小物保持具、車両用小物保持具、及び小物保持機能を有する車両用サンバイザー
【課題】 運転者が容易に手の届く位置にある車両用のサンバイザー本体の表面や裏面に様々な形状の小物を安定して保持することができ、利便性が向上するとともに、さらには、保持部材を、様々な形状のサンバイザー本体に容易に対応させて取り付けることができる車両用サンバイザーを提供すること。
【解決手段】 伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両用のサンバイザー本体に取り付け、前記サンバイザー本体の表面及び/又は裏面と前記弾性保持帯とで挟持部を構成した。
【解決手段】 伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両用のサンバイザー本体に取り付け、前記サンバイザー本体の表面及び/又は裏面と前記弾性保持帯とで挟持部を構成した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小物保持具、車両用小物保持具、及び小物保持機能を有する車両用サンバイザーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、小物を保持する保持具として、小物を収容するポケット構造や、あるいは被保持物が紙などの薄物であれば、クリップなどを利用したものが知られている。
【0003】
また、自動車などの車両内においても、被保持物の形状などに応じた専用の小物保持具、例えば缶飲料水を収容するカップホルダー、鉛筆やペンなどを挿通して保持する保持具などを取り付けることが行われている。
【0004】
このように、一般的な小物保持具は、保持される小物に応じた形状となっていた。
【0005】
他方、自動車などの車内において、ペンや駐車券などの小物を、閉じたサンバイザーと車両天井部との間に挟んで保持しておくことがある。
【0006】
しかし、サンバイザーは、元来物を挟んで保持することは想定されていないため、運転中や駐車中に小物が落ちてしまうことがあった。
【0007】
また、サンバイザーを開いて本来の日除けとして機能させた場合は、小物保持具としては一切役に立つものではなかった。
【0008】
そこで、小物を保持するため、サンバイザーにバンドを巻きつけ、バンドとサンバイザー間で小物を挟持可能としたサンバイザー用物挟みバンドが提案された(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001―277946号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、上記従来のサンバイザー用物挟みバンドでは、サンバイザーにバンドを巻きつけて小物を保持するようにしているものの、小物類の様々な形状に対応することができず、小物の形状によっては、安定して保持することができなかったり、あるいは、全く保持することができなかったりするという問題点があった。
【0010】
また、近年のサンバイザーには、ミラーが取り付けられたものが多く、上述の物挟みバンドを巻きつけることによって、前記ミラーの使用が妨げられてしまうという問題点もあった。
【0011】
本発明は、様々な形状の小物類に対応して安定保持できる小物保持具、車両用小物保持具、及び小物保持機能を有する車両用サンバイザーを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そこで、請求項1記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材と、この保持部材を取付可能とした被取付部材とを備え、この被取付部材の面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする小物保持具を提供することにした。
【0013】
また、請求項2記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両内に配設された面状部を有する被取付部材に取付け、前記面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする車両用小物保持具を提供することにした。
【0014】
また、請求項3記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両用のサンバイザー本体に取付け、前記サンバイザー本体の表面及び/又は裏面と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする車両用サンバイザーを提供することにした。
【0015】
また、請求項4記載の本発明では、前記保持部材は、前記弾性保持帯を略環状に形成し、各保持帯同士を互いに一体的に連結した。
【0016】
また、請求項5記載の本発明では、前記サンバイザー本体の端部近傍面にミラー取付領域を設け、このミラー取付領域を除く他領域に前記保持部材を取り付けた。
【発明の効果】
【0017】
(1)請求項1記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材と、この保持部材を取付可能とした被取付部材とを備え、この被取付部材の面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したので、様々な形状の小物を安定して保持することができる。さらに、様々な形状の被取付部材に容易に対応させて保持部材を取り付けることができる。
【0018】
(2)請求項2記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両内に配設された面状部を有する被取付部材に取付け、前記面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したので、様々な形状の小物を、走行中の車両内においても安定して保持することができるとともに、必要に応じて取り出すことができる。さらに、様々な形状の被取付部材に容易に対応させて保持部材を取り付けることができる。
【0019】
(3)請求項3記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両用のサンバイザー本体に取付け、前記サンバイザー本体の表面及び/又は裏面と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したので、運転者が容易に手の届く位置にあるサンバイザー本体の表面や裏面に様々な形状の小物を安定して保持することができ、利便性が向上する。さらには、保持部材を、様々な形状のサンバイザー本体に容易に対応させて取り付けることができる。
【0020】
(4)請求項4記載の本発明では、前記保持部材は、前記弾性保持帯を略環状に形成し、各保持帯同士を互いに一体的に連結したので、サンバイザー本体に取り付けやすく、しかも各弾性保持帯がずれてサンバイザー本体から外れ落ちてしまうことを防止することができる。
【0021】
(5)請求項5記載の本発明では、前記サンバイザー本体の端部近傍面にミラー取付領域を設け、このミラー取付領域を除く他領域に前記保持部材を取り付けたので、サンバイザー本体のミラーの使用を妨げることなく、小物を保持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明に係る小物保持具は、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材と、この保持部材を取付可能とした被取付部材とを備え、この被取付部材の面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成している。
【0023】
前記弾性保持帯は、適宜幅で構わないが、このように、多列状に配設した弾性保持帯と被取付部材の面状部とで構成し挟持部により、様々な形状の小物を安定して保持できる。しかも、前記保持部材は、様々な形状の被取付部材に容易に対応させて保持部材を取り付けることができるので、面状部を有するものであれば、如何なる場所の様々な物に取り付けることで小物保持具として利用することができる。
【0024】
例えば、上記保持部材を、自動車などの車両内に配設された面状部を有する被取付部材に取り付け、前記面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成して、車両用小物保持具とすることができる。
【0025】
このようにして、様々な形状の小物を、走行中の車内においても安定して保持することができるとともに、必要に応じて取り出すことができる。
【0026】
また、上記保持部材を、車両用のサンバイザー本体に取り付け、前記サンバイザー本体の表面及び/又は裏面と前記弾性保持帯とで挟持部を構成して、小物保持機能を有する車両用サンバイザーとすることができる。
【0027】
このような車両用サンバイザーでは、運転者が容易に手の届く位置にあるサンバイザー本体の表面や裏面に様々な形状の小物を安定して保持することができ、利便性を向上できる。
【0028】
また、保持部材は、サンバイザー本体に予め取り付けておくこともできるし、様々な形状のサンバイザー本体に容易に対応させて取り付けることができるので、車種などに限定されることなく、いつでも後付けすることも可能である。
【0029】
特に、前記保持部材は、前記弾性保持帯を略環状に形成し、各保持帯同士を互いに一体的に連結しておくことが好ましく、かかる構成により、保持部材をサンバイザー本体に取り付けやすくし、なおかつ各弾性保持帯がずれてサンバイザー本体から外れ落ちてしまうことを防止することができる。
【0030】
さらには、前記サンバイザー本体の端部近傍面にミラー取付領域を設け、このミラー取付領域を除く他領域に前記保持部材を取り付けて、小物保持機能及びミラーを有する車両用サンバイザーとなすこともできるし、ミラーが予め設けられているサンバイザーに前記保持部材を後付けした場合でも、サンバイザー本体のミラーの使用を妨げることなく、小物を保持することができる。
【0031】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0032】
本実施例に係る小物保持機能を有する車両用サンバイザーAは、図1及び図2に示すように、車両Bの車内天井部C前端に取り付けられている車両用のサンバイザー本体Sを被取付部材とし、同サンバイザー本体Sに、伸縮自在の弾性保持帯1を幅方向に多列状に配設した保持部材Kを装着し、前記サンバイザー本体Sの表面及び/又は裏面と前記多数の弾性保持帯1とで挟持部4を構成している。図中、Dはハンドル、Eはフロントガラス、Fはサイドガラス、Gはルームミラーである。
【0033】
保持部材Kは、図3に示すように、例えば、ゴム製のバンドなどからなる伸縮自在の多数の弾性保持帯1,1,1・・・・を略環状に形成して、それぞれの弾性保持帯1,1,1・・・・をこの弾性保持帯1の幅方向に多列状に並べた状態で、線状又は紐状とした連結体2,2で互いに連結して一体に構成している。
【0034】
このようにして、サンバイザー本体Sに、伸縮自在の弾性保持帯1,1,1・・・・を幅方向に多列状に配設した保持部材Kを取り付けることで、運転者が容易に手の届く位置にある前記サンバイザー本体Sの表面又は裏面あるいは両面と、前記弾性保持帯1,1,1・・・・との間に挟持部4を構成することができ、図示するように、この挟持部4に、例えば、棒状の小物であるペンHや、比較的薄い小物であるカードIや、比較的大きな小物である携帯電話Jなどの様々な形状の小物を、適宜数の弾性保持体1,1,1・・・・の挟圧により安定して保持することができる。したがって、様々な形状の小物を、走行中の車両B内においても安定して保持することができるとともに、必要に応じて取り出すことができる。
【0035】
特に、見られたくない小物を保持する場合には、図2に示すように、サンバイザー本体Sの裏面と弾性保持帯1,1,1・・・・との間に形成する挟持部4に、小物を挟持するとともに、サンバイザー本体Sを閉じることによって、小物を人目から隠すことができる。
【0036】
また、前述したように、伸縮自在に構成した保持部材Kの弾性保持帯1,1,1・・・・を連結体2,2で一体に連結することで、様々な形状のサンバイザー本体に対応させながら、かつ容易に取り付けることができる。しかも、並設させた弾性保持帯1,1,1・・・・がずれてサンバイザー本体Sから外れ落ちることを防止できる。
【0037】
なお、連結体2を用いずに、弾性保持帯1,1,1・・・・のみを並列状に配置することで保持部材Kを構成することもできる。
【0038】
また、本実施例では、サンバイザー本体Sの裏面の両端部近傍にミラー取付領域Wを形成し、同ミラー取付領域WにミラーMを配設している。
【0039】
そして、前記保持部材Kは、図1および図2に示すように、サンバイザー本体Sの裏面の両端部近傍面に設けたミラー取付領域Wを除く領域に取り付けて、サンバイザー本体SのミラーMの使用を妨げることなく、小物を保持することができるようにしている。
【0040】
すなわち、本実施例に係る小物保持機能を有する車両用サンバイザーAは、サンバイザー本体Sの両端部近傍を除いた略全体に保持部材Kを取り付けて構成しているのである。
【0041】
ここで、サンバイザー本体Sと保持部材Kとは、予め一体にしておくこともでき、また、車両に既設のサンバイザーに保持部材Kを後付けで取り付けることもできる。
【0042】
次に、小物保持機能を有する車両用サンバイザーAの他の実施例について、以下に説明する。なお、実施例2以降においては、上述してきた実施例1と構成を略同一としているため、図中、実施例1に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。
【実施例2】
【0043】
実施例2に係る車両用サンバイザーAは、図4に示すように、保持部材Kの弾性保持帯1,1,1・・・・の左右幅を実施例1よりも細幅にして構成し、各弾性保持帯1の間に間隙tを形成している。
【0044】
このように、保持部材Kの弾性保持帯1,1,1・・・・の左右幅を実施例1よりも細幅にして構成することで、弾性保持帯1とサンバイザー本体Sとの間に形成された各挟持部4,4,4・・・・間に間隙t,t,t・・・・を設けることができ、この間隙tから小物を挟持部4に容易に挿入して挟持することができる。
【0045】
また、上記保持部材Kは、図5(a)(b)に示すように、弾性保持帯1,1,1・・・・を、実施例1同様に連結体2,2でそれぞれ連結して構成することもできる。
【0046】
すなわち、保持部材Kを弾性保持帯1,1,1・・・・の左右幅を実施例1よりも細幅にして構成するとともに、同弾性保持帯1,1,1・・・・を、実施例1同様に連結体2,2でそれぞれ連結することで、各弾性保持帯1,1,1・・・・がサンバイザー本体Sからずれて落ちてしまうことを防止しながら、各挟持体4,4,4・・・・間の間隙t,t,t・・・・から小物を挟持部4に容易に挟持することができる。
【実施例3】
【0047】
実施例3に係る車両用サンバイザーは、図6に示すように、サンバイザー本体Sに取り付ける保持部材Kを一枚の伸縮自在の保持体10で構成するとともに、同保持体10に多数のスリット溝11を上下方向に形成して、各スリット溝11,11,11・・・・間を弾性保持帯1,1,1・・・・としている。
【0048】
このようにして、一枚の保持体10に多数のスリット溝11を形成することで、保持部材Kを簡単に構成できるとともに、サンバイザー本体Sへの取り付けを容易にしている。さらには、各弾性保持帯1,1,1・・・・がサンバイザー本体Sからずれて落ちてしまうことを防止しながら、小物を安定して保持することができる。
【0049】
なお、このスリット溝11は、保持体10を略筒状に形成し、サンバイザー本体Sに装着した状態でその表面側または裏面側、あるいは両面に形成できることはいうまでもない。
【0050】
また、保持部材Kをサンバイザー本体Sに被覆した状態で予め一体形成しておくこともできる。
【実施例4】
【0051】
実施例4に係る車両用サンバイザーAは、図7(a)(b)に示すように、1本の弾性保持帯1の両端部に環状の環状部12,12を形成とするとともに、同環状部12,12をサンバイザー本体Sの両端側に取り付けて固定する一方、環状部12,12間において弾性保持帯1をサンバイザー本体Sに螺旋状に巻回することによって、弾性保持帯1が幅方向に多列状に配設された保持部材Kを構成している。
【0052】
このように、保持部材Kを1本の弾性保持帯1で構成することで、構成を簡略化できるとともに、保持部材Kを多数の弾性保持帯1を個別に配置する場合と比較して、弾性保持帯1がサンバイザー本体Sからずれて外れてしまうことを防止することができ、保持機能としても損なわれることがない。
【実施例5】
【0053】
実施例5に係る車両用サンバイザーAは、図8に示すように、弾性保持帯1,1,1・・・・・・の両端部にフック3,3,3・・・・・・を取り付けるとともに、同フック3をサンバイザー本体Sの上下端に係止させている。
【0054】
このように、フック3をサンバイザー本体Sの上下端に係止させることで、保持部材Kをサンバイザー本体Sの表・裏面のいずれか一面にだけ、あるいは両面の所望の面に保持部材Kを形成することができる。
【0055】
上述してきた各実施例に係る車両用サンバイザーAは、図9に示すように、弾性保持帯1,1,1・・・・を透明にして構成することもできる。
【0056】
弾性保持帯1,1,1・・・・を透明にして構成することで、挟持部4に小物を挟持させた際に、挟持された小物を外側から確認することができ、小物全体が弾性保持帯1,1,1の裏面に押し込まれた場合でも、保持されている小物を視認することができる。
【0057】
また、図10に示すように、保持部材Kの弾性保持帯1,1,1・・・・のそれぞれの左右幅(横幅)を実施例1や実施例2で説明したものよりも太幅にして構成してもよい。
【0058】
このように、弾性保持帯1,1,1・・・・のそれぞれの左右幅を比較的太幅にすることで、弾性保持帯1個々における挟持部4の幅も大きくすることができ、比較的重量の大きい小物を挟持する場合でも、安定して保持することができる。
【0059】
ところで、上述してきた保持部材Kは、サンバイザー本体Sのみならず、図11に示すように、運転席LのヘッドレストRや、図12に示すように、車両BのグローブボックスNなどの様々な箇所に取り付け、これらの面部と弾性保持帯1との間で挟持部を形成することで、車両用小物保持具として用いることができ、走行中の車両B内においても小物を安定して保持することができるとともに、必要に応じて取り出すことができる。
【0060】
さらに、前記保持部材Kは、車内のみならず、様々な被取付部材に装着して小物保持具として用いることができる。例えば、図示しないが、洗面台やカバンなどの様々な箇所に取り付けて小物保持具として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】実施例1に係る車両用サンバイザーを閉じた使用状態を示す説明図である。
【図2】同車両用サンバイザーを開いた使用状態を示す説明図である。
【図3】同車両用サンバイザーの保持部材の説明図である。
【図4】実施例2に係る車両用サンバイザーの説明図である。
【図5】同車両用サンバイザーの変形例を示す説明図である。
【図6】実施例3に係る車両用サンバイザーの説明図である。
【図7】実施例4に係る車両用サンバイザーの説明図である。
【図8】実施例5に係る車両用サンバイザーの説明図である。
【図9】車両用サンバイザーの変形例を示す説明図である。
【図10】車両用サンバイザーの変形例を示す説明図である。
【図11】車両用小物保持具をヘッドレストに適用した場合の説明図である。
【図12】車両用小物保持具をグローブボックスに適用した場合の説明図である。
【符号の説明】
【0062】
1 弾性保持帯
2 連結体
4 挟持部
A 車両用サンバイザー
B 車両
K 保持部材、
M ミラー
R ヘッドレスト
N グローブボックス
S 車両用のサンバイザー本体
W ミラー取付領域
【技術分野】
【0001】
本発明は、小物保持具、車両用小物保持具、及び小物保持機能を有する車両用サンバイザーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、小物を保持する保持具として、小物を収容するポケット構造や、あるいは被保持物が紙などの薄物であれば、クリップなどを利用したものが知られている。
【0003】
また、自動車などの車両内においても、被保持物の形状などに応じた専用の小物保持具、例えば缶飲料水を収容するカップホルダー、鉛筆やペンなどを挿通して保持する保持具などを取り付けることが行われている。
【0004】
このように、一般的な小物保持具は、保持される小物に応じた形状となっていた。
【0005】
他方、自動車などの車内において、ペンや駐車券などの小物を、閉じたサンバイザーと車両天井部との間に挟んで保持しておくことがある。
【0006】
しかし、サンバイザーは、元来物を挟んで保持することは想定されていないため、運転中や駐車中に小物が落ちてしまうことがあった。
【0007】
また、サンバイザーを開いて本来の日除けとして機能させた場合は、小物保持具としては一切役に立つものではなかった。
【0008】
そこで、小物を保持するため、サンバイザーにバンドを巻きつけ、バンドとサンバイザー間で小物を挟持可能としたサンバイザー用物挟みバンドが提案された(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001―277946号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、上記従来のサンバイザー用物挟みバンドでは、サンバイザーにバンドを巻きつけて小物を保持するようにしているものの、小物類の様々な形状に対応することができず、小物の形状によっては、安定して保持することができなかったり、あるいは、全く保持することができなかったりするという問題点があった。
【0010】
また、近年のサンバイザーには、ミラーが取り付けられたものが多く、上述の物挟みバンドを巻きつけることによって、前記ミラーの使用が妨げられてしまうという問題点もあった。
【0011】
本発明は、様々な形状の小物類に対応して安定保持できる小物保持具、車両用小物保持具、及び小物保持機能を有する車両用サンバイザーを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そこで、請求項1記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材と、この保持部材を取付可能とした被取付部材とを備え、この被取付部材の面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする小物保持具を提供することにした。
【0013】
また、請求項2記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両内に配設された面状部を有する被取付部材に取付け、前記面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする車両用小物保持具を提供することにした。
【0014】
また、請求項3記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両用のサンバイザー本体に取付け、前記サンバイザー本体の表面及び/又は裏面と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする車両用サンバイザーを提供することにした。
【0015】
また、請求項4記載の本発明では、前記保持部材は、前記弾性保持帯を略環状に形成し、各保持帯同士を互いに一体的に連結した。
【0016】
また、請求項5記載の本発明では、前記サンバイザー本体の端部近傍面にミラー取付領域を設け、このミラー取付領域を除く他領域に前記保持部材を取り付けた。
【発明の効果】
【0017】
(1)請求項1記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材と、この保持部材を取付可能とした被取付部材とを備え、この被取付部材の面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したので、様々な形状の小物を安定して保持することができる。さらに、様々な形状の被取付部材に容易に対応させて保持部材を取り付けることができる。
【0018】
(2)請求項2記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両内に配設された面状部を有する被取付部材に取付け、前記面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したので、様々な形状の小物を、走行中の車両内においても安定して保持することができるとともに、必要に応じて取り出すことができる。さらに、様々な形状の被取付部材に容易に対応させて保持部材を取り付けることができる。
【0019】
(3)請求項3記載の本発明では、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両用のサンバイザー本体に取付け、前記サンバイザー本体の表面及び/又は裏面と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したので、運転者が容易に手の届く位置にあるサンバイザー本体の表面や裏面に様々な形状の小物を安定して保持することができ、利便性が向上する。さらには、保持部材を、様々な形状のサンバイザー本体に容易に対応させて取り付けることができる。
【0020】
(4)請求項4記載の本発明では、前記保持部材は、前記弾性保持帯を略環状に形成し、各保持帯同士を互いに一体的に連結したので、サンバイザー本体に取り付けやすく、しかも各弾性保持帯がずれてサンバイザー本体から外れ落ちてしまうことを防止することができる。
【0021】
(5)請求項5記載の本発明では、前記サンバイザー本体の端部近傍面にミラー取付領域を設け、このミラー取付領域を除く他領域に前記保持部材を取り付けたので、サンバイザー本体のミラーの使用を妨げることなく、小物を保持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明に係る小物保持具は、伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材と、この保持部材を取付可能とした被取付部材とを備え、この被取付部材の面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成している。
【0023】
前記弾性保持帯は、適宜幅で構わないが、このように、多列状に配設した弾性保持帯と被取付部材の面状部とで構成し挟持部により、様々な形状の小物を安定して保持できる。しかも、前記保持部材は、様々な形状の被取付部材に容易に対応させて保持部材を取り付けることができるので、面状部を有するものであれば、如何なる場所の様々な物に取り付けることで小物保持具として利用することができる。
【0024】
例えば、上記保持部材を、自動車などの車両内に配設された面状部を有する被取付部材に取り付け、前記面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成して、車両用小物保持具とすることができる。
【0025】
このようにして、様々な形状の小物を、走行中の車内においても安定して保持することができるとともに、必要に応じて取り出すことができる。
【0026】
また、上記保持部材を、車両用のサンバイザー本体に取り付け、前記サンバイザー本体の表面及び/又は裏面と前記弾性保持帯とで挟持部を構成して、小物保持機能を有する車両用サンバイザーとすることができる。
【0027】
このような車両用サンバイザーでは、運転者が容易に手の届く位置にあるサンバイザー本体の表面や裏面に様々な形状の小物を安定して保持することができ、利便性を向上できる。
【0028】
また、保持部材は、サンバイザー本体に予め取り付けておくこともできるし、様々な形状のサンバイザー本体に容易に対応させて取り付けることができるので、車種などに限定されることなく、いつでも後付けすることも可能である。
【0029】
特に、前記保持部材は、前記弾性保持帯を略環状に形成し、各保持帯同士を互いに一体的に連結しておくことが好ましく、かかる構成により、保持部材をサンバイザー本体に取り付けやすくし、なおかつ各弾性保持帯がずれてサンバイザー本体から外れ落ちてしまうことを防止することができる。
【0030】
さらには、前記サンバイザー本体の端部近傍面にミラー取付領域を設け、このミラー取付領域を除く他領域に前記保持部材を取り付けて、小物保持機能及びミラーを有する車両用サンバイザーとなすこともできるし、ミラーが予め設けられているサンバイザーに前記保持部材を後付けした場合でも、サンバイザー本体のミラーの使用を妨げることなく、小物を保持することができる。
【0031】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0032】
本実施例に係る小物保持機能を有する車両用サンバイザーAは、図1及び図2に示すように、車両Bの車内天井部C前端に取り付けられている車両用のサンバイザー本体Sを被取付部材とし、同サンバイザー本体Sに、伸縮自在の弾性保持帯1を幅方向に多列状に配設した保持部材Kを装着し、前記サンバイザー本体Sの表面及び/又は裏面と前記多数の弾性保持帯1とで挟持部4を構成している。図中、Dはハンドル、Eはフロントガラス、Fはサイドガラス、Gはルームミラーである。
【0033】
保持部材Kは、図3に示すように、例えば、ゴム製のバンドなどからなる伸縮自在の多数の弾性保持帯1,1,1・・・・を略環状に形成して、それぞれの弾性保持帯1,1,1・・・・をこの弾性保持帯1の幅方向に多列状に並べた状態で、線状又は紐状とした連結体2,2で互いに連結して一体に構成している。
【0034】
このようにして、サンバイザー本体Sに、伸縮自在の弾性保持帯1,1,1・・・・を幅方向に多列状に配設した保持部材Kを取り付けることで、運転者が容易に手の届く位置にある前記サンバイザー本体Sの表面又は裏面あるいは両面と、前記弾性保持帯1,1,1・・・・との間に挟持部4を構成することができ、図示するように、この挟持部4に、例えば、棒状の小物であるペンHや、比較的薄い小物であるカードIや、比較的大きな小物である携帯電話Jなどの様々な形状の小物を、適宜数の弾性保持体1,1,1・・・・の挟圧により安定して保持することができる。したがって、様々な形状の小物を、走行中の車両B内においても安定して保持することができるとともに、必要に応じて取り出すことができる。
【0035】
特に、見られたくない小物を保持する場合には、図2に示すように、サンバイザー本体Sの裏面と弾性保持帯1,1,1・・・・との間に形成する挟持部4に、小物を挟持するとともに、サンバイザー本体Sを閉じることによって、小物を人目から隠すことができる。
【0036】
また、前述したように、伸縮自在に構成した保持部材Kの弾性保持帯1,1,1・・・・を連結体2,2で一体に連結することで、様々な形状のサンバイザー本体に対応させながら、かつ容易に取り付けることができる。しかも、並設させた弾性保持帯1,1,1・・・・がずれてサンバイザー本体Sから外れ落ちることを防止できる。
【0037】
なお、連結体2を用いずに、弾性保持帯1,1,1・・・・のみを並列状に配置することで保持部材Kを構成することもできる。
【0038】
また、本実施例では、サンバイザー本体Sの裏面の両端部近傍にミラー取付領域Wを形成し、同ミラー取付領域WにミラーMを配設している。
【0039】
そして、前記保持部材Kは、図1および図2に示すように、サンバイザー本体Sの裏面の両端部近傍面に設けたミラー取付領域Wを除く領域に取り付けて、サンバイザー本体SのミラーMの使用を妨げることなく、小物を保持することができるようにしている。
【0040】
すなわち、本実施例に係る小物保持機能を有する車両用サンバイザーAは、サンバイザー本体Sの両端部近傍を除いた略全体に保持部材Kを取り付けて構成しているのである。
【0041】
ここで、サンバイザー本体Sと保持部材Kとは、予め一体にしておくこともでき、また、車両に既設のサンバイザーに保持部材Kを後付けで取り付けることもできる。
【0042】
次に、小物保持機能を有する車両用サンバイザーAの他の実施例について、以下に説明する。なお、実施例2以降においては、上述してきた実施例1と構成を略同一としているため、図中、実施例1に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。
【実施例2】
【0043】
実施例2に係る車両用サンバイザーAは、図4に示すように、保持部材Kの弾性保持帯1,1,1・・・・の左右幅を実施例1よりも細幅にして構成し、各弾性保持帯1の間に間隙tを形成している。
【0044】
このように、保持部材Kの弾性保持帯1,1,1・・・・の左右幅を実施例1よりも細幅にして構成することで、弾性保持帯1とサンバイザー本体Sとの間に形成された各挟持部4,4,4・・・・間に間隙t,t,t・・・・を設けることができ、この間隙tから小物を挟持部4に容易に挿入して挟持することができる。
【0045】
また、上記保持部材Kは、図5(a)(b)に示すように、弾性保持帯1,1,1・・・・を、実施例1同様に連結体2,2でそれぞれ連結して構成することもできる。
【0046】
すなわち、保持部材Kを弾性保持帯1,1,1・・・・の左右幅を実施例1よりも細幅にして構成するとともに、同弾性保持帯1,1,1・・・・を、実施例1同様に連結体2,2でそれぞれ連結することで、各弾性保持帯1,1,1・・・・がサンバイザー本体Sからずれて落ちてしまうことを防止しながら、各挟持体4,4,4・・・・間の間隙t,t,t・・・・から小物を挟持部4に容易に挟持することができる。
【実施例3】
【0047】
実施例3に係る車両用サンバイザーは、図6に示すように、サンバイザー本体Sに取り付ける保持部材Kを一枚の伸縮自在の保持体10で構成するとともに、同保持体10に多数のスリット溝11を上下方向に形成して、各スリット溝11,11,11・・・・間を弾性保持帯1,1,1・・・・としている。
【0048】
このようにして、一枚の保持体10に多数のスリット溝11を形成することで、保持部材Kを簡単に構成できるとともに、サンバイザー本体Sへの取り付けを容易にしている。さらには、各弾性保持帯1,1,1・・・・がサンバイザー本体Sからずれて落ちてしまうことを防止しながら、小物を安定して保持することができる。
【0049】
なお、このスリット溝11は、保持体10を略筒状に形成し、サンバイザー本体Sに装着した状態でその表面側または裏面側、あるいは両面に形成できることはいうまでもない。
【0050】
また、保持部材Kをサンバイザー本体Sに被覆した状態で予め一体形成しておくこともできる。
【実施例4】
【0051】
実施例4に係る車両用サンバイザーAは、図7(a)(b)に示すように、1本の弾性保持帯1の両端部に環状の環状部12,12を形成とするとともに、同環状部12,12をサンバイザー本体Sの両端側に取り付けて固定する一方、環状部12,12間において弾性保持帯1をサンバイザー本体Sに螺旋状に巻回することによって、弾性保持帯1が幅方向に多列状に配設された保持部材Kを構成している。
【0052】
このように、保持部材Kを1本の弾性保持帯1で構成することで、構成を簡略化できるとともに、保持部材Kを多数の弾性保持帯1を個別に配置する場合と比較して、弾性保持帯1がサンバイザー本体Sからずれて外れてしまうことを防止することができ、保持機能としても損なわれることがない。
【実施例5】
【0053】
実施例5に係る車両用サンバイザーAは、図8に示すように、弾性保持帯1,1,1・・・・・・の両端部にフック3,3,3・・・・・・を取り付けるとともに、同フック3をサンバイザー本体Sの上下端に係止させている。
【0054】
このように、フック3をサンバイザー本体Sの上下端に係止させることで、保持部材Kをサンバイザー本体Sの表・裏面のいずれか一面にだけ、あるいは両面の所望の面に保持部材Kを形成することができる。
【0055】
上述してきた各実施例に係る車両用サンバイザーAは、図9に示すように、弾性保持帯1,1,1・・・・を透明にして構成することもできる。
【0056】
弾性保持帯1,1,1・・・・を透明にして構成することで、挟持部4に小物を挟持させた際に、挟持された小物を外側から確認することができ、小物全体が弾性保持帯1,1,1の裏面に押し込まれた場合でも、保持されている小物を視認することができる。
【0057】
また、図10に示すように、保持部材Kの弾性保持帯1,1,1・・・・のそれぞれの左右幅(横幅)を実施例1や実施例2で説明したものよりも太幅にして構成してもよい。
【0058】
このように、弾性保持帯1,1,1・・・・のそれぞれの左右幅を比較的太幅にすることで、弾性保持帯1個々における挟持部4の幅も大きくすることができ、比較的重量の大きい小物を挟持する場合でも、安定して保持することができる。
【0059】
ところで、上述してきた保持部材Kは、サンバイザー本体Sのみならず、図11に示すように、運転席LのヘッドレストRや、図12に示すように、車両BのグローブボックスNなどの様々な箇所に取り付け、これらの面部と弾性保持帯1との間で挟持部を形成することで、車両用小物保持具として用いることができ、走行中の車両B内においても小物を安定して保持することができるとともに、必要に応じて取り出すことができる。
【0060】
さらに、前記保持部材Kは、車内のみならず、様々な被取付部材に装着して小物保持具として用いることができる。例えば、図示しないが、洗面台やカバンなどの様々な箇所に取り付けて小物保持具として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】実施例1に係る車両用サンバイザーを閉じた使用状態を示す説明図である。
【図2】同車両用サンバイザーを開いた使用状態を示す説明図である。
【図3】同車両用サンバイザーの保持部材の説明図である。
【図4】実施例2に係る車両用サンバイザーの説明図である。
【図5】同車両用サンバイザーの変形例を示す説明図である。
【図6】実施例3に係る車両用サンバイザーの説明図である。
【図7】実施例4に係る車両用サンバイザーの説明図である。
【図8】実施例5に係る車両用サンバイザーの説明図である。
【図9】車両用サンバイザーの変形例を示す説明図である。
【図10】車両用サンバイザーの変形例を示す説明図である。
【図11】車両用小物保持具をヘッドレストに適用した場合の説明図である。
【図12】車両用小物保持具をグローブボックスに適用した場合の説明図である。
【符号の説明】
【0062】
1 弾性保持帯
2 連結体
4 挟持部
A 車両用サンバイザー
B 車両
K 保持部材、
M ミラー
R ヘッドレスト
N グローブボックス
S 車両用のサンバイザー本体
W ミラー取付領域
【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材と、この保持部材を取付可能とした被取付部材とを備え、
この被取付部材の面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする小物保持具。
【請求項2】
伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両内に配設された面状部を有する被取付部材に取付け、前記面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする車両用小物保持具。
【請求項3】
伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両用のサンバイザー本体に取付け、前記サンバイザー本体の表面及び/又は裏面と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする車両用サンバイザー。
【請求項4】
前記保持部材は、前記弾性保持帯を略環状に形成し、各保持帯同士を互いに一体的に連結したことを特徴とする請求項3記載の車両用サンバイザー。
【請求項5】
前記サンバイザー本体の端部近傍面にミラー取付領域を設け、このミラー取付領域を除く他領域に前記保持部材を取り付けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の車両用サンバイザー。
【請求項1】
伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材と、この保持部材を取付可能とした被取付部材とを備え、
この被取付部材の面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする小物保持具。
【請求項2】
伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両内に配設された面状部を有する被取付部材に取付け、前記面状部と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする車両用小物保持具。
【請求項3】
伸縮自在の弾性保持帯を幅方向に多列状に配設した保持部材を、車両用のサンバイザー本体に取付け、前記サンバイザー本体の表面及び/又は裏面と前記弾性保持帯とで挟持部を構成したことを特徴とする車両用サンバイザー。
【請求項4】
前記保持部材は、前記弾性保持帯を略環状に形成し、各保持帯同士を互いに一体的に連結したことを特徴とする請求項3記載の車両用サンバイザー。
【請求項5】
前記サンバイザー本体の端部近傍面にミラー取付領域を設け、このミラー取付領域を除く他領域に前記保持部材を取り付けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の車両用サンバイザー。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2006−123859(P2006−123859A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−318129(P2004−318129)
【出願日】平成16年11月1日(2004.11.1)
【出願人】(596002767)トヨタ自動車九州株式会社 (20)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年11月1日(2004.11.1)
【出願人】(596002767)トヨタ自動車九州株式会社 (20)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]