説明

外用ダイエット剤および化粧料

【課題】本発明は、皮膚が滑らかになると共に、ダイエットに適した外用ダイエット剤および化粧料を提供することを目的とする。
【解決手段】
塩化マグネシウム類と、蛋白質分解酵素および/または脂質分解酵素とを含有する外用ダイエット剤および化粧料。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、外用ダイエット剤および化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ダイエット剤としてはもっぱら内服用であり、種々の商品が提供されている。また化粧料も多種多用のものが提供され、そのうちの一種としてパパイン酵素を使用したものが提供されている。このパパイン酵素入り化粧料は、皮膚の角質化した部分を除去し、皮膚を滑らかにする効果がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明者は、皮膚を滑らかにすると共に、美白効果を有し、かつダイエット効果を有する製品について種々研究を重ね、特に外用剤によってこれらの効果を有するものについて検討を行い、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0004】
すなわち、本発明は、塩化マグネシウム類と、蛋白質分解酵素および/または脂質分解酵素とを含有する外用ダイエット剤および化粧料である。
【発明の効果】
【0005】
本発明の外用ダイエット剤および化粧料は、身体に塗ることにより各成分の相乗効果によって、皮膚組織内への浸透性が高まり、短時間に皮膚が滑らかになると共に、連用することにより身体内の蛋白質および/または脂肪が分解されダイエット効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
次に本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される塩化マグネシウム類としては、塩化マグネシウム、苦汁、苦汁エキス、副生苦ジュウ、濃厚苦ジュウ、固形苦ジュウ等が挙げられ、特に苦汁が好ましい。
【0007】
本発明に使用される蛋白分解酵素としては、パパイン、ペプシン、レンニン、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、カテプシン、プラスミン、パンクレアチン、カルボキシペプチターゼ、ブロメライン、フィシン等が挙げられるが、特にパパインが好ましい。
【0008】
本発明に使用される脂肪分解酵素としては、リパーゼ、パンクレアチン、ステアプシン等が挙げられるが、特にリパーゼが好ましい。
【0009】
本発明の外用ダイエット剤および化粧料に用いる前記成分の配合割合としては、例えば塩化マグネシウム類として苦汁を用いた場合、苦汁:蛋白質分解酵素および/または脂質分解酵素との配合比(重量比)は100:1〜10特に100:3〜7の割合が好ましい。
【0010】
本発明の外用ダイエット剤および化粧料は前記の成分の他、アルコール類、香料、増量剤等の種々のものを添加することができる。
増量剤にはCMC(カルボキシルメチルセルロースナトリウム・カルボキシルメチルセルロースカルシウム)等が用いられる。
【0011】
また本発明の外用ダイエット剤および化粧料は、粉末状、液状、乳状、ワックス状の形態に調製することができる。そして粉末状の形態の製品は使用時に水等を添加して液状にして用いることができる。
【0012】
本発明の外用ダイエット剤および化粧料を使用する場合、顔、手、足、胸、腹、背中等の身体に塗り、好ましくはマッサージを行い、数十分から数時間放置した後洗い流せばよい。
このように処置することによって塩化マグネシウム類と併用したことによって皮膚組織内への浸透性が良くなると共に皮膚が滑らかになると共に身体内の蛋白質および/または脂質が分解され、ダイエット効果が得られる。
【実施例】
【0013】
次に本発明をさらに具体的に説明するために実施例を揚げて説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
【0014】
実施例1
苦汁100mlにパパイン5gを混合して外用ダイエット剤を調整した。
【0015】
実施例2
苦汁100mlにパパイン5gに香料を少量添加し化粧料を調製した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塩化マグネシウム類と、蛋白質分解酵素および/または脂肪分解酵素とを含有することを特徴とする外用ダイエット剤。
【請求項2】
塩化マグネシウム類と、蛋白質分解酵素および/または脂肪分解酵素とを含有することを特徴とする化粧料。

【公開番号】特開2006−241128(P2006−241128A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−95979(P2005−95979)
【出願日】平成17年3月2日(2005.3.2)
【出願人】(000229162)日本ソリッド株式会社 (39)
【Fターム(参考)】