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屋上緑化構造
説明

屋上緑化構造

【課題】屋上緑化構造において、ハウス栽培用アーチ状骨材を強固且つ容易に据え付ける構造を提供する。
【解決手段】各支持台列群24Aにおける各支持台24を、緑化支援層6を貫通して各支持台24と屋上スラブ面2との間を跨ぐ留め具を用いることにより、緑化支援層6を介して該屋上スラブ面に押圧固定し、その各支持台列群24Aにおける各支持台24の上端面に、ハウス栽培用アーチ状骨材50を保持するための保持部材36をそれぞれ設ける。これにより、アーチ状骨材50の端部を保持するものとして、緑化支援層6よりも剛性が高く且つ屋上スラブ面2に緑化支援層6を介してしっかりと固定された支持台24が用いられるようにする。また、アーチ状骨材50の端部を保持する保持部材36を支持台24の上端面に設けることにより、土壌に埋もれることを抑制し、その保持部材36の視認性を高める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋上の緑化を図る屋上緑化構造に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複数の緑化支援パネルを用いて屋上の緑化(植物の栽培)を図り、屋上からの熱の吸収、放出を緩和することが行われている。この緑化支援パネルとしては、特許文献1に示すように、基板部上に複数の嵩上げ部を上方に突出した状態で一体的に設け、該複数の嵩上げ部の隣り合う側面により植栽基盤材(土壌等)を収納するための植栽基盤材収納部を格子状に区画するものが提案されている。このものにおいては、植栽基盤材を、主として限られた植栽基盤材収納部内に充填して使用することから、嵩上げ部に相当する分の植栽基盤材を減らすことができる。このため、この緑化支援パネルを用いた場合には、基盤が植栽基盤材のみで構成されている場合に比べて、屋上の設置面に作用する荷重を著しく減少させることができる。
【0003】
ところで、屋上緑化においては、付加価値緑化として、最近、野菜作りが行われる傾向にある。このため、野菜を栽培するにあたっては、保温や虫除けのために、アーチ状骨材(支柱)を間隔をあけて複数立てて、それにビニールや寒冷紗を被せることが不可欠となり、上記緑化支援パネルを用いた屋上緑化構造においても、骨材をアーチ状に立てることが必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−17850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記緑化支援パネルを用いた屋上緑化構造においては、土壌として一般に軽量土壌が用いられるばかりか、緑化支援パネル上の土壌の土厚が比較的薄くなることから、アーチ状骨材を立てるべく、その骨材の端部を土壌に突き刺しても、しっかりと固定することができない。
仮に、アーチ状骨材の端部を緑化支援パネルにまで突き刺すとしても、緑化支援パネルが発泡樹脂体により形成されている場合には、その強度は非常に弱く、アーチ状骨材を立てたとしても、その骨材の上に被せるビニールや寒冷紗の荷重により、また、風等の外力により、骨材端部を介して緑化支援パネルが破断し、骨材端部と緑化支援パネルとの支持関係を維持することができなくなるおそれがある(耐久性の問題)。
上記問題点に対する対策としては、緑化支援パネルを強固な材質(例えば木材)で形成することが考えられる。しかし、その場合には、骨材の端部を緑化支援パネルにまで突き刺すことができず、予め緑化支援パネルにその骨材の端部を挿入するための支持穴を形成しておかなければならない。しかも、仮に、その支持穴を強固な緑化支援パネルに形成したとしても、その支持穴は、緑化支援パネル上に配設される土壌に覆われることになり、野菜栽培を行おうとする栽培者は支持穴を視認することができず、アーチ状骨材の端部をその支持穴に挿入支持することは容易にはできない。
【0006】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その技術的課題は、屋上床面上に複数の緑化支援パネルが敷設されて緑化支援層が形成され、該緑化支援層上に土壌が配設される屋上緑化構造において、ハウス栽培用アーチ状骨材を強固且つ容易に据え付けることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記技術的課題を達成するために本発明(請求項1に係る発明)にあっては、
屋上床面上に複数の緑化支援パネルを敷設することにより緑化支援層が形成され、該緑化支援層上に土壌が配設される屋上緑化構造において、
前記緑化支援層上に、一対の支持台列群が互いに離間した状態をもって配置され、
前記各支持台列群が、前記緑化支援層よりも剛性が高められた複数の支持台を間隔をあけつつ列をなすように立設配置することにより構成され、
前記各支持台列群における各支持台が、前記緑化支援層を貫通して該各支持台と前記屋上床面との間を跨ぐ留め具を用いることにより、該緑化支援層を介して該屋上床面に押圧固定され、
前記各支持台列群における各支持台の上端面には、ハウス栽培用アーチ状骨材を保持するための保持部がそれぞれ備えられている、
構成とされている。この請求項1の好ましい態様としては、請求項2〜4、及び請求項7以下の記載の通りとなる。
【0008】
前記第2の技術的課題を達成するために本発明(請求項5に係る発明)にあっては、
屋上床面上に複数の緑化支援パネルを敷設することにより緑化支援層が形成され、該緑化支援層上に土壌が配設されている屋上緑化構造において、
前記緑化支援層上に、一対の連結板列群が互いに離間した状態をもって配置され、
前記各連結板列群が、前記緑化支援層よりも剛性が高められた複数の連結板を間隔をあけつつ列をなす配置状態をもって該緑化支援層上面に固定する構成とされ、
前記各連結板の上面に、前記緑化支援層よりも剛性が高められた支持台が立設した状態でそれぞれ固定されて、一対の支持台列群が構成され、
前記各支持台の上端面には、ハウス栽培用アーチ状骨材を保持するための保持部がそれぞれ備えられている構成とされている。この請求項5の好ましい態様としては、請求項6以下の記載の通りとなる。
【発明の効果】
【0009】
本発明(請求項1に係る発明)によれば、一対の各支持台列群が、緑化支援層よりも剛性が高められた複数の支持台を間隔をあけつつ列をなすように立設配置することにより構成され、その各支持台列群における各支持台が、緑化支援層を貫通して各支持台と屋上床面との間を跨ぐ留め具を用いることにより、緑化支援層を介して該屋上床面に押圧固定され、その各支持台列群における各支持台の上端面に、ハウス栽培用アーチ状骨材を保持するための保持部がそれぞれ備えられていることから、アーチ状骨材の端部を保持するものとして、緑化支援層よりも剛性が高く且つ屋上床面に緑化支援層を介してしっかりと固定された支持台が用いられることになり、その支持台に保持部を介してアーチ状骨材の端部を強固に保持できる。
また、アーチ状骨材の端部を保持する保持部は、緑化支援層上に立設される支持台の上端面に設けられることにより、土壌に埋もれることが抑制され、その保持部の視認性を高めることができる。
このため、ハウス栽培用アーチ状骨材を強固且つ容易に据え付けることができる屋上緑化構造を提供できる。
【0010】
請求項2に係る発明によれば、各支持台の下端面が、隣り合う緑化支援パネルを跨ぐように配置されて、各支持台の下端面が隣り合う緑化支援パネルを屋上床面に押圧するように設定されていることから、各支持台を利用して、隣り合う緑化支援パネルの屋上床面に対する押圧固定をそれぞれ行うことができる。
【0011】
請求項3に係る発明によれば、各緑化支援パネルが平面視四角形状に形成され、屋上床面に各緑化支援パネルが、各緑化支援パネルの角部の周縁部に他の緑化支援パネルの角部が集合するように敷き詰められて、角部集合部が構成され、角部集合部が、一対の離間した列をもって、該各列において間隔をあけつつ複数配置される構成とされ、各角部集合部上に各支持台が、各支持台の下端面が各集合部における全ての角部上面と当接するようにそれぞれ配置され、各支持台が、各角部集合部における各緑化支援パネルの全ての角部を屋上床面に向けて押圧していることから、各支持台を利用して、角部集合部を構成する4枚の緑化支援パネルの角部を屋上床面に対して押圧固定でき、屋上床面に対する緑化支援パネルの固定に際して、支持台を最も効果的に利用できる。
【0012】
請求項4に係る発明によれば、各支持台が、緑化支援層よりも剛性が高められた連結板を介して各角部集合部上にそれぞれ配置され、各支持台と各連結板とが、留め具を共通の留め具として利用することにより、各角部集合部を介して屋上床面に固定されていることから、支持台の下面の面積が小さくても、広い面積の連結板を用いることにより、角部集合部を広い面積をもって屋上床面に押圧固定することができる。このため、屋上床面に対する各緑化支援パネルの固定をより確実に行うことができる。
しかも、各支持台と各連結板とを各角部集合部を介して屋上床面に固定するに際して、共通の留め具を利用することから、使用留め具数を減らすことができる。
【0013】
請求項5に係る発明によれば、屋上床面上に複数の緑化支援パネルを敷設することにより緑化支援層が形成され、該緑化支援層上に土壌が配設されている屋上緑化構造において、前記緑化支援層上に、一対の連結板列群が互いに離間した状態をもって配置され、前記各連結板列群が、前記緑化支援層よりも剛性が高められた複数の連結板を間隔をあけつつ列をなす配置状態をもって該緑化支援層上面に固定する構成とされ、前記各連結板の上面に、前記緑化支援層よりも剛性が高められた支持台が立設した状態でそれぞれ固定されて、一対の支持台列群が構成され、前記各支持台の上端面には、ハウス栽培用アーチ状骨材を保持するための保持部がそれぞれ備えられていることから、緑化支援層よりも剛性が高い連結板上に同じく緑化支援層よりも剛性が高い支持台が固定されることになり、その支持台に保持部を介してアーチ状骨材の端部を強固に保持できる。
また、アーチ状骨材の端部を保持する保持部は、緑化支援層上に立設される支持台の上端面に設けられることにより、土壌に埋もれることが抑制され、その保持部の視認性を高めることができる。
このため、ハウス栽培用アーチ状骨材を強固且つ容易に据え付けることができる屋上緑化構造を提供できる。
この場合、各緑化支援パネルを、その上面側に配設される土壌の荷重により、屋上床面に押圧固定できる。
【0014】
請求項6に係る発明によれば、各緑化支援パネルが平面視四角形状に形成され、屋上床面に各緑化支援パネルが、各緑化支援パネルの角部の周縁部に他の緑化支援パネルの角部が集合するように敷き詰められて、角部集合部が構成され、角部集合部が、一対の離間した列をもって、各列において間隔をあけつつ複数配置される構成とされ、各角部集合部上面に連結板がそれぞれ配置され、各角部集合部の下面側に、各連結板に対向して連結下板がそれぞれ配置され、各支持台と各連結下板とが、各角部集合部を貫通して各支持台と連結下板との間を跨ぐ留め具を用いることにより、各角部集合部及び各連結板を挟持していることから、各連結板、各連結下板及び各支持台による挟持に基づき、各緑化支援パネルを連結した一体化物にすることができると共に、その大きな一体化物に各支持台を固定できる。このため、屋上床面に対する各支持台の安定化を図ることができる。
【0015】
請求項7に係る発明によれば、各保持部が土壌上に露出されていることから、栽培者は保持部を上方から視認することができ、アーチ状骨材の端部をその保持部に容易に保持できる。
また、各保持部がハウス栽培用アーチ状骨材の端部を挿入保持できる保持穴を上方に向けて開口しており、保持穴は、一対の支持台列群の離間方向に延びると共に、一対の支持台列群の離間方向に向かうに従って支持台列群の支持台配置方向の長さが短くなるように設定されていることから、一般に可撓性を有して拡縮するハウス栽培用アーチ状骨材の両端部の径が所定の範囲でどのようなものであっても、外力を加えて、そのハウス栽培用アーチ状骨材を多少、縮径するように撓めた状態にしつつ、各端部を各保持穴のうち、一対の支持台列群の離間方向内方側に挿入し、その後、ハウス栽培用アーチ状骨材に対する外力を解除すれば、その各端部は、ハウス栽培用アーチ状骨材の反発力に基づき、保持穴内において一対の支持台列群の離間方向外方に向けて移動し、その移動は、その端部の径よりも短い間隔(支持台列群の支持台配置方向の長さ)の保持穴の対向内壁に当接して規制され、各端部は、保持穴の対向内壁に付勢された状態で保持される。このため、ハウス栽培用アーチ状骨材の両端部の径が所定の範囲でどのようなものであっても、簡単に保持穴に保持できる。
【0016】
請求項8に係る発明によれば、ハウス栽培用アーチ状骨材の端部には、その先端部がその先端部よりも軸心延び方向内方側部分をなす主部よりも拡径されることにより、該先端部と該主部との間に抜け止め段部が形成され、保持穴が、一対の支持台列群の離間方向内方側においてハウス栽培用アーチ状骨材の端部が挿入可能とされる初期挿入穴部と、初期挿入穴部よりも一対の支持台列群の離間方向外方側において、初期挿入穴部の下部に連続してハウス栽培用アーチ状骨材の先端部の進入を許容する先端部進入穴部と、先端部進入穴部の上方側に位置されて、支持台列群の支持台配置方向の長さに関し、先端部進入穴部よりも狭めることにより、先端部の進入を拒み主部の進入を許容する主部進入穴部と、を有しており、先端部進入穴部と主部進入穴部との間に、抜け止め段部を係止するための係止段部が形成されていることから、ハウス栽培用アーチ状骨材の端部を保持穴の初期挿入穴部に挿入した後、先端部を先端部進入穴部、その先端部よりも軸心延び方向内方側部分をなす主部を主部進入穴部にそれぞれ進入させれば、保持穴の対向内壁により付勢状態で保持されると共に、抜け止め段部が係止段部に係止されて、上方にハウス栽培用アーチ状骨材の端部が抜けることを防止できる。
【0017】
請求項9に係る発明によれば、支持台が、一定幅を維持する底板部と、その底板部の幅方向両側からそれぞれ起立する一対の側板部と、その一対の側板部の上端部を跨ぐ上板部と、を一体的に備えており、保持部は、上板部において一対の支持台列群の離間方向に向かって延びるように形成される長孔と、支持台の内部に、長孔の幅方向両側において配置される一対のガイド壁と、により構成され、長孔が、長孔の延び方向一方側である一対の支持台列群の離間方向内方側において、ハウス栽培用アーチ状骨材の端部を遊嵌状態をもって挿入する初期挿入孔部と、初期挿入孔部から連続し長孔の延び方向他方側に向かうに従って長孔の長孔幅が狭まる保持孔部と、を有しており、一対のガイド壁の間隔が、長孔に対応して、長孔の延び方向一方側から長孔の延び方向他方側に向かうに従って狭まるように設定されていることから、一般に可撓性を有して拡縮するハウス栽培用アーチ状骨材の両端部の径が所定の範囲でどのようなものであっても、外力を加えて、そのハウス栽培用アーチ状骨材を多少、縮径するように撓めた状態にしつつ、各端部を各長孔の初期挿入孔部を経て支持台内に挿入し、その後、ハウス栽培用アーチ状骨材に対する外力を解除すれば、その各端部は、ハウス栽培用アーチ状骨材の反発力に基づき、長孔及び支持台内において一対の支持台列群の離間方向外方に向けて移動し、その移動は、その端部の径よりも短い間隔(支持台列群の支持台配置方向の長さ)の長孔の対向壁及び一対のガイド壁に当接して規制され、各端部は、長孔の対向壁及び一対のガイド壁に付勢された状態で保持される。このため、ハウス栽培用アーチ状骨材の両端部の径が所定の範囲でどのようなものであっても、簡単に保持部に保持できる。
しかも、保持部を、簡単な一対のガイド壁、支持台の内部空間、上板部に形成される長孔を利用することにより構成できることになり、複雑な保持穴を加工する必要性をなくすことができる。
また、一対のガイド壁の間隔が長孔の幅方向長さよりも長くされていることから、長孔の幅方向内壁と一対のガイド壁との段部が形成されることになり、その段部を、ハウス栽培用アーチ状骨材の端部のうち、抜け止め段部を備えるもの(端部において、先端部が拡径されて、その先端部とその先端部よりも軸心延び方向内方側部分をなす主部との間に抜け止め段部があるもの)に対する係止段部として機能させることができる。
【0018】
請求項10に係る発明によれば、支持台における一対の側板部の並設方向が前記一対の支持台列群の接近・離間方向に向けられ、一対のガイド壁が、一対のガイド壁の先端を跨ぐ連結板部により一体化され、連結板部が、支持台における一対の側板部のうち、前記一対の支持台列群の離間方向外方側の側板部に合わせた状態で連結されていることから、支持台における一対の側板部を、連結板部(及び一対のガイド壁)を固定するための固定部として有効に利用できる。
また、支持台を初めとして、一対のガイド壁とその先端部を連結した連結板部とからなるものを、押し出し成形により簡単に製造することができ、製造コストを低く抑えることができる。
【0019】
請求項11に係る発明によれば、支持台における一対の側板部間の開口の並設方向が一対の支持台列群の接近・離間方向に向けられ、一対のガイド壁間が、支持台の延び方向他端側開口を介して外部に開放されていることから、使用に際して、土壌が長孔から支持台内に進入しても、その土壌を棒材等を用いて支持台の延び方向外方側に押し出すことができ、保持穴の状態を、ハウス栽培用アーチ状骨材の端部を保持できる状態に戻すことができる。
【0020】
請求項12に係る発明によれば、一対のガイド壁の下端が支持台の底板部から所定間隔、離間されていることから、土壌が長孔を介して一対のガイド壁間に進入した場合、その一対のガイド壁間が比較的狭いことから、一対のガイド壁間で土壌がいわゆるブリッジを形成して詰まり易い状況にあるが、仮に土壌が詰まっても、その土壌を棒材等により一対のガイド壁下端よりも下方側の広い空間に簡単に落とし込み、それを支持台の開口側に押し出すことができる。このため、一対のガイド壁間に土壌が詰まっても、保持穴の状態を、ハウス栽培用アーチ状骨材の端部を保持できる状態に直ぐに戻すことができる。
【0021】
請求項13に係る発明によれば、支持台が角パイプ状に延ばされ、連結板の上面に複数のリブが放射状に突設され、共通の留め具が連結板の複数のリブの放射中心部を貫通した状態で支持台の延び方向一端側を屋上床面に固定しており、支持台の延び方向他方側が一対の支持台列群の離間方向外方に向けられ、支持台の下面に回動規制部材が連結板の隣り合うリブ間に配置されるようにして設けられていることから、角パイプ状の支持台の延び方向一端側が留め具により屋上床面に固定されて、その留め具を中心として回動しやすくなるが、支持台における回転規制部材が連結板のリブ(側面)に当接して、留め具を中心とした支持台の回動を確実に規制できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】第1実施形態に係る緑化支援構造を説明する説明図。
【図2】第1実施形態に係る緑化支援構造を示す平面図。
【図3】第1実施形態に係る緑化支援構造の要部を説明する説明図。
【図4】図1のX4−X4拡大断面図。
【図5】図1のX5−X5拡大断面図。
【図6】第1実施形態に係る屋上緑化構造における緑化支援層上に保護マットが敷設されている状態を示す斜視図。
【図7】第1実施形態に係る屋上緑化構造における土壌の盛り具合を説明する説明図。
【図8】支持台、受けレールに対する保持部材の取付けを説明する説明図。
【図9】受けレール上に保持部材が取付けられた状態を示す平面図。
【図10】第1実施形態に係る保持部材を示す平面図。
【図11】図10のX11−X11線断面図。
【図12】第1実施形態に係る保持部材の取り外しを説明する説明図。
【図13】緑化支援構造の変形例(2畝タイプ)を示す平面図。
【図14】図13の緑化支援構造における土壌の盛り具合を説明する説明図。
【図15】第2実施形態に係る緑化支援構造を説明する説明図。
【図16】第2実施形態に係る緑化支援構造の要部を説明する説明図。
【図17】第2実施形態に係る緑化支援構造の要部を説明する縦断面図。
【図18】第2実施形態に係る支持台に対するガイド部材の組み付けを説明する説明図。
【図19】第2実施形態に係る支持台を示す平面図。
【図20】第2実施形態に係る緑化支援構造の使用状態を説明する説明図
【図21】第3実施形態に係る緑化支援構造を説明する説明図。
【図22】第3実施形態に係る緑化支援構造の要部を示す平面図。
【図23】図22のX23−X23線断面図。
【図24】第3実施形態に係る支持台に対するガイド部材等の組み付けを説明する説明図。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1において、符号1は、屋上のスラブ面に設置されて野菜栽培が行われる屋上緑化構造を示す。この屋上緑化構造1においては、屋上のスラブ面2に耐根シート3が敷かれており、その耐根シート3上に複数の仕切用レンガ4を設置することにより、平面視長方形状の栽培領域Sが区画されている。
【0024】
前記栽培領域Sにおける耐根シート3上には、図1,図2に示すように、平面視四角形状(正方形状、長方形状)の複数の緑化支援パネル5が、縦方向(屋上面の水勾配に沿う方向)Y及び横方向X(屋上面においてその水勾配に沿う方向に直交する方向)に列をなすようにして敷き詰められている。各緑化支援パネル5は、その隣り合うものの側面同士全体が互いに対向した状態で当接されており、栽培領域Sにおいては、多数の緑化支援パネル5は、耐根シート3全体を覆って緑化支援層6を構成している。
【0025】
前記各緑化支援パネル5としては、樹脂成形体が用いられている。具体的には、発泡樹脂である発泡プロピレン樹脂や、発泡ポリスチレン樹脂等を用いて一体成形されている。この緑化支援パネル5は、図1〜図3に示すように、平面視四角形状をもって所定厚みをなしており、そのうち、平面視正方形状とされて最も大きい緑化支援パネル5については、その周囲の一辺が500mm程度、厚みが50mm程度とされている。この緑化支援パネル5には、後述の土壌の配設量を少なくすべく基板部7上に複数の嵩上げ部8が上方に突出した状態で一体的に設けられていると共に、その緑化支援パネル5の上面には、灌水パイプ(図示略)を収納するための収納連続溝の一部を構成する灌水パイプ収納溝9、灌水パイプからの灌水を案内する排水溝10が形成され、その排水溝10の底部には、水を緑化支援パネル5の下側に導く排水孔11が開口されている。これにより、各緑化支援パネル5が栽培領域Sに敷き詰められたときには、各緑化支援パネル5の灌水パイプ収納溝9及び排水溝10がそれぞれ連なって、それらの各連続溝が形成されることになり、そのうちの灌水パイプ収納溝9の連続溝内には長尺な灌水パイプ(図示略)が収納されることになる。この灌水パイプは、その周囲に水を灌水することになり、その灌水された水は、緑化支援パネル5(緑化支援層6)上に配設される土壌上に供給され、そのうち、余剰の水が、排水溝10、排水孔11を介して緑化支援パネル5の下側に排水される。
この場合、灌水パイプを設置せず、各自で水やりをしてもよい。
【0026】
前記緑化支援層6においては、図1〜図3に示すように、各緑化支援パネル5の各角部5aの周囲に他の緑化支援パネル5の角部5aが集合され、それらにより角部集合部12(4枚の緑化支援パネル5の各角部が集合する部分)が複数構成されている。この複数の角部集合部12は、緑化支援パネル5の一辺の長さ毎に横方向Xに順次、配置される角部集合部列群12Aを構成しており、その角部集合部列群12Aは、縦方向Yに間隔をあけて一対設けられている。
【0027】
前記各角部集合部列群12Aにおける各角部集合部12には、図3〜図5に示すように、その下面側において、各角部集合部12の集合中心を基準として周囲に広がる平面視略正方形状の下側第1凹所13と、下側第2凹所14とが形成されている。下側第1凹所13は、集合した各緑化支援パネル5における各角部5aが協働して形成しており、その深さは比較的浅めとされている。下側第2凹所14も、集合した各緑化支援パネル5における各角部5aが協働して形成しており、その下側第2凹所14は、下側第1凹所13の径よりも縮径された状態をもって、その下側第1凹所13の底面からさらに深く形成されている。
一方、各角部集合部列群12Aにおける各角部集合部12の上面には、各角部集合部12の集合中心を基準として周囲に広がる平面視略正方形状の上側凹所15と、その上側凹所15の底面から下方に延びる連通路16とが形成されている。上側凹所15も、集合した各緑化支援パネル5における各角部5aが協働して形成しており、その深さは比較的浅く、その平面視上の大きさは下側第1凹所13の平面視上の大きさよりも大きくされている。連通路16も、集合した各緑化支援パネル5における各角部5aが協働して形成しており、この連通路16は、上側凹所15と下側第2凹所14とを比較的短い径をもって連絡している。
【0028】
前記各角部集合部列群12Aにおける各角部集合部12は、図1、図3〜図5に示すように、固定具17を用いることにより屋上のスラブ面2に押圧固定されている。固定具17は、下側留め具18と、連結板19と、上側留め具20とを備えている。
下側留め具18は、基板部18a上面に筒部18bが上方に突出するようにして設けられ、その筒部18bの内周面には雌ねじ(図示略)が形成されている。この下側留め具18は、基板部18aが下側第1凹所13内に配置された状態で、屋上スラブ面2に接着剤等を用いることにより固定され(耐根シート3を切除して屋上スラブ面2に固定)、筒部18bは第2凹所14内に入り込んでいる。
連結板19は、緑化支援層6よりも剛性が高められた板材(例えば強化プラスチック板)を用いて、前記上側凹所15に対応して平面視略正方形状に形成されており、この連結板19の中央部には、肉厚方向に貫通するボルト挿通孔21が形成されている。この連結板19は、上側凹所15内に収納されており、その連結板19の下面には角部集合部12における各緑化支援パネル5の角部5a上面が当接され、ボルト挿通孔21は下側留め具18の筒部開口に上側から臨んでいる。
上側留め具20としては、本実施形態においては、軸部20aが比較的長めとされた長ボルト(上側留め具20と同符号を用いる)が用いられている。この長ボルト20は、前記連結板19の上側から、その連結板19のボルト挿通孔21、連通路16に挿通された上で、筒部18b内周の雌ねじに螺合されており、長ボルト20の頭部20bは、連結板19を介して角部集合部12(集合した各緑化支援パネル5の角部5a)を屋上スラブ面2に押圧固定している。これにより、各緑化支援パネル5が屋上スラブ面2にそれぞれ固定されることになり、複数の緑化支援パネル5により構成される緑化支援層6は、屋上スラブ面2上にしっかりと固定された状態で保持される。これに伴い、緑化支援層6上には、図1,図2に示すように、一対の連結板列群19Aが、縦方向に互いに離間した状態をもって配置され、その各連結板列群19Aにおいては、複数の連結板19は、間隔をあけつつ列をなして配置されている。尚、符号22は、連結板19の裏面に設けられた位置決めピンであり、この位置決めピン22は、連結板19が上述のように角部集合部12に載置されたときに、各緑化支援パネル5角部に形成された挿入孔(図示略)に挿入されて、連結板19の位置決めを行うものである。
【0029】
各連結板列群19Aにおける各連結板19上には、図6に示すように、メッシュ状保護マット23を介して支持台24がそれぞれ固定されている。メッシュ状保護マット23は、上方側からの排水性を確保しつつ、そのメッシュ状保護マット23上に配設される土壌を耕すに伴い、スコップ、鍬等が緑化支援層6(緑化支援パネル5)に食い込んで緑化支援層6が破損することを防止するために敷設されている。その材質としては、ゴム、樹脂製のものが好ましい。尚、図1〜図5においては、メッシュ状保護マット23の図示が略されているが、勿論、メッシュ状保護マット23の敷設を省略してもよい。
【0030】
前記各支持台24としては、本実施形態においては、鉄材等の強固な板材を用いて、図3〜図5に示すように、帯板状の底板部25と、その底板部25の幅方向両側から起立する一対の側板部26と、該一対の側板部26の上端よりもやや低い位置において該一対の側板部26間を跨ぐ上板部27と、により一体的に形成された構造体が用いられている。
底板部25には、その中央において挿通孔28が形成されており、その挿通孔28は、底板部25をその肉厚方向(上下方向)において貫通している。
各側板部26は、その上下方向長さ(高さ)が、図7に示すように、緑化支援層6上に配置される土壌29の深さ(厚み)を考慮して決められており、その上下方向長さH1は、本実施形態においては、100mm前後に設定されている。この各側板部26には、図4に示すように(図3、図5においては図示略)、底板部25の延び方向中央であってその底板部25の上下方向中央よりもやや低い位置において、挿通孔30がそれぞれ形成されており、その両挿通孔30は、対向した状態で配置されている。また、各側板部26における上端部内面には、突部31が一体的にそれぞれ設けられている。この各突部31は、対向する相手方の側板部26の突部31に向けて突出されており、その各突部31は、側板部26の延び方向(底板部25の延び方向)全長に亘って延びている(図4参照)。
上板部27には、底板部25の延び方向中央において、比較的大きな挿通孔32が形成されており、その挿通孔32は、前記挿通孔28の上方に位置されている(図3、図5参照)。
【0031】
前記支持台24は、図3〜図5に示すように、その底板部25の延び方向を横方向Xに向けつつ前記各連結板19上にそれぞれ固定されている。本実施形態においては、前記長ボルト20が共通の留め具として利用されており、長ボルト20は、支持台24における底板部25の挿通孔28、連結板19のボルト挿通孔21等を通って下側留め具18における筒部18b内周の雌ねじに螺合されている。これにより、緑化支援層6上には、一対の支持台列群24Aが、縦方向Yに互いに離間した状態をもって配置されることになり、その各支持台列群24Aにおいては、複数の支持台24は、間隔をあけつつ列をなすように立設配置され、その両支持台列群24Aの支持台24は、互いに対向するように配置される。
【0032】
前記各支持台列群24A上には、図1〜図7に示すように、長尺部材としての受けレール33が、支持台列群24Aの延び方向に延びるようにしてそれぞれ設けられている。この受けレール33は、使用時に、土壌29から露出して野菜の栽培領域を区画すると共に、栽培者の栽培作業時の足場ともなるものである。この受けレール33としては、本実施形態においては、各支持台24における一対の側板部26上端に支持される幅広状の帯板部34と、その帯板部34の幅方向両側から下方に垂下する一対の側壁部35と、を一体的に備えたものが用いられている。
【0033】
帯板部34は、一定幅をもってその延び方向に数mに亘って延び、その表面は平坦面をもって水平状態に維持されている。この帯板部34の裏面には、一対の起立壁部34aが設けられている。この一対の起立壁部34aは、帯板部34の幅方向内方側において、間隔をあけて帯板部34の延び方向に延びており、その各起立壁部34aは、帯板部34が一対の側板部26の上端により支持されている状態において、各側板部26の突部31先端に当接されている。これにより、帯板部34は、その幅方向(図4中、左右方向)に移動することが規制され、帯板部34はその幅方向において位置決めされている。この帯板部34は、図7に示すように、使用時に、土壌29から露出される。
【0034】
一対の側壁部35は、互いに対向した状態で帯板部34全長に亘って延びている。このため、この一対の側壁部35と前記帯板部34とは、各支持台24の上部に覆いかぶさっている。
【0035】
また、本実施形態においては、前記帯板部34及び一対の側壁部35の表面は、被覆材により被覆されている。この被覆材は木目状模様をしており、それに基づき周囲環境との調和が図られている。また、被覆材の被覆は、帯板部34及び一対の側壁部35の表面が過熱状態になることを防止する。
これにより、図1、図6、図7に示すように、一対の受けレール33が間隔をあけつつ(1畝タイプ)平行に延びることになる。尚、受けレール33をその延び方向に継ぎ足すときには、載置台(図示略)をその隣り合う受けレール33の端部の下側に配置し、その両端部を載置台により支えることが好ましい。
【0036】
前記各支持台列群24Aにおける各支持台24の上端面には、図3〜図5、図8、図9に示すように、保持部としての保持部材36がそれぞれ設けられている。本実施形態においては、保持部材36を支持台24に取付けるために、前記受けレール33の帯板部34に、各支持台24の上方領域において、比較的大きめの取付け孔37と位置決め孔38とがそれぞれ形成されている。取付け孔37は、各支持台24における上板部26の挿通孔32とほぼ同じ平面視円形状の大きさとしつつ、その上板部26の挿通孔32に対向されている。この取付け孔37には、一対の案内孔39が形成されており、その一対の案内孔39は、対向配置された状態で取付け孔37からその径方向外方に溝状の形状をもって延長するように形成されている。一対の案内孔39は、その配列方向が受けレール33の幅方向(図8中、上下方向)に対して図8中、反時計方向に所定角度傾斜され、その一対の案内孔39のいずれもが、受けレール33における一対の起立壁部34a間内に配置されている。位置決め孔38は、受けレール33の帯板部34に取付け孔37の周囲において、円孔をもって2つ設けられており、それら位置決め孔38は、取付け孔37の中心を通って受けレール33の幅方向に延びる基準線を基準として、左右対称に配置されている。
【0037】
前記保持部材36は、円柱状の挿入部40と、その挿入部40の基端側(一端側)にその挿入部40よりも拡径した状態で設けられる拡径部41とを一体的に備えている。挿入部40は、その径が前記受けレール33の取付け孔37及び上板部26の挿通孔32の径とほぼ同じか、それよりもやや小さめとされ、その軸線方向長さが、受けレール33の取付け孔37及び上板部26の挿通孔32間の長さよりも長くされている。この挿入部40の外周面には一対の係止突起42が、その挿入部40の基端からその挿入部40の軸線方向内方側に向けた所定距離位置において設けられており、その一対の係止突起42は、挿入部40の軸線を間に挟んで対向配置されている。このため、挿入部40は、受けレール33の取付け孔37から支持台24における上板部26の挿通孔32を超えて下側にまで挿入され、その挿入部40を受けレール33の取付け孔37及び上板部26の挿通孔32に対して挿入するに際しては、一対の係止突起42を受けレール33における一対の案内孔39に挿入することが行われる(図8矢印により取付け参照)。
【0038】
拡径部41は、図3〜図5、図8、図9に示すように、受けレール33における取付け孔37の径よりも大きくされている。これにより、拡径部41は、受けレール33における取付け孔37周縁部に着座されており、このとき、前記一対の係止突起42は、受けレール33における一対の起立壁部34a間内において、その一対の起立壁部34a先端及び一対の突部31よりもやや低い位置に位置することになっている。本実施形態においては、拡径部41は、上面部41aと、その上面部41aの周縁部を下方に垂下する周壁部41bと、を一体的に備えた構成とされており、前記挿入部40の基端(図中、上端)は、周壁部41が区画する空間を通って上面部41aの裏面に一体的に結合されている。
【0039】
上記拡径部41の上面部41aには,図3、図8〜図10に示すように、帯状の片持ち片43が、その周囲を切り抜くことにより形成されている。片持ち片43は、拡径部41の径方向であって、前記一対の係止突起42を結ぶ基準線に対して直交する方向に延びており、その片持ち片43の基端部は撓み支点として拡径部41の径方向内方側に位置され、その先端部は挿入部40よりも径方向外方側に位置されている。この片持ち片43の先端部下面には位置決め突部44が下方に突出するように設けられている。位置決め突部44は、片持ち片43の先端部下面から拡径部41の周壁部先端近傍の位置まで突出する第1突部44aと、その第1突部44aの下面から、前記位置決め孔38に嵌合できる大きさをもって、拡径部41の周壁部先端よりも下方に突出される第2突部44bとを一体的に備えており、第2突部44bは第1突部44aよりもやや径方向内方に引っ込んだ状態とされ、第1突部44aと第2突部44bとの間には段差部44cが形成されている。拡径部41の周壁部には、この段差部44cが臨む部分において、切欠き孔46が形成されており、段差部44cは、切欠き孔46を介して外部から視認できることになっている。
【0040】
この片持ち片43の第2突部44bは、上述のように、挿入部40が受けレール33の取付け孔37及び上板部26の挿通孔32に挿入されて拡径部41が受けレール33の取付け孔周縁部に着座している状態の下で、前記位置決め孔38に嵌合されている。この位置決め孔38への片持ち片43の第2突部44bの嵌合状態は、上述のように、挿入部40が受けレール33の取付け孔37及び上板部26の挿通孔32に挿入されて拡径部41が受けレール33の取付け孔37周縁部に着座している状態の下で、保持部材36を、その挿入部40の軸線を中心として、その一対の係止突起42の配列方向が受けレール33における帯板部34の幅方向に向くように回動(スライド)させることにより得られる。これに伴い、一対の係止突起42が、支持台24における一対の側板部26の突部31及び一対の起立壁部34先端の下側にそれぞれ入り込んで係止されることになり、位置決め孔38に片持ち片43の第2突部44bが嵌合しているときには、一対の係止突起42と拡径部41とは、一対の突部31及び受けレール33の帯板部34を挟持する状態となる。これにより、保持部材36は、帯板部34上において回動不能な状態をもって、受けレール33、支持台24と共に一体化することになり、保持部材36は、支持台24に対する受けレール33の留め具としても機能する。
尚、符号47は、拡径部41における上面部41aに形成される開口であり、符号48は、一対の各係止突起42に設けられて、その一対の係止突起42が一対の突部31下面に係止されるときに案内機能を発揮する案内面(傾斜面)である。
【0041】
上記保持部材36を取り外すに際しては、図12に示すように、切り欠き孔46が利用される。切り欠き孔46からドライバー等の工具58を差し入れ、それを第1突部44aと第2突部44bとの間の段部にいれ、片持ち片43を上方に持ち上げる。これにより、位置決め孔38から位置決め突部44(第2突部44b)が抜け出ることになり、保持部材36の回動規制が解除される。この後、保持部材36をその軸心延び方向を中心として回動させれば、係止突起42が上板部27等との係止関係を解除することになり、一対の案内孔39に係止突起42を合わせた状態で引き抜けば、保持部材36は、受けレール33から取り外される。
【0042】
前記拡径部41の上面部41aには、図3〜図5,図8〜図11に示すように、保持穴49が開口されている。保持穴49は、拡径部41から挿入部40へと略同一形状を維持しつつ延びており、その保持穴49は、挿入部40の先端面を閉塞状態とすることにより底部49aが構成されている。但し、この保持穴49の底部49aには、複数の水抜き孔(図示略)が形成されており、この保持穴49内に雨水等が入っても、その雨水等は、複数の水抜き孔から外部に排出される。この保持穴49は、受けレール33(帯板部34)の幅方向内方側から幅方向外方側に向かうに従って徐々にその保持穴49の幅が狭まるように延びる長孔とされており、その保持穴49の幅(長孔の短軸方向幅)は、受けレール33の幅方向内方側において、太めのハウス栽培用アーチ状骨材端部50Aを余裕をもって挿入できる大きさに設定されている(初期挿入穴部の構成)。このため、ハウス栽培用アーチ状骨材50の端部50Aは、受けレール33の幅方向内方側において挿入した後、その状態で受けレール33の幅方向外方側に移動させようとした場合、その骨材端部50Aの移動が、その骨材端部50Aの径に応じて、保持穴の対向する内壁により規制されることになっている。つまり、受けレール33の幅方向外方側に向かうに従って狭まる保持穴49の対向する内壁が、受けレール33の幅方向外方側へ向かおうとする骨材端部50Aの受け面(規制面)となっている。
【0043】
本実施形態においては、太めのハウス栽培用アーチ状骨材50(2畝用)の端部50Aと、細めのハウス栽培用アーチ状骨材50(1畝用)の端部50Aとを考慮して、それらをそれぞれ受け止めるべく、保持穴49の対向する内壁に、全体的に相手方に向けて多少、張り出した状態(突出した状態)の第1,第2の一対の帯状受け部51,52が形成されている。第1の一対の帯状受け部51は、受けレール33の幅方向略中央部分において、太めのハウス栽培用アーチ状骨材端部50Aをできるだけ広い面をもって的確に受け止めるべく、湾曲しつつ帯状をもって上下方向に延びており、第2の一対の帯状受け部52は、第1の一対の帯状受け部51よりも受けレール33の幅方向外方側において、細めのハウス栽培用アーチ状骨材端部50A(1畝用)をできるだけ広い面をもって的確に受け止めるべく、湾曲しつつ帯状をもって上下方向に延びている。この第1,第2の帯状受け部51,52の各下端面は、保持穴49の他の内壁に対して段差をもって形成されて、ストッパ面51a、52aを構成しており、その第1の帯状受け部52のストッパ面52aと保持穴49の底部49aとの間の上下長さは、第2の帯状受け部52のストッパ面52aと保持穴49の底部49aとの間の上下長さよりも長くなっている。この場合、保持穴49のうち、第1,第2の一対の帯状受け部51,52の存在領域が主部進入穴部を構成し、保持穴49のうち、第1,第2の一対の帯状受け部51,52の下端(ストッパ面51a、52a)と保持穴底部49aとの間の領域が先端部進入穴部を構成する。
【0044】
前記一対の受けレール33における対向配置される複数組の両保持部材36には、図1に示すように、ハウス栽培用アーチ状骨材50の端部50Aがそれぞれ保持されている。アーチ状骨材50は、拡縮可能な部材により形成されており、その各端部50Aは、大径とされた先端部53と、その先端部53の径よりも若干縮径された状態で連なる主部54の端部と、により構成され、その先端部53と主部54の端部とにより段部55が形成されている。また、ハウス栽培用アーチ状骨材50には、主部54の径が太めのものと、主部54の径が細めのものの2種類が用意されており、太めのハウス栽培用アーチ状骨材50が2畝用とされ、細めのハウス栽培用アーチ状骨材50が1畝用とされている。
【0045】
このような各アーチ状骨材50は、その各端部50Aが、一対の受けレール33における対向配置される複数組の両保持部材36の保持穴49に多少、縮径させた状態(弾発付勢状態)で挿入されている。本実施形態においては、図1,図2,図6に示すように、アーチ状骨材50としては細めのもの(1畝用)が用いられており、その各端部50Aにおける主部54の端部は、一対の受けレール33の並設方向外方に向けて付勢された状態をもって第2の一対の帯状受け部52に付勢状態をもって受け止められている。しかも、骨材50の先端部53と主部54の端部との間の段部55(抜け止め段部)が第2の一対の帯状受け部52のストッパ面52a(係止段部)に当接され、骨材の各先端部53は、帯状受け部52のストッパ面52aと保持穴49の底部49aとにより挟持されて上方への抜けが規制されている。これにより、1畝用各アーチ状骨材50の両端部は、保持部材36を介して強固な支持台24にしっかりと保持されている。このような保持状態は、各アーチ状骨材50の端部50Aを多少、縮径させた状態(両端部を近づけた状態)にした上で、その両端部を保持穴49の初期挿入穴部からその保持穴49内に所定深さ(本実施形態においては、各アーチ状骨材50の端面が保持穴49の底部49aに当接する状態)まで挿入し、そこで、各アーチ状骨材50に対する外力を解除して、各アーチ状骨材50の端部を復帰させれば、各アーチ状骨材50に対する第2の一対の帯状受け部52による保持と抜け止めが行われることになる。
【0046】
一方、図13,図14に示すように、一対の受けレール33間の間隔を拡げて2畝とする場合には、強度を確保すべく、アーチ状骨材50として、主部54等が太めのものが用いられる。前述と同様の組み付け方法により、各アーチ状骨材50の両端部は、一対の受けレール33の並設方向外方に向けて付勢された状態をもって各保持穴49における第1の一対の帯状受け部51,52に保持され、骨材50の先端部と主部54の端部との間の段部55(抜け止め段部)が、第1の一対の帯状受け部51のストッパ面51aに当接して、アーチ状骨材50の両端部が保持穴49から抜けることが規制される。
このときには、そのアーチ状骨材50を多少、縮径した状態で、その各端部50Aを一対の受けレール33における保持穴49に挿入することにより、その各端部50Aにおける主部54が第1の一対の帯状受け部51に付勢状態をもって受け止められ、先端部53と主部54との段部55が第1の一対の帯状受け部51のストッパ面51a下端に当接されている。これにより、アーチ状骨材50の両端部は、一対の受けレール33の並設方向外方に向けて付勢された状態をもって保持穴49の内周面に保持され、このとき、先端部53と主部54との間の段部55と第1の一対の帯状受け部51のストッパ面51aとの当接関係により、アーチ状骨材50の両端部が保持穴49から抜けることが規制されることになる。
尚、図1,図2,図6,図13等において、符号90は、アーチ状骨材50の上に被せるビニールや寒冷紗を簡易的に示している。
【0047】
前記各支持台24の側板部26には、図1、図4に示すように、フック部材56がそれぞれ取付けられている。フック部材56は、棒材を加工することにより形成されており、そのフック部材56は、直線状に延びる取付け部56aと、その取付け部56aに対して略直角に曲げられた後、再び、フック状に曲げられるフック部56bとを一体的に備え、その取付け部56aの外周面には、雄ねじ56cが形成されている。
このようなフック部材56は、その取付け部56aが支持台24の一対の側板部26における両挿通孔30に跨るように通され、その状態は、取付け部56aの雄ねじ56cに螺合されて各側板部26の外面に当接されるナット59により保持されている。このとき、フック部56bは、取付け部56aよりも上方側に配置されている。
【0048】
前記栽培領域Sにおける緑化支援層6上には、図7,図14に示すように、土壌29が盛られている。このとき、土壌29は、基本的に、一対の受けレール33の帯板部34の高さH1(例えば緑化支援層6から100mm前後)まで盛られ、一対の受けレール33間においては、その土壌29に加えて、その一対の受けレール33の並設方向内方に向かうに従って高くなるように土壌29がさらに盛られ(図14では2山)、最も高い高さH2個所では、緑化支援層6から150mm前後の高さとされている。
【0049】
前記緑化支援構造においては、野菜を栽培するにあたっては、保温や虫除けのために、一対の受けレール33上の各保持部材36にアーチ状骨材50がそれぞれ保持され、その複数のアーチ状骨材50を利用してビニールや寒冷紗(図示略)を被せられる。このとき、このビニールや寒冷紗には、飛散防止を図るべく、その上側から、フック部材56のフック部56bを利用して、ひも57が掛けられる。
【0050】
したがって、上記緑化支援構造においては、アーチ状骨材50の端部50Aを保持するものとして、緑化支援層6よりも剛性が高く、しかも、屋上スラブ面2に緑化支援層6を介してしっかりと固定された支持台24が用いられることになり、アーチ状骨材50の端部50Aを強固に保持できる。
また、アーチ状骨材50の端部50Aを保持する保持部材36は、緑化支援層6上に立設される支持台24の上端面に設けられることにより、土壌29に埋もれることが抑制され、その保持部材36の視認性を高めることができる。
【0051】
この保持部材36を取り外す場合には、図12に示すように、切欠き孔46を介して段差部44cに対して、ドライバー等の工具58を用いることにより外部から解除操作を行うことになる。
【0052】
図15〜図20は第2実施形態、図21〜図24は第3実施形態を示す。この第2,第3実施形態において、前記第1実施形態と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
【0053】
図15〜図20に示す第2実施形態は、第1実施形態に係る支持台24の簡易化を図ったものを示す。この第2実施形態に係る支持台24は、角パイプを切断して形成されており、その支持台24には、一定幅を維持する平面視略正方形状の底板部60と、その底板部60の一方の組の幅方向両側からそれぞれ起立する一対の側板部61と、その一対の側板部61の上端部を跨ぐ上板部62と、が一体的に備えられている。この支持台24は、その一対の側板部61の並設方向が縦方向Y(一対の支持台列群の接近・離間方向)に向けた状態で各連結板列群19Aにおける各連結板19上に固定されている。
【0054】
上記各支持台24には、保持部として、上板部62に形成される長孔63と、支持台24内に収納保持されるガイド部材64と、が設けられている。長孔63は、縦方向Y(一対の支持台列群の接近・離間方向)に延びており、その長孔63は、その延び方向一方側(一対の支持台列群24Aの離間方向内方側)において、ハウス栽培用アーチ状骨材50の端部50Aを遊嵌状態をもって挿入する初期挿入孔部65と、その初期挿入孔部65から連続して長孔63の延び方向他方側に向かうに従ってその長孔63の長孔幅が狭まる保持孔部66と、を有している。保持部66は、本実施形態においては、アーチ状骨材50における端部50Aの2種類の径を考慮して、その長孔幅が、その延び方向他方側に向かって2段階に亘って狭まっており、これにより、その長孔63の対向内周面は、第1受け部67、第2受け部68を構成している。
【0055】
上記ガイド部材64は、図17、図18に示すように、一対のガイド壁部69と、その一対のガイド壁部69の先端部を一体的に連結する連結板部70と、からなる。連結板部70は平板からなり、その連結板部70は、支持台24内において、一対の側板部61のうち、長孔63の延び方向他方側の内面に合わせた状態で、その側板部61に留めねじ71により固定されている。符号72は、側板部61、連結板部70に形成された留めねじ71のための取付け孔である。
一対のガイド壁部69は、前記長孔63の幅方向両側に位置するようにしつつ、連結板部70の内面から離間する方向に延びており、その一対のガイド壁部69においては、長孔63の第1、第2受け部67,68に対応して、一対のガイド壁部69の間隔は、第1間隔部73と、その第1間隔部73よりも狭い第2間隔部74とに設定されている。そして、第1間隔部73と第2間隔部74との間には段差部75が形成され、第2間隔部74における両対向内周面にはストッパ壁76がそれぞれ突設されている(図17、図19参照)。これにより、長孔63を介して支持台24内にアーチ状骨材50の端部50Aが挿入された場合には、その挿入時における反発力に基づいて復帰しようとする端部50Aは、径が太目のものに関しては、その段差部75により、長孔63の第1受け部67と共に受け止められ、径が細めのものに関しては、ストッパ壁76と第2受け部68とにより受け止められる。
また、この一対のガイド壁部69の間隔(第1、第2間隔部73,74の間隔)が、長孔63の幅方向長さ(第1、第2受け部67,68)よりも長くされている。このため、この第2実施形態においても、各ガイド壁部69の内壁と長孔63の内周面との間に係止段部が形成されており、この係止段部とアーチ状骨材50端部50Aの段部55とによりアーチ状骨材50端部50Aの抜け止めが行われる。
【0056】
したがって、この第2実施形態においても、図20に示すように、一対の支持台列群24Aにおける支持台24の保持部にアーチ状骨材50の端部50Aを適正に保持することができ、そのアーチ状骨材50を利用して、野菜77を栽培するためにビニールや寒冷紗(図示略)を被せることができる。
【0057】
図21〜図24に示す第3実施形態は、第2実施形態に係る支持台24の変形して、栽培領域幅の拡大を図ったものを示す。
【0058】
この第3実施形態においては、各支持台24として、角パイプ状に延ばされたものが用いられている。この支持台24は、その延び方向一端側の下部が、前記連結板19、前記緑化支援層6を介して屋上スラブ面2に前述のボルト20等を利用して固定されており、その支持台24の延び方向他端側が一対の支持台列群の離間方向外方に向けられている。この支持台24の延び方向他方側にも、アーチ状骨材50の端部50Aを保持するための保持部として、長孔63とガイド部材64とが設けられている。長孔63は、支持台24の延び方向他端側の上板部62において、その延び方向を支持台24の延び方向に向くようにして形成され、その長孔63の保持孔部66は、初期挿入孔部65よりも支持台24の延び方向外方に位置されている。ガイド部材64は、支持台24内にその延び方向他端側において設けられており、そのガイド部材64は一対のガイド壁部69を有している。この一対のガイド壁部69には、その一対のガイド壁部69をその先端において連結するための連結板部が設けられておらず、その一対のガイド壁部69間は、支持台24の延び方向他端側開口を介して外部に開放されている。しかし、一対のガイド壁部69間の間隔は、支持台24の延び方向外方に向かうに従って狭まっており、長孔63を介して一対のガイド壁部69間に挿入されたアーチ状骨材50の端部50Aは、その支持台24の延び方向外方側への移動に関し、一対のガイド壁部69(端部50Aの径と等しい間隔部分)により規制を受けることになっている。このため、アーチ状骨材50の端部50Aを支持台24に保持できるだけでなく、使用に際して、土壌29が長孔63から支持台24内に進入しても、その土壌29を棒材等を用いて支持台24の延び方向外方側に押し出すことができ、一対のガイド壁部69間を、ハウス栽培用アーチ状骨材50の端部50Aが保持できる状態に早期に戻すことができる。
この場合、ガイド部材64により一種類のアーチ状骨材50の端部だけの移動規制を行う場合には、一対のガイド壁部69間の間隔をその端部50Aの径よりも狭めて、長孔63の初期挿入孔部65から挿入された端部50Aがその一対のガイド壁部69により規制されるようにしてもよい。
尚、本実施形態においては、一対のガイド壁部69は、支持台24の延び方向内方側において、湾曲状の連結部81により連結されており、ガイド部材64は、平面視略U字状に形成されている。このガイド部材64が、ねじ具78により支持台24の上板部27に固定されている。
【0059】
これにより、この第3実施形態においては、図21に示すように、アーチ状骨材50の保持部(長孔64等)の位置を一対の支持台列群24Aの離間方向外方に配置して、アーチ状骨材50の両端部50Aを保持する間隔を拡大することができる(大型のアーチ状骨材50を用いることができる)。これに伴い、野菜等の栽培領域幅を拡大でき、多くの野菜を栽培することができる。
【0060】
また、一対のガイド壁部69の下端は、図23に示すように、支持台24の底板部60から所定間隔T、離間されている。これにより、土壌29が長孔63を介して一対のガイド壁部69間に進入した場合、その一対のガイド壁部69間が比較的狭く、一対のガイド壁部69間で土壌がいわゆるブリッジを形成して詰まり易い状況にあるが、仮に土壌29が詰まっても、その土壌29を棒材等により一対のガイド壁部69下端よりも下方側の広い空間に簡単に落とし込むことができる。また、それを支持台24の延び方向他端側開口側に押し出すこともできることになる。このため、一対のガイド壁部69間に土壌29が詰まっても、ハウス栽培用アーチ状骨材50の端部50Aを保持できる状態に直ぐに戻すことができる。
【0061】
さらに、この支持台24の上板部27にも、ひもを掛けるフック部材56が留め具80を用いて取付けられているが、この留め具80の一部が、一対のガイド壁部69を支持台24の上板部27の裏面に固定するためのねじ具78を兼ねている。このため、留め具80の有効利用を図ることができる。
【0062】
さらに本実施形態においては、連結板19の上面に複数のリブ82が放射状に突設され、ボルト20が、共通の留め具として、連結板19の複数のリブ82の放射中心部を貫通した状態で、支持台24の延び方向一端側を屋上スラブ面2に固定している。その一方、支持台24の下面に回動規制部材としてボルト83が取付けられており、そのボルト83は、連結板19の隣り合うリブ82間に配置されている。このため、支持台24は、角パイプ状に延びていて、ボルト20を中心として、支持台24の延び方向他端側が回動し易い状況にあるが、ボルト83が連結板19のリブ82の側面に当接していて、支持台24の延び方向他端側がボルト20を中心として回動することが防止されている。
【0063】
以上実施形態について説明したが、固定具17のうち、下側留め具18の基板部18aが屋上スラブ面2に固定されない態様であってもよい。すなわち、上記各実施形態においては、下側留め具18の基板部18aが屋上スラブ面2に接着剤等により固定されることになっているが、その固定を行わず、基板部18a(連結下板)と連結板19とが、長ボルト20により角部集合部12(緑化支援パネル5)を挟持するようにしてもよい。これにより、各緑化支援パネル5を連結した一体化物(緑化支援層)を形成できると共に、その大きな一体化物に各支持台24を固定できる。このため、屋上スラブ面2に対する各支持台24の安定化を図ることができる。勿論このとき、各緑化支援パネル5は、その上面側に配設される土壌29の荷重によっても屋上スラブ面2に押圧固定される。
【0064】
尚、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましい或いは利点として記載されたものに対応したものを提供することをも含むものである。
【符号の説明】
【0065】
1 屋上緑化構造
2 屋上スラブ面(屋上床面)
5 緑化用支援パネル
6 緑化支援層
12 角部集合部
17 固定具
18 下側留め具
18a 基板部(連結下板)
19 連結板
19A 連結板列群
20 上側留め具
24 支持台
24A 支持台列群
29 土壌
36 保持部材(保持部)
49 保持穴(保持部)
50 ハウス栽培用アーチ状骨材
50A ハウス栽培用アーチ状骨材の端部
53 ハウス栽培用アーチ状骨材における端部の先端部
54 ハウス栽培用アーチ状骨材における主部
55 段部(抜け止め段部)
60 底板部
61 側板部
62 上板部
64 ガイド部材
65 初期挿入孔部
66 保持孔部
69 一対のガイド壁部(一対のガイド壁)
82 リブ
83 ボルト(回動規制部材)
T 所定間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋上床面上に複数の緑化支援パネルを敷設することにより緑化支援層が形成され、該緑化支援層上に土壌が配設される屋上緑化構造において、
前記緑化支援層上に、一対の支持台列群が互いに離間した状態をもって配置され、
前記各支持台列群が、前記緑化支援層よりも剛性が高められた複数の支持台を間隔をあけつつ列をなすように立設配置することにより構成され、
前記各支持台列群における各支持台が、前記緑化支援層を貫通して該各支持台と前記屋上床面との間を跨ぐ留め具を用いることにより、該緑化支援層を介して該屋上床面に押圧固定され、
前記各支持台列群における各支持台の上端面には、ハウス栽培用アーチ状骨材を保持するための保持部がそれぞれ備えられている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項2】
請求項1において、
前記各支持台の下端面が、隣り合う緑化支援パネルを跨ぐように配置されて、該各支持台の下端面が該隣り合う緑化支援パネルを前記屋上床面に押圧するように設定されている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項3】
請求項2において、
前記各緑化支援パネルが平面視四角形状に形成され、
前記屋上床面に前記各緑化支援パネルが、該各緑化支援パネルの角部の周縁部に他の緑化支援パネルの角部が集合するように敷き詰められて、角部集合部が構成され、
前記角部集合部が、一対の離間した列をもって、該各列において間隔をあけつつ複数配置される構成とされ、
前記各角部集合部上に前記各支持台が、該各支持台の下端面が該各集合部における全ての角部上面と当接するようにそれぞれ配置され、
前記各支持台が、前記各角部集合部における各緑化支援パネルの全ての角部を前記屋上床面に向けて押圧している、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項4】
請求項3において、
前記各支持台が、前記緑化支援層よりも剛性が高められた連結板を介して該各角部集合部上にそれぞれ配置され、
前記各支持台と前記各連結板とが、前記留め具を共通の留め具として利用することにより、前記各角部集合部を介して前記屋上床面に固定されている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項5】
屋上床面上に複数の緑化支援パネルを敷設することにより緑化支援層が形成され、該緑化支援層上に土壌が配設されている屋上緑化構造において、
前記緑化支援層上に、一対の連結板列群が互いに離間した状態をもって配置され、
前記各連結板列群が、前記緑化支援層よりも剛性が高められた複数の連結板を間隔をあけつつ列をなす配置状態をもって該緑化支援層上面に固定する構成とされ、
前記各連結板の上面に、前記緑化支援層よりも剛性が高められた支持台が立設した状態でそれぞれ固定されて、一対の支持台列群が構成され、
前記各支持台の上端面には、ハウス栽培用アーチ状骨材を保持するための保持部がそれぞれ備えられている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項6】
請求項5において、
前記各緑化支援パネルが平面視四角形状に形成され、
前記屋上床面に前記各緑化支援パネルが、該各緑化支援パネルの角部の周縁部に他の緑化支援パネルの角部が集合するように敷き詰められて、角部集合部が構成され、
前記角部集合部が、一対の離間した列をもって、該各列において間隔をあけつつ複数配置される構成とされ、
前記各角部集合部上面に前記連結板がそれぞれ配置され、
前記各角部集合部の下面側に、前記各連結板に対向して連結下板がそれぞれ配置され、
前記各支持台と前記各連結下板とが、前記各角部集合部を貫通して該各支持台と該連結下板との間を跨ぐ留め具を用いることにより、該各角部集合部及び前記各連結板を挟持している、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項7】
請求項1又は5において、
前記各保持部が、前記土壌上に露出され、
前記各保持部が、前記ハウス栽培用アーチ状骨材の端部を挿入保持できる保持穴を上方に向けて開口しており、
前記保持穴は、前記一対の支持台列群の離間方向に延びると共に、該一対の支持台列群の離間方向に向かうに従って該支持台列群の支持台配置方向の長さが短くなるように設定されている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項8】
請求項7において、
前記ハウス栽培用アーチ状骨材の端部には、その先端部がその先端部よりも軸心延び方向内方側部分をなす主部よりも拡径されることにより、該先端部と該主部との間に抜け止め段部が形成され、
前記保持穴が、前記一対の支持台列群の離間方向内方側において前記ハウス栽培用アーチ状骨材の端部が挿入可能とされる初期挿入穴部と、該初期挿入穴部よりも該一対の支持台列群の離間方向外方側において、該初期挿入穴部の下部に連続して該ハウス栽培用アーチ状骨材の先端部の進入を許容する先端部進入穴部と、該先端部進入穴部の上方側に位置されて、該支持台列群の支持台配置方向の長さに関し、該先端部進入穴部よりも狭めることにより、前記先端部の進入を拒み前記主部の進入を許容する主部進入穴部と、を有しており、
前記先端部進入穴部と前記主部進入穴部との間に、前記抜け止め段部を係止するための係止段部が形成されている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項9】
請求項1又は5において、
前記支持台が、一定幅を維持する底板部と、その底板部の幅方向両側からそれぞれ起立する一対の側板部と、その一対の側板部の上端部を跨ぐ上板部と、を一体的に備えており、
前記保持部は、前記上板部において前記一対の支持台列群の離間方向に向かって延びるように形成される長孔と、前記支持台の内部に、前記長孔の幅方向両側において配置される一対のガイド壁と、により構成され、
前記長孔が、該長孔の延び方向一方側である前記一対の支持台列群の離間方向内方側において、前記ハウス栽培用アーチ状骨材の端部を遊嵌状態をもって挿入する初期挿入孔部と、該初期挿入孔部から連続し該長孔の延び方向他方側に向かうに従って該長孔の長孔幅が狭まる保持孔部と、を有しており、
前記一対のガイド壁の間隔が、前記長孔に対応して、該長孔の延び方向一方側から該長孔の延び方向他方側に向かうに従って狭まるように設定され、
前記一対のガイド壁の間隔が、前記長孔の幅方向長さよりも長くされている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項10】
請求項9において、
前記支持台における一対の側板部の並設方向が前記一対の支持台列群の接近・離間方向に向けられ、
前記一対のガイド壁が、該一対のガイド壁の先端を跨ぐ連結板部により一体化され、
前記連結板部が、前記支持台における一対の側板部のうち、前記一対の支持台列群の離間方向外方側の側板部に合わせた状態で連結されている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項11】
請求項9において、
前記支持台における一対の側板部間の開口の並設方向が前記一対の支持台列群の接近・離間方向に向けられ、
前記一対のガイド壁間が、前記支持台の延び方向他端側開口を介して外部に開放されている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項12】
請求項11において、
前記一対のガイド壁の下端が、前記支持台の底板部から所定間隔、離間されている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。
【請求項13】
請求項4において、
前記支持台が、角パイプ状に延ばされ、
前記連結板の上面に複数のリブが放射状に突設され、
前記共通の留め具が、前記連結板の複数のリブの放射中心部を貫通した状態で、前記支持台の延び方向一端側を前記屋上床面に固定しており、
前記支持台の延び方向他方側が、前記一対の支持台列群の離間方向外方に向けられ、
前記支持台の下面に回動規制部材が、前記連結板の隣り合うリブ間に配置されるようにして設けられている、
ことを特徴とする屋上緑化構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2012−254035(P2012−254035A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−128823(P2011−128823)
【出願日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 発行者名 :ナカ工業株式会社 刊行物名 :第17回建築・建材展2011用出品カタログ「Eco−friendly Green Roof Systemベジ・ガーデン」 頒布日 :平成23年3月8日(発行日:平成23年2月20日)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第3項適用申請有り 博覧会名 :第17回建築・建材展2011 主催者名 :日本経済新聞社 開催日 :平成23年3月8日
【出願人】(000110479)ナカ工業株式会社 (125)
【Fターム(参考)】