説明

封入封緘物、サーバ、封入封緘物製造方法

【課題】封入封緘物の外装体に印字された二次元バーコードと、外装体に封入する印刷物に印字された顧客識別情報とが関連付けられて、サーバにアクセスした利用者の個人情報を特定することを可能にする封入封緘物等を提供する。
【解決手段】封入封緘物103の外装体203に二次元バーコードを印字する。外装体203に封入する印刷物205に個人の識別情報を印字する。サーバ109は、二次元バーコードと個人識別情報を関連付けて記憶する。サーバ109は、携帯電話101が読み取った二次元バーコードから、サーバ109にアクセスした顧客の個人情報を特定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外装体と、外装体に封入する印刷物からなる封入封緘物等に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、折り込みチラシやダイレクトメールなどの販促物から、携帯電話で閲覧できるウェブページへ誘導する際、販促物にアクセス用URLを記すだけでなく、QRコード(登録商標)などの二次元バーコードを一緒に示し、携帯電話で二次元バーコードを撮影して簡単にアクセスできるようにしている。
利用者は、ウェブページへアクセスすることで、その販促物には盛り込められなかった情報を取得したり、その周辺情報や関連情報を取得したりすることができる。また、さらなる資料請求やサンプル請求、購入申し込み等へとつなげることも可能である。
【0003】
先行技術として、利用者からアクセスがあった場合、どの販促物からのアクセスが効果的であったかを確認するため、二次元バーコードにアクセス用URLのほかに、販促物を特定するコードを埋め込むものがある。(特許文献1を参照)
特許文献1に記載されている情報提供システムによれば、利用者が二次元バーコードを携帯電話で撮影してウェブページへアクセスすると、携帯画面で閲覧する画面は同じだが、携帯情報サイト側のデータベースには閲覧元となった媒体の情報が記憶される。そのためどの媒体からのアクセスが効果的であったかを判断することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−236227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されている情報提供システムでは、どの利用者からのアクセスなのかを特定することができず、販促物に興味を持った利用者に対してより効果的な販売促進を行うことができない。
【0006】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は外装体に印字された二次元バーコードと、外装体に封入する印刷物に印字された顧客識別情報とが関連付けられて、サーバにアクセスした利用者の個人情報を特定することを可能にする封入封緘物等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために第1の発明は、外装体と、印刷物からなる封入封緘物であって、前記外装体は、前記外装体の識別情報がパラメータとして付加された、前記印刷物に係るウェブページのURLを示す二次元バーコードが印字され、前記印刷物は、顧客の宛先と、前記顧客の識別情報とが印字され、前記外装体の識別情報が、前記顧客の識別情報と関連付けられることを特徴とする封入封緘物である。これにより、顧客の情報を不必要に開示することなく封入封緘物と顧客を関連付け、ウェブページにアクセスした顧客を特定することができる。また、従来と同じ作業工程で封入封緘物の発送業務を行うことができる。
【0008】
また、前記外装体は、透明のプラスチックフィルムであって、前記二次元バーコードを除いた図柄が内側に印刷され、前記二次元バーコードが外側に印字されたものが望ましい。これにより、不変部分の図柄と、可変部分の二次元バーコードを完全に分けて印刷できる。従って、不変部分の図柄は版を利用する印刷方法(オフセット印刷、グラビア印刷等)で印刷し、可変部分の二次元バーコードは版を利用しない安価な印刷方法(インクジェットプリンタ、サーマルプリンタ等による印刷)で印字することが可能となる。
【0009】
また、前記顧客識別情報は、一次元バーコードもしくは二次元バーコードであることが望ましい。これにより、前記顧客識別情報の読み取りが容易になる。
【0010】
また、前記外装体に印字される二次元バーコードは、更に封入封緘物の属性がパラメータとして付加されたURLを示すものであることが望ましい。これにより、同一の顧客に対して、複数の封入封緘物を送付する場合であっても、どの封入封緘物の二次元バーコードからウェブページにアクセスしたのかを判別できる。
【0011】
第2の発明は、外装体と印刷物からなる封入封緘物を送付する顧客の情報を管理するサーバであって、前記外装体は、前記外装体の識別情報がパラメータとして付加された、前記印刷物に係るウェブページのURLを示す二次元バーコードが印字され、前記印刷物は、前記顧客の宛先と前記顧客の識別情報を示す一次元バーコードまたは二次元バーコードとが印字されたものであり、前記サーバは、スキャナによって読み取られた前記外装体の二次元バーコードのデータを受信し、前記外装体の識別情報を取得する手段と、スキャナによって読み取られた前記印刷物の一次元バーコードまたは二次元バーコードのデータを受信し、前記顧客の識別情報を取得する手段と、取得した前記外装体の識別情報と取得した前記顧客の識別情報を関連付けて記憶する手段と、を具備することを特徴とするサーバである。これにより、顧客の情報を不必要に開示することなく封入封緘物と顧客を関連付け、ウェブページにアクセスした顧客を特定することができる。また、従来と同じ作業工程で封入封緘物の発送業務を行うことができる。
【0012】
第3の発明は、外装体と印刷物からなる封入封緘物を製造する封入封緘物製造方法であって、前記封入封緘物を送付する顧客のリストを保持しない第1の印刷装置が、前記外装体に対して、前記外装体の識別情報がパラメータとして付加された、前記印刷物に係るウェブページのURLを示す二次元バーコードを印字するステップと、前記顧客のリストを保持する第2の印刷装置が、前記印刷物に対して、前記顧客の宛先と前記顧客の識別情報を示す一次元バーコードまたは二次元バーコードを印字するステップと、前記顧客の情報を管理するサーバが、スキャナによって読み取られた前記外装体の二次元バーコードのデータを受信し、前記外装体の識別情報を取得するステップと、前記サーバが、スキャナによって読み取られた前記印刷物の一次元バーコードまたは二次元バーコードのデータを受信し、前記顧客の識別情報を取得するステップと、取得した前記外装体の識別情報と取得した前記顧客の識別情報を関連付けて記憶するステップと、を含むことを特徴とする封入封緘物製造方法である。これにより、顧客の情報を不必要に開示することなく封入封緘物と顧客を関連付け、ウェブページにアクセスした顧客を特定することができる。また、従来と同じ作業工程で封入封緘物の発送業務を行うことができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、外装体に印字された二次元バーコードと、外装体に封入する印刷物に印字された顧客識別情報とが関連付けられて、サーバにアクセスした顧客の個人情報を特定することを可能にする封入封緘物等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】封入封緘物を用いた顧客情報取得システムの一例を示すシステム構成図
【図2】封入封緘物の一例を示す外観図
【図3】サーバの一例を示すブロック図
【図4】第2の二次元バーコード情報の一例を示す図
【図5】顧客情報の一例を示す図
【図6】封入封緘物を製造する方法の一例を示すフローチャート
【図7】顧客情報を取得する方法の一例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態の全体構成を説明するためのシステム構成図である。
【0017】
まず、本実施形態での封入封緘物製造システムは、第1の印刷装置117と、第2の印刷装置119と、スキャナ115と、サーバ109と、データベース111により構成されている。スキャナ115とサーバ109は、ネットワーク113を介して通信可能に接続されている。
【0018】
第1の印刷装置117は、封入封緘物103の外装体203の外側に第2の二次元バーコード105を印字し、外装体203の内側にイラスト207や模様といった図柄等を印刷するものである。同じ用途の封入封緘物103に対し個々に個別の第2の二次元バーコード105を印字する。第1の印刷装置117は、顧客のリストを保持することなく、封入封緘物103がどの顧客に送付されるかを意識しない。
第2の印刷装置119は、封入封緘物103の印刷物205に宛先107や、第1の二次元バーコード209を印字するものである。第1の印刷装置117と異なり、顧客のリストを保持しており、印刷物205がどの顧客に送付されるかを意識する。
【0019】
スキャナ115は、第1の二次元バーコード209や、第2の二次元バーコード105を読み取るものである。スキャナ115は、読み取ったバーコードデータをネットワークを介してサーバ109に送信する。
サーバ109は、送信された第2の二次元バーコード105のバーコードデータから外装体の識別情報を、第1の二次元バーコード209のバーコードデータから、顧客の識別情報を取得する。そして、取得した外装体の識別情報と、取得した顧客の識別情報を関連付けて顧客情報としてデータベース111に記憶する。
データベース111は、顧客情報やウェブページのデータ等を記憶する。
【0020】
本実施形態での顧客情報取得システムは、携帯電話101と、封入封緘物103と、サーバ109と、データベース111より構成されている。携帯電話101とサーバ109は、ネットワーク113を介して通信可能に接続されている。
携帯電話101に搭載されている撮像装置が、封入封緘物103に印字されている第2の二次元バーコード105の示すURLを読み取り、ネットワーク113を介してサーバ109にアクセスしウェブページを表示する。サーバ109は、アクセスされたURLからパラメータを読み取り、アクセスした顧客の顧客情報を取得する。
【0021】
封入封緘物103は、外装体と、印刷物とで構成されており、外装体には第2の二次元バーコード105が印字されており、印刷物には宛先107や第1の二次元バーコード209等が印字されている。
【0022】
次に、図2を参照しながら、本発明の封入封緘物103について説明する。
図2は、本発明の封入封緘物103の一例を示す外観図である。
【0023】
封入封緘物103は、外装体203と、外装体203に封入される印刷物205とから構成されている。
外装体203は、紙またはプラスチックフィルムからできており、外装体203の内側にイラスト207が印刷されている。イラスト207だけでなく、印刷物205が外側から見えないように全面に模様等を印刷しても良い。
外装体203の外側には第2の二次元バーコード105が印字されている。中に封入された印刷物205に印字された宛先107が外側に見えるように宛先用窓201が設けられている。
【0024】
印刷物205には、封入封緘物103を送付する宛先107や、第1の二次元バーコード209等が印字されている。
宛先107は、顧客の氏名、住所等であり、第1の二次元バーコード209は顧客を特定するための識別情報である顧客識別ID503を示す。
【0025】
図3は、サーバ109の一例を示すブロック図である。
サーバ109は、制御部301、記憶装置303(ハードディスク)、メディア入出力部305、通信制御部307、入力部309(キーボード、マウス等)、印刷部311(プリンタ)、表示部313(ディスプレイ)等が、バス315を介して接続されている。
【0026】
制御部301は、CPU、ROM、RAM等で構成され、大容量記憶媒体としての記憶装置303に格納されたプログラムに従って、バス315を介して接続された各装置を駆動制御する。
【0027】
記憶装置303には、各構成部分を駆動制御する制御プログラム、アプリケーションプログラム等が格納されている。
【0028】
メディア入出力部305は、制御部301のROMや記憶装置303に記憶されているプログラムや情報をバージョンアップ、機器設定等の設定を行う際に用いられる。
【0029】
通信制御部307は、通信制御装置、通信ポート等であり、ネットワーク113を介して、携帯電話101等との通信制御を行う。
【0030】
入力部309は、キーボード、マウス等であり、表示部313(ディスプレイ)に表示された操作案内、各種処理、操作を行う。
印刷部311は、プリンタであり、印刷出力処理を行う。
【0031】
次に、図4を参照にしながら、第2の二次元バーコード105の示すバーコード情報について説明する。
図4は、第2の二次元バーコード情報401を示す図である。
【0032】
第2の二次元バーコード情報401は、携帯電話101に表示させるウェブページのURL403や、第2の二次元バーコード105が印字されている媒体の属性を示す媒体属性405や、外装体203を識別する外装体ID407等から構成される。第2の二次元バーコード105が印字されている媒体の属性を示す媒体属性405や、外装体203を識別する外装体ID407等は、ウェブページのURL403に対して、パラメータとして付加されるものである。
URL403は、インターネットの接続先を指定する情報である。媒体属性405は、封入封緘物103の属性を識別する情報であり、封入封緘物103の種類毎に異なる。例えば、Aさん宛にダイレクトメールAを郵送し、Bさん宛にダイレクトメールBを郵送したとする。媒体属性405には、ダイレクトメールAやダイレクトメールBを示す識別情報が格納される。
外装体ID407は、外装体203の第2の二次元バーコード105ごとに持つ固有のIDである。
【0033】
続いて、図5を参照しながら、データベース111に記憶される顧客情報について説明する。
図5は、顧客情報501の一例を示す図である。
【0034】
顧客情報501は、顧客識別ID503、氏名505、住所507、外装体ID407、アクセス時刻509等からなる。
【0035】
顧客識別ID503は、顧客を識別するIDである。顧客ごとに固有のIDを持ち、第1の二次元バーコード209によって示される。氏名505は、顧客の氏名であり、住所507は、顧客の住所である。
【0036】
サーバ109は、外装体に印字された第2の二次元バーコード105と、印刷物に印字された第1の二次元バーコード209を関連付けるため、顧客情報501に、外装体ID407を格納する。これにより、第1の二次元バーコード209と第2の二次元バーコード105が1対1で関連付けられることになる。
【0037】
アクセス時刻509は、顧客が携帯電話101を使って、ウェブページにアクセスした時刻である。アクセス時刻509が格納されていることにより、この顧客が封入封緘物103の第2の二次元バーコード105を用いてウェブページにアクセスしたと判断する。
【0038】
次に、図6を参照しながら、封入封緘物103の製造方法について説明する。 図6は、封入封緘物103の一種であるダイレクトメールの製造方法の一例を示すフローチャートである。
【0039】
まず、第1の印刷装置117が、外装体203の外側に第2の二次元バーコード105を印字し、外装体203の内側にイラスト207や模様といった図柄等を印刷する(S601)。
【0040】
続いて、第2の印刷装置119が、ダイレクトメールの印刷物205に、宛先107、すわなち、氏名と住所を印字する(S603)。また、第2の印刷装置119が、ダイレクトメールの宛先欄外に第1の二次元バーコード209を印字する(S605)。
第2の二次元バーコード105が印字された外装体203に、宛先107と第1の二次元バーコード209等が印字された印刷物205を封入する際に、スキャナ115が、第2の二次元バーコード105を読み取り、バーコードデータをサーバ109に送信する(S607)。
【0041】
サーバ109は、送信された第2のバーコードデータから外装体203の識別情報、すなわち、外装体ID407を取得する(S609)。さらに、スキャナ115は、第1の二次元バーコード209を読み取り、バーコードデータをサーバ109に送信する(S611)。
【0042】
サーバ109は、送信された第1のバーコードデータから顧客の識別情報、すなわち、顧客識別ID503を取得する(S613)。サーバ109は、取得した外装体ID407と顧客識別ID503を関連付けてデータベース111の顧客情報501に格納する(S615)。
【0043】
次に、図7を参照しながら、顧客情報取得方法について説明する。
図7は、ダイレクトメールを見て携帯電話101を用いてウェブページにアクセスしてきた顧客の識別情報を取得する処理の流れを示すフローチャートである。
【0044】
携帯電話101に搭載されている撮像装置がダイレクトメールに印字されている第2の二次元バーコード105を読み取り、第2の二次元バーコード105が示すURLをサーバ109に送信する。
サーバ109は、送信されたURLより、外装体ID407を読み取る(S701)。そして、サーバ109が、外装体ID407をもとにデータベース111に記憶されている顧客情報501から、アクセスした顧客の識別情報を取得する(S703)。このとき、サーバ109は、顧客情報501にアクセス時刻509を格納する。
【0045】
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、封入封緘物103の外装体203に印字された二次元バーコードと、外装体203に封入する印刷物205に印字された顧客識別情報とが関連付けられて、サーバ109にアクセスした利用者の個人情報を特定することを可能にする封入封緘物等を提供することができる。また、本発明の実施形態により、不必要に顧客を特定する情報を開示することなく封入封緘物103を製造することができる。これは、個人を特定する情報はすべて印刷物に印字されるため、従来通り印刷物を印刷する工程に携わる作業者に対してのみ顧客の個人情報を開示すれば良いからである。
また、本実施形態では、顧客識別情報として印刷物に二次元バーコードを印字したが、顧客識別情報は情報量が少ないので、一次元バーコードやIDコードを印字しても良い。IDコードを印字する場合、スキャナはOCR(Optical Character Reader:光学式文字読取)機能を備えたものを使用する。
【0046】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る封入封緘物等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0047】
101………携帯電話
103………封入封緘物
105………第2の二次元バーコード
107………宛先
109………サーバ
111………データベース
113………ネットワーク
115………スキャナ
203………外装体
205………印刷物
209………第1の二次元バーコード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外装体と、印刷物からなる封入封緘物であって、
前記外装体は、前記外装体の識別情報がパラメータとして付加された、前記印刷物に係るウェブページのURLを示す二次元バーコードが印字され、
前記印刷物は、顧客の宛先と、前記顧客の識別情報とが印字され、
前記外装体の識別情報が、前記顧客の識別情報と関連付けられることを特徴とする封入封緘物。
【請求項2】
前記外装体は、透明のプラスチックフィルムであって、前記二次元バーコードを除いた図柄が内側に印刷され、前記二次元バーコードが外側に印字されたものである請求項1に記載の封入封緘物。
【請求項3】
前記顧客識別情報は、一次元バーコードもしくは二次元バーコードであることを特徴とする請求項1に記載の封入封緘物。
【請求項4】
前記外装体に印字される二次元バーコードは、更に封入封緘物の属性がパラメータとして付加されたURLを示すものであることを特徴とする請求項1乃至3に記載の封入封緘物。
【請求項5】
外装体と印刷物からなる封入封緘物を送付する顧客の情報を管理するサーバであって、
前記外装体は、前記外装体の識別情報がパラメータとして付加された、前記印刷物に係るウェブページのURLを示す二次元バーコードが印字され、前記印刷物は、前記顧客の宛先と前記顧客の識別情報を示す一次元バーコードまたは二次元バーコードとが印字されたものであり、
前記サーバは、
スキャナによって読み取られた前記外装体の二次元バーコードのデータを受信し、前記外装体の識別情報を取得する手段と、
スキャナによって読み取られた前記印刷物の一次元バーコードまたは二次元バーコードのデータを受信し、前記顧客の識別情報を取得する手段と、
取得した前記外装体の識別情報と取得した前記顧客の識別情報を関連付けて記憶する手段と、
を具備することを特徴とするサーバ。
【請求項6】
外装体と印刷物からなる封入封緘物を製造する封入封緘物製造方法であって、
前記封入封緘物を送付する顧客のリストを保持しない第1の印刷装置が、前記外装体に対して、前記外装体の識別情報がパラメータとして付加された、前記印刷物に係るウェブページのURLを示す二次元バーコードを印字するステップと、
前記顧客のリストを保持する第2の印刷装置が、前記印刷物に対して、前記顧客の宛先と前記顧客の識別情報を示す一次元バーコードまたは二次元バーコードを印字するステップと、
前記顧客の情報を管理するサーバが、スキャナによって読み取られた前記外装体の二次元バーコードのデータを受信し、前記外装体の識別情報を取得するステップと、
前記サーバが、スキャナによって読み取られた前記印刷物の一次元バーコードまたは二次元バーコードのデータを受信し、前記顧客の識別情報を取得するステップと、
取得した前記外装体の識別情報と取得した前記顧客の識別情報を関連付けて記憶するステップと、
を含むことを特徴とする封入封緘物製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−73170(P2011−73170A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−224484(P2009−224484)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】