説明

圧迫装置

圧迫装置は、足廻りへ配置可能に構成される拡張可能な本体を含む。ストラップは本体から延びる。ストラップは足首近くの足廻りへ配置可能に構成される。ストラップは、足首近くの足の外面に係合するように構成された第1層、第2層、および両層間に配置される第3クッション層を有する。本体は中足骨部分を含んでもよい。第1層および第2層は、第3クッション層への保護層を提供するように構成できる。第1層は、第3クッション層が足の外面と係合するのを妨げるように構成できる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
背景
1.技術分野
本開示は、一般に、身体の四肢に適用するための血管治療の分野に関し、より詳細には、四肢の血管を人為的に刺激するよう構成した圧迫装置に関する。
【0002】
2.関連技術の説明
深部静脈血栓症(DVT)および末梢浮腫等の血塊を形成する病状は、不動状態の患者および同様の人々にとって重大な問題である。このような患者および人々には、手術中の患者、知覚麻痺患者、長期ベッド療養患者他が含まれる。これらの血塊症状は、概して下肢および/または骨盤の深部静脈に発生する。こうした腸骨、大腿、膝窩および脛骨等の静脈は、酸素が減少した血液を心臓へ環流する。これら静脈の血液循環が疾患、負傷または無活動が原因で抑制されると、血液は蓄積つまり鬱血する性向がある。静的な鬱血は、危険な血塊形成にとって格好である。この症状にともなう主要な危険性は心臓血管の循環障害である。最も深刻なのは、血塊断片が剥離して移動することである。肺塞栓は主肺動脈閉塞を形成して生命を脅かす。
【0003】
患者の不動状態にともなう症状およびその結果生じる危険性は、患者の、例えば脚および足の一部等の四肢に間歇圧力を加えて血液循環を助けることにより、抑制または緩和できる。血液循環を助けるために、ワンピース型パッドおよび圧迫ブーツ等、周知の装置が用いられてきた。例えば、米国特許第4,696,289号および第5,989,204号を参照。
【0004】
一つ以上の空気チューブによる使い捨て巻き付けパッドに接続した空気ポンプからなる圧迫装置がこれまで用いられてきた。この巻き付けパッドは、患者の脚の廻りまたは他の四肢の廻りに配置される。次いで、足または他の四肢の部分の廻りに圧力を生み出す巻き付けパッドへ強制的に空気が送られる。
【0005】
これら周知の装置は、嵩張って使用が面倒であること、そして適用中や使用中の四肢の汚染および炎症に起因する様々な欠点を持っている。これらの欠点は、快適性、順応性を減じ、皮膚損傷を起こし、術後回復時の患者の移動性を妨げるという点で不利である。
【0006】
従って、汚染を防止し、皮膚損傷の事故を軽減し、そして四肢への配置が容易な足スリーブにより、従来技術の短所および欠点を克服することが望ましい。意図する点は、足スリーブを含む圧迫装置が嵩張らず、使用法が面倒でなく、患者への快適性および順応性を改善することである。更に、本圧迫装置は、簡単かつ効率的に製造されることが意図されている。
【0007】
概要
従って、従来技術の不利な点および欠点を克服するために、汚染を防止し、皮膚損傷の事故を軽減し、そして四肢への配置が容易な圧迫装置を提供する。望ましくは、足スリーブを含む圧迫装置が、患者への快適性および順応性を改善するよう、嵩張らず、使用方法が面倒でないことである。本圧迫装置は簡単かつ効率的に製造できる。
【0008】
本開示による圧迫装置の実施の形態は、例えば、患者のつま先および踵を含む足全体の血管を人為的に刺激して患者の血液循環を増大させることにより、深部静脈血栓症(DVT)の予防を含む血管治療を提供するように構成される。本開示による圧迫装置は、足に緩慢な圧迫を加えるための間歇的空気圧迫装置である。この圧力は、患者の足廻りに支持される足スリーブを利用することにより、例えば、歩行時に通常生じる血流をシミュレートする。
【0009】
本圧迫装置は、踵および母指球を越えてつま先のかなりの部分まで、足の底部全面積を覆い、係合するよう設計した膨張ブラッダを有する。膨張ブラッダは、足の甲を横断するフックループ型締結具(マジックテープ(登録商標))フラップを介して、足の側面部分廻りを包む。
【0010】
膨張ブラッダは外側層および内側層を含んでもよい。ブラッダは、外側層および内側層を一緒に溶着することにより形成できる。ブラッダは、足全体に一様な圧力印加をもたらし、次いで収縮する。更に、圧迫装置は、静脈再充満検出ができるブラッダセクションを含むことができる。本開示による圧迫装置は、本明細書で理解できるように、多様な改変および組合せを含む。多様な改変および組合せはそれぞれ、左右の足のモデルはもとより、サイズが変わる対象に適合するよう多様なサイズで製造できる。
【0011】
圧迫装置には、内側層がクッション層である単体の積層構造を用いることにより快適性を改善するストラップが含まれる。ストラップは、足スリーブ本体の別々の層の間に挟持されて、足スリーブと一体化される。足の踵廻りに倣うようにストラップをセグメント化することにより患者への快適性が改善される。ストラップは、周囲環境からのクッション層の保護を提供するよう構成された一つ以上の層を含むこともできる。足スリーブは、一本のフラップの中足骨止めをもつユニバーサルデザインとすることで、使用の簡便性を改善できる。
【0012】
ストラップは各種の層からなる積層体を含むことができる。層には、快適性のために構成される中心層を含めることができる。中心層廻りに配置する外側層は、周囲環境と足の外面との間の保護層を提供する。外側層の一つは、触れると軟質な皮膚接触層とすることができる。ストラップは、足スリーブ本体の別々の層間に挟持されて足スリーブ本体と一体化され、そして恒久的に固定されるものでもよい。足スリーブ本体は、使用を簡便にする単一の中足骨フラップを利用することにより、多様な足サイズおよび形状に適合するよう設計してもよい。本体を、足の指骨上部の検査が行えるように構成してもよい。
【0013】
本開示の利点の一つは、足の外面と直接係合しないクッション層である。クッション層は、軟質な皮膚接触層を有する。足スリーブには、汚染防止に役立ち、クッション層への物理的保護層を提供するよう構成された内張りを含めることもできる。内側クッション層は、快適性および皮膚損傷の軽減を提供する。従って、この足スリーブは患者順応性を改善するとともに、クッション層を周囲環境から隔てることにより衛生を保つ。
【0014】
足スリーブの製造は容易である。例えば、層内に含まれる積み重ね材料は、ストラップおよび/または足スリーブのワンピースとしての切断を可能にし、材料の一様な積み重ねを保証する。
【0015】
本開示の原理による一実施の形態において、圧迫装置は、足廻りに配置するよう構成された拡張可能な本体を含む。ストラップは本体から延びている。ストラップは、足首近くの足廻りへ配置可能に構成される。ストラップは、足首近くの足の外面に係合するように構成された第1層、第2層、および両層間に配置した第3クッション層を有する。
【0016】
ストラップは、拡張可能な本体と一体的に接続できる。代替として、ストラップを拡張可能な本体とともに一体形成してもよい。拡張可能な本体は、第1の上部層および/または第2の下部層を含むことができる。更に、ストラップ部材の一部は、足スリーブ本体の上部層と下部層との間に配置してもよい。ストラップは、足の外形に合わせたセグメント構成としてもよい。第3クッション層は、第1層および第2層が第3クッション層の保護層となるように、第1層および第2層内に配置することができる。本体は中足骨ストラップを含むことができる。
【0017】
代替として、第1層は軟質ポリエステル材を含む。第1層は軟質ポリエステル材および塩化ビニルを含んでもよい。第3クッション層は発泡材料を含んでもよい。第2層は、それに配置したループ材を含む外面を有することができる。第2層は塩化ビニル材を含んでもよく、外面はそこに配置したループ材を有する。代替として、圧迫装置を足に取り付けるため、第2層はループ材を含む外面を有し、中足骨ストラップはループ材と係合可能なフック要素を含む。本体は、圧迫装置を足に取り付けるための、ループ材と係合可能なフック要素を含むことができる。
【0018】
代替の実施の形態において、圧迫装置は、足廻りへ配置可能に構成された膨張可能な本体を含む足スリーブを有する。足スリーブは中足骨部分を含む。ストラップは足スリーブへ一体に接続され、そこから延びている。ストラップは、足首近くの足廻りへ配置可能に構成される。ストラップは、足首近くの足の外面に係合するよう構成された第1層、第2層、および両層間に配置した第3クッション層を有する。第1層および第2層は、第3クッション層への保護層を提供するよう構成される。第1層を、第3クッション層が足の外面と係合するのを妨げるように構成してもよい。
【0019】
例示の実施の形態の詳細な説明
開示する足スリーブを含む圧迫装置および操作方法の例示の実施の形態を、身体の足または他の四肢に適用するための圧迫装置を含む血管治療の点から説明し、患者の足、踵、およびつま先を含む四肢の血管を人為的に刺激するよう構成した圧迫装置の点から更に詳細に説明する。本圧迫装置は、患者の不動状態に関係する危険性を予防し、克服するために利用できるよう意図されている。更に、患者の不動状態に起因する病状を圧迫装置が緩和して、例えば、DVT、末梢浮腫を予防することも意図している。本開示による圧迫装置は、限定はしないが、急速膨張、緩慢圧迫、非順次式、および順次式圧迫装置を含む各種の静脈圧迫システムで利用できるよう意図されている。しかしながら、本開示は、例えば、手術中の患者、知覚麻痺患者、長期ベッド療養患者、肥満症患者、高齢患者、悪性腫瘍患者、前期血栓塞栓症患者等の人々および同様な患者の広範に亘る不動状態の病状への適用を考えている。
【0020】
以下の詳述において、用語「対象者」は、圧迫装置を用いて血管治療を受ける患者を指す。以下の詳述には、圧迫装置の説明、続いて、本開示の原理による圧迫装置を操作する例示の方法の説明が含まれる。付帯の図で説明する例示の実施の形態および開示への参照を詳細に行う。
【0021】
図では、幾つかの図の全体に亘って、同じ要素は同じ符号で指定する。最初に、本開示の原理により構築した圧迫装置10を示す図1、図1A、図2を参照する(例えば、全内容を引用して本明細書に組み込んだ、2004年2月23日出願の米国特許出願第10/784,607号、発明の名称「圧迫装置」、に記載の圧迫スリーブを参照)。圧迫装置10には、例えば、対象者(不図示)の足F廻りへ配置可能に構成された足スリーブ12等の、拡張可能な本体が含まれる。足スリーブ12は、対象者の右足または左足に配置できる。足スリーブ12は、左足および/または右足に圧迫を加えて対象者に血管治療を施し、静脈環流を増大させるために、チューブ16および弁コネクタ18を介して、加圧流体源と流体連通する(例えば、全内容を引用して本明細書に組み込んだ、2004年2月23日出願の米国特許出願第10/784,639号、発明の名称「流体導管コネクタ装置」、に記載の弁コネクタを参照)。圧迫装置10は、血管治療のための流体圧力を調整するコントローラ20を利用する。例えば、全内容を引用して本明細書に組み込んだ、2004年2月23日出願の米国特許出願第10/784,323号、発明の名称「圧迫処置システム」に記載のコントローラを参照。加圧流体源14はポンプを含み、固定式でも可搬式でもよい。加圧流体源14は必要な電子回路およびコンピューターソフトウエアを含んで、本開示の原理による血液治療を実行できることが意図される。
【0022】
足スリーブ12は、踵Hおよび母指球Bを越えてつま先Tのかなりの部分まで、足Fの底部全面積に血管治療を施すよう構成される。足スリーブ12および圧迫装置10の他の部分が、対象者の身体の、例えば、脚および腕のような、様々な四肢、手足等に配置され、巻き付けられ、取り付けできることが意図される。更に、スリーブ12またはその部分は使い捨てであることが意図される。想定では、スリーブ12には、使用中の四肢の移動を容易にする弾性材料またはスパンデックス材料等の、フレキシブルな区域を含めることができる。ストラップ22の構成体は、PVC(ポリ塩化ビニル)およびPE(ポリエチレン)等の、例えば、膜、織物のような圧迫血管治療に適した材料から作製できる。
【0023】
ストラップ22は、足首近くの足Fの廻りへ配置可能に構成される。ストラップ22は、後述するように、足スリーブ12に一体で接続され、足スリーブ12の足接触層26と外側層28との間に取り付けて固定される。ストラップ22は、足スリーブ12と一体に形成してもよく、この場合はストラップ22の少なくとも一部は、足スリーブ12の一部と同一の連続材料により形成される。限定するための例示ではないが、足接触層26は、足スリーブ12の足接触層32と同一の連続材料により形成できる。ストラップ22は、足Fの踵H廻りに倣って構成されるセグメント部分24を有する。セグメント部分24は、丸くする等、構成および寸法を様々にでき、代替として、ストラップ22の外面は滑らかにする等、一様であってもよい。
【0024】
ストラップ22は、例えば、足首近くの足Fの外面に係合するよう構成された足接触層26等の、第1層を有する。足接触層26には、対象者の皮膚に係合するための軟質ポリエステル材26aが含まれる。この軟質皮膚接触層26は対象者に快適性をもたらし、汚染を予防し、皮膚損傷を軽減する利点がある。足接触層26は、軟質ポリエステル材26aに隣接して配置したPVC部分26bを含んでもよい。
【0025】
例えば、外側層28等の第2層は、間に第3層30が配置されるよう足接触層26と協調する。第3層30は、対象者にクッション効果を提供するための発泡材料を含む。層30は、クッション構成を提供する代替材料を含んでもよいものと意図される。外側層28には、足スリーブ12の対応するフック要素と係合するために、そこに配されるループ材28a、および、ループ材28aに隣接して配置するPVC部分28bが含まれる。外側層28は、例えば、空気、水分、および塵埃等の周囲環境から、第3クッション層30の汚染を予防する利点をもつ。
【0026】
足接触層26および外側層28は、第3クッション層30への物理的保護層を形成するよう構成される。この構成は、順応性は無論のこと、快適性を対象者に提供するとともに、第3クッション層30の汚染を防止するといった利点をもたらす。図3に示す代替の実施の形態では、ストラップ22は、クッション層130およびそれに隣接配置されるPVC部分132を有する積層構造を含む。外側層134はPVC部分132に隣接して配置される。層134は、足Fの外面に係合するための軟質ポリエステル材料を含んでもよく、または代替として、周囲環境によるクッション層130の汚染を予防するループ材を含んでもよい。
【0027】
足接触層26および外側層28は、ストラップ22を形成するように積層される。足接触層26および外側層28は、それらの対応する周辺に近接するシーム部で接合して固定され、ストラップ22の構成体を支持する。ストラップ22の構成体は、溶着、例えばRF溶着、接着剤、工業用強度両面接着テープ等を介して固着してもよい。想定では、足接触層26および外側層28の一部だけが接合される。更なる想定では、ストラップ22には、足接触層26および外側層28を接合するための多様な配置の複数のシーム部が周囲に含まれる。
【0028】
代替の実施の形態において、ストラップ部材22および足スリーブ12への結合を示す誇張された部分拡大断面図が示された図1Aを参照する。ストラップ部材22は、足スリーブ12の足接触層32と外側層42との間に配置され、それにより、ストラップ22と足スリーブ12との結合はほぼ一様になる。この一様性は、足スリーブ12のユーザに更なる快適性を提供する。より詳細には、ストラップ22の足接触層26および外側層28は、足スリーブ12の足接触層32および外側層42の内側部分に接合される。代替として、意図するところでは、クッション層30は、足スリーブ12の足接触層32と外側層42との間に配置しても、しなくてもよい、ということである。
【0029】
ストラップ22は、足スリーブ12から延びる長く突出した構成を有し、足首に近い足Fの部分廻りへ配置可能に構成される。ストラップ22はフックループ型締結具の一部を形成する。フック要素33は、ストラップ22の足接触層26に取り付けられる。ストラップ22を足首近くの足Fの部分廻りに巻き付ける時、フック要素33が、足スリーブ12の外側層42のループ材に係合して、足スリーブ12を足Fに容易に取り付けることができる。フックループ型要素の代替として、クリップ、接着剤、およびピンを利用してもよい。
【0030】
足スリーブ12は、圧力を加えるために足Fに係合するよう構成された足接触層32を含む。足接触層32はセクション35を有し、足Fの形状に適合するようフレキシブルである。足接触層32はポリエステル織物から作製できると想定される。意図するところでは、足接触層32を、足Fの外面からの水分、発汗等の流体を逃がすように構成してもよい。足接触層32は、このような水分を逃がす効果を強化するように化学的に処理してもよい。代替として、足接触層32を、ストラップ22の足接触層26と一体に形成してもよい。
【0031】
足スリーブ12の膨張ブラッダ34は、膨張ブラッダ34を形成するよう積層される上部ブラッダ層36および下部ブラッダ層38を含む。上部ブラッダ層36は、足接触層32と係合して、足Fに血管治療のための圧力を容易に加える。上部ブラッダ層36および下部ブラッダ層38は、膨張ブラッダ34を画成するために、それらの周辺に沿ったシーム部にて溶着により接合、固定される。膨張ブラッダ34は、上部ブラッダ層36と下部ブラッダ層38とを接合する、多様な配置の複数のシーム部を周囲に含むことができるものと意図される。更に意図するところでは、シーム部は接着剤、熱シール等により形成できる。
【0032】
上部ブラッダ層36および下部ブラッダ層38は、積層材料、例えば、PVC材料により作製できる。意図するところでは、各ブラッダ層の厚さは、およそ6〜15ミルである。更に、意図するところでは、PVC材料を不織材料または織物材料に積層でき、しかもRF熱シール可能である。上部ブラッダ層36および下部ブラッダ層38を2つの異なる厚さで作製して、方向性のある膨張を提供してもよい。本開示全体に亘って説明した全体の寸法および材料は限定されず、他の寸法および材料を用いてもよい。更に、膨張ブラッダ34は、一つまたは複数の膨張チャンバを画成してもよい。
【0033】
膨張ブラッダ34は足Fに沿って延び、踵Hおよび母指球Bを越えてつま先Tのかなりの部分まで、足Fの底部全面積に血管治療を施す。意図するところでは、膨張ブラッダ34は、円形、楕円形、および矩形等の様々な幾何形状でよい。膨張ブラッダ34には、チューブ16に接続して加圧流体源14と容易に流体連通する入口ポート40が含まれる。
【0034】
足スリーブ12の外側層42は、下部ブラッダ層38の近くに配設される。外側層42は、織物および、例えばループ/不織積層体を含む積層材であるループ材、から作製できる。外側層42は、フック要素のための取付面を提供する。代替として、外側層42は、ストラップ22の外側層28とともに一体形成してもよい。
【0035】
外側層42は、入口ポート40等の貫通流体入口を設けるよう、金型であけた孔を含むことができる。足スリーブ12の外側層42および他の部分は、その周囲に様々に配置した排気開口部を含んで、対象者に冷却効果を提供し、使用中の運動性を増大することができるようにしてもよい。
【0036】
足接触層32および外側層42は、足スリーブ12を形成するよう積層される。足接触層32および外側層42は、対応する周辺に隣接したシーム部で接合、固定されて、足スリーブ12の構成体を支持する。足スリーブ12の構成体は、溶着、例えばRF溶着、接着剤、工業用強度両面接着テープ等を介して固着してもよい。足接触層32および外側層42の周辺の一部だけが接合されるものも意図される。足スリーブ12には、足接触層32および外側層42を接合する多様に配置した複数のシーム部が周囲に含まれるものも意図される。
【0037】
足スリーブ12の構成体は、特定の血管治療適用に応じて、および/または好みに応じて、PVC(ポリ塩化ビニル)やPE(ポリエチレン)のような、例えば、膜、織物等の、圧迫血管治療に適した材料から作製できる。ウレタンやシリコン等の、半フレキシブルおよびフレキシブル織物を用いてもよい。更に、足スリーブ12は、軟らかさやしなやかさの程度が変化するような合成、天然、および不織材料から作製できる。しかしながら、当業者には言うまでもなく、本開示に基づく、組立および製造に適した他の材料および作製方法でもよい。
【0038】
足スリーブ12は、膨張ブラッダ34を支持するよう構成される。足スリーブ12は横方向に延び、足F廻りへ配置可能にかつ足Fに取り付け可能に構成される。足スリーブ12は、つま先Tの上部が観察および検査のために見えるように、足Fに配置される。足スリーブ12の中足骨フラップ44は、血管治療中に足Fの側面部分廻りを包み、足Fの甲を横断する。中足骨フラップ44は、フックループ型締結具の一部を形成する。フック要素46は、足スリーブ12の足接触層32に取り付けられる。中足骨フラップ44を足F廻りに巻き付ける時、フック要素46が外側層42のループ材に係合して、足Fに足スリーブ12が容易に取り付けられる。つまり、これにより、膨張ブラッダ34が、血管治療のために足F廻りに配置されることになる。足スリーブ12の本構成は、四肢の血管の循環を増大させるよう足Fに係合するという利点をもつ。足スリーブ12は、円形、楕円形、および矩形等の、様々な幾何形状であってよいことが意図される。フックループ型要素の代替として、クリップ、接着剤、およびピンを利用してもよい。
【0039】
上述と同様の圧迫装置10が、使用するために組み立てられて、梱包される。使用に際しては、上述したように、圧迫装置10の足スリーブ12を足F廻りに配置し、加圧流体源14と流体連通させる。コントローラ20は、対象者への圧迫装置10の血管治療を調節する。足スリーブ12は、足Fに圧迫を加えて対象者に血管治療を施し、静脈環流を増大させる。圧迫装置10には、例えば、大腿部、ふくらはぎ部、足首部等の、対象者の四肢の様々な部位廻りへ配置可能な膨張スリーブを含めることができるとともに、別の四肢を、他のスリーブによる交互の圧迫サイクルで治療できる。
【0040】
例えば、コントローラ20に対して選択した圧迫サイクルの間、膨張ブラッダ34は、130mmHg程度の圧力まで、5秒間かけてゆっくりと空気で膨張させる。この構成は、足Fに血管治療を施し、静脈環流を増大させる。膨張および保持が終わると、足スリーブ12は排気され、膨張ブラッダ34は収縮する。他の圧迫サイクルおよび圧力も意図されている。
【0041】
代替の実施の形態において、圧迫装置10は静脈再充満時間測定を行う。静脈再充満時間(VRT)測定は、圧迫サイクルを受けて四肢の静脈が血液で完全に再充満される時間を決定する空気プレチスモグラフ技法である。例えば、全内容を引用して本明細書に組み込んだ、Watsonらの米国特許第6,231,352号に記載の静脈再充満時間測定を参照。VRTは、血液が静脈内に停滞している時間を最小化する。圧迫サイクル間の既定休止時間をVRTで置き換える。意図するところでは、VRT技法およびアルゴリズムは、脚スリーブおよび足スリーブの圧迫に用いることができる。
【0042】
VRT測定は、膨張ブラッダ34に低圧を加える空気プレチスモグラフ技法を用いる。静脈が血液で満たされると、膨張ブラッダ34の圧力は、定常状態になるまで増大する。定常状態圧力になるまでにかかる時間がVRTである。二つのスリーブをコントローラ20に接続する場合、VRTは、圧迫されている各四肢について別々に決定され、二つの測定値の大きい方が、圧迫サイクルの新しい排気時間として用いられる。各スリーブに対するVRT測定は、それぞれの特定のスリーブが設定圧力に達する時に独立して行われる。しかしながら、両スリーブに対してVRT測定を計算するまで、排気時間は更新しない。
【0043】
例えば、圧迫装置10は、システムが血管治療を始めた後に、VRT測定を行える。その後30分が経過してから、次の膨張サイクルの全期間でVRT測定を行う。足スリーブ12が膨張した後、膨張ブラッダ34を、ゼロになるまで排気する。
【0044】
意図するところでは、選択したブラッダ圧力を監視し、圧力が5〜7mmHgまで降下した時、ブラッダに至る排気口を閉じる。ブラッダ圧力が現サイクルで5〜7mmHgになったらVRT測定を行う。排気してブラッダ圧力が5〜7mmHgまで降下しない場合、排気時間を現在値のままとし、別の測定を30分以内に行う。
【0045】
VRT測定アルゴリズムは、圧迫後に、膨張ブラッダ34の圧力が定常状態になる時間を決定する。VRT測定アルゴリズムは、膨張ブラッダ34が5〜7mmHg(ブラッダを足の表面と接触したままにするのに十分な圧力)に達し、かつ排気が停止してから行われる膨張サイクルが終了した時点からスタートする時間カウンタとともに始まる。VRT測定は、膨張サイクル終了時点からスタートする時間カウンタとともに始まる。
【0046】
次いで、膨張ブラッダ34の圧力は、10秒間の移動サンプルウィンドウで監視する。ウィンドウは1秒間隔で移動する。ウィンドウ内の最初と最後の値の差が、約0.05〜0.5mmHg未満である場合、曲線は定常状態に達している。VRT測定は終了したと考えられ、時間間隔が決定される。ウィンドウの終了は、足の静脈系が再充満された時点であると見なされる。
【0047】
測定中の任意の時間に、膨張ブラッダ34の圧力が2mmHg未満になった場合、VRT測定はエラーと見なされ、その計算を破棄してVRTの旧値を用いる。これはシステムに洩れがある場合に起きる。VRT測定中のいずれかの時間に圧力が20mmHgを越える場合、VRTの旧値を用いるといったことも意図される。
【0048】
圧迫装置10の代替の実施の形態を示す図4を参照する。圧迫装置10は、図1、1A、および2に関して上述された足スリーブ12に類似した、足F廻りへ配置可能に構成された足スリーブ212を含む。図1、1A、および2に関する上記説明のストラップ22に類似した一対のストラップ222は、足スリーブ212から延びる。ストラップ222は、足首近くの足F廻りへ配置可能に構成される。一つまたは複数のストラップ222を利用できる。
【0049】
ストラップ222は、足スリーブ212から延びる長く突出した構成を有し、足首近くの足Fの部分廻りへ配置可能に構成される。本明細書で説明したように、ストラップ222は、足スリーブ212と別々または一体化して形成できることが意図される。ストラップ222は、フックループ型締結具の一部を形成する。フック要素232とループ゜要素232aがストラップ222に取り付けられる。ストラップ222のそれぞれを足首近くの足Fの部分廻りに巻き付けると、フック要素232がループ要素232aに係合し、足スリーブ212が足Fに容易に取り付けられる。フック要素232、232aは、足スリーブ212の外面に配置するループ材と係合して、足スリーブ212を足Fへ容易に取り付けることができるということも意図される。
【0050】
図1および2に関する上記説明のブラッダ34に類似する膨張ブラッダ234は、足Fに沿って長く延び、踵Hおよび母指球Bを越えてつま先Tのかなりの部分まで、足Fの底部全面積に血管治療を施す。膨張ブラッダ234には、加圧流体源14と流体連通を容易にするためのチューブ16に接続した入口ポート240が含まれる。
【0051】
足スリーブ212は、膨張ブラッダ234を支持するよう構成される。足スリーブ212は横方向に延び、足F廻りへ配置可能に構成され、足に取り付けられる。足スリーブ212は、つま先Tの上部が観察および検査のために見えるように足Fに配置される。一対の中足骨フラップ244が、血管治療中に足Fの側面部廻りを包み、足Fの甲を横断するように足スリーブ212から横方向に延びる。中足骨フラップ244は、フックループ型締結具を形成する。フック要素246およびループ要素246aは、足スリーブ212に取り付ける。中足骨フラップ244で足F廻りを包む時、フック要素246がループ要素246aに係合して、足スリーブ212を係合し、足スリーブ212が足Fへ容易に取り付けられる。これで、血管治療のために、足F廻りに膨張ブラッダ234が配置されることになる。足スリーブ212のこの構成は、足Fに係合して四肢の血管の循環を増大させる利点をもつ。足スリーブ212には、対象者に冷却効果を提供し、使用中の運動性を増大するために配された排気開口部250が含まれる。
【0052】
圧迫装置10の別の代替の実施の形態を示す図5を参照する。圧迫装置10には、足F廻りへ配置可能に構成された上記説明の足スリーブに類似する足スリーブ312が含まれる。足スリーブ312からは、上記説明のストラップに類似するストラップ322が延びている。上記説明の膨張ブラッダと類似する膨張ブラッダ334が、足Fに沿って長く延び、踵Hおよび母指球Bを越えてつま先Tのかなりの部分まで、足Fの底部全面積に血管治療を施す。膨張ブラッダ334には、足Fに足スリーブ312を適用中に、足Fの側面部分を係合するよう、そこから横方向に延びる側面部分336が含まれる。
【0053】
足スリーブ312は、膨張ブラッダ334を支持するよう構成される。足スリーブ312は横方向に延び、足F廻りに配置するよう構成され、足に取り付けられる。足スリーブ312は、つま先Tの上部が観察および検査のために見えるように足Fに配置する。一対の中足骨フラップ344が、血管治療中に、足Fの側面部廻りを包み、足Fの甲を横断するように足スリーブ312の一面から横方向に延びる。中足骨フラップ344は、フックループ型締結具の一部を形成する。フック要素346、346aは、足スリーブ312に取り付けられる。中足骨フラップ344で足F廻りを包む時、フック要素346、346aは足スリーブ312のループ材に係合して、足スリーブ312が足Fへ容易に取り付けられる。これで、血管治療のために足Fの側面部に係合する側面部分336を含む膨張ブラッダ334が足F廻りに配置されることになる。足スリーブ312のこの構成は、足Fに係合して四肢の血管の循環を増大させる利点をもつ。
【0054】
圧迫装置10の別の代替の実施の形態を示す図6を参照する。圧迫装置10には、足F廻りへ配置可能に構成された上記説明の足スリーブに類似の足スリーブ412が含まれる。足スリーブ412からは、上記説明のストラップに類似のストラップ422が延びる。上記説明に類似の膨張ブラッダである膨張ブラッダ434は足Fに沿って長く延びて、踵Hおよび母指球Bを越えてつま先Tのかなりの部分まで、足Fの底部に血管治療を施す。
【0055】
足スリーブ412は翼部444(上記説明の中足骨フラップと同様のもの)を有し、膨張ブラッダ434を支持するよう構成される。足スリーブ412は、翼部444を介して横方向に延び、足F廻りへ配置可能に構成され、足に取り付けられる。足スリーブ412は、つま先Tの上部が観察および検査のために見えるように足Fに配置する。翼部444は、血管治療中、足Fの側面部分廻りを包み、足Fの甲を横断する。翼部444は、フックループ型締結具の一部を形成する。フック要素446およびループ要素446aは、翼部444に取り付けられる。翼部444で足F廻りを包む時、フック要素446がループ要素446aに係合して、足スリーブ412が足Fへ容易に取り付けられる。これで、血管治療のために足F廻りに、膨張ブラッダ434が配置されることになる。足スリーブ412のこの構成は、足Fに係合して四肢の血管の循環を増大させる利点をもつ。
【0056】
圧迫装置10の別の代替の実施の形態を示す図7を参照する。圧迫装置10には、足F廻りへ配置可能に構成された上記説明の足スリーブに類似の足スリーブ512が含まれる。足スリーブ512からは、上記説明のストラップに類似のストラップ522が延びている。上記説明の膨張ブラッダに類似の膨張ブラッダ534は、足Fに沿って長く延び、踵Hおよび母指球Bを越えてつま先Tのかなりの部分まで、足Fの底部に血管治療を施す。膨張ブラッダ534には、そこから長手方向に延びて、足スリーブ512を足Fに適用する間、足Fの底部の所望部分に係合する長手部分536が含まれる。足スリーブ512は、膨張ブラッダ534を支持するよう構成される。足スリーブ512のこの構成は、足Fに係合して四肢の血管の循環を増大させる利点をもつ。
【0057】
言うまでもなく、本明細書で開示した実施の形態に多様な改変を行うことができる。従って、上記説明は、制限のためと解釈すべきではなく、単に多様な実施の形態の例示にすぎない。当該技術に精通する者は、本明細書に付帯の特許請求の範囲および精神の範囲内で他の改変を想定できよう。
【図面の簡単な説明】
【0058】
新規性があると確信する本開示の目的および特徴を、付帯の請求項で詳細に説明する。更なる目的および利点と併せた操作の体系および手法の両方に関する本開示は、以下に説明する付帯の図面と関連させた以下の説明を参照することにより最良の理解を得ることができる。
【図1】図1は、本開示の原理による圧迫装置の特定の一実施の形態の平面図であり、膨張ブラッダを示すとともに、足を破線で示す。
【図1A】図1Aは、図1に示す圧迫装置の部分断面図である。
【図2】図2は、図1に示す圧迫装置のストラップの切取り断面図である。
【図3】図3は、図1に示す圧迫装置のストラップの代替実施形態の切取り断面図である。
【図4】図4は、図1に示す圧迫装置の代替実施形態の平面図であり、膨張ブラッダを破線で示す。
【図5】図5は、図1に示す圧迫装置の別の代替実施形態の平面図であり、膨張ブラッダを破線で示す。
【図6】図6は、図1に示す圧迫装置の別の代替実施形態の平面図であり、膨張ブラッダを破線で示す。
【図7】図7は、図1に示す圧迫装置の別の代替実施形態の平面図であり、膨張ブラッダを破線で示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧迫装置であって:
足廻りへ配置可能に構成される拡張可能な本体;
前記本体から延びて、足首近くの前記足廻りへ配置可能に構成されるストラップ;を備え、
前記ストラップは、前記足首近くの前記足の外面に係合するように構成される第1層、第2層、およびそれら両層間に配置される第3クッション層を有する、圧迫装置。
【請求項2】
前記ストラップが、前記本体に一体的に接続される、
請求項1の圧迫装置。
【請求項3】
前記ストラップが、前記本体と一体的に形成される、
請求項1の圧迫装置。
【請求項4】
前記本体が、前記第1層を含む、
請求項1の圧迫装置。
【請求項5】
前記本体が、前記第2層を含む、
請求項4の圧迫装置。
【請求項6】
前記ストラップが、前記足に倣うセグメント構成を有する、
請求項1の圧迫装置。
【請求項7】
前記第3クッション層を、前記第1層および前記第2層内に配置し、それにより前記第1層および前記第2層が、前記第3クッション層への保護層を提供するよう構成される、
請求項1の圧迫装置。
【請求項8】
前記本体が、中足骨ストラップを含む、
請求項1の圧迫装置。
【請求項9】
前記第1層が、軟質材料を含む、
請求項1の圧迫装置。
【請求項10】
前記第1層が、軟質材料およびフレキシブル膜を含む、
請求項1の圧迫装置。
【請求項11】
前記第3クッション層が、発泡材料を含む、
請求項1の圧迫装置。
【請求項12】
前記第2層が、ループ材が配された外面を有する、
請求項1の圧迫装置。
【請求項13】
前記第2層が、フレキシブル膜およびループ材が配された外面を含む、
請求項1の圧迫装置。
【請求項14】
前記第2層がループ材を含む外面を有し、前記中足骨ストラップは、前記拡張可能な本体を前記足に取り付けるために、前記ループ材と係合可能なフック要素を含む、
請求項8の圧迫装置。
【請求項15】
前記本体が、前記拡張可能な本体を前記足に取り付けるための、前記ループ材と係合可能なフック要素を含む、
請求項12の圧迫装置。
【請求項16】
圧迫装置であって:
足廻りへ配置可能に構成される膨張可能な本体を含むとともに、中足骨部分を含む足スリーブ;
前記足スリーブへ一体的に接続されるとともにそこから延びて、足首近くの前記足廻りへ配置可能に構成されるストラップ;を備え、
前記ストラップは、前記足首近くの前記足の外面に係合するように構成される第1層と、第2層と、およびそれら両層間に配置された第3クッション層を有し、それにより、前記第1層および前記第2層が、前記第3クッション層への保護層を提供するよう構成される、圧迫装置。
【請求項17】
前記第1層は、前記第3クッション層が前記足の外面と係合するのを妨げるように構成される、
請求項16の圧迫装置。
【請求項18】
前記第3クッション層が発泡材料を含む、
請求項16の圧迫装置。
【請求項19】
前記ストラップは、前記足に倣うセグメント構成を有する、
請求項16の圧迫装置。
【請求項20】
圧迫装置であって:
足廻りへ配置可能に構成された膨張ブラッダを含むとともに、前記足の上に横たわる中足骨部分を含む足スリーブ;
前記足スリーブに一体的に接続するとともにそこから延びて、足首近くの前記足廻りへ配置可能に構成されるストラップ;を備え、
前記ストラップは、前記足首近くの前記足の外面に係合するように構成された軟質材料を含む足接触層、外側層、およびそれら両層間に配置される発泡材料を含むクッション層を有し、それにより、前記足接触層および前記外側層は、前記クッション層に保護層を提供するように構成され、前記外側層はループ材を含む外面を有し、それにより前記中足骨部分は、前記足スリーブを前記足に取り付けるための、前記ループ材と係合可能なフック要素を含む、圧迫装置。
【請求項21】
前記圧迫装置が、前記本体から延びる複数のストラップを含む、
請求項1の圧迫装置。
【請求項22】
圧迫装置であって:
足廻りへ配置可能に構成されて、上部層および下部層を含む拡張可能な本体;および、
前記拡張可能な本体から延びるストラップ部材;を備え、前記ストラップ部材の一部は、前記拡張可能本体の前記上部層と前記下部層との間に配置される;圧迫装置。
【請求項23】
前記ストラップ部材は複数の層を含み、前記複数層は、内部に配置されたクッション層を備える、
請求項22の圧迫装置。

【図1】
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【図1A】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−522892(P2007−522892A)
【公表日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−554310(P2006−554310)
【出願日】平成17年2月23日(2005.2.23)
【国際出願番号】PCT/US2005/005679
【国際公開番号】WO2005/082316
【国際公開日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(506284887)タイコ ヘイルスケア グループ エルピー (3)
【Fターム(参考)】