説明

大判薄型面照明装置

【課題】 肉厚3乃至5mmの導光板を用いて合計厚さを0.7〜1cm程度としたA1版やB1版のように大判薄型とした面照明装置に生じる高輝度LEDの発熱によって生じる導光板の反りを防止する。
【解決手段】 導光板11を保形芯材とするパネル本体1の左右端部を額縁材2で保持する一方,上下端部に反り防止材3を配置する。反り防止材3は,パネル本体1の上下端部を被嵌する断面コ字状の透明縁材31と,この透明縁材31に剛性を付与するように厚肉細幅の長尺プレート材による金属補強材32とによって形成し,透明縁材31のパネル本体1と逆側にC字断面の受溝を形成して,この受溝に金属補強材32を透明縁材31の全長に亘るように挿入配置する。導光板の反りを解消できる。透明縁材31と正面の透明カバーを取外して照明用のポジフィルムの交換が可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,例えば壁掛け用とし,建物の内装用とする如くに,壁掛けディスプレイ用,内装用等の適宜用途に用いる大判薄型面照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種背面照明用の面照明装置として,例えば,本発明者らによる最先に導光板を用いて実用化したものが知られており,これによれば,ハウジングに蛍光灯による1次光源を密封空間に収容した光源ユニットと,該光源ユニットの上面に起立配置し,外周に額縁を配して中央を開口した保持ケースと,該保持ケースに配置した透明アクリル樹脂製の積層複数枚の表裏導光板と,該表裏導光板間に配置したシートによる反射面材と,表裏導光板の表裏に配置した透明カバーとを備えて,例えばA4版の装飾用乃至宣伝用等の小型のものとされ,このとき導光板は,その背面に形成した導光パタンによって入射光を蛍光灯光源によって可及的均一に導光して,上記表裏の導光板と透明カバー間に挿入した光透過性フィルムを背面から照明するものとされており,該面照明装置は,その後の液晶バックライトや各種ディスプレイ装置の基本構造をなすものとして,一般に多用されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】特許第2623028号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
液晶バックライトはユニット化されて液晶ディスプレイの背面に一体的に配置される一方,各種ディスプレイ装置は,例えば背面板に一体化した額縁内に該額縁によって囲繞するように配置されることによって,一般に面照明装置としての自立性や保形性が問題となることはないが,例えば面照明装置の外観を良好にするために,外観を煩雑化する額縁の使用を制限して,例えば1次光源配置の導光板の一方の対向端部に該額縁を配置するとともに他方の対向端部を額縁レスとするか,額縁レスの外観を呈するものとする一方,その照明面積を,例えばJIS規格のA1版,B1版或いはそれ以上の矩形大判のものとするとともに,例えば3mm,5mmといったように薄肉の導光板を単一枚として,これに該導光板より更に薄肉の反射面材と透明カバー,あるいは必要に応じて導光板と透明カバー間の光拡散面材又はこれとプリズム面材のように面照明装置として使用し得る面材を備えることによって,その合計厚さを1cm以下にして,例えば7,8mm程度に厚さを可及的に薄肉化したものとするとともに肉厚の増大を回避するように1次光源をLEDユニットの如き高輝度のLEDとすると,高輝度の面照明をなし得るとともに薄肉且つ軽量にしてすっきりした外観の面照明装置とすることが可能となり,例えば室内や店舗の壁掛け用ディスプレイや,壁面の一部乃至全部を形成する内装用等の各種用途に適したものとすることが可能となる。
【0005】
しかし乍ら,この場合,照明面積を矩形大判とするために矩形大判にして薄肉の導光板を使用すると,該薄肉の導光板が面照明装置の保形芯材となるとともに額縁が対向端面を囲繞したものではないことによって保形性が低くなることを避けられず,特に面照明装置を継続使用すると,例えば導光板が,該導光板に配置した額縁間で湾曲することによって膨出乃至凹陥するといった反り現象を生じる傾向が顕著となるが,この反り現象は,1次光源をなす高輝度のLEDが発熱して,その熱が上記保形性の低い導光板に伝導することに起因するものと認められる。
【0006】
このような反り現象が生じる可能性がある限り,上記矩形大判にして薄肉の導光板を用いて額縁レス又は額縁レスの外観を呈して外観を良好とした面照明装置を実用化することはできず,上記反り現象を解消する必要がある。
【0007】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,上記矩形大判にして薄肉の導光板を用いて額縁レスの外観を呈するとともに高輝度LED光源の発熱に起因する導光板の反り現象を解消した大判薄型面照明装置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題に沿って本発明は,薄肉に形成した導光板を保形芯材として,少なくともその背面の更に薄肉の反射面材と,正面の同じく更に薄肉の透明カバーを備えてJIS規格のA1版,B1版のように矩形大判としたパネル本体とし,上記導光板の入射端面に臨設した高輝度のLED光源によって該パネル本体を面照明するように形成した壁掛けディスプレイ用,壁面形成用等大判用途の面照明装置であって,パネル本体における一方の対向端部に該対向端部を被嵌する断面コ字状の額縁材又はその裏面を背面板で連結した背面板付きの額縁材を配置して該パネル本体を一体的に保持する一方,他方の対向端部に上記額縁材とは別体にしてLED光源の発熱による上記パネル本体の保形芯材をなす導光板の反りを防止する反り防止材を配置してなることを特徴とする大判薄型面照明装置としたものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,導光板と透明カバー間にポジフィルム等の被照明用フィルムを介設してその照明を行うように用いる場合に,そのフィルム交換を可及的簡易且つ確実になし得るものとするように,これを,上記反り防止材の少なくとも一方を,パネル本体から取外し自在として該パネル本体の透明カバーを着脱可能としてなることを特徴とする請求項1に記載の大判薄型面照明装置としたものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,反り防止材を,上記透明カバーの正面を覆う透明縁材とこの透明縁材に上記反り防止機能を付与する金属製の補強材とによって形成し,反り防止材を用い乍ら,額縁レスの外観を呈する面照明装置とするように,これを,上記反り防止材を,正面幅を上記額縁材より幅狭の細幅にして上記透明カバーの端部を正面側で覆う透明樹脂製の透明縁材と,その全長に配置して該透明縁材に正背面方向の剛性を付与する金属補強材とによって形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の大判薄型面照明装置としたものである。
【0011】
請求項4及び5に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記透明縁材と金属補強材による反り防止材を,パネル本体の端部を被嵌して,その一方又は双方をパネル本体に固定又は着脱自在に配置することによって,簡易且つ確実にパネル端部を保持し得るとともにその反り防止機能を有効且つ確実に発揮し得る,好ましい形態のものとするように,請求項4に記載の発明を,上記透明縁材を,パネル本体被嵌用の断面下向きコ字状の被嵌部を備えた長尺材とするとともにその上記金属補強材を長尺プレート材とし,該長尺プレート材をパネル端面側乃至パネル裏面側で透明縁材の被嵌部に全長重合状に一体的に配置して,該透明縁材の被嵌部にパネル本端端部を受入れ被嵌して上記導光板の反り防止材としてなることを特徴とする請求項3に記載の大判薄型面照明装置とし,請求項5に記載の発明を,上記透明縁材を,パネル本体端部の端部正面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材とするとともに上記金属補強材を同じくパネル本端端部の背面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材とし,該双方の長尺L字材をパネル本体端部の端面で相互に重合状に一体化してパネル本体の対向端部被嵌用の断面下向きコ字状の被嵌部を形成し,該透明縁材と金属補強材による被嵌部にパネル本端端部を受入れ被嵌して上記導光板の反り防止材としてなることを特徴とする請求項3に記載の大判薄型面照明装置としたものである。
【0012】
請求項6に記載の発明は,同じく上記に加えて,反り防止材と透明縁材を備えるも,これらを一体化することなく,反り防止材をパネル本体に固定して反り防止機能を確保するとともに該固定に際してパネル本体の端部との間に僅少空隙を形成し,該僅少空隙を用いて上記透明縁材を着脱自在に装着して額縁レスの外観を呈するものとするように,これを,上記反り防止材を,パネル本体の端部背面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材によって形成し,該反り防止材をパネル本体の端面との間に僅少空隙を配置してパネル本体端部背面に固定して該パネル本体端部に正背面方向の剛性を付与するとともに上記額縁材より幅狭の細幅とした正面被覆片とこれに直交する挿入片を有する断面L字状にして透明樹脂製の透明縁材を用いて,上記パネル本体の端面と反り防止材間の僅少空隙に該透明縁材における挿入片を挿入して該透明縁材の正面被覆片によって上記透明カバー端部正面を着脱自在に被覆してなることを特徴とする請求項1に記載の大判薄型面照明装置としたものである。
【0013】
請求項7に記載の発明は,同じく上記に加えて,反り防止材と透明縁材を備えることによって反り防止材をパネル本体に固定して反り防止機能を確保するものとするとともに透明縁材によってパネル本体の端部を被嵌して額縁レスの外観を呈するものとするように,これを,上記反り防止材を,パネル本体の端部背面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材によって形成し,該反り防止材をパネル本体端部背面に固定して該パネル本体端部に正背面方向の剛性を付与するとともに上記額縁材より正面を幅狭の細幅とした断面コ字状にして透明樹脂製の透明縁材を用いて,該透明縁材によってパネル本体端部を上記透明カバー端部とともに着脱自在に被嵌してなることを特徴とする請求項1に記載の大判薄型面照明装置としたものである。
【0014】
請求項8に記載の発明は,同じく上記に加えて,請求項6に記載の発明における上記透明縁材が僅少空隙から外れたり,請求項7に記載の発明における上記透明縁材が振動で揺動したりするのを防止して,安定した透明縁材の保持をなし得るものとするように,これを,上記パネル本体端部に対する一方又は双方の透明縁材に,反り防止材又はパネル本体端部に対する外れ止め措置を施してなることを特徴とする請求項6又は7に記載の大判薄型面照明装置としたものである。
【0015】
請求項9に記載の発明は,同じく上記に加えて,透明カバーの取外しには,パネル本体端部一方において透明縁材を外れるようにすればよいから,透明縁材とパネル本体の関係を,パネル本体端部一方で外れ止め措置を,他方において固定措置を施すことによって安定した透明縁材の保持と透明カバーの取外しをなし得るものとするように,これを,上記パネル本体端部に対する一方の透明縁材に,上記反り防止材又はパネル本体端部に対する外れ止め措置を施し,他方に同じく反り防止材又はパネル本体端部に対する固定措置を施してなることを特徴とする請求項6又は7に記載の大判薄型面照明装置としたものである。
【0016】
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,上記矩形大判にして薄肉の導光板を用いて額縁レスの外観を呈するとともにLED光源の発熱に起因する導光板の反り現象を解消して,高輝度の面照明をなし得るとともに薄肉且つ軽量にしてすっきりした外観の大判薄型面照明装置を提供することができる。
【0018】
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,導光板と透明カバー間にポジフィルム等の被照明用フィルムを介設してその照明を行うように用いる場合に,そのフィルム交換を可及的簡易且つ確実になし得るものとすることができる。
【0019】
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,反り防止材を,上記透明カバーの正面を覆う透明縁材とこの透明縁材に上記反り防止機能を付与する金属製の補強材とによって形成し,反り防止材を用い乍ら,額縁レスの外観を呈する面照明装置とすることができる。
【0020】
請求項4及び5に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記透明縁材と金属補強材による反り防止材を,パネル本体の端部を被嵌して,その一方又は双方をパネル本体に固定又は着脱自在に配置することによって,簡易且つ確実にパネル端部を保持し得るとともにその反り防止機能を有効且つ確実に発揮し得る,好ましい形態のものとすることができる。
【0021】
請求項6に記載の発明は,同じく上記に加えて,反り防止材と透明縁材を備えるも,これらを一体化することなく,反り防止材をパネル本体に固定して反り防止機能を確保するとともに該固定に際してパネル本体の端部との間に僅少空隙を形成し,該僅少空隙を用いて上記透明縁材を着脱自在に装着して額縁レスの外観を呈するものとすることができる。
【0022】
請求項7に記載の発明は,同じく上記に加えて,反り防止材と透明縁材を備えることによって反り防止材をパネル本体に固定して反り防止機能を確保するものとするとともに透明縁材によってパネル本体の端部を被嵌して額縁レスの外観を呈するものとすることができる。
【0023】
請求項8に記載の発明は,同じく上記に加えて,請求項6に記載の発明における上記透明縁材が僅少空隙から外れたり,請求項7に記載の発明における上記透明縁材が振動で揺動したりするのを防止して,安定した透明縁材の保持をなし得るものとすることができる。
【0024】
請求項9に記載の発明は,同じく上記に加えて,透明縁材とパネル本体の関係を,パネル本体端部一方で外れ止め措置を,他方において固定措置を施すことによって安定した透明縁材の保持と透明カバーの取外しをなし得るものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは大判薄型面照明装置であり,該大判薄型面照明装置Aは,薄肉に形成した導光板11を保形芯材として,その背面の更に薄肉の反射面材12と,正面の同じく更に薄肉の透明カバー14と,本例にあっては導光板11表面の更に薄肉の光拡散面材13を備えてJIS規格のA1版,B1版のように矩形大判としたパネル本体1とし,上記導光板11の入射端面に臨設した高輝度のLED光源15によって該パネル本体1を面照明するように形成した壁掛けディスプレイ用,壁面形成用等大判用途のものとしてあり,パネル本体1における一方の対向端部に該対向端部を被嵌する断面コ字状の額縁材2又はその裏面を背面板で連結した背面板付きの額縁材を配置して該パネル本体1を一体的に保持する一方,他方の対向端部に上記額縁材2とは別体にしてLED光源15の発熱による上記パネル本体1の保形芯材をなす導光板11の反りを防止する反り防止材3を配置したものとしてある。
【0026】
本例にあって導光板11は,肉厚を数mm,例えば3乃至5mmとして,JIS規格のB1版,即ち1030×728mmの大きさのアクリル透明樹脂パネルの裏面にドットパタン等の導光パタンを,例えばスクリーン印刷によって形成した,矩形形状にして縦長の大判薄肉のものとしてあり,反射面材12は,例えば導光板11に比較して極薄のポリエステル発泡シートを,透明カバー14は,例えば導光板11の1/2程度乃至それ以下の肉厚を1乃至2mm,本例にあっては1.5mmとしたアクリル透明樹脂パネル又はポリカーボネート透明樹脂パネルを,光拡散面材13は,半透明のポリエステルシートを用いて,それぞれ導光板11と同一面積の大きさのものとしてあり,導光板11を保形芯材とするように,反射面材12をその背面に,光拡散面材13をその正面にそれぞれ積層して,例えば部分的又は全面的な接着によって導光板11に固定する一方,透明カバー14を導光板11の正面に,本例にあっては光拡散面材13を介して積層し,全体厚さを0.7乃至1cmとしたパネル本体1を形成したものとしてある。導光板11は,本例にあって左右の対向端部における端面を入射端面としてあり,該入射端面に臨むようにLED光源15を設置して,該LED光源15によって導光板11に入射光を供給して,該入射光を上記導光パタンによって導光して面照明装置Aとしての照明を行うものとしてあり,本例のLED光源15は,例えばチップ基板に高輝度LEDチップを直列配置した高輝度のLEDユニットを用いたものとしてある。
【0027】
このときパネル本体1は,本例にあってその左右の対向端部に額縁材2を配置して,上記導光板11を保形芯材としたパネル本体1を一体化してあり,本例の額縁材2は,例えば合成樹脂製,アルミ或いは鋼板等の金属製,好ましくは放熱効果を有する金属製の断面コ字状にしてその正面側,即ち透明カバー14に重合する側の幅を2〜3cmとしたものとしてあり,該額縁材2はその溝内にパネル本体1の端部を嵌合状に挿入し,例えばパネル本体1の裏面において該額縁材2と,上記透明カバー14を除くパネル本体1,特に導光板11とのネジ止め,接着等の図示省略の固定手段を施してその上記一体化を行ってある。
【0028】
一方パネル本体1の,本例にあってその上下の対向端部には,反り防止材3を配置し,該反り防止材3によって該パネル本体1の保形芯材をなす導光板11が,上記高輝度のLEDユニットを用いたことにより該LED光源15のチップに生じる発熱に起因して,例えば左右中間位置が湾曲したり,凹陥したりする如くに生じる反りを防止するようにしてある。
【0029】
図1乃至図3の例にあって,上記反り防止材3は,これを,正面幅を上記額縁材2より幅狭の細幅にして上記透明カバー14の端部を正面側で覆う透明樹脂製の透明縁材31と,その全長に配置して該透明縁材31に正背面方向の剛性を付与する金属補強材32とによって形成してあり,このとき本例の上記透明縁材31は,これを,パネル本体1被嵌用の断面下向きコ字状の被嵌部314を備えた長尺材とするとともにその上記金属補強材32を長尺プレート材とし,該長尺プレート材をパネル本体1端面側乃至パネル本体1裏面側で透明縁材31の被嵌部314に全長重合状に一体的に配置して,該透明縁材31の被嵌部314にパネル本端1端部を受入れ被嵌して上記導光板11の反り防止材3としたものとしてあり,またこのとき上記反り防止材3の配置は,これを,パネル本体1の対向端部を被嵌して行うとともに,少なくともその一方の反り防止材3をパネル本体1端部から取外し自在に配置して該パネル本体1の透明カバー14を着脱可能としたものとしてある。
【0030】
即ち,本例の上記透明縁材31は,上記透明カバー14と同様に,例えば肉厚を1乃至2mm,本例にあっては1.5mmとしたアクリル,ポリカーボネート等の透明樹脂を押出成型して,0.5〜1cmの高さとして,上記2〜3cmの額縁材の幅より幅狭の細幅とした正面被覆片311と,これより長い1.5〜2cmの高さとした背面片312を連結壁313で連結して上記パネル本体1の全体厚さに応じて該パネル本体1端部を被嵌するコ字状溝の被嵌部314を形成する一方,該被嵌部314の底壁をなす連結壁313の逆側に被嵌部314と背合せ状に配置した金属補強材32を受入れる中空ロ字状乃至C字状の補強材受溝を一体に形成することによって,例えば断面H字状乃至その類似形状の成形材によるものとしてある。
【0031】
このとき本例にあって該透明縁材31は,基本形状を共通とする2種類の断面形状のものを用いてあり,即ちその一方を,例えばパネル本体の上方端部用,他方を下方端部用とするとともに上方端部用の透明縁材31において,その正面被覆片311を,連結壁側から開口側,即ち内側のパネル本体1側に向けて傾斜して,垂直配置の下方端部用の透明縁材31とその断面形状を変えたものとしてある。これにより上方端部用の透明縁材31を,該傾斜した正面被覆片311でパネル本体1端部,特に透明カバー14の端部に線接触状として,そのパネル本体1端部からの上記取外しをなし得るように該上方端部を被嵌して嵌合配置する一方,下方端部用の透明縁材31を,パネル本体1の下方端部を被嵌し,例えば背面片312をパネル本体1端部の裏面に接着,ネジ止め等の固定手段によって固定して嵌合固定の配置を行うようにしてあり,これにより該下方端部用の透明縁材31を用いた反り防止材3が透明カバー14をパネル本体1と一体的に支持するとともに,上記上方端部用の透明縁材31を用いた反り防止材3を取外すことによって該透明カバー14の脱着とこれによる,例えばポジフィルム等の被照明用フィルムの交換をなし得るようにしてある。
【0032】
該透明縁材31は,いずれも上記透明樹脂を押出成形した成形部材としたことによって,その正面被覆片311がパネル本体1の,本例にあって上下対向端部に存在するも,その幅が上記幅狭のものにして且つ透明であることによって,その目立ちが少なく,特にLEDユニットによる照明時には,正面被覆片311部分にも照明光が通過することによって更に目立ちを押えることができ,従って面照明装置Aは,これを額縁レスの外観を呈するものとなる。
【0033】
本例の金属補強材32は,透明縁材31の補強材受溝に,例えばその長手方向端部からスライド挿入して該補強材受溝内に設置して,該透明縁材31に上記剛性を付与してパネル本体1の反り防止機能を確保し,該透明縁材31とともにパネル本体1対向端部において導光板11の反り防止材3を形成するものとしてあり,本例にあって該金属補強材32は,例えば厚さを1〜2cm,奥行幅を,パネル本体1の全体厚さと同等程度の0.5乃至1cmとした,鋼,アルミ等の金属製にして厚肉細幅にして,長さを,透明縁材31の長さ,即ち導光板11の横幅からその両側の額縁幅,例えば片側2〜3cmの合計4〜6cm幅を除いた長さのものとしてある。該金属補強板32の透明縁材31における補強材受溝内への設置は,該金属補強材32が補強材受溝内で,特にパネル本体1端部の厚さ方向,即ち奥行方向に揺動することなく,可及的に密に嵌合するように配置することが望ましい。
【0034】
本例の面照明装置Aは,反り防止材3が反り防止機能を確実に発揮することによって,LED光源15の発熱に起因する導光板11の反り現象を解消して高輝度の面照明をなし得るとともに該反り防止材3が導光板11をその対向端部で補強することにより,大判薄型であることによって生じることあるパネル本体1の捩れも解消して,軽量にして使い勝手がよく,すっきりした額縁レスの外観のものとすることができる。
【0035】
図4は,上記反り防止材3の他の例を示すもので,その透明縁材31を,正面被覆片311,背面片322を連結壁313で連結した断面コ字状の形状として,その底壁をなす連結壁313に金属補強材32を固定手段,例えば接着によって固定することによって,上記図1乃至図3より簡易な構造とした例である。その余は上記と変らないので,同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0036】
図5乃至図7は,同じく反り防止材3の他の例を示すもので,本例にあって上記反り防止材3は,これを,パネル本体1の端部背面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材によって形成し,該反り防止材3をパネル本体1の端面との間に僅少空隙を配置してパネル本体1端部背面に設置して該パネル本体端部に正背面方向の剛性を付与するとともに上記額縁材より幅狭の細幅とした正面被覆片316とこれに直交する挿入片317を有する断面L字状にして透明樹脂製の透明縁材31を用いて,上記パネル本体1の端面と反り防止材3間の僅少空隙に該透明縁材31における挿入片317を挿入して該透明縁材31の正面被覆片316によって上記透明カバー14端部正面を着脱自在に被覆したものとしてあり,このとき上記パネル本体1端部に対する一方又は双方の透明縁材31に,反り防止材3又はパネル本体1端部に対する外れ止め措置を施したものとし,特に,上記パネル本体1端部に対する一方の透明縁材31に,上記反り防止材3又はパネル本体1端部に対する外れ止め措置を施し,他方に同じく反り防止材3又はパネル本体1端部に対する固定措置を施したものとしてある。
【0037】
即ち本例の反り防止材3は,背面片321と空隙形成片322とによって断面L字状をなすように,同じく鋼,アルミ等の金属製のものとし,その垂直の背面片321をパネル本体1端部,例えば導光板11に接着した上記反射面材12に対して又は該反射面材12を部分的に除去して導光板11に,反射面材を兼ねるように,例えば接着によって面接するように設置して,該背面片321によってパネル本体1端部に剛性を付与することにより,これを導光板11の単独の反り防止材として,パネル本体1端部の反り防止措置とするようにしてある。このとき本例にあって反り防止材3は,対向端部一方の額縁材2を含めてパネル本体1の全幅を覆うように該パネル本体1端部に設置したものとしてあり,このためその設置は,該額縁材2の肉厚と同一厚の帯状スペーサー323を同じく接着によってパネル本体1端部と背面片321間に介設し,該帯状スペーサー323を介して行ったものとしてある。帯状スペーサー323は硬質樹脂乃至金属の剛性を有する長尺プレートとして,断面L字状とすることによって剛性を確保した反り防止材3の背面板321によって導光板11に剛性を付与するものとしてある。本例の反り防止材3は,その厚さを,例えば同様に1〜2mm,本例にあっては1.5mmとし,背面板321の高さを1.5〜3cm,本例にあっては2cm,空隙形成片322の幅,即ち奥行幅を0.5〜1cm程度としたものとしたものとしてあり,該反り防止材3は,例えばアルミを押出成型した押出成形材によってこれを形成してある。
【0038】
一方透明縁材31は,正面被覆片316と挿入片317とによって同じく断面L字状をなすように,上記透明縁材と同様にアクリル,ポリカーボネート等の透明樹脂を押出成形した成形材によるものとしてあり,本例にあって該透明縁材31は,同じくその肉厚を1.5mm,正面被覆片316の高さを0.5〜1cm,挿入片317の幅を1cm程度としたものとしてある。
【0039】
上記反り防止材3は,その背面板321の設置を,上記透明縁材31の肉厚に幾分のクリアランスを加えることによって空隙形成片322をパネル本体1の端面から浮かせるように行ってあり,これによってパネル本体1の端面と該空隙形成片322間に僅少空隙を形成するものとしてあり,該僅少空隙に透明縁材31の挿入片を挿入することによって,透明縁材31を着脱自在としてあり,従って該透明縁材31を引き抜くように外して,透明カバー14の取外しを可能として,同様に被照明フィルムの交換を可能としてある。
【0040】
またこのとき透明カバー14の取外しは,面照明装置Aの上方端部において透明縁材31を外すことによって可能となるので,パネル本体1の対向端部一方,例えば下方端部において透明縁材31を接着等によって反り防止材3の正面被覆片316に固定する一方,対向端部の他方,即ち上端部において透明縁材31の位置ずれを防止するとともにその安定した透明カバー14の保持のために一方の該上方端部の透明縁材31を,例えばネジ,粘着テープ等の図示省略の仮止め手段によって反り防止材3の空隙形成片322に対して仮止め固定するようにしてある。その余は上記と変らないので,同じく同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0041】
この場合も上記例と同様に,反り防止材3が反り防止機能を確実に発揮することによって,LED光源15の発熱に起因する導光板11の反り現象を解消して高輝度の面照明をなし得るとともに該反り防止材3が導光板11をその対向端部で補強することにより,大判薄型であることによって生じることあるパネル本体1の捩れも解消して,軽量にして使い勝手がよく,すっきりした額縁レスの外観のものとすることができる。
【0042】
図8乃至図10は,更に他の例を示したもので,本例にあって上記反り防止材3は,これを,パネル本体1の端部背面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材によって形成し,該反り防止材3をパネル本体1端部背面に固定して該パネル本体1端部に正背面方向の剛性を付与するとともに上記額縁材2より正面を幅狭の細幅とした断面コ字状にして透明樹脂製の透明縁材4を用いて,該透明縁材4によってパネル本体1端部を上記透明カバー14端部とともに着脱自在に被嵌したものとしてあり,このとき本例にあっては,同様に,上記パネル本体1端部に対する一方又は双方の透明縁材4に,反り防止材3又はパネル本体1端部に対する外れ止め措置を施したものとし,特に,上記パネル本体1端部に対する一方の透明縁材4に,上記反り防止材3又はパネル本体1端部に対する外れ止め措置を施し,他方に同じく反り防止材3又はパネル本体1端部に対する固定措置を施したものとしてある。
【0043】
即ち本例にあっては,上記図5乃至図7の例と同様に,反り防止材3をパネル本体1の端部背面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材によって形成する一方,該反り防止材3をパネル本体1の端面に接触するように,パネル本体1端部背面に設置して該パネル本体端部に正背面方向の剛性を付与するとともに上記額縁材より幅狭の細幅とした正面壁41,背面壁42を連結壁43で連結した断面コ字状の形状とし,同様にアクリル,ポリカーボネート等の透明樹脂を押出成形した成形材による断面コ字状の透明縁材4を用いて,これによってパネル本体1を被嵌するようにしてある。このとき一方,本例にあっては上方の透明縁材4を着脱自在とするとともに外れ止め措置を施し,他方の,本例にあっては下方の透明縁材4を反り防止材3に固定手段,例えば接着,ネジ止め等によって固定したものとしてある。
【0044】
本例の上記着脱自在とした透明縁材4は,例えば,その上記連結壁43の内面長手方向所定箇所に複数のマグネット44乃至長手方向所定範囲に帯状のマグネットを固着する一方,反り防止材3の対向面に磁性材45を固着して,該マグネット44を磁性材45に吸着させることによって,その外れ止め措置としてある。従ってこの磁性を用いた外れ止め措置を施すことによって,該透明縁材4を安定且つ確実に保持するとともに必要に応じてその取り外しを行って透明カバー14の取外しを可能としてある。その余は上記と変らないので,同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0045】
本例にあっても,反り防止材3が反り防止機能を確実に発揮することによって,LED光源15の発熱に起因する導光板11の反り現象を解消して高輝度の面照明をなし得るとともに該反り防止材3が導光板11をその対向端部で補強することにより,大判薄型であることによって生じることあるパネル本体1の捩れも解消して,軽量にして使い勝手がよく,すっきりした額縁レスの外観のものとすることができる。
【0046】
図示した例は以上のとおりとしたが,額縁材を,裏面を背面板で連結した背面板付きの額縁材とすること,反り防止材を長尺プレート材として,該長尺プレート材をパネル本体の対向端部裏面に接着固定して,その設置を行うこと,上記パネル本体における一方の対向端部に該対向端部を被嵌する額縁材を断面コ字状とするとともに反射面材を金属製パネルとして該反射面材の端部を折曲して反り防止材とするように,該反射面材付きの反り防止材を用いること,透明縁材を,上記例と同様に正面片,背面片,底壁をなす連結壁を備えて被嵌溝を形成した成形材とし,該成形材の上記連結壁の内側及び/又は外側に,上記と同様に長尺プレート材とした金属補強材を重合して,接着剤によって固定する如くに一体化して反り防止材とすること,上記透明縁材を,パネル本体端部の端部正面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材とするとともに上記金属補強材を同じくパネル本端端部の背面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材とし,該双方の長尺L字材をパネル本体端部の端面で相互に重合状に,例えば接着,ネジ等によって一体化してパネル本体の対向端部被嵌用の断面下向きコ字状の被嵌部を形成し,該透明縁材と金属補強材による被嵌部にパネル本端端部を受入れ被嵌して上記導光板の反り防止材とすること,この場合も,該反り防止材の配置を,パネル本体の対向端部を被嵌して行うとともに,少なくともその一方の反り防止材をパネル本体端部から取外し自在に配置して該パネル本体の透明カバーを着脱可能とすること,等を含めて,本発明の実施に当って,面照明装置,パネル本体,導光板,反射面材,透明カバー,LED光源,額縁材,反り防止材,必要に応じて用いる透明縁材,金属補強材等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】大判薄型面照明装置の一部切欠き斜視図である。
【図2】大判薄型面照明装置の縦断面図である。
【図3】大判薄型面照明装置の平面図である。
【図4】他の例に係る大判薄型面照明装置の縦断面図である。
【図5】他の例に係る大判薄型面照明装置の一部切欠き斜視図である。
【図6】図5の大判薄型面照明装置の縦断面図である。
【図7】図5の大判薄型面照明装置の一部切欠き平面図である。
【図8】更に他の例に係る大判薄型面照明装置の一部切欠き斜視図である。
【図9】図8の大判薄型面照明装置の縦断面図である。
【図10】図8の大判薄型面照明装置の一部切欠き平面図である。
【符号の説明】
【0048】
A 大判薄型面照明装置
1 パネル本体
11 導光板
12 反射面材
13 光拡散面材
14 透明カバー
15 LED光源
2 額縁材
3 反り防止材
31 透明縁材
311 正面被覆片
312 背面片
313 連結壁
314 被嵌部
315 補強材受溝
316 正面被覆片
317 挿入片
32 金属補強材
321 背面片
322 空隙形成片
323 帯状スペーサー
4 透明縁材
41 正面壁
42 背面壁
43 連結壁
44 マグネット
45 磁性材


【特許請求の範囲】
【請求項1】
薄肉に形成した導光板を保形芯材として,少なくともその背面の更に薄肉の反射面材と,正面の同じく更に薄肉の透明カバーを備えてJIS規格のA1版,B1版のように矩形大判としたパネル本体とし,上記導光板の入射端面に臨設した高輝度のLED光源によって該パネル本体を面照明するように形成した壁掛けディスプレイ用,壁面形成用等大判用途の面照明装置であって,パネル本体における一方の対向端部に該対向端部を被嵌する断面コ字状の額縁材又はその裏面を背面板で連結した背面板付きの額縁材を配置して該パネル本体を一体的に保持する一方,他方の対向端部に上記額縁材とは別体にしてLED光源の発熱による上記パネル本体の保形芯材をなす導光板の反りを防止する反り防止材を配置してなることを特徴とする大判薄型面照明装置。
【請求項2】
上記反り防止材の少なくとも一方を,パネル本体から取外し自在として該パネル本体の透明カバーを着脱可能としてなることを特徴とする請求項1に記載の大判薄型面照明装置。
【請求項3】
上記反り防止材を,正面幅を上記額縁材より幅狭の細幅にして上記透明カバーの端部を正面側で覆う透明樹脂製の透明縁材と,その全長に配置して該透明縁材に正背面方向の剛性を付与する金属補強材とによって形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の大判薄型面照明装置。
【請求項4】
上記透明縁材を,パネル本体被嵌用の断面下向きコ字状の被嵌部を備えた長尺材とするとともにその上記金属補強材を長尺プレート材とし,該長尺プレート材をパネル端面側乃至パネル裏面側で透明縁材の被嵌部に全長重合状に一体的に配置して,該透明縁材の被嵌部にパネル本端端部を受入れ被嵌して上記導光板の反り防止材としてなることを特徴とする請求項3に記載の大判薄型面照明装置。
【請求項5】
上記透明縁材を,パネル本体端部の端部正面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材とするとともに上記金属補強材を同じくパネル本端端部の背面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材とし,該双方の長尺L字材をパネル本体端部の端面で相互に重合状に一体化してパネル本体の対向端部被嵌用の断面下向きコ字状の被嵌部を形成し,該透明縁材と金属補強材による被嵌部にパネル本端端部を受入れ被嵌して上記導光板の反り防止材としてなることを特徴とする請求項3に記載の大判薄型面照明装置。
【請求項6】
上記反り防止材を,パネル本体の端部背面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材によって形成し,該反り防止材をパネル本体の端面との間に僅少空隙を配置してパネル本体端部背面に固定して該パネル本体端部に正背面方向の剛性を付与するとともに上記額縁材より幅狭の細幅とした正面被覆片とこれに直交する挿入片を有する断面L字状にして透明樹脂製の透明縁材を用いて,上記パネル本体の端面と反り防止材間の僅少空隙に該透明縁材における挿入片を挿入して該透明縁材の正面被覆片によって上記透明カバー端部正面を着脱自在に被覆してなることを特徴とする請求項1に記載の大判薄型面照明装置。
【請求項7】
上記反り防止材を,パネル本体の端部背面及び端面を被覆する断面L字状の長尺L字材によって形成し,該反り防止材をパネル本体端部背面に固定して該パネル本体端部に正背面方向の剛性を付与するとともに上記額縁材より正面を幅狭の細幅とした断面コ字状にして透明樹脂製の透明縁材を用いて,該透明縁材によってパネル本体端部を上記透明カバー端部とともに着脱自在に被嵌してなることを特徴とする請求項1に記載の大判薄型面照明装置。
【請求項8】
上記パネル本体端部に対する一方又は双方の透明縁材に,反り防止材又はパネル本体端部に対する外れ止め措置を施してなることを特徴とする請求項6又は7に記載の大判薄型面照明装置。
【請求項9】
上記パネル本体端部に対する一方の透明縁材に,上記反り防止材又はパネル本体端部に対する外れ止め措置を施し,他方に同じく反り防止材又はパネル本体端部に対する固定措置を施してなることを特徴とする請求項6又は7に記載の大判薄型面照明装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−123557(P2009−123557A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−297044(P2007−297044)
【出願日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願人】(507148087)明拓工業株式会社 (8)
【Fターム(参考)】