説明

小型の低レベル車両室内ランプアセンブリ

コンパクトなランプアセンブリは、車両室内向けの照明を提供し、概して、ハウジングと、回路基板と、ハウジングの開口を通して光を放出するLEDとを含む。ハウジングの前壁は、車両室内パネルのスロットにランプアセンブリを取り付けるための、第1および第2の取付部を含む。第1の取付部は、ハウジングの開口を囲み、かつ、スロットに滑り込むように設計されたネック部によって、ハウジングに接続されたフランジを有し、ハウジングはフランジによってパネル上の所定の位置で保持される。第2の取付部は、パネルの後側に対してランプアセンブリを所定の位置で保持するために留め具を受ける、前壁の一対の孔の開いた延長部を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、概して、ランプアセンブリに関し、特に、発光ダイオード(LED)を用いて車両室内照明を提供する小型のランプアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
ランプアセンブリは、従来、車両室内で用いられ、夜間に運転者の視界を悪くすることのないように、選択された箇所または物体を照らすことにより、一定の雰囲気を作り出せるムード照明を含む、数多くのタイプの照明を提供してきた。ムード照明は、一般的に、アームレストまたはシートの下などの、多少隠れた、または人目につかない場所にランプアセンブリを取り付けることで、車両室内で用いられている。ランプアセンブリは、その目立たない場所から、光源を明らかにすることなく、比較的低いレベルの照明で近くの箇所または物体を照らすことができる。そのようなランプアセンブリは、多くの場合、比較的小さくコンパクトであるという性質があって好都合であり、それによって、ランプアセンブリを取り付けできる場所が増えることになる。
【0003】
従来、そのようなランプアセンブリの光源として白熱電球が用いられていたが、LEDが白熱電球のより普及した代替品となりつつあり、さらに一定の利点も有する。たとえば、用途によっては、LEDの方が、寿命が長く、エネルギ効率が高く、さらにサイズも小さいので、LEDは、異なる場所で、かつ、熱管理の制限なく、より容易に用いることができる。典型的な用途では、LEDは、LEDに電力を供給し、かつ、限流抵抗器などのさまざまな回路部品を含み得る回路と併せて用いられる。この理由により、LEDおよび/またはその他の部品は、回路基板上に取り付けることができ、そこで単一の一体化アセンブリとして部品のパッケージに収容されることになる。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
発明の概要
この発明の一局面に従って、概して、ハウジングと、回路基板と、発光ダイオード(LED)とを含むランプアセンブリを提供する。ハウジングは、概して、開口と取付部とを有する前壁を含むので、アセンブリは、車両室内部品の後側から取り付けることができる。回路基板は、ハウジングの後壁を形成していてもよく、または、後壁がハウジング内の回路基板を取り囲んだ状態で、ハウジング内部に圧入されていてもよく、またはその他の方法で取り付けられていてもよい。取付部は、開口の周囲に延在し、かつ、ネック部を介して前壁に接続されているフランジを含む第1の取付部であってもよく、それによって、このネック部は、車両パネル、またはフランジと前壁との間で捉えられているパネルの材料を伴なうその他の室内部品に形成されているスロット内に滑り込ませることができる。代替的に、取付部は、孔を含む前壁の1つまたは複数の横方向延長部を含む第2の取付部であってもよく、孔の中に延在する突出部またはその他の留め具を用いて、ランプアセンブリを車両パネルの後側に取り付けるためのものである。
【0005】
この発明の別の局面に従って、概して、前壁を有するハウジングと、少なくとも1つの側壁と、LEDとを含むランプアセンブリが提供され、ハウジングの前壁は、上記の第1および第2の取付部であってもよい、2つの個別の取付部を有する。
【0006】
第1および第2の取付部の使用を含むランプアセンブリを取り付ける方法をさらに提供する。
【0007】
この発明のこれらの目的、特長および利点ならびにその他の目的、特長および利点は、以下の好ましい実施例およびベストモードの詳細な説明、前掲の特許請求の範囲ならびに添付の図面から明らかとなるであろう。ここでは、同じ要素は同じ符号で示している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
好ましい実施例の詳細な説明
図面を参照して、車両室内で用いられる、この発明のランプアセンブリのいくつかの実施例を示す。典型的には、「車両室内」は自動車の室内を構成するが、「車両室内」はただ単に、レクリエーション用車両、航空機、列車、船舶などの車両の室内を含み得る。よって、「車両」という語は、何らかのタイプの照明を必要とするあらゆるタイプの車両を網羅するように、ここでは最も広義で用いられており、自動車を含むが、それに限定されることはない。さらに、この発明のランプアセンブリは、室内照明以外の照明を提供するのに用いてもよく、たとえば、外部空間を照らすのに用いてもよい。
【0009】
図1から図4を参照して、概して、ハウジング12と、回路基板14と、発光ダイオード(LED)16とを含むランプアセンブリ10の第1の実施例を示す。ハウジング12は、好ましくは、不透光性ポリプロピレン材料、またはアクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS)、または当業者にとって既知のその他の適切な材料などの、従来からある硬質プラスチック材料から作られる。ハウジング12は、好ましくは、前壁20から延在する側壁22、24、26および28を含む。これらの側壁は、概して、前壁20から垂直に離れて延在しており、かつ、回路基板14およびLED16を受けて保護するための一体構造をともに形成する。この実施例では、側壁22および24は、側壁26および28よりも、前壁20からさらに離れて延在しており、かつ、これらは、それぞれ切込みまたはスロット32および34を有する。長方形のスロット32および34は、側壁を完全に貫通して延在しており、かつ、後述するように、回路基板14から延在するタブを受けるようなサイズにされている。
【0010】
前壁20は、概ね平面であり、かつ、開口36と、第1の取付部38と、第2の取付部40とを含む。好ましくは、開口36は、円形であり、かつ、前壁20の中央に配置される。開口36には透明のレンズ44が固定されており、このレンズは、前壁の半透明部分42を含む。レンズまたは窓44を用いない場合は、開口自体が前壁の半透明部分42を含む。いずれの場合でも、LED16によって放出された光は、半透明部分42を通過する。単純な透明の窓44を用いているか、または開口36にカバーを全く用いていない場合、LED16から放出された光は、自然に、かつ、妨げられることなく開口を簡単に通過する。しかしながら、光学耐熱レンズ44を用いている場合、光は、用いているレンズの特性に応じて、集束するか、分散するか、またはそれ以外の影響を受けることがある。
【0011】
さらに図1から図4には、第1の取付部38および第2の取付部40を示している。「取付部」という語は、ランプアセンブリを車両部品、基板、パネルまたはその他の適切な取付表面に装着または設置するために用いることのできる多くの部類の部品または機能を広義で含んでいる。たとえば、その多くの部類には、溶接部材、接着部材、オス・メス接続部材、スナップ式装着接続部材、かしめ、および当業者にとって既知のその他の任意の機能が含まれる。
【0012】
特に図3および図4を参照して、第1の取付部38を、車両室内パネルまたはその他の部品64の集束スロット70内に滑り込ませて、ランプアセンブリを所定の位置で固定させて保つようにしたものを示す。第1の取付部38は、前壁20から離れて延在しており、かつ、ネック部46および周辺フランジ48を含む。ネック部46は、好ましくは、軸方向の前壁20から垂直に離れて延在する丈の短い円筒形の部品である。外周部分の軸長
は、ランプアセンブリが装着されている車両パネル64とほぼ同じ厚みであるので、スロット70にあるパネル材料は、フランジ48の後面と前壁20の前面との間で捉えられる。ネック46は、開口36と同軸であり、かつ、その周囲に延在する。同様に、フランジ48は、開口36およびネック46と同軸であり、かつ、その周囲に延在する。フランジ48は、ネック部46から横方向に離れて延在しており、フランジ48の幅、すなわち内径と外径との差は、ランプアセンブリが用いられる特定の用途に合わせて、機能的かつ審美的な考慮事項に応じて変化させてもよい。
【0013】
第2の取付部40は、第1の取付部38の代わりに用いてもよいし、またはそれに加えて用いてもよい。図4に示す実施例に従って、第2の取付部は、各々がハウジング12の対向し合う側面に配置される、前壁20の一対の側面延長部50および52を含む。延長部50および52は、ハウジングの成形時に前壁20の単一部分として形成される取付部である。これらの延長部50および52は、延長部を完全に貫通して延在し、かつ、加熱棒66、68、ねじなどの留め具を受けるように適合させた穴54および56をそれぞれ含む。ここに示す穴は円形であるが、楕円形、正方形、多角形などの代替の形状を用いてもよい。ランプアセンブリを所定の位置に固定させるのに第1および第2の取付部をともに用いている場合、留め具66、68は車両パネルのスロット70内のランプアセンブリを横方向の動きに対して保持するだけでよいので、たとえば、穴54、56にスナップ留めされる小さい突起を、車両パネルの後側に含んでいてもよい。
【0014】
回路基板14は、さまざまなタイプの回路ロジックおよび部品が組み込まれた実施例を含む、当業者にとって既知の数多くの実施例の1つに従って設計してもよい。図3を参照して、回路基板はプリント回路を含み、プリント回路には、LED16が回路基板に取り付けられて、かつ、プリント回路を介してその電力を受けるように、LEDが電気的に接続されている。回路基板14はさらに、好ましくは、タブ58および60と、一対の端子またはリード線62とを含む。タブ58および60は、それぞれのスロット34および32にスナップ式に装着されるようなサイズにされているので、回路基板を所定の位置に固定させて保持し、さらにハウジングの後壁を兼ねることで、ハウジング内のLED16およびその他の任意の部品を保護する。リード線62は、車両用電池などの外部電源から電力を受ける。組み立てられたとき、回路基板14は、概してハウジング12の内部に配置される。代替的に、スロット32、34は、その全体が側壁を通って延在する代わりに、単に、タブを受けて、かつ、一部のみが側壁を通って延在するくぼみであってもよい。回路基板をハウジングにスナップ式に装着するか、それ以外の方法で接続するのに、その他の設計を用いてもよい。
【0015】
LED16は、ランプアセンブリ10の光源として作用し、かつ、当業者にとって既知の数多くのモデルのうちの1つであってもよい。強度、色、消費電力などの、LEDの特性は、ランプアセンブリが用いられる特定の照明用途に合わせて選択される。LED16は、回路基板14に電気的に結合され、かつ、組み立てられたときにハウジング12内に配置される。回路基板およびLEDをハウジング12の内部に位置付けることで、これらの2つの部品は、周囲環境からよりよく保護される。LEDは、開口36の中央軸に沿って置かれている。この位置では、LEDは、前述したように、屈折レンズまたは透明の窓などの光学部品を含んでいてもよく、または単に開口であってもよい半透明部分42を通して光を放出するように設けられる。当然ながら、LED16は、代替的に、光が特定の方向に放出されるようなある角度で整列させてもよい。LEDから放出された光の照度は、特定の用途で必要とされる、または所望されるのに応じて設定できる。これは、当業者にとって既知の数多くの技術のいずれによっても実施可能である。たとえば、回路基板14上の回路を用いるか、外部部品を介して、LEDを通る電流を制限することで、低いレベルの照明を提供することができる。
【0016】
ここで図5を参照して、概して、ハウジング112と、回路基板114と、LED116とを含むランプアセンブリ100を有する、この発明の第2の実施例を示す。この実施例に従って、ハウジング112は、多少異なっており、概して、前壁120と、4つの側壁122から128(この斜視図からは、そのうちの2つしか見えない)と、後壁130とを含む。側壁はすべて、前壁120から離れてほぼ同じ長さで延在しており、かつ、特に、側壁122およびそれに対向する側壁は、回路基板のタブ用スロットを有していない。その代わりに、回路基板はハウジングに簡単に圧入されている。ハウジングの内部に回路基板を取り付けるのに、その他の部分を用いてもよい。たとえば、側壁の内面は、経路またはくぼみを有しており、回路基板が、所定の位置にスナップ式に装着されるのではなく、所定の位置に滑り込ませるようにしてもよい。後壁130は、好ましくは、単一ヒンジ(一体ヒンジ(living hinge))によって側壁のある端部に取り付けられて、(図示のような)開いた位置から(図示しない)閉じたスナップ式装着位置まで揺動可能である。後壁130が開いていると、回路基板114をハウジングに挿入することができる。一旦挿入すると、後壁130を閉じることで、ハウジング内部部品は汚染から保護される。
【0017】
ランプアセンブリ100の側壁の1つは、好ましくは、そこから延在している電気コネクタ118を有する。電気コネクタは、ハウジング側壁に一体的に形成してもよいし、または、ハウジング側壁に装着される個別の部品であってもよい。いずれの場合でも、電気コネクタによって、ランプアセンブリ100を、車両電気システムに簡単に電気接続させることができ、これは、特定の製造および交換において好都合な特長である。このコネクタは、端子またはリード線162に電気的に結合されているとき、ランプアセンブリのための取外し可能な電気接続部を形成し、かつ、当業者にとって既知の従来の設計で可能である。
【0018】
簡潔にするために、第1の実施例において説明したものと対応する、第2の実施例の部品の説明は省略する。たとえば、図1から図4の実施例に関連して記載した、前壁、第1および第2の取付部ならびにLEDの説明は、ここでも適用可能である。
【0019】
ここで図6に移って、概して、ハウジング212と、回路基板214と、LED216とを含むランプアセンブリ200を有する、この発明の第3の実施例を示す。ハウジング212は、概して、前壁220と、4つの側壁222から228(この斜視図からは、そのうちの2つしか見えない)とを含む。この実施例では、前壁220は若干異なっている。前壁220は、外周部246を備えた第1の取付部238と、延長部250および252を備えた第2の取付部とを有するが、開口は有していない。その代わりに、前壁はある平面に囲まれている。この平面は、第1の取付部238と一体的に形成されている。ここで、第1の取付部228を含む前壁は、大部分が透明のプラスチック材料から作られている。平面、第1の取付部238、ならびに延長部250および252を含まない前壁220の一部はすべて、同じ透明のプラスチック材料から作られている。任意で、前壁220全体またはハウジング212全体を、同じ透明の材料から作ることで、ハウジングを単一の一体部品として成形できるようにしてもよい。透明の材料によって、光を、LED216から、概ね影響を受けることのないハウジングに通過させることができる。そのような材料は、当業者には既知である。
【0020】
ここでも簡潔にするために、図6に図示されているが、説明は記載していないか、または簡単に記載しただけの第3の実施例の部品は、第1の実施例で説明した同じ部品と、構造および機能の両面において同一であってもよい。
【0021】
ここで図7に移って、概して、ハウジング312と、回路基板314と、LED316とを含むランプアセンブリ300を有する、この発明の第4の実施例を示す。この実施例に従って、ハウジング312および回路基板314は、第1の実施例とは若干異なってい
る。ハウジングは、概して、前壁320と、4つの側壁322、328(同じく、この斜視図からは、そのうちの2つしか見えない)と、後壁330とを含む。側壁はすべて、前壁320から離れてほぼ同じ長さで延在している。側壁328は、電気接続用の通路を設ける孔333を含む。孔333は、概ね長方形であり、側壁328の中央に置かれ、かつ、側壁328を完全に貫通して延在する。しかしながら、電気接続用の通路を設けている限り、スロットには、形状および位置などのさまざまな変更を加えることが可能である。第2の実施例と同様に、回路基板314は、ハウジングに圧入するか、またはその他の方法によって、ハウジングの内部に位置付けられる。さらに第2の実施例と同様に、後壁330が好ましくは単一ヒンジ(一体ヒンジ)によって側壁の端部に取り付けられるので、回路基板314を挿入したとき、後壁は同様に開いたり閉じたりして揺動可能である。
【0022】
回路基板314は、一対の接続された端子またはリード線362を含み、これらは、一方がプリント基板314上のプリント回路パッドに接続され、かつ、他方が電気コネクタ372に接続される。リード線および電気コネクタは、当業者にとっては、従来のピグテール(pigtail)設計として既知である、ランプアセンブリのための取外し可能な電気コネクタを形成する。これらのリード線は、回路基板314がハウジング312に取り付けられるとき、孔333を通して引き回される。
【0023】
ここでも簡潔にするために、図7に図示されているが、説明は記載していないか、または簡単に記載しただけの第4の実施例の部品は、第1の実施例で説明した同じ部品と、構造および機能の両面において同一であってもよい。
【0024】
取付け時、この発明のランプアセンブリは、好ましくは、車両パネル64の後面から取り付けられる。ランプアセンブリが用いられる特定の用途に応じて、第1の取付部、第2の取付部のいずれか、または両方を用いて、ランプアセンブリを所定の位置に固定および保持するようにしてもよい。図3に最もよく示しているように、第1の取付部38を用いて、ランプアセンブリ10を方向Aに沿ってスロット70に滑り込ませて、ネック部46がスロットの周辺の面に接触するようにして、ランプアセンブリがそれ以上摺動するの防ぐ。一旦ランプアセンブリが所定の位置に置かれると、パネル64の材料、特にスロット70を囲むパネルの周辺部は、前壁20の外面とフランジ48の内面との間で捉えられる。
【0025】
図4に最もよく示しているように、第2の取付部40を用いて、ランプアセンブリ10は、同じく好ましくは、車両パネル64の後側に対して保持される。この取付部の使用には、ランプアセンブリ10をスロット70と一列に並べて、矢印Bで示すように、スロット70に隣接する2つの位置で、突起66および68がそれぞれ穴54、56に挿入できるようにすることが含まれる。ここに示す実施例に従って、突起66および68は、一旦穴を通して挿入されると、少なくとも部分的に溶解する加熱棒であり、それによってランプアセンブリが車両パネルに取り付けられる。突起66および68は、加熱棒として示しているが、先に述べたように、異なる性質のものであってもよい。たとえば、これらの突起は、パネル64の後側の一部としてあらかじめ形成してもよいし、または、パネル64の後側にあらかじめ装着して、第1の取付部をスロット70に滑り込ませたときに、穴が静止した突起と一列に並ぶようにしてもよい。さらに、穴および突起をともに完全に省略して、延長部50および52が単純にパネル64の後側に接着または溶接されるようにしてもよい。
【0026】
よって、この発明に従って、ここで特定した目的および利点を実現する小型の車両室内ランプアセンブリが提供されたことが明らかとなるであろう。当然ながら、上述の説明は、この発明の好ましい例証的な実施例に関するものであり、この発明は、特定の示した実施例に限定されないことが理解されるであろう。当業者にとっては、さまざまな変更およ
び修正が明らかとなり、そのような変更および修正はすべて、前掲の特許請求の範囲内にあることが意図されている。
【0027】
本明細書および前掲の特許請求の範囲で用いられている「たとえば(for example)」、「たとえば(for instance)」および「など(such as)」という語、ならびに「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」という動詞およびそれらの他の動詞の形態が、1つもしくは複数の部品またはその他の品目のリストと関連して用いられているとき、各々は、オープンエンドとして解釈されるものであり、そのリストは、その他追加の部品または品目を除外するとみなされるものではないことを意味する。その他の語は、それらが異なる解釈を必要とする文脈で用いられているのでない限り、それらの最も広義の妥当な意味を用いて解釈されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】この発明のランプアセンブリの第1の実施例の斜視図であり、アセンブリの後部から挿入されている回路基板を示す図である。
【図2】図1のランプアセンブリの上面図である。
【図3】図1のランプアセンブリの別の斜視図であり、第1の取付部を介して車両パネルまたはその他の部品に取り付けられているアセンブリを示す図である。
【図4】図1のランプアセンブリの側面図であり、第2の取付部を介して車両パネルまたはその他の部品に取り付けられているアセンブリを示す図である。
【図5】この発明のランプアセンブリの第2の実施例の斜視図である。
【図6】この発明のランプアセンブリの第3の実施例の斜視図である。
【図7】この発明のランプアセンブリの第4の実施例の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両部品とともに使用されるランプアセンブリであって、
概ね平面の前壁と、そこから延在する少なくとも1つの側壁とを有するハウジングを含み、前記前壁は開口を含み、さらに
概して前記ハウジング内に配置される回路基板と、
前記回路基板に接続され、かつ、前記開口を通して光を放出するように設けられた発光ダイオード(LED)とを含み、
前記前壁は、取付部を含み、それによって、前記ランプアセンブリを、前記取付部を介して車両部品の後側から取り付けることができる、ランプアセンブリ。
【請求項2】
前記取付部は、i)前記前壁から外向きに離れて突出し、かつ、前記開口の周辺の少なくとも一部の周囲に延在するネック部と、ii)前記開口の周辺の少なくとも一部の周囲に延在するフランジとを含み、それによって、一旦取り付けられると、前記ネック部は、前記フランジと前記前壁との間で捉えられている車両部品の材料を伴なう車両部品のスロットを通って延在する、請求項1に記載のランプアセンブリ。
【請求項3】
前記取付部は、i)前記ハウジングから横方向に離れて延在する、前記前壁の少なくとも1つの延長部と、ii)前記延長部に配置され、かつ、留め具を受けるように適合させた穴とを含み、それによって、一旦取り付けられると、前記留め具は、前記前壁を車両部品の後面と接触させた状態で保持する、請求項1に記載のランプアセンブリ。
【請求項4】
前記回路基板は複数の端子を含む、請求項1に記載のランプアセンブリ。
【請求項5】
前記回路基板は、前記ハウジングの後壁を含み、かつ、少なくとも1つのタブを含み、前記側壁はスロットを含み、前記タブは前記スロットに装着される、請求項1に記載のランプアセンブリ。
【請求項6】
前記ハウジングは、少なくとも2つの側壁と、後壁とを含み、前記回路基板は前記側壁の間に位置付けられ、前記後壁は、一体ヒンジを介して前記側壁の1つに取り付けられる、請求項1に記載のランプアセンブリ。
【請求項7】
前記ハウジングは、少なくとも2つの側壁と、後壁とを含み、前記後壁は前記側壁の1つに取り付けられ、さらに、前記側壁の1つは、それを貫通して延在する電気接続用の孔を含む、請求項1に記載のランプアセンブリ。
【請求項8】
前記開口に配置される透明のレンズをさらに含む、請求項1に記載のランプアセンブリ。
【請求項9】
前記ランプアセンブリに取外し可能な電気接続部を与えるために、前記側壁から延在する電気コネクタをさらに含む、請求項1に記載のランプアセンブリ。
【請求項10】
車両室内で用いられるランプアセンブリであって、
前壁と、そこから延在する少なくとも1つの側壁とを有するハウジングを含み、前記前壁は第1および第2の取付部を含み、前記第1の取付部は、前記前壁から概ね垂直に離れて延在し、かつ、前記ネック部が車両室内部品のスロットを通って延在するようなサイズにされている、ネック部によって前記前壁に接続されたフランジを含み、さらに、前記第2の取付部は、前記ハウジングから概ね横方向に離れて延在し、かつ、前記スロットと隣接する場所で車両室内部品の後面に接続されるように設計された、前記前壁の延長部を含み、さらに
前記ハウジング内に配置され、かつ、前記ハウジングを通して照明を提供するように設けられたLEDを含む、ランプアセンブリ。
【請求項11】
前記ハウジングは前記前壁に開口を有し、前記ネック部および前記フランジは前記開口の周囲に延在する、請求項10に記載のランプアセンブリ。
【請求項12】
前記前壁の前記延長部は、車両室内部品上に設けられた突起を受けるように適合させた穴を含む、請求項10に記載のランプアセンブリ。
【請求項13】
前記突起は加熱棒である、請求項12に記載のランプアセンブリ。
【請求項14】
概して前記ハウジング内に配置され、かつ、前記LEDに接続されている回路基板をさらに含む、請求項10に記載のランプアセンブリ。
【請求項15】
前記回路基板は、前記ハウジングの後壁を形成する、請求項14に記載のランプアセンブリ。
【請求項16】
前記ハウジングは、少なくとも2つの側壁と、後壁とを含み、前記回路基板は前記側壁の間に位置付けられ、前記後壁は一体ヒンジを介して前記側壁の1つに取り付けられる、請求項14に記載のランプアセンブリ。
【請求項17】
前記ハウジングは、少なくとも2つの側壁と、後壁とを含み、前記後壁は前記側壁の1つに取り付けられ、さらに、前記側壁の1つは、それを貫通して延在する電気接続用の孔を含む、請求項14に記載のランプアセンブリ。
【請求項18】
前記開口に配置される透明のレンズをさらに含む、請求項10に記載のランプアセンブリ。
【請求項19】
前記側壁から延在する電気コネクタをさらに含み、前記ランプアセンブリに取外し可能な電気接続部を与える、請求項10に記載のランプアセンブリ。
【請求項20】
前記前壁および前記第1の取付部は、透明のプラスチック材料から形成されている、請求項10に記載のランプアセンブリ。
【請求項21】
車両室内部品とともに使用されるランプアセンブリであって、
前壁と、少なくとも第1および第2の側壁とを有するハウジングを含み、
前記前壁は、概ね平面であって、かつ、開口と、周辺ネック部と、フランジと、少なくとも1つの取付部とを含み、さらに
前記開口に光を通過させるように前記開口に透明の窓を含み、
前記ネック部は、前記開口を少なくとも部分的に囲み、かつ、前記前壁から垂直に離れて延在しており、
前記フランジは、前記ネック部から横方向に延在し、かつ、前記開口を少なくとも部分的に囲み、
前記取付部は、前記ハウジングから横方向に離れて延在し、かつ、相補型の突起を受けるための穴を含む前記前壁の延長部を含み、
前記第1および第2の側壁は、前記前壁から延在しており、さらに
前記側壁の間で前記ハウジングに取り付けられた回路基板と、
前記回路基板に電気的に結合され、かつ、前記半透明のウィンドウを通して照明を提供するように設けられたLEDとを含む、ランプアセンブリ。
【請求項22】
車両室内部品にランプアセンブリを装着するための方法であって、
(a)前記ランプアセンブリに、第1および第2の取付部を備える概ね平面の前壁を有するハウジングを設けるステップを含み、
i)前記第1の取付部は、前記前壁から概ね垂直に離れて延在するネック部を介して前記前壁に接続されたフランジを含み、
ii)前記第2の取付部は、前記ハウジングから横方向に離れて延在する前記前壁の延長部を含み、前記延長部には穴が配置されており、さらに
(b)前記スロットにおいて車両室内部品の材料が前記前壁と前記フランジとの間で捉えられるように、車両室内部品のスロットに前記ランプアセンブリを配置するステップと、
(c)前記ランプアセンブリが、車両室内部品の後側に取り付けられるように、前記延長部の前記穴に突起を挿入するステップとを含む、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2008−517832(P2008−517832A)
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−538887(P2007−538887)
【出願日】平成17年5月5日(2005.5.5)
【国際出願番号】PCT/US2005/015654
【国際公開番号】WO2006/049648
【国際公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願人】(599058372)フェデラル−モーグル コーポレイション (234)
【Fターム(参考)】