW2において、反転カーソルCuの移動操作により、“7:Yellow”が指定されると(ステップS19)、図6(G)に示すように、選択マークmが付加されて表示されている2つの円BとDの各領域が、前記指定された黄色により一括して塗り潰されて表示される(ステップS20)。
【0057】
一方、前記対象選択ウインドウW1において、選択されている図形の辺または線を色塗りするための“3:Line Color”が選択された場合には(ステップS10(Yes))、前記色指定ウインドウW2において指定された色で(ステップS11)、そのとき選択マークmが付加されて表示されている1つまたは複数の図形の辺または線が一括して色付けされて表示される(ステップS12)。
【0058】
そして、前記図6(G)で示したように、ユーザ指定の黄色により塗り潰されて表示されている2つの円BとDに選択マークmが付加された図形表示画面Gにおいて、図7(H)に示すように、[VARS]キーの操作により測定機能が指定されると(ステップS21(Yes))、前記選択マークmにより図形が選択されているか、または線が選択されているかが判断される(ステップS22 or S34)。
【0059】
ここで、前記図7(H)で示した図形表示画面Gでは、図形が選択されていると判断され(ステップS22(Yes))、同選択中の図形のデータを測定する項目を示す図形測定アイコン[面積]BA,[円周]BC,[半径]BRが表示されると共に、測定の項目がデフォルトで[面積]BAに設定される(ステップS23)。
【0060】
この際、図7(I)に示すように、測定の項目として設定された図形測定アイコン[面積]BAは、前記図形表示画面Gの左下に表示される。
【0061】
すると、複数の図形が選択されているか否かが判断される(ステップS24)。
【0062】
前記図形表示画面Gにおいて、黄色に塗り潰された2つの円BとDに選択マークmが付加されていることに基づき、複数の図形が選択されていると判断されると(ステップS24(Yes))、当該選択されている2つの円BとDを対象に前記測定の項目として設定された[面積]が測定され、同測定された2つの面積が何れも同じ値か否か判断される(ステップS25)。
【0063】
ここで、前記測定された2つの円BとDの面積について、同じ値ではないと判断されると(ステップS25(No))、このときその測定データは表示されず(ステップS27)、ユーザ操作に応じて他の測定項目に変更するか否か(ステップS28)、または測定データを測定対象の図形に貼り付けするか否かの判断待機状態になる(ステップS30)。
【0064】
そして、ユーザ操作に応じて、測定データを測定対象の図形に貼り付けすると判断されると(ステップS30(Yes))、図7(J)に示すように、前記測定された円Bの面積[Area:3.141592]と円Dの面積[Area:6.157521]とがそれぞれ対応する円BとDとに貼り付けられて表示される(ステップ31)。
一方、前記ステップS24において、選択されている図形が1つであって複数ではないと判断された場合は(ステップS24(No))、当該選択されている1つの図形についての測定データが前記図形表示画面Gの下端に沿って表示される(ステップS26)。
【0065】
また、前記ステップS25において、測定された複数の図形についての各測定データが何れも同じ値であると判断された場合にも(ステップS25(Yes))、当該測定データは前記図形表示画面Gの下端に沿って表示される(ステップS26)。
【0066】
また、前記ステップS28において、ユーザ操作に応じて他の測定項目に変更すると判断された場合には(ステップS28(Yes))、当該ユーザ操作に応じた他の測定項目に変更され、変更後の測定項目に対応した図形測定アイコンが図形表示画面Gの左下に表示される(ステップS29)。そして、前記ステップS24からの処理に戻る。
【0067】
したがって、前記構成のグラフ関数電卓10による第1実施形態の図形表示機能によれば、ユーザ所望の複数の図形(円BとD)をユーザ指定の色(赤色)で表示させた状態で、選択したい図形(円BとD)をその色(赤色)を指定することで一括して選択し選択マークmを付加することができる。そして、一括選択された複数の図形(円BとD)のそれぞれについて、ユーザ指定の色(黄色)で一括して塗り潰し表示させることができ、さらに、同一括選択された複数の図形(円BとD)の面積[Area]などのデータを一括して測定し、当該測定データを各図形に貼り付けて表示させることができる。
【0068】
このため、ユーザ任意の図形を描画できるだけでなく、複数の図形を対象にした解析処理を非常に簡単に行うことが可能になる。
【0069】
(第2実施形態)
図8は、前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第2実施形態の表示動作(その1)を示す図である。
【0070】
図9は、前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第2実施形態の表示動作(その2)を示す図である。
【0071】
図10は、前記グラフ関数電卓10の図形表示処理に伴う第2実施形態の表示動作(その3)を示す図である。
【0072】
例えば、図8(A)に示すように、図形の種類として「三角形」、描画色として「黒」がデフォルトで指定され(ステップS1〜S3)、直角三角形の3頂点A,B,Cが指定されると(ステップS4)、同3頂点を順番に結ぶ直角三角形ABCが描画表示され(ステップS5)、同様にして相似の直角三角形DEFが表示される(ステップS1〜S5)。
【0073】
この2つの相似の直角三角形ABCとDEFが表示された図形表示画面Gにおいて、例えば[SHIFT]キー+[6]キーの操作に応じて色での図形/線の選択機能(Style Select)が指定されると、対象選択ウインドウW1(図9(D)参照)が表示される(ステップS13(Yes))。
【0074】
この対象選択ウインドウW1において、反転カーソルCuの移動操作により、線の色を指定して図形や線を選択するための“3:Line Color”が選択されると、色指定ウインドウW2′(図9(D)参照)が表示される(ステップS14(Yes))。
【0075】
この色指定ウインドウW2′において、反転カーソルCuの移動操作により、“1:Black”が指定されると(ステップS15)、複数の色の指定ではないと判断される(ステップS16(No))。
【0076】
すると、前記指定の黒色により表示されている2つの直角三角形ABCとDEFが一括して選択され、同直角三角形ABCとDEFを描画している全ての線(辺)に選択マークmが付加される(ステップS17)。
【0077】
ここで、前記2つの直角三角形ABCとDEFに選択マークmが付加された図形表示画面Gにおいて、選択されている図形の領域または線(辺)をユーザ所望の色にして表示させるために、図8(B)に示すように、[SHIFT]キー+[7]キーの操作に応じて色塗り機能(Format)が指定されると、対象選択ウインドウW1が表示される(ステップS9(Yes))。
【0078】
この対象選択ウインドウW1において、反転カーソルCuの移動操作により、選択されている図形の線(辺)を色塗りするための“3:Line Color”が選択されると、同図8(B)に示すように、色指定ウインドウW2′が表示される(ステップS10(Yes))。
【0079】
この色指定ウインドウW2′において、反転カーソルCuの移動操作により、“9:Multi”が指定されると(ステップS11,S32(Yes))、図8(C)に示すように、選択マークmが付加されて表示されている2つの直角三角形ABCとDEFそれぞれの各線(辺)が、長い線(辺)の順に所定の異なる色(青色→赤色→緑色→紫色→水色→黄色→…)で一括して色分けされて表示される(ステップS33)。
【0080】
こうして、複数の相似した直角三角形ABCとDEFについて、それぞれその辺が長い順に色分けされて表示されることで、相似図形であることの対応関係を一目で認識して容易に理解できる。
【0081】
この後、前記長い辺の順に所定の色で色分けされて表示された2つの直角三角形ABCとDEFの図形表示画面Gにおいて、図9(D)に示すように、[SHIFT]キー+[6]キーの操作に応じて色での図形/線の選択機能(Style Select)が指定されると、対象選択ウインドウW1が表示される(ステップS13(Yes))。
【0082】
この対象選択ウインドウW1において、反転カーソルCuの移動操作により、線の色を指定して図形や線を選択するための“3:Line Color”が選択されると、色指定ウインドウW2′が表示される(ステップS14(Yes))。
【0083】
この色指定ウインドウW2′において、反転カーソルCuの移動操作により、“3:Red”が指定されると(ステップS15)、複数の色の指定ではないと判断される(ステップS16(No))。
【0084】
すると、図9(E)に示すように、前記指定の赤色により表示されている一方の直角三角形ABCの中辺ABと他方の直角三角形DEFの中辺DEとが一括して選択され、当該各中辺(線)ABとDEとに選択マークmが付加される(ステップS17)。
【0085】
そして、[VARS]キーの操作により測定機能が指定されると(ステップS21(Yes))、前記選択マークmにより図形が選択されているか、または線(辺)が選択されているかが判断される(ステップS22 or S34)。
【0086】
ここで、前記図9(E)で示した図形表示画面Gでは、線(辺)が選択されていると判断され(ステップS34(Yes))、さらに、当該選択されている線(辺)は、複数の図形、つまりこの場合には2つの直角三角形ABCとDEFのそれぞれに対して選択されている線(辺)であると判断される(ステップS35(Yes))。
【0087】
そして、前記2つの直角三角形ABCとDEFのそれぞれに対して選択されている線(辺)は、1本の線(辺)であるか、または2本の線(辺)であるかが判断される(ステップS36 or S45)。
【0088】
ここで、前記2つの直角三角形ABCとDEFのそれぞれに対して選択されている線(辺)は、各中線(辺)AB,DEの1本の線(辺)であると判断され(ステップS36(Yes))、同選択中の1本の線(辺)AB,DEのデータを測定する項目を示す図形測定アイコン[傾き]BS,[長さ]BLが表示されると共に、測定の項目がデフォルトで[長さ]BLに設定される(ステップS37)。
【0089】
すると、前記図形表示画面Gにおいて、選択されている2つの直角三角形ABCとDEFの各1本の線(辺)AB,DEを対象に前記測定の項目として設定された[長さ]が測定され、同測定された各線(辺)AB,DEの長さが何れも同じ値か否か判断される(ステップS38)。
【0090】
ここで、前記測定された各線(辺)AB,DEの長さについて、同じ値ではないと判断されると(ステップS38(No))、このときその測定データは表示されず(ステップS39)、ユーザ操作に応じて他の測定項目に変更するか否か(ステップS41)、または測定データを測定対象の図形に貼り付けするか否かの判断待機状態になる(ステップS42)。
【0091】
そして、ユーザ操作に応じて、測定データを測定対象の図形に貼り付けすると判断されると(ステップS42(Yes))、図9(F)に示すように、前記測定された線(辺)ABの長さ[Length:3]と線(辺)DEの長さ[Length:6]とが、それぞれ対応する直角三角形ABCの線(辺)ABと直角三角形DEFの線(辺)DEとに貼り付けられて表示される(ステップS43)。
続いて、前記同様の処理に従い、図10(G)に示すように、緑色により表示されている一方の直角三角形ABCの短辺BCと他方の直角三角形DEFの短辺EFとが一括して選択され、当該各短辺(線)BCとEFにも選択マークmが付加される(ステップS13〜S17)。
【0092】
そして、前記同様の処理に従い、[VARS]キーの操作により測定機能が指定され(ステップS21(Yes))、前記選択マークmにより選択されている一方の直角三角形ABCの短辺BCと他方の直角三角形DEFの短辺EFの長さも一括して測定される。そして、測定された線(辺)BCの長さ[Length:2]と線(辺)EFの長さ[Length:4]とが、それぞれ対応する線(辺)BCとEFとに貼り付けられて表示される(ステップS34〜S39,S41〜S43)。
こうして、複数の相似した直角三角形ABCとDEFについて、それぞれその辺が長い順に色分けされて表示されるだけでなく、赤色の各中辺(線)ABとDEの長さ、緑色の各短辺(線)BCとEFの長さが貼り付けられて表示されることで、相似図形であることの対応関係をさらに容易且つ明確に理解できる。
【0093】
一方、前記ステップS38において、測定された複数の図形の各1本の線(辺)についての各測定データが何れも同じ値であると判断された場合には(ステップS38(Yes))、当該測定データは前記図形表示画面Gの下端に沿って表示される(ステップS40)。
【0094】
また、前記ステップS41において、ユーザ操作に応じて他の測定項目に変更すると判断された場合には(ステップS41(Yes))、当該ユーザ操作に応じた他の測定項目に変更され、変更後の測定項目に対応した図形測定アイコンが図形表示画面Gの左下に表示される(ステップS44)。そして、前記ステップS38からの処理に戻る。
【0095】
次に、前記図10(G)で示したように、2つの相似した直角三角形ABCとDEFについて、赤色の各中辺(線)ABとDEの長さ、および緑色の各短辺(線)BCとEFの長さが貼り付けられて表示された図形表示画面Gにおいて、図10(H)に示すように、[SHIFT]キー+[6]キーの操作に応じて色での図形/線の選択機能(Style Select)が指定されると、前記同様に対象選択ウインドウW1が表示される(ステップS13(Yes))。
【0096】
そして、この対象選択ウインドウW1において、“3:Line Color”が選択されると、色指定ウインドウW2′が表示される(ステップS14(Yes))。
【0097】
この色指定ウインドウW2′において、“3:Red”と“5:Green”が指定されると(ステップS15)、複数の色が指定されたと判断される(ステップS16(Yes))。
【0098】
すると、図10(I)に示すように、前記指定された複数の色(“3:Red”と“5:Green”)によりそれぞれ表示されている各直角三角形ABCとDEFの中辺(線)ABとDE、および短辺(線)BCとEFが一括して選択され、当該各辺(線)AB,DE,BC,EFに選択マークmが付加される(ステップS54)。
【0099】
そして、[VARS]キーの操作により測定機能が指定されると(ステップS21(Yes))、現在の図形表示画面Gでは線(辺)が選択されていると判断され(ステップS34(Yes))、さらに、当該選択されている線(辺)は、複数の図形、つまりこの場合には2つの直角三角形ABCとDEFのそれぞれに対して選択されている線(辺)であると判断される(ステップS35(Yes))。
【0100】
そして、前記2つの直角三角形ABCとDEFのそれぞれに対して選択されている線(辺)は、中線(辺)AB,DEと短辺(線)BC,EFとの2本の線(辺)であると判断され(ステップS45(Yes))、同選択中の2本の線(辺)AB,DEとBC,EFとのデータを測定する項目を示す図形測定アイコンが表示されると共に、測定の項目がデフォルトで[角度]BKに設定される(ステップS46)。
【0101】
すると、前記図形表示画面Gにおいて、選択されている2つの直角三角形ABCとDEFの各2本の線(辺)ABとBCおよびDEとEFを対象に前記測定の項目として設定された[角度]が測定され、同測定された各線(辺)ABとBCおよびDEとEFの角度が何れも同じ値か否か判断される(ステップS47)。
【0102】
ここで、前記測定された各線(辺)ABとBCおよびDEとEFの角度について、同じ値であると判断されると(ステップS47(Yes))、当該測定された角度[90]は前記図形表示画面Gの下端に沿って表示される(ステップS48)。
【0103】
この後、ユーザ操作に応じて、測定データを測定対象の図形に貼り付けすると判断された場合は(ステップS51(Yes))、前記測定された角度[Angle:90]が、それぞれ対応する直角三角形ABCの線(辺)AB,BC間および直角三角形DEFの線(辺)DE,EF間に貼り付けられて表示される(ステップS52)。
こうして、複数の相似した直角三角形ABCとDEFについて、それぞれその辺が長い順に色分けされて表示されるだけでなく、赤色の各中辺(線)AB,DEと緑色の各短辺(線)BC,EFとの角度が同じ値[90]として表示されることで、相似図形であることの対応関係をさらに容易且つ明確に理解できる。
【0104】
一方、前記ステップS47において、測定された複数の図形の各2本の線(辺)についての測定データが何れも同じ値でないと判断された場合には(ステップS47(No))、その測定データは表示されず(ステップS49)、ユーザ操作に応じて他の測定項目に変更するか否か(ステップS50)、または測定データを測定対象の図形に貼り付けするか否かの判断待機状態になる(ステップS51)。
【0105】
前記ステップS50において、ユーザ操作に応じて他の測定項目に変更すると判断された場合には(ステップS50(Yes))、当該ユーザ操作に応じた他の測定項目に変更され、変更後の測定項目に対応した図形測定アイコンが図形表示画面Gの左下に表示される(ステップS53)。そして、前記ステップS47からの処理に戻る。
【0106】
したがって、前記構成のグラフ関数電卓10による第2実施形態の図形表示機能によれば、ユーザ所望の相似または合同の複数の図形(直角三角形ABCとDEF)を表示させた状態で、当該各図形の線(辺)に一括して色を付ける“Multi Color”を指定すると、各図形のそれぞれにおいて長い線(辺)の順(AC→AB→BC/DF→DE→EF)に
所定の異なる色(青→赤→緑→…)で一括して色付けされて表示される。
【0107】
このため、ユーザ任意の図形を描画できるだけでなく、複数の相似または合同した図形についてその対応関係を一目で認識して容易に解析できる。
【0108】
そして、前記複数の図形において共に測定対象として選択したい線(辺)の色を指定すると、指定された色の各図形それぞれの線(辺)が一括選択されて選択マークmが付加される。そして、前記一括選択された各図形それぞれの線(辺)についての長さ,角度などのデータを一括して測定でき、当該各図形における測定対象の線(辺)に貼り付けて表示させることができる。
【0109】
このため、各図形が相似または合同の関係にある場合は、その対応関係をより容易且つ明確に理解して解析できるようになる。
【0110】
なお、前記各実施形態において記載したグラフ関数電卓10による動作手法、すなわち、図3および図4のフローチャートに示す図形表示処理での各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体(23)に格納して配布することができる。そして、電子式計算機(10)のコンピュータ(21)は、この外部記録媒体(23)に記憶されたプログラムを記憶装置(22)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した複数図形の色付け描画機能とその複数図形または図形部分の一括選択機能および一括測定機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0111】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(公衆回線)上を伝送させることができ、この通信ネットワークに接続された通信装置によって前記プログラムデータを電子式計算機(10)のコンピュータ(21)に取り込み、前述した複数図形の色付け描画機能とその複数図形または図形部分の一括選択機能および一括測定機能を実現することもできる。
【0112】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【符号の説明】
【0113】
10 …グラフ関数電卓
11 …キー入力部
12 …数字・演算記号キー群
13 …関数機能キー群
14 …モード設定キー群
15 …カーソルキー
16 …カラー表示部
16T…タッチパネル
21 …プロセッサ(CPU)
22 …メモリ
22a…図形表示処理プログラム
22b…演算処理プログラム
22c…図形描画データメモリ
22d…各測定値データメモリ
23 …外部記録媒体
24 …記録媒体読み取り部
G …図形表示画面
W1 …対象選択ウインドウ
W2、W2′…色指定ウインドウ
m …選択マーク
Cu …反転カーソル
P …カーソルポインタ
BA …[面積]測定アイコン
BC …[円周]測定アイコン
BR …[半径]測定アイコン
BS …[傾き]測定アイコン
BL …[長さ]測定アイコン
BK …[角度]測定アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ操作に応じた複数の図形を表示する図形表示手段と、
この図形表示手段により表示された複数の図形に対し、ユーザ操作に応じた色を付けて表示する色付け表示手段と、
ユーザ操作に応じた色を指定する色指定手段と、
この色指定手段により指定された色で表示されている前記図形またはその図形の部分を選択対象として表示する選択表示手段と、
この選択表示手段により選択対象として表示された図形または図形部分に関する数値情報を、同図形または図形部分に付加して表示する情報付加表示手段と、
を備えたことを特徴とする図形表示装置。
【請求項2】
前記色付け表示手段は、ユーザ操作に応じて、前記図形表示手段により表示された複数の図形の各辺に対し、各図形における辺の長さ順に所定の異なる色を付けて表示する長さ順色付け表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の図形表示装置。
【請求項3】
前記色指定手段は、前記長さ順色付け表示手段により色付け表示された所定の異なる色のうち、ユーザ操作に応じた複数の色を指定する複数色指定手段を有し、
前記選択表示手段は、前記複数色指定手段により指定された複数の色でそれぞれ表示されている各図形の複数の辺を選択対象として一括表示する、
ことを特徴とする請求項2に記載の図形表示装置。
【請求項4】
前記複数の図形は、相似または合同の三角形であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の図形表示装置。
【請求項5】
電子式計算機のコンピュータを、
ユーザ操作に応じた複数の図形を表示部に表示させる図形表示手段、
この図形表示手段により表示された複数の図形に対し、ユーザ操作に応じた色を付けて表示させる色付け表示手段、
ユーザ操作に応じた色を指定する色指定手段、
この色指定手段により指定された色で表示されている前記図形またはその図形の部分を選択対象として表示させる選択表示手段、
この選択表示手段により選択対象として表示された図形または図形部分に関する数値情報を、同図形または図形部分に付加して表示させる情報付加表示手段、
として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−233107(P2011−233107A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105558(P2010−105558)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】