説明

壁構造

【課題】賃貸住宅において、借主が釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができ、かつ、釘やビスが抜け落ちたり、緩んだりするのを防止できる壁構造を提供する。
【解決手段】賃貸住宅の居室2の壁3の一部に、打ち込みまたはねじ込まれた釘やビス等を保持する保持力を発揮でき、かつ、床面から天井面までの高さを有する壁面材10が取り付けられているので、借主はこの壁面材10に釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができる。つまり、釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができる壁が居室2の壁3の全体ではなく、壁面材10に限定されているので、この壁面材10に釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができる。また、壁面材10は石膏ボードに比して釘やビス等を保持する保持力を発揮できるので、釘やビスが抜け落ちたり、緩んだりするのを防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、賃貸住宅の居室の壁の一部に壁面材を取り付けてなる壁構造に関する。
【背景技術】
【0002】
住宅内部の間仕切り壁構造の一例として特許文献1に記載のものが知られている。
この間仕切り壁構造は、天井と床面との間に、取り付け部材を介して間仕切りパネルである石膏ボードを固定する間仕切り壁構造であって、前記取り付け部材は、上ランナーと下ランナーと、これらの間に装着するスタッドとを備え、前記上ランナーと下ランナーとの側面には、それぞれ互いに対向して開口するコの字断面形状のケンドン式の差込溝が設けてあり、前記石膏ボードの上下端部を、それぞれ前記上ランナーと下ランナーとの差込溝に差込み、この石膏ボードの裏面と前記スタッドとを着脱自在の接着材によって接合して構成したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−262823号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、アパートやマンション等の賃貸住宅では、間仕切り壁等の壁として、比較的割安な石膏ボードを使用した壁が多いが、借主が壁に自由に釘やビスを打ち込みまたはねじ込むことは許されていない場合が多く、このような場合、壁に自分の好みの絵画や飾り等を取り付けることは容易ではなかった。
また、壁に釘やビスを打ち込みまたはねじ込むことが許されている場合でも、間仕切り壁等の壁を構成する通常の石膏ボードは比較的脆い性質を有しているため、釘やビス等を確実に保持することが困難であり、時間の経過に伴って、釘やビスが絵画や飾り等の重みによって石膏ボードから抜け落ちたり、緩んだりすることがある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、賃貸住宅において、借主が釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができ、かつ、釘やビスが抜け落ちたり、緩んだりするのを防止できる壁構造を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図6に示すように、賃貸住宅の居室2の壁3の一部に、打ち込みまたはねじ込まれた釘やビス等を保持する保持力を発揮でき、かつ、床面2aから天井面2bまでの高さを有する壁面材10が取り付けられていることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、賃貸住宅の居室2の壁3の一部に、釘やビス等を保持する保持力を発揮でき、かつ、床面2aから天井面2bまでの高さを有する壁面材10が取り付けられているので、借主はこの壁面材10に釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができる。つまり、釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができる壁が居室2の壁3の全体ではなく、壁面材10に限定されているので、この壁面材10に釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができる。
また、壁面材10は石膏ボードに比して釘やビス等を保持する保持力を発揮できるので、釘やビスが抜け落ちたり、緩んだりするのを防止できる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の壁構造において、前記壁面材10は高強度石膏ボードであることを特徴とする。
ここで、高強度石膏ボードとしては、通常の石膏ボードに比して曲げ破壊荷重や表面の硬さが2倍以上のものが好適に使用される。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、壁面材10は高強度石膏ボードであり、合板等より比較的安価であるので、施工費を軽減できる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の壁構造において、
前記壁面材10は、釘、ビス等の止着材12のみによって前記壁3を構成する構造材(例えば枠材6a、角材7)に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、壁面材10が壁3を構成する構造材に釘、ビス等の止着材12のみによって取り付けられているので、壁面材10を壁3に強固に固定できるとともに、止着材12を構造材から外すことによって、壁面材10を壁3から容易に取り外すことができる。
したがって、借主が替ったり、壁面材10に釘やビス等の跡が大きく残っている場合、壁面材10を取り外して新たな壁面材10を取り付けることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、例えば図7および図8に示すように、請求項1または2に記載の壁構造において、
前記壁3に見切材21が固定されており、この見切材21に前記壁面材10の少なくとも一辺の外縁部を着脱可能に装着することによって、前記壁面材10が前記壁3に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、見切材21によって壁面材10の端面を隠すことができる。また、壁面材10を壁3から取り外す場合、壁面材10の外縁部を見切材21から外すことによって当該壁面材10を壁3から容易に取り外すことができ、また、新たな壁面材10を壁3に取り付ける場合、当該壁面材10の外縁部を見切材21に装着することによって当該壁面材10を壁3に容易に取り付けることができる。
したがって、借主が替ったり、壁面材10に釘やビス等の跡が大きく残っている場合、壁面材10を取り外して新たな壁面材10を取り付けることができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の壁構造において、
前記壁3に、棚板15,20を支持可能な少なくとも二つの袖壁5,5が設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、袖壁5,5に棚板15,20を支持させることによって、壁面材10の前に棚板15,20を容易に設置できるので、壁面材10と袖壁5,5とによって囲まれた部分に、物を収納したり、また、棚板20を机としても使用できる。したがって、壁面材10と袖壁5,5とによって囲まれた部分を有効に利用できる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の壁構造において、
前記袖壁5および当該袖壁5,5間の上方に位置する天井は、打ち込みまたはねじ込まれた釘やビス等を保持する保持力を発揮できる構成となっていることを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、壁面材10、袖壁5、天井がそれぞれ釘やビス等を保持する保持力を発揮できるので、壁面材10、袖壁5、天井のいずれにも絵画や飾り等の物を取り付けることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、賃貸住宅の居室の壁の一部に、打ち込みまたはねじ込まれた釘やビス等を保持する保持力を発揮でき、かつ、床面から天井面までの高さを有する壁面材が取り付けられているので、借主はこの壁面材に釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができる。
また、壁面材は石膏ボードに比して釘やビス等を保持する保持力を発揮できるので、釘やビスが抜け落ちたり、緩んだりするのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る壁構造を備えたアパートの一部を示す平面図である。
【図2】本発明に係る壁構造を示すもので、その斜視図である。
【図3】同、その平断面図である。
【図4】同、要部の正面図である。
【図5】同、要部の側断面図である。
【図6】同、棚板を2枚設置した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る壁構造の他の第1例を示すもので、壁面材を見切材によって取り付けた状態を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る壁構造の他の第2例を示すもので、壁面材を見切材によって取り付けた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る壁構造を備えた賃貸住宅であるアパートの一部を示す平面図である。
図1に示すように、居室1、2が左右に隣接配置されており、居室1は洋間として使用され、居室2は居間兼食堂して使用されている。居室2を形成する壁3の一部には、図2および図3に示すように、袖壁5,5が対向離間して設けられている。
なお、図1において、符号4aは玄関、符号4bは洗面室、符号4cは浴室、符号4dは台所を示す。
【0021】
前記壁3は、図3に示すように、壁本体3aとこの壁本体3aの表面に取り付けられた石膏ボード3bとから構成されている。
壁本体3aは、複数の壁パネル6を接合して構成されており、壁パネル6,6どうしは直接接合されたり、角材7を介して接合されている。壁パネル6は枠材6aを矩形枠状に組み立ててなる枠体の両面に合板からなる面材6bを取り付けて構成されており、壁パネル6の内部には断熱材が充填されている。前記角材7や枠材6aは壁3の骨組を構成する構造材となっている。
壁3の表面つまり石膏ボード3bの表面には、壁面材10が取り外し可能に取り付けられている。この壁面材10は高強度石膏ボードによって形成されており、床面2aから天井面2bまでの高さを有している。
壁面材10は、釘、ビス等の止着材12のみによって壁3を構成する構造材(角材7や枠材6a)に取り外し可能に取り付けられており、これによって、壁3に取り外し可能に取り付けられている。つまり、壁面材10を壁3から取り外す場合、止着材12を構造材から引き抜けばよく、また、取り付ける場合、壁面材10の表面から止着材12を構造材に打ち込みまたはねじ込めばよい。
なお、壁面材10を接着剤や釘、ビス等によって壁3に取り外し不能に取り付けてもよい。
【0022】
前記高強度石膏ボードによって形成された壁面材10は、打ち込みまたはねじ込まれた釘やビス等を保持する保持力を発揮できるようになっており、通常の石膏ボードより曲げ破壊荷重や表面の硬さが2倍以上になっている。
また、壁面材10の表面には木目調のクロス11が貼り付けられており、これによって、壁面材10の見映えをよくするとともに、借主等に、この壁面材10に釘やビスを打ち込みまたはねじ込めることを示している。また、木目調のクロス11は借主が替ったり、クロス11に釘やビス等の跡が大きく残っている場合に、張替えを前提として貼り付けられたものである。
【0023】
前記袖壁5は、壁3と同様に、壁本体5aとこの壁本体5aの表面に取り付けられた石膏ボード5bとから構成されている。壁本体5aは、複数の壁パネル6を接合して構成されており、壁パネル6,6どうしは直接接合されている。
また、この袖壁5と壁3とを接合する場合、壁本体5aの表面に石膏ボード5bを取り付ける前に、袖壁5の表面から壁3の枠材6aに釘を斜め打ちするとともに、接合面どうしを接着剤によって接着することによって接合されている。また、袖壁5の表面には、通常の無地のクロス13が貼り付けられている。
【0024】
前記袖壁5,5には棚板15が以下のようにして支持されている。すなわち、図3〜図5に示すように、袖壁5,5および壁面材10の表面には、所定の高さ位置において桟材16が平面視において略コ字状に配置され、これら桟材16・・・は釘17を袖壁5を構成する壁パネル6および壁3を構成する壁パネル6に打ち込むことによって、袖壁5,5および壁面材10の表面に固定されている。
そして、これら桟材16・・・に棚板15を設置することによって、棚板15が水平に支持されている。棚板15は桟材16の下面から棚板15に打ち込まれた釘18によって棚板15に固定されている。
また、棚板15の前端部下面には、前板部15aが釘19によって取り付けられており、この前板部15aの下端は、桟材16の下面より下方に位置している。なお、棚板15の表面には仕上材15bが貼り付けられている。
【0025】
本実施の形態の壁構造によれば、賃貸住宅の居室2の壁3の一部に、釘やビス等を保持する保持力を発揮でき、かつ、床面から天井面までの高さを有する壁面材10が取り外し可能に取り付けられているので、借主はこの壁面材10に釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができる。つまり、釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができる壁が居室2の壁3の全体ではなく、壁面材10に限定されているので、この壁面材10に釘やビス等を自由に打ち込みまたはねじ込むことができる。
また、借主が替ったり、クロス11下の壁面材10に釘やビス等の跡が大きく残っている場合、壁面材10を取り外して新たな壁面材10を取り付けることができる。したがって、借主は釘やビス等を壁面材10に自由に打ち込みまたはねじ込むことができる。
また、釘やビス等の跡が小さい場合で、借主が替った場合はクロス11を張替えればよい。
【0026】
さらに、壁面材10は高強度石膏ボードで形成されており、通常の石膏ボードに比して釘やビス等を保持する保持力を発揮できるので、釘やビスが抜け落ちたり、緩んだりするのを防止できる。また、高強度石膏ボードは、合板等より比較的安価であるので、施工費を軽減できる。
加えて、壁面材10は、釘、ビス等の止着材12のみによって壁3を構成する壁パネル6の構造材に取り外し可能に取り付けられているので、壁面材10を壁3に強固に固定できるとともに、止着材12を構造材から外すことによって、壁面材10を壁3から容易に取り外すことができる。
【0027】
また、壁3に、棚板15を支持可能な二つの袖壁5,5が設けられているので、袖壁5,5に棚板15を支持させることによって、壁面材10の前に棚板15を容易に設置できる。したがって、壁面材10と袖壁5,5とによって囲まれた部分に、物を収納したり、また、図6に示すように、棚板15の下方に、別の棚板20を棚板15と同様にして支持させて設けることによって、当該棚板20を机としても使用できる。したがって、壁面材10と袖壁5,5とによって囲まれた部分を有効に利用できる。
【0028】
なお、本実施の形態では、壁面材10を、釘、ビス等の止着材12のみによって壁3を構成する構造材に取り外し可能に取り付けたが、これに代えて、以下のようにして取り付けてもよい。
すなわち、まず図7に示すように、壁3に袖壁5が1つ設けられている場合、壁3の所定の位置に断面略コ字形の樹脂製の見切材21をその開口部を袖壁5側に向けて固定しておき、この見切材21に壁面材10の一辺の外縁部を着脱可能に装着するともに、他辺の側端面を壁面材10に当接するようにして、取り付けてもよい。なお、この壁面材10にも木目調のクロスが貼り付けられている。
【0029】
壁面材10を壁3に取り付ける場合、見切材21の開口部に壁面材10の一辺の外縁部を、平面視において壁面材10が壁3の表面に対して傾斜するようにして挿入したうえで、壁面材10の他辺の外縁部を袖壁5の表面に沿って壁3に近づけて行き、壁3と袖壁5の入隅部における袖壁5の表面に、壁面材10の他辺の側端面を当接することによって行う。この場合、見切材21が樹脂で形成されているので、この見切材21の弾性力によって壁面材10の側端面が袖壁5に圧接されることで、壁面材10が固定される。
壁面材10を取り外す場合、壁面材10の側端面と袖壁5の表面との間にドライバー等の工具の先端を差し込み、引き抜くようにすれば、平面視において、壁面材10が見切材21を支点として回転するようにして、壁3から離れるので、容易に取り外すことができる。
【0030】
また、図8に示すように、壁3に袖壁5が設けられていない場合、まず、壁3の所定の位置に前記見切材21,21を、壁面材10の左右の長さとほぼ等しい長さだけ離間させ、かつ開口部を対向させて固定しておく。一方の見切材21の断面コ字形の底部には、弾性変形可能な弾性部材21aが設けられている。なお、この壁面材10にも木目調のクロスが貼り付けられている。
次に、一方の見切材21の開口部に壁面材10の一辺の外縁部を平面視において壁面材10が壁3の表面に対して傾斜するようにして挿入したうえで、壁面材10の他辺の外縁部を他方の見切材21に近づけて行き、この見切材21に押し込む際に、壁面材10を一方の見切材21側に前記弾性部材21aが圧縮されるようにして押圧したうえで、他方の見切材21に押し込むと、弾性部材21aが弾性復帰して、壁面材10の他辺の外縁部が他方の見切材21にはめ込まれることによって行う。
壁面材10を取り外す場合、壁面材10を一方の見切材21側に押圧して、壁面材10の他辺の外縁部を他方の見切材21から外したうえで、当該外縁部を引き寄せることによって、容易に取り外すことができる。
【0031】
図7および図8に示すような場合、見切材21によって壁面材10の端面を隠すことができる。また、壁面材10を壁3から取り外す場合、壁面材10の外縁部を見切材21から外すことによって当該壁面材10を壁3から容易に取り外すことができ、また、新たな壁面材10を壁3に取り付ける場合、当該壁面材10の外縁部を見切材21に装着することによって当該壁面材10を壁3に容易に取り付けることができる。
【0032】
また、本実施の形態では、壁面材10を壁3にのみ取り付けたが、これに加えて、袖壁5,5および袖壁5,5間の上方に位置する天井にも壁面材10を取り付けることによって、袖壁5および天井を、打ち込みまたはねじ込まれた釘やビス等を保持する保持力を発揮できる構成としてもよい。
このようにすれば、袖壁5にも釘やビス等を打ち込みまたはねじ込んで物を取り付けることができるとともに、天井にも釘やビス等を打ち込みまたはねじ込んで物を吊るすことができる。
【符号の説明】
【0033】
2 居室
2a 床面
2b 天井面
3 壁
5 袖壁
6a 枠材(構造材)
7 角材(構造材)
10 壁面材
12 止着材
15,20 棚板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
賃貸住宅の居室の壁の一部に、打ち込みまたはねじ込まれた釘やビス等を保持する保持力を発揮でき、かつ、床面から天井面までの高さを有する壁面材が取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする壁構造。
【請求項2】
請求項1に記載の壁構造において、
前記壁面材は高強度石膏ボードであることを特徴とする壁構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の壁構造において、
前記壁面材は、釘、ビス等の止着材のみによって前記壁を構成する構造材に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする壁構造。
【請求項4】
請求項1または2に記載の壁構造において、
前記壁に見切材が固定されており、この見切材に前記壁面材の少なくとも一辺の外縁部を着脱可能に装着することによって、前記壁面材が前記壁に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする壁構造。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の壁構造において、
前記壁に、棚板を支持可能な少なくとも二つの袖壁が設けられていることを特徴とする壁構造。
【請求項6】
請求項5に記載の壁構造において、
前記袖壁および当該袖壁間の上方に位置する天井は、打ち込みまたはねじ込まれた釘やビス等を保持する保持力を発揮できる構成となっていることを特徴とする壁構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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