説明

容器

【課題】倒れにくく、滑り落ちにくく、折り畳み可能な容器を提供すること。
【解決手段】矩形状の底部と、底部の各辺に接続した側壁部を備え、口部が開口した容器において、対向する一対の側壁部を三角形状または台形状にし、側壁部の中心に折り目を設け、容器の内側に折れ曲がるようにする。また、対向する一対の側壁部を矩形状にした場合には、側壁部の上部に、側壁部を折り曲げることにより凸部を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料等の液体を収容する容器に関し、特にマラソンの給水時に使用される容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、市民マラソンでは、給水所に図10に示されるような側面方向から見ると逆台形状の容器に水が入れられ置かれていた。ランナーは給水したいときは、給水所に置かれている容器を走りながら取っていた。
【0003】
しかしながら、図10のような容器では、底部が口部に比べて小さいため安定性が悪く、またランナーは急いでいるため容器を取るときに倒したり、うまく掴めないという問題があった。また、口部が広いため走っている途中で中身の水がこぼれやすかった。
【0004】
そして、図10のような容器では、運送または保管するときは差し込んで積み重ねていたが、嵩張るため余計な体積を生じていた。
そこで、従来、折り畳み可能な容器が発明されていた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、このような容器は側壁面が垂直であり、滑り止めがないため持ち上げたときに指が引っかからず、落としやすいという問題があった。
【特許文献1】特開平8−214944号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記問題を鑑みてなされたもので、本発明の課題は、倒れにくく、滑り落ちにくく、折り畳み可能な容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、本発明の容器は、矩形状の底部と、前記底部の各辺に接続した側壁部とを備え、口部が開口した容器であって、対向する一対の前記側壁部は矩形状であり、対向する他の一対の前記側壁部は三角形状であり、前記三角形状の側壁部の前記底面と接続する底辺の中心から対向する頂点に折り目が形成され容器内部に折り曲がっており、該折り目の一点から前記三角形状の側壁部の前記底面と接続する各頂点に折り目が形成され、前記底辺の中心を結んだ線に沿って前記底部に折り目が形成されている。
【0008】
また、本発明の一態様によれば、本発明の容器は、矩形状の底部と、前記底部の各辺に接続した側壁部とを備え、口部が開口した容器であって、対向する一対の前記側壁部は矩形状であり、対向する他の一対の前記側壁部は上辺が下辺に比べて短い台形状であり、前記台形状の側壁部の幅方向の中心に折り目が形成され容器内部に折り曲がっており、該折り目の一点から前記台形状の側壁部の前記底面と接続する各頂点に折り目が形成され、前記底辺の中心を結んだ線に沿って前記底部に折り目が形成されている。
【0009】
また、本発明の一態様によれば、本発明の容器は、矩形状の底部と、前記底部の各辺に接続した側壁部とを備え、口部が開口した容器であって、前記側壁部は矩形状であり、対向する一対の前記側壁部の幅方向の中心に折り目が形成され容器内部に折り曲がっており、該折り目の一点から該側壁部の上辺の中心と上辺の頂点の間の点に延びる斜め折り目がそれぞれ形成され、該斜め折り目を容器内部に折り曲げ、前記側壁部の幅方向の中心の折り目の一点より上部の前記側壁部の幅方向の中心の折り目を容器の外側に折り曲げることにより凸部が形成され前記幅方向の中心の折り目の一点よりも下方の一点から該側壁部の前記底面と接続する各頂点に折り目が形成され、前記底辺の中心を結んだ線に沿って前記底部に折り目が形成されている。
【0010】
また、前記口部は外側に折り曲げられ二重になっていることが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明の面材は、前記容器を平面状に展開してなる一枚の面材であって、前記容器を構成する各部分が互いに所定方向へ折り曲げ可能に連設されている。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、底面が口部に比べて広いため重心が低く安定性があり、側壁部が指に引っかかりやすくなっているため、持ったときに滑り落ちにくい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の容器の斜視図である。
図2(a)は、本発明の第1の実施の形態の容器の正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【0013】
図3は、本発明の第1の実施の形態の容器の展開図である。
図4は、本発明の第1の実施の形態の容器の扁平状態を示す図である。
本発明の第1の実施の形態の容器は、第1の側壁部11、第2の側壁部12、第3の側壁部13、第4の側壁部14、および底面部19、21を備えている。
【0014】
本発明の第1の実施の形態の容器は、図3に示されるような一枚の面材を実線で示される切り抜き線で裁断し、山折りを示す破線で表された折り目および谷折りを示す鎖線で表された折り目で適当に折り曲げ貼着することで形成される。また、複数の面材を組み合わせることで形成しても良い。面材としては、紙、プラスチック、またはそれらの積層材などが用いられる。
【0015】
図3に示すように、本発明の第1の実施の形態の容器は、第1の側壁部11、第2の側壁部12、第3の側壁部13、第4の側壁部14、および接着片15がそれぞれ折り目101、102、103、および104を介して連設し、第2の側壁部12および第4の側壁部14の上部には、それぞれ折り目105および106を介して折り返し部16および17が連設し、第1の側壁部11、第2の側壁部12、第3の側壁部13、および第4の側壁部14の下部には、それぞれ折り目107、108、109、および110を介して折り込み部18、底面部19、折り込み部20、および底面部21が連設し、底面部19には折り目111を介して接着片22が連設している。
【0016】
第1の側壁部11および第3の側壁部13は三角形状であり、第2の側壁部12および第4の側壁部14の側壁部は矩形状である。
第1の側壁部11および第3の側壁部13の上部の頂点112および113からそれぞれ折り込み部18および20に対して、折り目107および109の中心を通る折り目114および115が形成されている。
【0017】
第1の側壁部11の底辺の頂点116および117から、折り目114の途中の点118に対して折り目119および120が形成されている。また、点118より上部の折り目を折り目114、点118から折り目107までの折り目を折り目121、折り込み部18の中心を通る折り目を折り目122とする。頂点116および117から、折り込み部18の下辺に対しそれぞれ折り目123および124が形成されている。折り目123および124を介してそれぞれ糊代125および126が連設されている。
【0018】
同様に第3の側壁部13にも底辺の頂点127および128から折り目115の途中の点129に対して折り目130および131が形成されている。また、点129より上部の折り目を折り目115、点129から折り目109までの折り目を折り目132、折り込み部20の中心を通る折り目を折り目133とする。頂点127および128から、折り込み部20の下辺に対しそれぞれ折り目134および135が形成されている。折り目134および135を介してそれぞれ糊代136および137が連設されている。
【0019】
第2の側壁部12および第4の側壁部14の側壁部の幅方向の中心には、それぞれ折り目138および139が形成されている。
次に、本発明の第1の実施の形態の容器の組み立て方について説明する。
【0020】
折り返し部16および17の裏側に接着剤を塗布し、第2の側壁部12および第4の側壁部14に対してそれぞれ折り目105および106に沿って山折りし、貼着する。このように口部を2重にすることで、強度を増すことができる。
【0021】
糊代125および126に接着剤を塗布し、それぞれ折り目123および124に沿って谷折りし、折り込み部18に貼着する。同様に糊代136および137もそれぞれ折り目134および135に沿って谷折りし、折り込み部20に貼着する。
【0022】
折り目101〜104をそれぞれ山折りし、容器の胴部を形成し、折り目106〜109をそれぞれ山折りし、矩形の容器の底部を形成する。接着片15に接着剤を塗布し、第1の側壁部11および糊代125の裏側に貼着する。また、接着片22の裏側に接着剤を塗布し、底面部21の縁辺に貼着する。
【0023】
折り目138及び139には、山折りの折り目を付けておくことで、容器の口部が開きやすくなる。
折り目111を容器の内側に折り込むように谷折りすると共に折り目122および133を容器の内側に谷折り、折り目121および132を容器の外側に山折りし、折り目114、115、119、120、130、および131を容器の内側に折り込むように谷折りすることで、図4に示されるような扁平状態にすることができる。
【0024】
このように扁平状態にすることで、運送または保管時に必要なスペースを小さくすることができる。
使用時には、折り目114および115は谷折りされ容器内部に若干へこんでおり、折り目138および139は山折りされ容器外部に若干膨らんで口部が開いており、容器の底面は広がっている。
【0025】
使用時には、第1の側壁部11および第3の側壁部13に指の先端が来るように手で掴んで持つことになるが、第1の側壁部11および第3の側壁部13の上方部分の幅方向の間隔Aは、下方部分の幅方向の間隔Bよりも狭いことから、第1の側壁部11および第3の側壁部13の下から上に指が移動しようとしても途中で引っかかるため、持ったときに容器が滑り落ちるのを防ぐことができる。
【0026】
本発明の第1の実施の形態の容器は、底面が口部に比べて広いため、置いたときに安定性があり、特に水等の液体を入れたときには重心が低いため倒れにくくなる。また、口部が狭いため水がこぼれ落ちにくい。
【0027】
図5は、本発明の第2の実施の形態の容器の斜視図である。
図6は、本発明の第2の実施の形態の容器の展開図である。
本発明の第2の実施の形態の容器は、第1の実施の形態の容器の第1の側壁部11および第3の側壁部13に対応する部分が三角形状でなく、下辺に比べ上辺が短い台形状であるものである。
【0028】
本発明の第2の実施の形態の容器も第1の実施の形態の容器と同様に図6に示されるような一枚の面材を実線で示される切り抜き線で裁断し、山折りを示す破線で表された折り目および谷折りを示す鎖線で表された折り目で適当に折り曲げ、貼着することで形成される。
【0029】
使用時には、台形状の側壁部の幅方向の中心の折り目は谷折りされ容器内部に若干へこんでおり、容器の底面は広がっている。
本発明の第2の実施の形態の容器も同様に図5に示すように第1の側壁部および第3の側壁部の上方部分の幅方向の間隔Aは、下方部分の幅方向の間隔Bよりも狭いことから、第1の側壁部および第3の側壁部の下から上に指が移動しようとしても途中で引っかかるため、持ったときに容器が滑り落ちるのを防ぐことができる。
【0030】
本発明の第2の実施の形態の容器も同様に、底面が口部に比べて広いため、置いたときに安定性があり、特に水等の液体を入れたときには重心が低いため倒れにくくなる。また、口部が狭いため水がこぼれ落ちにくい。
【0031】
本発明の第2の実施の形態の容器も同様に扁平状態にすることができ、運送または保管時に必要なスペースを小さくすることができる。
【0032】
図7は、本発明の第3の実施の形態の容器の斜視図である。
図8(a)は、本発明の第3の実施の形態の容器の正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
図9は、本発明の第3の実施の形態の容器の展開図である。
【0033】
本発明の第3の実施の形態の容器も第1および第2の実施の形態の容器と同様に図9に示されるような一枚の面材を実線で示される切り抜き線で裁断し、山折りを示す破線で表された折り目および谷折りを示す鎖線で表された折り目で適当に折り曲げ、貼着することで形成される。
【0034】
図9に示すように、本発明の第3の実施の形態の容器は、第1の側壁部31、第2の側壁部32、第3の側壁部33、第4の側壁部34、および接着片35がそれぞれ折り目301〜304を介して連設し、各側壁部の上部には、それぞれ折り目305〜308を介して折り返し部36〜39が連設し、各側壁部の下部には、それぞれ折り目309〜312を介して折り込み部40、底面部41、折り込み部42、および底面部43が連設し、底面部41には折り目313を介して接着片44が連設している。
【0035】
第1の側壁部31、第2の側壁部32、第3の側壁部33、および第4の側壁部34は矩形状である。
第1の側壁部31および第3の側壁部33の幅方向の中心にそれぞれ折り目314および315が形成されており、それぞれ折り返し部36および38から折り込み部40および42まで続いている。
【0036】
第1の側壁部31には、折り目314の途中の点316から、折り目305の端と中点の間の途中の点317および318に延びる折り目319および320が形成されている。折り目314の途中の点316から折り目305の中点までの折り目を折り目321とする。
【0037】
同様に第3の側壁部33には、折り目315の途中の点322から、折り目307の端と中点の間の途中の点323および324に延びる折り目325および326が形成されている。折り目315の途中の点322から折り目307の中点までの折り目を折り目327とする。
【0038】
第1の側壁部31の底辺の頂点328および329から、折り目314の途中の点316よりも折り目309に近い折り目314の途中の点330に対して折り目331および332が形成されている。点330から折り目309までの折り目を折り目333、折り込み部40の中心を通る折り目を折り目334とする。頂点328および329から、折り込み部40の下辺に対しそれぞれ折り目335および336が形成されている。折り目335および336を介してそれぞれ糊代337および338が連設されている。
【0039】
同様に第3の側壁部33にも底辺の頂点339および340から、折り目315の途中の点322よりも折り目311に近い折り目315の途中の点341に対して折り目342および343が形成されている。点341から折り目311までの折り目を折り目344、折り込み部42の中心を通る折り目を折り目345とする。頂点339および340から、折り込み部42の下辺に対しそれぞれ折り目346および347が形成されている。折り目346および347を介してそれぞれ糊代348および349が連設されている。
【0040】
第2の側壁部32および第4の側壁部34の側壁部の幅方向の中心には、それぞれ折り目350および351が形成されている。
次に、本発明の第3の実施の形態の容器の組み立て方について説明する。
【0041】
折り返し部36〜39に接着剤を塗布し、各側壁部に対してそれぞれ折り目305〜308に沿って谷折りし、貼着する。このように口部を2重にすることで、強度を増すことができる。
【0042】
糊代337および338に接着剤を塗布し、それぞれ折り目335および336に沿って谷折りし、折り込み部40に貼着する。同様に糊代348および349もそれぞれ折り目346および347に沿って谷折りし、折り込み部42に貼着する。
【0043】
折り目301〜304をそれぞれ山折りし、容器の胴部を形成し、折り目309〜312をそれぞれ山折りし、矩形の容器の底部を形成する。接着片35に接着剤を塗布し、第1の側壁部31および糊代337の裏側に貼着する。また、接着片44の裏側に接着剤を塗布し、底面部43の縁辺に貼着する。
【0044】
折り目350および351には、山折りの折り目を付けておくことで、容器の口部が開きやすくなる。
折り目321を山折りし、折り目319および320を谷折りすることで、第1の側壁部31に凸部を形成する。
【0045】
同様に折り目327を山折りし、折り目325および326を谷折りすることで、第3の側壁部33に凸部を形成する。
折り目313を容器の内側に折り込むように谷折りすると共に折り目334および345を容器の内側に谷折りし、折り目333および344を容器の外側に山折りし、折り目314、315、331、332、342、および343を容器の内側に折り込むように谷折りすることで、扁平状態にすることができる。
【0046】
このように本発明の第3の実施の形態の容器も同様に扁平状態にすることができ、運送または保管時に必要なスペースを小さくすることができる。
使用時には、折り目314および315は谷折りされ容器内部に若干へこんでおり、容器の底面は広がっている。また、第1の側壁部31および第3の側壁部33には側壁部を折り曲げることのより凸部が形成されているので、第1の側壁部31および第3の側壁部33は側面方向から見ると上辺が下辺に比べて短い台形状になる。
【0047】
使用時には、第1の側壁部31および第3の側壁部33に指の先端が来るように手で掴んで持つことになるが、第1の側壁部31および第3の側壁部33の上方部分の幅方向の間隔Aは、下方部分の幅方向の間隔Bよりも狭いことから、第1の側壁部31および第3の側壁部33の下から上に指が移動しようとしても途中で引っかかるため、持ったときに容器が滑り落ちるのを防ぐことができる。
【0048】
また、第1の側壁部31および第3の側壁部33には外側に広がるように凸部が形成されているので、指が引っかかるようになっており、さらに口部は折り返し部36〜39が容器の外側に折り返され貼着されているため、折り返し部36〜39の縁で段差が生じることにより指が引っかかりやすくなっており、持ったときに容器が滑り落ちるのを防ぐことができる。なお、折り返し部は必須のものではなく、設けなくてもよい。
【0049】
また、第1および第2の実施の形態の容器においても、第3の実施の形態の容器と同様に外側に折り返した折り返し部を設けることで滑り止めを形成しても良い。
本発明の第3の実施の形態の容器も同様に、底面が口部に比べて広いため、置いたときに安定性があり、特に水等の液体を入れたときには重心が低いため倒れにくくなる。また、口部が狭いため水がこぼれ落ちにくい。
【0050】
本発明の第3の実施の形態の容器は、展開図が略長方形であり、第1および第2の実施の形態の容器に比べて面材の無駄が少なくなるという利点もある。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明は以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成を取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1の実施の形態の容器の斜視図である。
【図2】(a)は、本発明の第1の実施の形態の容器の正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の容器の展開図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の容器の扁平状態を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の容器の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の容器の展開図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の容器の斜視図である。
【図8】(a)は、本発明の第3の実施の形態の容器の正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の容器の展開図である。
【図10】従来の容器の斜視図である。
【符号の説明】
【0052】
11〜14 側壁部
15 接着片
16、17 折り返し部
18、20 折り込み部
19、21 底面部
22 接着片
101〜111 折り目
112、113 頂点
114、115 折り目
116、117 頂点
118 点
119〜124 折り目
125、126 糊代
127、128 頂点
129 点
130〜135 折り目
136、137 糊代
138、139 折り目
31〜34 側壁部
35 接着片
36〜39 折り返し部
40、42 折り込み部
41、43 底面部
44 接着片
301〜315 折り目
316〜318 点
319〜321 折り目
322〜324 点
325〜327 折り目
328、329 頂点
330 点
331〜336 折り目
337、338 糊代
339、340 頂点
341 点
342〜347 折り目
348、349 糊代
350、351 折り目

【特許請求の範囲】
【請求項1】
矩形状の底部(19、21)と、
前記底部の各辺に接続した側壁部(11、12、13、14)とを備え、
口部が開口した容器であって、
対向する一対の前記側壁部(12、14)は矩形状であり、
対向する他の一対の前記側壁部(11、13)は三角形状であり、
前記三角形状の側壁部の前記底面と接続する底辺の中心から対向する頂点に折り目(114、115)が形成され容器内部に折り曲がっており、
該折り目の一点(118、129)から前記三角形状の側壁部の前記底面と接続する各頂点に折り目(119、120、130、131)が形成され、
前記底辺の中心を結んだ線に沿って前記底部に折り目(111)が形成されていることを特徴とする容器。
【請求項2】
矩形状の底部と、
前記底部の各辺に接続した側壁部とを備え、
口部が開口した容器であって、
対向する一対の前記側壁部は矩形状であり、
対向する他の一対の前記側壁部は上辺が下辺に比べて短い台形状であり、
前記台形状の側壁部の幅方向の中心に折り目が形成され容器内部に折り曲がっており、
該折り目の一点から前記台形状の側壁部の前記底面と接続する各頂点に折り目が形成され、
前記底辺の中心を結んだ線に沿って前記底部に折り目が形成されていることを特徴とする容器。
【請求項3】
矩形状の底部(41、43)と、
前記底部の各辺に接続した側壁部(31、32、33、34)とを備え、
口部が開口した容器であって、
前記側壁部は矩形状であり、
対向する一対の前記側壁部(31、33)の幅方向の中心に折り目(314、315)が形成され容器内部に折り曲がっており、
該折り目の一点(316、322)から該側壁部の上辺の中心と上辺の頂点の間の点(317、318、323、324)に延びる斜め折り目(319、320、325、326)がそれぞれ形成され、
該斜め折り目を容器内部に折り曲げ、前記側壁部の幅方向の中心の折り目の一点(316、322)より上部の前記側壁部の幅方向の中心の折り目(321、327)を容器の外側に折り曲げることにより凸部が形成され
前記幅方向の中心の折り目の一点(316、322)よりも下方の一点(330、341)から該側壁部の前記底面と接続する各頂点に折り目(331、332、342、343)が形成され、
前記底辺の中心を結んだ線に沿って前記底部に折り目(313)が形成されていることを特徴とする容器。
【請求項4】
前記口部は外側に折り曲げられ二重になっていることを特徴とする請求項3記載の容器。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の容器を平面状に展開してなる一枚の面材であって、前記容器を構成する各部分が互いに所定方向へ折り曲げ可能に連設されてなる面材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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