説明

容量的に結合される電源

本発明の電源は、容量性の分圧器を形成する第一及び第二のキャパシタの対を備えている。周期的な入力供給電圧のソースは、負荷回路に結合される第二の供給電圧を、周期的な入力供給電圧の一部から、第二のキャパシタで生成するため、容量性の分圧器に結合される。スイッチは、第二の供給電圧を調整するやり方で、第二のキャパシタに第一のキャパシタを選択的に結合するため、第二のキャパシタに結合される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源全般に関し、より詳細には、容量性の分圧器を使用した供給電圧の発生に関する。
【0002】
本出願は、2002年10月16日に提出された米国特許仮出願シリアル番号60/418,823号の35USC119の下での優先権を主張するものである。
【背景技術】
【0003】
電源は、1又は複数の出力電圧に入力電圧を変換する役割を果たしている。交流(AC)電源は、AC電力ライン入力を供給するために使用される場合があり、このAC電力ライン入力は、直流(DC)調整された出力電圧に変換される。さらに、整流された一次電圧源よりも低い出力電圧を生成する電源は、集積回路(IC)コントローラ等のような小型の信号装置に電圧を印加するために一般に必要とされる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる電源は、該電源内で生じる損失を最小にするべきである。ステップダウン変圧器が電源として使用されているが、かかる装置は、大型であり、扱いにくく、及び比較的高価である傾向がある。負荷間の指定された出力電圧レベルにAC電源からの入力電圧を変換するため、容量性素子を利用した調整された電源が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の態様によれば、電源は、容量性の分圧器を形成する第一のキャパシタと第二のキャパシタとの対を備えている。周期的な入力供給電圧のソースは、周期的な入力供給電圧の一部から、第二のキャパシタにおいて、負荷回路に結合される第二の供給電圧を生成するため、容量性の分圧器に結合される。スイッチは、第二の供給電圧を調整するやり方で、第一のキャパシタを第二のキャパシタに選択的に結合するために第二のキャパシタに結合される。
【0006】
本発明の別の態様によれば、制御される容量性の分圧器を使用した電源は、第一のキャパシタと、スイッチにより該第一のキャパシタに選択的に結合される第二のキャパシタを備える。制御回路は、第一のキャパシタと第二のキャパシタのうちの一方の間の電圧を感知し、スイッチに対して第一のキャパシタと第二のキャパシタを選択的に結合させるために制御信号を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、本発明を具現化する一般原理に係る容量性の分圧器を使用した調整された供給電圧を生成する回路100を例示するブロック図である。図面全体を通して、同じ参照符号は、同じ構成要素を示すために使用されている。回路100は、ノード10aで印加されるAC電力のソース10を含んでいる。電圧源又は電流源が使用される場合があるが、電源ライン(mains)のアプリケーションのケースでは、ソースは、AC電力ラインの入力を備えていることを理解されたい。直列に接続されるキャパシタCmainsとキャパシタCLとを備える容量性の分圧器は、ノード10aでの入力電圧(Vin)を負荷装置RL間の所望の出力電圧レベルV1に変換するために使用される。エネルギー伝送は、キャパシタCmainsにより決定されるので、電圧ソースは、電流源として自動的に考慮することができる。
【0008】
分圧器構成に結合される制御回路60は、出力電圧V1を測定し、切換型の整流器回路30を制御するため、測定された出力電圧を基準電圧Vrefと比較する。切換型整流器回路30について2つの基本的なアレンジメントが存在する。第一のアレンジメントは、所望の出力電圧レベル(V1=Vref)に到達するとすぐ、キャパシタCLの更なる充電をディスエーブルにする。このアレンジメントは、順方向に制御されるシャント(短絡)スイッチとして実現される場合がある。第二のアレンジメントは、出力電圧(V1)が所望の値(Vref)を超える限り、キャパシタCLの高速な放電をイネーブルにする。このアレンジメントは、そのリターン電流が制御される、制御される直列スイッチとして実現される場合がある。これら2つの基本的な実現は、図2及び図3のそれぞれで更に詳細に示される。
【0009】
例示的なアプリケーションでは、スイッチモード電源における補助電力の発生は、以下の方式で達成される場合がある。図2を参照して、周期的な入力電圧Vinのソースは、整流器12に結合されたAC電源10からノード10aで生成される。フィルタキャパシタCmainsは、ノード10aに接続される第一の端子、及びノード10bに接続される第二の端子を有している。ダイオードD1は、ノード10bとグランド電位(GND)との間に逆バイアスに結合される。フィルタキャパシタCmainsは、分圧器のアレンジメントでダイオードD2を介してキャパシタCLに結合される。キャパシタCLは、ダイオードD2のカソードにノード10cで接続される第一の端子、GNDに接続される第二の端子を有している。スイッチS1は、ダイオードD1と並列に、ノード10bとGNDとの間に結合されている。制御回路60は、ノード10cで負荷抵抗RLとキャパシタCLと並列に結合される。バイアス抵抗Rbiasは、ノード10aとノード10cとの間に接続される。なお、ダイオードD2が順バイアスされている(すなわち導通している)とき、ノード10b,10cは、ダイオードD2間の比較的小さい電圧降下を除いて、実質的に同じ電位にある。抵抗Rbiasは、比較的大きな値を有し、汎用のメインコントローラICのための開始電圧(V1)を伝送する。抵抗Rmainsは、主要な負荷抵抗を表し、入力ノード10aとGNDとの間に接続される。
【0010】
制御回路60は、キャパシタCmains及びCLを選択的に結合するスイッチS1に通信可能に結合される(破線63により表される)。制御回路60は、出力電圧V1を感知し、出力電圧を予め決定された基準電圧Vrefと比較して、スイッチS1に開閉させるために制御信号を発生し、これにより、キャパシタCmainsとCLとの間の電気的な経路を切替え可能に結合/減結合する。ノード10cでの出力電圧V1は、主要なスイッチ制御回路又はコントローラ60のために使用される。例示的な実施の形態では、スイッチ制御回路は、パルス幅変調された(PWM)制御回路であるか、他のタイプのスイッチ制御アレンジメントである場合がある。キャパシタCmainsは、AC信号を切換型の整流回路30及びコントローラ60に結合することを理解されたい。
【0011】
DC電圧Vinは、代表的な主要な負荷抵抗Rmains間にさらに印加される。
【0012】
CL≫Cmainsであるケースについて、キャパシタCmainsは、ノード10aで印加される周期的な入力信号をフィルタリングするフィルタキャパシタとして本質的に動作する。CLにおける伝送されたエネルギーは、Cmainsにおけるエネルギーよりも非常に小さい。キャパシタCLは、スイッチS1が開いているとき、整流された入力電流Iinにより導通しているダイオードD2及びキャパシタを通して充電される。これは、充電電流が流れる限り、Cmains及びCL間の増加する電圧となる。ACソース10の入力電圧が電圧Vin以下であるとき、整流器12は、回路の残り(ノード10a)からACソース10を減結合する。このとき、キャパシタCmainsは、導通しているダイオードD1により負荷Rmainsに電流を送る。このケースでは、ダイオードD2がその間を流れる電流を阻止する役割を果たすので、キャパシタCmainsとCLとの間に電流経路が存在しない。キャパシタCLを流れる比較的小さな電流は、負荷抵抗RLを通して放電される。なお、キャパシタCLを通して流れる放電電流は、たとえば、テレビジョンセットにおける(たとえば1−3ワット)、スタンバイ電源を表しており、制御回路60及び負荷RLにのみ供給される。これは、ダイオードD1、キャパシタCmains、及び(たとえば、100〜150ワットである)TVセットの主要な負荷を表している抵抗Rmainsを通して放電されている電流よりも顕著に小さい。ダイオードD2が逆バイアスされるので、キャパシタCL間の電圧V1は正のままであり、その降下は、補助の負荷抵抗RLによってのみ決定される。
【0013】
本発明の態様によれば、キャパシタCmainsの充電状態は、キャパシタCLにおける充電を主に決定する。より詳細には、キャパシタCmainsが放電される第一の放電周期の後、次の電源ラインのサイクルの間、キャパシタCmainsが充電され、同時に、ダイオードD2の状態によりキャパシタCLが充電される。なお、1実施の形態では、キャパシタンスCLは、キャパシタンスCmainsのよりも約3〜4倍大きい(たとえば、Cmainsは約68μF(マイクロファラッド)、CLは220μF)。なお、抵抗Rmains及びRLでの電圧は、所望の出力電圧V1を得るために選択される比を有している。しかし、一次電源(main power supply)のRmainsは、ワイドレンジで変動することがある。たとえば、Rmainsは、TVのような家電製品にとって典型的に一次電源であるので、その電力は、装置のランモードのレンジ内で、サウンド、ピクチャパラメータ等のようなファクタに依存して50W〜150Wまでの範囲に及ぶ場合がある。しかし、V1のスタンバイ出力電力は、1W(ワット)又は1W以下にまで降下する場合がある。さらに、負荷RLは、たとえば、マイクロプロセッサ、コントローラ、及びIRレシーバのような小型の信号装置に給電するために実質的に一定のままである。
【0014】
図2に示されるように、スイッチS1は、スイッチド・シャント・コントローラのアレンジメントとして構成され、スイッチS1は、制御回路60からの信号に応答して閉じ、これにより、ノード10cでの所望の出力電圧に到達するとすぐ、キャパシタCLの更なる充電がディスエーブルされる。このように、スイッチS1を開くこと及び閉じることで、抵抗RL間の出力電圧V1が制御される場合がある。この実現は、出力電圧が予め決定されたレベルを超えるべきでないとき、回路アレンジメントを提供することにおいて有効である。より詳細には、キャパシタCLでの所望の出力電圧に到達し、制御回路60により感知されるとすぐ、スイッチS1は、キャパシタCmains及びスイッチS1及び入力を通して電流経路が存在するように、スイッチS1が閉じる。なおスイッチS1は、50又は60Hzの入力正弦波の1サイクル内で閉じるか、開くことができる。
【0015】
図3には、別の実施の形態が示されている。図3の実施の形態は、スイッチS1が導通しているダイオードD2と並列にノード10bと10cとの間に接続される点で、図2の実施の形態とは異なる。このケースでは、最大の出力電圧V1は、閾値の制限として正確に決定されない。スイッチS1は、制御回路60からの信号に応答して、キャパシタCLからスイッチS1及びキャパシタCmainsを通して抵抗Rmainsへの放電経路をイネーブルにするために閉じる。スイッチを開くことは、最小の所望の出力電圧に到達するとすぐに抵抗Rmainsへの更なる放電をディスエーブルにする。この実現では、抵抗RL間の出力電圧は、(スイッチS1が開いているとき)充電サイクルの間に制御されない。先に記載された実施の形態は、直列レギュレータのような電圧リミッタが続くときはいつでも有効なソリューションを提供する。図3に係るソリューションは、キャパシタCmains及びライン整流器における電流の遷移を有利にも生成しない。図2及び図3に示された先に記載された実施の形態から、図2に実施の形態では充電が制御され、図3の実施の形態では放電が制御される。
【0016】
図2及び図3の概念的な表現を実現する詳細な回路図は、図4及び図5にそれぞれ示されている。図4及び図5に示されるように、スイッチモード電源の汎用のメインコントローラの補助電力を発生するためのアレンジメントが実現される。抵抗Rbiasにより初期のスタートアップ電圧が供給される。通常のランモードでは、コントローラの電力消費は、抵抗Rbiasが伝送することができる電力量よりも高い。ここで、タップ接続されたキャパシタCmainsとCLは、先に説明されたようにコントローラに電力を持続させる。図2における代表的なスイッチS1は、図4の高利得トランジスタQ1及びQ2により確立される。図4に示されるように、pnpトランジスタQ1は、トランジスタQ2の端子c2に接続されるそのベース端子b1を有している。トランジスタQ1の端子e1は、ノード10bに接続され、トランジスタQ1の端子c1は、npnトランジスタQ2のベース端子b2に接続される。端子c1,b2は、抵抗R2を通してGNDに結合される、ノード10dで接続される。抵抗R1は、トランジスタQ1,Q2の端子b1,c2をノード10bに結合する。ツェナーダイオードD4は、ノード10cとノード10dとの間に結合される。出力電圧は、ダイオードD4により感知され、高利得トランジスタQ1,Q2を直接制御する。回路400は、自走電力発振器で実施される場合があり、その動作は、二次側410からの出力電圧に依存してイネーブル/ディスエーブルにされる。先に説明されたように、所期のスタートアップ電圧は、抵抗Rbiasにより提供される。キャパシタCL間の電圧が閾値以下である限り、キャパシタCmainsからダイオードD2を通してキャパシタCLへの電流経路が確立され、キャパシタCmains及びCLは充電し続ける。しかし、電力発振器の動作に応じて、発振器で消費された電力は、抵抗Rbiasが伝送することができるよりも高い。したがって、キャパシタCmains及びCLに蓄積されるエネルギーは、電力発振器のドライバにエネルギーを供給するために使用される。
【0017】
類似のやり方で、図3のスイッチS1は、図5に例示される回路アレンジメント500におけるトランジスタQ1として実現される。図5に示されるように、pnpトランジスタQ1は、抵抗R2を通してnpnトランジスタQ2の端子c2に接続されるそのベース端子b1を有している。トランジスタQ1の端子e1は、ダイオードD2のアノードに接続され、トランジスタQ1の端子c1は、ノード10bでダイオードD2のカソードに接続される。抵抗R1は、抵抗R2をもつ分圧器のアレンジメントにおいて、ダイオードD2のアノードとトランジスタQ1の端子b1との間に接続される。ダイオードD1は、ノード10bとGNDとの間に接続される。npnトランジスタQ2のベース端子b2は、ノード10eでツェナーダイオードD4に接続される。抵抗R3は、ノード10eとGNDとの間に接続され、ダイオードD4のカソードは、抵抗R4を通してノード10cに接続されている。トランジスタQ2の端子e2は、GNDに接続されている。ここで、ツェナーダイオードD4は、コントローラ60の入力で駆動電圧を所与の値又は予め決定された値に制限する。ダイオードD4は、ドライバQ2を介してトランジスタQ1を制御する。したがって、キャパシタCLは、コントローラ60の入力での所望の最小の電圧に到達するまで、二次側での変換された負荷Rsに対応する、キャパシタCmains及び主要な負荷Rmainsに切り替え可能に結合されたままである。そのとき、キャパシタCLは、コントローラのために必要とされる比較的低い電流により制御回路60を通して放電される。これは、次の充電インターバルがキャパシタCmainsにおいて到達するまで行われる。代替的なアレンジメントでは、ダイオードD4は、汎用の直列電圧リミッタ又は安定化回路の一部とすることができる。
【0018】
本発明は例示的な実施の形態の観点で説明されたが、本発明はこれらに限定されるものではない。特許請求の範囲は、本発明の等価の範囲から逸脱することなしに、当業者によりなされる本発明の他の変形例及び実施の形態を広く含むものと解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の例示的な実施の形態に係る容量的に結合される電源を例示する図である。
【図2】本発明の別の例示的な実施の形態に係る容量的に結合される電源を例示する図である。
【図3】本発明の別の例示的な実施の形態に係る容量的に結合される電源を例示する図である。
【図4】本発明の別の例示的な実施の形態に係る容量的に結合される電源を例示する図である。
【図5】本発明の別の例示的な実施の形態に係る容量的に結合される電源を例示する図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容量性の分圧器を形成する第一及び第二のキャパシタの対と、
周期的な入力供給電圧の一部から、該第二のキャパシタで、負荷回路に結合される第二の供給電圧を生成するため、該容量性の分圧器に結合される周期的な入力供給電圧のソースと、
該第二の供給電圧を調整する方式で、該第一のキャパシタを該第二のキャパシタに選択的に結合するため、該第二のキャパシタに結合されるスイッチと、
を備えることを特徴とする電源。
【請求項2】
該スイッチは、該第二の供給電圧を調整するための負帰還の方式で、該第一のキャパシタを該第二のキャパシタに選択的に結合するため、該第二のキャパシタに結合される、
請求項1記載の電源。
【請求項3】
該スイッチは、該第一のキャパシタを該第二のキャパシタに選択的に結合するため、該第二の供給電圧を感知し、該感知された電圧を基準電圧と比較する制御回路からの制御信号に応答する、
請求項1記載の電源。
【請求項4】
該スイッチは、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタとの間に結合され、該第一のキャパシタを該第二のキャパシタに選択的に結合するため、制御回路からの制御信号に応答する、
請求項1記載の電源。
【請求項5】
該スイッチは、該第一のキャパシタを該第二のキャパシタに選択的に結合するため、該第二のキャパシタ間に短絡回路を備える、
請求項1記載の電源。
【請求項6】
該スイッチは、少なくとも1つのトランジスタを備える、
請求項1記載の電源。
【請求項7】
該第一のキャパシタと該第二のキャパシタとの間に第一のダイオードが結合され、該第二のキャパシタは、基準電位に結合される第一の端子を有する、
請求項1記載の電源。
【請求項8】
該第一のキャパシタと該基準電位との間に第二のダイオードが結合される、
請求項7記載の電源。
【請求項9】
周期的な入力供給電圧のソースは、整流器に結合される交流電圧源を備える、
請求項1記載の電源。
【請求項10】
該スイッチは、該第二のキャパシタの充電の調整、及び該第二のキャパシタの放電の調整のうちの一方について、制御信号に従って該第一のキャパシタと該第二のキャパシタを選択的に結合する、
請求項1記載の電源。
【請求項11】
該スイッチは、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタのうちの一方が第一の方向で充電されたとき、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタとの間の電荷の転送を変え、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタのうちの該一方が該第一の方向とは反対の第二の方向で充電されたとき、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタとの間の電荷の転送を変えないようにする、
請求項1記載の電源。
【請求項12】
第一のキャパシタと、
容量性の分圧器を形成するため、該第一のキャパシタに選択的に結合される第二のキャパシタと、
該第一のキャパシタと該第二のキャパシタのうちの一方の間の電圧を感知し、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタとを制御可能に結合するため、該第二のキャパシタに結合される制御回路と、
を備えることを特徴とする電源。
【請求項13】
該第一のキャパシタと該第二のキャパシタとの間に結合され、該第一のキャパシタを該第二のキャパシタに選択的に結合するため、制御回路からの制御信号に応答する少なくとも1つのスイッチを更に備える、
請求項12記載の電源。
【請求項14】
該少なくとも1つのスイッチは、1以上のトランジスタを備える、
請求項13記載の電源。
【請求項15】
該第一のキャパシタに結合される第一の端子と、該第二のキャパシタに結合される第二の端子とを有する第一の整流器、及び該第一の整流器の該第一の端子に結合される端子を有するスイッチを更に備える、
請求項12記載の電源。
【請求項16】
該スイッチは、該第一の整流器の該第二の端子に結合される第二の端子を更に備える、
請求項15記載の電源。
【請求項17】
該スイッチは、1以上のトランジスタを備える、
請求項16記載の電源。
【請求項18】
該スイッチと並列に結合される第二の整流器を更に備える、
請求項16記載の電源。
【請求項19】
該第二のキャパシタは、該コントローラを通して放電電流を供給する、
請求項12記載の電源。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電圧を印加する供給電圧源と、
第一のキャパシタと、
第二のキャパシタと、
該第二のキャパシタにおける出力の第一の部分を生成するため、該電圧を印加する供給電圧に関する容量性の分圧器を形成するために該第一のキャパシタと該第二のキャパシタを周期的に結合するスイッチと、
該第二のキャパシタにおける出力の第二の部分を生成するため、該第一のキャパシタをバイパスする方法で、該電圧を印加する供給電圧源と該第二のキャパシタとに結合されるインピーダンスと、
を備えることを特徴とする電源。
【請求項2】
該スイッチは、該第二の供給電圧を調整するための負帰還の方法で、該第一のキャパシタを該第二のキャパシタに選択的に結合するために該第二のキャパシタに結合される、
請求項1記載の電源。
【請求項3】
該スイッチは、該第一のキャパシタを該第二のキャパシタに選択的に結合するため、該出力の第二の部分を感知し、感知された電圧を基準電圧と比較する制御回路からの制御信号に応答する、
請求項1記載の電源。
【請求項4】
該スイッチは、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタとの間に結合され、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタを選択的に結合するため、制御回路からの制御信号に応答する、
請求項1記載の電源。
【請求項5】
該スイッチは、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタを選択的に結合するため、該第二のキャパシタ間に短絡回路を備える、
請求項1記載の電源。
【請求項6】
該スイッチは、少なくとも1つのトランジスタを備える、
請求項1記載の電源。
【請求項7】
該第一のキャパシタと該第二のキャパシタとの間に第一のダイオードが結合され、該第二のキャパシタは、基準電位に結合される第一の端子を有する、
請求項1記載の電源。
【請求項8】
該第一のキャパシタと該基準電位との間に第二のダイオードが結合される、
請求項7記載の電源。
【請求項9】
周期的な入力供給電圧源は、整流器に結合された交流電圧源を備える、
請求項1記載の電源。
【請求項10】
該スイッチは、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタのうちの一方が第一の方向で充電されたときに該第一のキャパシタと該第二のキャパシタの間の電荷の転送を変え、該第一のキャパシタと該第二のキャパシタのうちの該一方が該第一の方向とは異なる第二の方向で充電されたときに該第一のキャパシタと該第二のキャパシタの間の電荷の転送を変えないようにする、
請求項1記載の電源。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2006−511182(P2006−511182A)
【公表日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−546312(P2004−546312)
【出願日】平成15年10月16日(2003.10.16)
【国際出願番号】PCT/IB2003/005308
【国際公開番号】WO2004/038902
【国際公開日】平成16年5月6日(2004.5.6)
【出願人】(501263810)トムソン ライセンシング (2,848)
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing
【Fターム(参考)】