説明

多重モジュール皮膚または身体治療システムおよびその使用法

皮膚または身体治療デバイスは、1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールを含む。各モジュールは、皮膚または身体治療、下層組織治療、または両方を提供するように構成される。1つ以上のアプリケータは、皮膚または身体治療デバイスと結合される。各アプリケータは、1つ以上の取外し可能モジュールの使用を有効化し、皮膚または身体あるいは下層組織治療を生じさせる。選択された皮膚または身体治療、下層組織治療、または両方は、1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールと、選択された治療のために必要とされる1つ以上のアプリケータとの選択および構成に応じて、実装および実行されることが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、同時係属の米国仮特許出願第60/964,246号(2007年8月10日出願)の、両出願に共通のすべての主題に対して優先権および利益を主張する。この仮出願の開示は、その全体が本明細書に参考として援用される。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、物理的皮膚または身体状態を治療するためのシステムに関し、より具体的には、多重モジュール治療システムと、脂肪の低減、胴回り低減、老化防止効果を含む、種々の皮膚または下層組織治療使用のための対応する方法とに関する。
【背景技術】
【0003】
現在、脂肪、皺、そばかす、しみ、にきび、変色、傷跡、色素沈着、にきび、酒さ、光線角化症、毛細血管拡張症、太陽/光線による損傷、無駄毛、静脈瘤、または他の皮膚状態等の問題に対処するために、非侵襲性または低侵襲性の皮膚または身体治療手技が行なわれている。これらの非侵襲性および/または低侵襲性手技は、ほとんどの場合、麻酔薬を必要とせずに行なわれ、患者は、手技後に「休養期間」をとる必要がない。手技は、治療の種類および治療される領域の大きさに応じて、数分乃至数時間に及ぶ。
【0004】
最近の技術進歩に伴って、広範囲に及ぶ治療技術が非侵襲性手技として適用することが可能である。これらの技術は、レーザ光線、発光ダイオード(LED)、超音波振動、無線周波数(RF)エネルギー、電気刺激、音響衝撃、および/または強パルス光(IPL)を使用してもよい。これらの技術の一部を使用するセルフアプリケータキットが市場において見受けられ得さえするが、これらのキットは、有資格技術者に、または医師の監督下において利用可能なデバイスに見られるものよりも、使用される動力源が弱いため、効果が弱い。さらに、これらの技術、特に、レーザ治療を使用する際には認定技術者が存在し、手技を管理することが必須である。これらの手技は、正しく実施される際には無害であるが、誤って適用される場合には永久的な皮膚の損傷を及ぼし得る。
【0005】
皮膚または身体治療は、多くの場合、温泉、医院、または他の認定治療施設等の場所で実施される。現在、これらの施設は、各治療の種類に対して別個の機械を有しており、治療施設における治療機械の混乱をもたらしている。このように、1つの機械を使用する所与の時間において、1人の患者に1種類の治療しか使用できない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
ある皮膚または身体治療デバイスを選択し、中央位置から1つ以上のデバイスを管理する柔軟性をユーザまたは施術者に提供する、多重モジュール皮膚または身体治療デバイスの必要性が存在する。複数の治療の種類を提供するそのような単一の皮膚または身体治療デバイスは、複数の皮膚または身体治療デバイスを有する必要性を排除し、複数の治療を1人以上の患者に適用する効果的な態様をもたらす。さらに、そのようなデバイスは、1つ以上の種類の治療の組み合わせを可能にし、ある場合には、予想外に相乗効果をもたらし、全体的な治療効果を向上させる。本発明は、この必要性を解決するためのさらなる解決策を対象とすることに加えて、他の所望の特徴を有する。
【0007】
一つの例示的な実施形態によると、皮膚または身体治療デバイスは、皮膚または身体治療デバイスに結合される1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールを含む。各モジュールは、皮膚、身体、または下層組織治療を提供するように構成される。1つ以上のアプリケータは、皮膚または身体治療デバイスと結合される。各アプリケータは、1つ以上の取外し可能モジュールの使用を有効化し、皮膚、身体、または下層組織治療を生じさせる。
【0008】
本発明の側面によると、1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールは、レーザモジュール、発光ダイオードモジュール、超音波モジュール、マッサージモジュール、強パルス光モジュール、微小皮膚研摩モジュール、電気刺激モジュール、無線周波数モジュール、音響衝撃モジュール、またはそれらの任意の組み合わせであり得る。皮膚または身体治療デバイスは、複数の1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールの同時使用のために構成可能である。皮膚または身体治療デバイスは、複数の1つ以上のアプリケータによる、1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールのうちの1つの同時使用のために構成可能である。
【0009】
本発明のさらなる側面によると、皮膚または身体治療デバイスは、皮膚または身体治療デバイスに接続される入力デバイスをさらに含みことが可能であって、施術者は、入力デバイスを使用して治療特定のパラメータを入力する。1つ以上の出力デバイスは、皮膚または身体治療デバイスに接続可能であって、1つ以上の出力デバイスは、1つ以上の治療の結果を表示する。
【0010】
本発明のさらなる側面によると、1つ以上のアプリケータは、取外し可能かつ交換可能である。データ格納デバイスは、治療モジュール貯蔵所とともに提供可能である。同様に、プロセッサが、1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールを制御するために提供可能である。加えて、または代替として、プロセッサは、データ格納を管理および実行可能である。
【0011】
本発明の側面によると、方法は、多重モジュール皮膚または身体治療デバイスに患者特定パラメータを提供するステップをさらに含むことが可能である。多重モジュール皮膚または身体治療デバイスは、患者特定パラメータに基づいて、所望の治療方針を決定し、治療方針を通信可能である。
【0012】
本発明のさらなる側面によると、皮膚または身体治療デバイスは、診断能力を含むことが可能である。診断用ソフトウェアアプリケーションは、患者症状情報を受信し、情報を処理し、診断を出力可能である。加えて、皮膚または身体治療デバイスは、診断に照らして、治療計画をさらに出力可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の上述の特長および利点、ならびに他の特長および側面は、以下の説明および添付の図面と関連させることによって、より理解されるであろう。
【図1】図1は、本発明の一実施形態による、皮膚または身体治療システムの概略図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態による、治療モジュール貯蔵所の概略図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態による、皮膚または身体治療デバイスの概略図である。
【図4A】図4Aは、本発明の一実施形態による、複数の治療モジュールおよび複数の患者を有する、皮膚または身体治療デバイスの概略図である。
【図4B】図4Bは、本発明の一実施形態による、1つの治療モジュールおよび複数の患者を有する、皮膚または身体治療デバイスの概略図である。
【図4C】図4Cは、本発明の一実施形態による、複数の治療モジュールおよび1人の患者を有する、皮膚または身体治療デバイスの概略図である。
【図4D】図4Dは、本発明の一実施形態による、複数の出力デバイスを有する、皮膚または身体治療デバイスの概略図である。
【図4E】図4Eは、本発明の一実施形態による、1つの出力デバイスを有する、皮膚または身体治療デバイスの概略図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態による、皮膚または身体治療デバイスを使用する方法を例示する、フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、概して、多重モジュールの皮膚または身体治療システムに関する。本発明の皮膚または身体治療システムは、1つ以上の所定の波長、間隔、期間、および/またはパターンにおいて、例えば、脂肪および胴回りの低減、または老化防止手技のために、標的領域に電磁放射、電気刺激、光刺激、超音波放射、音響衝撃、融蝕技術、および/またはマッサージを適用してもよい。他の組織治療は、種々の電磁放射、電気刺激、超音波放射、融蝕技術、および/またはマッサージ適用によって可能である。発明システムのモジュール的側面によって、施術者は、取外し可能かつ交換可能なモジュール素子をシステムに追加またはそこから取外しすることによって提供される治療を選択し、システム全体に利用可能な治療を迅速かつ容易に追加または取外しが可能となる。
【0015】
本明細書に記載される多重モジュール皮膚または身体治療システムは、レーザモジュール、発光ダイオード(LED)生物刺激モジュール、超音波モジュール、音響衝撃モジュール、マッサージモジュール、無線周波数(RF)モジュール、電気刺激モジュール、微小皮膚研摩モジュール、強パルス光(IPL)モジュール等のモジュールのうちの1つ以上を含んでもよい。当業者は、上述のモジュールに限定されず、付加的モジュールまたは他のモジュールの組み合わせが、本明細書に記載される多重モジュール皮膚または身体治療システムと併用されてもよいことを理解するであろう。
【0016】
次に、図面(同一部分は、全体を通して、同一参照番号によって指定される)を詳細に参照すると、図1は、本発明による、状態、好ましくは、組織の治療のためのシステムを例示する。本発明は、図面に示される例示的な実施形態を参照して説明されるが、本発明は、多くの代替形態において具現化可能であることを理解されたい。加えて、任意の好適な大きさ、形状、または種類の要素または材料が利用可能であって、上述の種々の状態を治療するために採用可能である。用語「皮膚」および「組織」は、本願を通して、代替として、類似の意味を担持するものとして使用される。当業者は、本明細書に記載される任意の例示的な実施形態において、「皮膚」または「組織」のいずれかが使用され得、他方に優る一方の用語の利用は、限定的ものではないことを認識するであろう。
【0017】
本発明の一側面によると、例示的な皮膚または身体治療システム100が提供される。皮膚または身体治療システム100は、メインコンソール102と、カスタマイズ可能な多重治療システム120と、1つ以上のアプリケータデバイス130とを含む。カスタマイズ可能な多重治療システム120は、1つ以上のアダプタ/コネクタ106を介して、メインコンソール102に接続可能なモジュール125a−125n等の複数のモジュールを有する。各モジュールは、超音波、音響衝撃、電気刺激、無線周波数(RF)、強パルス光源(IPL)、発光ダイオード(LED)生物刺激、レーザ、マッサージ療法、および/または微小皮膚研摩を含むが、それらに限定されない特定の皮膚または身体治療技術、あるいは皮膚または身体治療技術の組み合わせを提供する。一実施形態では、多重治療システム120内の各モジュールは、メインコンソール102に固定的に接続される。別の実施形態では、多重治療システム120内の各モジュール125は、メインコンソール102から分離可能な取外し可能モジュールである。したがって、特定患者の治療のために必要とされるモジュールのみがメインコンソール102に接続される必要がある。加えて、アップグレードされたモジュールが利用可能である場合、または既存モジュールが故障している場合には、医師は、皮膚または身体治療システム100全体またはカスタマイズ可能な多重治療システム120全体を交換する必要なく、新しいまたはアップグレードされたモジュールを購入することが可能である。さらに、医師または認定専門家は、その施術と併用されるために好適なモジュールのみを購入することが可能である。
【0018】
カスタマイズ可能な多重治療システム120内の各モジュールは、1つ以上のアプリケータデバイス130と併用される1つ以上の対応するアプリケータ素子135を有することが可能である。一実施形態では、異なるモジュールに対応するアプリケータ素子135a−135mは、単一のアプリケータデバイス130内で使用可能である。別の実施形態では、異なるモジュールのためのアプリケータ素子135a−135mは、異なるアプリケータデバイス130内で使用可能である。アプリケータ素子135a−135mは、超音波サウンドヘッドセット、LED先端を有する棒状具、レーザ放射先端を有する棒状具、マッサージデバイス、RF放射先端を有する棒状具、一対の電極、ブラシおよび結晶を適用するための手段を有する棒状具、または光放射先端を有する棒状具であってもよい。異なる種類のアプリケータ素子は、図2−3に例示され、以下に説明される。
【0019】
メインコンソール102によって、ユーザは、ディスプレイ104上において、種々の皮膚または身体治療モジュール使用のメニューおよび結果を閲覧可能となる。メインコンソール102は、ユーザがメインコンソール102にコマンドおよびデータを入力可能となる入力デバイス108を有する。入力は、実行される治療の種類のために必要とされるパラメータを含んでもよい。患者の情報および/または医師の経験を使用して、患者に対する治療をカスタマイズすることが可能である。治療は、患者の状態に依存し、したがって、異なる治療が、異なる状態に必要とされてもよい。例えば、ある場合には、変調エネルギー源がより好適である一方で、他の場合には、パルスエネルギー源がより好適であってもよい。患者の情報および治療のカスタマイズを含むデータは、格納素子112内に保存されてもよい。代替として、データは、ネットワークインターフェース110を介してアクセス可能なデータベース上に保存されてもよい。ネットワークインターフェース110は、標準的電話回線、LANまたはWAN回線(例えば、802.11、T1、T3、56kb、X.25)、広帯域接続(例えば、総合デジタル通信網(ISDN)、フレームリレー、非同期転送モード(ATM))、無線接続等、あるいは上述の任意のある組み合わせまたは全部を含むが、それらに限定されない種々の接続の種類を通して、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、またはインターネットとインターフェースで接続可能である。ネットワークインターフェース110は、内蔵ネットワークアダプタ、ネットワークインターフェースカード(NIC)、パーソナルコンピュータメモリカード国際協会(PCMCIA)ネットワークカード、カードバスネットワークアダプタ、無線ネットワークアダプタ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ネットワークアダプタ、モデム、またはメインコンソール102を通信および本明細書に記載される動作を行なうことが可能な任意の種類のネットワークにインターフェースで接続するために好適な任意の他のデバイスを含んでもよい。
【0020】
加えて、皮膚または身体治療システム100は、診断能力をさらに含むことが可能である。例えば、皮膚または身体治療システム100は、ユーザから情報を要求し、情報を処理し、次いで、診断および推奨治療計画を返す診断アプリケーションを組み込むことが可能である。
【0021】
図2は、図1に例示される皮膚または身体治療システムと併用するために好適な、例示的な治療モジュール貯蔵所200の概略図である。治療モジュールは、カスタマイズ可能な多重治療システム120内で使用される治療モジュール貯蔵所200から選択されてもよい。治療モジュール貯蔵所200は、皮膚または身体治療システム100とともに提供され、現時点で、カスタマイズ可能な多重治療システム120内で使用されないモジュールを保存してもよい。治療モジュール貯蔵所200は、代替として、または加えて、種々のモジュールのアクティブ使用を支援すること可能である。さらに、治療モジュール貯蔵所200は、メインコンソール102から分離されるか、またはそれと一体化することが可能である。
【0022】
治療モジュール貯蔵所200は、1つ以上のレーザモジュール230を含んでもよい。レーザモジュール230は、指令に応じて、特定の波長における放射を放出することが可能である。レーザモジュール230は、誘導放射において、コヒーレントな単色光を放出する。レーザモジュール230は、例えば、約650ナノメートル乃至約1295ナノメートルの赤外線および可視レーザ光の同心結合において波長を有する放射を投影可能である。例示的実装によると、デバイスは、約650ナノメートル乃至915ナノメートル、または650nm、915nm、乃至1210nm、あるいは650nm乃至1210nmで、放射を投影可能である。一実施形態では、レーザモジュール230は、電力のみが、曝露時間に伴って変動するように、固定電力レーザであってもよい。すなわち、曝露時間の増加に伴って、電力が増大する。代替として、レーザモジュール230は、可変電力出力、すなわち、本発明の教示に従って採用可能な異なる電力レベルを有してもよい。
【0023】
レーザモジュール230は、1つ以上の発光素子232を含んでもよい。好ましい実施形態では、1つ以上の発光素子232は、発光素子232が故障した場合、レーザモジュール230全体を交換する必要がないような、交換可能素子である。
【0024】
治療モジュール貯蔵所200は、1つ以上のLED生物刺激モジュール228を含む。生物刺激は、再生プロセスを再開するための細胞機能の再活性化である。レーザまたはLEDによって生成される光子エネルギー(光)は、身体の皮膚および細胞によって吸収され、光子エネルギーは、細胞レベルにおいて、段階的事象を開始させる化学エネルギーに変換される。病的細胞は、その機能を最適化し、その細胞通信能を改善する。生物刺激は、アデノシン三リン酸(ATP)産生量を増加させ、細胞活性を増大させる。各LED生物刺激モジュール228は、1つ以上のLED226を含む。好ましい実施形態では、LED226は、LED226のいずれかが故障した場合に、故障LEDのみを交換する必要があるような、交換可能素子である。LEDは、異なるカラーであってもよく、異なるカラーは、異なる種類の治療のために使用されてもよい。生物刺激は、交換可能携帯型LEDパッドを使用して、患者に適用されてもよい。各LEDカラーに対し、異なる交換可能パッドが存在し得る。代替として、交換可能パッドは、異なるLEDカラーソケットを受容するように構成されてもよい。このように、パッドおよびLED生物刺激モジュールの寿命は携帯型パッドを交換する代わりに、消耗したLEDカラーソケットを交換することによって、さらに延長されてもよい。
【0025】
治療貯蔵所200は、1つ以上の超音波モジュール224を含んでもよい。各超音波モジュール224は、1つ以上の棒状具222を含む。好ましい実施形態では、各棒状具222は、超音波モジュール224全体を交換することなく、交換可能である。超音波的音波は、20,000Hzを超える周波数であって、ヒトの耳には不可聴である。超音波治療では、100%未満のデューティサイクルは、通常、パルス超音波と呼ばれる一方で、100%デューティサイクルは、連続的超音波と称される。超音波的音波は、身体細胞を刺激し、細胞質の移動、糸粒体の回転、および細胞核の振動を生じさせる。その結果、細胞膜を刺激および拡張させる。超音波治療は、局所的血液およびリンパの循環を改善する。さらに、超音波的治療は、身体細胞の代謝および再生を改善する助けとなる。
【0026】
超音波治療は、超音波的周波数を使用して、皮膚を通して高分子量の物質を運搬する助けをする音波泳動を開始する。ヒトの耳の可聴範囲を僅かに超える低周波数の超音波は、皮膚細胞間の液体領域内の溶解ガスを発散および移動させ、遊離基活性によって生じる毒素を排除する。音波泳動作用は、皮膚内に経路を生成し、特定分子を流入させる。音波泳動は、低周波数超音波(20キロヘルツを超える速度で振動する音波)を使用して行なわれる。
【0027】
加えて、5−15Mzの周波数における集中超音波は、除去性および非除去性レーザや光源によって誘発される変化に類似する加熱ならびに凝固を含むが、それらに限定されない、組織内深部に及ぼす熱および/または機械的効果をもたらす。
【0028】
治療貯蔵所200は、1つ以上のマッサージモジュール220をさらに含んでもよい。マッサージモジュール200は、1つ以上のマッサージローラまたはボール218を含んでもよい。好ましい実施形態では、各マッサージローラまたはボール218は、マッサージモジュール218全体を交換せずに、交換することが可能である。皮膚または身体マッサージのプロセスは、摩擦および熱を発生させ、疼痛に起因する治療に限定してもよい。また、プロセスは、貯留した流体を動員させることを目的とする。ローラを形成する金属材料によって生じる主観的な冷感は、治療の間、患者によって知覚される疼痛が軽減するため、より積極的マッサージ治療の適用を可能にし得る。加えて、皮膚または身体に接触する際のマッサージローラまたはボール218の冷却表面は、皮膚/ローラ接触面において温度差を生じさせることによって、リンパの循環を容易にする。これは、ポンプ作用を促進し、貯留した流体を皮膚から除去し、それによって、瘤および脂肪の出現を低減させる。
【0029】
露出皮膚表面のマッサージは、機械的マッサージ機構を使用して生じさせることが可能である。露出皮膚のマッサージは、患者の心臓から遠位の地点から患者の心臓に近位の地点までマッサージし、流体が心臓に向かって流動することを助長することによって実行可能である。さらに、露出皮膚のマッサージは、所定の運動パターンにおけるマッサージを含むことが可能である。
【0030】
また、治療貯蔵所200は、1つ以上の無線周波数(RF)モジュール214を含んでもよい。RFモジュール214は、1つ以上のRF放射プローブ先端216を含んでもよい。好ましい実施形態では、各RF放射プローブ先端216または一対のプローブ先端216は、RFモジュール214全体を交換せずに、交換することが可能である。プローブ先端216は、異なる端部形状を有してもよく、異なる寸法であってもよい。適切なプローブ先端216は、手技の必要性に従って選択されてもよい。例えば、顔面領域は、各適用時において、精度を向上させ、不快感を低減するために、より小さい接触面積を有するRF放射プローブ先端216を必要としてもよいのに対して、より厚い皮膚を有するより広い領域は、より大きな接触面積を有するRF放射プローブ先端216を必要としてもよい。
【0031】
RFモジュール214は、真空を使用して、皮膚を折り重ねるか、または単に皮膚を引き上げて、無線周波数路と直接整列する真皮を密着接触または配置することを確実にしてもよい。この真空による配置と、局所的な導電性結合媒体の使用とを組み合わせて、真皮深部に熱を集中させ、コラーゲン収縮および再生をもたらしてもよい。RF発生器からのエネルギーは、冷却スプレーと、コンピュータチップと、圧力、電流、および皮膚温度を測定するための高性能センサとを備え得る、RF放射プローブ先端216に送達される。RF放射プローブ先端216から多重モジュール皮膚または身体治療デバイスへのフィードバックは、組織に印加されるエネルギー量を調節してもよい。
【0032】
ユニットが始動されると、RF放射プローブ先端216が冷却され、しばらく後に、皮膚の深層への電流による容量結合が続く。冷却は、さらに1秒または2秒間継続する。患者は、冷感、次いで、熱感、その後、再び熱感を感じる。容量結合と積極的冷却とを組み合わせることによって、真皮および皮下層深部へのエネルギーの送達の間、表皮を保護する。コラーゲンの加熱は、即時のコラーゲン収縮によって微細創傷を生成し、その後のこのコラーゲン深部の修復および再建は、皮膚または身体の経時的緊縮をもたらす。
【0033】
治療貯蔵所200は、1つ以上の電気刺激モジュール210を含んでもよい。電気刺激モジュール210は、1つ以上の電極212を含んでもよい。好ましい実施形態では、各個々の電極212は、電気刺激モジュール210を交換せずに、交換することが可能である。また、電気刺激モジュール210を交換またはアップグレードする必要がある場合に、電極212が再使用され得るように、電極212が2つ以上の電気刺激モジュール210と併用されてもよいことが好ましい。
【0034】
電気刺激は、皮膚または身体にエネルギーを伝達するための電流の使用として定義される。伝達される電気の種類は、電源によって制御される。容量的に結合された電気刺激は、外側皮膚表面と湿潤(電解)接触する、適用される表面電極212を介しての電流の伝達を有する。容量的に結合された電気刺激が使用される場合、2つの電極212は、電気回路を成すことが必要とされてもよい。電極212は、皮膚上の湿潤導電性媒体上に配置されてもよい。
【0035】
電気刺激は、2つの方法のうちの1つにおいて適用されてもよい。第1の方法の場合、一方の電極212(正または負の極性)は、皮膚上に配置される生理食塩水に浸したガーゼ等の滅菌導電性材料に適用される。他方の電極212の導電性表面は、正常な乾燥皮膚上に近接して適用される。第2の方法は、同極性を有する2つの電極212の導電性表面を、治療されるべき領域、すなわち、治療領域、例えば、皺を跨ぐ領域の対向する境界上の正常な乾燥皮膚上に配置するステップを有する。異なる極性を有する第3の電極212は、正常な乾燥皮膚上に近接して配置される。両方法において、パルス周波数は100パルス/秒に設定されてもよく、電圧は、適度に強力であるが、快適なチクチク感をもたらす電流を送達するように設定されてもよい。必要とされる電圧は、典型的には、50乃至150ボルトである。治療領域上にまたはそこを跨いで配置される1つ以上の電極212の極性は、治療要求に依存する。
【0036】
また、治療モジュール貯蔵所200は、1つ以上の微小皮膚研摩モジュール206を含んでもよい。微小皮膚研摩モジュール206は、使い捨ての1つ以上の結晶片208を含んでもよい。結晶片208は、組織上に噴霧される結晶を払い落とすためのブラシ234と結合されてもよい。代替として、結晶片208は、組織内に噴霧される結晶を吸引する真空装置236と結合されてもよい。このようにして、医師は、微小皮膚研摩モジュール206と併用される各自の結晶片208を患者に提供するように決定してもよい。代替として、医師は、各治療に対して、新しい結晶片208を使用するように決定してもよい。微小皮膚研摩では、壊死した皮膚の最外表面は、光除去によって部分的または完全に除去される。異なる方法は、酸化亜鉛または酸化アルミニウム結晶、微細有機粒子、あるいは粗面の噴出からの機械的研摩を含む。粒子および除去された物質は、融蝕粒子が噴出する棒状具/ハンドピース208を介して払い出される。微小皮膚研摩は、太陽によって損傷した皮膚を除去するため、ならびに皮膚上の傷跡および暗色反転を除去または軽減するために使用されてもよい。
【0037】
治療モジュール貯蔵所200は、1つ以上の強パルス光(IPL)モジュール204をさらに含んでもよい。各強パルス光(IPL)モジュール204は、1つ以上の発光素子202を含む。1つ以上の発光素子202は、発光素子202のうちの1つが故障した場合に、IPLモジュール204全体を交換する必要がないような、交換可能素子であってもよい。IPLモジュール204は、「遮断」フィルタを使用して、所望の波長を選択的に送達してもよい。これらの波長は、治療される特定の毛髪、血管、あるいは皮膚または身体成分に到達するようにカスタマイズ可能であって、各パルスよって修正可能である。IPLは、緑色、黄色、赤色、および赤外線の光を含む、500乃至1200ナノメートル(nm)のあらゆる波長の光から開始する。種々の低域遮断フィルタ(515−755の範囲)は、遮断フィルタの波長よりも短い光をブロックする。治療の間、IPLは、しみのメラニン、肝斑、および毛包、ならびに血管中のヘモグロビンを標的としてもよい。
【0038】
治療モジュール貯蔵所200は、音響衝撃療法を投与するための電極/アプリケータ242と結合される、1つ以上の音響衝撃モジュール240をさらに含んでもよい。音響衝撃波は、人体内の結石の破壊を含む、軟組織、神経、および骨に関するもの等、数多くの状態を治療するためのいくつかの異なる用途を有する。概して、音響衝撃は、流体内の2つの電極間で発生させられる電気火花放電の実行を介して作用する。火花放電は、流体内に衝撃波を形成させる。反射器は、衝撃波を治療領域に向けて集中させる。膜を使用することによって、物理的接触を通して、流体を通して進行する波を人体と結合することが可能である。
【0039】
組織治療システムおよび対応する使用方法は、望ましくない組織、浮腫、過活動汗腺、嚢胞、脂肪腫、乾癬性組織、にきび、過剰リンパ液および組織、静脈瘤、末梢血管拡張、疼痛、炎症、炎症生成物、ならびに体内毒素等、選択された状態を治療する際に有効であり得る。
【0040】
次に、図3を参照して、本発明の一実施形態による、皮膚または身体治療デバイスについて説明する。皮膚または身体治療デバイス301は、皮膚または身体治療技術サーバ300と、入力デバイス322と、指向デバイス320と、1つ以上のアプリケータ304−318とを有してもよい。皮膚または身体治療技術サーバ300は、1つ以上のモジュールおよびアプリケータとの接続を管理し、潜在的に、種々の皮膚または身体治療の適用を調整する、またはシステムの他の部分からの通信を伝達可能である、コンピュータまたはCPU、あるいは他のハブまたは制御センター、もしくは中央組織化デバイスであり得る。故に、アプリケータ304−318は、皮膚または身体治療技術センター300によって、同時に制御されてもよい。アプリケータは、超音波サウンドヘッドセット、LED先端を有する棒状具、レーザ放射先端を有する棒状具、マッサージデバイス、RF放射先端を有する棒状具、一対の電極、ブラシおよび結晶を適用する手段を有する棒状具、または光放射先端を有する棒状具のうちの1つであってもよい。治療が、体重、肌の色、治療持続時間、治療強度、または肌質等のパラメータを必要とする場合、パラメータは、入力デバイス322を使用して、皮膚または身体治療技術サーバに入力されてもよい。マウスまたはポインタ等の指向デバイス320を使用して、パラメータを入力してもよい。代替として、皮膚または身体治療技術サーバ300は、必要なパラメータおよび/または情報を入力/選択するためのタッチスクリーンを有してもよい。スクリーン等の出力デバイス302を使用して、治療の結果を確認してもよい。また、出力デバイス302を使用して、治療パラメータを微調節してもよい。皮膚または身体治療デバイス301によって、認定施術者は、複数の患者を同時に治療可能となる。代替として、皮膚または身体治療デバイス301を使用して、異なる治療を単一の患者に適用してもよい。
【0041】
加えて、治療技術サーバ300は、本発明の一つの例示的な実施形態による、診断能力をさらに含むことが可能である。具体的には、診断用ソフトウェアアプリケーションは、治療技術サーバ300上で動作可能である。入力デバイス322は、患者の症状に関する情報を入力するようにユーザにプロンプトを提供可能である。次いで、診断用ソフトウェアは、情報を処理し、診断および推奨治療計画を返すことが可能である。例示的なソフトウェアアプリケーションは、治療条件および治療パラメータを捕捉するための治療入力ルーチンを含む。治療入力ルーチンからの入力は、初期設定機能に送信され、いくつかの治療モジュールオプションを決定する。治療モジュールオプションは、入力デバイス上に表示されるであろう。オペレータは、適切なモジュールを選択し、患者において試験を行い、入力デバイスに応答を入力するであろう。応答データは、最終治療モジュール設定を決定するための試験症例入力機能によって使用されるであろう。最終設定ルーチンは、最終治療モジュール推奨案を表示するであろう。
【0042】
図4Aは、4例の異なる患者446−422を治療するために使用される、皮膚または身体治療デバイス301を例示する。本実施例に例示されるように、4例の治療モジュール400−406は、皮膚または身体治療技術サーバ300に接続される。治療モジュール400−406は、異なる種類の治療のためのモジュールであってもよく、またはすべて同一の種類の治療のためのモジュールであってもよい。各患者416−422は、異なるアプリケータまたは棒状具408−414を使用して治療される。患者は、皮膚または身体治療技術サーバ300と互換性のある独自の個人用棒状具を持参してもよい。代替として、患者は、治療施設において患者が利用可能な棒状具を使用してもよい。各患者は、モジュール400−406によって提供される1つ以上の治療オプションを使用してもよい。例えば、患者(1)416は、棒状具408を使用して、微小皮膚研摩治療を受けてもよい一方で、患者(2)410は、棒状具410を使用して、LED生物刺激治療を受けてもよい。当業者は、その組み合わせが、本明細書に記載されるものに限定されず、必要に応じて、他の治療の組み合わせが使用されてもよいことを理解するであろう。
【0043】
図4Bは、皮膚または身体治療デバイス301が、4例の異なる患者416、418、420、および422に対して、単一の治療モジュール400とともに使用される、別の実施例を例示する。モジュール400によって提供される同一治療オプションを複数の患者416−422に適用可能である。本実施例では、棒状具408、410、412、および414は、同一治療、具体的には、モジュール400によって提供される治療オプションを提供する。しかしながら、棒状具408−414の仕様は、各患者416−422に特定のパラメータに従って異なってもよい。例えば、モジュール400は、LED生物刺激治療オプションを提供してもよい。しかしながら、棒状具408−414は、異なるカラーLEDを有してもよく、または各患者416−422の仕様に従って、異なる強度で光を放射してもよい。各患者416−422に対する治療時間は、異なってもよい。
【0044】
図4Cは、単一の患者416が、2つの棒状具408−410を使用して、2つのモジュール400−402によって提供される2種類の治療を受ける一つの例示的な実施形態を例示する。当業者は、治療数が2つに限定されず、2つの治療の使用は例示であって、限定として解釈されるべきではないことを理解するであろう。モジュール400およびモジュール402は、異なる治療オプションを提供してもよい。代替として、モジュール400およびモジュール402は、棒状具408および棒状具410を使用して、身体の異なる部分に適用される同一治療を提供してもよい。本実施形態では、患者は、複数の治療を同時に受け、故に、患者は、時間を節約することになる。複数の治療は、認定専門家によって評価され、患者に及ぼし得る疼痛および不快感を判断されなければなければならない。また、認定専門家または施術者は、可能性のある副作用に対して、任意の2つ以上の治療が組み合わせられるべきでないか否かを評価するべきである。
【0045】
治療の結果は、スクリーンまたは結果を紙に印刷するためのプリンタ等、出力デバイス302上で確認されてもよい。図4Dに例示されるように、それぞれ、各患者416−418のために提供される、複数のディスプレイ430−410が存在してもよい。代替として、図4Fに例示されるように、結果は、それぞれ、各患者416−418に対して異なるウィンドウ436−438を提供する、単一の出力デバイス434上で確認されてもよい。
【0046】
図5は、上述の多重モジュール皮膚または身体治療システムを使用する方法を説明する、フローチャート500である。認定施術者または臨床医は、患者によって選択される治療の種類に対応する必要モジュールを選択する(ステップ502)。次いで、施術者は、モジュールを多重モジュール皮膚または身体治療デバイスに接続する(ステップ504)。棒状具またはモジュールに付随するアプリケータは、多重モジュール皮膚または身体治療デバイスに既に搭載されていてもよい(ステップ506)。そうではない場合、施術者は、選択された治療に対応する必要な棒状具またはアプリケータを搭載する(ステップ508)。次いで、施術者は、各患者および各治療のための患者特定パラメータを多重モジュール皮膚治療デバイスに入力する(ステップ510)。施術者は、選択された治療を実行し(ステップ512)、出力デバイス上への表示によって治療結果を評価する(ステップ514)。
【0047】
本発明の数多くの修正例および代替実施形態は、上述の説明に照らして、当業者に明白となるであろう。故に、本説明は、例示としてのみ解釈されるべきであって、本発明を実行するための最良の形態を当業者に教示する目的のためのものである。構造の詳細は、本発明の精神から逸脱することなく、実質的に変更されてもよく、添付の請求項の範囲内にあるあらゆる修正例の排他的使用が確保される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
皮膚または身体治療デバイスであって、
該皮膚または身体治療デバイスと結合される1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールであって、各モジュールは、皮膚若しくは身体治療、下層組織治療、または両方を提供するように構成される、モジュールと、
該皮膚または身体治療デバイスと結合される1つ以上のアプリケータであって、各アプリケータは、該1つ以上の取外し可能モジュールの使用を可能にして、該皮膚若しくは身体治療、下層組織治療、または両方を達成する、アプリケータと
を備える、デバイス。
【請求項2】
前記1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールは、レーザモジュール、発光ダイオードモジュール、超音波モジュール、音響衝撃モジュール、マッサージモジュール、強パルス光モジュール、微小皮膚研摩モジュール、電気刺激モジュール、無線周波数モジュール、またはそれらの任意の組み合わせを備える、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項3】
前記皮膚または身体治療デバイスは、複数の前記1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールの同時使用のために構成される、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項4】
前記皮膚または身体治療デバイスは、複数の前記1つ以上のアプリケータによる、前記1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールのうちの1つの同時使用のために構成される、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項5】
前記皮膚または身体治療デバイスに接続される入力デバイスをさらに備え、施術者は、該入力デバイスを使用して治療特定パラメータを入力する、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項6】
前記皮膚または身体治療デバイスに接続される1つ以上の出力デバイスをさらに備え、該1つ以上の出力デバイスは、1つ以上の治療の結果を表示する、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項7】
前記1つ以上のアプリケータは、取外し可能かつ交換可能である、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項8】
データ格納デバイスをさらに備える、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項9】
治療モジュール貯蔵所をさらに備える、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項10】
前記1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールを制御するためのプロセッサをさらに備える、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項11】
データ格納を管理および実装するためのプロセッサをさらに備える、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項12】
入力を受信し、診断を出力するために、前記デバイス上で動作する診断用ソフトウェアアプリケーションをさらに備える、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項13】
ユーザからの入力を受信し、診断および治療計画を出力するように構成される、診断用ソフトウェアアプリケーションをさらに備える、請求項1に記載の皮膚または身体治療デバイス。
【請求項14】
多重モジュール皮膚または身体治療システムを使用する方法であって、
所望の皮膚若しくは身体治療、下層組織治療、または両方に対応する1つ以上のモジュールを選択することと、
使用のために、該1つ以上のモジュールを構成することと、
使用のために、該1つ以上の必要とされるモジュールに対応する1つ以上のアプリケータを構成することと、
該1つ以上のモジュールを起動および動作させて、皮膚若しくは身体治療、下層組織治療、または両方を達成することと
を備える、方法。
【請求項15】
前記多重モジュール皮膚または身体治療デバイスに患者特定パラメータを提供することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記多重モジュール皮膚または身体治療デバイスは、前記患者特定パラメータに基づいて所望の治療方針を決定し、そして、該治療方針を通信することをさらに備える、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記1つ以上のモジュールは、レーザモジュール、発光ダイオードモジュール、超音波モジュール、音響衝撃モジュール、マッサージモジュール、強パルス光モジュール、微小皮膚研摩モジュール、電気刺激モジュール、無線周波数モジュール、またはそれらの任意の組み合わせを備える、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記皮膚若しくは身体治療、下層組織治療、または両方の結果を表示することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
動作の間、前記1つ以上のモジュールを制御するプロセッサをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記多重モジュール皮膚または身体治療システムの動作および特定患者に関するデータを保存することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項21】
患者症状情報を前記皮膚または身体治療システムに入力し、該システムは、診断情報を出力することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項22】
皮膚または身体治療デバイスであって、
該皮膚または身体治療デバイスと結合される1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールであって、各モジュールは、皮膚若しくは身体または下層組織治療を提供するように構成される、モジュールと、
該皮膚または身体治療デバイスと結合される1つ以上のアプリケータであって、各アプリケータは、該1つ以上の取外し可能モジュールの使用を可能にして、該皮膚若しくは身体または下層組織治療を達成する、アプリケータと
を備え、
該1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールは、レーザモジュール、発光ダイオードモジュール、超音波モジュール、マッサージモジュール、強パルス光モジュール、微小皮膚研摩モジュール、電気刺激モジュール、無線周波数モジュール、またはそれらの任意の組み合わせを備える、デバイス。
【請求項23】
前記1つ以上の取外し可能かつ交換可能モジュールおよび前記1つ以上のアプリケータは、実行されるべき所望の皮膚または身体治療に基づいて選択可能である、請求項22に記載の皮膚または身体治療デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−535595(P2010−535595A)
【公表日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−520326(P2010−520326)
【出願日】平成20年8月8日(2008.8.8)
【国際出願番号】PCT/US2008/072633
【国際公開番号】WO2009/023568
【国際公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【出願人】(510032209)エレメ メディカル インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】