説明

座席

【課題】 クッションフレームに張設した複数本のSバネによりシートクッションを支持する構成の座席に於いて、着座開始初期にシートクッション側から加わる反作用を和らげて、着座開始から着座完了までのクッション感を良好にするとともに、着座後のクッションン間を良好にする
【解決手段】 それぞれの一端部をクッションフレームの前枠体FFに係止し且つ他端部を後枠体RFに係止することにより複数本のSバネSC,SR,SLを並べて張設し、所定の着座区画に画定されるシートクッション10を弾性的に支持して成る座席。並べて張設した複数本のSバネSC,SR,SLの中で中央部に位置するSバネSCの高さを、その両外側に位置するSバネSR,SLの高さより高く設定して成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クッションフレームの前枠体と後枠体に架け渡すようにして並べて張設した複数本のSバネにより、所定の着座区画に画定されるシートクッションを弾性的に支持して成る座席に関する。
本発明の座席は、例えば、電車や自動車等の車両に搭載され得る。
【背景技術】
【0002】
鋼線を波形に曲げてなる複数本のSバネを前後方向に並べてクッションフレームに張設し、その上にシートクッションを載置して支持するようにした座席が提供されている。ここで、前後方向とは、着座者を基準として定義したものであり、以下、同様とする。
Sバネを用いることによりシートクッションの厚みを薄くできるため、例えば、電車の座席等のように、軽量化が要請される用途に多く用いられている。
なお、Sバネを座席に用いることについては、特許文献1に示されている。
【特許文献1】特開2006−280432号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
クッションフレームに張設した複数本のSバネによりシートクッションを支持する座席では、各Sバネを均等に配列して、座席全域でのクッション感を均一化している。しかるに、人が着座動作を開始する初期時点では、尻の一部のみがシートクッション表面に触れて当該部位のみにシートクッション側からの反作用が加わる。このため、柔らかなクッション感を得られず、硬い感じを受けてしまうという問題がある。
【0004】
本発明は、クッションフレームに張設した複数本のSバネによりシートクッションを支持する構成の座席に於いて、着座開始初期にシートクッション側から加わる反作用を和らげて、着座開始から着座完了までのクッション感を良好にするとともに、着座後のクッションン感を良好にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、下記[1]〜[3]のように構成される。なお、下記で付した符号は理解を容易化するためであり、本発明を符号で示す構成に限定する趣旨ではない。
【0006】
[1]構成1:
それぞれの一端部をクッションフレームの前枠体FFに係止し且つそれぞれの他端部をクッションフレームの後枠体RFに係止することにより複数本のSバネSC,SR,SLを並べて張設し、所定の着座区画に画定されるシートクッション10を前記複数本のSバネSC,SR,SLにより弾性的に支持して成る座席であって、
前記並べて張設した複数本のSバネSC,SR,SLの中で中央部に位置するSバネSCの高さを、その両外側に位置するSバネSR,SLの高さより高く設定して成ることを特徴とする座席。
ここで、「高い」とは相対的な関係である。したがって、
「前記並べて張設した複数本のSバネSC,SR,SLの中で中央部の両外側に位置するSバネSR,SLの高さを、中央部に位置するSバネSCの高さより低く設定して成る」
と言い換えてもよい。
また、Sバネとしては、鋼線をS字の繰り返し形状に曲げて成るSバネSC,SR,SL(図1(a)参照)に限定されず、鋼線を矩形の繰り返し形状に曲げて成るSバネSSC,SSR,SSL(図1(b)参照,フォームドワイヤと呼ばれることもある)であってもよい。
Sバネを張設する方向は、一端部を前枠体FFに係止し且つ他端部を後枠体RFに係止するため、着座者を基準として見た場合での前後方向となる。
【0007】
[2]構成2:
それぞれの一端部をクッションフレームの前枠体FFに係止し且つそれぞれの他端部をクッションフレームの後枠体RFに係止することにより複数本のSバネSC,SR,SLを並べて張設し、所定の着座区画に画定されるシートクッション10を前記複数本のSバネSC,SR,SLにより弾性的に支持して成る座席であって、
前記並べて張設した複数本のSバネSC,SR,SLの中で中央部に位置するSバネSCの前記後枠体RF側に於ける係止高さを、その両外側に位置するSバネSR,SLの係止高さより高く設定して成ることを特徴とする座席。
ここで、「高い」とは相対的な関係である。したがって、
「前記並べて張設した複数本のSバネSC,SR,SLの中で中央部の両外側に位置するSバネSR,SLの前記後枠体RF側に於ける係止高さを、中央部に位置するSバネSCの係止高さより低く設定して成る」
と言い換えてもよい。
【0008】
[3]構成3:
それぞれの一端部をクッションフレームの前枠体FFに係止し且つそれぞれの他端部をクッションフレームの後枠体RFに係止することにより5本以上のSバネSC,SR,SL,SR1,SL1を並べて張設し、所定の着座区画に画定されるシートクッション10を前記5本以上のSバネSC,SR,SL,SR1,SL1により弾性的に支持して成る座席であって、
前記並べて張設した5本以上のSバネSC,SR,SL,SR1,SL1の中で中央部に位置するSバネSCの高さを最も高く設定し、その両外側に位置するSバネSR・SL,SR1・SL1の高さを、外側へいくにつれて順に低く設定して成ることを特徴とする座席。
ここで、「高い」とは相対的な関係である。したがって、
「前記並べて張設した5本以上のSバネSC,SR,SL,SR1,SL1の中で最も外側に位置するSバネSR1・SL1の前記後枠体RF側に於ける係止高さを最も低く設定し、その内側に位置するSバネSR・SL,SCの係止高さを、内側へいくにつれて順に高く設定して成る」
と言い換えてもよい。
【0009】
上述したように、着座開始時のタッチ感をよりソフトにして着座開始時から着座完了に至るまでのタッチ感を良好にする手法としては、
(a)中央部に位置するSバネの高さをその両側に位置するSバネより高く設定する前記構成1の手法の他に、例えば、
(b)中央部に位置するSバネの後枠体側に於ける係止高さを、その両外側に位置するSバネの後枠体側に於ける係止高さより高く設定する前記構成2手法;
(c)中央部に位置するSバネの高さを最も高く設定し、その両外側に位置するSバネの高さを、外側へいくにつれて順に低く設定する前記構成3の手法;
を挙げることができる。
【発明の効果】
【0010】
構成1の座席は、それぞれの一端部をクッションフレームの前枠体FFに係止し且つそれぞれの他端部をクッションフレームの後枠体RFに係止することにより複数本のSバネSC,SR,SLを並べて張設し、所定の着座区画に画定されるシートクッション10を前記複数本のSバネSC,SR,SLにより弾性的に支持して成る座席であって、前記並べて張設した複数本のSバネSC,SR,SLの中で中央部に位置するSバネSCの高さを、その両外側に位置するSバネSR,SLの高さより高く設定して成ることを特徴とする座席であるため、着座開始初期にシートクッション側から加わる反作用を和らげて柔らかなクッション感となり、着座開始から着座完了までのクッション感を良好にすることができるとともに、着座後のクッションン感を良好にすることができる。
【0011】
構成2の座席は、それぞれの一端部をクッションフレームの前枠体FFに係止し且つそれぞれの他端部をクッションフレームの後枠体RFに係止することにより複数本のSバネSC,SR,SLを並べて張設し、所定の着座区画に画定されるシートクッション10を前記複数本のSバネSC,SR,SLにより弾性的に支持して成る座席であって、前記並べて張設した複数本のSバネSC,SR,SLの中で中央部に位置するSバネSCの前記後枠体RF側に於ける係止高さを、その両外側に位置するSバネSR,SLの係止高さより高く設定して成ることを特徴とする座席であるため、後枠体RF側での係止高さを調整するという比較的簡単な改変により、着座開始初期にシートクッション側から加わる反作用を和らげて柔らかなクッション感となり、着座開始から着座完了までのクッション感を良好にすることができるとともに、着座後のクッションン感を良好にすることができる。
【0012】
構成3の座席は、それぞれの一端部をクッションフレームの前枠体FFに係止し且つそれぞれの他端部をクッションフレームの後枠体RFに係止することにより5本以上のSバネSC,SR,SL,SR1,SL1を並べて張設し、所定の着座区画に画定されるシートクッション10を前記5本以上のSバネSC,SR,SL,SR1,SL1により弾性的に支持して成る座席であって、前記並べて張設した5本以上のSバネSC,SR,SL,SR1,SL1の中で中央部に位置するSバネSCの高さを最も高く設定し、その両外側に位置するSバネSR・SL,SR1・SL1の高さを、外側へいくにつれて順に低く設定して成ることを特徴とする座席であるため、着座開始初期にシートクッション側から加わる反作用を和らげて柔らかなクッション感となり、そこから徐々に反作用が強まっていくことで、着座開始から着座完了までのクッション感を更に良好にすることができるとともに、着座後のクッションン感を更に良好にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図面を参照して本発明を具体的に説明する。
図1は実施の形態の座席を上方から見た模式図であり、(a)は通常のSバネを用いた場合、(b)はコーナー部を角張らせたSバネを用いた場合を示す。図2(a)は図1内に矢視Bで示す方向から見た側面図、(b)は実施の形態のシートクッション10の裏面側を示す斜視図である。図3(a)は実施の形態のシートクッション10の正面図、(b)は(a)内A−A視断面図である。図4は実施の形態の座席の体圧分布の測定結果であり、(a)は着座開始時、(b)は着座完了時を示す。図5は従来の座席の体圧分布の測定結果であり、(a)は着座開始時、(b)は着座完了時を示す。図6(a)は実施の形態の車両用座席(7席を一連とした例)の外観を示す斜視図であり、(b)は従来の座席の分解状態の側面図である。図7は後枠体RFに各Sバネを取り付ける高さを例示する説明図である。
【0014】
図6(a)に例示するように、実施の形態の車両用座席は、それぞれがシートバック20とシートクッション10を備えた複数個(図6(a)では7個,図1では3個)の座席を横一列に連ねて成る。シートバック20やシートクッション10では当該複数個の席が一体化されており、それぞれ、前枠体FF(図1等参照)と後枠体RF(図1等参照)と横枠体SF(図1等参照)を備えたクッションフレームによって支持されている。このクッションフレームには、複数本のSバネSC,SR,SL等(図1等参照)が前後方向に並べて張設されており、これにより、シートクッション10は下面側から弾性的に支持されている。また、クッションフレームの左右の端部は、側部支持体30,30を介して、電車の車体(不図示)により支持されている。
【0015】
Sバネと着座区画の関係を、図1を参照して説明する。
図1に例示する車両用座席は、各々が前述の図6(a)と同様の座席3個を、横一列に連ねたものである。各座席は、図内にR四角形(2点鎖線)で示した所定の着座区画によって画定されている。この着座区画は、例えば、シートクッション10内の各座席分の境界に若干の段差を設けたり、色分けしたり、等することにより区分することができる。例えば、図3(a)に示す例では、10aで示す区分溝を設けている。
【0016】
図1では、各着座区画内に、それぞれ3本のSバネが、着座者から見た場合の前後方向に張設されている。即ち、中央部にSバネSCが張設されており、その両側に、所定間隔を空けて、SバネSR,SLが、張設されている。なお、各SバネSC,SR,SLは、全て同じ弾性を有している。
このようにSバネSC,SR,SLを張設したクッションフレーム上に、図2(a)の如くシートクッション10を載置する。これにより、シートクッション10は、下面側から弾力的に支持される。
【0017】
本発明の実施の形態では、中央部のSバネSCの高さを、その両側のSバネSR,SLの高さよりも、高く設定している。言い換えれば、外側のSバネSR,SLの高さを、中央部のSバネSCの高さよりも、低く設定している。
例えば、図2(a)や図7(a)に示す例では、SバネSC,SR,SLの前側の端部についてはそれぞれ前枠体FFの同一高さに設けた係止部材51,51,51に係止して高さを揃えているが、後側の端部については、中央部のSバネSCは後枠体RFの相対的に高い位置に設けた係止部材55に係止し、外側のSバネSR,SLは後枠体RFの相対的に低い位置に設けた係止部材56,56に係止しており、これにより、中央部のSバネSCの後部寄りを相対的に高く設定するとともに、外側のSバネSR,SLの後部寄りを相対的に低く設定している。
【0018】
このように中央部のSバネSCの後部寄りを高く設定しているため、図2(b)に示すように、シートクッション10の底面側に前後方向の凹溝10cを設け、この凹溝10c内に中央部のSバネを位置させている。図3(b)は、この凹溝10cの部分で切った断面図である。
【0019】
中央部のSバネSCを相対的に高く設定し、外側のSバネSR,SLを相対的に低く設定することによる効果を、図4と図5を参照して説明する。
図4と図5はそれぞれ実施の形態と従来の座席の体圧分布の測定結果であり、(a)は着座開始時、(b)は着座完了時を示す。なお、従来の座席とは、図6(b)に示すように、中央部のSバネSCの高さと外側のSバネSR,SLの高さを揃えたこと以外は、図2(a)等に示す実施の形態の座席と同じ構成を備えた座席である。
【0020】
図4(a)に示すように、実施の形態の座席では、着座開始時の体圧分布が全体的に拡がっており、広い面積で圧力を受けている。このため、臀部の一部のみに圧力が集中することがない。また、座席後部寄りでは左右の体圧分布が幅広く繋がっており、臀部の左右のみならず臀部の中央をも支えていることが分かる。
これに対して、従来の座席では、図5(a)に示すように、着座開始時の体圧分布が全体的に集まっており、狭い面積で圧力を受けている。このため、臀部の一部のみに圧力が集中し易くなっている。また、座席後部寄りでは左右の体圧分布がほとんど分断されており、臀部の左右に圧力が集中していることが分かる。
【0021】
図4(b)に示すように、実施の形態の座席では、着座完了時の体圧分布が着座開始時と略同様に全体的に拡がっており、広い面積で圧力を受けている。このため、着座開始から完了に至るまでの間、臀部の一部のみに圧力が集中することがなく、継続して良好なタッチ感を得られる。また、座席後部寄りでは、左右の体圧分布が着座開始時と同様に幅広く繋がっており、着座開始から完了に至るまでの間、臀部の左右のみならず臀部の中央をも同様のタッチ感で支えていることが分かる。
これに対して、従来の座席では、図5(b)に示すように、着座完了時の体圧分布が着座開始時よりも更に全体的に集まっており、狭い面積で圧力を受けている。このため、臀部の一部のみに圧力が更に集中し易くなっている。
【0022】
このように、本実施の形態の座席によると、着座開始から着座完了に至るまでの間、臀部の一部にのみ圧力が集中することがなく、持続的に良好なタッチ間を得られる。
【0023】
上記では通常のSバネについて説明したが、図1(b)のような各コーナー部が角形もしくは丸角形のSバネ(一般に「フォームドワイヤ」と呼ばれている)を用いた場合も同様の効果を得ることができる。
【0024】
また、上記では、
(イ)中央部に位置するSバネの後枠体側に於ける係止高さを、その両外側に位置するSバネの後枠体側に於ける係止高さより高く設定する手法;
によって前述の作用効果を得ているが、本発明は、後枠体側に於ける係止高さを調整する手法に限定されない。要は、中央部に位置するSバネの高さを、その両側に位置するSバネより高く設定できればよい。
【0025】
また、上記では、3本のSバネを用いる例を説明しているが、本発明は、3本のSバネを用いる場合に限定されない。
図7(b)〜(d)に、本発明の他の例を示す。
図7(b)は6本のSバネを2本づつ組にして用いた例、(c)は6本のSバネを2本づつ組にして用いるとともに、Sバネの高さを外側へいくにつれて順に低くなるように3段階に設定した例、(d)は7本のSバネを用い、Sバネの高さを外側へいくにつれて順に低くなるように4段階に設定した例である。
なお、これらは例示であり、本発明は、このような例に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】実施の形態の座席を上方から見た模式図であり、(a)は通常のSバネを用いた場合、(b)はコーナー部を角張らせたSバネを用いた場合を示す。
【図2】(a)は図1内に矢視Bで示す方向から見た側面図、(b)は実施の形態のシートクッション10の裏面側を示す斜視図である。
【図3】(a)は実施の形態のシートクッション10の正面図、(b)は(a)内A−A視断面図である。
【図4】実施の形態の座席の体圧分布の測定結果であり、(a)は着座開始時、(b)は着座完了時を示す。
【図5】従来の座席の体圧分布の測定結果であり、(a)は着座開始時、(b)は着座完了時を示す。
【図6】(a)は実施の形態の車両用座席(7席を一連とした例)の外観を示す斜視図であり、(b)は従来の座席の分解状態の側面図である。
【図7】後枠体RFに各Sバネを取り付ける高さを例示する説明図である。
【符号の説明】
【0027】
10 シートクッション
100 従来の座席のシートクッション
10a 区分溝
10b 底面
10c 凹溝
20 シートバック
30 側部支持体
51 前枠体FFの係止部材
55 後枠体RFの高い位置の係止部材
56 後枠体RFの低い位置の係止部材
SC Sバネ(中央部)
SR,SR1,SR2 Sバネ(右側部)
SL,SL1,SL2 Sバネ(左側部)
SP Sバネ(座席境界部)
SSC Sバネ(中央部)
SSR Sバネ(右側部)
SSL Sバネ(左側部)
P 中央部のSバネの係止位置
FF 前枠体
RF 後枠体
SF 横枠体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれの一端部をクッションフレームの前枠体に係止し且つそれぞれの他端部をクッションフレームの後枠体に係止することにより複数本のSバネを並べて張設し、所定の着座区画に画定されるシートクッションを前記複数本のSバネにより弾性的に支持して成る座席であって、
前記並べて張設した複数本のSバネの中で中央部に位置するSバネの高さを、その両外側に位置するSバネの高さより高く設定して成ることを特徴とする座席。
【請求項2】
それぞれの一端部をクッションフレームの前枠体に係止し且つそれぞれの他端部をクッションフレームの後枠体に係止することにより複数本のSバネを並べて張設し、所定の着座区画に画定されるシートクッションを前記複数本のSバネにより弾性的に支持して成る座席であって、
前記並べて張設した複数本のSバネの中で中央部に位置するSバネの前記後枠体側に於ける係止高さを、その両外側に位置するSバネの係止高さより高く設定して成ることを特徴とする座席。
【請求項3】
それぞれの一端部をクッションフレームの前枠体に係止し且つそれぞれの他端部をクッションフレームの後枠体に係止することにより5本以上のSバネを並べて張設し、所定の着座区画に画定されるシートクッションを前記5本以上のSバネにより弾性的に支持して成る座席であって、
前記並べて張設した5本以上のSバネの中で中央部に位置するSバネの高さを最も高く設定し、その両外側に位置するSバネの高さを、外側へいくにつれて順に低く設定して成ることを特徴とする座席。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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