説明

差圧式液位検出装置

【課題】構成の複雑化を防止することが可能な差圧式液位検出装置を提供する。
【解決手段】差圧式液位検出装置1は、差圧に基づいてタンク10内の液位を検出するものであって、タンク10内の上部に設置された第1ダイアフラム21と、タンク10内の下部に設置された第2ダイアフラム22と、第1ダイアフラム21が受けた圧力P1に応じた圧力P1’をタンク10外に導く第1圧力誘導部31と、第2ダイアフラム22が受けた圧力P3に応じた圧力P3’をタンク10外に導く第2圧力誘導部32と、タンク10外の上部に設置され、第1圧力誘導部31と第2圧力誘導部32とのそれぞれにより導かれた圧力の差分を検出する差圧計50とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、差圧式液位検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、水中に沈められ、その水圧を受ける高圧側受圧ダイアフラムと、空気圧を受ける低圧側受圧ダイアフラムと、その差圧を検出する差圧計とを備えた水位計が提案されている。この水位計によれば、空気圧と水圧との差圧から水位を検出することができる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−4504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、高圧液化ガスタンク内の液位を検出する液位検出装置に特許文献1に記載の構造を適用した場合、ダイアフラムや差圧計を高圧液化ガスタンク内の圧力から保護するための隔離ケーシングが必要になり、これを高圧に耐え得る構造にする必要があることから構造が複雑になってしまう。なお、この問題は高圧液化ガスタンクに限らず、通常圧にて液体を収容するタンクにおいても適用される問題である。
【0005】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その発明の目的とするところは、構成の複雑化を防止することが可能な差圧式液位検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の差圧式液位検出装置は、差圧に基づいてタンク内の液位を検出するものであって、タンク内の上部に設置された第1ダイアフラムと、タンク内の下部に設置された第2ダイアフラムと、第1ダイアフラムが受けた圧力に応じた圧力をタンク外に導く第1圧力誘導部と、第2ダイアフラムが受けた圧力に応じた圧力をタンク外に導く第2圧力誘導部と、タンク外の上部に設置され、第1圧力誘導部と第2圧力誘導部とのそれぞれにより導かれた圧力の差分を検出する差圧計と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この差圧式液位検出装置によれば、タンク内の上部に設置された第1ダイアフラムと、タンク内の下部に設置された第2ダイアフラムとを備えているため、第1ダイアフラムはタンク内の気体の圧力を受け、第2ダイアフラムはタンク内の気体の圧力に加えて、液位に応じた圧力を受ける。また、第1ダイアフラムが受けた圧力に応じた圧力をタンク外に導く第1圧力誘導部と、第2ダイアフラムが受けた圧力に応じた圧力をタンク外に導く第2圧力誘導部とを備えている。このため、第1ダイアフラムが受けた気体の圧力に応じた圧力(例えば第1ダイアフラムでの圧力を差圧計の高さまで導く圧力が減じられた圧力)と、第2ダイアフラムが受けた気体及び液位の圧力に応じた圧力(例えば第2ダイアフラムでの圧力を差圧計の高さまで導く圧力が減じられた圧力)とが差圧計に導かれる。ここで、第1及び第2ダイアフラムでの圧力が差圧計に導かれた場合に液位の変化に対する差圧の変化は既知であるため、差圧計により検出された差圧から液位を検出することができる。しかも、差圧計はタンク上部に設けられているため、タンク内に隔離ケーシングを設ける必要が無く、構成の複雑化を防止することができる。
【0008】
また、本発明の差圧式液位検出装置において、第1圧力誘導部と第2圧力誘導部とは略同じ長さ且つ略同じ内径の管により構成されていることが好ましい。
【0009】
この差圧式液位検出装置によれば、第1圧力誘導部と第2圧力誘導部とは略同じ長さ且つ略同じ内径の管により構成されているため、温度によるタンクの内圧変化等の場合に、その圧力変化を同じ時定数で差圧計に伝達することができ、圧力変化時における液位の検出精度を向上させることができる。
【0010】
また、本発明の差圧式液位検出装置において、液位の検出対象となる液体を収納するタンクをさらに備え、タンクは、金属部材により構成されていることが好ましい。
【0011】
この差圧式液位検出装置によれば、タンクは、金属部材により構成されている。ここで、タンクが樹脂により構成されている場合、収納する液体の種類にもよるが液体がタンク壁を透過してしまうため、タンク壁に或る程度の厚みを持たせる必要がある。しかし、金属部材により構成することで厚みを持たせる必要がなく、小型化を図ることができる。さらに、金属部材で構成することにより、ゴムやパッキンなど無しで溶接することで密閉性を保持することもできる。
【0012】
また、本発明の差圧式液位検出装置において、タンクの金属部材は、ステンレスであることが好ましい。
【0013】
この差圧式液位検出装置によれば、タンク10の金属部材はステンレスであるため、例えばタンク内にアルミでは腐食する液体を収納していたとしても、金属部材が腐食することなく、液体の透過を防止することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、圧力センサや信号処理する回路等の故障の可能性を低減することが可能な差圧式液位検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係る差圧式液位検出装置の一部断面図である。
【図2】図1に示した差圧計により検出される差圧と液位との相関の一例を示す図である。
【図3】第2実施形態に係る差圧式液位検出装置の一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る差圧式液位検出装置の一部断面図である。図1に示すように、差圧式液位検出装置1は、液体(液化ガスも含む)Fを収納した高圧液化ガスタンク(タンク)10内の液位を差圧に基づいて検出するものであって、高圧液化ガスタンク10と、ダイアフラム21,22と、圧力誘導部31,32と、ケース41,42と、差圧計50と、フランジ60とを備えている。
【0017】
高圧液化ガスタンク10は、内部に液体Fを収納するものである。この高圧液化ガスタンク10は、例えば鉄、アルミ及びステンレスなどの金属部材により構成されている。高圧液化ガスタンク10が樹脂で構成されている場合、収納する液体Fの種類にもよるが液体Fがタンク壁を透過してしまうため、タンク壁に或る程度の厚みを持たせる必要がある。しかし、金属部材により構成することで厚みを持たせる必要が無く、小型化を図ることができるからである。さらに、金属部材で構成することにより、ゴムやパッキンなど無しで溶接することで密閉性を保持することもできる。
【0018】
さらに、高圧液化ガスタンク10の金属部材は、ステンレスにより構成されていることがより望ましい。例えば高圧液化ガスタンク10内にアルミでは腐食する液体Fを収納していたとしても、金属部材が腐食することなく、液体Fの透過を防止することができるからである。
【0019】
第1ダイアフラム21は、高圧液化ガスタンク10内の上部に設置されており、高圧液化ガスタンク10内の圧力を受けて撓む薄膜である。第2ダイアフラム22は、高圧液化ガスタンク10内の下部に設置されており、第1ダイアフラム21と同様に高圧液化ガスタンク10内の圧力を受けて撓む薄膜である。
【0020】
ここで、第1ダイアフラム21は、高圧液化ガスタンク10内の上部(タンク10の上面位置近傍であって、タンク10の最大容量時においても液面の上となる位置)に設けられているため、高圧液化ガスタンク10内の気体の圧力P1を受けることとなる。一方、第2ダイアフラム22は、高圧液化ガスタンク10内の下部(タンク10の底面位置近傍であって、タンク10の最低容量時においても液面の下となる位置)に設けられているため、高圧液化ガスタンク10内の液体Fと気体の圧力P1を合計した圧力P3を受けることとなる。
【0021】
具体的に高圧液化ガスタンク10内の内圧がP1である場合、第2ダイアフラム22が受ける圧力P3は、P3=P1+ρghで表わすことができる。ここで、ρは液体Fの密度であり、gは重力加速度であり、hは第2ダイアフラム22から液面までの高さである。
【0022】
第1圧力誘導部31は、例えば極小径の管により構成され、第1ダイアフラム21が受けた圧力P1に応じた圧力P1’を高圧液化ガスタンク10外に導くものである。ここで、圧力P1と圧力P1’とは、第1ダイアフラム21の弾性力、及び、第1ダイアフラム21と差圧計50との高さの差などから、減衰された値となる。第1ケース41は、一面が開放された箱形状の部材であって、開放部位に第1ダイアフラム21が設けられている。また、第1ケース41と第1圧力誘導部31とは接続されており、密閉構造となっている。
【0023】
同様に、第2圧力誘導部32は、例えば極小径の管により構成され、第2ダイアフラム22が受けた圧力P3に応じた圧力P3’を高圧液化ガスタンク10外に導くものである。ここで、圧力P3と圧力P3’とは、第2ダイアフラム22の弾性力、及び、第2ダイアフラム22と差圧計50との高さの差などから、減衰された値となる。第2ケース42は、一面が開放された箱形状の部材であって、開放部位に第2ダイアフラム22が設けられている。また、第2ケース42と第2圧力誘導部32とは接続されており、密閉構造となっている。
【0024】
さらに、第1及び第2圧力誘導部31,32並びに第1及び第2ケース41,42内は、空気等の気体で満たされていてもよいし、所定の液体で満たされていてもよい。
【0025】
差圧計50は、第1圧力誘導部31と第2圧力誘導部32とのそれぞれにより導かれた圧力P1’,P3’の差分を検出するものである。この差圧計50は、高圧液化ガスタンク10外の上部に設けられている。また、差圧計50は検出した差圧の情報を信号処理回路(不図示)に送信する。これにより、信号処理回路は、送信された差圧の情報と、予め記憶されるデータとから、液位を検出することとなる。
【0026】
次に、本実施形態に係る差圧式液位検出装置1による液位検出の概要について説明する。まず、所定量の液体Fが高圧液化ガスタンク10内に入っているとする。この場合、第1ダイアフラム21は高圧液化ガスタンク10の内圧P1を受け、撓むこととなる。一方、第2ダイアフラム22は、高圧液化ガスタンク10内の液体Fと気体の圧力P1を合計した圧力P3を受け、撓むこととなる。
【0027】
そして、第1及び第2ダイアフラム21,22が撓んだことにより変化した各ケース41,42の内圧に応じた圧力P1’,P3’が第1及び第2圧力誘導部31,32により差圧計50まで導かれる。そして、差圧計50により差圧が検出され、信号処理回路により液位が検出されることとなる。
【0028】
図2は、図1に示した差圧計50により検出される差圧と液位との相関の一例を示す図である。図2に示すように、第2ダイアフラム22が受ける圧力P3(実質的にはタンク10の底面における圧力、図2においてはタンク底面圧と記載)は上記式からも明らかなように液位と比例関係にある。そして、図2に示すように差圧についても液位と比例関係にある。このため、信号処理回路は図2に示すようなデータを記憶しておくことにより、差圧から液位を検出することができる。
【0029】
さらに、周囲温度の変化により高圧液化ガスタンク10の内圧が上昇したとする。この場合、高圧液化ガスタンク10の内圧P1が高まることとなる。よって、差圧計50に導かれる圧力P1’についても高まることとなる。また、上記したように第2ダイアフラム22が受ける圧力P3は、P3=P1+ρghで表わすことができる。この式から明らかなように圧力P3はP1を含んでいる。すなわち、内圧P1が高まった場合であっても圧力P3も高まり、同様に圧力P3’についても高まることとなる。よって、本実施形態に係る差圧式液位検出装置1では周囲温度の変化に対する影響をキャンセルすることができる。
【0030】
このようにして、本実施形態に係る差圧式液位検出装置1によれば、タンク10内の上部に設置された第1ダイアフラム21と、タンク10内の下部に設置された第2ダイアフラム22とを備えているため、第1ダイアフラム21はタンク10内の気体の圧力を受け、第2ダイアフラム22はタンク10内の気体の圧力に加えて、液位に応じた圧力を受ける。また、第1ダイアフラム21が受けた圧力に応じた圧力をタンク10外に導く第1圧力誘導部31と、第2ダイアフラム22が受けた圧力に応じた圧力をタンク10外に導く第2圧力誘導部32とを備えている。このため、第1ダイアフラム21が受けた気体の圧力に応じた圧力(例えば第1ダイアフラム21での圧力を差圧計50の高さまで導く圧力が減じられた圧力)と、第2ダイアフラム22が受けた気体及び液位の圧力に応じた圧力(例えば第2ダイアフラム22での圧力を差圧計50の高さまで導く圧力が減じられた圧力)とが差圧計50に導かれる。ここで、第1及び第2ダイアフラム21,22での圧力が差圧計50に導かれた場合に液位の変化に対する差圧の変化は既知であるため、差圧計50により検出された差圧から液位を検出することができる。しかも、差圧計50はタンク10上部に設けられているため、タンク10内に隔離ケーシングを設ける必要が無く、構成の複雑化を防止することができる。
【0031】
また、第1ケース41の開放部位に第1ダイアフラム21を有しているため、第1ケース41の大きさを調整することでダイアフラムを所望の大きさに設定できると共に、第1ケース41と第1圧力誘導部31とは密閉構造となっているため、第1ケース41内の内圧を逃がすことなく、圧力を差圧計50まで導くことができる。
【0032】
また、第2ケース42の開放部位に第2ダイアフラム22を有しているため、第2ケース42の大きさを調整することでダイアフラムを所望の大きさに設定できると共に、第2ケース42と第2圧力誘導部32とは密閉構造となっているため、第2ケース42内の内圧を逃がすことなく、圧力を差圧計50まで導くことができる。
【0033】
また、タンク10は、金属部材により構成されていることがある。ここで、タンク10が樹脂により構成されている場合、収納する液体Fの種類にもよるが液体Fがタンク壁を透過してしまうため、タンク壁に或る程度の厚みを持たせる必要がある。しかし、金属部材により構成することで厚みを持たせる必要がなく、小型化を図ることができる。さらに、金属部材で構成することにより、ゴムやパッキンなど無しで溶接することで密閉性を保持することもできる。
【0034】
また、タンク10の金属部材はステンレスである場合、例えばタンク10内にアルミでは腐食する液体を収納していたとしても、金属部材が腐食することなく、液体の透過を防止することができる。
【0035】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態に係る差圧式液位検出装置は第1実施形態のものと同様であるが、構成が一部異なっている。以下、第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0036】
図3は、第2実施形態に係る差圧式液位検出装置の一部断面図である。図3に示すように、第2実施形態に係る差圧式液位検出装置2において第1圧力誘導部31は蛇行配置されている。これにより、第1圧力誘導部31と第2圧力誘導部32とは略同じ長さとなる。また、第1圧力誘導部31と第2圧力誘導部32とは略同じ内径の管が使用されている。
【0037】
このため、第2実施形態に係る差圧式液位検出装置2では温度による圧力変化時に好適に作用する。まず周囲温度の変化により高圧液化ガスタンク10の内圧P1が高まったとする。これにより、圧力P3も同様に高まることとなる。この場合、ケース41,42の内圧が伝達され、圧力P1’,P3’が差圧計50まで導かれる。このとき、ケース41,42から差圧計50に圧力が伝わるまでの時間は第1圧力誘導部31と第2圧力誘導部32との長さと太さ(管の内径)に依存する。ところが、第2実施形態では両者の長さと太さが略同じとされているため、圧力変化を同じ時定数で差圧計50に伝達することができる。
【0038】
このようにして、第2実施形態に係る差圧式液位検出装置2によれば、第1実施形態と同様に、タンク10内に隔離ケーシングを設ける必要が無く、構成の複雑化を防止することができる。
【0039】
さらに、第2実施形態によれば、第1圧力誘導部31と第2圧力誘導部32とは略同じ長さ且つ略同じ内径の管により構成されているため、温度によるタンク10の内圧変化等の場合に、その圧力変化を同じ時定数で差圧計50に伝達することができ、圧力変化時における液位の検出精度を向上させることができる。
【0040】
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
【0041】
例えば、第2実施形態において差圧式液位検出装置2は第1圧力誘導部31が蛇行配置されているが、これに限らず、第1及び第2圧力誘導部31,32の長さを同じにするのであれば、第1圧力誘導部31は渦巻き配置などであってもよい。また、上記実施形態では高圧液化ガスタンク10の液位を検出する例を説明したが、これに限らず、通常圧にて液体Fを収容するタンクの液位を検出してもよい。
【符号の説明】
【0042】
1,2…差圧式液位検出装置
10…高圧液化ガスタンク(タンク)
21…第1ダイアフラム
22…第2ダイアフラム
31…第1圧力誘導部
32…第2圧力誘導部
41…第1ケース
42…第2ケース
50…差圧計
60…フランジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
差圧に基づいてタンク内の液位を検出する差圧式液位検出装置であって、
前記タンク内の上部に設置された第1ダイアフラムと、
前記タンク内の下部に設置された第2ダイアフラムと、
前記第1ダイアフラムが受けた圧力に応じた圧力を前記タンク外に導く第1圧力誘導部と、
前記第2ダイアフラムが受けた圧力に応じた圧力を前記タンク外に導く第2圧力誘導部と、
前記タンク外の上部に設置され、前記第1圧力誘導部と前記第2圧力誘導部とのそれぞれにより導かれた圧力の差分を検出する差圧計と、
を備えることを特徴とする差圧式液位検出装置。
【請求項2】
前記第1圧力誘導部と前記第2圧力誘導部とは略同じ長さ且つ略同じ内径の管により構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の差圧式液位検出装置。
【請求項3】
液位の検出対象となる液体を収納するタンクをさらに備え、
前記タンクは、金属部材により構成されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の差圧式液位検出装置。
【請求項4】
前記タンクの金属部材は、ステンレスである
ことを特徴とする請求項3に記載の差圧式液位検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−229970(P2012−229970A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−97859(P2011−97859)
【出願日】平成23年4月26日(2011.4.26)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】