説明

屋根の除雪装置

【課題】 人が屋根に上って除雪する作業は危険である。
本発明は、屋根の除雪をするための装置を提供する。
【解決手段】シートの裏面に棒を取り付ける。棒の両端に丸球を取り付ける。棒に引き手綱を取り付ける。シートの裏面にプラスチックを取り付ける。プラスチックの先端は、シート上部より出し、上向きにそり返す。
切り込み口のある筒を設ける。切り込み口に毛ブラシを取り付ける。筒をシートの両側に設置する。シートの上部にロープを取り付ける。ロープを通す筒を設ける。筒はシートの上辺とシートの両脇にも設置する。ロープを通す筒に穴を開けてロープを通す。2本の筒の長さは、軒より下は、下方にゆるやかにカーブして切り込み口のある筒は地面まで伸ばして支えを設ける。ロープを通す筒は、地面の手前までの長さにする。筒からロープを引き出す。以上を特徴とする屋根の除雪装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根に積もった雪の除雪装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、人が屋根に上りスコップによる除雪が行われている。(特許文献1参照)。
【特許文献1】 特開平10−121671号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
人が屋根に上って除雪する作業は危険である。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【解決するための手段】
【0004】
シートの裏面に棒を取り付ける。棒の両端に丸球を取り付ける。棒に引き手綱を取り付ける。シートの裏面にプラスチックを取り付ける。プラスチックの先端は、シート上部より出し、上向きにそり返す。
切り込み口のある筒を設ける。切り込み口に毛ブラシを取り付ける。筒をシートの両側に設置する。シートの上部にロープを取り付ける。ロープを通す筒を設ける。筒はシートの上辺とシートの両脇にも設置する。ロープを通す筒に穴を開けてロープを通す。2本の筒の長さは、軒より下は、下方にゆるやかにカーブして切り込み口のある筒は地面まで伸ばして支えを設ける。ロープを通す筒は、地面の手前までの長さにする。筒からロープを引き出す。以上を特徴とする屋根の除雪装置である。
【発明の効果】
【0005】
構造が簡単で、全て手動による除雪装置。地上での除雪が出来る。
装置の重量は屋根にかかる負担を軽減するために軽量化した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の形態を説明する
(イ)シート(1)の裏面に丸棒(2)を取り付け、丸棒(2)の両端に丸球(3)を取り付ける。
(ロ)シート(1)の裏面の丸棒(2)に引き手綱(7)を取り付ける。
(ハ)シートの(1)裏面にシートを滑らすプラスチック(8)を張り付け、プラスチックの上先端はシート(1)の上辺より突出し上向きにそり返す。
(ニ)細長く切り込み口のある筒(4)を設け、切り込み口の上側に毛ブラシ(5)を設け、筒(4)をシートの両側に設置する。この筒(4)の中に丸球(3)を入れてシートを上下に移動する。
(ホ)筒(4)の左右上部を固定板(6)でつなぎ固定する。
(ヘ)シート(1)上辺両端にロープ(9)を取り付ける。
(ト)ロープ(9)を通すロープ用筒(10)を用意する。
(チ)ロープ用筒(10)をシート(1)の上端と両脇に設けて上と脇の筒をつなぐ。
(リ)シート(1)上端のロープ(9)をロープ用筒(10)に通すための穴(11)を開けて、穴(11)からロープ(9)を取り込みロープ用筒(10)に通す。ロープ(9)は、シート(1)の両脇に設けられたロープ用筒(10)を通って筒(10)の先端に引き出す。ロープ(9)の長さは、シート(1)の2.5倍にする。
(ヌ)筒(4)は、軒より下は下方にゆるやかにカーブして地面まで伸ばし、地面にささえ(12)を設け、切り込み口は地面の手前で止める。
(ル)ロープ(9)を通すロープ用筒(10)の長さは、筒(4)と並べて軒より下は下方にゆるやかにカーブして地面手前までの長さにする。
(ヲ)屋根の両側に、この装置を取り付けて、尾根で前後をしっかり留める。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、シート(1)に積もった雪を、シート裏面の引き手綱(7)を掴み、シート(1)を下方に曳いて雪を落下させる。シートの下端の部分は筒(4)の切り込み口の止まり(13)で止まる。除雪されたシート(1)は、ロープ用筒(10)の外に出たロープ(9)を曳いて、シート(1)を元の位置まで引き上げる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明のシート裏面を示す斜視図
【図3】 本発明の使用状態を屋根に載せた状態を示す斜視図
【符号の説明】
【0008】
(1)シート、(2)丸棒、(3)丸球、(4)筒、(5)毛ブラシ、(6)固定板、(7)引き手綱、(8)シートを滑らすプラスチック、(9)ロープ、(10)ロープ用筒、(11)穴、(12)ささえ、(13)切込み口止まり

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートの裏面に棒を取り付け、棒の両端に丸球を取り付け、棒に引き手綱を取り付け、シートの裏面にプラスチックを取り付け、プラスチックの先端は、シート上辺より突き出し、上向きにそり返し、切り込み口のある筒を設け、切り込み口に毛ブラシを取り付け、筒をシートの両側に設置し、シートの上辺にロープを取り付け、ロープを通す筒を設け、筒はシートの上辺とシートの両脇にも設置し、ロープを通す筒に穴を開けてロープを通し、2本の筒の長さは、軒より下は、下方にゆるやかにカーブして切り込み口のある筒は地面まで伸ばして支えを設け、ロープを通す筒は地面の手前までの長さにし、筒からロープを引き出すことを特徴とする屋根の除雪装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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