説明

変形性関節症のバイオマーカー及びその使用

本発明は、変形性関節症及び/又は変形性関節症の特定のステージで示差的に発現される新たなバイオマーカーの同定及び選択、並びに新たなバイオマーカーの組み合わせの同定及び選択に関し、同様に新たなバイオマーカーの組み合わせを選択する手段にも関する。本発明のバイオマーカー及びバイオマーカーの組み合わせの産物の発現を測定すると、以下のうち1つ又は複数において特定の利点が示される:(a)個体を変形性関節症であると診断すること、(b)変形性関節症(OA)の2つのステージを区別すること、及び(c)個体を変形性関節症(OA)の特定のステージであると診断すること。理解されているように、本発明のバイオマーカーの産物を測定するために、本発明のバイオマーカーの産物と特異的に及び/又は選択的にハイブリダイズするポリヌクレオチド及びタンパク質もまた、(a)個体を変形性関節症であると診断すること、(b)変形性関節症(OA)の2つのステージを区別すること、及び(c)個体を変形性関節症(OA)の特定のステージであると診断することに使用する前記ポリヌクレオチド及びタンパク質を含むキットと同様に本発明の範囲に包含される。個体の疾患の進行をモニターし、治療法の効力をモニターするための、本発明のバイオマーカーの産物と特異的に及び/又は選択的にハイブリダイズするポリヌクレオチド及びタンパク質の使用が、さらに本発明に包含される。本発明はまた、変形性関節症の新たな治療標的の同定における本発明のバイオマーカーの産物の使用を提供する。本発明はまた、本発明の遺伝子と結合し及び/又はその活性をモジュレートする化合物の同定における本発明のバイオマーカーの産物の使用を提供する。そのような方法によって同定された化合物は、変形性関節症及び変形性関節症の進行を研究するアッセイの開発に有用である。さらに、そのような方法によって同定された化合物は、変形性関節症又はその症状の予防、治療、管理及び/又は改善のための予防及び治療用の組成物の開発におけるリード化合物として有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つのバイオマーカーのタンパク質産物に選択的に結合する2又はそれ以上の単離されたタンパク質の収集物を含む組成物であって、該バイオマーカーが、図1に示される、β−2−ミクログロブリン、αグルコシダーゼIIαサブユニット、インターロイキン13受容体α1、B細胞におけるκ軽鎖ポリペプチド遺伝子エンハンサーのインヒビター キナーゼ複合体関連タンパク質、腫瘍壊死因子α誘導型タンパク質6、WD反復ドメイン9、Nedd−4様ユビキチンタンパク質リガーゼ、B細胞CLL/リンパ腫6、補体成分1q副成分 受容体1、サイクリンC、6番染色体オープンリーディングフレーム151、熱ショック90kDaタンパク質1α、ラミニンγ1及びPABP相互作用タンパク質、インターフェロン調節因子1、核内受容体活性化補助因子1、ホモ・サピエンス細胞内塩素チャネル4、ATP結合カセット サブファミリーA(ABC1) メンバー1(ABCA1)、並びにATP結合カセット サブファミリーG(WHITE) メンバー1の遺伝子からなる群より選択される、上記組成物。
【請求項2】
少なくとも2つのバイオマーカーのRNA産物に選択的に結合する2又はそれ以上の単離されたポリヌクレオチドの収集物を含む組成物であって、該バイオマーカーが、図1に示される、β−2−ミクログロブリン、αグルコシダーゼIIαサブユニット、インターロイキン13受容体α1、B細胞におけるκ軽鎖ポリペプチド遺伝子エンハンサーのインヒビター キナーゼ複合体関連タンパク質、腫瘍壊死因子α誘導型タンパク質6、WD反復ドメイン9、Nedd−4様ユビキチンタンパク質リガーゼ、B細胞CLL/リンパ腫6、補体成分1q副成分 受容体1、サイクリンC、6番染色体オープンリーディングフレーム151、熱ショック90kDaタンパク質1α、ラミニンγ1及びPABP相互作用タンパク質、インターフェロン調節因子1、核内受容体活性化補助因子1、ホモ・サピエンス細胞内塩素チャネル4、ATP結合カセット サブファミリーA(ABC1) メンバー1(ABCA1)、並びにATP結合カセット サブファミリーG(WHITE) メンバー1の遺伝子からなる群より選択される、上記組成物。
【請求項3】
少なくとも2つのバイオマーカーのタンパク質産物に選択的に結合する2又はそれ以上の単離されたタンパク質の収集物を含む組成物であって、該バイオマーカーが、図2に示される、腫瘍壊死因子α誘導型タンパク質6、WD反復ドメイン9、αグルコシダーゼIIαサブユニット及びB細胞におけるκ軽鎖ポリペプチド遺伝子エンハンサーのインヒビター キナーゼ複合体関連タンパク質の遺伝子からなる群より選択される、上記組成物。
【請求項4】
少なくとも2つのバイオマーカーのRNA産物に選択的に結合する2又はそれ以上の単離されたポリヌクレオチドの収集物を含む組成物であって、該バイオマーカーが、図2に示される、腫瘍壊死因子α誘導型タンパク質6、WD反復ドメイン9、αグルコシダーゼIIαサブユニット及びB細胞におけるκ軽鎖ポリペプチド遺伝子エンハンサーのインヒビター キナーゼ複合体関連タンパク質の遺伝子からなる群より選択される、上記組成物。
【請求項5】
バイオマーカーのタンパク質産物に選択的に結合する単離されたタンパク質の収集物を含む組成物であって、該バイオマーカーが、図3に示される、ジンクフィンガーRNA結合タンパク質及びWD反復ドメイン9の遺伝子である、上記組成物。
【請求項6】
バイオマーカーのRNA産物に選択的に結合する単離されたポリヌクレオチドの収集物を含む組成物であって、該バイオマーカーが、図3に示される、ジンクフィンガーRNA結合タンパク質及びWD反復ドメイン9の遺伝子である、上記組成物。
【請求項7】
少なくとも2つのバイオマーカーのタンパク質産物に選択的に結合する2又はそれ以上の単離されたタンパク質の収集物を含む組成物であって、該バイオマーカーが、図4に示される、Period1(Drosophila)、EBNA1結合タンパク質2、6番染色体 オープンリーディングフレーム151及びラミニンγ1の遺伝子からなる群より選択される、上記組成物。
【請求項8】
少なくとも2つのバイオマーカーのRNA産物に選択的に結合する2又はそれ以上の単離されたポリヌクレオチドの収集物を含む組成物であって、該バイオマーカーが、図4に示される、Period1(Drosophila)、EBNA1結合タンパク質2、6番染色体 オープンリーディングフレーム151及びラミニンγ1の遺伝子からなる群より選択される、上記組成物。
【請求項9】
単離されたタンパク質がリガンドである、請求項1、3、5又は7記載の組成物。
【請求項10】
リガンドが抗体である、請求項1、3、5又は7記載の組成物。
【請求項11】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項10記載の組成物。
【請求項12】
単離されたポリヌクレオチドが一本鎖又は二本鎖RNAである、請求項2、4、6又は8記載の組成物。
【請求項13】
単離されたポリヌクレオチドが一本鎖又は二本鎖DNAである、請求項2、4、6又は8記載の組成物。

【図1】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2007−511738(P2007−511738A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−522802(P2006−522802)
【出願日】平成16年8月9日(2004.8.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/025826
【国際公開番号】WO2005/014795
【国際公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(506041899)ジーンニュース インコーポレーテッド (3)
【Fターム(参考)】