多彩模様塗料塗布装置
本発明は多彩模様塗料塗布装置に関し、該装置は、貯蔵体内に複数の塗料容器を有する塗料貯蔵部と;前記塗料貯蔵部の貯蔵体の上側を開閉できるカバー部と;排出管、および補助容器の塗料排出バルブを含む排出部と;前記排出管にそれぞれ固定された複数のセンサーを有するセンサー部であって、電源が短絡されるとブザーによる警報音を発することを特徴とするセンサー部と;空気の圧力を選択的に前記カバー部の中心に流入させる三方弁を含む空気入口部と;圧縮空気の断熱膨張によって水分を除去できるドレインプラグが前記空気入口部で前記三方弁とともに形成される膨張管に接続される除湿部と;ハンドルレバーに形成されたスイッチにより選択的に圧縮空気を噴霧できるスプレーガンと、を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多彩模様塗料塗布(またはコーティング)装置に関し、特に、大理石のような質感を出すために、塗布中に前記スプレーガンにより塗布される多彩模様塗料の各塗料量を容易に制御でき、各色の塗料を前記塗布装置に充填しやすく、しかも、前記塗布装置内に貯蔵されている各色の塗料残量の不足をブザーによってユーザに告げることができることを特徴とする、単一のスプレーガンにより多彩模様塗料を塗布する多彩模様塗料塗布装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、塗料を塗布する場合、スプレーガンを使用して塗料を広い面積に散布するか、またはグラデーション効果を得る。また、スプレーガンを使用してさまざまな色の塗料を散布することもできる。
【0003】
空気管を介して別設のコンプレッサによって生成される圧縮空気は前記スプレーガンを用いる塗料塗布に使用される。
【0004】
すなわち、塗料塗布装置は、一色の塗料を含有する塗料容器と組み合せられる単一のガンハウジングを用いる上記のスプレーガンを有する。よって、単色の塗料を塗布する場合には問題がないが、前記単一のスプレーガンを洗浄してから多彩模様塗料を混合し、それの塗布に使用する場合には問題があり、それによって作業性も低下してしまう。さらに、多彩模様塗料を塗布するために複数のスプレーガンが使用されると、複数の塗装作業者が複数のスプレーガンを使用する必要があるので、複数の熟練した塗装作業者が必要となり、複数のスプレーガンを購買する必要もある。
【0005】
上記の問題に鑑みて、本出願人は前記韓国特許登録第707295号に開示されているスプレーガンを有する塗料塗布装置を提案した。
【0006】
上記のスプレーガンを有する前記塗料塗布装置は、大理石のような質感を出すために単一のスプレーガンによりさまざまな色の塗料の塗料塗布作業を行うので作業性を向上させる。加えて、塗料の色ごとに異なるスプレーガンを使用する必要がないので、塗料塗布用のスプレーガンの取り付けや分解が容易で、前記スプレーガンの洗浄も簡便である。しかしながら、前記塗料塗布装置の持ち運びが困難であり、各色の塗料量を制御することが不可能であり、さらに、前記塗料塗布装置に各色の塗料を入れるために全塗料塗布装置のカバーを開くことが不便であるという問題がある。
【0007】
さらに、前記塗料塗布装置に内蔵された各塗料容器の残量を識別することが不可能であり、前記塗料塗布装置から前記塗料容器を取り外すことも困難であり、圧縮空気に含まれた水分は除去されないため、スプレーされる塗料に含まれた水分により塗料塗布作業の不良率が高くなってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、前記従来技術の欠点を補うために、本発明の目的は、スプレーガンによりスプレーされる多彩模様塗料の各塗料量を各色に応じて自由に制御できるため、初心者でさえもさまざまな色を表現することができ、各色の塗料を本多彩模様塗料塗布装置に色に応じて充填しやすく、ブザーによって各色の塗料残量の不足に関する情報をユーザに提供し、しかも、圧縮空気の流入時点でその水分を除去し、それによって塗装の不良率を低減することを特徴とする、多彩模様塗料塗布装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の上記目的を達成するため、以下の部品を具備する多彩模様塗料塗布装置が提供される:
【0010】
貯蔵体内に複数の塗料容器を有する塗料貯蔵部と;
【0011】
前記塗料貯蔵部の貯蔵体の上側を開閉できるカバー部であって、前記塗料貯蔵部では、固定ボードがその固定体の一側に折り曲げられて前記カバー部の上面に固定され、締め付けリングが前記貯蔵体の上縁の周りに形成され、それによって前記締め付けリングが回転させられると前記貯蔵体を密閉させることを特徴とするカバー部と;
【0012】
排出部であって、前記カバー部の上面に貫通形成されて複数の塗料容器に連通する排出管と、前記排出管の上部に設けられて前記排出管を介して排出されるそれぞれの塗料を貯蔵する補助容器と、前記補助容器の中で接続管を介して前記排出管に接続されるとともに前記補助容器の外側で前記固定ボードに固定される塗料排出バルブと、からなることを特徴とする排出部と;
【0013】
前記排出部内の前記排出管にそれぞれ固定され、前記塗料容器内の塗料レベルが低下すると、その接点が短絡して電源を短絡させ、ブザーによる警報音を発する複数のセンサーを有するセンサー部と;
【0014】
前記排出部内の前記排出管を前記塗料排出バルブに接続する接続管を介して塗料を複数の塗料排出バルブに排出するために圧縮空気が前記塗料貯蔵部に流入するように空気の圧力を選択的に前記カバー部の中心に流入させる三方弁を含む空気入口部であって、該塗料排出バルブの中では、前記排出部が前記センサー部の複数のセンサーを内蔵する前記塗料容器に連通することを特徴とする空気入口部と;
【0015】
膨張管に接続される除湿部であって、圧縮空気の断熱膨張によって水分を除去できるドレインプラグが前記空気入口部内の前記三方弁とともに形成され、圧力ゲージの形成される接続バルブがその中で前記膨張管に接続されることを特徴とする除湿部と;さらに、
【0016】
ハンドルレバーに形成されたスイッチにより選択的に圧縮空気を噴霧できるスプレーガンであって、前記除湿部に接続されてから前記ハンドルレバーに接続される圧縮空気入口管を前記空気入口部内の前記三方弁に接続することによって、およびノズルとコネクタを複数の塗料排出バルブ内の各塗料排出管に接続することによってその機能を果たすスプレーガン。
【0017】
必ずしも必要でないが好ましくは、本多彩模様塗料塗布装置は、その上部に前記塗料貯蔵部の本体を収容できる収容体からなるキャリッジユニットと、前記収容体の両側に形成される本体グリップと、前記キャリッジユニットの下部に形成されるキャリアキャスターと、をさらに具備する。
【0018】
必ずしも必要でないが好ましくは、前記塗料容器は上部開口部の一側に係止リングをそれぞれ具備する。
【0019】
必ずしも必要でないが好ましくは、前記排出部内の前記塗料排出バルブは、排出される塗料の量を適正に制御するためにバルブ本体内に弾性的に取り付けられるストップボールと;前記バルブ本体内に挿入されてから前記ストップボールが複数のストップホールに挿入・離脱するように回転する制御グリップと;複数のストップホールがその中で形成され、かつ前記制御グリップの下部に位置する制御板と、を具備する。
【0020】
必ずしも必要でないが好ましくは、螺旋状のストッパが前記排出部内の前記補助容器の上部にそれぞれ形成される。
【0021】
必ずしも必要でないが好ましくは、本多彩模様塗料塗布装置は、前記キャリッジユニットのキャリアキャスターが前記収容体に挿入されてそれを載荷するように載荷板がその中で載荷台に水平に形成されるキャリアと、前記キャリッジユニットの前下端部に形成されるサポートロッドと、前記載荷台の後下端部に軸方向に取り付けられる移動ホイールと、前記キャリッジユニットの後上端部に取り付けられる移動ハンドルと、をさらに具備する。
【0022】
必ずしも必要でないが好ましくは、本多彩模様塗料塗布装置は、前記カバー部内に形成された前記排出部の反対側に位置する複数の塗料容器にそれぞれ連通する第2塗料排出バルブを有する第2排出部をさらに具備する。
【0023】
必ずしも必要でないが好ましくは、本多彩模様塗料塗布装置は、前記スプレーガンのノズルの一側に形成される第2コネクタに形成されてそれに係合する接続体であって、その中で合成器が前記接続体の外側の一側に形成され、かつ前記ノズルに連通するように接続経路が前記接続体の内部に形成されることを特徴とする接続体と、前記接続経路を開閉するために挿入されるバルブ管を有するバルブ本体と、前記バルブ本体の端部に形成される回転ハンドル、と、をさらに具備し、前記第2排出部内の前記第2塗料排出バルブおよび第2塗料排出管は前記バルブ本体の回転によって各色の塗料を供給するために互いに接続される。
【発明の効果】
【0024】
上記のように、本発明に係る多彩模様塗料塗布装置はスプレーガンによりスプレーされる多彩模様塗料の各塗料量を各色に応じて自由に制御できるため、初心者でさえもさまざまな色を表現することができ、各色の塗料を本多彩模様塗料塗布装置に色に応じて充填しやすく、ブザーによって各色の塗料残量の不足に関する情報をユーザに提供し、しかも、圧縮空気の流入時点でその水分を除去し、それによって不良率を低減する効果を提供する。
【0025】
本発明の別の効果が、スプレーガンによる塗料スプレー中に塗料の量を容易に制御できることであることから、塗料塗布時に色を即時に変更することができる。
【0026】
上記のように、本発明を特に好適な実施形態に関連して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、当業者であれば本発明の真の趣旨から逸脱することなしにさまざまな変更形態やさまざまな変形形態を行うことが可能である。かくして、本発明の保護範囲は、その詳細説明によって限定されるものではなく、以下に記載する特許請求の範囲及び本発明の技術の趣旨によって規定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置にキャリアが適用されている状態を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置の排出バルブを示す拡大斜視図である。
【図6】本発明の別の実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を搬送するキャリアの別の実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置におけるスプレーガンの別の実施例を示す斜視図である。
【図9】図8の組立斜視図である。
【図10】図8の正面図である。
【図11】図8の接続体の断面図である。
【図12】図8のスプレーガンが使用されている状態を示す分解斜視図である。
【図13】図8のスプレーガンの使用状態を示す斜視図である。
【図14】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を用いてさまざまな色が塗布されている状態を示す斜視図である。
【図15】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を用いてさまざまな色が塗布されている状態を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を用いてさまざまな色が塗布されている状態を示す斜視図である。
【図17】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を用いてさまざまな色が塗布されている状態を示す斜視図である。
【図18】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を用いてさまざまな色が塗布されている状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明は多彩模様塗料塗布装置を提供するものであり、該装置は、貯蔵体内に複数の塗料容器を有する塗料貯蔵部と;前記塗料貯蔵部の貯蔵体の上側を開閉できるカバー部であって、前記塗料貯蔵部では、固定ボードがその固定体の一側に折り曲げられて前記カバー部の上面に固定され、締め付けリングが前記貯蔵体の上縁の周りに形成され、それによって前記締め付けリングが回転させられると前記貯蔵体を密閉させることを特徴とするカバー部と;排出部であって、前記カバー部の上面に貫通形成されて複数の塗料容器に連通する排出管と、前記排出管の上部に設けられて前記排出管を介して排出されるそれぞれの塗料を貯蔵する補助容器と、前記補助容器の中で接続管を介して前記排出管に接続されるとともに前記補助容器の外側で前記固定ボードに固定される塗料排出バルブと、からなることを特徴とする排出部と;前記排出部内の前記排出管にそれぞれ固定され、前記塗料容器内の塗料レベルが低下すると、その接点が短絡して電源を短絡させ、ブザーによる警報音を発する複数のセンサーを有するセンサー部と;前記排出部内の前記排出管を前記塗料排出バルブに接続する接続管を介して塗料を複数の塗料排出バルブに排出するために圧縮空気が前記塗料貯蔵部に流入するように空気の圧力を選択的に前記カバー部の中心に流入させる三方弁を含む空気入口部であって、該塗料排出バルブの中では、前記排出部が前記センサー部の複数のセンサーを内蔵する前記塗料容器に連通することを特徴とする空気入口部と;膨張管に接続される除湿部であって、圧縮空気の断熱膨張によって水分を除去できるドレインプラグが前記空気入口部内の前記三方弁とともに形成され、圧力ゲージの形成される接続バルブがその中で前記膨張管に接続されることを特徴とする除湿部と;ハンドルレバーに形成されたスイッチにより選択的に圧縮空気を噴霧できるスプレーガンであって、前記除湿部に接続されてから前記ハンドルレバーに接続される圧縮空気入口管を前記空気入口部内の前記三方弁に接続することによって、およびノズルとコネクタを複数の塗料排出バルブ内の各塗料排出管に接続することによってその機能を果たすスプレーガンと、を具備することを特徴とする。
(実施形態)
【0029】
以下、本発明の各好適な実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を添付図面を参照してより詳細に説明する。
【0030】
図1は本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す分解斜視図であり、図2は本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す斜視図であり、図3は本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す断面図である。
【0031】
例示したように、本発明に係る多彩模様塗料塗布装置は塗料を色別に含有できる塗料貯蔵部10を含む。この目的のため、貯蔵体11の内部は複数の塗料容器12を貯蔵するように区分され、前記塗料容器12は上部開口部13の一側に係止リング14をそれぞれ含む。
【0032】
本発明に係る多彩模様塗料塗布装置では、前記塗料貯蔵部10の貯蔵体11の上側を開閉できるカバー部20が形成され、その中で前記固定体の一側22に折り曲げられている固定ボード22が前記カバー部20の上面に固定され、締め付けリング21が前記貯蔵体11の上縁の周りに形成され、それによって前記カバー部20を固定させる。前記貯蔵体11は、前記カバー部20の縁部が前記締め付けリング21を回転させることによって押圧されている状態で密閉される。
【0033】
前記塗料貯蔵部10内に貯蔵された塗料を排出する排出部30の排出管31は前記カバー部20の上面に貫通形成され、複数の塗料容器12にそれぞれ連通する。
【0034】
補助容器32は前記カバー部20の上部に設けられ、塗料を前記塗料容器12内に入れて貯蔵するように前記補助容器32の上側で螺旋状に密閉されるストッパ39を含み、塗料排出バルブ33が前記補助容器32の外側で前記固定ボード22に固定されており、その中で前記塗料排出バルブ33は接続管33′を介して前記排出管31に接続される。
【0035】
塗料の貯蔵量を測定するセンサー部40が前記排出部30の排出管31内に形成されている。
【0036】
前記センサー部40は前記排出部30内の前記排出管31にそれぞれ固定される複数のセンサー41を有し、前記塗料容器12内の塗料レベルが低下すると、その接点が短絡する。ここで、浮きが前記塗料容器12のそれぞれに形成され、その中で電源が短絡されるとブザーによる警報音を発する。
【0037】
空気入口部50が、前記排出部30内の前記排出管31を前記塗料排出バルブ33に接続する接続管33′を介して塗料を複数の塗料排出バルブ33に排出するために圧縮空気を前記塗料貯蔵部10に流入させ、該塗料排出バルブ33では、前記排出部30が前記センサー部40の複数のセンサー41の内蔵される前記塗料容器12に連通する。
【0038】
前記空気入口部50は、圧縮空気が前記塗料貯蔵部10に流入するように空気の圧力を選択的に前記カバー部20の中心に流入させる三方弁51を含む。
【0039】
除湿部60が水分を圧縮空気から除去するために前記空気入口部50の三方弁51内に形成されている。
【0040】
前記除湿部60は膨張管62に接続され、そこでは、ドレインプラグ61が圧縮空気の断熱膨張によって水分を除去することができ、圧力ゲージ63が形成される接続バルブ64がその中で前記膨張管62に接続されている。
【0041】
スプレーガン70が、前記除湿部60に接続した前記空気入口部50で前記三方弁51に接続されている。
【0042】
前記スプレーガン70のハンドルレバー72が圧縮空気入口管71を介して前記三方弁51に接続されており、前記スプレーガン70のノズル74が塗料排出管73を介して前記排出部30の塗料排出バルブ33にそれぞれ接続されている。よって、前記ハンドルレバー72内で形成されたスイッチ75を介して圧縮空気を選択的に噴霧することができる。
【0043】
前記ノズル74は、前記塗料排出バルブ33に接続された前記各塗料排出管73に接続されるか、または前記塗料排出管73をバルブ本体34に接続するコネクタ76に接続される。
【0044】
その一方、図4に示すように、キャリッジユニット80が前記キャリッジユニット80の上部において前記塗料貯蔵部10の本体11を収容し、前記塗料貯蔵部10の本体11を搬送するために使用される。前記キャリッジユニット80は、前記塗料貯蔵部10の本体11を収容できる収容体81と;前記収容体81の両側に形成される本体グリップ82と;前記キャリッジユニット80の下部に形成されるキャリアキャスター83と、を含む。よって、塗装作業者が屋内で塗装作業を行う際に本多彩模様塗料塗布装置を搬送することができる。
【0045】
加えて、図5に例示したように、前記排出部30内の前記塗料排出バルブ33は、排出される塗料の量を適正に制御するためにバルブ本体内34に弾性的に取り付けられるストップボール35と;前記バルブ本体34内に挿入されてから前記ストップボール35が複数のストップホール37に挿入・離脱するように回転する制御グリップ36と;複数のストップホール37がその中で形成され、かつ前記制御グリップ36の下部に位置する制御板38と、を含む。よって、排出される塗料の量は前記制御グリップ36の回転により制御される。前記バルブ本体34は前記カバー部20内に形成された前記固定ボード22に固定される。
【0046】
図6に示すように、本発明の排出部30の別の実施形態によれば、第2塗料排出バルブ33′を有する第2排出部30′′が、前記カバー部20内に形成された前記排出部30の反対側に位置する複数の塗料容器12にそれぞれ連通する。
【0047】
そのため、上記のように形成されている多彩模様塗料塗布装置をさらに円滑に搬送するために、キャリア89が図7に示すように設けられている。図に示すように、ユーザが本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を搬送するとともに塗料作業を行うことを可能にする前記キャリッジユニット80は前記キャリア89に載荷される。よって、前記キャリア89はユーザが本多彩模様塗料塗布装置を屋内から屋外に搬送する際、またはユーザが本多彩模様塗料塗布装置をより簡便に搬送する際に使用される。
【0048】
前記キャリア89では、前記キャリッジユニット80のキャリアキャスター83が挿入されて前記収容体81を載荷するように載荷板85が載荷台84に水平に形成され、サポートロッド86が前記キャリッジユニット80の前下端部に形成され、移動ホイール87が前記載荷台84の後下端部に軸方向に取り付けられ、さらに、移動ハンドル88が前記キャリッジユニット80の後上端部に取り付けられる。
【0049】
本多彩模様塗料塗布装置の第2排出部30′を使用するため、図8〜図13に示すように、前記第2排出部30′の第2塗料排出バルブ33′′に接続された前記スプレーガン70は、前記スプレーガン70のノズル74の一側に形成される第2コネクタ701と;前記接続体704を前記第2コネクタ701と結合することによって前記ノズル74に連通するように前記接続体704の外側の一側に形成される合成器702と;前記接続体704の内部に形成される接続経路703と、を含む。
【0050】
前記接続体704の接続経路703を開閉するために、バルブ管705を有するバルブ本体706が前記接続体704の接続経路703に挿入され、回転ハンドル707が前記バルブ本体706の端部に形成されている。加えて、前記第2排出部30′内の前記第2塗料排出バルブ33′′および第2塗料排出管73′は前記バルブ本体706の回転によって各色の塗料を供給するために互いに接続される。
【0051】
以下、上記のように構成された本発明に係る多彩模様塗料塗布装置の機能と効果を説明する。
【0052】
まず、塗装対象物体において大理石のような質感を得るため、所望の色の塗料が選択され、その選択された塗料は色別に前記塗料貯蔵部10の塗料容器12内に収容される。
【0053】
その状況下で、前記塗料貯蔵部10の貯蔵体11の上部は前記カバー部20によって閉じられてから前記貯蔵体11の縁部に形成された前記締め付けリング21は回転させられて塗料貯蔵部10を閉じるかまたは覆い、次いで密閉される。
【0054】
逆に、前記カバー部20は前記塗料容器12内に塗料を充填するために開口されるが、特定の色の塗料が消費されている場合には、前記排出部30内に形成された補助容器32のストッパ39が回転して開口するように構成されているので、消費された塗料を前記補助容器32を介してそれぞれ補充することができる。
【0055】
前記補助容器32内で塗料が完全に補充された場合、前記貯蔵体11は前記カバー部20によって閉じられ、次いで密閉され、前記補助容器32内に形成された前記ストッパ39も螺旋状に嵌着されて前記補助容器32の上部をそれぞれ密閉する。
【0056】
次いで、前記貯蔵体11を密閉する前記カバー部20に形成される前記三方弁51に接続する前記膨張管62は、前記膨張管62に接続された接続バルブ64に対して圧縮空気を生成するコンプレッサ(図示せず)に接続され、それによって前記塗料貯蔵部10の貯蔵体11の内圧を上昇させる。
【0057】
加えて、前記スプレーガン70のノズル74は前記塗料排出管73を介して前記塗料排出バルブ33にそれぞれ接続され、前記圧縮空気入口管71は前記スプレーガン70のハンドルレバー72に接続されるので、前記スイッチ75を操作することで圧縮空気によって多彩模様塗料をスプレーすることができる。
【0058】
上記のスプレーガンを有する前記塗料塗布装置は単一のスプレーガンにより多彩模様塗料を同時にスプレーすることができる。よって、塗装作業者は簡便にさまざまな色の大理石のような質感を表現することができる。
【0059】
そのため、種々の大理石のような質感を表現するには、各塗料の量を制御する必要がある。
【0060】
塗料の量を制御する一制御方法によれば、各塗料排出バルブ33の制御グリップ36を回転させて前記バルブを介して排出される塗料の量を制御する。その制御量は、制御板38に形成されるストップホール37に繰り返して挿入・離脱するストップボール35によって前記制御グリップ36の制御角を決定することにより制御される。
【0061】
加えて、本発明の別の態様によれば、前記塗料容器12に接続された前記第2塗料排出バルブ33′′は、より多くの色の塗料を同時にスプレーすることができとともに塗料の量が厳密に制御されるように、前記第2塗料排出管73′を介して前記接続体704に接続される。
【0062】
前記第2塗料排出管73′に接続された前記接続体704の合成器702は前記スプレーガン70の第2コネクタ701に結合されるので、前記接続体704内に形成される前記接続経路703を介して前記スプレーガン70のノズル74によって塗料をスプレーすることができる。
【0063】
前記接続体704内に形成されて前記接続経路703を開閉する前記バルブ本体706は前記回転ハンドル707によって回転させられて塗料をスプレーすると同時に塗料の量をそれぞれ制御する。そのため、前記キャリッジユニット80またはキャリア89によって移動しながら、さまざまな色の塗料をスプレーすることができる。
【0064】
排出される塗料の量を微細に制御するには、塗料塗布作業を行いながら、前記塗料の量を制御する前記バルブを容易に制御できる必要がある。このため、前記スプレーガン70のノズル74の側面に前記第2コネクタ701を形成することが好ましい。
【0065】
その一方、前記コネクタ76および前記第2コネクタ701の任意の一つが使用される場合には、図12に示すように、前記コネクタ76や前記第2コネクタ701がシールストッパ100によって閉じられている状態で前記コネクタ76または前記第2コネクタ701を使用することもできる。
【0066】
本多彩模様塗料塗布装置によって表現される大理石のような質感は、図14〜図18に示すようにスプレーされる塗料の量を制御することによってスプレーガンにより、さまざまな形態の大理石のような質感で表現することができる。
(産業上の利用可能性)
【0067】
上記のように、本発明は、大理石のような質感を出すために単一のスプレーガンにより多彩模様塗料を塗布する多彩模様塗料塗布装置に適用可能である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、多彩模様塗料塗布(またはコーティング)装置に関し、特に、大理石のような質感を出すために、塗布中に前記スプレーガンにより塗布される多彩模様塗料の各塗料量を容易に制御でき、各色の塗料を前記塗布装置に充填しやすく、しかも、前記塗布装置内に貯蔵されている各色の塗料残量の不足をブザーによってユーザに告げることができることを特徴とする、単一のスプレーガンにより多彩模様塗料を塗布する多彩模様塗料塗布装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、塗料を塗布する場合、スプレーガンを使用して塗料を広い面積に散布するか、またはグラデーション効果を得る。また、スプレーガンを使用してさまざまな色の塗料を散布することもできる。
【0003】
空気管を介して別設のコンプレッサによって生成される圧縮空気は前記スプレーガンを用いる塗料塗布に使用される。
【0004】
すなわち、塗料塗布装置は、一色の塗料を含有する塗料容器と組み合せられる単一のガンハウジングを用いる上記のスプレーガンを有する。よって、単色の塗料を塗布する場合には問題がないが、前記単一のスプレーガンを洗浄してから多彩模様塗料を混合し、それの塗布に使用する場合には問題があり、それによって作業性も低下してしまう。さらに、多彩模様塗料を塗布するために複数のスプレーガンが使用されると、複数の塗装作業者が複数のスプレーガンを使用する必要があるので、複数の熟練した塗装作業者が必要となり、複数のスプレーガンを購買する必要もある。
【0005】
上記の問題に鑑みて、本出願人は前記韓国特許登録第707295号に開示されているスプレーガンを有する塗料塗布装置を提案した。
【0006】
上記のスプレーガンを有する前記塗料塗布装置は、大理石のような質感を出すために単一のスプレーガンによりさまざまな色の塗料の塗料塗布作業を行うので作業性を向上させる。加えて、塗料の色ごとに異なるスプレーガンを使用する必要がないので、塗料塗布用のスプレーガンの取り付けや分解が容易で、前記スプレーガンの洗浄も簡便である。しかしながら、前記塗料塗布装置の持ち運びが困難であり、各色の塗料量を制御することが不可能であり、さらに、前記塗料塗布装置に各色の塗料を入れるために全塗料塗布装置のカバーを開くことが不便であるという問題がある。
【0007】
さらに、前記塗料塗布装置に内蔵された各塗料容器の残量を識別することが不可能であり、前記塗料塗布装置から前記塗料容器を取り外すことも困難であり、圧縮空気に含まれた水分は除去されないため、スプレーされる塗料に含まれた水分により塗料塗布作業の不良率が高くなってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、前記従来技術の欠点を補うために、本発明の目的は、スプレーガンによりスプレーされる多彩模様塗料の各塗料量を各色に応じて自由に制御できるため、初心者でさえもさまざまな色を表現することができ、各色の塗料を本多彩模様塗料塗布装置に色に応じて充填しやすく、ブザーによって各色の塗料残量の不足に関する情報をユーザに提供し、しかも、圧縮空気の流入時点でその水分を除去し、それによって塗装の不良率を低減することを特徴とする、多彩模様塗料塗布装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の上記目的を達成するため、以下の部品を具備する多彩模様塗料塗布装置が提供される:
【0010】
貯蔵体内に複数の塗料容器を有する塗料貯蔵部と;
【0011】
前記塗料貯蔵部の貯蔵体の上側を開閉できるカバー部であって、前記塗料貯蔵部では、固定ボードがその固定体の一側に折り曲げられて前記カバー部の上面に固定され、締め付けリングが前記貯蔵体の上縁の周りに形成され、それによって前記締め付けリングが回転させられると前記貯蔵体を密閉させることを特徴とするカバー部と;
【0012】
排出部であって、前記カバー部の上面に貫通形成されて複数の塗料容器に連通する排出管と、前記排出管の上部に設けられて前記排出管を介して排出されるそれぞれの塗料を貯蔵する補助容器と、前記補助容器の中で接続管を介して前記排出管に接続されるとともに前記補助容器の外側で前記固定ボードに固定される塗料排出バルブと、からなることを特徴とする排出部と;
【0013】
前記排出部内の前記排出管にそれぞれ固定され、前記塗料容器内の塗料レベルが低下すると、その接点が短絡して電源を短絡させ、ブザーによる警報音を発する複数のセンサーを有するセンサー部と;
【0014】
前記排出部内の前記排出管を前記塗料排出バルブに接続する接続管を介して塗料を複数の塗料排出バルブに排出するために圧縮空気が前記塗料貯蔵部に流入するように空気の圧力を選択的に前記カバー部の中心に流入させる三方弁を含む空気入口部であって、該塗料排出バルブの中では、前記排出部が前記センサー部の複数のセンサーを内蔵する前記塗料容器に連通することを特徴とする空気入口部と;
【0015】
膨張管に接続される除湿部であって、圧縮空気の断熱膨張によって水分を除去できるドレインプラグが前記空気入口部内の前記三方弁とともに形成され、圧力ゲージの形成される接続バルブがその中で前記膨張管に接続されることを特徴とする除湿部と;さらに、
【0016】
ハンドルレバーに形成されたスイッチにより選択的に圧縮空気を噴霧できるスプレーガンであって、前記除湿部に接続されてから前記ハンドルレバーに接続される圧縮空気入口管を前記空気入口部内の前記三方弁に接続することによって、およびノズルとコネクタを複数の塗料排出バルブ内の各塗料排出管に接続することによってその機能を果たすスプレーガン。
【0017】
必ずしも必要でないが好ましくは、本多彩模様塗料塗布装置は、その上部に前記塗料貯蔵部の本体を収容できる収容体からなるキャリッジユニットと、前記収容体の両側に形成される本体グリップと、前記キャリッジユニットの下部に形成されるキャリアキャスターと、をさらに具備する。
【0018】
必ずしも必要でないが好ましくは、前記塗料容器は上部開口部の一側に係止リングをそれぞれ具備する。
【0019】
必ずしも必要でないが好ましくは、前記排出部内の前記塗料排出バルブは、排出される塗料の量を適正に制御するためにバルブ本体内に弾性的に取り付けられるストップボールと;前記バルブ本体内に挿入されてから前記ストップボールが複数のストップホールに挿入・離脱するように回転する制御グリップと;複数のストップホールがその中で形成され、かつ前記制御グリップの下部に位置する制御板と、を具備する。
【0020】
必ずしも必要でないが好ましくは、螺旋状のストッパが前記排出部内の前記補助容器の上部にそれぞれ形成される。
【0021】
必ずしも必要でないが好ましくは、本多彩模様塗料塗布装置は、前記キャリッジユニットのキャリアキャスターが前記収容体に挿入されてそれを載荷するように載荷板がその中で載荷台に水平に形成されるキャリアと、前記キャリッジユニットの前下端部に形成されるサポートロッドと、前記載荷台の後下端部に軸方向に取り付けられる移動ホイールと、前記キャリッジユニットの後上端部に取り付けられる移動ハンドルと、をさらに具備する。
【0022】
必ずしも必要でないが好ましくは、本多彩模様塗料塗布装置は、前記カバー部内に形成された前記排出部の反対側に位置する複数の塗料容器にそれぞれ連通する第2塗料排出バルブを有する第2排出部をさらに具備する。
【0023】
必ずしも必要でないが好ましくは、本多彩模様塗料塗布装置は、前記スプレーガンのノズルの一側に形成される第2コネクタに形成されてそれに係合する接続体であって、その中で合成器が前記接続体の外側の一側に形成され、かつ前記ノズルに連通するように接続経路が前記接続体の内部に形成されることを特徴とする接続体と、前記接続経路を開閉するために挿入されるバルブ管を有するバルブ本体と、前記バルブ本体の端部に形成される回転ハンドル、と、をさらに具備し、前記第2排出部内の前記第2塗料排出バルブおよび第2塗料排出管は前記バルブ本体の回転によって各色の塗料を供給するために互いに接続される。
【発明の効果】
【0024】
上記のように、本発明に係る多彩模様塗料塗布装置はスプレーガンによりスプレーされる多彩模様塗料の各塗料量を各色に応じて自由に制御できるため、初心者でさえもさまざまな色を表現することができ、各色の塗料を本多彩模様塗料塗布装置に色に応じて充填しやすく、ブザーによって各色の塗料残量の不足に関する情報をユーザに提供し、しかも、圧縮空気の流入時点でその水分を除去し、それによって不良率を低減する効果を提供する。
【0025】
本発明の別の効果が、スプレーガンによる塗料スプレー中に塗料の量を容易に制御できることであることから、塗料塗布時に色を即時に変更することができる。
【0026】
上記のように、本発明を特に好適な実施形態に関連して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、当業者であれば本発明の真の趣旨から逸脱することなしにさまざまな変更形態やさまざまな変形形態を行うことが可能である。かくして、本発明の保護範囲は、その詳細説明によって限定されるものではなく、以下に記載する特許請求の範囲及び本発明の技術の趣旨によって規定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置にキャリアが適用されている状態を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置の排出バルブを示す拡大斜視図である。
【図6】本発明の別の実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を搬送するキャリアの別の実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置におけるスプレーガンの別の実施例を示す斜視図である。
【図9】図8の組立斜視図である。
【図10】図8の正面図である。
【図11】図8の接続体の断面図である。
【図12】図8のスプレーガンが使用されている状態を示す分解斜視図である。
【図13】図8のスプレーガンの使用状態を示す斜視図である。
【図14】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を用いてさまざまな色が塗布されている状態を示す斜視図である。
【図15】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を用いてさまざまな色が塗布されている状態を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を用いてさまざまな色が塗布されている状態を示す斜視図である。
【図17】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を用いてさまざまな色が塗布されている状態を示す斜視図である。
【図18】本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を用いてさまざまな色が塗布されている状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明は多彩模様塗料塗布装置を提供するものであり、該装置は、貯蔵体内に複数の塗料容器を有する塗料貯蔵部と;前記塗料貯蔵部の貯蔵体の上側を開閉できるカバー部であって、前記塗料貯蔵部では、固定ボードがその固定体の一側に折り曲げられて前記カバー部の上面に固定され、締め付けリングが前記貯蔵体の上縁の周りに形成され、それによって前記締め付けリングが回転させられると前記貯蔵体を密閉させることを特徴とするカバー部と;排出部であって、前記カバー部の上面に貫通形成されて複数の塗料容器に連通する排出管と、前記排出管の上部に設けられて前記排出管を介して排出されるそれぞれの塗料を貯蔵する補助容器と、前記補助容器の中で接続管を介して前記排出管に接続されるとともに前記補助容器の外側で前記固定ボードに固定される塗料排出バルブと、からなることを特徴とする排出部と;前記排出部内の前記排出管にそれぞれ固定され、前記塗料容器内の塗料レベルが低下すると、その接点が短絡して電源を短絡させ、ブザーによる警報音を発する複数のセンサーを有するセンサー部と;前記排出部内の前記排出管を前記塗料排出バルブに接続する接続管を介して塗料を複数の塗料排出バルブに排出するために圧縮空気が前記塗料貯蔵部に流入するように空気の圧力を選択的に前記カバー部の中心に流入させる三方弁を含む空気入口部であって、該塗料排出バルブの中では、前記排出部が前記センサー部の複数のセンサーを内蔵する前記塗料容器に連通することを特徴とする空気入口部と;膨張管に接続される除湿部であって、圧縮空気の断熱膨張によって水分を除去できるドレインプラグが前記空気入口部内の前記三方弁とともに形成され、圧力ゲージの形成される接続バルブがその中で前記膨張管に接続されることを特徴とする除湿部と;ハンドルレバーに形成されたスイッチにより選択的に圧縮空気を噴霧できるスプレーガンであって、前記除湿部に接続されてから前記ハンドルレバーに接続される圧縮空気入口管を前記空気入口部内の前記三方弁に接続することによって、およびノズルとコネクタを複数の塗料排出バルブ内の各塗料排出管に接続することによってその機能を果たすスプレーガンと、を具備することを特徴とする。
(実施形態)
【0029】
以下、本発明の各好適な実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を添付図面を参照してより詳細に説明する。
【0030】
図1は本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す分解斜視図であり、図2は本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す斜視図であり、図3は本発明の一実施形態に係る多彩模様塗料塗布装置を示す断面図である。
【0031】
例示したように、本発明に係る多彩模様塗料塗布装置は塗料を色別に含有できる塗料貯蔵部10を含む。この目的のため、貯蔵体11の内部は複数の塗料容器12を貯蔵するように区分され、前記塗料容器12は上部開口部13の一側に係止リング14をそれぞれ含む。
【0032】
本発明に係る多彩模様塗料塗布装置では、前記塗料貯蔵部10の貯蔵体11の上側を開閉できるカバー部20が形成され、その中で前記固定体の一側22に折り曲げられている固定ボード22が前記カバー部20の上面に固定され、締め付けリング21が前記貯蔵体11の上縁の周りに形成され、それによって前記カバー部20を固定させる。前記貯蔵体11は、前記カバー部20の縁部が前記締め付けリング21を回転させることによって押圧されている状態で密閉される。
【0033】
前記塗料貯蔵部10内に貯蔵された塗料を排出する排出部30の排出管31は前記カバー部20の上面に貫通形成され、複数の塗料容器12にそれぞれ連通する。
【0034】
補助容器32は前記カバー部20の上部に設けられ、塗料を前記塗料容器12内に入れて貯蔵するように前記補助容器32の上側で螺旋状に密閉されるストッパ39を含み、塗料排出バルブ33が前記補助容器32の外側で前記固定ボード22に固定されており、その中で前記塗料排出バルブ33は接続管33′を介して前記排出管31に接続される。
【0035】
塗料の貯蔵量を測定するセンサー部40が前記排出部30の排出管31内に形成されている。
【0036】
前記センサー部40は前記排出部30内の前記排出管31にそれぞれ固定される複数のセンサー41を有し、前記塗料容器12内の塗料レベルが低下すると、その接点が短絡する。ここで、浮きが前記塗料容器12のそれぞれに形成され、その中で電源が短絡されるとブザーによる警報音を発する。
【0037】
空気入口部50が、前記排出部30内の前記排出管31を前記塗料排出バルブ33に接続する接続管33′を介して塗料を複数の塗料排出バルブ33に排出するために圧縮空気を前記塗料貯蔵部10に流入させ、該塗料排出バルブ33では、前記排出部30が前記センサー部40の複数のセンサー41の内蔵される前記塗料容器12に連通する。
【0038】
前記空気入口部50は、圧縮空気が前記塗料貯蔵部10に流入するように空気の圧力を選択的に前記カバー部20の中心に流入させる三方弁51を含む。
【0039】
除湿部60が水分を圧縮空気から除去するために前記空気入口部50の三方弁51内に形成されている。
【0040】
前記除湿部60は膨張管62に接続され、そこでは、ドレインプラグ61が圧縮空気の断熱膨張によって水分を除去することができ、圧力ゲージ63が形成される接続バルブ64がその中で前記膨張管62に接続されている。
【0041】
スプレーガン70が、前記除湿部60に接続した前記空気入口部50で前記三方弁51に接続されている。
【0042】
前記スプレーガン70のハンドルレバー72が圧縮空気入口管71を介して前記三方弁51に接続されており、前記スプレーガン70のノズル74が塗料排出管73を介して前記排出部30の塗料排出バルブ33にそれぞれ接続されている。よって、前記ハンドルレバー72内で形成されたスイッチ75を介して圧縮空気を選択的に噴霧することができる。
【0043】
前記ノズル74は、前記塗料排出バルブ33に接続された前記各塗料排出管73に接続されるか、または前記塗料排出管73をバルブ本体34に接続するコネクタ76に接続される。
【0044】
その一方、図4に示すように、キャリッジユニット80が前記キャリッジユニット80の上部において前記塗料貯蔵部10の本体11を収容し、前記塗料貯蔵部10の本体11を搬送するために使用される。前記キャリッジユニット80は、前記塗料貯蔵部10の本体11を収容できる収容体81と;前記収容体81の両側に形成される本体グリップ82と;前記キャリッジユニット80の下部に形成されるキャリアキャスター83と、を含む。よって、塗装作業者が屋内で塗装作業を行う際に本多彩模様塗料塗布装置を搬送することができる。
【0045】
加えて、図5に例示したように、前記排出部30内の前記塗料排出バルブ33は、排出される塗料の量を適正に制御するためにバルブ本体内34に弾性的に取り付けられるストップボール35と;前記バルブ本体34内に挿入されてから前記ストップボール35が複数のストップホール37に挿入・離脱するように回転する制御グリップ36と;複数のストップホール37がその中で形成され、かつ前記制御グリップ36の下部に位置する制御板38と、を含む。よって、排出される塗料の量は前記制御グリップ36の回転により制御される。前記バルブ本体34は前記カバー部20内に形成された前記固定ボード22に固定される。
【0046】
図6に示すように、本発明の排出部30の別の実施形態によれば、第2塗料排出バルブ33′を有する第2排出部30′′が、前記カバー部20内に形成された前記排出部30の反対側に位置する複数の塗料容器12にそれぞれ連通する。
【0047】
そのため、上記のように形成されている多彩模様塗料塗布装置をさらに円滑に搬送するために、キャリア89が図7に示すように設けられている。図に示すように、ユーザが本発明に係る多彩模様塗料塗布装置を搬送するとともに塗料作業を行うことを可能にする前記キャリッジユニット80は前記キャリア89に載荷される。よって、前記キャリア89はユーザが本多彩模様塗料塗布装置を屋内から屋外に搬送する際、またはユーザが本多彩模様塗料塗布装置をより簡便に搬送する際に使用される。
【0048】
前記キャリア89では、前記キャリッジユニット80のキャリアキャスター83が挿入されて前記収容体81を載荷するように載荷板85が載荷台84に水平に形成され、サポートロッド86が前記キャリッジユニット80の前下端部に形成され、移動ホイール87が前記載荷台84の後下端部に軸方向に取り付けられ、さらに、移動ハンドル88が前記キャリッジユニット80の後上端部に取り付けられる。
【0049】
本多彩模様塗料塗布装置の第2排出部30′を使用するため、図8〜図13に示すように、前記第2排出部30′の第2塗料排出バルブ33′′に接続された前記スプレーガン70は、前記スプレーガン70のノズル74の一側に形成される第2コネクタ701と;前記接続体704を前記第2コネクタ701と結合することによって前記ノズル74に連通するように前記接続体704の外側の一側に形成される合成器702と;前記接続体704の内部に形成される接続経路703と、を含む。
【0050】
前記接続体704の接続経路703を開閉するために、バルブ管705を有するバルブ本体706が前記接続体704の接続経路703に挿入され、回転ハンドル707が前記バルブ本体706の端部に形成されている。加えて、前記第2排出部30′内の前記第2塗料排出バルブ33′′および第2塗料排出管73′は前記バルブ本体706の回転によって各色の塗料を供給するために互いに接続される。
【0051】
以下、上記のように構成された本発明に係る多彩模様塗料塗布装置の機能と効果を説明する。
【0052】
まず、塗装対象物体において大理石のような質感を得るため、所望の色の塗料が選択され、その選択された塗料は色別に前記塗料貯蔵部10の塗料容器12内に収容される。
【0053】
その状況下で、前記塗料貯蔵部10の貯蔵体11の上部は前記カバー部20によって閉じられてから前記貯蔵体11の縁部に形成された前記締め付けリング21は回転させられて塗料貯蔵部10を閉じるかまたは覆い、次いで密閉される。
【0054】
逆に、前記カバー部20は前記塗料容器12内に塗料を充填するために開口されるが、特定の色の塗料が消費されている場合には、前記排出部30内に形成された補助容器32のストッパ39が回転して開口するように構成されているので、消費された塗料を前記補助容器32を介してそれぞれ補充することができる。
【0055】
前記補助容器32内で塗料が完全に補充された場合、前記貯蔵体11は前記カバー部20によって閉じられ、次いで密閉され、前記補助容器32内に形成された前記ストッパ39も螺旋状に嵌着されて前記補助容器32の上部をそれぞれ密閉する。
【0056】
次いで、前記貯蔵体11を密閉する前記カバー部20に形成される前記三方弁51に接続する前記膨張管62は、前記膨張管62に接続された接続バルブ64に対して圧縮空気を生成するコンプレッサ(図示せず)に接続され、それによって前記塗料貯蔵部10の貯蔵体11の内圧を上昇させる。
【0057】
加えて、前記スプレーガン70のノズル74は前記塗料排出管73を介して前記塗料排出バルブ33にそれぞれ接続され、前記圧縮空気入口管71は前記スプレーガン70のハンドルレバー72に接続されるので、前記スイッチ75を操作することで圧縮空気によって多彩模様塗料をスプレーすることができる。
【0058】
上記のスプレーガンを有する前記塗料塗布装置は単一のスプレーガンにより多彩模様塗料を同時にスプレーすることができる。よって、塗装作業者は簡便にさまざまな色の大理石のような質感を表現することができる。
【0059】
そのため、種々の大理石のような質感を表現するには、各塗料の量を制御する必要がある。
【0060】
塗料の量を制御する一制御方法によれば、各塗料排出バルブ33の制御グリップ36を回転させて前記バルブを介して排出される塗料の量を制御する。その制御量は、制御板38に形成されるストップホール37に繰り返して挿入・離脱するストップボール35によって前記制御グリップ36の制御角を決定することにより制御される。
【0061】
加えて、本発明の別の態様によれば、前記塗料容器12に接続された前記第2塗料排出バルブ33′′は、より多くの色の塗料を同時にスプレーすることができとともに塗料の量が厳密に制御されるように、前記第2塗料排出管73′を介して前記接続体704に接続される。
【0062】
前記第2塗料排出管73′に接続された前記接続体704の合成器702は前記スプレーガン70の第2コネクタ701に結合されるので、前記接続体704内に形成される前記接続経路703を介して前記スプレーガン70のノズル74によって塗料をスプレーすることができる。
【0063】
前記接続体704内に形成されて前記接続経路703を開閉する前記バルブ本体706は前記回転ハンドル707によって回転させられて塗料をスプレーすると同時に塗料の量をそれぞれ制御する。そのため、前記キャリッジユニット80またはキャリア89によって移動しながら、さまざまな色の塗料をスプレーすることができる。
【0064】
排出される塗料の量を微細に制御するには、塗料塗布作業を行いながら、前記塗料の量を制御する前記バルブを容易に制御できる必要がある。このため、前記スプレーガン70のノズル74の側面に前記第2コネクタ701を形成することが好ましい。
【0065】
その一方、前記コネクタ76および前記第2コネクタ701の任意の一つが使用される場合には、図12に示すように、前記コネクタ76や前記第2コネクタ701がシールストッパ100によって閉じられている状態で前記コネクタ76または前記第2コネクタ701を使用することもできる。
【0066】
本多彩模様塗料塗布装置によって表現される大理石のような質感は、図14〜図18に示すようにスプレーされる塗料の量を制御することによってスプレーガンにより、さまざまな形態の大理石のような質感で表現することができる。
(産業上の利用可能性)
【0067】
上記のように、本発明は、大理石のような質感を出すために単一のスプレーガンにより多彩模様塗料を塗布する多彩模様塗料塗布装置に適用可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
貯蔵体内に(11)複数の塗料容器(12)を有する塗料貯蔵部(10)と;
前記塗料貯蔵部(10)の貯蔵体(11)の上側を開閉でき、その中で前記固定体の一側(22)に折り曲げられている固定ボード(22)が前記カバー部の上面(20)に固定され、締め付けリング(21)が前記貯蔵体(11)の上縁の周りに形成され、それによって前記締め付けリング(21)が回転されると前記貯蔵体(11)を密閉させるカバー部(20)と;
排出部(30)であって、前記カバー部(20)の上面に貫通形成され、かつ複数の塗料容器に連通する(12)排出管(31)と、前記排出管(31)の上部に設けられて前記排出管(31)を介して排出されるそれぞれの塗料を貯蔵する補助容器(32)と、前記塗料排出バルブ(33)がその中で接続管(33′)を介して前記排出管(31)に接続される前記補助容器(32)の外側で前記固定ボード(22)に固定される塗料排出バルブ(33)と、からなることを特徴とする排出部(30)と;
前記排出部(30)内の前記排出管(31)にそれぞれ固定され、前記塗料容器(12)内の塗料レベルが低下すると、その接点が短絡して電源を短絡させ、ブザーによる警報音を発する複数のセンサー(41)を有するセンサー部(40)と;
前記排出部(30)内の前記排出管(31)を前記塗料排出バルブ(33)に接続する接続管(33′)を介して塗料を複数の塗料排出バルブ(33)に排出するために、圧縮空気が前記塗料貯蔵部(10)に流入するように空気の圧力を選択的に前記カバー部(20)の中心に流入させ、塗料排出バルブ(33)では、前記排出部(30)が前記センサー部(40)の複数のセンサー(41)の内蔵される前記塗料容器(12)に連通することを特徴とする三方弁(51)を含む空気入口部(50)と;
膨張管(62)に接続される除湿部(60)であって、圧縮空気の断熱膨張によって水分を除去できるドレインプラグ(61)が前記空気入口部(50)内の前記三方弁(51)とともに形成され、圧力ゲージ(63)が形成される接続バルブ(64)がその中で前記膨張管(62)に接続されることを特徴とする除湿部(60)と;
ハンドルレバー(72)に形成されたスイッチ(75)により選択的に圧縮空気を噴霧できるスプレーガン(70)であって、前記除湿部(60)に接続されてから前記ハンドルレバー(72)に接続される圧縮空気入口管(71)を前記空気入口部(50)内の前記三方弁(51)に接続することによって、およびノズル(74)とコネクタ(76)を複数の塗料排出バルブ(33)内の各塗料排出管(73)に接続することによってその機能を果たすスプレーガン(70)と、を具備することを特徴とする多彩模様塗料塗布装置。
【請求項2】
その上部に前記塗料貯蔵部(10)の本体(11)を収容できる収容体(81)からなるキャリッジユニット(80)と、前記収容体(81)の両側に形成される本体グリップ(82)と、前記キャリッジユニット(80)の下部に形成されるキャリアキャスター(83)と、を具備することを特徴とする請求項1に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項3】
前記塗料容器(12)は上部開口部(13)の一側に係止リング(14)をそれぞれ具備することを特徴とする請求項1に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項4】
前記排出部(30)内の前記塗料排出バルブ(33)は、排出される塗料の量を適正に制御するためにバルブ本体(34)内に弾性的に取り付けられるストップボール(35)と;前記バルブ本体(34)内に挿入されてから前記ストップボール(35)が複数のストップホール(37)に挿入・離脱するように回転する制御グリップ(36)と;
複数のストップホール(37)がその中で形成され、かつ前記制御グリップ(36)の下部に位置する制御板(38)であって、そこで前記バルブ本体(34)は前記カバー部(20)内に形成された前記固定ボード(22)に固定されていることを特徴とする制御板(38)と、を具備することを特徴とする請求項1に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項5】
ストッパ(39)が前記排出部(30)内の前記補助容器(32)の上部にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項6】
前記カバー部(20)内に形成された前記排出部(30)の反対側に位置する複数の塗料容器(12)にそれぞれ連通する第2塗料排出バルブ(33′′)を有する第2排出部(30′)、をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項7】
前記キャリッジユニット(80)のキャリアキャスター(83)が前記収容体(81)に挿入されてそれを載荷するように載荷板(85)がその中で載荷台に(84)に水平に形成されるキャリア(89)と、前記キャリッジユニット(80)の前下端部に形成されるサポートロッド(86)と、前記載荷台(84)の後下端部に軸方向に取り付けられる移動ホイール(87)と、前記キャリッジユニット(80)の後上端部に取り付けられる移動ハンドル(88)と、を具備することを特徴とする請求項2に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項8】
接続体(704)が前記スプレーガン(70)のノズル(74)の一側に形成される第2コネクタ(701)に形成されてそれに係合し、その中で合成器(702)が前記接続体(704)の外側の一側に形成され、かつ前記ノズル(74)に連通するように接続経路(703)が前記接続体(704)の内部に形成され、バルブ管(705)を有するバルブ本体(706)が前記接続経路(703)を開閉するために挿入され、回転ハンドル(707)が前記バルブ本体(706)の端部に形成され、かつ前記第2排出部(30′)内の前記第2塗料排出バルブ(33′′)および第2塗料排出管(73′)が前記バルブ本体(706)の回転によって各色の塗料を供給するために互いに接続されることを特徴とする請求項1または6に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項1】
貯蔵体内に(11)複数の塗料容器(12)を有する塗料貯蔵部(10)と;
前記塗料貯蔵部(10)の貯蔵体(11)の上側を開閉でき、その中で前記固定体の一側(22)に折り曲げられている固定ボード(22)が前記カバー部の上面(20)に固定され、締め付けリング(21)が前記貯蔵体(11)の上縁の周りに形成され、それによって前記締め付けリング(21)が回転されると前記貯蔵体(11)を密閉させるカバー部(20)と;
排出部(30)であって、前記カバー部(20)の上面に貫通形成され、かつ複数の塗料容器に連通する(12)排出管(31)と、前記排出管(31)の上部に設けられて前記排出管(31)を介して排出されるそれぞれの塗料を貯蔵する補助容器(32)と、前記塗料排出バルブ(33)がその中で接続管(33′)を介して前記排出管(31)に接続される前記補助容器(32)の外側で前記固定ボード(22)に固定される塗料排出バルブ(33)と、からなることを特徴とする排出部(30)と;
前記排出部(30)内の前記排出管(31)にそれぞれ固定され、前記塗料容器(12)内の塗料レベルが低下すると、その接点が短絡して電源を短絡させ、ブザーによる警報音を発する複数のセンサー(41)を有するセンサー部(40)と;
前記排出部(30)内の前記排出管(31)を前記塗料排出バルブ(33)に接続する接続管(33′)を介して塗料を複数の塗料排出バルブ(33)に排出するために、圧縮空気が前記塗料貯蔵部(10)に流入するように空気の圧力を選択的に前記カバー部(20)の中心に流入させ、塗料排出バルブ(33)では、前記排出部(30)が前記センサー部(40)の複数のセンサー(41)の内蔵される前記塗料容器(12)に連通することを特徴とする三方弁(51)を含む空気入口部(50)と;
膨張管(62)に接続される除湿部(60)であって、圧縮空気の断熱膨張によって水分を除去できるドレインプラグ(61)が前記空気入口部(50)内の前記三方弁(51)とともに形成され、圧力ゲージ(63)が形成される接続バルブ(64)がその中で前記膨張管(62)に接続されることを特徴とする除湿部(60)と;
ハンドルレバー(72)に形成されたスイッチ(75)により選択的に圧縮空気を噴霧できるスプレーガン(70)であって、前記除湿部(60)に接続されてから前記ハンドルレバー(72)に接続される圧縮空気入口管(71)を前記空気入口部(50)内の前記三方弁(51)に接続することによって、およびノズル(74)とコネクタ(76)を複数の塗料排出バルブ(33)内の各塗料排出管(73)に接続することによってその機能を果たすスプレーガン(70)と、を具備することを特徴とする多彩模様塗料塗布装置。
【請求項2】
その上部に前記塗料貯蔵部(10)の本体(11)を収容できる収容体(81)からなるキャリッジユニット(80)と、前記収容体(81)の両側に形成される本体グリップ(82)と、前記キャリッジユニット(80)の下部に形成されるキャリアキャスター(83)と、を具備することを特徴とする請求項1に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項3】
前記塗料容器(12)は上部開口部(13)の一側に係止リング(14)をそれぞれ具備することを特徴とする請求項1に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項4】
前記排出部(30)内の前記塗料排出バルブ(33)は、排出される塗料の量を適正に制御するためにバルブ本体(34)内に弾性的に取り付けられるストップボール(35)と;前記バルブ本体(34)内に挿入されてから前記ストップボール(35)が複数のストップホール(37)に挿入・離脱するように回転する制御グリップ(36)と;
複数のストップホール(37)がその中で形成され、かつ前記制御グリップ(36)の下部に位置する制御板(38)であって、そこで前記バルブ本体(34)は前記カバー部(20)内に形成された前記固定ボード(22)に固定されていることを特徴とする制御板(38)と、を具備することを特徴とする請求項1に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項5】
ストッパ(39)が前記排出部(30)内の前記補助容器(32)の上部にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項6】
前記カバー部(20)内に形成された前記排出部(30)の反対側に位置する複数の塗料容器(12)にそれぞれ連通する第2塗料排出バルブ(33′′)を有する第2排出部(30′)、をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項7】
前記キャリッジユニット(80)のキャリアキャスター(83)が前記収容体(81)に挿入されてそれを載荷するように載荷板(85)がその中で載荷台に(84)に水平に形成されるキャリア(89)と、前記キャリッジユニット(80)の前下端部に形成されるサポートロッド(86)と、前記載荷台(84)の後下端部に軸方向に取り付けられる移動ホイール(87)と、前記キャリッジユニット(80)の後上端部に取り付けられる移動ハンドル(88)と、を具備することを特徴とする請求項2に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【請求項8】
接続体(704)が前記スプレーガン(70)のノズル(74)の一側に形成される第2コネクタ(701)に形成されてそれに係合し、その中で合成器(702)が前記接続体(704)の外側の一側に形成され、かつ前記ノズル(74)に連通するように接続経路(703)が前記接続体(704)の内部に形成され、バルブ管(705)を有するバルブ本体(706)が前記接続経路(703)を開閉するために挿入され、回転ハンドル(707)が前記バルブ本体(706)の端部に形成され、かつ前記第2排出部(30′)内の前記第2塗料排出バルブ(33′′)および第2塗料排出管(73′)が前記バルブ本体(706)の回転によって各色の塗料を供給するために互いに接続されることを特徴とする請求項1または6に記載の多彩模様塗料塗布装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公表番号】特表2011−502762(P2011−502762A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−532988(P2010−532988)
【出願日】平成20年9月22日(2008.9.22)
【国際出願番号】PCT/KR2008/005642
【国際公開番号】WO2009/061074
【国際公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(510126346)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月22日(2008.9.22)
【国際出願番号】PCT/KR2008/005642
【国際公開番号】WO2009/061074
【国際公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(510126346)
【Fターム(参考)】
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