説明

対象物を追跡するためのシステム及び方法

【解決手段】対象物が、少なくとも1つのマッピングされた電界領域内に位置する。正確かつ高速に複数の対象物を柔軟に支持する構成設定を通して、位置追跡の環境がマッピングされる。ホストおよびリピータデバイスが、空間を規定する多面体の頂点に配置される。多面体の辺の長さは、2つのデバイス間の修正された物理的距離として規定される。このモーフィングは、システムによって測定されたパラメータまたはシステムに入力されたパラメータを用いる。モーフィングされた三次元サブゾーンは、頂点にあるデバイスによって規定された多面体の体積内に規定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2009年8月20日出願の米国特許出願第12/544,493号の利益を主張し、その内容は参照によってすべての目的のために全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、無線対象物位置追跡に関し、特に、相互接続されたトランシーバと通信する高周波識別(RFID)タグを用いて対象物の位置およびデータを追跡するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
リアルタイム位置情報システム(RTLS)は、通例、関連付けられたタグによって対象物を追跡する。それらのシステムは、ユニークデバイス識別(UDI)を提供することが可能であり、RF信号の受信信号強度(RSSI)を用いて相対的な位置を算出しうる。個人に対しては、医療施設、倉庫、位置が重要となるその他の場所などの環境で追跡を行うために、バッジが用いられる。固定または携帯型リーダと通信するために、社員バッジおよびアセットタグは、パッシブまたはアクティブRFIDを備えてよい。
【0004】
RTLSがタグとインターフェースをとってタグの位置を決定する際の通信プロトコルとして、Wi−Fi規格(802.11)が利用されてきた。一部のタグは、大企業の要求を満たす規模を意図しているが、成功しておらず、小規模の設置に限られている。現場での精度が、ビジネスのニーズを満たすのに不十分である可能性がある。例えば、精度は、環境および固定ステーションの位置によって悪化する場合がある。一部のシステムは、習得して利用することが困難であり、視覚的要素を欠いている。また、位置特定または識別の速度が許容できないレベルである場合もある。いくつかのタグが送信を行い、それらの位置が更新されるまでに、数分掛かりうる。一部の例では、時間間隔が短縮されている場合もあるが、結果として、タグのバッテリ寿命が許容できないレベルになる。
【0005】
これらのシステムは、様々なレベルの精度で人および物品を監視する。病院施設などの複数の環境に適した拡張可能なシステムで資産およびそれらの属性を経済的かつ正確に追跡できることが求められている。
【発明の概要】
【0006】
本発明の実施形態は、「ホストおよびリピータ」構成における無線タグを含む。これらのホストおよびリピータは、セクタおよびゾーンに編成される。位置特定サービスおよびデータ管理サービスの間で、位置が決定される。一般に、位置特定サービスは、タグのセクタおよびゾーンの位置を決定する。位置特定サービスは、この位置を、ゾーンを構成するホストおよび2つのリピータに対する電界強度測定値と共にタグ位置メッセージでデータ管理サービスに送信する。位置特定サービスは、ネットワークメッセージをリッスンし、次いで、それらのメッセージをTagIDに基づいて分類する。次に、メッセージを最大信号強度から最小信号強度の順にソートする。その後、リストを調べて、セクタ内の第1のゾーン一致(最大測定値を有するゾーン)を見つけ出す。これが完了すると、タグ位置メッセージをデータ管理サービスに送信する。データ管理サービスは、タグからの測定値を処理して、タグの位置をプロジェクト管理アプリケーションに提供し、ビジネス機能を支援する。
【0007】
実施形態は、電界領域内での対象物位置追跡のためのシステムを含み、システムは、対象物に関連付けられた少なくとも1つのタグと、少なくとも1つのホストと、を備え、少なくとも1つのホストは、少なくとも1つのタグおよび少なくとも1つのホストの内の少なくとも1つによって生成された電界の特性を決定し、それにより、電界領域内での少なくとも1つのタグの位置が特性から決定される。別の実施形態は、さらに、少なくとも1つのリピータを備え、少なくとも1つのリピータおよび少なくとも1つのホストの内の少なくとも1つは、少なくとも1つのタグ、少なくとも1つのホスト、および、少なくとも1つのリピータの内の少なくとも1つによって生成された電界の特性を決定し、少なくとも1つのリピータは、少なくとも1つのホストと通信し、それにより、電界領域内での少なくとも1つのタグの位置が特性から決定される。さらなる実施形態では、位置決定は、三空間次元を含む。別の実施形態において、電界領域は、少なくとも1つのグループを含む少なくとも1つのセクタを含み、少なくとも1つのグループは、少なくとも1つのサブゾーンを含む少なくとも1つのゾーンを含む。さらに別の実施形態では、対象物の位置決定はルールを含み、ルールは、環境および対象物特性に適合するためのオーバーライドを含み、位置決定は、タグがホストに関連付けられた時にタグを特定の位置に割り当てることを含み、ホストは近接デバイスとして構成される。別の実施形態において、環境特性および対象物特性の通信はメッセージを含み、メッセージは、タグ位置、バッテリ電圧、周囲温度、ホストからのRF強度、位置未特定タグ、および、タグ近接の内の少なくとも1つを含む。さらなる実施形態では、対象物位置追跡は、電界領域をマッピングすることを含み、マッピングは電界パラメータを含む。さらに別の実施形態では、マッピングされる電界パラメータが、タグからホストへの受信信号強度(RSSI)と、ホストからタグへのRSSIとを含み、アセットタグの出現によってアセットテーブルが更新され、対象物追跡が閾値を含むことにより、効率が向上される。
【0008】
実施形態は、さらに、対象物を追跡するための方法を含んでおり、その方法は、領域の電界特性を測定する工程と、測定された特性から少なくとも1つの対象物を特定する工程と、測定された特性から対象物の少なくとも位置を決定する工程と、を備える。別の実施形態では、位置を規定するために電界領域がマッピングされる。一実施形態において、方法は、さらに、領域の電界の特性を決定するために較正を行うことによって、領域の電界を特性に対してマッピングする工程を備える。別の実施形態において、特性は、位置に対するRF電界特性を含み、位置の解像度が設定可能であることによって精度および速度が向上され、少なくとも1つの対象物は、対象物パラメータによってソートされる。別の一実施形態では、対象物の少なくとも位置を決定する工程は、メッセージチェック頻度を規定する設定可能なスリープ時間を含み、それによって効率が向上される。
【0009】
さらなる実施形態は、電界領域内での対象物追跡のためのシステムを含んでおり、そのシステムは、少なくとも1つのタグを備える少なくとも1つの対象物と、少なくとも1つのホストと、少なくとも1つのリピータと、を備え、少なくとも1つのリピータは、少なくとも1つのタグを備える少なくとも1つの対象物によって生成された電界の特性を決定し、少なくとも1つのホストと通信し、それによって、電界領域内での少なくとも1つの対象物の三次元空間位置が特性から決定され、特性データベース内に存在しないタグに対しては、偽位置メッセージが無視され、電界マッピング特性は拡張マークアップ言語(XML)文書を含み、対象物追跡は、ネットワーク外情報、パージ時間、および、メッセージチェック頻度を規定する設定可能なスリープ時間を含み、それによって効率が向上される。
【0010】
本明細書に記載された特徴および利点はすべてを包含しているわけではなく、特に、図面、明細書、および、特許請求の範囲を鑑みれば、多くのさらなる特徴および利点が当業者にとって明らかになる。さらに、本明細書で用いられている言語は、主に読みやすさと教示を目的として選択されたものであり、本発明の主題の範囲を限定しない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】一実施形態に従って構成されたホストおよびリスニングリピータの機能的なセクタ配置を示す図。
【0012】
【図2】一実施形態に従ってホストおよびリスニングリピータのグループの構成を示す図。
【0013】
【図3】一実施形態に従ってグループ1および2のゾーンの構成を示す図。
【0014】
【図4】一実施形態に従ってグループ3および4のゾーンの構成を示す図。
【0015】
【図5】一実施形態に従ってゾーン5のサブゾーンの構成を示す図。
【0016】
【図6】一実施形態に従って多角形モーフィングの三次元の関係性を示す図。
【0017】
【図7】一実施形態に従ってタグサブゾーン決定処理を示すフローチャート。
【0018】
【図8】一実施形態に従って構成されたシステムアーキテクチャ要素を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
システムのインフラの構成要素は、1または複数のセクタを規定するよう構成されたデバイスを含む。デバイスは、ホストおよびリピータに分類することができる。ホストは、タグと通信する機能、リピータを同期させる機能、および、タグと位置特定サーバとの間でプロトコルをブリッジする機能を実行する。リピータは、プロトコルをブリッジすることによってタグからホストに送信されているデータを繰り返すパッシブなリスニングデバイスである。セクタについて、セクタはグループに分割され、各グループはゾーンに分割される。続いて、ゾーンはサブゾーンに分割される。サブゾーンは、送信タグからの相対信号強度によって特徴付けられる。最初に構成要素レイアウトの説明を二次元で行い、その後、三次元に拡張する。それぞれの詳細を以下に示す。
【0020】
図1は、一実施形態に従って構成されたホストおよびリスニングリピータを備える1つのセクタ100を示す機能配置図である。セクタは、ホストデバイス105および個2〜8個のリピータからなる。この実施形態において、ホストは、一般に、8つのリピータの中央に物理的に配置されている。リピータは、便宜上コンパスの方位によって特定されているが、必ずしも実際の方位を示すものではない。説明のために、リピータは、北西(NW)110、北(N)115、北東(NE)120、西(W)125、東(E)130、南西(SW)135、南(S)140、および、南東(SE)145で示されている。この配置の命名方法は、三次元に拡張した際には利用されないことに注意されたい。
【0021】
図2は、一実施形態においてグループを指定するために行ったセクタ内のホストおよびリピータの関連付け200を示す。グループは、3つのリピータおよび1つのホストを含む。この実施形態において、セクタ全体には、ホストおよびリピータの4つの分類グループが含まれる。ホスト、NW、N、および、Wリピータを、グループ1(205)と呼ぶこととする。ホスト、SW、S、および、Wリピータを、グループ2(210)と呼ぶこととする。ホスト、NE、S、および、Eリピータを、グループ3(215)と呼ぶこととする。ホスト、NE、N、および、Eリピータを、グループ4(220)と呼ぶこととする。各グループの表現は、同じセクタ(セクタ1)についてのものである。
【0022】
図3は、一実施形態においてセクタのグループ1および2内のゾーン300を示す。ゾーンは、2つのリピータおよび1つのホストを含んでおり、結果として、グループ当たり3つのゾーンが存在する。グループ1(305)は、3つのゾーンを含む:ゾーン1(310)は、ホスト(H)、N、および、NWを含み、ゾーン2(315)は、H、NW、および、Wを含み、ゾーン3(320)は、H、N、および、Wを含む。グループ2(325)は、3つのゾーンを含む:ゾーン4(330)は、H、W、および、SWを含み、ゾーン5(335)は、H、SW、および、Sを含み、ゾーン6(340)は、H、W、および、Sを含む。
【0023】
図4は、一実施形態においてセクタのグループ3および4内のゾーン400を示す。グループ3(405)は、H、S、および、SEを含むゾーン7(410)と、H、SE、および、Eを含むゾーン8(415)と、H、S、および、Eを含むゾーン9(420)とを含む。グループ4(425)は、H、E、および、NEを含むゾーンA(430)と、H、N、および、NEを含むゾーンB(435)と、H、E、および、Nを含むゾーンC(440)とを含む。
【0024】
表1は、本実施形態のセクタのすべてのゾーンについてまとめたものである。
【表1】

【0025】
この特定の実施形態では、中央にある固定ホストを用いているが、ホストは、任意の幾何学的形状を構成するために動的に選択されてよい。一例として、上記の表においてグループ5については、ホストを含めることなく、三角形が規定されている。これは、ホストを選択するシステムソフトウェアによって、初期設定で行われてもよいし動的に行われてもよい。また、互いに隣接した3つのデバイスを選択しなければならない訳ではない。実施形態は、NW、SE、SWを選択して、それらの1つにホストを割り当てることができる。これは、三次元で機能する場合にも当てはまる。三次元では、三角形は、多面体に交換される。空間モデルを考慮し、セクタ、ゾーン、および、サブゾーンを歪ませる仮想タグリーディングを追加する場合には、単純な三角形も残される。仮想タグは、電磁場の歪んだ領域を取り囲むように、ホストおよび/またはリピータによって規定された形状の側面を押したり引いたりする効果を有する。
【0026】
図5は、一実施形態におけるゾーン内のサブゾーン500を特定する図である。タグの位置に対してゾーンが決定されると、ゾーンの3つのデバイス(ホストおよびリピータ)の各々での受信信号強度が比較される。この実施形態において、ゾーンは、7つのサブゾーンに分割される。7つより多いサブゾーンまたは少ないサブゾーンに分割されてもよい。サブゾーンの数は、設定および構成オプションであってよい。上で挙げた各ゾーンは、セクタ内の1つのホストおよび2つのリピータを含む。表1に挙げた順番は、命名のために重要である。各ゾーンのデバイスは、左から右に向かって、そのゾーンのためのホスト、リピータ1、および、リピータ2の順に並んでいる。ゾーン5(505)は、ホスト520、SWリピータ510、および、Sリピータ515を含む。ゾーン5(505)について、リピータ1は、セクタの南西(SW)リピータ510である。ゾーン5のリピータ2は、セクタの南(S)リピータ515である。図面は、各サブゾーンの概略の領域を示しているにすぎず、必ずしも具体的な点または位置を示しているわけではない。各ゾーン内の7つのサブゾーンに対する共通パラメータ定義は、ゾーン5を一例とすると、以下のように定義される。サブゾーン0(525)については、すべての3つの信号が、ほぼ等しい。サブゾーン1(530)については、ホスト520の信号が最大である。サブゾーン2(535)については、リピータ1(510)の信号が最大である。サブゾーン3(540)については、リピータ2(515)の信号が最大である。サブゾーン4(545)については、ホスト520およびリピータ1(510)の信号がほぼ等しく、リピータ2(515)の信号よりも強い。サブゾーン5(550)については、リピータ1(510)およびリピータ2(515)の信号がほぼ等しく、ホスト520の信号よりも強い。サブゾーン6(555)については、ホスト520およびリピータ2(515)の信号がほぼ等しく、リピータ1(510)の信号よりも強い。セクタ内の12のゾーンの各々に対して7つのサブゾーンが存在するため、セクタ当たり84のサブゾーンが存在する。この実施形態では、信号強度がパラメータとして観察される。強度または位相シフトなどその他のパラメータが用いられてもよい。
【0027】
図6は、図1から図5の二次元の記載に対する三次元ボリューム拡張600の一実施形態を示す。提示された二次元の概念と三次元の対応する概念との間の関係性について、以下で説明する。数学的には、多面体は、平坦面を有する任意の次元nのユークリッド空間内の集合として定義される。幾何学的には、多面体は、平坦な多角形面で形成された三次元形状である。面同士は、辺で交わる。辺は、直線線分である。これらの直線線分は、頂点で交わる。多面体の例としては、四面体605および670(4つの頂点および4つの三角面)、五面体(図示せず)(5つの頂点および5つの面、すなわち、四角錐)、および、立方体630(8つの頂点および6つの正方形の面)が挙げられる。多面体の辺は、対称な多面体では等しい場合もあるが、必ずしもそうではない。本願では、ホストおよびリピータデバイスは、多面体の頂点に配置される。4つのデバイスは四面体を規定し、5つのデバイスは五面体を規定し、6つのデバイスは立方体を規定しうる。同じ数の頂点および同じ種類の多面体を維持しつつ、辺の長さを変化させることができる。辺の長さは、2つのデバイス間の物理的距離として規定できる。これは、測定してシステムに格納することができる。数学的には、辺の値は、一例として信号強度を示しうる。それらは、隣接するまたは単に関連のあるデバイスすなわち頂点に適用されるパラメータによって様々でありうる。これは、1組の辺の値から別の組の辺の値へのモーフィングすなわち遷移と考えることができる。
【0028】
図6の例によると、元の四面体605は、頂点610、615、620、および、625を備える。元の立方体630は、頂点635、640、645、650、655、660、および、665(そして、見えない1頂点)を備える。モーフィングされた四面体670およびモーフィングされた立方体675は、プライム記号(’)で示された頂点の間の辺の長さが異なる。モーフィングされた四面体670は、頂点610’、615’、620’、および、625’を備える。モーフィングされた立方体665は、頂点635’、640’、645’、650’、655’、660’、および、665’(そして、見えない1頂点)を備える。これは、頂点すなわちデバイスの間の様々な関係性を示している。測定、計算、手入力、または、それらのいくつかの組み合わせが可能である。例えば、電磁場の歪みはこのように表すことができる。金属の妨害物は、デバイスが実際よりも遠い距離に位置するかのように、信号強度を減衰させうる。これを、モーフィング調整によって考慮することができる。このように、モーフィングされた三次元サブゾーンは、頂点にあるデバイスによって規定された多面体の体積内に規定される。結果として、実際の環境内での精度が高くなる。
【0029】
図7は、システム動作の実施形態を示すフローチャート700である。図7Aは、システム設定を構成する工程のフローチャートであり、図7Bは、タグ位置特定のフローチャートである。図7Aは、対象物の位置特定および追跡のためのシステムを構成する工程のフローチャートである。工程705から開始され、ホストおよびリピータは、工程710において1または複数のセクタを規定するよう構成される。セクタ内のグループが、工程715で規定される。グループ内のゾーンが、工程720で規定される。ゾーン内のサブゾーンが、工程725で規定される。セクタ、グループ、ゾーン、および、サブゾーンによって規定された幾何形状は、工程730でn次元の幾何形状にモーフィングされ、工程735でシステム構成が終了する。図7Bは、サブゾーン内にタグを位置づけるための工程のフローチャートである。工程740から開始され、ホストおよびリピータは、工程745でタグからの信号をリッスンする。ホストおよびリピータで受信されたタグ信号の振幅が、工程750で記録される。これらの信号に基づいて、工程755でゾーンが決定される。受信信号強度の比較から、工程760でサブゾーンが決定され、工程765でサブゾーン決定が終了する。
【0030】
システム動作の実施形態は、構成ファイル、サービス、および、メッセージを含む。サービスは、2つのWindows(登録商標)サービス、すなわち、位置特定サービスおよびデータ管理サービスを含む。構成ファイルは、位置特定サービスアプリケーション構成ファイルおよびデータ管理アプリケーション構成ファイルの各々に対して存在する。メッセージは、デバイスおよび位置特定サービスの間、ならびに、位置特定サービスおよびデータ管理サービスの間でやり取りされる。
【0031】
セクタおよびゾーンが構成される時、拡張マークアップ言語(XML)文書が作成され、各セクタおよびこれらのセクタ内のゾーンを構成するホストおよびリピータを記述する。デバイスは、システム構成を記述するためにXML文書で用いられるルータ・メディアアクセス制御(RMAC)アドレスを与えられる。このXMLファイルは、データ管理サービスがセクタの現在の構成に関する情報を有するように、データ管理サービスによって読み出される。
【0032】
実施形態において、構成データベースは、以下のテーブルを含む:顧客施設、顧客フロア、デバイスルータ、デバイス分類セクタ、デバイス分類グループ、および、デバイス分類ゾーン。
【0033】
データ管理サービスアプリケーション構成
データ管理サービスアプリケーション構成設定が、データ管理サービスアプリケーション構成ファイルに含まれる。実施形態において、データ管理サービスのためのアプリケーション構成設定は、AutoAddTags、batteryDelta、batteryMax、batteryMin、configFilename、DebugOn、floatEqualRange、ListenPort、locationAgeOut、logLineLimit、logPath、purgeHours、SqlServerConnectString、TagPrefix、tempMax、tempMin、および、xmlPathを含む。具体的には、AutoAddTagsが「True」に設定された場合、位置メッセージが位置特定サービスから受信されると、例えば、プロジェクト「可動生物医学アセット」のテーブル内に存在しないタグが自動的に追加される。「False」に設定された場合、位置メッセージは、データベースに存在しないタグについては無視される。データ管理サービスは、batteryDelta構成設定より大きいバッテリ電圧の変化を記録する。バッテリ電圧の変化は、ProjectInsight(商標)データベース内のTagVoltageChangesテーブルに記録される。BatteryMaxはバッテリ電圧の最大値であり、この量を超える値は無視される。BatteryMinはバッテリ電圧の最小値であり、この量より小さい値は無視される。実施形態の説明を続けると、ConfigFilenameは、セクタ/ゾーン構成を記述するXMLファイルの名前である。DebugOnが「True」に設定されると、デバッグログファイルが作成され、ランタイム中にメッセージがこのファイルに記録される。ファイルは、logPathとして設定されたディレクトリに置かれる。FloatEqualRange値は、2つの浮動小数点数が「等しい」すなわち等価であると見なされるか否かを判定するために用いられる。これは、2以上のデバイスによって読み取られた場合にタグの信号強度値を比較する際に用いられる。その値は、プラスまたはマイナスであるため、値「3」は、+/−3.0の範囲を有する。ListenPortは、サービスが位置特定サービスからのメッセージをリッスンするためのネットワークポートである。LocationAgeOutは、タグが「ネットワーク外」であるか否かを判定するためにデータ管理サービスが用いる秒数である。LogLineLimitは、新しいファイルを作成するまでのログファイル内のライン数の制限である。LogPathは、ログファイルが作成されるディレクトリである。PurgeHoursは、AssetLocationLog内に値が保持されるパージまでの期間である。SqlServerConnectStringは、ProjectInsight(商標)データベースにアクセスするために用いる接続文字列である。TagPrefixは、AutoAddTagsが「True」に設定された場合に用いられる。moblieBiomedAssetテーブルのProductNameフィールドは、この設定の値の後に、キャピタライズされた16進数を含むタグのMACアドレスの最後の3バイトを足したものに自動的に設定される。TempMaxは、周囲温度の測定値の最大値であり、この量を超える値は無視される。TempMinは、周囲温度の測定値の最小値であり、この量より小さい値は無視される。XmlPathは、セクタ/ゾーン構成を記述するXMLファイルの名前である。
【0034】
位置特定サービス
位置特定サービスは、データベースから論理的セクタ/ゾーン構成を読み出す。位置特定サービスは、論理的セクタ/ゾーン構成をモデル化し、ホストおよびリピータからのタグ受信電界強度メッセージ、電圧メッセージ、および、周囲温度メッセージを処理する。タグからの信号が位置特定サービスで読まれると、それらの値が比較され、最大の信号を有するゾーンを用いて、位置が決定される。ゾーンが決定されると、信号が比較され、ゾーンはさらにサブゾーンに分割される。次いで、位置特定サービスは、セクタ/ゾーン/サブゾーン情報をデータ管理サービスに送信する。データ管理サービスは、セクタ/ゾーン/サブゾーンを部屋の位置に変換し、ProjectInsight(商標)ウェブアプリケーションなどのプロジェクト管理アプリケーションによって用いられるデータベースを更新する。
【0035】
位置特定サービスアプリケーション構成
実施形態において、位置特定サービスアプリケーション構成設定が、位置特定サービスアプリケーション構成ファイルに含まれる。アプリケーションが構築される時に、Microsoft.netXMLアプリケーション構成ファイルが自動的に生成される。そのファイルは、アプリケーションのための設定可能なパラメータを設定するために用いることができる。実施形態において、位置特定サービスのためのアプリケーション構成設定は、DebugOn、FloorID、ListenPort、LocateSleep、logLineLimit、logPath、relayAddrList、SendIP、SendPort、および、SqlServerConnectStringを含む。具体的には、DebugOnが「True」に設定されると、デバッグログファイルが作成され、ランタイム中にメッセージがこのファイルに記録される。FloorIDは、Configデータベース内のCustomer.FloorテーブルからのFloorIDであり、これは、位置特定サービスのこのインスタンスが実行される対象となるフロアである。ListenPortは、サービスがデバイスからのメッセージをリッスンするためのネットワークポートである。LocateSleepは、メッセージバッファでタグ電界強度メッセージをチェックする前に、位置スレッドがスリープするミリ秒数である。LogLineLimitは、新しいファイルを作成するまでにログファイル内で許容可能なライン数の制限である。LogPathは、ログファイルが作成されるディレクトリである。RelayAddrListは、デバイスからのメッセージが送信されるIPアドレスおよびポートのリストである。SendIPは、データ管理サービスのIPアドレスである。SendIPは、データ管理サービスがリッスンしているポートである。SqlServerConnectStringは、airPointeConfigデータベースにアクセスするために用いる接続文字列である。
【0036】
位置特定サービスメッセージ
実施形態では、デバイス・ツー・位置特定サービスメッセージが、システム内でタグ情報を通信する。ホストおよびリピータは、位置特定サーバのIPアドレスを備えるようプログラムされる。位置特定サービスは、すべてのホストおよびリピータからのメッセージのためのポートをリッスンする。メッセージは、ルータMAC、ルータタイプ、タグMAC、タグタイプ、パケットタイプ、シーケンス数、ホスト送信電力、タグによって測定されたホスト電界強度、タグ送信電力、ホストによって測定されたタグ電界強度、および、ホストMACを含む。位置特定サービスは、メッセージタイプ(例えば、タグ電界強度クエリ、タグ電圧、および、タグ周囲温度)を調べる。タグ電圧およびタグ周囲温度のデータは、データ管理サービスに転送される。タグ電界強度メッセージは、設定可能な期間中、バッファ内に格納された後に、タグ位置が決定される位置特定アルゴリズムによって処理され、データ管理サービスが、ProjectInsight(商標)のプロジェクト管理データベース内のタグの現在位置を更新する。
【0037】
実施形態において、位置特定サービス・ツー・データ管理サービスメッセージは、タグ位置、バッテリ電圧、周囲温度、ホストに対する電界強度、位置未特定タグ、および、タグ近接を含む。タグ位置メッセージは、特定のセクタ/ゾーンにタグの位置を特定できた場合に送信される。バッテリ電圧メッセージ、周囲温度メッセージ、および、ホストに対する電界強度メッセージは変換され、データ管理サービスに送信される。位置未特定タグメッセージは、そのタグの測定値が特定のセクタ/ゾーンに位置づけられない場合にデータ管理サービスに送信される。次いで、データ管理サービスは、サブゾーンおよびオーバーライド・ルールを用いて、一致が見出された場合にタグを位置に割り当てることができる。タグ近接メッセージは、特定のセクタ/ゾーンにタグの位置を特定できた場合に送信される。
【0038】
位置メカニズム
実施形態において、位置決定メカニズムは、ホスト上の閾値設定を用いて、タグが正しいセクタと関連付けられることを保証する。セクタ/ゾーン/サブゾーンの構成および部屋位置へのセクタ/ゾーン/サブゾーンの割り当ても含まれる。位置決定メカニズムは、位置特定サービスおよびデータ管理サービスの間で分担される。一般に、位置特定サービスは、タグがどのセクタおよびゾーン「の中にある」のかを決定する。位置特定サービスは、この決定を、ゾーンを構成するホストおよび2つのリピータに対する電界強度測定値と共にタグ位置メッセージでデータ管理サービスに送信する。位置特定サービスは、メッセージをリッスンし、次いで、それらのメッセージをTagIDに基づいて分類する。次に、メッセージを最大電界強度から最小電界強度の順にソートする。その後、リストを調べて、セクタ内の第1のゾーン一致(最大測定値を有するゾーン)を見つけ出す。これが完了すると、タグ位置メッセージをデータ管理サービスに送信する。データ管理サービスは、セクタ/ゾーン/サブゾーンから位置名へのマッピングを行うキーフィールドを備えるよう構成される。マッピングの一例は:0xB305 OR7である。このマッピングは、セクタ0xB、ゾーン0x3サブゾーン0x5が、位置「手術室7(OR7)」に対応することを意味する。
【0039】
データ管理サービスは、タグ位置メッセージを受信すると、3つの電界強度値を用いて、タグが位置づけられるサブゾーンを決定する。3つの電界強度値を比較し、それらの比較に基づいて、適切なサブゾーン内にタグを位置づける。比較は浮動小数点dBm値を用いて行われるため、設定可能な範囲を用いて、値がほぼ等しいか否かが決定される。デフォルトの範囲は、+/−5.0dBmである。
【0040】
データ管理サービスは、上述のサブゾーン計算をオーバーライドして、ゾーン内のデバイスの電界強度値が特定のdBmの範囲に収まる場合に、所定の位置にタグを位置づけるよう構成されてよい。例えば、セクタ1ゾーン3についてのタグ位置メッセージが受信され、タグからホストへのdBm値が−47から−61の間であり、リピータ1によって読み取られたdBm値が−33から−53の間であり、リピータ2によって読み取られたdBm値が−29から−39の間にある場合に、手術室1(OR−1)にタグを位置づけるというルールを作成できる。実施形態では、これらのルールが構成されて、XML構成ファイルに書き込まれる。データ管理サービスは、位置未特定タグメッセージ内のdBm値が特定の範囲に収まる場合に、特定の位置にタグを位置づけるよう構成されてよい。例えば、ルールは、データ管理サービスがリーダA、B、C、および、Dについての位置未特定タグメッセージを受信し、AのdBm測定値が−32から−36の間であり、BのdBm測定値が−42から−52の間であり、CのdBm測定値が−25から−45の間であり、DのdBm測定値が−63から−67の間である場合に、手術室22(OR−22)にタグを位置づけるというルールを作成できる。実施形態では、これらのルールが構成されて、XML構成ファイルに書き込まれる。
【0041】
ホストが「近接デバイス」として構成された場合(すなわち、ProximityDeviceフラグがDevice.Routerテーブル内でTrueに設定された場合)、データ管理サービスは、近接デバイスホストに現れるタグを特定の位置に割り当てるよう構成されてよい。実施形態では、これらのルールが構成されて、XML構成ファイルに書き込まれる。
【0042】
図8は、本発明の一実施形態に従って構成された位置特定システム800の構成要素を示す。データ管理サーバ805は、1または複数の位置特定サーバ810、ユーザアプリケーション815、および、システムアプリケーション820とインターフェースをとる。1または複数の位置特定サーバ810は、システム管理サービス825および追跡レイヤサービス830を備える。追跡要素835は追跡マトリクス840を構成する。追跡要素835は、デバイス・追跡レイヤ・インターフェース(DTLI)によって、1または複数の位置特定サーバ810のこれらのサービスとインターフェースをとる。1または複数の位置特定サーバ810は、追跡・コンテキストレイヤ・インターフェース(TCLI)によって、データ管理サーバ805と通信する。データベース845は、関係性レイヤサービス850、コンテキストレイヤサービス855、追跡レイヤサービス860、および、システム管理サービス865からの入力を受信する。システム管理サービス865は、システム管理インターフェースサービス870と通信する。システム管理インターフェースサービス870は、システム管理アプリケーションプログラミングインターフェース(SMAPI)によってウェブサービス875を通してシステムアプリケーション820と通信する。データベース845は、関係性レイヤインターフェースサービス880、コンテキストレイヤインターフェースサービス885、および、追跡レイヤインターフェースサービス890を提供する。関係性レイヤインターフェースサービス880は、関係性アプリケーションプログラミングインターフェース(RAPI)によってウェブサービス875を通してユーザアプリケーション815と通信する。コンテキストレイヤインターフェースサービス885は、コンテキストアプリケーションプログラミングインターフェース(CAPI)によってウェブサービス875を通してユーザアプリケーション815と通信する。追跡レイヤインターフェースサービス890は、追跡アプリケーションプログラミングインターフェース(TAPI)によってウェブサービス875を通してユーザアプリケーション815と通信する。
【0043】
以上、例示および説明のために、本発明の実施形態を記載した。包括的であることも、開示された正確な形態に本発明を限定することも意図されていない。本開示に照らして、多くの変形例および変更例が可能である。本発明の範囲は、この詳細な説明ではなく、本明細書に添付された特許請求の範囲によって限定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電界領域内での対象物位置追跡のためのシステムであって、
対象物に関連付けられた少なくとも1つのタグと、
少なくとも1つのホストと、
を備え、
前記少なくとも1つのホストは、前記少なくとも1つのタグおよび前記少なくとも1つのホストの内の少なくとも1つによって生成された電界の特性を決定し、それにより、前記電界領域内での前記少なくとも1つのタグの位置が前記特性から決定される、システム。
【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、さらに、
少なくとも1つのリピータを備え、
前記少なくとも1つのリピータおよび前記少なくとも1つのホストの内の少なくとも1つは、前記少なくとも1つのタグ、前記少なくとも1つのホスト、および、前記少なくとも1つのリピータの内の少なくとも1つによって生成された電界の特性を決定し、前記少なくとも1つのリピータは、前記少なくとも1つのホストと通信し、それにより、前記電界領域内での前記少なくとも1つのタグの位置が前記特性から決定される、システム。
【請求項3】
請求項1に記載のシステムであって、前記位置の決定は、三空間次元を含む、システム。
【請求項4】
請求項1に記載のシステムであって、前記電界領域は、少なくとも1つのグループを含む少なくとも1つのセクタを含み、前記少なくとも1つのグループは、少なくとも1つのサブゾーンを含む少なくとも1つのゾーンを含む、システム。
【請求項5】
請求項1に記載のシステムであって、対象物の位置決定はルールを含み、前記ルールは、環境および対象物特性に適合するためのオーバーライドを含む、システム。
【請求項6】
請求項1に記載のシステムであって、前記位置の決定は、タグがホストに関連付けられた時に前記タグを特定の位置に割り当てることを含み、前記ホストは近接デバイスとして構成される、システム。
【請求項7】
請求項1に記載のシステムであって、環境特性および対象物特性の通信はメッセージを含み、前記メッセージは、タグ位置、バッテリ電圧、周囲温度、ホストからのRF強度、位置未特定タグ、および、タグ近接の内の少なくとも1つを含む、システム。
【請求項8】
請求項1に記載のシステムであって、前記対象物位置追跡は、前記電界領域をマッピングすることを含む、システム。
【請求項9】
請求項8に記載のシステムであって、前記マッピングは、電界パラメータを含む、システム。
【請求項10】
請求項1に記載のシステムであって、マッピングされる電界パラメータが、タグからホストへの受信信号強度(RSSI)と、ホストからタグへのRSSIとを含む、システム。
【請求項11】
請求項1に記載のシステムであって、アセットタグの出現によってアセットテーブルが更新される、システム。
【請求項12】
請求項1に記載のシステムであって、対象物追跡が閾値を含むことにより、効率が向上される、システム。
【請求項13】
対象物を追跡するための方法であって、
領域の電界特性を測定する工程と、
前記測定された特性から少なくとも1つの対象物を特定する工程と、
前記測定された特性から前記対象物の少なくとも位置を決定する工程と、
を備える、方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、位置を規定するために電界領域がマッピングされる、方法。
【請求項15】
請求項13に記載の方法であって、さらに、前記領域の前記電界の前記特性を決定するために較正を行うことによって、前記領域の前記電界を特性に対してマッピングする工程を備える、方法。
【請求項16】
請求項13に記載の方法であって、前記特性は、位置に対するRF電界特性を含む、方法。
【請求項17】
請求項13に記載の方法であって、位置の解像度が設定可能であることにより、精度および速度が向上される、方法。
【請求項18】
請求項13に記載の方法であって、前記少なくとも1つの対象物は、対象物パラメータによってソートされる、方法。
【請求項19】
請求項13に記載の方法であって、前記対象物の少なくとも位置を決定する工程は、メッセージチェック頻度を規定する設定可能なスリープ時間を含み、それによって効率が向上される、方法。
【請求項20】
電界領域内での対象物追跡のためのシステムであって、
少なくとも1つのタグを備える少なくとも1つの対象物と、
少なくとも1つのホストと、
少なくとも1つのリピータと、
を備え、
前記少なくとも1つのリピータは、前記少なくとも1つのタグを備える前記少なくとも1つの対象物によって生成された電界の特性を決定し、前記少なくとも1つのホストと通信し、それによって、前記電界領域内での前記少なくとも1つの対象物の三次元空間位置が前記特性から決定され、特性データベース内に存在しない前記タグに対しては、偽位置メッセージが無視され、電界マッピング特性は拡張マークアップ言語(XML)文書を含み、前記対象物追跡は、ネットワーク外情報、パージ時間、および、メッセージチェック頻度を規定する設定可能なスリープ時間を含み、それによって効率が向上される、システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2013−502585(P2013−502585A)
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−525701(P2012−525701)
【出願日】平成22年8月20日(2010.8.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/046047
【国際公開番号】WO2011/022568
【国際公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(510196800)コンソーシアム・ピー・インコーポレーテッド (5)
【氏名又は名称原語表記】CONSORTIUM P INCORPORATED
【Fターム(参考)】