床置型保護帽安全帯保管具

【課題】今までの壁面を利用した保護帽保管具では壁面でしか取付けが出来ず、マンションのコンクリート壁の場合はしかたなくロッカーの中や机の上に置くしかなかった。建設現場では必需品の転落防止安全帯も同様に困っていた。壁取付型保管具は広い壁面積が必要であったり、出入り口の近くの壁面が設置条件になっていた。
【解決手段】扇形の棚板に保護帽が抜け落ちない大きさの穴が開けてあり、そこに保護帽の内側が上向きになる様セットし、その保護帽の内側に高所転落防止帯を丸めて入れ両者一帯で保管する事が出来、転落防止策を講じ、省スペースと美観を保ち、床置きの為部屋のコーナーや机の上等、置き場所を選ばない。組立て分解可能な構造の為輸送コストも安く出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は床置型で保護帽と転落防止安全帯を一体で保管する用具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、保護帽の保管は壁面を利用した保管具に収納していたが、壁面がコンクリートの場合は使用出来ず又、広い壁面積が必要であったため、設置場所に困っていた。転落防止安全帯も同時に保管出来、組立分解も出来る様に考案した。（特許文献１参照）
【特許文献１】実用新案公開平７−２５８８４
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
壁面を利用した保護帽保管具では、壁面がコンクリートや鉄板の場合使用出来ず、しかたなくロッカーの中や上部、靴入れの中などに収納していた。本発明は保護帽と高所転落防止用安全帯の２点を一体として保管する事でこの問題を解決するものである。
【問題を解決するための手段】
【０００４】
２週類のユニットがあり、ベースユニットは数点で棚板を支え、棚板には保護帽が抜け落ちない大きさの穴が開いている。メインユニットには数点で棚板を支えて同じく穴が開いてる。組立て方は、ベースユニット数個の支柱差込穴に、メインユニットの支柱先端を差し込み、以下同様の方法でメインユニットを組立てて行く。
【発明の効果】
【０００５】
従来と違い、最近の建設事務所は現場近くのマンションやアパートを借りるケースが多く、壁面に固定する保護帽保管具は使用出来ないで困っていた、この置型タイプの発明だと部屋の隅の床上にも置けて省スペース、保護帽の数に合わせて増減が出来、置き場に困っていた高所転落防止安全帯も収納出来、組立分解も簡単に出来運搬にも便利だ。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）ベースユニットの中央部扇形の棚板（６）に保護帽（８）がずり落ちない大きさの丸穴（５）が開いていて支柱（２）数本それぞれの頭部に支柱差込穴（３）がある。
（ロ）メインユニット（４）にも同様な丸穴（５）があり支柱数本それぞれにも支柱差込穴（３）がある。
（ハ）ベースユニット（４）を一番下に置き、支柱差込穴（３）に、メインユニットの支柱先端部に差込組立てる。
（ニ）以下同様の方法でメインユニットを積み上げ、転倒防止の為支柱（２）に開けてあるビス穴にビス止めして上下ユニットを固定する。
（ホ）保護帽（８）の内側を上にし高所転落防止安全帯（７）を丸めて入れ組上がった新発明品の棚板（６）の丸穴（５）に納める。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の斜視図
【図３】本発明の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
【０００８】
（１）ベースユニット（２）支柱（３）支柱差込穴（４）メインユニット（５）丸穴（６）棚板（７）高所転落防止安全帯（８）保護帽（９）ビス穴

【特許請求の範囲】
【請求項１】
立体形をなし、数段の棚板があり、棚板中央部は穴が開けてあり、保護帽の内側を上に向けた状態で保管、その内側に転落防止安全帯等を収納し、組立て分解が出来き、転倒防止策を構じた床置型保護帽安全帯保管具。

【図１】