説明

大腸炎を治療するための組成物および方法

本明細書において開示されているのは、大腸炎および他の炎症性腸疾患、とりわけ、非定型大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群および虚血性大腸炎を治療するための組成物および方法である。本発明の組成物は、炎症性上皮疾患を有する被験体を治療するための組成物であり、HIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤、例えば、tert−ブチル4−{[1−(4−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}−ピペラジン−1−カルボキシレートまたは薬学的に許容されるこの塩と、1種以上の添加剤と、1種以上の化学療法化合物とを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
被験体に、有効量の下記式を有する1種以上の化合物、または薬学的に許容されるその塩を投与することを含む、炎症性上皮疾患を有する被験体を治療するための方法
【化117】

(式中、LはCHまたはSOから選択され、
Rは、水素に代わる0〜5個の置換基を表し、
添字nは、0〜5の整数であり、
およびRは、各々独立に、
i)水素;
ii)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル;
iii)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルケニル;
iv)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状もしくは有枝鎖状アルキニル;
v)置換もしくは非置換CまたはC10アリール;
vi)置換もしくは非置換C〜C複素環;または
vii)置換もしくは非置換C〜Cヘテロアリール
から選択されるか、あるいは
viii)RおよびRは一緒になって、2〜20個の炭素原子および1〜7個のヘテロ原子を有する、置換もしくは非置換複素環または置換もしくは非置換ヘテロアリール環を形成することができる)。
【請求項2】
前記1種以上の化合物が、塩酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、p−トルエンスルホニル塩、メタンスルホニル塩およびこれらの混合物から選択される薬学的に許容される塩の形態である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
Lが、CHである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
Lが、SOである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
各Rが、
i)置換または非置換C〜C12直鎖状、C〜C12有枝鎖状、またはC〜C12環状アルキル;
ii)置換または非置換C〜C12直鎖状、C〜C12有枝鎖状、またはC〜C12環状アルケニル;
iii)置換または非置換C〜C12直鎖状またはC〜C12有枝鎖状アルキニル;
iv)CまたはC10置換または非置換アリール;
v)C〜C置換または非置換複素環;
vi)C〜C11置換または非置換ヘテロアリール;
vii)ハロゲン;
viii)−[C(R23a)(R23b)]OR10
[R10は、
a)−H;
b)置換もしくは非置換C〜C12直鎖状、C〜C12有枝鎖状、もしくはC〜C12環状アルキル;
c)CもしくはC10である、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換アルキレンアリール;
d)C〜C置換または非置換複素環;
e)C〜C11置換または非置換ヘテロアリール
から選択される];
ix)−[C(R23a)(R23b)]N(R11a)(R11b
[R11aおよびR11bは、各々独立に、
a)−H;
b)−OR12
(R12は水素もしくはC〜C直鎖状アルキルである);
c)置換もしくは非置換C〜C12直鎖状、C〜C12有枝鎖状、もしくはC〜C12環状アルキル;
d)CもしくはC10である置換もしくは非置換アリール;
e)C〜C置換もしくは非置換複素環;または
f)C〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリール
から選択されるか、あるいは
g)R11aおよびR11bは一緒になって、3〜10個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄から選択される0〜3個のヘテロ原子とを有する、置換環または非置換環を形成することができる];
x)−[C(R23a)(R23b)]C(O)R13
[R13は、
a)置換もしくは非置換C〜C12直鎖状、C〜C12有枝鎖状、もしくはC〜C12環状アルキル;
b)−OR14
(R14は、水素、置換もしくは非置換C〜C直鎖状アルキル、CもしくはC10置換もしくは非置換アリール、C〜C置換もしくは非置換複素環、またはC〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリールである);
c)−N(R15a)(R15b
であり、
15aおよびR15bは、各々独立に、水素、置換もしくは非置換C〜C12直鎖状、C〜C12有枝鎖状、もしくはC〜C12環状アルキル;CもしくはC10置換もしくは非置換アリール;C〜C置換もしくは非置換複素環;またはC〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはR15aおよびR15bは一緒になって、3〜10個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄から選択される0〜3個のヘテロ原子とを有する置換環または非置換環を形成することができる];
xi)−[C(R23a)(R23b)]OC(O)R16
[R16は、
a)置換もしくは非置換C〜C12直鎖状、C〜C12有枝鎖状、もしくはC〜C12環状アルキル;または
b)−N(R17a)(R17b
であり、
17aおよびR17bは、各々独立に、水素、置換もしくは非置換C〜C12直鎖状、C〜C12有枝鎖状、もしくはC〜C12環状アルキル;CもしくはC10置換もしくは非置換アリール;C〜C置換もしくは非置換複素環;またはC〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはR17aおよびR17bは一緒になって、3〜10個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄から選択される0〜3個のヘテロ原子とを有する置換環または非置換環を形成することができる];
xii)−[C(R23a)(R23b)]NR18C(O)R19
[R18は、
a)−H;または
b)置換もしくは非置換C〜C直鎖状、C〜C有枝鎖状、もしくはC〜C環状アルキルであり、
19は、
a)置換もしくは非置換C〜C12直鎖状、C〜C12有枝鎖状、もしくはC〜C12環状アルキル;または
b)−N(R20a)(R20b)であり、
20aおよびR20bは、各々独立に、水素、置換もしく非置換C〜C直鎖状もしくはC〜C有枝鎖状アルキル;CもしくはC10置換もしくは非置換アリール;C〜C置換もしくは非置換複素環;またはC〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはR20aおよびR20bは一緒になって、3〜10個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄から選択される0〜3個のヘテロ原子とを有する置換環または非置換環を形成することができる];
xiii)−[C(R23a)(R23b)]CN;
xiv)−[C(R23a)(R23b)]NO
xv)−[C(R23a)(R23b)]21
[R21は、−F、−Cl、−Br、または−Iから選択される1〜21個のハロゲン原子で置換されている、C〜C10直鎖状、有枝鎖状、または環状アルキルである];ならびに
xvi)−[C(R23a)(R23b)]SO22
[R22は、水素、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C〜C直鎖状もしくはC〜C有枝鎖状アルキル;置換もしくは非置換C、C10、もしくはC14アリール;C〜C15アルキレンアリール;C〜C置換もしくは非置換複素環;またはC〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリールである]
から独立に選択される水素に代わる置換基であり、
23aおよびR23bは、各々独立に、水素またはC〜Cアルキルであり、
添字xは0〜5の整数である、
請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
およびRが一緒になって、5員の置換もしくは非置換C〜C複素環、または置換もしくは非置換C〜Cヘテロアリール環を形成する、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
およびRが一緒になって、下記式を有する環を形成する、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
【化118】

【請求項8】
およびRが一緒になって、置換もしくは非置換C〜C11複素環、または置換もしくは非置換C〜C11ヘテロアリール環を形成する、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
およびRが一緒になって、下記式を有する環を形成する、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
【化119】

【請求項10】
およびRが一緒になって、ピロリジン−1−イル、3−ヒドロキシピロリジン−1−イル、2−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−1−イル、2−メチルカルボキシピロリジン−1−イル、2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル、チアゾリジン−3−イル、1H−イミダゾール−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−ベンジルピペリジン−1−イル、1,4’−ビピペリジニル−1’−イル、ピペラジン−1−イル、4−ベンジルピペラジン−1−イル、4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イルメチル、4−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピペラジン−1−イル、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカ−8−イル、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、アゼパン−1−イル、アゾカン−1−イル、および3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イルから選択される環を形成する、請求項1から5および9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
が水素であり、Rがベンジル、4−メトキシベンジル、4−フルオロベンジル、4−クロロベンジル、4−メチルベンジル、2−(ピリジン−2−イル)エチル、[1,3]ジオキソラン−2−イルメチル、テトラヒドロフラン−2−イルメチル、2−メトキシエチル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、ピリジン−4−イルメチル、フラン−2−イルメチル、2−(メチルチオ)エチル、1−フェニルエチル、3−イミダゾール−1−イルプロピル、シクロヘプチル、4−メチルシクロヘキシル、1−ベンジルピペリジン−4−イル、アゼパン−2−オン−3−イル、および1−ベンジル−ピロリジン−3−イルから選択される、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
前記1種以上の化合物または薬学的に許容されるその塩が、下記式を有する、請求項1に記載の方法
【化120】

(式中、Zは、フッ素および塩素から選択される1〜5個のハロゲンで置換されているフェニルであり、
は、C〜C直鎖状アルキルまたはC〜C有枝鎖状アルキルである)。
【請求項13】
がメチルである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
がエチルである、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
がtert−ブチルである、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
Zが4−クロロフェニルである、請求項12から15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
Zが2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、または4−フルオロフェニルから選択される、請求項12から15のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
Zが2,3−ジフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,5−ジクロロフェニル、および2,6−ジクロロフェニルから選択される、請求項12から15のいずれかに記載の方法。
【請求項19】
前記1種以上の化合物が、tert−ブチル4−{[1−(4−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}−ピペラジン−1−カルボキシレート、または塩酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、p−トルエンスルホニル塩、メタンスルホニル塩およびこれらの混合物から選択される薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記1種以上の化合物が、
メチル4−{[1−(4−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
メチル4−{[1−(3−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
メチル4−{[1−(2−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
エチル4−{[1−(4−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
エチル4−{[1−(3−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
エチル4−{[1−(2−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル4−{[1−(3−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル4−{[1−(2−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
メチル4−{[1−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
メチル4−{[1−(3−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
メチル4−{[1−(2−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
エチル4−{[1−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
エチル4−{[1−(3−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
エチル4−{[1−(2−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル4−{[1−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル4−{[1−(3−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート;および
tert−ブチル4−{[1−(2−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシレート
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記炎症性上皮疾患が、腸上皮組織に影響を与える疾患である、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項22】
前記疾患がクローン病である、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項23】
前記疾患が潰瘍性大腸炎である、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項24】
前記疾患が膠原性大腸炎である、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項25】
前記疾患がリンパ球性大腸炎である、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
前記疾患が虚血性大腸炎である、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項27】
前記疾患が空置大腸炎である、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項28】
前記疾患がベーチェット症候群である、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項29】
前記疾患が非定型大腸炎である、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項30】
前記炎症性上皮疾患が気道、粘膜、皮膚、消化管、主要な器官および内分泌腺の内膜、血管組織、ならびにこれらの組合せに影響を与える疾患から選択される、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項31】
a)有効量の下記式を有する1種以上の化合物、または薬学的に許容されるその塩
【化121】

(式中、Lは、CHまたはSOから選択され、
Rは、水素に代わる0〜5個の置換基を表し、
添字nは、0〜5の整数であり、
およびRは、各々独立に、
i)水素;
ii)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル;
iii)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルケニル;
iv)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状もしくは有枝鎖状アルキニル;
v)置換もしくは非置換CもしくはC10アリール;
vi)置換もしくは非置換C〜C複素環;または
vii)置換もしくは非置換C〜Cヘテロアリール
から選択されるか、あるいは
viii)RおよびRは一緒になって、2〜20個の炭素原子および1〜7個のヘテロ原子を有する、置換もしくは非置換複素環または置換もしくは非置換ヘテロアリール環を形成することができる)と、
b)1種以上の添加剤と
を含む、炎症性上皮疾患を有する被験体を治療するための組成物。
【請求項32】
前記1種以上の化合物が、塩酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、p−トルエンスルホニル塩、メタンスルホニル塩およびこれらの混合物から選択される薬学的に許容される塩の形態である、請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
前記1種以上の化合物、または薬学的に許容されるその塩が、下記式を有する請求項31に記載の組成物
【化122】

(式中、Zは、フッ素および塩素から選択される1〜5個のハロゲンで置換されているフェニルであり、
は、C〜C直鎖状アルキルまたはC〜C有枝鎖状アルキルである)。
【請求項34】
がメチルである、請求項31から33のいずれかに記載の組成物。
【請求項35】
がエチルである、請求項31から33のいずれかに記載の組成物。
【請求項36】
がtert−ブチルである、請求項31から33のいずれかに記載の組成物。
【請求項37】
Zが4−クロロフェニルである、請求項31から33のいずれかに記載の組成物。
【請求項38】
Zが2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、または4−フルオロフェニルから選択される、請求項31から33のいずれかに記載の組成物。
【請求項39】
前記1種以上の化合物が、tert−ブチル4−{[1−(4−クロロベンジル)−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]メチル}−ピペラジン−1−カルボキシレート、または塩酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、p−トルエンスルホニル塩、メタンスルホニル塩およびこれらの混合物から選択される薬学的に許容される塩である、請求項31から33のいずれかに記載の組成物。
【請求項40】
1種以上の化学療法化合物をさらに含む、請求項31から39のいずれかに記載の組成物。
【請求項41】
前記1種以上の化学療法化合物が、6−ヒドロキシメチルアシルフルベン、シクロホスファミド、ダカルバジン、カルムスチン、ドキソルビシン、およびメトトレキサートから選択される、請求項41に記載の組成物。
【請求項42】
前記炎症性上皮疾患がクローン病、潰瘍性大腸炎、膠原性大腸炎、リンパ球性大腸炎、虚血性大腸炎、空置大腸炎、ベーチェット症候群、および非定型大腸炎から選択される、請求項32に記載の組成物。
【請求項43】
a)有効量の下記式を有する1種以上の化合物、または薬学的に許容されるその塩
【化123】

(式中、Lは、CHまたはSOから選択され、
Rは、水素に代わる0〜5個の置換基を表し、
添字nは、0〜5の整数であり、
およびRは、各々独立に、
i)水素;
ii)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル;
iii)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルケニル;
iv)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状もしくは有枝鎖状アルキニル;
v)置換もしくは非置換CもしくはC10アリール;
vi)置換もしくは非置換C〜C複素環;または
vii)置換もしくは非置換C〜Cヘテロアリール
から選択されるか、あるいは
viii)RおよびRは一緒になって、2〜20個の炭素原子および1〜7個のヘテロ原子を有する、置換もしくは非置換複素環または置換もしくは非置換ヘテロアリール環を形成することができ、
は、C〜C直鎖状またはC〜C有枝鎖状アルキルである)と、
b)1種以上の添加剤と
を含む、大腸炎を有する被験体を治療するための組成物。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図2c】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−508464(P2013−508464A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537240(P2012−537240)
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/055704
【国際公開番号】WO2011/057121
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(512112644)エアーピオ セラピューティクス インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】