説明

媒体処理装置

【課題】単一の磁気特性の発行媒体を装填すべきところを誤って他の磁気特性媒体が混在してしまった場合、不適正な電流値で書込みされた媒体が発行されてしまうことを防止すること。
【解決手段】媒体処理装置は、入力された検出対象媒体に対して、媒体の磁気特性を判別するデータにおける入力電流値の前記検出用電流で書き込み、その反応としての反応出力電圧値を読み取る磁気ヘッド3と、前記媒体の磁気特性を判別するデータにおける出力電圧値と、前記磁気ヘッド3が読み取った前記反応出力電圧値とが略一致するか否かを判断する制御部9と、前記制御部で略一致しないと判断された前記検出対象媒体を取り込む第1収納部6aと、を有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザは、通帳をATM(Automated Teller Machine)に挿入することにより、取引サービスを利用する。このとき、誤ってATMが処理できない異なる種類の通帳を挿入してしまうことがある。例えば、A銀行のATMに対して、B銀行の預金通帳を挿入してしまう場合が、挙げられる。
【0003】
そこで、特許文献1では、金融機関毎に準備されている通帳の科目(普通、定期、当座、外貨等)毎に表紙のデザインと色が異なっていることを利用して、通帳をカメラで撮影することにより、通帳カセット内に種別の異なる通帳が誤って補充されることに起因して、本来発行すべき種別とは異なる種別の通帳が発行されることを防止している。
【特許文献1】特開2007−25921号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ATMなどの媒体処理装置は、媒体処理装置内のカセットに装填された通帳、または、媒体挿入口から装置に一枚(一冊)ずつ挿入された通帳などの媒体に対して処理を行う。媒体への処理とは、例えば、印字処理、マーク検出処理、および、磁気ストライプに情報を書き込む処理である。
【0005】
磁気ストライプに情報を書き込む処理において、媒体に有している磁気ストライプの書き込み特性である磁気の抗磁力に適して外部磁界を発生させるため、その抗磁力以上の外部磁界を発生させる書き込み電流値となる電流を磁気ヘッドに流して磁界を発生させる必要がある。通常、1台の媒体処理装置では、1種類の書き込み電流値に対応した磁気ヘッドが備えられているので、磁気特性の異なる磁気ストライプを使用する場合には、適切な書き込み電流値の磁気ヘッドを有する媒体処理装置へ、事前に媒体を仕分けてから使用する。
【0006】
なお、複数種類の抗磁力の媒体が発行される背景として、例えば、ATMの性能向上が挙げられる。一般的に抗磁力が高いほど、記録されたデータが消えにくい。よって、低い抗磁力の媒体を扱う低性能のATMをすでに導入している銀行が、高い抗磁力の媒体を扱う高性能のATMを追加的に導入する。この場合、既に低い抗磁力の媒体を有している初期の顧客と、新たに高い抗磁力の媒体を発行してもらった新たな顧客とが混在する。
【0007】
よって、媒体処理装置の磁気ヘッドに合った媒体を挿入する必要がある。しかし、媒体の抗磁力は目視で確認できず、特許文献1のような色情報を用いて媒体を仕分けることができない。
【0008】
一方、書き込み処理が行われた媒体に対して、媒体にデータが書き込まれたか否かを読み取ることで、書き込み電流値が適切か否かを判断する手法では、次のような問題点がある。
【0009】
2種類の媒体について、形状や配色、デザインなどの外観は同じでも、磁気特性は異なる。そして、印字処理およびマーク検出処理を行った後に、磁気データをその磁気ストライプに合った書き込み電流で書き込もうとする。もし、前回処理した媒体と今回処理した媒体とで異なる磁気特性のときには、異なる磁気特性に適合するように、磁気ヘッドの書き込み電流を媒体毎に切り替える必要がある。
【0010】
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、単一の磁気特性の発行媒体を装填すべきところを誤って他の磁気特性媒体が混在してしまった場合、不適正な電流値で書込みされた媒体が発行されてしまうことを防止することを主な目的とする。
【0011】
また、本発明は、誤装填と関係なく、正規に複数種の磁気特性の発行媒体を扱いたい場合でも、それぞれの磁気特性にあった仕様の装置を用意しないとできなかったが、一台の装置で対応できるようにすることを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記課題を解決するため、本発明は、磁気特性を有する磁性体を含む媒体を処理する媒体処理装置であって、入力された検出対象媒体に対して、媒体の磁気特性を判別するデータにおける入力電流値の前記検出用電流で書き込み、その反応としての反応出力電圧値を読み取る磁気ヘッドと、前記媒体の磁気特性を判別するデータにおける出力電圧値と、前記磁気ヘッドが読み取った前記反応出力電圧値とが略一致するか否かを判断する制御部と、前記制御部で略一致しないと判断された前記検出対象媒体を取り込む第1収納部と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、磁気特性を有する磁性体を含む媒体を処理する媒体処理装置であって、入力された検出対象媒体に対して、媒体の磁気特性を判別するデータにおける入力電流値となる前記検出用電流を書き込み、その反応としての反応出力電圧値を読み取る磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドが読み取った前記反応出力電圧値と略一致する前記媒体の磁気特性を判別するデータにおける出力電圧値を特定し、その特定した出力電圧値に対応する入力電流値を取得する制御部と、を有し、前記磁気ヘッドが、前記制御部により取得された前記入力電流値にて、媒体の発行データを書き込むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、単一の磁気特性の発行媒体を装填すべきところを誤って他の磁気特性媒体が混在してしまった場合、不適正な電流値で書込みされた媒体が発行されてしまうことを防止できる。また、本発明によれば、正規に複数種の磁気特性の発行媒体を扱いたい場合でも、一台の装置で対応できるようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、本発明が適用される媒体処理装置の各実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。媒体処理装置は、例えば、磁気ストライプを有する媒体を発行処理するための自動取引装置に適用される。媒体は、例えば、通帳、単票、証書、および、乗客券である。
【0015】
なお、媒体処理装置は、コンピュータである。そのコンピュータは、演算処理を行う際に用いられる記憶手段としてのメモリと、前記演算処理を行う演算処理装置とを少なくとも備えるコンピュータとして構成される。なお、メモリは、RAM(Random Access Memory)などにより構成される。演算処理は、CPU(Central Processing Unit)によって構成される演算処理装置が、メモリ上のプログラムを実行することで、実現される。
【0016】
第1実施形態は、媒体への書き込み電流値が1種類であるときの第1実施形態、および、媒体への書き込み電流値が任意であるときの第2実施形態である。
まず、第1実施形態について、説明する。この第1実施形態では、判定対象の媒体が所定媒体であるか否かを判定し、所定媒体でない媒体をリジェクトボックス等の収納部へ取り込むことを特徴とする。なお、所定媒体は、1種類だけに限定されず、複数種類であってもよい。
【0017】
これにより、取り込まれた媒体は、媒体処理装置が対応していない書き込み電流値を用いてアクセスするものであることがわかるので、不適切な書き込み電流値による磁気書き込みエラーで装置が動作中断することを抑制できる。さらに、発行された媒体の磁気特性が正しいか否かを印字する前に判断することで、無駄な発行処理の時間を省くことができる。
【0018】
図1は、第1実施形態に関する媒体処理装置の構成を示す構成図である。
【0019】
制御部9は、媒体処理装置の各構成要素を制御する。上位制御部10は、制御部9を制御する。媒体11は、所定の抗磁力となる磁気特性を有する磁性体を含む。
【0020】
印字ヘッド1は、上位制御部10から送られてきた印字データを媒体11に印字する。マークセンサ部2は、表紙がめくられた媒体内のマークを読み取る。磁気ヘッド3は、磁気ギャップを備えたコアに巻回されたコイルにバイアス電流を流して、磁気ギャップに近接した媒体を磁化させるものである。このようにして、磁気ヘッド3は、媒体11の磁気ストライプにデータを書き込む。さらに、磁気ヘッド3は、媒体11に検出用電流を流し、その反応としてのコイル両端の電圧を出力電圧として読み取る。媒体発行部4は、媒体11の磁気特性および媒体11の種類が適切なときに、発行処理を行う。媒体カセット5は、媒体発行部4に装着され、媒体11が装填されている。
【0021】
第1収納部6aは、磁気特性が適切ではない媒体11を保管する。第2収納部6bは、種類が適切ではない媒体11を保管する。媒体出入口7は、媒体カセット5に保管される媒体11を入れ、媒体発行部4により発行された媒体11を排出する。搬送路8は、媒体処理装置の各構成要素間で処理される媒体11を搬送する。
【0022】
図2は、第1実施形態に関する媒体処理装置の動作を示すフローチャートである。
【0023】
制御部9は、上位制御部10の命令を受け、媒体発行部4に装着されている媒体カセット5から媒体11を繰り出す(S11)。磁気ヘッド3は、搬送路8を介して搬送される媒体11に対して、検出用電流で磁気データを書き込む(S12)。
【0024】
制御部9は、検出用電流に対する出力電圧値を磁気ヘッド3が読み取り、この出力電圧値を、媒体11の磁気特性の抗磁力により規定される所定電圧値と比較することにより、搬送される媒体11が所定媒体か否かを判定する(S13)。例えば、出力電圧値が所定電圧値に近いときには、搬送される媒体11が所定媒体であると判断する。
【0025】
【表1】

表1は、搬送される媒体11が所定媒体か否かの判定(S13)に使用される「媒体の磁気特性を判別するデータ」の内容である。この「媒体の磁気特性を判別するデータ」は、図2のフローチャートが実行される前に、制御部9にあらかじめ記憶されている。
【0026】
「媒体の磁気特性を判別するデータ」の各行は、媒体の種類で示される媒体11についての、媒体11の磁気特性である抗磁力、および、所定電流値(例えば、700[mA])での出力電圧値の対応情報である。例えば、媒体の種類「高抗磁力媒体」の媒体11は、抗磁力「200[kA/m]」という磁気特性であり、磁気ヘッド3のコイルに流れる入力電流値「700[mA]」の電流に対して出力電圧値「1.2[V]」の反応を示す。
【0027】
例えば、検出用電流で磁気データを書き込む(S12)ときの入力電流値を「700[mA]」とし、(S13)で読み取ったコイル両端の出力電圧値が、約「1.2[V]」なら、搬送される媒体11の種類が「高抗磁力媒体」であると判断する。
【0028】
制御部9は、搬送される媒体11が所定媒体でない(S13でNo)なら、第1収納部6aに、所定媒体とは異なる磁気特性の媒体11を取り込んで(S14)、処理を終了する。なお、第1収納部6aに取り込まれた媒体11は、別の磁気特性に対応した装置にて、書き込みできる可能性がある。印字ヘッド1は、搬送される媒体11が所定媒体である(S13でYes)なら、上位制御部10から送られてきた印字データを媒体11に印字する(S15)。
【0029】
マークセンサ部2は、めくり機構(図示省略)で表紙がめくられた媒体内のマークを読み取る(S16)。上位制御部10は、読み取ったマークから所定種類の媒体11か否かを判断する(S17)。上位制御部10は、所定種類の媒体11でない(S17でNo)なら、媒体11を第2収納部6bに取り込む(S18)。上位制御部10は、所定種類の媒体である(S17でYes)なら、制御部9を介して媒体11の発行情報などのデータを、媒体11が有している磁気ストライプに書き込み、媒体出入口7から媒体11を発行する(S19)。
ここで、媒体11を第1収納部6aに取り込む処理(S14)、および、第2収納部6bに取り込む処理(S18)は、それぞれ媒体処理装置の外部に媒体11を排出する処理に置き換えてもよい。媒体11を外部に排出することで、媒体処理装置が各収納部を持つ必要が無くなるので、装置の省スペース化が可能となる。なお、各収納部に媒体11を取り込む処理と、装置外部に媒体11を排出する処理とは、媒体処理装置が媒体11の書き込みを扱えない旨をユーザに通知する観点では、同等の効果となる。
【0030】
次に、第2実施形態について、説明する。この実施形態では、判定対象の媒体11に適した書き込み電流値を判定し、その書き込み電流値にて媒体11にアクセスする(書き込む)ことを特徴とする。
【0031】
これにより、常に適切な書き込み電流値による磁気書き込みが行われるので、書き込みエラーで装置が動作中断することを抑制できる。そして、発行された媒体11の磁気特性に合った書き込み電流値が設定され、媒体11を無駄にリジェクトせずに発行することで、無駄な時間を発行処理で必要としなくて済む。
【0032】
また、媒体11への適切な書き込み電流値が媒体11そのものに記録されるので、2回目以降の媒体処理のときには、その適切な書き込み電流値を媒体11から読み取ることで、高速に磁気特性に合った書き込み電流で媒体11に書き込むことができる。
【0033】
図3は、第2実施形態に関する媒体処理装置の構成を示す構成図である。第1実施形態と比較すると、電流設定記録部12および電流切替制御部13が追加されている。
【0034】
電流設定記録部12は、数種類の媒体11ごとの磁気特性に合った書き込み電流値の設定を媒体11に登録する。電流切替制御部13は、媒体11の磁気特性に適合する書き込み電流値に切り替え、切り替えた電流値で磁気ヘッド3に対して媒体11にアクセスさせる。
【0035】
図4は、第1実施形態に関する媒体処理装置の動作を示すフローチャートである。第1実施形態と比較すると、S14がS14bに変更されている。以下、第1実施形態との差分に着目して、説明を行う。
【0036】
まず、電流切替制御部13は、搬送される媒体11が所定媒体である(S13でYes)なら、既に磁気ヘッド3に設定されている媒体11の磁気特性に適合する書き込み電流値を変更せずに、処理をS15に進める。
一方、電流切替制御部13は、搬送される媒体11が所定媒体でない(S13でNo)なら、媒体11の磁気特性に適合する書き込み電流値を磁気ヘッド3に設定する(S14b)。設定する電流値は、例えば、検出用電流の電流値以下のレベルの電流値である。そして、処理をS15に進める。
【0037】
【表2】

なお、S14bにおいて、媒体11の磁気特性に適合する書き込み電流値は、表2に示した「媒体の磁気特性を判別するデータ」に登録されている媒体11をもとに、決定される。
表2は、搬送される媒体11が所定媒体か否かの判定(S13)に使用される「媒体の磁気特性を判別するデータ」の内容である。第1実施形態(表1)に示した列「抗磁力」、「出力電圧値」に加え、媒体11の書き込みに適した入力電流値(電流設定記録部12が記憶する)が対応づけられている。
例えば、検出用電流で磁気データを書き込む(S12)ときの入力電流値を「700[mA]」とし、(S13)で読み取ったコイル両端の出力電圧値が、約「0.8[V]」なら、表2を参照することで、搬送される媒体11の種類が「中抗磁力媒体」であるため、その入力電流値(つまり、磁気特性に適合する書き込み電流値)は、500[mA]である。その入力電流値は、電流設定記憶部12から電流切替制御部13に通知され動作される。
【0038】
次に、媒体11を発行する(S19)ときには、媒体11が有している磁気ストライプにデータを書き込む情報として、媒体11の発行情報に加えて、S14bで設定された書き込み電流値に対応する「媒体の磁気特性を判別するデータ」(例えば、媒体11の種類が「中抗磁力媒体」である、など)が追加される。これにより、次回処理(たとえば顧客が通帳記帳取引時に挿入した際)には、磁気ストライプのデータを更新する際には、媒体の磁気特性が分かっているので、磁気特性の判断をすることなく、適正な電流値で書込みができる。そして、S14bで設定された書き込み電流値にて、データを書き込む。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】第1実施形態に関する媒体処理装置の構成を示す構成図である。
【図2】第1実施形態に関する媒体処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】第2実施形態に関する媒体処理装置の構成を示す構成図である。
【図4】第2実施形態に関する媒体処理装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0040】
1 印字ヘッド
2 マークセンサ部
3 磁気ヘッド
4 媒体発行部
5 媒体カセット
6a 第1収納部
6b 第2収納部
7 媒体出入口
8 搬送路
9 制御部
10 上位制御部
11 媒体
12 電流設定記録部
13 電流切替制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気特性を有する磁性体を含む媒体を処理する媒体処理装置であって、
入力された検出対象媒体に対して、媒体の磁気特性を判別するデータにおける入力電流値の前記検出用電流で書き込み、その反応としての反応出力電圧値を読み取る磁気ヘッドと、
前記媒体の磁気特性を判別するデータにおける出力電圧値と、前記磁気ヘッドが読み取った前記反応出力電圧値とが略一致するか否かを判断する制御部と、
前記制御部で略一致しないと判断された前記検出対象媒体を取り込む第1収納部と、を有することを特徴とする
媒体処理装置。
【請求項2】
磁気特性を有する磁性体を含む媒体を処理する媒体処理装置であって、
入力された検出対象媒体に対して、媒体の磁気特性を判別するデータにおける入力電流値となる前記検出用電流を書き込み、その反応としての反応出力電圧値を読み取る磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドが読み取った前記反応出力電圧値と略一致する前記媒体の磁気特性を判別するデータにおける出力電圧値を特定し、その特定した出力電圧値に対応する入力電流値を取得する制御部と、を有し、
前記磁気ヘッドは、前記制御部により取得された前記入力電流値にて、媒体の発行データを書き込むことを特徴とする
媒体処理装置。
【請求項3】
前記磁気ヘッドは、前記略一致する媒体の磁気特性を判別するデータを、前記検出対象媒体に書き込むことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
表紙がめくられた媒体内のマークを読み取るマークセンサ部と、
適切ではない媒体を取り込む第2収納部と、をさらに有し、
前記制御部は、前記マークセンサ部が読み取ったマークにより前記検出対象媒体の種類が適切か否かを判断し、適切ではない前記検出対象媒体を前記第2収納部に取り込むように制御することを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の媒体処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−233997(P2008−233997A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−68827(P2007−68827)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】