説明

弁を備える液体および発射気体用の容器

【課題】かなりの時間押し込まれなければならない場合にも弁が容易に動作可能であるような容器を提供する。
【解決手段】
本発明は弁の動作中に発射気体により容器から液体を発射するための弁(3)を備え、弁が弁に接続された動作要素(6)を備え、さらに弁が動作要素がその静止位置から移動されると開放されるように構成されている容器(1)であって、傾斜要素(7)が単一の傾斜軸の周囲で傾斜可能に容器に接続され、傾斜要素が、傾斜要素の傾斜中に動作要素をその静止位置から移動させるように動作要素に機械的に連結されている、液体および発射気体を収容するための容器(1)に関する。この特徴の結果は傾斜移動の実行により弁が容易に動作可能であることである。傾斜移動は押しボタンの押圧よりも人間によってより容易に動作される回転移動である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は弁の動作中に発射気体により容器から液体を発射するための弁を備え、弁が弁に接続された動作要素を備え、さらに弁が動作要素がその静止位置から移動されると開放されるように構成されている、液体および発射気体を収容するための容器に関する。
【背景技術】
【0002】
このような容器はエアロゾル等用の容器として一般に知られている。弁は押圧することにより動作可能であるタイプであることが多い。また押し込むことができる要素によって弁が動作可能であるような容器が知られている。これにより指で不器用に弁を探すことがなくなる。とは言うもののこのような方法で動作可能な弁は、必ずしも容易に動作可能であるとは限らない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、かなりの時間押し込まれなければならない場合にも弁が容易に動作可能であるような容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的は傾斜要素が単一の傾斜軸の周囲で傾斜可能に容器に接続されている点、および傾斜要素が、傾斜要素の傾斜中に動作要素をその静止位置から移動させるように動作要素に機械的に連結される点で達成される。
【0005】
この特徴の結果は、傾斜移動の実行により弁が容易に動作可能であることである。傾斜移動は押しボタンの押圧という直線移動よりも人間によってより容易に動作される回転移動である。使い易さの他の理由は、傾斜移動により生じるように、動作される傾斜要素の一部がその場所に留まり、そのため動作している指のための参照を形成することである。傾斜要素が傾斜移動の傾斜の増大から影響を受けることが好適である。このため傾斜要素の動作がわずかな力しか必要としないようなてこの作用が生じる。
【0006】
この特徴の結果は、傾斜要素は保持されるどのような位置でも容易に動作可能であることである。これにより特に左利きおよび右利き両方の人々にとって傾斜要素のより容易な動作が可能になる。
【0007】
さらに他の実施形態は、傾斜要素が、傾斜軸に延びる2つの接続ブリッジにより容器に固着された構造体に接続されているという特徴を提供する。この特徴は傾斜要素がプラスチックで作製されている場合ばかりでなく、アルミニウムまたは他の金属のような他の材料で作製されている場合にも構成をより容易にし、実際にはこのような構造体を打ち抜きにより1枚の材料から作製することが容易である。
【0008】
この利点は容器に固着された構造体が、容器に接続されたリングによって形成されている場合に強化される。
【0009】
これはシートの打ち抜きによる傾斜要素ばかりでなく、傾斜要素が移動可能なリングも作製可能にする。
【0010】
このリングは容器に接続されなければならない。この接続はリングが容易に解放可能でない締付接続により接続されて実施されていることが好適である。さらにこの容易に解放可能でない接続により、気付かずに弁を動作させることによる容器の解放に対して良好な保護を提供することが可能になる。容易に解放可能でないことはツールによってのみ解放可能であることが理解される。
【0011】
本明細書でリングおよび材料ブリッジによりそこに接続されている傾斜要素の組成は、プラスチックにより、例えば射出成形により形成されていてもよいが、金属シートから打ち抜くことにより傾斜要素を作製することも可能である。そしてホルダとの容易に解放可能でない接続は、折り目または他の形状の係止接続により作製することができる。
【0012】
さらに他の実施形態はリングが、傾斜要素にわたり延びる蓋体を解放可能に締め付ける締付手段を備えるという特徴を提供する。この蓋体は単に傾斜要素の動作を防止することにより、動作傾斜要素の阻止の機能を有することができる。そのため蓋体が外れると外れたことが後で必ず察知されることが重要である。蓋体締付具をリングに固定することにより蓋体の固定が得られるが、さらに断片が後で一体化できないためステッカーの取り外しが認識できるように、例えば崩壊可能なステッカーを提供する可能性が提案される。
【0013】
傾斜要素が作製される上述の方法は、傾斜要素が実質的に平坦であることを含む。しかし傾斜要素は弁を動作する機能を有する。そのため当然傾斜要素の部分を折り込むことが可能である。本発明の好適な実施形態は、このため傾斜要素を動作要素に接続する連結要素が、傾斜要素と動作要素との間に配置されているという特徴を提供する。本明細書では傾斜要素の移動は連結要素に、さらに連結要素によって動作要素に伝達される。
【0014】
構成を簡易化するために連結要素が傾斜要素に固着されていれば魅力的である。
【0015】
弁から出る液体、気体またはエアロゾルは使用される位置に導かれなければならない。動作要素は弁から出る液体を導くように構成されたチャネルを備えるとともに、接続された要素、動作要素が連通するキャビティを備え、さらに接続管を連結要素のキャビティに接続することが好適である。この構成は動作要素の魅力的な構成を、適当な方法で容器から出る流体を提示する方法と組み合わせる可能性を提示する。
【0016】
上記の構成は流体が弁に接続するチャネルから連結要素内のキャビティに搬送され、チャネルは連結要素に対して移動可能であることが必要である。この相互移動により生じる封止問題を回避するために、封止要素が動作要素と連結要素との間に設けられて、動作要素中に延びるチャネルと連結要素内のキャビティとの間の接続を封止することが好適である。
【0017】
弁から出る流体の外側への伝導のため、導管が傾斜要素内に設けられた開口中に延びている場合魅力的である。
【0018】
以下の好適な実施形態は接続管が可撓性であるという特徴を提供する。これは使用中に導管を任意の位置に移動可能にするが、さらに搬送中に導管を妨害の少ない位置に移動させることが可能である。
【0019】
導管を硬質材料で作製するまたは構成を飲料ストローなどのように可撓性に作製することにより導管の可撓性を得ることができるが、一般に導管を可撓性材料で作製する場合、より簡単である。
【0020】
さらに他の好適な実施形態は導管が非対称断面を有するという特徴を提供する。この非対称断面は好適な可撓性方向につながる。このため導管を好適な方向により容易に湾曲または屈曲することができる。導管が円とは異なる形状を有する外側断面を有するとともに、円形の内側断面を有する非対称断面を得ることが好適である。これは魅力的な外観を提供するだけでなく好適な可撓性方向で提供する。他の好適な実施形態によれば円形外側断面と、円形とは異なる断面、非対称、例えば楕円形または矩形断面とを組み合わせるような非対称断面が得られる。これは非常に魅力的な外観につながる。
【0021】
導管が外側楕円形断面を有する場合魅力的である。このような導管は好適な方向に容易に屈曲することができる。また楕円導間を非常にコンパクトに収納することができる。
【0022】
連結要素が導管を締め付けることができる噴出口を備えることが好適である。これは連結要素内のキャビティと導管との間に貫通チャネルを提供する簡単な方法をもたらす。
【0023】
あまり邪魔にならない導管用の場所を提供するために、噴出口が動作要素の方向に延びている場合、および傾斜要素の外面内に、導管を配置できる溝が設けられている場合には好適である。
【0024】
溝が接続ブリッジ間に延びていることが好適である。本明細書では溝が動作中に実際に移動される部分内に、しかしその部分が可能な限り移動されない場所に設けられていることが好ましい。
【0025】
導管を好適な方向に可撓性にするために、導管を溝の方向の導管の断面が溝に垂直な方向より大きくなるように噴出口の上に配置する。
【0026】
可能な限りコストを削減するために、以下の部分、すなわち傾斜要素、容器に接続された構造体、蓋体、連結要素および導管のうちの少なくとも1つがプラスチックで作製されている場合には魅力的である。一般にプラスチックの使用がコスト価格の低減につながる。しかしある部分をアルミニウムのような金属で作製して必要な強度、耐久性または外観を得る考えもあり得る。
【0027】
さらに他の実施形態は、弁が容器の外被に対して窪んでいる容器の壁の一部内に配置されているという特徴を提供する。弁を窪んだ位置に配置することにより、弁の周囲の空間を容器の有効内容として有用に用いることができる。このため利用可能な体積がより良好に用いられるとともに、このような容器は大量に生産且つ搬送される飲料のような製品に対してより良好に用いられる。より高い内容利用度によりより大きな自由度も得られる。
【0028】
他の実施形態によれば容器は、平面内に配置された閉鎖線により容器の残りから分離された壁部を備えるとともに、壁部が弁が配置された凹部を備える。多数の上記の種類の容器は実質的に円筒形状を有するが、本発明の特徴は円錐形状または複合および複雑な形状のような他の形状の容器にも適用可能である。上記の特徴はこれらの形状の容器の場合にも本発明の特徴の利点をもたらす。
【0029】
より具体的な実施形態によれば、容器が実質的に円筒形状を有するとともに、弁が容器の端壁内に配置されている。この実施形態はここで最も有望な実施形態とみなされる実施形態にかかわる。
【0030】
上記の特徴は従来技術を超える大きな改良をもたらす。弁の窪んだ場所により弁がより良好に保護されるとともに、利用可能な体積をより良好に用いることができる。しかし弁がさらに容器の外被から延びる部分を含む可能性が非常に高く、これは本発明の特徴の好ましくない影響をもたらすことになる。弁が平面と壁部との間の空間内にのみ延びている場合にはこれらの悪影響を限定することができる。
【0031】
容器の端壁が段階状に窪ませること、および弁を最も深い部分に配置することも可能である。端壁の段階状の窪みは、段階状上昇を備える従来技術による端壁の作製と同じ技術を必要とする。唯一の相違は端壁の逆使用にある。高圧成形により容器の端壁を作製することも可能である。本明細書において弁を配置すべき凹状または段階状端壁の作製の変更なしに既知の魅力的な技術が利用される。
【0032】
なお重要な応用分野はソーダのような飲料の包装に見出せる。そして現在このような飲料の包装に一般的に用いられている缶の外観から大きく異ならない外観を有する容器を有することが魅力的である。
【0033】
次に貼付の図面を用いて本発明を説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
図1から明らかであるように本発明による容器は、例えばアルミニウムの高圧成形により得られた限定的意味で実質的に円筒状容器1を備える。その上縁において容器は、例えばソーダ用の缶の形状でそれ自体が既知であるように、折り目または他の接続を介して蓋体2と接続されている。蓋体または端壁2は容器の内側に向う膨出部を備え、そこに弁3が配置されている。供給管4が弁の供給開口に接続されている。供給管4は容器1の反対側近くまで延びている。このように弁3は、容器1の一部である蓋体または端壁2の凹部内に配置されている。本明細書では弁3は容器の外被を越えて延びてはいない。
【0035】
弁は突出管6の形状の接続要素を備えている。弁3は管6がその静止位置から移動すると開くように構成されている。管6はさらに説明する方法で、および容器1が飲料用容器として用いられる場合に飲用ストローとして用いることができる導管7に接続している。飲料が通常の飲食物以外にも液体医薬品を含むとともに、本発明による容器により衛生的な方法で分注可能であることを理解しなければならない。
【0036】
さらに管6は後述するような方法で、蓋体2の上方、蓋体2とホルダ1との間の折り目の平面の若干上方に位置する傾斜要素8を傾斜させることにより動作可能である。
【0037】
図2は蓋体2の詳細図を示す。この蓋体は図1に図示された図示の蓋体2とは、蓋体がジグザグまたは段付き外観を有することが異なる。また弁3が、蓋体2内に設けられた深入路内に係止された形態で配置されていることがこの図示から明らかになる。弁3は下側に噴出口9を備えており、供給管4がその上に締め付けられている。弁は上側に動作要素として機能する突出管6を備えている。管6は蓋体2内に設けられた開口を介して延びている。それ自体が既知である弁3の構成はそのようになっているが、弁は図2に図示された管6の中立位置で閉鎖されている。管6の斜め位置に移動すると、弁が開くとともに、圧力下で容器内に存在している液体が管6を通って外側に出る。
【0038】
図3および4はさらなる詳細を示す。容器1の上側では、構造体が好適にはプラスチックで作製されたリング10の形状で設けられており、リング10は好適には蓋体2と容器1との間の折り目上に係止する形態により適用されている。このリングは2つの材料ブリッジ11を介して実質的に円形の傾斜要素12に接続されており、この要素は静止位置においてリング10内に延びている。傾斜要素は実質的に材料ブリッジ11間に延びている溝13を備え、この溝はさらに以降に説明する接続管14を取り込むように構成されている。
【0039】
傾斜要素12の下側に連結要素15が係止、接続、接着または溶接の形態により堅く接続されている。連結要素は傾斜要素12の移動を、弁3の動作要素として機能する管6に伝えるように働く。そのため連結要素15は管6の周囲で係合するスリーブ16を備える。スリーブ16内にはチャンバ17が形成されており、その中に管6が延びている。静止位置から傾斜位置への傾斜要素の傾斜中、傾斜要素12に堅く接続された連結要素がこの傾斜移動に追従する。そのため連結要素15がスリーブ16の助けにより管6を静止位置から移動させるため、弁3が開放される。
【0040】
弁3が開放されると、容器1内に存在する発射気体の作動の結果として、容器内に存在する液体が管6を介して出る。液体はチャンバ17に入る。スリーブ16と管6との間の液体がチャンバを出ることを防止するため、封止リング18がスリーブ16の内側に設けられている。しかしこのような封止リングを管6の周囲に設けることも可能である。
【0041】
連結要素15はチャンバ17に接続されたチャネル19をさらに備える。このチャネル19は連結要素上に設けられた噴出口20に通じている。この噴出口は傾斜要素12内に設けられた開口中に延びている。接続管14はその端部の1つが噴出口20の周囲に締付固定されている。このように容器内の液体用通過チャネルは、導管14に向かって、供給管4、弁3、動作要素として機能する管6、チャンバ17、チャネル19、および噴出口20を介して形成されている。導管14は可撓性材料で作製されている。そのため管は溝13内にあるとともに噴出口20と締付接続が維持され得るが、噴出口20の延長内に延びることも可能である。導管14は楕円形外側断面を有するため、導管14は溝13の方向に好適に固定される。好適な屈曲方向の楕円形外側断面の比較的小さい径により、導管14を蓋体23の下の溝13内にコンパクトに仮留めすることができる。
【0042】
傾斜要素12の上方の内側でリング10は係止縁22を備えている。この係止縁22の下に、プラスチックシートの形状の別体の蓋体23を係止することができる。プラスチックの代わりに、プレートまたはシート23を箔、金属、カード紙または複合積層体で作製することもできる。この蓋体23が存在する場合、傾斜要素12の傾斜および弁の開放は回避される。本明細書において蓋体は容器1のシールとして機能する。蓋体23の第2の機能は、溝13内の位置に導管14を保持することである。
【0043】
係止縁22は、適用された場合蓋体23が容易に除去されて容器1または弁3の動作を開放するが、除去された場合蓋体23がまた再係止されることを非常に困難にするような形状を有する。これは開封された容器1がまだ開封されていない未使用の容器の外観を装うことを防止する。この効果を向上させるために、崩壊可能ステッカーまたはシールを蓋体23およびリング10上、またはリング10に隣接する容器の一部に貼付することができる。
【0044】
上記したいくつかの部分の位置は詳述されていない。ここで弁3が蓋体2内の中心位置に配置されると仮定する。チャネルはチャンバを横向きに離れなければならないため、噴出口20は蓋体2の中心から離れる方向に配置されなければならない。これは伝導チャネル14の接続が中心を外れているため、非作動位置にある接続チャネル14が溝13内で直線の位置を有するという利点を有する。
【0045】
しかし弁3を中心を外して配置するとともに、導管14の接続のための噴出口20を傾斜要素12内の中心位置に配置することも可能である。また上に導管14が接続された噴出口20を弁3と一緒に傾斜要素12の中心に配置することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明による容器の断面図。
【図2】図1に図示した容器の詳細の部分切り欠き斜視図。
【図3】図1に図示した容器の他の詳細の部分切り欠き斜視図。
【図4】容器の一部が他の位置に傾斜された図3と同様な図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弁の動作中に発射気体により容器から液体を発射するための弁を備え、前記弁が前記弁に接続された動作要素を備え、さらに前記弁が前記動作要素がその静止位置から移動されると開放されるように構成されている容器であって、傾斜要素が単一の傾斜軸の周囲で傾斜可能に前記容器に接続され、前記傾斜要素が、前記傾斜要素の傾斜中に前記動作要素をその静止位置から移動させるように前記動作要素に機械的に連結されていることを特徴とする、液体および発射気体を収容するための容器。
【請求項2】
前記傾斜要素がその静止位置から2つの方向に傾斜可能であるとともに、前記傾斜要素と前記動作要素との間の接続が、前記傾斜要素のいずれかの方向への傾斜中に、前記動作要素をその静止位置から動かすように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記傾斜要素が、前記傾斜軸に延びる2つの接続ブリッジにより前記容器に固着された構造体に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
【請求項4】
前記容器に固着された前記構造体が、前記容器に接続されたリングであることを特徴とする請求項3に記載の容器。
【請求項5】
前記リングが、容易に解放可能でない締付接続によりホルダに接続されていることを特徴とする請求項4に記載の容器。
【請求項6】
前記リングが、前記傾斜要素にわたり延びる蓋体を締付固定する締付手段を備えることを特徴とする請求項4または5に記載の容器。
【請求項7】
前記傾斜要素と連結要素との間に、前記傾斜要素を前記連結要素と接続するための接続要素が配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の容器。
【請求項8】
前記連結要素が前記傾斜要素と固着されていることを特徴とする請求項7に記載の容器。
【請求項9】
前記連結要素が、前記弁から出る前記液体を導くように構成されたチャネルを備え、前記連結要素が、前記連結要素が連通するキャビティを備え、さらに導管が前記連結要素の前記キャビティに接続することを特徴とする請求項7に記載の容器。
【請求項10】
前記動作要素と前記連結要素との間に、前記連結要素中を延びる前記チャネルと前記連結要素内の前記キャビティとの間の開口を封止するための封止部材が適用されていることを特徴とする請求項9に記載の容器。
【請求項11】
前記導管が、前記傾斜要素内に設けられた開口中に延びていることを特徴とする請求項9または10に記載の容器。
【請求項12】
前記導管が可撓性であることを特徴とする請求項11に記載の容器。
【請求項13】
前記導管が可撓性材料で作製されていることを特徴とする請求項12に記載の容器。
【請求項14】
前記導管が非対称断面を有することを特徴とする請求項12または13に記載の容器。
【請求項15】
前記導管が外側楕円断面を有することを特徴とする請求項14に記載の容器。
【請求項16】
前記連結要素が、上に前記導管が締め付けられた噴出口を備えることを特徴とする請求項11〜15に記載の容器。
【請求項17】
前記噴出口が前記動作要素の方向に延びているとともに、前記傾斜要素の外面に、内部に前記導管が移動できる溝が適用されていることを特徴とする請求項16に記載の容器。
【請求項18】
前記溝が前記接続ブリッジ間に延びていることを特徴とする請求項17に記載の容器。
【請求項19】
前記溝の方向の前記導管の断面が、前記溝に垂直な方向より大きいことを特徴とする請求項17に記載の容器。
【請求項20】
以下の部分、すなわち前記傾斜要素、前記容器に接続された前記構造体、前記蓋体、前記連結要素、および前記導管のうちの少なくとも1つがプラスチックで作製されていることを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載の容器。
【請求項21】
前記弁が、前記容器の外被に対して凹部を形成する前記容器の壁の一部内に配置されていることを特徴とする請求項1〜20のいずれか一項に記載の容器。
【請求項22】
前記容器が、平面内に配置された閉鎖線により前記容器の残りから分離された壁部を備えるとともに、前記壁部が前記弁が配置された凹部を備えることを特徴とする請求項21に記載の容器。
【請求項23】
前記容器が実質的に円筒形状を有するとともに、前記弁が前記容器の端壁内に配置されていることを特徴とする請求項22に記載の容器。
【請求項24】
前記壁部の外側に配置された前記弁の一部が、前記平面と前記壁部との間の空間内にのみ延びていることを特徴とする請求項21〜23のいずれか一項に記載の容器。
【請求項25】
前記容器が人間の飲食に適した液体で充填されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜24のいずれか一項に記載の容器。
【請求項26】
前記容器が人間の飲食に適した液体で充填されていることを特徴とする請求項25に記載の容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−502674(P2009−502674A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−523822(P2008−523822)
【出願日】平成18年7月14日(2006.7.14)
【国際出願番号】PCT/NL2006/050177
【国際公開番号】WO2007/013809
【国際公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【出願人】(506186606)シュ パッケージング プロダクツ リミテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】SHU PACKAGING PRODUCTS LIMITED
【住所又は居所原語表記】Andrea Araouzou 38,P.C. 1076 Nicosia,Cyprus
【Fターム(参考)】