説明

地絡検出装置

【課題】回路構成が複雑にならずに、コモンモードコンデンサ容量に応じて高精度に地絡を検出することができる地絡検出装置を提供する。
【解決手段】絶縁された状態で車両に搭載される高電圧電源系10の地絡判定を閾値に基づいて行うに際し、地絡検出装置40の制御部43は、SMR20のオン/オフの状態で異なるコモンモードコンデンサ容量に対応した地絡判定の閾値に切り替え、切り替えた地絡判定の閾値に基づいて地絡判定を行う。これにより、コモンモードコンデンサ容量に応じて地絡の検出を行うことができる。したがって、回路構成が複雑にならずに、高精度に地絡の検出が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地絡を検出するための地絡検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、安全性の高い交流信号による漏電検出方式を用いて、漏電アドミタンスから抵抗成分を導出し、車両ボディの容量成分を補正し、漏電判定を行う漏電検出装置が、特許文献1で提案されている。この構成では、漏電アドミタンスの実数部を算出し、抵抗成分と漏電判定の基準となる所定のしきい値を比較することにより地絡を検出する。
【0003】
また、漏電検出回路がリレーを介してインバータ等の複数の接続先に接続され、漏電箇所を判定する漏電検出装置が特許文献2で提案されている。この構成では、地絡検出回路を電気的に切り分けることにより、どのラインに漏電が発生しているのかを検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4017770号公報
【特許文献2】特許第4122858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のように、アドミタンス成分を検出するためには、位相差を検出する等の回路が必要であると共に、この回路が複雑になるという問題がある。
【0006】
また、通常、高電圧系とインバータ等の高電圧機器とがリレーで接続されるが、リレーのオン/オフでコモンモードコンデンサ容量が大きく変化する。コモンモードコンデンサ容量とは、浮遊容量や機器に付属する容量である。そのため、リレーのオン/オフで地絡検出値が変化してしまうという問題がある。そして、コモンモードコンデンサ容量が大きいとリレーのオン/オフに応じた変化値も大きくなり、特許文献2のように地絡箇所の切り分けが正確にできないという問題がある。
【0007】
本発明は上記点に鑑み、回路構成が複雑にならずに、コモンモードコンデンサ容量に応じて高精度に地絡を検出することができる地絡検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、絶縁された状態で車両に搭載される高電圧電源系(10)の地絡判定を閾値に基づいて行う地絡検出装置であって、車両の状態によって地絡判定の閾値を切り替えると共に、切り替えた地絡判定の閾値に基づいて地絡判定を行う判定手段(43)を備えていることを特徴とする。
【0009】
これによると、車両の状態すなわち高電圧電源系(10)に接続されるコモンモードコンデンサ容量に応じた地絡判定の閾値を用いて地絡判定を行っているので、車両の状態が変化したとしても車両の状態に応じた地絡の判定を行うことができる。したがって、回路構成が複雑にならずに、高精度に地絡を検出することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、車両の状態は、高電圧電源系(10)と車両機器(30)とを接続するシステムメインリレー(20)がオンのときとシステムメインリレー(20)がオフのときであることを特徴とする。このように、システムメインリレー(20)がオンのときとオフのときとの2パターンで簡易に地絡判定を高精度化することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明では、車両の状態は、高電圧電源系(10)に接続される車両機器(30)としてのインバータの種類によることを特徴とする。これによると、車両の状態すなわちコモンモードコンデンサ容量はインバータに付随しており、インバータの種類や数によってコモンモードコンデンサ容量が異なるため、インバータに応じて地絡判定の閾値を切り替えることができる。また、高電圧電源系(10)がシステムメインリレー(20)を介して車両機器(30)に接続されている構成では、システムメインリレー(20)がオンのときの車両仕様差も吸収することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明では、高電圧電源系(10)に接続された車両機器(30)が複数存在し、複数の車両機器(30)と判定手段(43)とはそれぞれ通信可能に接続されている。また、複数の車両機器(30)は、車両の状態として自己のコモンモードコンデンサ容量をそれぞれ送信するようになっている。そして、判定手段(43)は、複数の車両機器(30)から受信したコモンモードコンデンサ容量に基づいて、地絡判定の閾値を切り替えることを特徴とする。
【0013】
これによると、判定手段(43)は、各車両機器(30)の車両の状態すなわちコモンモードコンデンサ容量を把握することができるので、各車両機器(30)に応じた地絡判定の閾値に切り替えることができ。したがって、高精度で地絡判定を行うことができる。
【0014】
請求項5に記載の発明では、判定手段(43)は、高電圧電源系(10)に擬似的な地絡を発生させることにより高電圧電源系(10)に擬似絶縁抵抗低下を発生させ、当該擬似絶縁抵抗低下のレベルに応じて正常または異常を判定することを特徴とする。
【0015】
これにより、正常であればユーザがシステムに触れても問題ない安全領域であり、異常であればユーザがシステムに触れると感電する危険領域であることを判定することができる。また、上述のように、車両の状態に応じて地絡判定の閾値が切り替えられているので、安全領域における地絡判定精度を向上させることができる。
【0016】
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1実施形態に係る地絡検出装置を含んだ全体システム図である。
【図2】地絡検出装置の作動を説明するための図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る地絡検出装置を含んだシステム図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
【0019】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る地絡検出装置は、高電圧バッテリ等の地絡を検出するための装置であり、例えばハイブリッド車等の電気自動車の高電圧電源系の地絡を検出する際に適用される。
【0020】
図1は、本実施形態に係る地絡検出装置を含んだ全体システム図である。この図に示されるように、全体システムは、高電圧電源系10と、SMR20と、車両機器30と、地絡検出装置40と、を備えて構成されている。
【0021】
高電圧電源系10は、充電可能なリチウムイオン二次電池が複数直列接続されて構成された電池群である。高電圧電源系10は例えば300V前後の高電圧を発生させる電源である。図1では、高電圧電源系10を抵抗11(RL1)とコンデンサ12(CL1)との並列回路の等価回路として表現している。コンデンサ12の容量CL1はCL1≒0である。
【0022】
SMR20は、高電圧電源系10と車両機器30とを接続すると共に、高電圧電源系10から車両機器30への電力供給を制御するシステムメインリレーである。また、車両機器30は、高電圧電源系10の電圧を用いて動作するインバータやDCDCコンバータ等の負荷である。
【0023】
図1ではSMR20に接続された全ての車両機器30を抵抗31(RL2)とコンデンサ32(CL2)との並列回路の等価回路として表現している。コンデンサ32の容量CL2はノイズ対策用として例えばCL2≒0.1〜0.2μFの容量がある。この容量CL2がコモンモードコンデンサ容量に相当する。このように、車両機器30にはコモンモードコンデンサ容量が存在するため、SMR20がオンしたときとオフしたときとでは、システムのコモンモードコンデンサ容量が変化する。
【0024】
地絡検出装置40は、コンデンサ41と、抵抗42と、制御部43と、を備えて構成されている。
【0025】
コンデンサ41は、絶縁された状態で車両に搭載される高電圧電源系10と地絡検出装置40とを絶縁する役割を果たす。コンデンサ41の一方の電極が高電圧電源系10に接続され、他方の電極が抵抗42に接続されている。
【0026】
制御部43は、高電圧電源系10の地絡の検出を行うものである。制御部43は、信号出力部44および信号入力部45の他に図示しないA/D変換器およびマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)を備えている。
【0027】
信号出力部44は、矩形波の電圧信号を生成および出力する回路部である。矩形波は抵抗42を介してコンデンサ41が接続された配線経路46に出力される。なお、この配線経路46は、高電圧電源系10と抵抗42とを結ぶ配線であり、より具体的にはコンデンサ41の他方の電極と抵抗42とを結ぶ配線である。
【0028】
信号入力部45は、配線経路46からの応答を検出信号として取得する回路部である。具体的には、信号入力部45は抵抗42とコンデンサ41との間の接続点の電圧を検出信号として入力する。信号入力部45は、取得した検出信号をA/D変換器に出力する。
【0029】
A/D変換器は信号入力部45で検出された検出信号をデジタル信号に変換してマイコンに入力する。マイコンは、A/D変換器から入力した検出信号と地絡判定の閾値とを比較することにより地絡を検出する制御回路である。
【0030】
また、マイコンは、車両の状態によって地絡判定の閾値を切り替えると共に、切り替えた地絡判定の閾値に基づいて地絡を検出する。ここで、「車両の状態」とは、コモンモードコンデンサ容量のことを指すが、本実施形態では特に、高電圧電源系10と車両機器30とを接続するSMR20がオンのときの状態とSMR20がオフのときの状態である。
【0031】
上述のように、SMR20のオン/オフの状態でシステムのコモンモードコンデンサ容量が変化する。このため、マイコンは、SMR20がオンのときにはSMR20がオンのときのシステムのコモンモードコンデンサ容量に応じた地絡判定の閾値を用いて地絡検出を行う。一方、マイコンは、SMR20がオフのときには、SMR20がオフのときのシステムのコモンモードコンデンサ容量に応じた地絡判定の閾値を用いて地絡検出を行う。このように、マイコンはSMR20のオン/オフに応じて地絡判定の閾値を切り替え、切り替えた地絡判定の閾値を用いて地絡を検出する。各閾値は予めマイコンに記憶されている。
【0032】
以上が地絡検出装置40を含んだシステムの構成である。次に、地絡検出装置40の地絡検出について、図2を参照して説明する。図2の左欄は地絡判定の閾値が一つに固定された従来の地絡検出装置40において取り扱われる信号の波形を示したものである。また、図2の右欄は図1に示される地絡検出装置40の信号出力部44および信号入力部45で取り扱われる信号の波形を示したものである。
【0033】
図2(a)および図2(b)の左欄の従来のように、1つの閾値で地絡検出を行う場合には、コモンモードコンデンサ容量の変化を加味したマージン分が閾値に含まれているため、地絡が検出されたときにはその地絡がどれくらいのレベルであるのかがわからなかった。
【0034】
これに対し、図2の右欄に示されるように、地絡判定の閾値は2つ設定され、各閾値の値はSMR20がオンのときとオフのときとでそれぞれ異なる。具体的には、SMR20がオフのときの地絡判定閾値1がオンのときの地絡判定閾値2よりも大きい。したがって、SMR20のオン/オフの状態すなわちコモンモードコンデンサ容量の差によって閾値に幅を持たせることができる。
【0035】
そして、図2(a)の右欄に示されるように、非地絡時であってSMR20がオフのときには検出信号の振幅は地絡判定閾値1よりも高いので、地絡は検出されない。しかし、図2(b)の右欄に示されるように、地絡発生時にはSMR20のオフの状態に対応した地絡判定閾値1(>地絡判定閾値2)によって矩形波の振幅の減少を早く検出することができる。
【0036】
また、図2(c)および図2(d)の右欄に示された従来の場合、上述のように閾値がコモンモードコンデンサ容量を加味したマージン分だけ高く設定されているので、地絡が検出されないとしても閾値の余裕がない状態での判定であるし、地絡が検出された場合は予め高く設定された閾値よって早く地絡が検出されてしまい、正確な地絡検出ができなかった。
【0037】
これに対し、図2(c)の左欄に示されるように、非地絡時であってSMR20がオンのときには検出信号の振幅は地絡判定閾値2よりも高いので、地絡は検出されない。しかし、図2(d)の左欄に示されるように、地絡発生時にはSMR20のオンの状態に対応した地絡判定閾値2によって矩形波の振幅の減少を余裕を持って検出することができる。
【0038】
以上説明したように、本実施形態では、車両の状態すなわちSMR20のオン/オフに応じたコモンモードコンデンサ容量に応じて地絡判定の閾値を切り替えることが特徴となっている。
【0039】
このように、コモンモードコンデンサ容量に対応した地絡判定の閾値を用いて地絡判定を行っているので、SMR20の状態が変化したとしてもそのオン/オフの状態に応じた地絡の判定を行うことができる。したがって、回路構成が複雑にならずに、高精度に地絡を検出することができる。
【0040】
また、SMR20がオンのときとオフのときとの2パターンの閾値を予めマイコンに記憶させておくだけで良いので、簡易に地絡判定を高精度化することができる。
【0041】
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、マイコンを含んだ制御部43が特許請求の範囲の「判定手段」に対応する。
【0042】
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。上記第1実施形態では、SMR20に接続された負荷をまとめて「車両機器30」としたが、実際には車両に様々なインバータが搭載される。そこで、本実施形態では、車両の状態は、当該車両に搭載されるインバータの種類による。
【0043】
インバータといっても、走行、発電、リア、エアコン等で用いられるものがあり、大容量のもの、中容量のもの、小容量のもの等、インバータの種類によってコモンモードコンデンサ容量(CL2)の値が異なる。すなわち、コモンモードコンデンサ容量はインバータに付随しており、インバータの種類や数によってコモンモードコンデンサ容量が異なる。
【0044】
したがって、インバータの種類によって地絡判定の閾値を設定し、インバータに応じて地絡判定の閾値を切り替えることにより、インバータの種類に応じた高精度の地絡検出ができる。また、第1実施形態のように、高電圧電源系10がSMR20を介して車両機器30に接続されている構成では、SMR20のオン/オフだけでなくインバータの種類にもよるので、車両仕様差も吸収することができる。
【0045】
(第3実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図3は、本実施形態に係る地絡検出装置40を含んだ通信システム図である。この図に示されるように、通信システムには複数の車両機器30が存在し、複数の車両機器30と制御部43とはそれぞれ通信可能に接続されている。
【0046】
複数の車両機器30は、上述のように高電圧電源系10に接続されている。車両機器30は、モータ用のインバータ(MG1、MG2)やエアコン用のインバータ(A/C)等である。
【0047】
そして、各車両機器30は、車両の状態として自己のコモンモードコンデンサ容量を記憶しており、自己のコモンモードコンデンサ容量をそれぞれ送信するように設定されている。したがって、制御部43のマイコンは、各車両機器30から受信したコモンモードコンデンサ容量に対応する地絡判定の閾値に切り替えて地絡検出を行う。なお、各車両機器30からの送信タイミングや回数は適宜設定される。
【0048】
このため、マイコンはコモンモードコンデンサ容量に対する地絡判定の閾値が設定されたマップを予め記憶しており、このマップからコモンモードコンデンサ容量に応じた地絡判定の閾値に切り替える。このように、地絡検出装置40に通信可能に接続された各車両機器30からそれぞれコモンモードコンデンサ容量(CL2)を受信することにより、高電圧電源系10に接続された各車両機器30のコモンモードコンデンサ容量に最適な地絡判定の閾値に基づいて高精度で地絡を検出することができる。
【0049】
なお、各車両機器30から受信したコモンモードコンデンサ容量をそれぞれ制御部43のマイコンに記憶させていくことにより、コモンモードコンデンサ容量に対する地絡判定の閾値を学習する構成にしても良い。
【0050】
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された地絡検出装置40の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、制御部43のマイコンは、高電圧電源系10に擬似的な地絡を発生させることにより高電圧電源系10に擬似絶縁抵抗低下を発生させ、当該擬似絶縁抵抗低下のレベルに応じて正常または異常を判定しても良い。このため、地絡検出装置40に擬似絶縁抵抗低下を発生させるための回路を設けることが好ましい。正常であると判定されれば、ユーザがシステムに触れても問題ない安全領域であることがわかる。一方、異常であると判定されれば、ユーザがシステムに触れると感電する危険領域であることがわかる。この正常・異常の判定では車両の状態に応じて地絡判定の閾値を切り替えて地絡検出を行っているので、安全領域における地絡判定精度を向上させることができる。
【符号の説明】
【0051】
10 高電圧電源系
20 SMR
30 車両機器
40 地絡検出装置
43 制御部(判定手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁された状態で車両に搭載される高電圧電源系(10)の地絡判定を閾値に基づいて行う地絡検出装置であって、
前記車両の状態によって前記地絡判定の閾値を切り替えると共に、切り替えた地絡判定の閾値に基づいて地絡判定を行う判定手段(43)を備えていることを特徴とする地絡検出装置。
【請求項2】
前記車両の状態は、前記高電圧電源系(10)と車両機器(30)とを接続するシステムメインリレー(20)がオンのときと前記システムメインリレー(20)がオフのときであることを特徴とする請求項1に記載の地絡検出装置。
【請求項3】
前記車両の状態は、前記高電圧電源系(10)に接続される車両機器(30)としてのインバータの種類によることを特徴とする請求項1または2に記載の地絡検出装置。
【請求項4】
前記高電圧電源系(10)に接続された車両機器(30)が複数存在し、前記複数の車両機器(30)と前記判定手段(43)とはそれぞれ通信可能に接続されており、
前記複数の車両機器(30)は、前記車両の状態として自己のコモンモードコンデンサ容量をそれぞれ送信するようになっており、
前記判定手段(43)は、前記複数の車両機器(30)から受信したコモンモードコンデンサ容量に基づいて、前記地絡判定の閾値を切り替えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の地絡検出装置。
【請求項5】
前記判定手段(43)は、前記高電圧電源系(10)に擬似的な地絡を発生させることにより前記高電圧電源系(10)に擬似絶縁抵抗低下を発生させ、当該擬似絶縁抵抗低下のレベルに応じて正常または異常を判定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の地絡検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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