説明

土台水切り及びそれを用いた土台部施工構造

【課題】切断を行うことなく、互いに連結させることが可能な、防鼠機能を備えた土台水切り及びそれを用いた土台部施工構造を提供する。
【解決手段】建築物の構造躯体に固定される背板部と、該背板部の下方において前方斜め下方へ屈曲した水切り板部と、該水切り板部の前端から下方へ屈曲した前板部と、該水切り板部の下方において、該前板部の下端の一部から後方へ延びた防鼠部とからなり、該防鼠部は、複数の通気孔を有し、該前板部の該防鼠部と連続していない下端には切り欠きを有する土台水切り。及び、土台水切りは、切り欠きが隣接する別の土台水切りの前板部の後方に位置し、防鼠部の側端が隣接する別の土台水切りの防鼠部の側端と当接し、かつ、互いの背板部の裏面が建築物の構造躯体に当接した状態で建築物の土台部に固定されている土台部施工構造。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の土台部に配設されると共に、外壁板の表面側を伝って流下する雨水を前方に排出する土台水切り及びそれを用いた土台部施工構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、水切りは、金属板を切断、折り曲げて製造された、水平方向に長い形状であり、建築物の外壁の表面を流下した雨水が建築物内部に侵入するのを防ぐために、建築物の土台部に配設されている。
また、建築物の土台部においては、鼠の侵入を防止するために、防鼠機能を備えた土台水切りが用いられている。
【0003】
例えば、非特許文献1には、薄肉材で一体連続状に形成された取付壁部と、傾斜突出壁部と、底壁部とを有し、該底壁部には、ネズミなどが侵入できない大きさで、かつ、充分な通気量が得られる数の通気孔が形成され、更に、取付状態で、該底壁部の端縁が布基礎に当接するようになる建物外壁の水切り材が開示されている。
【0004】
また、特許文献1には、取付壁部と、該取付壁部の下端から前方に延出した傾斜突出壁部と、該傾斜突出壁部の前縁から垂下する突出端壁部と、該突出端壁部の下端から後方に向って延設された底壁部と、該底壁部の後縁側から後方に向って延設された、後方ほど高位となる傾斜部と、該傾斜部の後縁から前方に延設された水返し部を有する水切り材、及び該水切りを建築物の土台部に取り付けることが開示されている。
【0005】
非特許文献1、特許文献1の水切り材は、建築物の土台部に施工する際に、土台水切り同士の間に隙間が生じないよう、土台水切りの一部を隣接する別の土台水切りと重ね合わせた状態で固定する必要がある。
しかし、互いの土台水切りを重ね合わせる際に、底壁部の一部を切断しなければならず、手間がかかる。また、2つの土台水切り間において、底壁部以外の部分が重ね合わさった状態で、互いの底壁部が隙間なく当接するよう加工することは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−174995号公報
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】登録実用新案第3031123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、切断を行うことなく、互いに連結させることが可能な、防鼠機能を備えた土台水切り及びそれを用いた土台部施工構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、建築物の構造躯体に配設されると共に、外壁板を伝って流下する雨水を前方に排出する土台水切とそれを用いた土台部施工構造を提供する。
本発明の土台水切りは、建築物の構造躯体に固定される背板部と、該背板部の下方において前方斜め下方へ屈曲した水切り板部と、該水切り板部の前端から下方へ屈曲した前板部と、該前板部の一部から後方へ延びた防鼠部とからなる。防鼠部は、複数の通気孔を有しており、該前板部の該防鼠部と連続していない下端には、切り欠きを有するので、切断等の加工を行わなくても、別の土台水切りと連結させることが可能である。なお、本願においては、土台水切りを正面から見て、上を上方、下を下方、手前側を前方、後ろ側を後方としている。また、切り欠きの形状としては、側面から防鼠部と連続していない下端に向かって延びた形状であれば良く、直線状、曲線状、多角状等とすることができる。
また、本発明の土台水切りにおいて、防鼠部は、前板部の下端よりも上方となるように設けてあると、流下してきた雨水を前方に確実に排出することができるので、好ましい。
更に、本発明の土台水切りにおいて、防鼠部は、連結部と防鼠板部とからなり、該連結部は、前板部と該防鼠板部を該前板部の板厚以上の間隔を設けて連結し、該防鼠板部は、複数の通気孔を有すると、該連結部と該前板部の間に、別の土台水切りの前板部を差し込むことができ、かつ、互いの土台水切りが確実に連結できるので好ましい。
更に、本発明の土台水切りにおいて、連結部は、防鼠板部が前板部の下端よりも上方となるように設けてあると、流下してきた雨水を前方に確実に排出することができるので、好ましい。
更に、本発明の土台水切りは、切り欠きの後方に、防鼠部を有さないと、別の土台水切りとの連結が行いやすいので好ましい。
また、本発明は、前述した本発明の土台水切りを複数連結させた状態で、建築物の土台部に配設している土台部施工構造も提供する。
本発明における土台部施工構造では、土台水切りは、切り欠きが隣接する別の土台水切りの前板部の後方に位置し、防鼠部の側端が隣接する別の土台水切りの防鼠部の側端と当接し、かつ、互いの背板部の裏面が建築物の構造躯体に当接した状態で建築物の土台部に固定されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、切断を行うことなく、互いに連結させることが可能な、防鼠機能を備えた土台水切り及びそれを用いた土台部施工構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本発明にかかる土台水切りの一実施例の斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す土台水切りの底面図である。
【図3】図3は、図1、2に示す土台水切りを用いて形成された建築物の土台部の施工状態の斜視図である。
【図4】図4は、図3に示す建築物の土台部の施工状態を下から見た図である。
【図5】図5は、本発明にかかる水切りの他の実施例の斜視図である。
【図6】図6は、本発明にかかる水切りの更に他の実施例の斜視図である。
【図7】図7は、本発明にかかる水切りの更に他の実施例の斜視図である。
【図8】図8は、図7に示す土台水切りの底面図である。
【図9】図9は、図7、8に示す土台水切りを用いて形成された建築物の土台部の施工状態を下から見た図である。
【図10】図10は、本発明にかかる水切りの更に他の実施例の斜視図である。
【図11】図11は、図10に示す土台水切りの底面図である。
【図12】図12は、図10、11に示す土台水切りを用いて形成された建築物の土台部の施工状態の斜視図である。
【図13】図13は、図12に示す建築物の土台部の施工状態を下から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら本発明について詳細に説明する。
【0013】
図1、2は、本発明にかかる土台水切りの一実施例の斜視図及び底面図である。
図1、2に示す土台水切りA1は、1枚のガルバリウム鋼板(登録商標)を折曲加工して製造されており、建築物の構造躯体に固定する背板部a1と、背板部a1の下方において前方斜め下方へ屈曲した水切り板部b1と、水切り板部b1の前端から下方へ屈曲した前板部c1と、前板部c1の下端から後方へ屈曲した連結部e1と、連結部e1の後端から後方へ延びた防鼠板部f1とが連結して形成されている。すなわち、土台水切りA1では、防鼠部は、連結部e1と防鼠板部f1とからなる。なお、背板部a1は、平坦な板部であり、背板部a1の下方端部からは水切り板部b1が、前方斜め下方へ延びている。そして、前板部c1においては、連結部e1と連続していない下端に切り欠きd1を有する。なお、切り欠きd1は、前板部c1の下端から上方に向かって垂直に切り欠いた後、前板部c1の側面に向かって直線状に切り欠くことにより形成されている。連結部e1は、前板部c1と防鼠板部f1を連結しているが、前板部c1と防鼠板部f1との間には、前板部c1の板厚以上の空間が形成されている。また、切り欠きd1の後方には、連結部e1と防鼠板部f1は形成されておらず、防鼠板部f1は、複数の通気孔g1を有し、前板部c1の下端よりも上方となるように設けてある。そのため、土台水切りA1は、連結部e1と防鼠板部f1を切断することなく、切り欠きd1が隣接する別の土台水切りA1の前板部c1の後方に位置し、防鼠板部f1の側端が隣接する別の土台水切りA1の防鼠板部f1の側端と当接することができる。また、そのような状態で、互いの背板部a1の裏面が建築物の構造躯体に当接するよう固定することができる。また、防鼠板部f1は、前板部c1の下端よりも上方となるように設けてあるので、流下してきた雨水を前方に確実に排出することができる。
【0014】
図3、4は、図1、2に示す土台水切りを用いて形成された建築物の土台部の施工状態の斜視図と下から見た図である。
図3、4では、土台水切りA1、A1’が土台部に固定されている。なお、土台水切りA1、A1’は、いずれも図1、2に示した土台水切りであり、同じ構造である。また、図3、4において、土台水切りA1の背板部a1、水切り板部b1、前板部c1、切り欠きd1についてのみ、別の土台水切りA1’と連結して見えない箇所を点線で表示している。
図3、4において、土台水切りA1は、切り欠きd1が隣接する別の土台水切りA1’の前板部c1’の後方に位置し、連結部e1の側端が隣接する別の土台水切りA1’の連結部e1’の側端と当接し、防鼠板部f1の側端が隣接する別の土台水切りA1’の防鼠板部f1’の側端と当接し、互いの背板部a1、a1’の裏面が土台Bに当接した状態で、背板部a1、a1’に釘Eが打ち込まれて固定されている。すなわち、切り欠きd1は、別の土台水切りA1’の前板部c1’と連結部e1’との間に差し込まれ、土台水切りA1の防鼠部と別の土台水切りA1’の防鼠部とが当接した状態で固定されている。そのため、この施工構造では、複数の土台水切りを、連結部e1と防鼠板部f1を切断することなく連結することができるので、施工が行いやすく、作業性が良い。
なお、土台水切りA1、A1’の背板部a1、a1’の表面には、図示していないが、外壁板が施工される。
【0015】
図5は、本発明にかかる土台水切りの他の実施例の斜視図である。
図5に示す土台水切りA2も、図1に示す土台水切りA1と同じように、1枚のガルバリウム鋼板(登録商標)を折曲加工して製造されており、背板部a2と、水切り板部b2と、前板部c2と、連結部e2と、防鼠板部f2とが連結して形成されており、前板部c2の連結部e2と連結していない下端には、切り欠きd2が形成されている。しかし、土台水切りA2は、切り欠きの形状のみが土台水切りA1と異なる。他は土台水切りA1と同じである。土台水切りA2の切り欠きd2は、前板部c2の下端から上方に向かって垂直に切り欠いた後、前板部c2の側面に向かって曲線状に切り欠くことにより形成されている。
しかし、土台水切りA2も図1に示す土台水切りA1と同じように施工することができるので、施工が行いやすく、作業性が良い。
【0016】
図6は、本発明にかかる土台水切りの更に他の実施例の斜視図である。
図6に示す土台水切りA3も、図1に示す土台水切りA1と同じように、1枚のガルバリウム鋼板(登録商標)を折曲加工して製造されており、背板部a3と、水切り板部b3と、前板部c3と、連結部e3と、防鼠板部f3とが連結して形成されており、前板部c3の連結部e3と連結していない下端には、切り欠きd3が形成されている。しかし、土台水切りA3は、切り欠きの形状のみが土台水切りA1と異なり、他は同じである。土台水切りA3の切り欠きd3は、前板部c3の下端から上方に向かって垂直に切り欠いた後、前板部c3の側面に向かって多角状に切り欠くことにより形成されている。
しかし、土台水切りA3も図1に示す土台水切りA1と同じように施工することができるので、施工が行いやすく、作業性が良い。
【0017】
図7、8は、本発明にかかる土台水切りの更に他の実施例の斜視図及び底面図である。
図7、8に示す土台水切りA4も、図1に示す土台水切りA1と同じように、1枚のガルバリウム鋼板(登録商標)を折曲加工して製造されており、背板部a4と、水切り板部b4と、前板部c4と、連結部e4と、防鼠板部f4とが連結して形成されており、前板部c4には、切り欠きd4が形成されている。しかし、土台水切りA4は、防鼠板部f4の形状のみが土台水切りA1と異なる。他は土台水切りA1と同じである。土台水切りA4の防鼠板部f4は、連結部e4の後端から後方へ延びているが、防鼠板部f4の後方は、切り欠きd4の後方にも配されるよう延びている。そのため、土台水切りA4では、切り欠きd4の後方にも防鼠板部f4の一部が存在する。なお、防鼠板部f4は、前板部c4の下端よりも上方となり、水切り板部b4の下位置よりも左右にはみださないように設けてある。
【0018】
図9は、図7、8に示す土台水切りを用いて形成された建築物の土台部の施工状態を下から見た図である。
図9では、土台水切りA4、A4’が土台部に固定されている。なお、土台水切りA4、A4’は、いずれも図7、8に示した土台水切りであり、同じ構造である。また、図9において、土台水切りA4の水切り板部b4、切り欠きd4についてのみ、別の土台水切りA4’と連結して見えない箇所を点線で表示している。
図9において、土台水切りA4は、切り欠きd4が隣接する別の土台水切りA4’の前板部c4’の後方に位置し、連結部e4の側端が隣接する別の土台水切りA4’の連結部e4’の側端と当接し、防鼠板部f4の側端が隣接する別の土台水切りA4’の防鼠板部f4’の側端と当接し、互いの背板部a4、a4’の裏面が土台Bに当接した状態で、釘により固定されている。すなわち、切り欠きd4は、別の土台水切りA4’の前板部c4’と連結部e4’との間に差し込まれた状態で固定されている。そのため、この施工構造でも、複数の土台水切りを、連結部e4と防鼠板部f4を切断することなく連結することができるので、施工が行いやすく、作業性が良い。
【0019】
図10、11は、本発明にかかる土台水切りの更に他の実施例の斜視図及び底面図である。
図10、11に示す土台水切りA5も、図1に示す土台水切りA1と同じように、1枚のガルバリウム鋼板(登録商標)を折曲加工して製造されており、背板部a5と、水切り板部b5と、前板部c5とが連結して形成されており、前板部c5には、切り欠きd5が形成されている。しかし、土台水切りA5は、防鼠部の形状が土台水切りA1と異なる。土台水切りA5の防鼠部は、防鼠板部f5のみからなる。防鼠板部f5は、複数の通気孔g5を有し、前板部c5の下端から後方へ屈曲しており、前板部c5の下端よりも上方となるように設けてある。
【0020】
図12、13は、図10、11に示す土台水切りを用いて形成された建築物の土台部の施工状態の斜視図と下から見た図である。
図12、13では、土台水切りA5、A5’が土台部に固定されている。なお、土台水切りA5、A5’は、いずれも図10、11に示した土台水切りであり、同じ構造である。また、図12、13において、土台水切りA5の背板部a5、水切り板部b5、前板部c5、切り欠きd5についてのみ、別の土台水切りA5’と連結して見えない箇所を点線で表示している。
図12、13において、土台水切りA5は、切り欠きd5が隣接する別の土台水切りA5’の前板部c5’の後方に位置し、防鼠板部f5の側端が隣接する別の土台水切りA5’の防鼠板部f5’の側端と当接し、互いの背板部a5、a5’の裏面が土台Bに当接した状態で、背板部a5、a5’に釘Eが打ち込まれて固定されている。そのため、この施工構造でも、複数の土台水切りを、防鼠板部f5を切断することなく連結することができるので、施工が行いやすく、作業性が良い。
【0021】
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載の発明の範囲において種々の変形態を取り得る。
【産業上の利用可能性】
【0022】
以上説明したように、本発明によれば、切断を行うことなく、互いに連結させることが可能な、防鼠機能を備えた土台水切り及びそれを用いた土台部施工構造を提供することができる。
【符号の説明】
【0023】
A1〜A5’ 土台水切り
B 土台
C パッキン
D 基礎
E 釘
a1〜a5’ 背板部
b1〜b5’ 水切り板部
c1〜c5’ 前板部
d1〜d5 切り欠き
e1〜e4’ 連結部
f1〜f5’ 防鼠板部
g1〜g5 通気孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築物の構造躯体に配設されると共に、外壁板を伝って流下する雨水を前方に排出する土台水切りであって、
該土台水切りは、建築物の構造躯体に固定される背板部と、該背板部の下方において前方斜め下方へ屈曲した水切り板部と、該水切り板部の前端から下方へ屈曲した前板部と、該前板部の下端の一部から後方へ延びた防鼠部とからなり、
該防鼠部は、複数の通気孔を有しており、
該前板部の該防鼠部と連続していない下端には、切り欠きを有する
ことを特徴とする土台水切り。
【請求項2】
前記防鼠部は、前記前板部の下端よりも上方となるように設けてある
ことを特徴とする請求項1に記載の土台水切り。
【請求項3】
前記防鼠部は、連結部と防鼠板部とからなり、
該連結部は、前記前板部と該防鼠板部を該前板部の板厚以上の間隔を設けて連結し、
該防鼠板部は、複数の通気孔を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の土台水切り。
【請求項4】
前記連結部は、前記防鼠板部が前記前板部の下端よりも上方となるように設けてある
ことを特徴とする請求項3に記載の土台水切り。
【請求項5】
前記切り欠きの後方には、前記防鼠部を有さない
ことを特徴とする請求項1に記載の土台水切り。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の土台水切りを複数連結させた状態で、建築物の土台部に配設している土台部施工構造であって、
前記土台水切りは、前記切り欠きが隣接する別の土台水切りの前記前板部の後方に位置し、前記防鼠部の側端が隣接する別の土台水切りの前記防鼠部の側端と当接し、かつ、互いの前記背板部の裏面が建築物の構造躯体に当接した状態で建築物の土台部に固定されている
ことを特徴とする土台部施工構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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