説明

座席レイアウトを用いたオペレータの状態を表示するサーバ、管理者用端末、システム、及び方法

【課題】オペレータの状態を、座席レイアウトを用いて表示し、オペレータの評価を容易に行い得るサーバ等を提供すること。
【解決手段】サーバ10は、ネットワーク14を介してオペレータ用端末13、及び管理者用端末12と接続され、オペレータ用端末13から送信されるオペレータ用端末13の稼働状況を示す稼働状況データを、座席IDと共に受信し、サーバ10の記憶部120から読み出したレイアウトデータから座席IDに基づいて、受信した稼働状況データの種類に応じて異なる稼働状況を表す座席レイアウトの画像を表示する表示データを生成し、管理者用端末12に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、座席レイアウトを用いたコンタクトセンタにおけるオペレータの状態を表示するサーバ、管理者用端末、システム、及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンタクトセンタにおいて、スーパーバイザと呼ばれる管理者が、複数のオペレータの作業状況を監視している。コンタクトセンタとは、電話を中心とした顧客対応を行うコールセンタを進化させた、FAXや電子メール等のチャネルによる顧客対応をも含むものである。企業にとって、効率的な経営を行う上で、コンタクトセンタの活用は重要なファクタである。それゆえ、企業の顔として顧客と直接やりとりをするオペレータの応対には、細心の注意を払う必要がある。このため、管理者は、オペレータの作業状況を監視し、状況に応じて適切かつ迅速な処理を行うことが求められる。具体的には、管理者は、オペレータからの報知等により、通話時間や処理時間が長い等の異常を発見した場合に、その場でオペレータに代わって対応する等のオペレータのサポートを行ったり、オペレータに対して指示を出したりすることを行っている。そのため、通話におけるサービスレベルの維持・向上や、業務効率向上のためには、管理者の役割は大きい。
【0003】
また、その場での対応のみならず、管理者は、オペレータの指導・育成を行う立場にある。従って、日々のオペレータ業務を監視しながら随時評価を行い、その評価をオペレータにフィードバックすることにより、オペレータのスキルアップを図ることも重要な責務である。
【0004】
このような状況の中で、例えば特許文献1には、管理者がオペレータの不足を迅速に把握するため、電話端末機の稼働状況及び通話時間を一覧表示する装置が提案されている。
【特許文献1】特開2003−309656号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の装置によっても、管理者は、接続率や通話時間からオペレータの不足を把握するにとどまる。特に、座席が固定されておらず、毎回出勤のたびに座席が変更する中で業務を行うオペレータの特性から、特許文献1のような一覧表示による稼働状況の表示では、特に通話以外のその他の時間の状態を含めてオペレータそれぞれの状態をタイムリーに知ることは難しい。そのため、管理者は、オペレータそれぞれの作業の異常に素早く気付くことは依然として難しい。
【0006】
また、特許文献1の装置は、管理者がオペレータの業務に関してタイムリーな評価を行う手段がない。別作業による評価等を行うことも考えられるが、監視と共に評価を別作業で行うことは煩雑である。
【0007】
そこで、本発明は、オペレータの状態を、座席レイアウトを用いて表示し、オペレータの評価を容易に行い得るサーバ等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的のため、具体的には、以下のようなものを提供する。
【0009】
(1) コンタクトセンタにおいて、通信回線を介して電話機の機能を有するオペレータ用端末、及び表示部を備えた管理者用端末と接続されるサーバであって、
前記オペレータ用端末を一意に示す座席IDと、前記オペレータ用端末を操作するオペレータを識別するオペレータIDと、を関連付けて時刻単位で前記オペレータ用端末を操作するオペレータを特定可能なデータを記憶するオペレータ特定テーブル、及び前記座席IDに基づき前記オペレータ用端末の配置場所を示すレイアウトデータを記憶したレイアウトテーブルを記憶部に有し、
前記オペレータ用端末から送信される前記オペレータ用端末の稼働状況を示す稼働状況データを、前記座席IDと共に受信する手段と、
前記レイアウトテーブルから前記レイアウトデータを読み出す手段と、
読み出した前記レイアウトデータから前記座席IDに基づいて、受信した前記稼働状況データの種類に応じて異なる稼働状況を表す座席レイアウトの画像を表示する表示データを生成し、前記管理者用端末に送信する手段と、を備えるサーバ。
【0010】
(1)の構成によれば、当該サーバは、通信回線を介して電話機の機能を有するオペレータ用端末、及び表示部を備えた管理者用端末と接続され、前記オペレータ用端末を一意に示す座席IDと、前記オペレータ用端末を操作するオペレータを識別するオペレータIDと、を関連付けて時刻単位で前記オペレータ用端末を操作するオペレータを特定可能なデータを記憶するオペレータ特定テーブル、及び前記座席IDに基づき前記オペレータ用端末の配置場所を示すレイアウトデータを記憶したレイアウトテーブルを記憶部に有し、前記オペレータ用端末から送信される前記オペレータ用端末の稼働状況を示す稼働状況データを、前記座席IDと共に受信し、前記レイアウトテーブルから前記レイアウトデータを読み出し、読み出した前記レイアウトデータから前記座席IDに基づいて、受信した前記稼働状況データの種類に応じて異なる稼働状況を表す座席レイアウトの画像を表示する表示データを生成し、前記管理者用端末に送信する。
【0011】
このことにより、管理者は、表示部に表示された座席レイアウトの画像からオペレータ用端末の稼働状況を監視することができる。このように、管理者は、実際の座席レイアウトと同様に視覚に働きかけることによって、直感的にイメージすることが容易な座席レイアウトの形式で稼働状況を見ることができるので、問題が発生しているオペレータを素早く発見できる可能性がある。その結果、管理者の、オペレータが引き起こす問題に対する対処が早くなるため、コンタクトセンタにおける処理効率や信頼度を向上させる可能性がある。特に、日々アサインされるオペレータが変動するような状況においては、本発明により、管理者は、オペレータを、座席を介して特定できるので好適である。
【0012】
(2) 前記管理者用端末が前記管理者用端末の表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて前記管理者用端末の表示部に表示する評価入力フォームに、管理者から入力された前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価データを、前記一のオペレータ用端末を示す前記座席IDと共に前記管理者用端末から受信する手段と、
受信した前記評価データを、受信した前記座席IDに関連づけて前記記憶部に記憶する手段と、を更に備える、(1)記載のサーバ。
【0013】
(2)の構成によれば、当該サーバは、前記管理者用端末が前記管理者用端末の表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて前記管理者用端末の表示部に表示する評価入力フォームに、管理者から入力された前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価データを、前記一のオペレータ用端末を示す前記座席IDと共に前記管理者用端末から受信し、受信した前記評価データを、受信した前記座席IDに関連づけて前記記憶部に記憶する。
【0014】
このことにより、管理者が、表示部に表示された座席レイアウトの画像から、一の座席により示されるオペレータ用端末を選択することにより、評価入力フォームが画面に表示される。そして、管理者は、表示された評価入力の画面に入力することができ、入力した評価データを、サーバに登録することができる。そのため、評価データを入力したい時に、当該オペレータを名簿ではなく、直感的にイメージすることが容易なレイアウト画像における一の座席を直接選択することにより指定し、当該オペレータ用の入力フォームが表示されるので、即時に評価の入力ができる。よって、煩雑な作業を伴わずに簡単な操作で入力ができる。また、評価をフィードバックする際に、登録した評価データを活用することができる。
【0015】
(3) 前記管理者用端末が、前記管理者用端末の表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて送信した、前記一のオペレータ用端末を示す座席IDに基づき、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価データを入力する評価入力フォームのデータを前記管理者用端末に送信する手段と、
前記評価入力フォームのデータを前記管理者用端末が受信したことに応じて前記管理者用端末の表示部に表示された前記評価入力フォームに管理者から入力された前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価データを、前記一のオペレータ用端末を示す前記座席IDと共に前記管理者用端末から受信する手段と、
受信した前記評価データを、受信した前記座席IDに関連づけて前記記憶部に記憶する手段と、を更に備える、(1)記載のサーバ。
【0016】
(3)の構成によれば、当該サーバは、前記管理者用端末が、前記管理者用端末の表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて送信した、前記一のオペレータ用端末を示す座席IDに基づき、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価データを入力する評価入力フォームのデータを前記管理者用端末に送信し、前記評価入力フォームのデータを前記管理者用端末が受信したことに応じて前記管理者用端末の表示部に表示された前記評価入力フォームに管理者から入力された前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価データを、前記一のオペレータ用端末を示す前記座席IDと共に前記管理者用端末から受信し、受信した前記評価データを、受信した前記座席IDに関連づけて前記記憶部に記憶する。
【0017】
このことにより、管理者用端末の要求により管理者用端末に送信する評価入力フォームには、当該サーバが備える記憶部に記憶された情報として、例えば、評価対象のオペレータに関する情報等のサーバが有する情報を付加することができる。このため、管理者が評価を入力する際の入力項目を削減し、必要な項目のみを適切に表示することができ、管理業務の効率化を図ることができる可能性がある。
【0018】
(4) 前記評価入力フォームのデータを送信する手段は、予め前記座席IDに関連付けて前記記憶部に記憶した、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの他の評価データと共に、前記評価入力フォームのデータを前記管理者用端末に送信する、(3)記載のサーバ。
【0019】
(4)の構成によれば、当該サーバは、予め前記座席IDに関連付けて前記記憶部に記憶した、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの他の評価データと共に、前記評価入力フォームのデータを前記管理者用端末に送信する。ここで、オペレータの他の評価とは、例えば、オペレータ本人が入力した評価や、過去にそのオペレータについて管理者が行った評価を指す。このことにより、管理者用端末に他の評価と比較して入力可能な評価入力フォームを表示することができるため、有益な評価を行う補助情報として使用することができる。
【0020】
(5) 前記評価入力フォームのデータを送信する手段は、前記座席IDに基づき前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの画像データと共に、前記評価入力フォームのデータを前記管理者用端末に送信する、(3)又は(4)記載のサーバ。
【0021】
(5)の構成によれば、当該サーバは、前記座席IDに基づき前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの画像データと共に、前記評価入力フォームのデータを前記管理者用端末に送信する。ここで、オペレータの画像データとは、例えば、オペレータの顔写真や似顔絵等、オペレータを特定できる画像データを指す。このことにより、管理者用端末に表示する評価入力フォームに、オペレータの画像データを表示することができる。そのため、管理者は、評価するオペレータを容易に認識することができる。
【0022】
(6) 前記評価入力フォームのデータは、予め定められた入力項目の選択を受け付けることにより入力可能に構成されたデータである、(3)乃至(5)記載のサーバ。
【0023】
(6)の構成によれば、当該サーバから送信される評価入力フォームのデータは、予め定められた入力項目の選択を受け付けることにより入力可能に構成されたデータである。このことにより、管理者用端末から入力するオペレータの評価を、管理者は、簡単な操作で行うことができるので、管理業務の効率化に貢献する可能性がある。
【0024】
(7) 前記稼働状況データの種類は、前記オペレータ用端末が少なくとも稼働しているか否かを判別する種類を有する、(1)乃至(6)記載のサーバ。
【0025】
(7)の構成によれば、稼働状況データの種類として、オペレータ用端末が少なくとも稼働しているか否かを判別する種類を有するので、当該サーバは、稼働状況データに基づき、稼働状況を表すものとしてオペレータ用端末が稼働しているか、又は稼働していないかを、管理者用端末に表示させることができる。
【0026】
(8) 前記オペレータ用端末が前記オペレータからの操作を受け付けたことに応じて前記オペレータ用端末から送信される前記稼働状況データを受信する、(1)乃至(7)記載のサーバ。
【0027】
(8)の構成によれば、オペレータ用端末は、オペレータからの操作を受け付けたことに応じて稼働状況データをサーバに送信し、当該サーバは、稼働状況データを受信する。このことにより、サーバからオペレータ用端末に稼働状況を照会することなく、オペレータ用端末から送信された稼働状況データを受信することによりオペレータ用端末の稼働状況を知ることができる。
【0028】
(9) 所定の時間内に前記オペレータ用端末が前記オペレータからの操作を受け付けないことを条件として前記オペレータ用端末から送信される前記稼働状況データを受信する、(1)乃至(7)記載のサーバ。
【0029】
(9)の構成によれば、オペレータ用端末は、所定の時間として例えば5秒の間に、オペレータからの操作を受け付けない場合に、稼働状況データをサーバに送信し、当該サーバは、稼働状況データを受信する。このことにより、サーバからオペレータ用端末に稼働状況を照会することなく、オペレータ用端末から送信された稼働状況データを受信することによりオペレータ用端末の稼働状況を知ることができる。
【0030】
(10) 前記オペレータ用端末から受信した、前記座席IDが示すオペレータ用端末を操作するオペレータの通話内容を含む会話データを、受信した前記座席IDに関連づけて前記記憶部に記憶する手段と、
前記管理者用端末が、前記管理者用端末の表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて送信した、前記一のオペレータ用端末を示す座席IDに基づき、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの前記会話データを前記記憶部から抽出し、前記管理者用端末に送信する手段と、を更に備える、(1)乃至(9)記載のサーバ。
【0031】
(10)の構成によれば、当該サーバは、前記オペレータ用端末から受信した、前記座席IDが示すオペレータ用端末を操作するオペレータの通話内容を含む会話データを、受信した前記座席IDに関連づけて前記記憶部に記憶し、前記管理者用端末が、前記管理者用端末の表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて送信した、前記一のオペレータ用端末を示す座席IDに基づき、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの前記会話データを前記記憶部から抽出し、前記管理者用端末に送信する。
【0032】
このことにより、管理者は、サーバの記憶部に記憶されたオペレータの通話内容を含む会話データを、管理者用端末の表示部に表示された座席レイアウトの画像から一の座席により示されるオペレータ用端末を選択することにより、得ることができる。従って、直感的にイメージすることが容易なレイアウトを選択するだけで、容易かつ適切に会話データを得ることができる。よって、この会話データにより、オペレータのコーチングに役立てることができる可能性がある。
【0033】
(11) 前記レイアウトテーブルは、時刻単位で前記座席IDに基づいて対応する業務を示す業務識別データを更に有し、
前記記憶部に記憶した前記レイアウトテーブルを用いて、前記業務識別データの種類毎に、コールが受け入れ可能であることを示す種類の前記稼働状況データの数が所定の数値以下となったことに応じて、その旨を報知する報知データを前記オペレータ用端末に送信する手段を更に備える、(1)乃至(10)に記載のサーバ。
【0034】
(11)の構成によれば、当該サーバの記憶部に記憶するレイアウトテーブルは、時刻単位で前記座席IDに基づいて対応する業務を示す業務識別データを更に有し、前記記憶部に記憶した前記レイアウトテーブルを用いて、前記業務識別データの種類毎に、コールが受け入れ可能であることを示す種類の前記稼働状況データの数が所定の数値以下となったことに応じて、その旨を報知する報知データを前記オペレータ用端末に送信する。
【0035】
このことにより、オペレータは、適切なタイミングで報知表示を見ることができ、現在受け付けている通話を早めに切り上げる等の、迅速な対応を行う契機となり得る。
【0036】
(12) 前記報知データを送信する手段は、前記コールが受け入れ可能であるオペレータの数を示す準備完了オペレータ数のデータを、前記報知データと共に前記オペレータ用端末に送信する、(11)記載のサーバ。
【0037】
(12)の構成によれば、当該サーバは、前記コールが受け入れ可能であるオペレータの数を示す準備完了オペレータ数のデータを、前記報知データと共に前記オペレータ用端末に送信する。このことにより、オペレータは、報知表示と共に準備完了オペレータ数の表示を見ることができ、表示されたオペレータ数に応じて、現在受け付けている通話を早めに切り上げる等の、迅速な対応を行う契機となり得る。
【0038】
(13) コンタクトセンタにおいて、電話機の機能を有するオペレータ用端末と通信可能に接続されたサーバと、通信回線を介して接続された、表示部を有する管理者用端末であって、
前記サーバから送信された、前記オペレータ用端末の稼働状況を示す稼働状況データの種類に応じて異なる稼働状況を表す座席レイアウトの画像を表示する表示データを受信する手段と、
受信した前記表示データに基づき前記座席レイアウトの画像を前記表示部に表示する手段と、を備える管理者用端末。
【0039】
よって、上記(1)と同様な作用・効果を有する管理者用端末を提供することができる。
【0040】
(14) 前記表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価を入力する評価入力フォームを前記表示部に表示する手段と、
前記管理者用端末を操作する管理者による前記オペレータの評価の入力を受け付ける手段と、
前記一のオペレータ用端末を示す座席IDと共に、受け付けた前記オペレータの評価を示す評価データを前記サーバに送信する手段と、を更に備える、(13)記載の管理者用端末。
【0041】
よって、上記(2)と同様な作用・効果を有する管理者用端末を提供することができる。
【0042】
(15) 前記表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価を入力する評価入力フォームの要求データを前記一のオペレータ用端末を示す座席IDと共に送信する手段と、
前記サーバから送信された前記評価入力フォームのデータを受信する手段と、
受信した前記評価入力フォームのデータに基づき前記評価入力フォームを表示部に表示する手段と、
前記管理者用端末を操作する管理者による前記オペレータの評価の入力を受け付ける手段と、
前記一のオペレータ用端末を示す座席IDと共に、受け付けた前記オペレータの評価を示す評価データを前記サーバに送信する手段と、を更に備える、(13)記載の管理者用端末。
【0043】
よって、上記(3)と同様な作用・効果を有する管理者用端末を提供することができる。
【0044】
(16) 前記評価入力フォームのデータを受信する手段は、予め前記座席IDに関連付けて前記サーバの記憶部に記憶した、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの他の評価データと共に、前記評価入力フォームのデータを前記サーバから受信する、(15)記載の管理者用端末。
【0045】
よって、上記(4)と同様な作用・効果を有する管理者用端末を提供することができる。
【0046】
(17) 前記評価入力フォームのデータを受信する手段は、前記座席IDに基づき前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの画像データと共に、前記評価入力フォームのデータを前記サーバから受信する、(15)記載の管理者用端末。
【0047】
よって、上記(5)と同様な作用・効果を有する管理者用端末を提供することができる。
【0048】
(18) 前記評価入力フォームは、予め定められた入力項目の選択を受け付けることにより入力可能に構成される、(14)乃至(17)記載の管理者用端末。
【0049】
よって、上記(6)と同様な作用・効果を有する管理者用端末を提供することができる。
【0050】
(19) 前記評価入力フォームは、前記表示部に表示された前記オペレータ用端末を操作するオペレータの状態を座席レイアウトの画像で表示する画面とは異なる画面として前記表示部に表示される、(14)乃至(18)記載の管理者用端末。
【0051】
(19)の構成によれば、当該管理者用端末に表示される評価入力フォームは、前記表示部に表示された前記オペレータ用端末を操作するオペレータの状態を座席レイアウトの画像で表示する画面とは異なる画面として前記表示部に表示される。このことにより、管理者用端末の表示部に表示する評価入力フォームは、座席レイアウトの画像が表示された画面とは異なる、新たな画面として表示するため、評価入力後は、即時に元の座席レイアウトの画像が表示された画面に戻ることができる。
【0052】
(20) 前記表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの通話内容を含む会話データの要求データを、前記一のオペレータ用端末を示す座席IDと共に送信する手段と、
送信した前記要求データに基づき前記サーバで抽出した前記会話データを、前記サーバから受信する手段と、を更に備える(13)乃至(19)記載の管理者用端末。
【0053】
(20)の構成によれば、当該管理者用端末は、前記表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの通話内容を含む会話データの要求データを、前記一のオペレータ用端末を示す座席IDと共に送信し、送信した前記要求データに基づき前記サーバで抽出した前記会話データを、前記サーバから受信する。
【0054】
よって、上記(10)と同様な作用・効果を有する管理者用端末を提供することができる。
【0055】
(21) コンタクトセンタにおいて、電話機の機能を有するオペレータ用端末、表示部を備えた管理者用端末、並びに前記オペレータ用端末及び前記管理者用端末と通信回線を介して接続されたサーバ、を備えるシステムであって、
前記サーバは、前記オペレータ用端末を一意に示す座席IDと、前記オペレータ用端末を操作するオペレータを識別するオペレータIDと、を関連付けて時刻単位で前記オペレータ用端末を操作するオペレータを特定可能なデータを記憶するオペレータ特定テーブル、及び前記座席IDに基づき前記オペレータ用端末の配置場所を示すレイアウトデータを記憶したレイアウトテーブルを記憶部に有し、
前記オペレータ用端末が、前記オペレータ用端末の稼働状況を示す稼働状況データを、前記座席IDと共に前記サーバに送信する手段と、
前記サーバが、前記稼働状況データを受信する手段と、
前記サーバが、前記レイアウトテーブルから前記レイアウトデータを読み出す手段と、
前記サーバが、読み出した前記レイアウトデータから前記座席IDに基づいて、受信した前記稼働状況データの種類に応じて異なる稼働状況を表す座席レイアウトの画像を表示する表示データを生成し、前記管理者用端末に送信する手段と、
前記管理者用端末が、前記表示データを受信する手段と、
前記管理者用端末が、前記表示データに基づき前記座席レイアウトの画像を前記表示部に表示する手段と、を備えるシステム。
【0056】
よって、上記(1)と同様な作用・効果を有するシステムを提供することができる。
【0057】
(22) コンタクトセンタにおいて、通信回線を介して電話機の機能を有するオペレータ用端末、及び表示部を備えた管理者用端末と接続されたコンピュータによる方法であって、
前記コンピュータは、前記オペレータ用端末を一意に示す座席IDと、前記オペレータ用端末を操作するオペレータを識別するオペレータIDと、を関連付けて時刻単位で前記オペレータ用端末を操作するオペレータを特定可能なデータを記憶するオペレータ特定テーブル、及び前記座席IDに基づき前記オペレータ用端末の配置場所を示すレイアウトデータを記憶したレイアウトテーブルを記憶部に有し、
前記コンピュータが、前記オペレータ用端末から送信される前記オペレータ用端末の稼働状況を示す稼働状況データを、前記座席IDと共に受信するステップと、
前記コンピュータが、前記レイアウトテーブルから前記レイアウトデータを読み出すステップと、
前記コンピュータが、読み出した前記レイアウトデータから前記座席IDに基づいて、受信した前記稼働状況データの種類に応じて異なる稼働状況を表す座席レイアウトの画像を表示する表示データを生成し、前記管理者用端末に送信するステップと、を含む方法。
【0058】
よって、上記(1)と同様な作用・効果を有する方法を提供することができる。
【発明の効果】
【0059】
本発明によれば、オペレータの状態を、座席レイアウトを用いて表示し、オペレータの評価を容易に行い得るサーバ等を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0060】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0061】
[システム概要]
図1は、本発明の好適な実施形態の一例に係るコンタクトセンタのシステム1を含む全体構成を示す図である。
【0062】
本発明を構成するシステム1は、顧客の電話機19とネットワーク16を介して接続されている。ここで、電話機19の種類は問わない。例えば、電話交換機を使用して音声を通信する一般の電話機でもよいし、VOIP(Voice over Internet Protocol)と呼ばれる技術によって提供されるIP電話の電話機でもよい。電話機19が一般の電話機である場合には、ネットワーク16は、電話網であり、電話機19がIP電話の電話機である場合には、ネットワーク16は、IPネットワークである。
【0063】
顧客の電話機19からの電話データは、G/W(Gateway)15を経由してサーバ10に送信される。G/W15は電話機19とサーバ10との通信を行うために必要な中継機である。このG/W15により、プロトコルが異なるデータであっても相互に変換することができ、通信が可能となるのである。電話機19から送信され、G/W15によってサーバ10との通信が可能となった電話データは、ネットワーク14を介してサーバ10に送信される。ネットワーク14は、構内ネットワークであるLAN(Local Area Network)や、専用回線等を示す。通信を可能とするものであれば何でもよい。
【0064】
サーバ10は、コンタクトセンタにおいて、複数のオペレータが使用するそれぞれのオペレータ用端末13の状態を監視し、オペレータそれぞれについて、例えば、顧客との通話中、通話保留中、コール待ち等のステータスを判別する。また、オペレータのステータスを座席レイアウトの画像で管理者用端末12に表示させるための表示データを生成し、送信する。更に、オペレータの評価を入力するための評価入力フォームデータを送信し、受信した評価データをサーバ10に記憶する。
【0065】
その他、サーバ10は、オペレータ用端末13で受けた通話の内容を後述する録音データとして記憶する。また、サーバ10は、管理者用端末12からの要求に応じて、録音データを送信する。
【0066】
管理者用端末12は、電話機の機能及び表示機能を備えた端末である。サーバ10から送信される稼働状況を表す表示データを受信し、座席レイアウトの画像で稼働状況を表示する。また、オペレータの評価のための入力操作を受け付け、入力された評価データをサーバ10に送信する。更に、オペレータの会話内容を録音した録音データを聴くために、録音データの要求のための選択を受け付け、要求データをサーバ10に送信する。そして、管理者用端末12は、入力操作に伴い、受信した録音データを聴くための制御を行う。
【0067】
オペレータ用端末13も、管理者用端末12と同様に電話機の機能及び表示機能を備えた端末である。オペレータがオペレータ用端末13を操作することにより、オペレータ用端末13は、稼働状況データをサーバ10に送信する。また、所定の時間に、オペレータからの操作を受け付けない場合にも、オペレータ用端末13は、稼働状況データをサーバ10に送信する。また、準備完了オペレータ数が少ない時には、サーバ10から送信された報知画面を表示する。
【0068】
なお、本実施形態では、サーバ10及び管理者用端末12を別の装置としているが、構成はこれに限られず、両機能を備えた一の装置として構成してもよい。
【0069】
また、本実施形態では、サーバ10には、電話交換機の機能をも有する構成となっているが、これに限らず、電話交換機を別に設けて、電話交換機から通話情報を随時サーバ10が受信するように構成してもよい。
【0070】
更に、本実施形態では、管理者用端末12及びオペレータ用端末13が電話機の機能と、表示機能とを備えた装置としているが、構成はこれに限られず、別の装置としてもよい。
【0071】
[コンピュータの構成]
図2は、本発明の好適な実施形態の一例に係るシステム1を構成するコンピュータ(サーバ10、管理者用端末12、及びオペレータ用端末13)の構成を示すブロック図である。
【0072】
制御部110、記憶部120、入力部130、表示部140、通信インタフェース部150は、バス160を介して接続されている。
【0073】
制御部110は、情報の演算、処理を行う情報演算処理装置(CPU)であり、当該コンピュータ全体の制御を行う。制御部110は、記憶部120に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述のハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
【0074】
記憶部120は、制御部110と組み合わせてプログラムの実行に使用するローカルメモリ、大容量のバルクメモリ、及び当該バルクメモリの検索を効率的に行うために使用するキャッシュメモリを含んでよい。記憶部120を実現するコンピュータ可読媒体としては、電気的、磁気的、光学的、電磁的に実現するものを含んでよい。より具体的には、半導体記憶装置、磁気テープ、磁気ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リードオンリー・メモリ(ROM)、CD−ROMとCD−R/WとDVDとを含む光ディスクが含まれる。
【0075】
入力部130は、ユーザによる入力の受け付けを行うものであり、キーボード、ポインティング・デバイス等を含んでよい。入力部130は、直接又は介在I/Oコントローラを介して当該コンピュータと接続することができる。
【0076】
表示部140は、ユーザにデータの入力を受け付ける画面を表示したり、当該コンピュータによる演算処理結果の画面を表示したりするものであり、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。表示部140は、直接又は介在I/Oコントローラを介して当該コンピュータと接続することができる。
【0077】
また、表示部140にタッチパネルを配設し、表示部140が入力部130をも備える構成としてもよい。
【0078】
通信インタフェース部150は、当該コンピュータを専用ネットワーク又は公共ネットワークを介して別の演算処理システム又は記憶装置と接続できるようにするためのネットワーク・アダプタである。通信インタフェース部150は、モデム、ケーブルモデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
【0079】
[テーブルの構成]
図3乃至図9は、本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバ10の記憶部120に記憶される各種テーブルを示す図である。図3は、オペレータ特定テーブルを示す。
【0080】
記憶部120は、例えば、図3に示すオペレータ特定テーブルとして、オペレータ用端末13の座席を一意に定めるコードである「座席ID」、オペレータ毎に一意に定められ、座席に紐付くオペレータを表す「オペレータID」、オペレータが座席の占有を開始した「使用開始時間」、及びオペレータが座席の占有を終了した「使用終了時間」を記憶している。
【0081】
例えば、図3に示す最上位のレコードは、座席IDが「3000」である座席には、オペレータIDが「a123」であるオペレータが、「2006/12/1 9:00:00」に座席ID「3000」の座席の使用を開始し、「2006/12/1 18:00:00」に座席の使用を終了したことを示している。ここで、使用開始日時及び使用終了日時は、昼休みや休憩等のちょっとした離席は含まず、オペレータのシフト時間として定める出勤時から退社時といった時間を示す。
【0082】
図3に示す上から2番目のレコードは、座席IDが「3001−1」であり、枝番号が付与されたものであるが、これは、後述の図14に示すように、座席IDが「3001」であるオペレータ用端末13が、2名のオペレータが対応可能であることを示している。
【0083】
サーバ10の制御部110は、後述の処理(図18のステップS103等)において、このオペレータ特定テーブルを参照し、管理者用端末12から送信された座席IDと時刻のデータをもとに、条件に合致したオペレータを特定する。
【0084】
図4は、稼働状況テーブルを示す。サーバ10の記憶部120は、例えば、図4に示すように、「座席ID」をキーとして、現在の稼働状況の種類を示す「ステータス」を記憶している。
【0085】
ここで、「ステータス」は、本実施例においては、5つの稼働状況を表している。例えば、「0」は未使用を、「1」は準備中を、「2」は準備完了を、「3」は話し中を、「4」は予約済を、それぞれ表す。「未使用」とは、当該座席にオペレータが割り当てられていない状態を示す。また、「準備中」とは、直前まで行っていた対応の事後処理を行う等により、他の対応ができない状態を示す。「準備完了」とは、いつでも対応ができる状態を示す。「話し中」とは、現在対応中であることを示す。「予約済」とは、特定の顧客用に予約されており、予約された相手からの電話以外の他の電話をとれない状態を示す。
【0086】
例えば、図4で、座席IDが「3001」である座席のステータスが「2」であることから、準備が完了しており、いつでも対応ができることを表している。なお、ここで、稼働状況テーブルの「座席ID」には、図3に示すように座席IDの枝番号がない。これは、枝番号がある座席IDであったとしても、応対する顧客の電話データは1つであるために、枝番号が不要だからである。
【0087】
サーバ10の制御部110は、後述の処理(図17のステップS11)において、オペレータ用端末13から稼働状況データを受信すると、受信した座席IDに基づきこの稼働状況テーブルを更新する。
【0088】
図5は、レイアウトテーブルを示す。サーバ10の記憶部120は、例えば、図5に示すように、「座席ID」及び「開始日」をキーとして、「開始日」から次の「開始日」前日までの座席IDが示す座席のレイアウト位置「(X,Y)」、及び当該座席で対応するキャンペーンを表す業務識別コードを記憶している。
【0089】
例えば、図5に示す最上位のレコードは、座席IDが「3000」である座席のレイアウト場所(座標)は「(100,50)」であり、業務識別コードが「A」であり、このレイアウトは、「2006/9/1」より使用を開始したことを示す。
【0090】
ここで、「業務識別コード」は、本実施例においては、後述の図10の左方中央付近にキャンペーン名として示すように4つの種類を表している。例えば、図10によれば、「A」はセミナー用の業務であり、「B」は新規入会の業務であり、「C」は商品問い合わせに関する業務であり、「D」はいずれの対応も可であるマルチ対応であることを示す。
【0091】
サーバ10の制御部110は、後述の処理(図17のステップS12)において、このレイアウトテーブルを参照し、図10に示すような座席レイアウト画像データを生成し、管理者用端末12に送信する。
【0092】
図6は、オペレータテーブルを示す。サーバ10の記憶部120は、例えば、図6に示すように、「オペレータID」をキーとして、オペレータの属性情報として「氏名」、業務成熟度を示す「レベル」、及び当該オペレータの画像である「顔写真」等の情報を記憶している。なお、属性情報は他の様々なオペレータの属性に関する情報を含んでよい。また、「顔写真」は、本実施例では、写真ファイルであるJPEG(Joint Photographic Experts Group)ファイルを直接記憶しているが、写真ファイルの記憶場所のリンク情報を記憶し、必要に応じてリンク先を参照することとしてもよい。
【0093】
例えば、図6に示す最上位のレコードは、オペレータIDが「a123」であるオペレータの氏名は「阿部 幸」であり、レベルが「4」であり、「a123.jpg」の画像データで表示される顔写真の人であることを示す。
【0094】
ここで、「レベル」は、本実施例においては、業務の成熟度を数値で表しており、数値が大きいほどベテランであることを示す。
【0095】
サーバ10の制御部110は、後述の処理(図18のステップS104)において、このオペレータテーブルを参照し、該当のオペレータの顔写真を抽出し、管理者用端末12に送信する。
【0096】
図7は、評価テーブルを示す。記憶部120は、例えば、図7に示すように、「座席ID」、「作成日時」、及び「評価者種別」をキーとして、座席IDと、作成日付とによりオペレータ特定テーブルで特定できるオペレータIDにより一意に定められるオペレータの「評価内容」を記憶している。なお、「評価内容」は、後述の図11乃至図13に示すようなオペレータの対応に関する質問事項を示し、質問事項毎に評価を記憶する。
【0097】
例えば、図7に示す最上位のレコードは、座席IDが「3000」である座席で操作したオペレータに対する評価であり、評価者識別が「1」であるため、座席IDが「3000」のオペレータ自身が入力した評価のデータであることを示す。また、本評価は「2006/12/1 10:24:20」に記憶部120に登録されたものであることを示す。
【0098】
ここで、「評価者種別」は、本実施例においては、評価を入力した者を識別するものであり、「1」は本人、「2」は本人以外の、例えば上司を示すものとする。
【0099】
サーバ10の制御部110は、後述の処理(図18のステップS105)において、この評価テーブルとオペレータ特定テーブルとを参照し、該当のオペレータの過去の評価のうち評価者識別が「2」である最新の評価データを抽出し、管理者用端末12に送信する。また、サーバ10の制御部110は、後述の処理(図18のステップS109)において、管理者用端末12から送信された評価データを評価テーブルに記憶する。
【0100】
図8は、録音データテーブルを示す。記憶部120は、例えば、図8に示すように、「座席ID」、及び「録音開始日時」をキーとして、会話の内容を録音した「録音データ」を記憶している。
【0101】
例えば、図8に示す最上位のレコードは、座席IDが「3004」である座席で対応しているオペレータが、録音開始日時が「2006/12/1 12:04:20」から対応終了までの会話内容を録音したデータが「1201120430.mp3」の音声ファイルとして記憶されていることを示す。なお、「録音データ」は、本実施例では、音声ファイルであるMP3(MPEG Audio Layer−3)ファイルを直接記憶する構成としているが、音声ファイルの記憶場所のリンク情報のみを記憶し、必要に応じてリンク先を参照することとしてもよい。
【0102】
サーバ10の制御部110は、後述の処理(図19のステップS23)において、サーバが会話を録音した録音データをこの録音データテーブルに記憶する。更に、サーバ10の制御部110は、後述の処理(図20のステップS114)において、管理者用端末12からの要求により対象の録音データの検索結果データを送信し、後述の処理(図20のステップS116)において、管理者用端末12からの録音データ再生要求に応じて、対象の録音データを送信する。
【0103】
最後に図9は、準備完了オペレータ数テーブルを示す。サーバ10の記憶部120は、例えば、図9に示すように、「業務識別コード」毎に顧客の電話機19からの照会が可能なオペレータの数である「準備完了オペレータ数」を記憶している。
【0104】
例えば、図9に示す最上位のレコードは、業務識別コードが「A」である業務には、オペレータ数が「3」であるため、現在3名のオペレータが、顧客からの電話の対応が可能な状態であることを示す。
【0105】
サーバ10の制御部110は、後述の処理(図21のステップS33)において、サーバ10が業務識別コード毎に所定数に達しているか否かを集約情報である図9の準備完了オペレータ数テーブルのオペレータ数に基づき判断する。そして、所定数以下である場合には、報知データを作成し、オペレータ用端末13に報知データを送信する。
【0106】
なお、本実施例として上述したテーブルの構成は、あくまで一例である。後述する各種の処理を行うのに必要な情報を、座席IDをキーとしてサーバ10の記憶部120に記憶していればよい。従って、稼働状況テーブルや準備完了オペレータ数テーブルのような中間テーブルを作成しなくてもよい。
【0107】
[画面表示例1]
図10は、本発明の好適な実施形態の一例に係る管理者用端末12における状態監視の画面表示例を示す図である。
【0108】
図10に示すように、画面は、メニュー毎に複数のシートが重ね合わせられるように表示されている。ここでは、シートタブ20が「9.状態監視」のときに状態監視の画面が表示されるようになっている。状態監視の画面は、中央やや左方の上から下へ引かれている線により大きく2つに分かれており、左方には設定条件を入力・表示する設定部が、右方には座席レイアウトを表示する座席レイアウト部が、それぞれ表示されている。設定部にて入力を受け付けた内容に従って、座席レイアウト部において、各オペレータのステータス等が表示される。
【0109】
設定部の上方に配置するテーブルは、管理者から、ステータス毎の表示色の選択入力と、経過時間の制限(閾値)の入力を受け付ける。表示色は、所定数の色から選択することができる。経過時間の制限(閾値)は、同一ステータスが長時間継続していることの警告を発するまでの時間設定である。閾値を設定したステータスについては、経過時間が当該閾値を超えた場合に、経過時間の表示を変化させる。例えば、黒字から赤字に変えたり、文字サイズを大きくしたり、あるいは文字を点滅させたりしてもよく、視認し易い変化が望ましい。
【0110】
座席レイアウト部には、サーバ10から受信した表示データに基づいて、表示される稼働状態を示す時刻21と、オペレータごとのステータス等を座席の位置に合わせて座席画像22と、を表示する。表示例では、例えば、座席画像22aは、設定部の下方に配置されている座席画像22の見方によれば、ステータス「Reserved」であり、座席画像22b及び座席画像22fはステータス「Talking」であり、座席画像22c及び座席画像22gはステータス「Ready」であり、座席画像22dはステータス「Not Ready」である。また、座席画像22eはログオフ状態であるため、ステータスを表す表示色とは更に異なる色で区別している。
【0111】
座席画像22bと座席画像22fとは、ステータスは「Talking」で同じであるが、経過時間の文字スタイルが異なっている。これは、設定部において設定した「Talking」の閾値が10分であるため、座席画像22fの経過時間がこれを超えているからである。これにより、管理者は、自らが設定した閾値に基づいて、異常があると認められる座席画像22fを発見することができる。
【0112】
座席画像22には、これらの他、内線番号(座席画像22bの場合は「3004」)が表示されている。これにより、管理者は、例えば座席画像22bの場合であれば、特に調べることもなく内線「3004」に内線をかけることができる。
【0113】
このように、管理者用端末12の表示部140に表示された状態監視画面の座席レイアウト部を参照することにより、管理者は、オペレータ用端末13の稼働状況を監視することができる。このように、管理者は、視覚に働きかける座席レイアウトの形式で稼働状況を見ることができるので、問題が発生しているオペレータを素早く発見できる可能性がある。その結果、管理者の、オペレータが引き起こす問題に対する対処が早くなるため、コンタクトセンタにおける処理効率や信頼度を向上させる可能性がある。
【0114】
設定部の説明に戻って、中央付近には更に、応答率の表示部分が存在する。複数のキャンペーン(業務、組織)には、それぞれ対応する割当色と、応答率が表示される。ここで、割当色は予め設定されたものであって、別画面にてユーザからの入力を受け付けることとしてもよい。これにより、座席レイアウト部では、座席画像22が設定されたキャンペーン毎に色分けして表示される。
【0115】
応答率の表示部分に表示される応答率は、サーバ10によって計測される。この表示により、管理者は、キャンペーン毎の応答率が目標のサービスレベルに達しているか否かを容易に知ることができる。例えば、応答率100%を目標値とする場合、98%のキャンペーンには余裕がないと判断できる。
【0116】
ここで、応答率の表示には、更に、率に応じて色分けしたランプ画像等の表示をしてもよく、これにより、例えば、応答率が80%未満である場合には赤ランプを表示する等を行うことにより、管理者は、容易に応答率のレベルを視認することができる。具体的には、例えば、応答率の範囲とランプ画像の色とを対応付けるデータを予め記憶しておくことにより実現できる。
【0117】
このように応答率が100%に満たないキャンペーンがある一方で、応答率が100%で、かつ待機状態のオペレータが多くいるキャンペーンも存在し得る。管理者は、その旨を画面にて容易に把握することができるため、待機状態のオペレータが担当するキャンペーンを切り替える指示を出すことができる。このことにより、限られたオペレータ数であっても、無駄なくオペレータを配置して、応答率の向上を図ることができる。
【0118】
また、例えば座席画像22のうちの1つの座席として座席画像22gにカーソル23をあわせてマウスをクリックする等による選択を行うと、後述の図11又は図13に示す評価入力フォームの画面を当該画面とは別の新たな画面として表示する。
【0119】
このように、管理者は、座席レイアウト部を参照し、稼働状況を見ながら、座席画像22によりオペレータ用端末13を操作するオペレータを特定することにより、評価入力フォームを極めて容易に表示させることが可能となるため、評価したい時点で管理者は即時に評価を行うことができる。
【0120】
[画面表示例2]
図11乃至図13は、本発明の好適な実施形態の一例に係る管理者用端末12における評価入力フォームの画面表示例を示す図である。
【0121】
図11は、管理者用端末12での操作により、評価入力フォームの要求データがサーバ10に送信され、サーバ10で評価入力フォームを生成の上、管理者用端末12に送信されて、管理者用端末12の表示部140に表示されたものである。
【0122】
登録対象日30には、評価入力フォームを要求した日である作業当日の日付が自動で設定される。また、顔写真31には、評価入力を行う座席でオペレータ用端末13を操作しているオペレータの顔写真を表示する。その下には、評価内容部32として予めサーバ10に用意されているスキル項目毎にスキルチェック項目が、サーバ10の記憶部120に記憶された本人の評価と共に表示されている。本人の評価は、評価テーブルから抽出される。そして、管理者は、管理者用端末12を用いて、評価の上司欄に該当の評価を入力する。これは、オプションボタンにカーソルを合わせてクリックする等の簡易な操作をするだけで入力ができるという、操作性の極めて容易なものである。
【0123】
このように、評価対象のオペレータに関する情報を付加することにより、管理者が評価を入力する際の入力項目を削減し、必要な項目のみを適切に表示することができ、管理業務の効率化を図ることができる可能性がある。また、評価テーブルに記憶された評価データを活用し、評価入力シートに表示することにより、過去の評価との比較ができ、評価を行い易くなる可能性がある。
【0124】
図12は、図11に表示される評価入力フォームに、管理者が上司欄に評価を入力したものを示す。評価項目に対する入力を終了した場合には、管理者は、評価入力フォームの下方に配置された「登録」ボタン33を押下する。このことにより、入力した内容のデータがサーバ10に送信され、評価内容が評価データテーブルに記憶される。また、評価入力を途中でやめる場合には、管理者は、「閉じる」ボタン34を押下することにより、サーバ10に評価データが送信されることなく、処理を終了する。
【0125】
このように、管理者用端末12から入力するオペレータの評価を、管理者は、簡単な操作で行うことができるので、管理業務の効率化に貢献する可能性がある。
【0126】
図13は、管理者用端末12での操作により、評価入力フォームの要求をした場合に、サーバ10にデータを送信せず、管理者用端末12の表示部140に評価入力フォームが表示されたものである。
【0127】
図13の場合には、サーバ10との通信を行わないため、顔写真や他の評価については表示されないが、評価項目は図11の場合と同様に表示される。このため、他の評価に惑わされることなく、管理者は、評価を入力することができる。また、サーバ10との通信を行わないため、評価入力シートを短時間で表示することができる。
【0128】
[画面表示例3]
図14及び図15は、本発明の好適な実施形態の一例に係る管理者用端末12における過去の座席レイアウトを表示させる画面表示例、及び、過去の録音データを取得する場合の画面表示例を示す図である。先ず、図14は、過去の座席レイアウトを表示させる場合の画面表示例である。
【0129】
この図14に示す画面は、シートタブ20が「7.座席調整」のときに過去の座席が表示されるようになっている。座席調整の画面は、大きく3つに分かれており、左上方にはカレンダと現在の応答率を表示する設定部が、右上方には設定部のカレンダで選択した日付の座席レイアウトを表示する座席レイアウト部が、下方には、設定部のカレンダで選択した日付の担当者の勤務時間を示すシフト表示部が、それぞれ表示されている。設定部にて入力を受け付けた内容に従って、座席レイアウト部やシフト表示部において、各オペレータのステータス等が表示される。
【0130】
ここで、設定部のカレンダは、カレンダ上部に配置された選択ボタン25及び26を押下することにより、年月をシフトでき、該当の日付にカーソル23をあわせて選択することができる。このことにより、該当の日にちの座席レイアウトが、座席レイアウト部に表示され、シフト表示部には、該当の日にちのシフトが表示される。
【0131】
また、シフト表示部の下方に配置された選択ボタン27及び28を押下することにより、録音データを取得したい時間帯を選択できる。この図14では、12:00から12:30に網掛けがされており、12:00から12:30の時間が選択されていることを示す。
【0132】
また、座席レイアウト部に表示されている座席画像22のうちの、例えば1つの座席として座席画像22bにカーソル23をあわせてマウスをクリックする等の選択をすると、後述の図15に示すような画面が当該画面上に表示される。
【0133】
図15は、図14で指定した日時の座席IDに関連付けて記憶された録音データの一覧が表示された画面表示例である。
【0134】
図14で、座席レイアウト部に表示されている座席画像22bにカーソル23をあわせてマウスをクリックする等の選択をしたため、図15のカーソル23にくっつくような形で、ポップアップボックス40が表示されている。ポップアップボックス40は、録音されたデータの日時の一覧を表示する録音データインデックス表示部41と、その下方には、左から順番に再生ボタン42と、評価ボタン43とが表示されている。座席IDが「3004」の、対象日付が「2006/12/1 12:00〜12:30」の録音データとして、図8に示すように、録音データテーブルには、録音開始日時が「2006/12/1 12:04:20」の録音データと、「2006/12/1 12:24:57」の録音データと、が記憶されている。そのため、録音データテーブルから検索した2つのデータの録音開始時間が録音データインデックス表示部41の中央部に表示されている。録音データインデックス表示部41に表示された日時のうち1つを選択すると、該当の録音されたデータの日時を表す部分が反転する。この図15では、「2006/12/1 12:04:20」のデータが選択されている。
【0135】
そして、録音データインデックス表示部41のうち1のデータの日付を反転させた状態で再生ボタン42を押下することにより、録音データがダウンロードされ、例えば、録音データ再生のためのプレーヤが立ち上がる。このことにより、一連の操作を行っている管理者は、録音データに含まれる会話の内容を聴くことができる。
【0136】
また、同様に、録音データインデックス表示部41のうち1のデータの日付を反転させた状態で評価ボタン43を押下することにより、上述の図11乃至13で説明した評価入力フォームの画面を表示する。このことにより、管理者は、録音データを聴いた後に、そのオペレータの評価をすることができる。
【0137】
[画面表示例4]
図16は、本発明の好適な実施形態の一例に係るオペレータ用端末13における報知画面の表示例を示す図である。
【0138】
画面上方には、オペレータに対して、現在の通話を早めに切り上げるような注意を促す文言を表示する。また、その下方には、現在顧客との対応が可能なオペレータの数を表示する。対応可能なオペレータ数は、図9に示すデータをもとに表示することができる。画面左方には、注意を促すようなマークを表示する。画面下方には、「OK」ボタンを配置し、この「OK」ボタンを押下することにより、報知画面を閉じることができる。なお、図16に示す例は、図9に示す準備完了オペレータ数テーブルにおいて、業務識別コードが「C」であるオペレータ数を表示している。この場合、業務識別コードが同様に「C」のオペレータ用端末に、報知画面が表示されることとなる。
【0139】
なお、画面上方に表示する文言は、様々なパターンをサーバ10の記憶部120に用意することにより、対応可能なオペレータ数に応じて変更するようにしてもよい。そのようにすることで、より稼働状況に合致したメッセージを報知画面に表示させることが可能となる。
【0140】
[処理フロー1]
図17は、本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバ10での状態表示処理を示す処理フローである。本処理は、後述する図18及び図20においてサーバ10の一連の処理から呼び出される。
【0141】
先ず、ステップS11では、サーバ10の制御部110は、オペレータ用端末13から稼働状況データを、通信インタフェース部150を介して受信する。なお、以降の処理において、データの送受信は、通信インタフェース部150を介して行われるため、記載を省略する。稼働状況データは、オペレータ用端末13が、所定のタイミングで定期的に送信する他、オペレータ用端末13が入力を受け付けたことにより送信する、オペレータ用端末13の稼働状況を表すデータである。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS12に移す。
【0142】
ステップS12では、サーバ10の制御部110は、サーバ10の記憶部120に記憶するレイアウトテーブルから最新のレイアウトデータを読み出す。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS13に移す。
【0143】
ステップS13では、サーバ10の制御部110は、ステップS11で受信した稼働状況データに基づき座席のステータスを指定する。具体的には、図4で説明したような、サーバ10の記憶部120に記憶する稼働状況テーブル内のステータスを、稼働状況データに基づき更新する。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS14に移す。
【0144】
ステップS14では、サーバ10の制御部110は、ステップS12で読み出したレイアウトデータ及びステップS13で指定した座席のステータスに基づきレイアウト画像データを生成する。具体的には、レイアウトデータに基づきレイアウト画像データを生成する際、各座席画像22のステータスの表示を、サーバ10の記憶部120に記憶する稼働状況テーブルのデータに基づき指定する。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS15に移す。
【0145】
ステップS15では、サーバ10の制御部110は、ステップS14で生成したレイアウト画像データを管理者用端末12に送信する。その後、サーバ10の制御部110は、本処理を終了する。
【0146】
本処理により、図10に示すようなオペレータの稼働状況を座席レイアウトの画像で管理者用端末12の表示部140に表示させることができる。
【0147】
[処理フロー2]
図18は、本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバ10及び管理者用端末12での評価登録処理を示す処理フローである。最初にサーバ10での処理フローを説明し、次に管理者用端末12での処理フローを説明する。
【0148】
先ずステップS101では、サーバ10の制御部110は、上述の図17で説明した状態表示処理を実行する。
【0149】
その後、管理者用端末12から評価入力フォームの要求データを受信すると(ステップS102)、ステップS103では、サーバ10の制御部110は、座席ID及び送信時刻から座席IDに対応するオペレータを特定する。具体的には、サーバ10の制御部110は、サーバ10の記憶部120に記憶するオペレータ特定テーブルをもとに座席ID、並びに使用開始日時及び使用終了日時からオペレータIDを特定する。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS104に移す。
【0150】
ステップS104では、サーバ10の制御部110は、オペレータの顔写真を選択する。具体的には、サーバ10の制御部110は、ステップS103で特定したオペレータを、オペレータIDをキーとして、サーバ10の記憶部120に記憶するオペレータテーブルから検索し、該当のオペレータの顔写真を抽出する。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS105に移す。
【0151】
ステップS105では、サーバ10の制御部110は、サーバ10の記憶部120に記憶する評価テーブルからオペレータの他の評価データを抽出する。具体的には、サーバ10の制御部110は、オペレータ特定テーブルで特定したオペレータIDのレコードを抽出する。そして、抽出したレコードを評価テーブルと結合し、対象のオペレータのレコードを評価テーブルより抽出する。そして更に、例えば、最新データや、本人の評価データを選択する。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS106に移す。
【0152】
ステップS106では、サーバ10の制御部110は、評価入力フォームデータを更新する。具体的には、サーバ10の記憶部120に予め記憶する評価入力フォームのデータに、ステップS104及びステップS105で選択・抽出したデータを挿入する。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS107に移す。
【0153】
ステップS107では、サーバ10の制御部110は、ステップS106で更新した評価入力フォームのデータを管理者用端末12に送信する。
【0154】
管理者用端末12から評価データが送信されると、サーバ10の制御部110は、評価データを受信する(ステップS108)。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS109に移す。
【0155】
ステップS109では、サーバ10の制御部110は、ステップS108で受信した評価データを、サーバ10の記憶部120に記憶する評価テーブルに記憶する。その後、サーバ10の制御部110は、本処理を終了する。
【0156】
次に、管理者用端末12での処理フローについて説明する。
【0157】
先ず、サーバ10からレイアウト画像データを受信すると(ステップS201)、ステップS202では、管理者用端末12の制御部110は、表示部140に受信したレイアウト画像データを画面に表示する。その後、管理者用端末12の制御部110は、ステップS203に処理を移す。
【0158】
ステップS203では、管理者用端末12の制御部110は、表示部140に表示されたレイアウト画像のうち一の座席画像22の操作の入力を、管理者用端末12の入力部130が受け付けたことに応じて、評価入力フォームの要求データをサーバ10に送信する。
【0159】
その後、管理者用端末12の制御部110は、評価入力フォームデータを受信すると(ステップS204)、ステップS205では、管理者用端末12の制御部110は、受信した評価入力フォームデータに基づき、評価入力フォーム画面を表示部140に表示する。その後、管理者用端末12の制御部110は、処理をステップS206に移す。
【0160】
ステップS206では、管理者用端末12の制御部110は、ステップS205で表示された評価入力フォームに評価が入力され、管理者用端末12の入力部130が送信操作の入力を受け付けることに応じて、評価データをサーバ10に送信する。その後、管理者用端末12の制御部110は、本処理を終了する。
【0161】
本処理により、一の座席画像22を指定するだけで、評価対象のオペレータの顔写真や以前に登録した他の評価を参照しながら評価を入力できる評価入力シートが表示されるので、評価を容易にすることができる可能性がある。
【0162】
また、評価データが登録されるため、この登録された評価データを用いることにより、オペレータのフィードバック評価に役立てることができる。
【0163】
[処理フロー3]
図19は、本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバ10での会話録音処理を示す処理フローである。
【0164】
先ずステップS21では、サーバ10の制御部110は、オペレータ用端末13から稼働する信号を受信したことに応じて会話録音を開始する。ここで、稼働する信号とは、オペレータが電話の受話器をとり、対応を開始した場合にオペレータ用端末13から送信される信号を指す。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS22に移す。
【0165】
ステップS22では、サーバ10の制御部110は、オペレータ用端末13から終了する信号を受信したことに応じて会話録音を終了する。ここで、終了する信号とは、オペレータが電話の受話器を置き、対応を終了した場合にオペレータ用端末13から送信される信号を指す。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS23に移す。
【0166】
ステップS23では、サーバ10の制御部110は、取得した録音データをオペレータ用端末13の座席ID及び録音開始時間と共にサーバ10の記憶部120に記憶する録音データテーブルに記憶する。その後、サーバ10の制御部110は、本処理を終了する。
【0167】
[処理フロー4]
図20は、本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバ10及び管理者用端末12での録音データ再生処理を示す処理フローである。最初にサーバ10での処理フローを説明し、次に管理者用端末12での処理フローを説明する。
【0168】
先ず、ステップS111では、サーバ10の制御部110は、上述の図17で説明した状態表示処理を実行する。
【0169】
その後、管理者用端末12から録音データの要求データを受信すると(ステップS112)、ステップS113では、サーバ10の制御部110は、録音データの要求データに含まれる座席ID及び対象日時に基づきサーバ10の記憶部120に記憶する録音データテーブルを検索する。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS114に移す。
【0170】
ステップS114では、サーバ10の制御部110は、ステップS113で検索した結果データを管理者用端末12に送信する。
【0171】
その後、管理者用端末12から録音データの再生要求を受信すると(ステップS115)、ステップS116では、サーバ10の制御部110は、録音データの再生要求に含まれる座席ID及び対象日時に基づきサーバ10の記憶部120に記憶する該当の録音データを録音テーブルから抽出し、管理者用端末12に送信する。その後、サーバ10の制御部110は、本処理を終了する。
【0172】
次に、管理者用端末12での処理フローについて説明する。
【0173】
先ず、サーバ10からレイアウト画像データを受信すると(ステップS211)、ステップS212では、管理者用端末12の制御部110は、受信したレイアウト画像データに基づき、レイアウト画像の画面を、表示部140に表示する。その後、管理者用端末12の制御部110は、ステップS213に処理を移す。
【0174】
ステップS213では、管理者用端末12の制御部110は、表示部140に表示されたレイアウト画像のうち一の座席画像22の操作の入力を、管理者用端末12の入力部130が受け付けたことに応じて、録音データの要求データをサーバ10に送信する。録音データの要求データとは、少なくとも座席画像22の座席IDと、対象日時とを含むデータである。
【0175】
その後、管理者用端末12の制御部110は、検索結果データを受信すると(ステップS214)、ステップS215では、管理者用端末12の制御部110は、図15に示す検索結果画面を管理者用端末12の表示部140に表示する。その後、管理者用端末12の制御部110は、処理をステップS216に移す。
【0176】
ステップS216では、管理者用端末12の制御部110は、録音データ再生要求をサーバ10に送信する。具体的には図15に示す画面の対象録音日時の録音データを聞きたい場合に、対象の録音開始時間を反転させ、再生ボタン42を押下することにより、録音データ再生要求がサーバ10に送信される。
【0177】
その後、管理者用端末12の制御部110は、録音データを受信すると(ステップS217)、ステップS218では、受信した録音データを再生する。
【0178】
なお、本実施例では、録音データを管理者用端末12にダウンロードする形で聴くファイル形式のデータがサーバ10の記憶部120に記憶する録音データテーブルに記憶されているが、音声を聴くためのあらゆる手段を用いてよい。例えば、ストリーミング形式で録音データを受信しながら再生することにより、会話内容を聴くようにしてもよい。その後、管理者用端末12の制御部110は、本処理を終了する。
【0179】
このように、管理者は、管理者用端末12の表示部140に表示されたレイアウト画像から、一の座席画像22を選択することにより、サーバ10の記憶部120に記憶されたオペレータの通話内容を含む会話データを得ることができる。従って、容易かつ適切に会話データを得ることができるため、オペレータのコーチングに役立てることができる可能性がある。
【0180】
[処理フロー5]
最後に、図21は、本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバ10での報知処理を示す処理フローである。本処理は、サーバ10により、例えば1分おき等定期的に行われる。
【0181】
先ずステップS31では、サーバ10の制御部110は、サーバ10の記憶部120に記憶する稼働状況テーブルから稼働状況が「準備完了」のレコードを抽出する。具体的には、稼働状況テーブルのステータスが「2」であるレコードを抽出する。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS32に移す。
【0182】
ステップS32では、サーバ10の制御部110は、ステップS31で抽出したレコードの座席IDに基づき業務識別コードを紐つける。具体的には、サーバ10の記憶部120に記憶するレイアウトテーブルを用いて、最新のレイアウトデータの座席IDに関連づけて記憶されている業務識別コードを抽出し、稼働状況レコードと紐つけする。より具体的には、図9に示すようなサーバ10の記憶部120に記憶する準備完了オペレータ数テーブルを作成してもよい。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS33に移す。
【0183】
ステップS33では、サーバ10の制御部110は、ステップS32で抽出されたレコードが業務識別コード毎に所定数以下か否かを判断する。所定数以下である場合(ステップS33の処理でYESが判断される場合)には、サーバ10の制御部110は、処理をステップS34に移す。他方、所定数より上の場合(ステップS33の処理でNOが判断される場合)には、サーバ10の制御部110は、本処理を終了する。
【0184】
ステップS34では、サーバ10の制御部110は、報知データを作成する。具体的には、図16に示す画面を表示させるためのデータを作成する。その後、サーバ10の制御部110は、処理をステップS35に移す。
【0185】
ステップS35では、サーバ10の制御部110は、ステップS34で作成した報知データをオペレータ用端末13に送信する。その後、サーバ10の制御部110は、本処理を終了する。
【0186】
このように、オペレータは、報知内容と、準備完了オペレータ数が記載されている報知表示を見ることができ、現在受け付けている通話を早めに切り上げる等の、迅速な対応を行う契機となり得る。
【0187】
ここまで説明した処理は、サーバ10及び管理者用端末12それぞれの記憶部120に記憶したプログラムを読み出すことにより行う。ここで、管理者用端末12で実行されるプログラムは、予め管理者用端末12の記憶部120に記憶することとしてもよいが、例えば、従来のWebアプリケーション技術等により、管理者用端末12がサーバ10にアクセスすることによりサーバ10から受信するように構成してもよい。
【0188】
このことによれば、本発明に係る専用のプログラムはサーバ10に記憶されるため、管理者用端末12は、Webブラウザ等を含む一般的なコンピュータ端末であってよい。従って、管理者用端末12の交換等を容易に行うことができる。
【0189】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0190】
【図1】本発明の好適な実施形態の一例に係るシステムを含む全体構成を示す図である。
【図2】本発明の好適な実施形態の一例に係るシステムを構成するコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバの記憶部に記憶されるオペレータ特定テーブルを示す図である。
【図4】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバの記憶部に記憶される稼働状況テーブルを示す図である。
【図5】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバの記憶部に記憶されるレイアウトテーブルを示す図である。
【図6】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバの記憶部に記憶されるオペレータテーブルを示す図である。
【図7】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバの記憶部に記憶される評価テーブルを示す図である。
【図8】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバの記憶部に記憶される録音データテーブルを示す図である。
【図9】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバの記憶部に記憶される準備完了オペレータ数テーブルを示す図である。
【図10】本発明の好適な実施形態の一例に係る管理者用端末における状態監視の画面表示例を示す図である。
【図11】本発明の好適な実施形態の一例に係る管理者用端末における評価入力フォームの画面表示例を示す図である。
【図12】本発明の好適な実施形態の一例に係る管理者用端末における評価入力フォームの画面表示例を示す図である。
【図13】本発明の好適な実施形態の一例に係る管理者用端末における評価入力フォームの画面表示例を示す図である。
【図14】本発明の好適な実施形態の一例に係る管理者用端末における過去の座席レイアウトを表示させる画面表示例を示す図である。
【図15】本発明の好適な実施形態の一例に係る管理者用端末における過去の録音データの一覧を出力した画面表示例を示す図である。
【図16】本発明の好適な実施形態の一例に係るオペレータ用端末における報知画面の表示例を示す図である。
【図17】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバでの状態表示処理を示す処理フローである。
【図18】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバ及び管理者用端末での評価登録処理を示す処理フローである。
【図19】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバでの会話録音処理を示す処理フローである。
【図20】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバ及び管理者用端末での録音データ再生処理を示す処理フローである。
【図21】本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバでの報知処理を示す処理フローである。
【符号の説明】
【0191】
1 システム
10 サーバ
12 管理者用端末
13 オペレータ用端末
19 電話機
22 座席画像
110 制御部
120 記憶部
130 入力部
140 表示部
150 通信インタフェース部
160 バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンタクトセンタにおいて、通信回線を介して電話機の機能を有するオペレータ用端末、及び表示部を備えた管理者用端末と接続されるサーバであって、
前記オペレータ用端末を一意に示す座席IDと、前記オペレータ用端末を操作するオペレータを識別するオペレータIDと、を関連付けて時刻単位で前記オペレータ用端末を操作するオペレータを特定可能なデータを記憶するオペレータ特定テーブル、及び前記座席IDに基づき前記オペレータ用端末の配置場所を示すレイアウトデータを記憶したレイアウトテーブルを記憶部に有し、
前記オペレータ用端末から送信される前記オペレータ用端末の稼働状況を示す稼働状況データを、前記座席IDと共に受信する手段と、
前記レイアウトテーブルから前記レイアウトデータを読み出す手段と、
読み出した前記レイアウトデータから前記座席IDに基づいて、受信した前記稼働状況データの種類に応じて異なる稼働状況を表す座席レイアウトの画像を表示する表示データを生成し、前記管理者用端末に送信する手段と、を備えるサーバ。
【請求項2】
前記管理者用端末が前記管理者用端末の表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて前記管理者用端末の表示部に表示する評価入力フォームに、管理者から入力された前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価データを、前記一のオペレータ用端末を示す前記座席IDと共に前記管理者用端末から受信する手段と、
受信した前記評価データを、受信した前記座席IDに関連づけて前記記憶部に記憶する手段と、を更に備える、請求項1記載のサーバ。
【請求項3】
前記管理者用端末が、前記管理者用端末の表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて送信した、前記一のオペレータ用端末を示す座席IDに基づき、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価データを入力する評価入力フォームのデータを前記管理者用端末に送信する手段と、
前記評価入力フォームのデータを前記管理者用端末が受信したことに応じて前記管理者用端末の表示部に表示された前記評価入力フォームに管理者から入力された前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価データを、前記一のオペレータ用端末を示す前記座席IDと共に前記管理者用端末から受信する手段と、
受信した前記評価データを、受信した前記座席IDに関連づけて前記記憶部に記憶する手段と、を更に備える、請求項1記載のサーバ。
【請求項4】
前記評価入力フォームのデータを送信する手段は、予め前記座席IDに関連付けて前記記憶部に記憶した、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの他の評価データと共に、前記評価入力フォームのデータを前記管理者用端末に送信する、請求項3記載のサーバ。
【請求項5】
前記評価入力フォームのデータを送信する手段は、前記座席IDに基づき前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの画像データと共に、前記評価入力フォームのデータを前記管理者用端末に送信する、請求項3又は4記載のサーバ。
【請求項6】
前記評価入力フォームのデータは、予め定められた入力項目の選択を受け付けることにより入力可能に構成されたデータである、請求項3乃至5記載のサーバ。
【請求項7】
前記稼働状況データの種類は、前記オペレータ用端末が少なくとも稼働しているか否かを判別する種類を有する、請求項1乃至6記載のサーバ。
【請求項8】
前記オペレータ用端末が前記オペレータからの操作を受け付けたことに応じて前記オペレータ用端末から送信される前記稼働状況データを受信する、請求項1乃至7記載のサーバ。
【請求項9】
所定の時間内に前記オペレータ用端末が前記オペレータからの操作を受け付けないことを条件として前記オペレータ用端末から送信される前記稼働状況データを受信する、請求項1乃至7記載のサーバ。
【請求項10】
前記オペレータ用端末から受信した、前記座席IDが示すオペレータ用端末を操作するオペレータの通話内容を含む会話データを、受信した前記座席IDに関連づけて前記記憶部に記憶する手段と、
前記管理者用端末が、前記管理者用端末の表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて送信した、前記一のオペレータ用端末を示す座席IDに基づき、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの前記会話データを前記記憶部から抽出し、前記管理者用端末に送信する手段と、を更に備える、請求項1乃至9記載のサーバ。
【請求項11】
前記レイアウトテーブルは、時刻単位で前記座席IDに基づいて対応する業務を示す業務識別データを更に有し、
前記記憶部に記憶した前記レイアウトテーブルを用いて、前記業務識別データの種類毎に、コールが受け入れ可能であることを示す種類の前記稼働状況データの数が所定の数値以下となったことに応じて、その旨を報知する報知データを前記オペレータ用端末に送信する手段を更に備える、請求項1乃至10に記載のサーバ。
【請求項12】
前記報知データを送信する手段は、前記コールが受け入れ可能であるオペレータの数を示す準備完了オペレータ数のデータを、前記報知データと共に前記オペレータ用端末に送信する、請求項11記載のサーバ。
【請求項13】
コンタクトセンタにおいて、電話機の機能を有するオペレータ用端末と通信可能に接続されたサーバと、通信回線を介して接続された、表示部を有する管理者用端末であって、
前記サーバから送信された、前記オペレータ用端末の稼働状況を示す稼働状況データの種類に応じて異なる稼働状況を表す座席レイアウトの画像を表示する表示データを受信する手段と、
受信した前記表示データに基づき前記座席レイアウトの画像を前記表示部に表示する手段と、を備える管理者用端末。
【請求項14】
前記表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価を入力する評価入力フォームを前記表示部に表示する手段と、
前記管理者用端末を操作する管理者による前記オペレータの評価の入力を受け付ける手段と、
前記一のオペレータ用端末を示す座席IDと共に、受け付けた前記オペレータの評価を示す評価データを前記サーバに送信する手段と、を更に備える、請求項13記載の管理者用端末。
【請求項15】
前記表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの評価を入力する評価入力フォームの要求データを前記一のオペレータ用端末を示す座席IDと共に送信する手段と、
前記サーバから送信された前記評価入力フォームのデータを受信する手段と、
受信した前記評価入力フォームのデータに基づき前記評価入力フォームを表示部に表示する手段と、
前記管理者用端末を操作する管理者による前記オペレータの評価の入力を受け付ける手段と、
前記一のオペレータ用端末を示す座席IDと共に、受け付けた前記オペレータの評価を示す評価データを前記サーバに送信する手段と、を更に備える、請求項13記載の管理者用端末。
【請求項16】
前記評価入力フォームのデータを受信する手段は、予め前記座席IDに関連付けて前記サーバの記憶部に記憶した、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの他の評価データと共に、前記評価入力フォームのデータを前記サーバから受信する、請求項15記載の管理者用端末。
【請求項17】
前記評価入力フォームのデータを受信する手段は、前記座席IDに基づき前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの画像データと共に、前記評価入力フォームのデータを前記サーバから受信する、請求項15記載の管理者用端末。
【請求項18】
前記評価入力フォームは、予め定められた入力項目の選択を受け付けることにより入力可能に構成される、請求項14乃至17記載の管理者用端末。
【請求項19】
前記評価入力フォームは、前記表示部に表示された前記オペレータ用端末を操作するオペレータの状態を座席レイアウトの画像で表示する画面とは異なる画面として前記表示部に表示される、請求項14乃至18記載の管理者用端末。
【請求項20】
前記表示部に前記座席レイアウトの画像として表示された前記オペレータ用端末のうち一のオペレータ用端末の選択を時刻の指定と共に受け付けたことに応じて、前記一のオペレータ用端末を操作するオペレータの通話内容を含む会話データの要求データを、前記一のオペレータ用端末を示す座席IDと共に送信する手段と、
送信した前記要求データに基づき前記サーバで抽出した前記会話データを、前記サーバから受信する手段と、を更に備える請求項13乃至19記載の管理者用端末。
【請求項21】
コンタクトセンタにおいて、電話機の機能を有するオペレータ用端末、表示部を備えた管理者用端末、並びに前記オペレータ用端末及び前記管理者用端末と通信回線を介して接続されたサーバ、を備えるシステムであって、
前記サーバは、前記オペレータ用端末を一意に示す座席IDと、前記オペレータ用端末を操作するオペレータを識別するオペレータIDと、を関連付けて時刻単位で前記オペレータ用端末を操作するオペレータを特定可能なデータを記憶するオペレータ特定テーブル、及び前記座席IDに基づき前記オペレータ用端末の配置場所を示すレイアウトデータを記憶したレイアウトテーブルを記憶部に有し、
前記オペレータ用端末が、前記オペレータ用端末の稼働状況を示す稼働状況データを、前記座席IDと共に前記サーバに送信する手段と、
前記サーバが、前記稼働状況データを受信する手段と、
前記サーバが、前記レイアウトテーブルから前記レイアウトデータを読み出す手段と、
前記サーバが、読み出した前記レイアウトデータから前記座席IDに基づいて、受信した前記稼働状況データの種類に応じて異なる稼働状況を表す座席レイアウトの画像を表示する表示データを生成し、前記管理者用端末に送信する手段と、
前記管理者用端末が、前記表示データを受信する手段と、
前記管理者用端末が、前記表示データに基づき前記座席レイアウトの画像を前記表示部に表示する手段と、を備えるシステム。
【請求項22】
コンタクトセンタにおいて、通信回線を介して電話機の機能を有するオペレータ用端末、及び表示部を備えた管理者用端末と接続されたコンピュータによる方法であって、
前記コンピュータは、前記オペレータ用端末を一意に示す座席IDと、前記オペレータ用端末を操作するオペレータを識別するオペレータIDと、を関連付けて時刻単位で前記オペレータ用端末を操作するオペレータを特定可能なデータを記憶するオペレータ特定テーブル、及び前記座席IDに基づき前記オペレータ用端末の配置場所を示すレイアウトデータを記憶したレイアウトテーブルを記憶部に有し、
前記コンピュータが、前記オペレータ用端末から送信される前記オペレータ用端末の稼働状況を示す稼働状況データを、前記座席IDと共に受信するステップと、
前記コンピュータが、前記レイアウトテーブルから前記レイアウトデータを読み出すステップと、
前記コンピュータが、読み出した前記レイアウトデータから前記座席IDに基づいて、受信した前記稼働状況データの種類に応じて異なる稼働状況を表す座席レイアウトの画像を表示する表示データを生成し、前記管理者用端末に送信するステップと、を含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2008−187409(P2008−187409A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−18573(P2007−18573)
【出願日】平成19年1月29日(2007.1.29)
【出願人】(505391285)ピーアンドダブリューソリューションズ株式会社 (17)
【Fターム(参考)】