説明

建物

【課題】杭を地上部柱として利用する構造で屋根荷重の大きい建物とする場合に、梁に加わる曲げモーメントが杭に伝達されないようにして、杭の耐力を小さくでき、建築コストを低減できる建物を提供する。
【解決手段】下部が地盤10中に埋め込まれるとともに上部が地上に突出するように設けられた筒状の杭2を柱として利用した建物において、杭2の杭頭面25に載置されて上方向への移動を許容された梁3と、梁3にせん断力が加わった場合にせん断力を杭2に伝達するせん断力伝達手段4とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、下部が地盤中に埋め込まれるとともに上部が地上に突出するように設けられた筒状の杭を柱として利用する建物に関する。
【背景技術】
【0002】
筒状の既製杭を地上部柱として利用した構造の建物が知られている(例えば、特許文献1等参照)。この建物は、一般に、杭頭と梁とがボルト接合されて、梁の上に屋根が設けられた構造であり、基本的には小さな屋根荷重のみを支える構造となっている。
【特許文献1】特許第3098719号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
最近では、屋上を駐車場や店舗スペース等に利用した屋根荷重の大きい構造の建物においても上記構造を採用したいという要望が増えている。しかしながら、屋根荷重が大きくなると、地震時に屋根に作用する水平力(せん断力)も大きくなり、このせん断力を杭に伝達する必要がある。この場合、上述したような杭頭と梁とを接合するボルトだけでせん断力を杭に伝達しようとすると、ボルトの軸径が過大となり、設計できない可能性がある。また、杭頭と梁とを溶接などの剛接合で接合することによって、梁に加わるせん断力を杭に伝達する構造とした場合、せん断力だけでなく、梁に加わる曲げモーメントも杭に伝達されることになるので、杭の耐力を上げる必要が生じるという課題があった。
そこで、本発明は、杭を地上部柱として利用する構造で屋根荷重の大きい建物とする場合に、梁に加わる曲げモーメントが杭に伝達されないようにして、杭の耐力を小さくでき、建築コストを低減できる建物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の建物によれば、下部が地盤中に埋め込まれるとともに上部が地上に突出するように設けられた筒状の杭を柱として利用した建物において、杭の杭頭面に載置されて上方向への移動を許容された梁と、梁にせん断力が加わった場合にせん断力を杭に伝達するせん断力伝達手段とを備えたので、地震時において梁に加わる曲げモーメントが杭に伝達されないので、杭の耐力を小さくでき、建物の建築コストを低減できる。また、曲げモーメントを考慮せずに杭の耐力強度計算を行えるので、杭の耐力強度計算が容易となる。
せん断力伝達手段が、梁と接合されて梁にせん断力が加わった場合に杭頭部の筒の内周面又は杭頭部の筒の外周面に接触してせん断力を杭に伝達するせん断力伝達部材により形成されたので、梁と接合されたせん断力伝達部材だけでせん断力を杭に伝達できるので、せん断力伝達手段の構成を少なくでき、構造を簡単にできる。
せん断力伝達手段が、梁と接合されて杭の杭頭面から杭の筒内に挿入されて設置されたせん断力伝達部材と、杭の筒内に設置されたせん断力伝達部材と筒内の内周面との間を埋めるように設けられたせん断力伝達媒体とにより形成されたので、せん断力伝達部材として端材を用いることが可能となり、部材コストを低減できる。
せん断力伝達手段が、梁の上面を跨いで両端が杭の筒の内側に設置された複数のせん断力伝達部材と、杭の筒の内側に設置された複数のせん断力伝達部材と筒の内周面との間を埋め、かつ、杭頭面の上方に位置する複数のせん断力伝達部材の周り及び梁の周りを覆うように設けられたせん断力伝達媒体とにより形成されたので、せん断力伝達部材の設置本数を多くでき、せん断力を確実に杭に伝達できる。
梁が緩衝部材を介して杭の杭頭面に載置されたので、杭頭面に加わる衝撃を緩和できて、杭頭面の破壊を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
最良の形態1
図1乃至図3は最良の形態1を示し、図1は建物の杭と梁との接合部分を示す断面図、図2は建物の全体を示す断面図、図3は建物の杭と梁との接合部分を示す斜視図である。
【0006】
図1;図2に示すように、建物1は、杭2と梁3とせん断力伝達手段4と屋根構造物6とを備える。
【0007】
杭2は、断面円形の円筒状に形成された中空杭であって、例えば、遠心締固め方法と呼ばれる製造方法によって形成された遠心力高強度プレストレスト鉄筋コンクリート杭(PRC杭)などの既製杭が用いられる。杭2は、下部が地盤10中に埋め込まれるとともに上部が地上に突出するように、地盤10に垂直に設置される。杭2は、例えば、上端面と下端面とに貫通する貫通孔20を有した断面円形の円筒状を形成するコンクリート部21と、コンクリート部21に緊張を与えるために円筒状のコンクリート部21の筒軸(杭2の中心軸26)に沿ってコンクリート部21の上下に貫通するように設けられ、円筒状のコンクリート部21の円筒の円に沿って所定間隔隔てて配設された複数の図外のPC鋼線と、円筒状のコンクリート部21の環状の上端面及び下端面に取付けられて図外のPC鋼線の両端部が定着された金属製の端板23とを備える。端板23は、貫通孔20と一致する径に形成されてコンクリート部21の上端面及び下端面に取付けられることによって貫通孔20と連続する同径の貫通孔24を備えた中央穴あき円板であり、端板23の外周径とコンクリート部21の上端面及び下端面の外周径とがほぼ同じ径に形成される。コンクリート部21の上端面に取付けられた端板23の上面が杭2の杭頭面25を形成する。
【0008】
梁3は、例えば、図3に示すように、H形鋼を用いた鉄骨梁により形成される。梁3は、杭2の杭頭面25に載置される交差部30と、交差部30同士を繋ぐ梁本体部31とを備える。交差部30は、例えば、第1H形鋼32と第2H形鋼33と第3H形鋼34とが組み合わされて十字状に形成される。第1H形鋼32は、一方フランジ面35が杭2の杭頭面25に載置されて杭2の中心軸26と直交する方向に長く延長する。第2H形鋼33及び第3H形鋼34は、杭2の中心軸26及び第1H形鋼32の長手方向と直交する方向に延長するように第1H形鋼32の長手方向の中央部に接合される。つまり、第2H形鋼33の一端における上下のフランジ36a;36bの一端縁と第1H形鋼32の長手方向の中央部における上下のフランジ37a;37bの一方の側縁とが溶接による溶接部38で接合される。第3H形鋼34の一端における上下のフランジ39a;39bの一端縁と第1H形鋼32の長手方向の中央部における上下のフランジ37a;37bの他方の側縁とが溶接による溶接部38で接合される。梁本体部31は、地盤10より突出するように設けられた複数の杭2の杭頭面25にそれぞれ載置されて互いに隣り合う交差部30同士を繋ぐ、例えば、H形鋼により形成される。交差部30を形成するH形鋼と梁本体部31を形成するH形鋼とが、両方のH形鋼に例えばボルト接合で連結される連結プレート11により接合される。交差部30の一方フランジ面35における十字の中心と地盤10に垂直に設置された杭2の中心軸26とが一致するように、交差部30を構成する第1H形鋼32乃至第3H形鋼34の一方のフランジ面35が杭2の杭頭面25に載置される。即ち、梁3の交差部30の一方フランジ面35が杭2の杭頭面25に載置されて梁3が上方向への移動を許容された構造である。
【0009】
屋根構造物6は、例えば、互いに対向する梁3;3間を跨ぐように設置された図外の小梁と、小梁上に設置された図外のデッキプレートと、デッキプレートの上に構築された図外の鉄筋コンクリート構造体とにより構築され、当該鉄筋コンクリート構造体の表面(屋上面)が例えば駐車場、店舗スペース、イベントスペース等として利用される。
【0010】
せん断力伝達手段4は、梁3の交差部30の下面に溶接などで接合されて杭2の杭頭面25から杭2の筒内(貫通孔20内)に挿入されて設置され、梁3にせん断力が加わった場合に、杭頭部27の筒の内周面44に接触してせん断力を杭2に伝達するせん断力伝達部材43により形成される。せん断力伝達部材43としては、例えば、杭2の杭頭部27の筒の内径寸法に対応した内径寸法に形成された円鋼管や角鋼管、あるいは、杭2の杭頭部27の筒の内周面44と接触又は若干の隙間を介して杭2の筒内に挿入可能なH形鋼などの金属材が用いられる。
【0011】
以上の構成により、地震時に、屋根構造物6に作用するせん断力が梁3に加わった場合には、せん断力伝達手段4としてのせん断力伝達部材43が杭頭部27の筒の内周面44に接触してせん断力を杭2に伝達するが、梁3に曲げモーメントが加わった場合には、梁3が杭2の杭頭面25に載置されて上方向への移動を許容された構造であり、梁3が上方向に移動する(浮き上がる)ため、曲げモーメントは杭2に伝達されない。
【0012】
最良の形態1の建物によれば、梁3にせん断力が加わった場合には、せん断力が杭2に伝達されるが、梁3に曲げモーメントが加わった場合には、曲げモーメントが杭2に伝達されないので、杭2としては、屋根構造物6及び梁3から加わる軸力に耐えることができ、かつ、梁3から伝達されるせん断力に抵抗できるものを使用すればよい。よって、杭2と梁3とが剛接合で接合されて梁3に加わる曲げモーメントが杭2に伝達される構造と比べて、杭2の耐力を小さくでき、建築コストを低減できる。また、杭2の耐力計算において曲げモーメントを考慮せずともよくなって、杭2の耐力強度計算が容易となる。また、梁3と接合されたせん断力伝達部材43だけでせん断力を杭2に伝達できるので、せん断力伝達手段4の構成を少なくでき、構造を簡単にできる。
【0013】
最良の形態2
図4に示すように、せん断力伝達手段4が、杭2の杭頭面25に載置された梁3の下面に溶接などで接合されて梁3にせん断力が加わった場合に杭2の杭頭部27の筒の外周面29に接触してせん断力を杭2に伝達するせん断力伝達部材43Aにより形成された構成とした。せん断力伝達部材43Aは、例えば、金属製のブラケットにより形成される。せん断力伝達部材43Aは、杭2の杭頭部27の筒の外周面29のそれぞれ90°隔てた位置に接触可能なように設けられる。つまり、せん断力伝達部材43Aは、例えば、梁3の交差部30の一方フランジ面35における十字の中心を中心とした円の軌跡上においてそれぞれ90°隔てた位置の梁3の一方フランジ面35に溶接などで接合されて設けられる。
最良の形態2の建物1によれば、地震時に、梁3にせん断力が加わった場合には、せん断力伝達部材43Aが杭頭部27の筒の外周面29に接触してせん断力を杭2に伝達するとともに、梁3に曲げモーメントが加わった場合には、梁3が杭2の杭頭面25に載置された構成のため、梁3が上方向に移動する(浮き上がる)ので、曲げモーメントは杭2に伝達されない。従って、最良の形態1と同じ効果が得られる。また、せん断力伝達手段4を杭2の内側に設けなくともよいので、杭2として、中実の杭を用いることも可能となる。また、梁3と接合されたせん断力伝達部材43Aだけでせん断力を杭2に伝達できるので、せん断力伝達手段4の構成を少なくでき、構造を簡単にできる。
【0014】
最良の形態3
図5に示すように、せん断力伝達手段4が、梁3の交差部30の下面に溶接などで接合されて杭2の杭頭面25から杭2の筒内に挿入されて設置されたせん断力伝達部材43Bと、杭2の筒内に設置されたせん断力伝達部材43Bと筒の内周面44との間を埋めるように設けられたせん断力伝達媒体45とにより構成した。せん断力伝達部材43Bは、梁3の交差部30の一方フランジ面35の十字の中心部に溶接により接合され、杭2の中心軸26に沿って延長するように設けられた、例えば、H形鋼などの金属材により形成される。せん断力伝達媒体45は、例えば、コンクリートにより形成される。尚、杭2の筒内には予めせん断力伝達媒体45としてのコンクリートを打設するための型枠底材12が設けられる。この型枠底材12は、例えば、杭2の上端面に固定された吊部材13の下端に取付けられる。
最良の形態3によれば、地震時に、梁3にせん断力が加わった場合には、せん断力がせん断力伝達部材43B及びせん断力伝達媒体45を介して杭2に伝達されるとともに、梁3に曲げモーメントが加わった場合には、梁3が杭2の杭頭面25に載置された構成のため、梁3が上方向に移動する(浮き上がる)ので、曲げモーメントは杭2に伝達されない。従って、最良の形態1と同じ効果が得られる。また、せん断力伝達部材43Bとしては、最良の形態1のような、杭頭部27の筒の内径寸法に対応した内径寸法に形成された円管鋼、杭頭部27の筒の内周面44と接触又は若干の隙間を介して挿入可能なH形鋼などのせん断力伝達部材43を用いる必要がなく、杭頭部27の筒内に挿入可能なものであればどのようなものでも用いることができる。つまり、せん断力伝達部材43Bとしては、金属材の端材などを用いることができるので、部材コストを低減できる。
【0015】
最良の形態4
図6;図7に示すように、せん断力伝達手段4が、梁3の上面70を跨いで両端79が杭2の筒の内側に設置された複数のせん断力伝達部材43Cとしての鉄筋と、筒の内側に設置された複数のせん断力伝達部材43Cと筒の内周面44との間を埋め、かつ、杭頭面25の上方に位置する複数のせん断力伝達部材43C及び梁3の周りを覆うように設けられたせん断力伝達媒体45としてのコンクリートにより形成された構成とした。杭頭面25の上方に設けるコンクリートは図外の型枠を用いて打設形成される。杭頭部27の筒内に設けられるコンクリートは、型枠底材12を用いて打設形成される。
最良の形態4によれば、最良の形態3と同じ効果が得られる。また、杭頭部27の筒の内周面44上における互いに90°隔てた4箇所にせん断力伝達部材43Cが配置されるので、杭頭部27の筒の内周面44に近い位置にせん断力伝達部材43Cを配置でき、しかも、せん断力伝達部材43Cの設置本数を多くできるので、せん断力を確実に杭2に伝達できる。また、梁3の上面70を跨ぐようにせん断力伝達部材43Cを配置すればよいので、作業が容易となる。また、せん断力伝達部材43Cとして鉄筋を用いることができ、部材コストを低減できる。
【0016】
最良の形態5
図8に示すように、最良の形態1乃至最良の形態4において、梁3が硬質ゴムのような緩衝部材62を介して杭2の杭頭面25に載置された構成、即ち、梁3の下面である一方フランジ面35と杭2の杭頭面25との間に緩衝部材62を介在させた構成とした。緩衝部材62は、例えば、端板23と同様の中央穴あき円板状に形成されたものを用いればよい。
最良の形態5の建物1によれば、緩衝部材62を備えたので、杭頭面25に加わる衝撃を緩和できて、杭頭面25の破壊を防止できる。
【産業上の利用可能性】
【0017】
せん断力伝達媒体45としては、コンクリート以外に、例えば、モルタルなどを用いることができる。
杭2として、遠心力高強度プレストレストコンクリート杭(PHC杭)、外殻鋼管付きコンクリート杭(SC杭)などの既製杭を用いてもよい。
杭2は、断面正方形の管状に形成された既製杭を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】建物の杭と梁との接合部分を示す断面図(最良の形態1)。
【図2】建物の全体を示す断面図(最良の形態1)。
【図3】(a)は建物の杭と梁との接合部分を分解した状態を示す斜視図、(b)は建物の杭と梁との接合部分を示す斜視図(最良の形態1)。
【図4】(a)は建物を梁の上から見た平面図、(b)は建物の杭と梁との接合部分を示す断面図(最良の形態2)。
【図5】建物の杭と梁との接合部分を示す断面図(最良の形態3)。
【図6】(a)は建物を梁の上から見た平面図、(b)は建物の杭と梁との接合部分を示す断面図(最良の形態4)。
【図7】(a)は建物の杭と梁との接合部分を分解した状態を示す斜視図、(b)は建物の杭と梁との接合部分を示す斜視図(最良の形態4)。
【図8】建物の杭と梁との接合部分を示す断面図(最良の形態5)。
【符号の説明】
【0019】
1 建物、2 杭、3 梁、4 せん断力伝達手段、25 杭頭面、
27 杭頭部、43;43A;43B;43C せん断力伝達部材、
45 せん断力伝達媒体、62 緩衝部材。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部が地盤中に埋め込まれるとともに上部が地上に突出するように設けられた筒状の杭を柱として利用した建物において、杭の杭頭面に載置されて上方向への移動を許容された梁と、梁にせん断力が加わった場合にせん断力を杭に伝達するせん断力伝達手段とを備えたことを特徴とする建物。
【請求項2】
せん断力伝達手段が、梁と接合されて梁にせん断力が加わった場合に杭頭部の筒の内周面又は杭頭部の筒の外周面に接触してせん断力を杭に伝達するせん断力伝達部材により形成されたことを特徴とする請求項1に記載の建物。
【請求項3】
せん断力伝達手段が、梁と接合されて杭の杭頭面から杭の筒内に挿入されて設置されたせん断力伝達部材と、杭の筒内に設置されたせん断力伝達部材と筒内の内周面との間を埋めるように設けられたせん断力伝達媒体とにより形成されたことを特徴とする請求項1に記載の建物。
【請求項4】
せん断力伝達手段が、梁の上面を跨いで両端が杭の筒の内側に設置された複数のせん断力伝達部材と、杭の筒の内側に設置された複数のせん断力伝達部材と筒の内周面との間を埋め、かつ、杭頭面の上方に位置する複数のせん断力伝達部材の周り及び梁の周りを覆うように設けられたせん断力伝達媒体とにより形成されたことを特徴とする請求項1に記載の建物。
【請求項5】
梁が緩衝部材を介して杭の杭頭面に載置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−127031(P2010−127031A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−304213(P2008−304213)
【出願日】平成20年11月28日(2008.11.28)
【出願人】(000001317)株式会社熊谷組 (551)
【Fターム(参考)】