説明

建具、結露発生の判定方法及び結露発生の判定システム

【課題】結露の発生の発生箇所を高精度で特定する。
【解決手段】判定対象物(窓、床、天井、壁等の建具)2の表面に結露が生じているか否かの判定を行う結露発生の判定システム1であって、判定対象物2の表面に所定のパターンで設けられる撥水処理が施された撥水処理部と撥水処理が施されていない非撥水処理部とからなる結露検知部7と、該結露検知部7の画像情報を取得する撮像手段10と、該撮像手段10が取得した画像情報に基づいて前記結露検知部7に結露が生じているか否かの判定を行い、この判定結果に基づいた結露情報を出力する制御手段11とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建具(窓、床、天井、壁等)、結露発生の判定方法及び結露発生の判定システムに関し、特に、結露発生を遠隔から検知して結露発生の抑制対策を採るのに好適な建具、結露発生の判定方法及び結露発生の判定システムに関する。
【背景技術】
【0002】
建物の窓、床、天井、壁等の建具の表面に発生する結露は、腐食、カビ等の原因となるため、結露の発生箇所を早急に特定し、空調システムを作動させる等の対策を採ることにより、それ以上の結露の発生を抑制する必要がある。
【0003】
従来、結露の発生箇所を特定する方法として、建物の居住者が目視により発生箇所を特定する方法、温度検知器や漏水検知器等を用いて自動的に特定する方法等(例えば、特許文献1、2参照。)があり、建物の規模等に応じてこれらの何れかの方法が採用されている。
【特許文献1】実開平7−32558号公報
【特許文献2】特開平8−77474号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、目視により結露の発生箇所を特定する方法では、結露の発生箇所によっては特定が困難であったり、雨や雪による水滴なのか結露なのかの判別が困難であったり、窓にブラインドが掛かっている場合には、ブラインドの開閉状態によっては結露の発生の確認が困難になる等の問題がある。
【0005】
また、オフィスビル等の建物においては、結露の発生を目視した居住者がその情報を建物の管理者等に連絡し、管理者等が空調システムを作動させる等の対策を採ることにより、結露の発生を抑制しているため、連絡の遅れや管理者等の不在等によって対応が遅れることがある。
【0006】
さらに、温度検知器によって結露の発生箇所を特性する場合には、温度検知器の設置箇所の温度が方位等に左右されるため、結露の発生を高精度で検知することができず、誤検知により空調システムを作動させてしまうことが多々あり、無駄なエネルギーを消費してしまう。
【0007】
さらに、漏水検知器によって結露の発生を特定する場合には、漏水検知器が結露を検知するまでに時間がかかるため、結露発生の初期に空調システムを作動させることが困難になり、結露の発生による腐食、カビの発生等の問題を完全に解決することができない。
【0008】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、結露の発生箇所を高精度で、かつ結露の発生初期に特定することができ、それ以上の結露の発生を確実に抑制することができる建具、結露発生の判定方法及び結露発生の判定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記のような課題を解決するために、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、表面に、撥水処理が施された撥水処理部と撥水処理が施されていない非撥水処理部とからなる結露検知部が所定のパターンで設けられ、前記結露検知部の前記非撥水処理部のみに結露が生じるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明による建具によれば、建具の表面の結露検知部の非撥水処理部のみに結露が生じることになるので、結露の発生の際に、非撥水処理部の色彩が変化し、結露検知部に所定のパターンが浮き出ることになる。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の建具であって、前記非撥水処理部には、吸水することによって色彩が変化する吸水着色剤がコーティングされていることを特徴とする。
【0012】
本発明による建具によれば、非撥水処理部に結露が生じた場合に、非撥水処理部の色彩がより鮮明に変化することになる。
【0013】
請求項3に係る発明は、判定対象物の表面に所定のパターンで撥水処理を施すことにより、判定対象物の表面に撥水処理が施された撥水処理部と撥水処理が施されていない非撥水処理部とからなる結露検知部を設け、該結露検知部の撮影画像に基づいて、前記結露検知部に結露が生じているか否かの判定を行うことを特徴とする。
【0014】
本発明による結露発生の判定方法によれば、判定対象物の表面の結露検知部の非撥水処理部のみに結露が生じることになるので、結露の発生の際に、非撥水処理部の色彩が変化し、結露検知部に所定のパターンが浮き出ることになり、この所定のパターンの画像情報に基づいて、結露検知部に結露が生じているか否かの判定をすることができる。
【0015】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の結露発生の判定方法であって、前記非撥水処理部には、吸水することによって色彩が変化する吸水着色剤がコーティングされていることを特徴とする。
【0016】
本発明による結露発生の判定方法によれば、非撥水処理部に結露が生じた場合に、非撥水処理部の色彩がより鮮明に変化することになる。
【0017】
請求項5に係る発明は、判定対象物の表面に結露が生じているか否かの判定を行う結露発生の判定システムであって、前記判定対象物の表面に所定のパターンで設けられる撥水処理が施された撥水処理部と撥水処理が施されていない非撥水処理部とからなる結露検知部と、該結露検知部の画像情報を取得する撮像手段と、該撮像手段が取得した画像情報に基づいて前記結露検知部に結露が生じているか否かの判定を行い、この判定結果に基づいた結露情報を出力する制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0018】
本発明による結露発生の判定システムによれば、判定対象物の表面の結露検知部の非撥水処理部のみに結露が生じることになるので、結露の発生の際に、非撥水処理部の色彩が変化し、結露検知部に所定のパターンが浮き出ることになり、この所定のパターンを撮像手段によって画像情報として取得し、この撮像手段が取得した画像情報に基づいて制御手段により結露検知部に結露が生じているか否かの判定がなされ、判定結果に基づいた結露情報が出力されることになる。
【0019】
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の結露発生の判定システムであって、前記非撥水処理部には、吸水することによって色彩が変化する吸水着色剤がコーティングされていることを特徴とする。
【0020】
本発明による結露発生の判定システムによれば、非撥水処理部に結露が生じた場合に、非撥水処理部の色彩がより鮮明に変化することになる。
【発明の効果】
【0021】
以上、説明したように本発明の請求項1に記載の建具によれば、建具の表面の結露検知部の非撥水処理部のみに結露が生じることになるので、結露の発生の際に非撥水処理部の色彩が変化し、結露検知部に所定のパターンが浮き出ることになり、この所定のパターンが浮き出ているか否かを検知することにより、結露が生じているか否かの判定をすることができる。従って、建具の種類(窓、床、天井、壁等)や建具の部位(上部、下部、内面、外面等)に関わらずに結露の発生を確実に検知できるとともに、雨や雪等による水滴と誤認することなく結露の発生を確実に検知することができる。
【0022】
また、本発明の請求項2に記載の建具によれば、非撥水処理部に結露が生じた場合に、非撥水処理部の色彩がより鮮明に変化することになる。
【0023】
さらに、本発明の請求項3に記載の結露発生の判定方法によれば、判定対象物の表面の結露検知部の非撥水処理部のみに結露が生じることになるので、結露の発生の際に非撥水処理部の色彩が変化し、結露検知部に所定のパターンが浮き出ることになる。従って、判定対象物の表面の結露検知部を画像情報とし、この画像情報に基づくことにより結露検知部に結露が生じているか否かの判定を行うことができる。従って、判定対象物の種類(窓、床、天井、壁等の建具)や判定対象物の部位(上部、下部、内面、外面等)に関わらずに結露の発生を確実に検知できるとともに、雨や雪等による水滴と誤認することなく結露の発生を確実に検知することができるので、結露発生の初期に結露を抑制する対策を採ることができ、結露によって判定対象物が腐食したり、カビが発生したりするのを確実に防止できる。
【0024】
さらに、本発明の請求項4に記載の結露発生の判定方法によれば、非撥水処理部に結露が生じた場合に、非撥水処理部の色彩がより鮮明に変化することになる。
【0025】
さらに、本発明の請求項5に記載の結露発生の判定システムによれば、判定対象物の表面の結露検知部の非撥水処理部のみに結露が生じることになるので、結露の発生の際に非撥水処理部の色彩が変化し、結露検知部に所定のパターンが浮き出ることになる。従って、判定対象物の表面の結露検知部を画像情報として取得し、この取得した画像情報に基づいて制御手段によって結露検知部に結露が生じているか否かの判定がなされ、この判定結果に基づいた結露情報が出力されることになる。この結果、判定対象物の種類(窓、床、天井、壁等の建具)や判定対象物の部位(上部、下部、内面、外面等)に関わらずに結露の発生を確実に検知できるとともに、雨や雪等による水滴と誤認することなく結露の発生を確実に検知できるので、結露の発生の初期に結露を抑制する対策を採ることができ、判定対象物が腐食したり、カビが発生したりするのを確実に防止できる。
【0026】
さらに、本発明の請求項6に記載の結露発生の判定システムによれば、非撥水処理部に結露が生じた場合に、非撥水処理部の色彩がより鮮明に変化することになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、図面に示す本発明の一実施の形態について説明する。
図1には、本発明による結露発生の判定システムの一実施の形態が示されていて、この結露発生の判定システム1は、判定対象物である建物の窓、床、天井、壁等の建具2の表面に発生する結露を遠隔から検知し、結露発生の有無の情報に基づいて結露の発生を抑制する空調制御装置22等の作動を制御するものである。
【0028】
すなわち、この結露発生の判定システム1は、建具2の表面(外側面又は内側面)に設けられる結露検知部7と、結露検知部7の状態を画像情報として捉える撮像手段10と、撮像手段10が捉えた画像情報を処理し、結露検知部7に結露が生じている否かの判定を行い、この判定結果に基づいた結露情報を出力する制御手段11とを備えている。なお、本実施の形態においては、建具2として、外側ガラス3と、内側ガラス5と、両ガラス3、5間に設けられるブラインド6とからなるブラインド付き二重ガラス窓2を用いている。
【0029】
結露検知部7は、図2〜図6に示すように、ブラインド付き二重ガラス窓2の外側ガラス3の内側面4に設けられ、内側面4の全体に撥水処理が施されている撥水処理部8と撥水処理が施されていない非撥水処理部9とを所定のパターンで設けることによって構成したものである。
【0030】
撥水処理部8の撥水処理に使用される撥水剤としては、シリコーンコーティング剤、フッ素コーティング剤等のコーティング剤が挙げられる。但し、これらに限定することなく、所定の撥水性能が得られるものであればよい。
【0031】
結露検知部7のパターンとしては、図2に示すように、外側ガラス3の内側面4の中央部に撥水処理部8を矩形状に設け、その外側に撥水処理部8を囲むように非撥水処理部9を角環状に設けたパターン、図3に示すように、外側ガラス3の内側面4の全体に格子状に撥水処理部8及び非撥水処理部9を設けたパターン、図4に示すように、外側ガラス3の内側面4の全体に円形状の撥水処理部8を縦横に所定の間隔ごとに設け、それ以外の部分を非撥水処理部9としたパターン、図5に示すように、外側ガラス3の内側面4の全体に帯状の撥水処理部8を幅方向に沿って所定の間隔ごとに設け、それ以外の部分を非撥水処理部9としたパターン、図6に示すように、外側ガラス3の内側面4の全体に撥水処理部8を文字によって構成し、それ以外の部分を非撥水処理部9としたパターン等が挙げられる。但し、これらのパターンに限らず、撥水処理部8と非撥水処理部9とを明確に区別できるパターンであればよい。
【0032】
外側ガラス3の内側面4の全体に撥水処理部8と非撥水処理部9とからなる結露検知部7を設けることにより、外側ガラス3の内側面4に結露が発生した場合に、非撥水処理部9のみに結露が付着し、非撥水処理部9が曇った状態となって色彩が変化し、撥水処理部8と非撥水処理部9との色彩が異なり、結露検知部7に図2〜図6に示すような所定のパターンが形成される。従って、この結露検知部7の所定のパターンを画像情報として捉えることにより、結露の発生の有無を検知することができる。
【0033】
非撥水処理部9には、吸水することによって色彩が変化する吸水着色剤をコーティングしてもよい。このような吸水着色剤を非撥水処理部9にコーティングすることにより、非撥水処理部9に結露が生じた場合に、より鮮明に所定のパターンを画像情報として捉えることができる。吸水着色剤としては、例えば、塩化コバルト(無水時には青色、有水には淡赤色になる)、シリカゲル、塩化鉄、硫酸銅、硫酸ニッケル、過マンガン酸カリ、クロム酸仮、硫酸鉄等が挙げられる。
【0034】
撮像手段10としては、撥水処理部8と非撥水処理部9とからなる結露検知部7を画像として捉えるとともに、結露発生の際に非撥水処理部9の色彩の変化により結露検知部7に形成される所定のパターンを認識できるものであればよく、例えば市販のデジタルビデオカメラ等が挙げられる。
【0035】
撮像手段10は、外側ガラス3の内側面4の結露検知部7の全体を捉えることができる位置に設置することが好ましく、本実施の形態においては、ブラインド付き二重ガラス窓2の全体を捉えることができる天井面25に設置している。
【0036】
制御手段11は、撮像手段10から送信される結露検知部7の画像情報を受信し、その受信した画像情報を処理することにより、結露検知部7に結露が生じているか否かの判定を行う画像処理部12と、画像処理部12からの判定結果に基づいた結露情報を出力するとともに、判定結果に基づいてブラインド付き二重ガラス窓2が設置されている部屋の照明、撮像手段10に付設されているフラッシュ等の照明器具の作動を制御する照明制御装置20、ブラインド6の開度を調整するブラインド制御装置21、部屋の湿度、温度を制御する空調制御装置22を制御する中央監視制御部13とを備えている。
【0037】
外側ガラス3の結露検知部7に結露が生じているか否かの判定は、撮像手段10からの画像情報が所定のパターンを示しているか否かによって判定される。すなわち、結露検知部7に結露が生じていない場合には、結露検知部7には何のパターンも形成されないが、結露が生じている場合には、非撥水処理部9の色彩が変化し、撥水処理部8の色彩が変化しないことにより、結露検知部7に所定のパターンが形成される。従って、この所定のパターンを撮像手段10が画像として捉えた場合を結露が発生している状態と判定している。
【0038】
制御手段11から出力される結露情報は、ディスプレイ等の表示手段に表示させてもよい。制御手段11から出力される結露情報に基づいて、空調制御装置22の作動が制御されて湿度、温度が調整され、結露が発生している場合には、それ以上の結露の発生が抑制され、ブラインド付き二重ガラス窓2及びそれを支持している躯体側に腐食やカビが発生するのが防止される。
【0039】
なお、図中、14は結露発生の判定システムのON−OFF状態を表示する発停表示器、15は二重ガラス窓の周囲の温度を表示するデジタル表示器、16は湿度を表示するアナログ表示器である。
【0040】
次に、本実施の形態による結露発生の判定システム1の作用について説明する。
図7に示すように、制御手段11から画像取得処理指令が出力されると、画像取得のための照度の確認が行われるとともに、画像取得のためのブラインド6の開度の確認が行われる。ここで、照度が不足している場合には、制御手段11によって照明制御装置20の作動が制御され、部屋の照明又はフラッシュの作動が制御され、適正な照度に調整された状態で画像情報の取得が行われる。また、ブラインド6が閉じている場合には、ブラインド制御装置21の作動が制御され、ブラインド6の開度が結露検部7の画像を取得可能に調整され、この状態で画像情報の取得が行われる。そして、画像情報を取得した後に、照明、フラッシュの消灯指令が出力され、取得した画像情報を転送する指令が出力され、この出力情報に基づいて空調制御装置33の作動が制御される。
【0041】
なお、前記の説明においては、本発明による結露発生の判定システム1をブラインド付き二重ガラス窓2に適用した場合について説明したが、天井、床、壁等に適用してもよいし、その他の周知の結露が発生する箇所に適用してもよいし、その場合にも同様の作用効果を奏することになる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明による結露発生の判定システムの一実施の形態の全体を示した説明図である。
【図2】結露検知部のパターンの一例を示した正面図である。
【図3】結露検知部のパターンの他例を示した正面図である。
【図4】結露検知部のパターンの他例を示した正面図である。
【図5】結露検知部のパターンの他例を示した正面図である。
【図6】結露検知部のパターンの他例を示した正面図である。
【図7】図1の結露発生の判定システムの動作を示したフロー図である。
【符号の説明】
【0043】
1 結露発生の判定システム 2 判定対象物(建具)
3 外側ガラス 4 内側面
5 内側ガラス 6 ブラインド
7 結露検知部 8 撥水処理部
9 非撥水処理部 10 撮像手段
11 制御手段 12 画像処理部
13 中央監視制御部 14 発停表示器
15 デジタル表示器 16 アナログ表示器
20 照明制御装置 21 ブラインド制御装置
22 空調制御装置 25 天井面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に、撥水処理が施された撥水処理部と撥水処理が施されていない非撥水処理部とからなる結露検知部が所定のパターンで設けられ、前記結露検知部の前記非撥水処理部のみに結露が生じるように構成されていることを特徴とする建具。
【請求項2】
前記非撥水処理部には、吸水することによって色彩が変化する吸水着色剤がコーティングされていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
判定対象物の表面に所定のパターンで撥水処理を施すことにより、判定対象物の表面に撥水処理が施された撥水処理部と撥水処理が施されていない非撥水処理部とからなる結露検知部を設け、該結露検知部の撮影画像に基づいて、前記結露検知部に結露が生じているか否かの判定を行うことを特徴とする結露発生の判定方法。
【請求項4】
前記非撥水処理部には、吸水することによって色彩が変化する吸水着色剤がコーティングされていることを特徴とする請求項3に記載の結露発生の判定方法。
【請求項5】
判定対象物の表面に結露が生じているか否かの判定を行う結露発生の判定システムであって、
前記判定対象物の表面に所定のパターンで設けられる撥水処理が施された撥水処理部と撥水処理が施されていない非撥水処理部とからなる結露検知部と、該結露検知部の画像情報を取得する撮像手段と、該撮像手段が取得した画像情報に基づいて前記結露検知部に結露が生じているか否かの判定を行い、この判定結果に基づいた結露情報を出力する制御手段とを備えていることを特徴とする結露発生の判定システム。
【請求項6】
前記非撥水処理部には、吸水することによって色彩が変化する吸水着色剤がコーティングされていることを特徴とする請求項5に記載の結露発生の判定システム。


【図1】
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【図7】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−93352(P2007−93352A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−282245(P2005−282245)
【出願日】平成17年9月28日(2005.9.28)
【出願人】(000000549)株式会社大林組 (1,758)
【Fターム(参考)】